JP2581824Y2 - 流量測定装置 - Google Patents

流量測定装置

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JP2581824Y2
JP2581824Y2 JP1991101444U JP10144491U JP2581824Y2 JP 2581824 Y2 JP2581824 Y2 JP 2581824Y2 JP 1991101444 U JP1991101444 U JP 1991101444U JP 10144491 U JP10144491 U JP 10144491U JP 2581824 Y2 JP2581824 Y2 JP 2581824Y2
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大策 米岡
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Tokyo Keiso Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、脈動流を平準化するこ
とにより、自動車の排気ガスなど脈動を伴う気体の流量
を精度よく測定するために用いる流量測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】気体の流量測定においては、被測定流体
に脈動が伴う場合、正確な流量を把握することが難しい
場合がある。そこで、自動車の排気ガスなどの脈動を伴
う気体の流量を測定するにあたっては、流れを平準化す
ることにより平均流量を測定する方法と、検出した流量
信号を電気的に平均化することによって平均流量を測定
する方法とが知られている。
【0003】脈動流を平準化する装置としては、従来か
らサージタンクやアキュムレータなどが使用されてい
る。サージタンクは、単純に一定容積体を流量センサに
通ずる通路に設置するものであり、アキュムレータは流
量センサへの通路に容積体を設け、この容積体にばね効
果を持たせた膜を張り付けた構造となっている。いずれ
もある程度の気体を貯溜し、容積体内部の気体圧力を気
体自体の圧力エネルギによって平均圧力以上に上げ、脈
動流を平準化する働きを持っている。被測定流体は、こ
れらサージタンクやアキュムレータなどの脈動吸収装置
に通された後、流量センサにより気体の平均流量の測定
が行なわれる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、サージタン
クやアキュムレータなどを用いた従来の脈動吸収装置で
は、流量センサへの通路途中に大きなスペースの容積体
を設ける必要があり、この容積体の影響で流量の変化に
対する測定の応答が悪くなるという問題点がある。
【0005】また容積体の出入口で、圧力損失が発生し
たり、流動気体の圧力が装置の影響で変化するため流量
が変わり、正確な流量測定が行なえないという問題点が
ある。また従来の装置では、脈動を充分に吸収すること
が困難であった。
【0006】本考案は、このような従来の技術が有する
課題を解決するために提案されたものであり、特別な容
積体を設ける必要がなくて圧力損失が発生しないととも
に、応答の遅れがなく、脈動を伴う気体の平均流量を精
度よく測定できる流量測定装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案に係る流量測定装置は、底部が閉塞し、頂部
に薄膜を流体の脈動変動量に対応する量のゆとりを持た
せて弛緩せしめて設けた筒状をなす装置本体と、装置本
体内を仕切板にて上部室と下部室に画し、内端を上部室
に開口せしめて装置本体の上部側壁に設けたガス入口及
び上部側壁を貫通するガス出口と、前記仕切板を貫通
し、上端が上部室に、下端が下部室にそれぞれ開口する
連通管と、前記仕切板を貫通し、上端が前記ガス出口と
連通し、下端にエアフィルタを有し、かつ内部に流量セ
ンサを備える測定管とよりなる構成のものとしてある。
【0008】
【作用】自動車の排気ガスなど脈動が伴う被測定流体は
ガス入口から上部室へ流入され、この上部室では、脈動
分によって薄膜が膨出、弛緩して容積変動が生じ、脈動
の吸収が行なわれる。上部室で脈動分が平準化された被
測定流体は、連通管を通って下部室に入り、フィルタを
通って測定管に流入し、測定管を上昇する被測定流体は
流量センサを通過するときに平均流量が測定され、ガス
出口から排気される。
【0009】
【実施例】以下、本考案による流量測定装置の具体的な
実施例を図面に基づき詳細に説明する。図1に、この流
量測定装置の基本的な原理を示す。同図で、脈動を伴う
自動車の排気ガスなどの被測定流体は管路入口1から入
り、2本の熱電対2、2よりなる流量センサを設けた測
定管3に通され、管路出口5から外部に排出されるよう
になっており、測定管と流量センサで流量計4を構成し
ている。
【0010】測定管3に通ずる管路6の中途側部には、
流量センサ2に対してより上流側、すなわち管路入口1
側に脈動吸収装置7が設けられている。この脈動吸収装
置7は、管路6の側部(図では上側部)に連設した短筒
部7aの開口端に、そのフランジ部9へ薄膜8を押えリ
ング10を用いて固定ねじ11により気密に取り付けた
構成となっており、短筒部内が脈動吸収室12を構成し
ている。
【0011】しかして薄膜8は非常に軽く柔軟であり、
可撓性はあるが弾性を有しない非通気性の材質から構成
されている。この薄膜8は、たとえば厚さが0.1〜
0.3mm程度のものが使用され、脈動による変動量に
充分対応する量だけ緩く弛ませて設けており、入口1か
ら入った被測定流体がこの脈動吸収装置7の短筒内を通
るときに、被測定流体の脈動によって膨らんだり弛緩し
て吸収室の容積が変動する。これにより被測定流体に伴
う脈動分が吸収されて、流れが平準化され、この平準化
された被測定流体が流量計4を通過するときに平均流量
が測定される。つぎに、図2に示す他の実施例の流量測
定装置の基本的な構成を説明する。この実施例では、脈
動を伴う被測定流体が取り込まれる入口13が、管路6
の端部に近い管路側壁部に開口しており、この管路6の
端部に脈動吸収装置14が設けられている。この脈動吸
収装置14は、管端を、そのフランジ部15に押えリン
グ10を用いて固定ねじ11により気密に取り付けた弛
緩薄膜8で塞いでおり、管の端部と薄膜8で囲われる部
分で脈動吸収室16を形成する。
【0012】この構成では、入口13から被測定流体が
流入されると、この被測定流体に伴う脈動分によって薄
膜8が膨出、弛緩し、吸収室16に容積変動が生じて、
脈動分が吸収さる。これにより被測定流体の流れが平準
化され、平準化された流れが流量計4を通過するときに
測定される。
【0013】つぎに、本考案の具体的な流量測定装置の
構成を図3乃至図5に其づいて鋭明する。この図におい
て、底部が閉塞され、頂部に後述する薄膜8が設けられ
た円筒状をなす装置本体17には、上部側壁に被測定流
体が取り込まれるガス入口18が突設され、このガス入
口18が上部室19に通じている。
【0014】この上部室19の天井、すなわち装置本体
17の頂部には、薄膜8が被測定流体の脈動変動量に対
応する量だけゆとりを持って緩く弛ませて張られてお
り、薄膜8の取り付けは、薄膜8の周縁部を上下に挟み
込む押えリング20、21によって行なわれている。
【0015】また、上部室19は、後述する測定管22
の両側に上下方向に配された2本の連通管23、23に
よって下部室24に通じており、連通管23、23およ
び測定管22は、上下の仕切板25、26によって装置
本体1の内壁に固定されている。
【0016】装置本体1の軸心部に上下方向に配された
測定管22の下部開口部にはフィルタ27が取り付けら
れており、このフィルタ27が下部室24に臨んでい
る。
【0017】測定管22内の中途部には流量センサ28
が取り付けられており、また測定管22は装置本体17
の上部まで立ち上がり、ガス入口18の斜め上部に横方
向に突出するガス出口29に通じている。
【0018】このように構成される流量測定装置では、
自動車の排気ガスなど脈動が伴う被測定流体がガス入口
18から流入され、上部室19に取り込まれる。この上
部室19では、脈動分によって薄膜8が膨出、弛緩して
容積変動が生じ、脈動の吸収が行なわれる。上部室19
で脈動分が平準化された被測定流体は、連通管23、2
3を通って下部室24に入り、フィルタ27を通って測
定管22に流入し、測定管22を上昇する被測定流体は
流量センサ28を通過するときに平均流量が測定され、
ガス出口29から排気される。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば非
常に軽く、ばね性を持たない柔軟な薄膜を緩く弛ませて
流量計に通じる通路の上流に臨ませて設けたので、被測
定流体の伴う脈動をほとんど吸収することができる。
【0020】また、必要とするエネルギーは薄膜を運動
させるだけであるので、圧力損失はほとんど生じない。
【0021】さらに、薄膜は柔軟であればあるほど平均
圧力に上昇はなく、状態下流量に変化は生じない。
【0022】また、従来のような特別な容積体は不要で
あり、管路途中に気体を貯溜する容積体がないので、応
答に遅れが生じることは殆どないという利点がある。
【0023】したがって、本考案による流量測定装置を
用いることにより、自動車の排気ガスのような脈動を伴
う被測定流体の平均流量を高精度に測定することがで
き、また流量測定装置の小型化が図れるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による流量測定装置の基本的な原理を示
す断面図である。
【図2】他の流量測定装置の基本的な原理を示す断面図
である。
【図3】本考案の具体的な流量測定装置を示す縦断面図
である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図3のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 管路入口 2 流量センサ 3 測定管 4 流量計 5 管路出口 6 管路 7 脈動吸収装置 7a 短筒部 8 薄膜 9 取付けフランジ部 10 押えリング 11 固定ねじ 12 脈動吸収室 13 入口 14 脈動吸収装置 15 取付けフランジ部 16 脈動吸収室 17 装置本体 18 ガス入口 19 上部室 20、21 押えリング 22 測定管 23 連通管 24 下部室 25、26 仕切板 27 フィルタ 28 流量センサ 29 ガス出口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】次ぎの(a)〜(d)の構成よりなる流量
    測定装置。 (a)底部が閉塞し、頂部に薄膜を流体の脈動変動量に
    対応する量のゆとりを持たせて弛緩せしめて設けた筒状
    をなす装置本体。 (b)装置本体内を仕切板にて上部室と下部室に画し、
    内端を上部室に開口せしめて装置本体の上部側壁に設け
    たガス入口及び上部側壁を貫通するガス出口。 (c)前記仕切板を貫通し、上端が上部室に、下端が下
    部室にそれぞれ開口する連通管。 (d)前記仕切板を貫通し、上端が前記ガス出口と連通
    し、下端にエアフィルタを有し、かつ内部に流量センサ
    を備える測定管。
JP1991101444U 1991-11-13 1991-11-13 流量測定装置 Expired - Lifetime JP2581824Y2 (ja)

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JPH0543026U JPH0543026U (ja) 1993-06-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS521126A (en) * 1975-06-23 1977-01-06 Kanebo Ltd Process and an apparatus for draw-false twisting
JPS5828091A (ja) * 1981-08-13 1983-02-18 株式会社石川製作所 脈動防止装置

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