JP2581291Y2 - 楽器用スタンド - Google Patents
楽器用スタンドInfo
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- JP2581291Y2 JP2581291Y2 JP1993070946U JP7094693U JP2581291Y2 JP 2581291 Y2 JP2581291 Y2 JP 2581291Y2 JP 1993070946 U JP1993070946 U JP 1993070946U JP 7094693 U JP7094693 U JP 7094693U JP 2581291 Y2 JP2581291 Y2 JP 2581291Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シロホン、グロッケ
ン、キーボードや大正琴などの卓奏用楽器を支持するの
に用いられる楽器用スタンドに関するものである。
ン、キーボードや大正琴などの卓奏用楽器を支持するの
に用いられる楽器用スタンドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の楽器用スタンドは、左右
一対の脚と、両脚を互いに固定・連結する連結バーと、
両脚の上端部にそれぞれ固定された一対の楽器載置部と
を備えている。この一対の楽器載置部は、支持すべき楽
器をぴったり載せるために、楽器の両側端部の奥行寸法
にそれぞれほぼ等しい所定の奥行を有している。そし
て、この楽器用スタンドでは、シロホンなどの卓奏用楽
器を、両楽器載置部間にまたがせるようにして載せ、ね
じなどで締め付けて固定することにより、楽器を支持す
るようになっている。
一対の脚と、両脚を互いに固定・連結する連結バーと、
両脚の上端部にそれぞれ固定された一対の楽器載置部と
を備えている。この一対の楽器載置部は、支持すべき楽
器をぴったり載せるために、楽器の両側端部の奥行寸法
にそれぞれほぼ等しい所定の奥行を有している。そし
て、この楽器用スタンドでは、シロホンなどの卓奏用楽
器を、両楽器載置部間にまたがせるようにして載せ、ね
じなどで締め付けて固定することにより、楽器を支持す
るようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この楽器用ス
タンドは、単に両脚を連結バーで固定し、両脚の上端部
に楽器載置部を固定したものであるため、幅および高さ
がいずれも一定である。このため、この楽器用スタンド
は、演奏者が、自分の身長や好みに応じて、楽器の演奏
面の高さを自由に調節することができないという問題が
ある。また、同じ理由から、非使用時に、楽器用スタン
ドをコンパクトにすることができず、余分な収納スペー
スをとってしまうという問題もある。
タンドは、単に両脚を連結バーで固定し、両脚の上端部
に楽器載置部を固定したものであるため、幅および高さ
がいずれも一定である。このため、この楽器用スタンド
は、演奏者が、自分の身長や好みに応じて、楽器の演奏
面の高さを自由に調節することができないという問題が
ある。また、同じ理由から、非使用時に、楽器用スタン
ドをコンパクトにすることができず、余分な収納スペー
スをとってしまうという問題もある。
【0004】さらに、この楽器用スタンドは、その幅が
一定であるとともに、楽器載置部の奥行も、支持すべき
楽器に対応した一定の長さになっているため、楽器の幅
や両端部の奥行が異なる場合にこれに対応することがで
きず、汎用性に乏しいという問題がある。
一定であるとともに、楽器載置部の奥行も、支持すべき
楽器に対応した一定の長さになっているため、楽器の幅
や両端部の奥行が異なる場合にこれに対応することがで
きず、汎用性に乏しいという問題がある。
【0005】本考案は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、非使用時にはコンパクトに収
納できるとともに、スタンドの左右方向の幅を高さが一
定のままで無段階に調節でき、奥行寸法も調節可能な、
汎用性が高い楽器用スタンドを提供することを目的とし
ている。
めになされたものであり、非使用時にはコンパクトに収
納できるとともに、スタンドの左右方向の幅を高さが一
定のままで無段階に調節でき、奥行寸法も調節可能な、
汎用性が高い楽器用スタンドを提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案の楽器用スタンドは、左右一対の脚本体部
と、一対の脚本体部に対してそれぞれ上下方向に伸縮自
在の左右一対の可動脚部と、一対の可動脚部にそれぞれ
設けられ、楽器の両側端部を載置して支持する左右一対
の楽器載置部と、一対の脚本体部を互いに連結する連結
部材と、を備え、この連結部材は、互いに回動自在に連
結された複数のリンクを有するパンタグラフで構成さ
れ、このパンタグラフの左右上端部および左右下端部の
一方が、一対の脚本体部にそれぞれ回動自在に連結され
るとともに、他方が、一対の脚本体部に対して上下方向
にスライド自在の取付け具にそれぞれ回動自在に連結さ
れており、スライドした取付け具を脚本体部に対して固
定する固定手段をさらに備えていることを特徴としてい
る。
め、本考案の楽器用スタンドは、左右一対の脚本体部
と、一対の脚本体部に対してそれぞれ上下方向に伸縮自
在の左右一対の可動脚部と、一対の可動脚部にそれぞれ
設けられ、楽器の両側端部を載置して支持する左右一対
の楽器載置部と、一対の脚本体部を互いに連結する連結
部材と、を備え、この連結部材は、互いに回動自在に連
結された複数のリンクを有するパンタグラフで構成さ
れ、このパンタグラフの左右上端部および左右下端部の
一方が、一対の脚本体部にそれぞれ回動自在に連結され
るとともに、他方が、一対の脚本体部に対して上下方向
にスライド自在の取付け具にそれぞれ回動自在に連結さ
れており、スライドした取付け具を脚本体部に対して固
定する固定手段をさらに備えていることを特徴としてい
る。
【0007】この場合、一対の楽器載置部の少なくとも
一方が、奥行方向に伸縮自在に構成されていることが好
ましい。
一方が、奥行方向に伸縮自在に構成されていることが好
ましい。
【0008】さらに、この場合、少なくとも一方の楽器
載置部が、底板部およびその左右方向の外端から上方に
延びる側板部を有し、可動脚部に固定された固定L金具
と、底板部およびその左右方向の外端から上方に延びる
側板部を有し、固定L金具に対して奥行方向にスライド
自在の可動L金具上、この可動L金具を固定L金具に対
して固定する固定手段と、を備えていることが好まし
い。
載置部が、底板部およびその左右方向の外端から上方に
延びる側板部を有し、可動脚部に固定された固定L金具
と、底板部およびその左右方向の外端から上方に延びる
側板部を有し、固定L金具に対して奥行方向にスライド
自在の可動L金具上、この可動L金具を固定L金具に対
して固定する固定手段と、を備えていることが好まし
い。
【0009】
【作用】本考案の楽器用スタンドでは、左右一対の脚本
体部に可動脚部を介してそれぞれ設けられた一対の楽器
載置部に、楽器の両側端部を載置することによって、楽
器を支持する。この場合、請求項1の楽器用スタンドで
は、一対の脚本体部を連結する連結部材がパンタグラフ
で構成され、このパンタグラフの左右上端部および左右
下端部の一方が、一対の脚本体部にそれぞれ回動自在に
連結されるとともに、他方が、一対の脚本体部に対して
上下方向にスライド自在の取付け具にそれぞれ回動自在
に連結されている。したがって、パンタグラフに左右方
向に力を加えることによって、取付け具を上下方向にス
ライドさせながら、パンタグラフを伸縮することができ
る。また、スライドした取付け具を脚本体部に対して固
定手段で固定することによって、パンタグラフが伸縮し
た長さに保持される。その結果、一対の脚本体部間の長
さ、すなわち一対の楽器載置部間の幅を、その高さが一
定のままで無段階に調節でき、したがって、異なる任意
の幅の楽器を楽器載置部に載置して支持することが可能
になる。さらに、可動脚部を脚本体部に対して上下方向
に伸縮させることにより、楽器載置部の高さを、楽器載
置部間の幅とは独立して、調節することができる。
体部に可動脚部を介してそれぞれ設けられた一対の楽器
載置部に、楽器の両側端部を載置することによって、楽
器を支持する。この場合、請求項1の楽器用スタンドで
は、一対の脚本体部を連結する連結部材がパンタグラフ
で構成され、このパンタグラフの左右上端部および左右
下端部の一方が、一対の脚本体部にそれぞれ回動自在に
連結されるとともに、他方が、一対の脚本体部に対して
上下方向にスライド自在の取付け具にそれぞれ回動自在
に連結されている。したがって、パンタグラフに左右方
向に力を加えることによって、取付け具を上下方向にス
ライドさせながら、パンタグラフを伸縮することができ
る。また、スライドした取付け具を脚本体部に対して固
定手段で固定することによって、パンタグラフが伸縮し
た長さに保持される。その結果、一対の脚本体部間の長
さ、すなわち一対の楽器載置部間の幅を、その高さが一
定のままで無段階に調節でき、したがって、異なる任意
の幅の楽器を楽器載置部に載置して支持することが可能
になる。さらに、可動脚部を脚本体部に対して上下方向
に伸縮させることにより、楽器載置部の高さを、楽器載
置部間の幅とは独立して、調節することができる。
【0010】また、請求項2の楽器用スタンドによれ
ば、一対の楽器載置部の少なくとも一方が、奥行方向に
伸縮自在に構成されているので、楽器載置部間の幅が調
節できることと相まって、幅および奥行の異なる楽器を
楽器載置部にぴったり載置することができ、汎用性を高
めることができる。
ば、一対の楽器載置部の少なくとも一方が、奥行方向に
伸縮自在に構成されているので、楽器載置部間の幅が調
節できることと相まって、幅および奥行の異なる楽器を
楽器載置部にぴったり載置することができ、汎用性を高
めることができる。
【0011】さらに、請求項3の楽器用スタンドでは、
可動L金具を固定L金具に対して奥行方向にスライドさ
せ、固定手段で固定することによって、楽器載置部の奥
行寸法を調節でき、奥行方向に伸縮自在な楽器載置部
を、このような比較的単純な構成で実現することができ
る。
可動L金具を固定L金具に対して奥行方向にスライドさ
せ、固定手段で固定することによって、楽器載置部の奥
行寸法を調節でき、奥行方向に伸縮自在な楽器載置部
を、このような比較的単純な構成で実現することができ
る。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を、添付図面を参照し
ながら、詳細に説明する。
ながら、詳細に説明する。
【0013】図1および図2は、本考案の一実施例に係
る楽器用スタンド(以下、「スタンド」と略称する)1
の全体斜視図であり、図1は使用状態を、図2は非使用
状態を示す。両図に示すように、このスタンド1は、左
右一対の脚2、2と、両脚2、2を互いに連結するパン
タグラフ(連結部材)3と、各々が両脚2、2の各上端
部に設けられた一対の楽器受け(楽器載置部)4、4と
を備えている。これらの要素は、すべてスチールで構成
されている。
る楽器用スタンド(以下、「スタンド」と略称する)1
の全体斜視図であり、図1は使用状態を、図2は非使用
状態を示す。両図に示すように、このスタンド1は、左
右一対の脚2、2と、両脚2、2を互いに連結するパン
タグラフ(連結部材)3と、各々が両脚2、2の各上端
部に設けられた一対の楽器受け(楽器載置部)4、4と
を備えている。これらの要素は、すべてスチールで構成
されている。
【0014】各脚2は、ベース5と、ベース5に立設さ
れた前後2本の脚本体部6、6と、脚本体部6、6の上
端部に取り付けられたスライド脚部7とによって構成さ
れている。ベース5は、例えば黒塗りの角パイプで構成
され、下面には2個のキャスター8、8が取り付けられ
ている。脚本体部6、6は、例えば銀メッキした角パイ
プで構成され、下端部がベース5に強固に固定されてい
る。スライド脚部7は、ベース5と同様の黒塗りのもの
であり、H形の形状を有し、そのH形の脚の部分が、脚
本体部6、6の上端部にそれぞれ上下方向にスライド自
在に嵌め込まれている。一方、各脚本体部6の上端部外
側面にはねじ孔(図示せず)が形成され、このねじ孔に
ノブ付きの高さ調節ねじ9がねじ込まれている。この構
成により、スライド脚部7を脚本体部6に対して上下方
向にスライドさせることによって、脚2が上下方向に伸
縮するとともに、高さ調節ねじ9を締め付け、その先端
でスライド脚部7の外周面を押圧することにより、脚2
は、伸縮した任意の高さに保持される。
れた前後2本の脚本体部6、6と、脚本体部6、6の上
端部に取り付けられたスライド脚部7とによって構成さ
れている。ベース5は、例えば黒塗りの角パイプで構成
され、下面には2個のキャスター8、8が取り付けられ
ている。脚本体部6、6は、例えば銀メッキした角パイ
プで構成され、下端部がベース5に強固に固定されてい
る。スライド脚部7は、ベース5と同様の黒塗りのもの
であり、H形の形状を有し、そのH形の脚の部分が、脚
本体部6、6の上端部にそれぞれ上下方向にスライド自
在に嵌め込まれている。一方、各脚本体部6の上端部外
側面にはねじ孔(図示せず)が形成され、このねじ孔に
ノブ付きの高さ調節ねじ9がねじ込まれている。この構
成により、スライド脚部7を脚本体部6に対して上下方
向にスライドさせることによって、脚2が上下方向に伸
縮するとともに、高さ調節ねじ9を締め付け、その先端
でスライド脚部7の外周面を押圧することにより、脚2
は、伸縮した任意の高さに保持される。
【0015】パンタグラフ3は、前後2連のパンタグラ
フから成り、各連のパンタグラフは6本の等長リンク3
aで構成されている。これらの等長リンク3aのうち、
左右両端部の上方に延びるものは、脚本体部6、6の上
端部間に固定された取付けバー10に回動自在に連結さ
れている。一方、左右両端部の下方に延びる等長リンク
3aは、各脚本体部6に上下方向にスライド自在に嵌め
込まれた取付け具11に回動自在に連結されている。ま
た、各取付け具11に形成されたねじ孔(図示せず)に
は、高さ調節ねじ9と同様のノブ付きの幅調節ねじ12
がねじ込まれている。この構成により、取付け具11を
脚本体部6に対して上下方向にスライドさせながら、パ
ンタグラフ3を伸縮させることにより、スタンド1が幅
方向に伸縮するとともに、幅調節ねじ12を締め付け
て、その先端で脚本体部6の外周面を押圧することによ
り、スタンド1は、伸縮した任意の幅に保持される。
フから成り、各連のパンタグラフは6本の等長リンク3
aで構成されている。これらの等長リンク3aのうち、
左右両端部の上方に延びるものは、脚本体部6、6の上
端部間に固定された取付けバー10に回動自在に連結さ
れている。一方、左右両端部の下方に延びる等長リンク
3aは、各脚本体部6に上下方向にスライド自在に嵌め
込まれた取付け具11に回動自在に連結されている。ま
た、各取付け具11に形成されたねじ孔(図示せず)に
は、高さ調節ねじ9と同様のノブ付きの幅調節ねじ12
がねじ込まれている。この構成により、取付け具11を
脚本体部6に対して上下方向にスライドさせながら、パ
ンタグラフ3を伸縮させることにより、スタンド1が幅
方向に伸縮するとともに、幅調節ねじ12を締め付け
て、その先端で脚本体部6の外周面を押圧することによ
り、スタンド1は、伸縮した任意の幅に保持される。
【0016】各楽器受け4は、図3に示すように、互い
にスライド自在の2つのL金具13、14で構成されて
いる。L金具13は、側板部13aの内面がスタンド1
の内方に向くように配置され、底板部13bの部分で、
脚2のスライド脚部7の上端部に溶接などで固定されて
いる。一方、L金具14のの底板部14bには奥行調節
ボルト15が埋め込まれており、この奥行調節ボルト1
5が、L金具13の底板部13bに形成された長孔16
を貫通して下方に延びている。奥行調節ボルト15には
蝶ナット17が螺合されており、蝶ナット17を締め付
けることによって、L金具14がL金具13に固定され
るようになっている。この構成により、楽器受け4は、
L金具14をL金具13に対してスライドさせることに
よって、長孔16の長さの範囲で、奥行方向に伸縮する
とともに、ナット17を締め付けることにより、伸縮し
た任意の奥行長さに保持される。
にスライド自在の2つのL金具13、14で構成されて
いる。L金具13は、側板部13aの内面がスタンド1
の内方に向くように配置され、底板部13bの部分で、
脚2のスライド脚部7の上端部に溶接などで固定されて
いる。一方、L金具14のの底板部14bには奥行調節
ボルト15が埋め込まれており、この奥行調節ボルト1
5が、L金具13の底板部13bに形成された長孔16
を貫通して下方に延びている。奥行調節ボルト15には
蝶ナット17が螺合されており、蝶ナット17を締め付
けることによって、L金具14がL金具13に固定され
るようになっている。この構成により、楽器受け4は、
L金具14をL金具13に対してスライドさせることに
よって、長孔16の長さの範囲で、奥行方向に伸縮する
とともに、ナット17を締め付けることにより、伸縮し
た任意の奥行長さに保持される。
【0017】また、L金具13、14の側板部13a、
14aには、シロホンなどの楽器20(図1参照)の側
端部を挟み付けて固定するための、ねじ9と同様のノブ
付きの楽器固定ねじ18が外方からねじ込まれており、
楽器固定ねじ18の先端部には、軟質のプラスチック製
のキャップ19が取り付けられている。さらに、L金具
13の底板部13bの上面には、L金具14の底板部1
4bの上面との間に段差を生じないようにするために、
当て板21が固定されている。
14aには、シロホンなどの楽器20(図1参照)の側
端部を挟み付けて固定するための、ねじ9と同様のノブ
付きの楽器固定ねじ18が外方からねじ込まれており、
楽器固定ねじ18の先端部には、軟質のプラスチック製
のキャップ19が取り付けられている。さらに、L金具
13の底板部13bの上面には、L金具14の底板部1
4bの上面との間に段差を生じないようにするために、
当て板21が固定されている。
【0018】上記構成のスタンド1は、例えば次のよう
にして、使用される。図2に示すように、スタンド1
が、畳まれた非使用状態にあるものとすると、まず、ス
タンド1を広げて、その幅を調節する。すなわち、幅調
節ねじ12をすべて緩め、両脚2、2を互いに引き離す
方向に力を加える。これにより、各取付け具11が脚本
体部6上を上方にスライドし、パンタグラフ3が左右方
向に伸びることによって、両脚2、2間の幅が広げられ
る。楽器受け4、4間の幅が、支持すべき楽器20の幅
に合致した時点で、幅調節ねじ12を締め付け、取付け
具11およびパンタグラフ3を固定し、スタンド1の幅
調節を終了する。
にして、使用される。図2に示すように、スタンド1
が、畳まれた非使用状態にあるものとすると、まず、ス
タンド1を広げて、その幅を調節する。すなわち、幅調
節ねじ12をすべて緩め、両脚2、2を互いに引き離す
方向に力を加える。これにより、各取付け具11が脚本
体部6上を上方にスライドし、パンタグラフ3が左右方
向に伸びることによって、両脚2、2間の幅が広げられ
る。楽器受け4、4間の幅が、支持すべき楽器20の幅
に合致した時点で、幅調節ねじ12を締め付け、取付け
具11およびパンタグラフ3を固定し、スタンド1の幅
調節を終了する。
【0019】次に、楽器受け4の奥行の調節を行う。ま
ず、各楽器受け4の奥行調節ボルト15のナット17を
緩め、L金具14をL金具13に対してスライドさせる
ことによって、両楽器受け4、4の奥行を、楽器20の
両端における奥行とそれぞれ一致するように調節する。
一致した時点で、各ナット17を締め付け、楽器受け4
の奥行調節を終了する。次いで、楽器20を両楽器受け
4、4間に載せ、各楽器固定ねじ18を締め付け、両楽
器固定ねじ18、18の間に楽器20の両側面を挟み付
けるようにして、楽器20を楽器受け4、4間に固定す
る(図1参照)。この場合、楽器固定ねじ18の先端部
に、軟質のプラスチック製のキャップ19が取り付けら
れているので、楽器20の側面が傷付くことはない。
ず、各楽器受け4の奥行調節ボルト15のナット17を
緩め、L金具14をL金具13に対してスライドさせる
ことによって、両楽器受け4、4の奥行を、楽器20の
両端における奥行とそれぞれ一致するように調節する。
一致した時点で、各ナット17を締め付け、楽器受け4
の奥行調節を終了する。次いで、楽器20を両楽器受け
4、4間に載せ、各楽器固定ねじ18を締め付け、両楽
器固定ねじ18、18の間に楽器20の両側面を挟み付
けるようにして、楽器20を楽器受け4、4間に固定す
る(図1参照)。この場合、楽器固定ねじ18の先端部
に、軟質のプラスチック製のキャップ19が取り付けら
れているので、楽器20の側面が傷付くことはない。
【0020】次いで、スタンド1の高さを調節する。す
なわち、各高さ調節ねじ9を緩め、スライド脚部7を脚
本体部6に対して引き上げ、上方にスライドさせる。楽
器20の演奏面が所望の高さになった時点で、各高さ調
節ねじ9を締め付けて、スライド脚部7を固定し、スタ
ンド1の高さ調節を終了する。
なわち、各高さ調節ねじ9を緩め、スライド脚部7を脚
本体部6に対して引き上げ、上方にスライドさせる。楽
器20の演奏面が所望の高さになった時点で、各高さ調
節ねじ9を締め付けて、スライド脚部7を固定し、スタ
ンド1の高さ調節を終了する。
【0021】楽器20の演奏が終了し、スタンド1を撤
去する場合には、上述したのと逆の手順をたどることに
より、図2に示すようなコンパクトな非使用状態とする
ことができる。
去する場合には、上述したのと逆の手順をたどることに
より、図2に示すようなコンパクトな非使用状態とする
ことができる。
【0022】以上のように、本実施例のスタンド1によ
れば、脚2のスライド脚部7を脚本体部6に対してスラ
イドさせることによって、楽器20の演奏面を好みの高
さに自由に調節することができる。また、パンタグラフ
3を伸縮させることによって、スタンド1の幅を調節す
ることができ、幅の異なる楽器20を楽器受け4に載置
して支持することができる。また、脚2が上下方向に伸
縮自在であることと相まって、非使用時には、スタンド
1を、上下方向および幅方向に縮めてコンパクトに収納
することができる。さらに、各楽器受け4の奥行も調節
できるので、スタンド1の幅が調節できることと相まっ
て、楽器の幅および奥行を問わず、シロホン、グロッケ
ン、キーボードや大正琴などのあらゆる卓奏用楽器を楽
器受け4にぴったりと載せることができ、スタンド1の
汎用性を著しく高めることができる。
れば、脚2のスライド脚部7を脚本体部6に対してスラ
イドさせることによって、楽器20の演奏面を好みの高
さに自由に調節することができる。また、パンタグラフ
3を伸縮させることによって、スタンド1の幅を調節す
ることができ、幅の異なる楽器20を楽器受け4に載置
して支持することができる。また、脚2が上下方向に伸
縮自在であることと相まって、非使用時には、スタンド
1を、上下方向および幅方向に縮めてコンパクトに収納
することができる。さらに、各楽器受け4の奥行も調節
できるので、スタンド1の幅が調節できることと相まっ
て、楽器の幅および奥行を問わず、シロホン、グロッケ
ン、キーボードや大正琴などのあらゆる卓奏用楽器を楽
器受け4にぴったりと載せることができ、スタンド1の
汎用性を著しく高めることができる。
【0023】なお、本考案は、上述した実施例以外に
も、種々の態様で実施することができる。例えば、脚2
を伸縮自在とする構成、スタンド1の幅を自在とする構
成、および楽器受け4を伸縮自在とする構成は、実施例
に示したものに限らず、任意のものを採用することが可
能である。また、実施例では、楽器受け4、4をいずれ
も奥行方向に伸縮自在に構成しているが、いずれか一方
のみを伸縮自在としてもよく、あるいは双方を固定長さ
としてもよい。
も、種々の態様で実施することができる。例えば、脚2
を伸縮自在とする構成、スタンド1の幅を自在とする構
成、および楽器受け4を伸縮自在とする構成は、実施例
に示したものに限らず、任意のものを採用することが可
能である。また、実施例では、楽器受け4、4をいずれ
も奥行方向に伸縮自在に構成しているが、いずれか一方
のみを伸縮自在としてもよく、あるいは双方を固定長さ
としてもよい。
【0024】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案の楽器用ス
タンドは、非使用時にはコンパクトに収納できるととも
に、スタンドの左右方向の幅を高さが一定のままで無段
階に調節でき、奥行寸法も調節可能で、汎用性が高いな
どの効果を有するものである。
タンドは、非使用時にはコンパクトに収納できるととも
に、スタンドの左右方向の幅を高さが一定のままで無段
階に調節でき、奥行寸法も調節可能で、汎用性が高いな
どの効果を有するものである。
【図1】本考案の一実施例に係る楽器用スタンドを、使
用状態において示す斜視図である。
用状態において示す斜視図である。
【図2】図1の楽器用スタンドを、非使用状態において
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図3】楽器受けを示す斜視図である。
1 楽器用スタンド 2、2 脚 3 パンタグラフ 4、4 楽器受け 9 高さ調節ねじ 12 幅調節ねじ 15 奥行調節ボルト
Claims (3)
- 【請求項1】 左右一対の脚本体部と、 当該一対の脚本体部に対してそれぞれ上下方向に伸縮自
在の左右一対の可動脚部と、 当該一対の可動脚部にそれぞれ設けられ、楽器の両側端
部を載置して支持する左右一対の楽器載置部と、 前記一対の脚本体部を互いに連結する連結部材と、を備
え、 この連結部材は、互いに回動自在に連結された複数のリ
ンクを有するパンタグラフで構成され、このパンタグラ
フの左右上端部および左右下端部の一方が、前記一対の
脚本体部にそれぞれ回動自在に連結されるとともに、他
方が、前記一対の脚本体部に対して上下方向にスライド
自在の取付け具にそれぞれ回動自在に連結されており、 スライドした前記取付け具を前記脚本体部に対して固定
する固定手段をさらに備えていること を特徴とする楽器
用スタンド。 - 【請求項2】 前記一対の楽器載置部の少なくとも一方
が、奥行方向に伸縮自在に構成されていることを特徴と
する、請求項1に記載の楽器用スタンド。 - 【請求項3】 前記少なくとも一方の楽器載置部が、 底板部およびその左右方向の外端から上方に延びる側板
部を有し、前記可動脚部に固定された固定L金具と、 底板部およびその左右方向の外端から上方に延びる側板
部を有し、前記固定L金具に対して奥行方向にスライド
自在の可動L金具と、 この可動L金具を前記固定L金具に対して固定する固定
手段と、 を備えていること を特徴とする、請求項2に記載の楽器
用スタンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993070946U JP2581291Y2 (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 楽器用スタンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993070946U JP2581291Y2 (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 楽器用スタンド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0734488U JPH0734488U (ja) | 1995-06-23 |
JP2581291Y2 true JP2581291Y2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=13446187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993070946U Expired - Fee Related JP2581291Y2 (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 楽器用スタンド |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2581291Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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JP6583078B2 (ja) * | 2016-03-22 | 2019-10-02 | ヤマハ株式会社 | 楽器 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6362896U (ja) * | 1986-10-13 | 1988-04-26 | ||
JPS6436232U (ja) * | 1987-08-31 | 1989-03-06 | ||
JPH0310553U (ja) * | 1989-06-15 | 1991-01-31 |
-
1993
- 1993-12-02 JP JP1993070946U patent/JP2581291Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0734488U (ja) | 1995-06-23 |
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