JP2579459B2 - スピ−カ− - Google Patents
スピ−カ−Info
- Publication number
- JP2579459B2 JP2579459B2 JP60221638A JP22163885A JP2579459B2 JP 2579459 B2 JP2579459 B2 JP 2579459B2 JP 60221638 A JP60221638 A JP 60221638A JP 22163885 A JP22163885 A JP 22163885A JP 2579459 B2 JP2579459 B2 JP 2579459B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting frame
- thin plate
- vibration
- fixed
- center
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、駆動機構によって、振動膜中央部の硬い薄
板及び振動膜を振動させ、振動を音に変換し伝播させる
スピーカーに関するものである。
板及び振動膜を振動させ、振動を音に変換し伝播させる
スピーカーに関するものである。
〔解決しようとする問題点〕 駆動機構の駆動部として、例えばムービングコイルで
駆動する場合、駆動部と薄板との固定部分の面積が大き
いと、駆動部と一体的に振動する質量抵抗が大きくなり
高音域の音の伝播が充分に得られなくなる。また、固定
部分から伝わった振動は薄板から振動膜へと伝わるが、
薄板から振動膜へとつながる部分に於いて段差があると
そこで振動は反射され再び振動は駆動部の固定部分へと
向かい、駆動部の固定部分からの振動と干渉し、共振が
発生する。さらに、振動膜の取り付け枠の部分に於い
て、振動は振動膜外周部から取り付け枠へと達するが、
振動膜は取り付け枠へ固定されているため、取り付け枠
へと伝達した振動は取り付け枠で反射され再び振動膜内
側へと伝わるため、共振が発生する。
駆動する場合、駆動部と薄板との固定部分の面積が大き
いと、駆動部と一体的に振動する質量抵抗が大きくなり
高音域の音の伝播が充分に得られなくなる。また、固定
部分から伝わった振動は薄板から振動膜へと伝わるが、
薄板から振動膜へとつながる部分に於いて段差があると
そこで振動は反射され再び振動は駆動部の固定部分へと
向かい、駆動部の固定部分からの振動と干渉し、共振が
発生する。さらに、振動膜の取り付け枠の部分に於い
て、振動は振動膜外周部から取り付け枠へと達するが、
振動膜は取り付け枠へ固定されているため、取り付け枠
へと伝達した振動は取り付け枠で反射され再び振動膜内
側へと伝わるため、共振が発生する。
この様な共振が発生すると、均等で良好な音の伝播は
困難となる。
困難となる。
本発明のスピーカーは、取り付け枠（１）に取り付け
た弾性のある振動膜（３）の中央部に、中心部から外周
部に向かってしだいに薄くなっている硬い薄板（４）を
接着し、上記薄板（４）の中心部に、上記取り付け枠
（１）に固定された駆動機構（５）の駆動部（６）を固
定し、上記振動膜（３）の外周部に、取り付け枠（１）
に向かってしだいに厚くなっている軟らかな吸振材
（２）を接着してなることを特徴とするものである。
た弾性のある振動膜（３）の中央部に、中心部から外周
部に向かってしだいに薄くなっている硬い薄板（４）を
接着し、上記薄板（４）の中心部に、上記取り付け枠
（１）に固定された駆動機構（５）の駆動部（６）を固
定し、上記振動膜（３）の外周部に、取り付け枠（１）
に向かってしだいに厚くなっている軟らかな吸振材
（２）を接着してなることを特徴とするものである。
駆動機構（５）の駆動部（６）の薄板（４）への固定
部分に於いて、駆動部（６）は硬い薄板（４）の中心部
に固定されているため固定面積は小さく抑えられる。そ
して、薄板（４）の中心部は駆動部（６）と一体的に振
動するが、中心部に力を受けた薄板（４）は外周へと確
実にたわむため、振動は薄板（４）の外周部へ波動とし
て伝わることになる。このことにより高音域での効率の
良い音の伝播が得られる。なお、第４図の具体例の様に
ムービングコイル（７）で駆動する場合、ムービングコ
イルのホビン上端は細くして、薄板（４）への固定面積
を小さくできる形状にする。また、振動が薄板（４）か
ら弾性のある振動膜（３）へと伝わる受分に於いて、薄
板（４）と振動膜（３）との段差を無くするため、薄板
（４）を中心部から外周部へとしだいに薄くなる形状に
することによって振動の反射を抑え共振を防ぐことにな
る。さらに、振動膜（３）の取り付け枠（１）部分に於
いて、振動膜（３）の外周部に、取り付け枠（１）に向
かってしだいに厚くなっている軟らかな吸振材（２）を
接着することにより、振動膜（３）から取り付け枠
（１）へ向かう振動を吸収させ、振動が取り付け枠
（１）へ伝達することを妨げることにより共振を防ぐこ
とになる。
部分に於いて、駆動部（６）は硬い薄板（４）の中心部
に固定されているため固定面積は小さく抑えられる。そ
して、薄板（４）の中心部は駆動部（６）と一体的に振
動するが、中心部に力を受けた薄板（４）は外周へと確
実にたわむため、振動は薄板（４）の外周部へ波動とし
て伝わることになる。このことにより高音域での効率の
良い音の伝播が得られる。なお、第４図の具体例の様に
ムービングコイル（７）で駆動する場合、ムービングコ
イルのホビン上端は細くして、薄板（４）への固定面積
を小さくできる形状にする。また、振動が薄板（４）か
ら弾性のある振動膜（３）へと伝わる受分に於いて、薄
板（４）と振動膜（３）との段差を無くするため、薄板
（４）を中心部から外周部へとしだいに薄くなる形状に
することによって振動の反射を抑え共振を防ぐことにな
る。さらに、振動膜（３）の取り付け枠（１）部分に於
いて、振動膜（３）の外周部に、取り付け枠（１）に向
かってしだいに厚くなっている軟らかな吸振材（２）を
接着することにより、振動膜（３）から取り付け枠
（１）へ向かう振動を吸収させ、振動が取り付け枠
（１）へ伝達することを妨げることにより共振を防ぐこ
とになる。
本発明のスピーカーは、上記構成により共振が抑えら
れ、１つのスピーカーで全ての音域にわたり均等で良好
な音の伝播が可能となる。
れ、１つのスピーカーで全ての音域にわたり均等で良好
な音の伝播が可能となる。
第１図は本発明の実施例の正面図、第２図は同実施例の
側断面図、第３図は本発明の具体的な実施例の正面図、
第４図は同実施例の側断面図である。 （１）は取り付け枠、（２）は吸振材、（３）は振動
膜、（４）は薄板、（５）は駆動機構、（６）は駆動
部、（７）はムービングコイルである。
側断面図、第３図は本発明の具体的な実施例の正面図、
第４図は同実施例の側断面図である。 （１）は取り付け枠、（２）は吸振材、（３）は振動
膜、（４）は薄板、（５）は駆動機構、（６）は駆動
部、（７）はムービングコイルである。
Claims (1)
- 【請求項１】取り付け枠（１）に取り付けた弾性のある
振動膜（３）の中央部に、中心部から外周部に向かって
しだいに薄くなっている硬い薄板（４）を接着し、上記
薄板（４）の中心部に、上記取り付け枠（１）に固定さ
れた駆動機構（５）の駆動部（６）を固定し、上記振動
膜（３）の外周部に、取り付け枠（１）に向かってしだ
いに厚くなっている軟らかな吸振材（２）を接着してな
ることを特徴とするスピーカー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60221638A JP2579459B2 (ja) | 1985-10-03 | 1985-10-03 | スピ−カ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60221638A JP2579459B2 (ja) | 1985-10-03 | 1985-10-03 | スピ−カ− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6281199A JPS6281199A (ja) | 1987-04-14 |
| JP2579459B2 true JP2579459B2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=16769907
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60221638A Expired - Lifetime JP2579459B2 (ja) | 1985-10-03 | 1985-10-03 | スピ−カ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2579459B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5551113Y2 (ja) * | 1975-10-03 | 1980-11-28 | ||
| JPS5514720A (en) * | 1978-07-17 | 1980-02-01 | Sony Corp | Speaker |
| JPS58104084U (ja) * | 1981-12-30 | 1983-07-15 | ソニー株式会社 | ダイナミツクスピ−カ |
-
1985
- 1985-10-03 JP JP60221638A patent/JP2579459B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6281199A (ja) | 1987-04-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |