JP2578754Y2 - 円偏波平面アンテナ - Google Patents

円偏波平面アンテナ

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JP2578754Y2
JP2578754Y2 JP1992006927U JP692792U JP2578754Y2 JP 2578754 Y2 JP2578754 Y2 JP 2578754Y2 JP 1992006927 U JP1992006927 U JP 1992006927U JP 692792 U JP692792 U JP 692792U JP 2578754 Y2 JP2578754 Y2 JP 2578754Y2
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Japan
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circularly polarized
metal plates
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metal
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正明 笠間
逸男 中山
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Yokowo Co Ltd
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Yokowo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、導波管を形成する平行
な2枚の金属板間の距離が所定間隔より狭くならないよ
うにした円偏波平面アンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、マイクロ波円偏波を用いた通信お
よび放送システムが種々提案されるのに伴ない、これら
のマイクロ波円偏波を送信および受信するための円偏波
アンテナが各種研究ならびに提案されている。その一つ
として、円偏波を放射する円偏波アンテナ素子としての
カールアンテナ素子を用いた円偏波平面アンテナがあ
る。これをもう少し詳しく説明すれば、平行で所定間隔
だけ離した2枚の円形の金属板で導波管分配器としての
中空円盤形状の導波管を形成し、その中央に電力供給部
を配置する。そして、一方の金属板に軸部を絶縁状態で
外側から貫通させて複数のカールアンテナ素子が突設さ
れたものである。また、中空円盤形状の導波管の外周縁
には短絡板が設けられ、水分が侵入しないように導波管
の内部が気密状態となるように構成されている。これ
は、導波管壁の結露による周波数特性の変化を防ぐため
である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述の円偏波平面アン
テナにあっては、所望のアンテナ利得を得るために、多
数のカールアンテナ素子の突設が必要であり、それだけ
導波管分配器としての導波管の金属板の面積が広いもの
が必要となる。このため金属板は外力等によって変形し
易い。また、導波管の内部が気密であるため、大幅な温
度低下の影響により内圧が大気より低くなり、金属板を
内側にへこませる力が作用する虞がある。これらの原因
によって、金属板が内側に変形して2枚の金属板間の距
離が短かくなると、伝達できる周波数信号の帯域が変化
し、導波管分配器としての導波管の特性が変化するとい
う不具合があった。
【0004】本考案は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、導波管を構成する2枚の金属板間の距離が所定間
隔より狭くならないようにした円偏波平面アンテナを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本考案の円偏波平面アンテナは、平行に所定間隔
離して配置された2枚の金属板で導波管を形成し、この
導波管の内部に電力供給部を設け、一方の前記金属板に
複数の円偏波アンテナ素子をその軸部を外側から貫通さ
せて突設する円偏波平面アンテナにおいて、前記円偏波
アンテナ素子の軸部を、絶縁性樹脂からなるインシュレ
ータを介して前記一方の金属板に貫通させて突設すると
ともに、前記インシュレータと一体的にアウトサート成
形により形成した柱状の支持部材を前記2枚の金属板間
に配設し、前記金属板間の距離が前記所定間隔より狭く
なるのを規制するように構成されている。
【0006】
【作用】2枚の金属板間に、金属板間の距離が所定間隔
より狭くなるのを規制する柱状の支持部材を配設したの
で、金属板が薄くても容易に所定間隔を維持できる。ま
た、インシュレータと一体的にアウトサート成形により
形成される柱状の支持部材を金属板間に配設するので、
この柱状の支持部材を配設するための組立工数が省か
れ、また部品点数も増加することがない。さらに、金属
板間に配設される支持部材が柱状であるので、金属板間
の空間は、支持部材以外の大部分が空気で充満され、誘
電体損失が極めて僅かである。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を、図1および図2
を参照して説明する。図1は、本考案の円偏波平面アン
テナの一実施例の縦断面図であり、図2は、図1の平面
図である。
【0008】図において、平行に所定間隔だけ離した円
形の2枚の金属板10,12で導波管分配器としての中
空円盤形状の導波管が形成される。そして、一方の金属
板10に多数穿設された孔にそれぞれ絶縁性樹脂により
インシュレータ14,14…がアウトサート成形により
形成される。同時にこの金属板10の裏面より他方の金
属板12までの所定距離の柱状の支持部材16,16…
が複数本(例えば6本)、アウトサート成形によって適
宜な位置のインシュレータ14,14…と連絡部材1
8,18…により一体的に形成される。また、インシュ
レータ14,14…にはそれぞれ円偏波アンテナ素子と
してのカールアンテナ素子20,20…がその軸部2
2,22…を外側から貫通挿入させ、金属板10に貫通
突設される。さらに、他方の金属板12の外周縁は筒状
に形成されて一方の金属板10に密接され、筒状部によ
り短絡板24が構成される。そしてさらに、他方の金属
板12の中央部より、導波管内にコンバータ25から導
出された電力供給部26が配置される。なお、2枚の金
属板10,12と筒状部の短絡板24により、導波管の
内部は気密状態となるように構成され、水分の侵入によ
って内部壁で結露等を生じないよう配慮されている。
【0009】かかる構成にあって、2枚の金属板10,
12間に両端を当接させて柱状の支持部材16,16…
が配設されることとなり、外部からの押圧力または温度
低下により内部空気が収縮して金属板10,12を内側
に変形させる力に対して、支持部材16,16が金属板
10,12の変形を阻止するよう作用する。このため
に、金属板10,12が薄くても変形せず、導波管の特
性を容易に維持できる。しかも、薄い分だけアンテナ全
体を軽量化できる。
【0010】また、支持部材16,16…をアウトサー
ト成形によって、インシュレータ14,14…と一体的
に同時に形成することで、支持部材16,16…を配設
するための組立工数が省かれ、しかも部品点数が増加す
ることもない。
【0011】さらに、柱状の支持部材16,16…の断
面積は、金属板10,12の面積に比べて小さく、金属
板10,12間の空間は、支持部材16,16…以外の
大部分が空気で充満され、この空気は誘電率が1であっ
て、誘電体損失が極めて僅かである。
【0012】なお、上記実施例では、金属板10,12
は円形で、しかも電力供給部26を中央に配置した中空
円盤形状の導波管を示したが、これに限られず方形導波
管に管軸方向に円偏波アンテナ素子を配列したものであ
っても良い。そして、円偏波アンテナ素子はカールアン
テナ素子20,20…に限られず、軸部22,22とそ
の先端に接続されるスパイラル状部等から構成されるも
のであっても良い。また、一方の金属板12の外周縁は
屈曲されて筒状の短絡板24とされているが、この短絡
板24を別部材で構成しても良い。さらに、金属板1
0,12および短絡板24は、樹脂の表面に蒸着やメッ
キによって付された金属薄膜であっても良い。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の円偏波平
面アンテナは構成されているので、以下のごとき格別な
効果を奏する。
【0014】請求項1記載の円偏波平面アンテナにあっ
ては、柱状の支持部材により、金属板を内側に変形させ
るよう作用する力に対抗してその変形を規制することが
できる。そこで、導波管の特性を簡単な構造で維持でき
る。しかも、金属板を薄くでき、アンテナ全体を軽量化
するのに有利である。また、支持部材がインシュレータ
と同時にアウトサート成形されるので、支持部材の配設
において製造上の組立工数が増加しないとともに、部品
点数も増加せず、量産に好適である。さらに、金属板間
に配設される支持部材が柱状であるので、金属板間の空
間は支持部材以外の大部分が空気で充満され、誘電体損
失が極めて僅かであり、それだけアンテナ利得の高いも
のが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の円偏波平面アンテナの一実施例の縦断
面図である。
【図2】図1の平面図である。
【符号の説明】
10,12 金属板 14 インシュレータ 16 支持部材 20 カールアンテナ素子 22 軸部 24 短絡板 26 電力供給部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01Q 13/08 H01Q 21/06 H01Q 21/24

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に所定間隔離して配置された2枚の
    金属板で導波管を形成し、この導波管の内部に電力供給
    部を設け、一方の前記金属板に複数の円偏波アンテナ素
    子をその軸部を外側から貫通させて突設する円偏波平面
    アンテナにおいて、前記円偏波アンテナ素子の軸部を、
    絶縁性樹脂からなるインシュレータを介して前記一方の
    金属板に貫通させて突設するとともに、前記インシュレ
    ータと一体的にアウトサート成形により形成した柱状の
    支持部材を前記2枚の金属板間に配設し、前記金属板間
    の距離が前記所定間隔より狭くなるのを規制するように
    構成したことを特徴とする円偏波平面アンテナ。
JP1992006927U 1992-01-23 1992-01-23 円偏波平面アンテナ Expired - Fee Related JP2578754Y2 (ja)

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EP93100848A EP0553707B1 (en) 1992-01-23 1993-01-21 Circulary-polarized-wave flat antenna
US08/006,518 US5453755A (en) 1992-01-23 1993-01-21 Circularly-polarized-wave flat antenna
DE69302407T DE69302407T2 (de) 1992-01-23 1993-01-21 Zirkularpolarisierte, ebene Antenne

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JPH0438113U (ja) * 1990-07-27 1992-03-31
JP2502417B2 (ja) * 1991-06-05 1996-05-29 八木アンテナ株式会社 平面アンテナ
JP3128316U (ja) * 2006-10-21 2007-01-11 直 藪下 熊手

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