JP2578299B2 - 洗車装置、洗車ロボットおよび洗車方法 - Google Patents

洗車装置、洗車ロボットおよび洗車方法

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JP2578299B2
JP2578299B2 JP27827992A JP27827992A JP2578299B2 JP 2578299 B2 JP2578299 B2 JP 2578299B2 JP 27827992 A JP27827992 A JP 27827992A JP 27827992 A JP27827992 A JP 27827992A JP 2578299 B2 JP2578299 B2 JP 2578299B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗車装置、洗車ロボッ
トおよび洗車方法に係り、より詳しくは、建設機械等の
足回りである走行装置に付着している土砂等を高能率で
除去し得るようにした洗車装置および洗車方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】建設機械の足回り部分、つまり走行装置
には大量の土砂等が付着するので、点検整備時や輸送時
等には、その土砂等を除去する必要がある。このため、
従来は、高圧洗車機の噴射ノズルを作業者等が手に持っ
て、噴射ノズルから高圧水を建設機械の走行装置回りに
噴射して土砂等を除去するというのが一般的であった。
【0003】しかしながら、これでは噴射ノズルから噴
射される高圧水の圧力は高圧であるので、噴射ノズルを
持っている作業者等に高圧水や土砂等が激しく飛散し身
体を汚したり、目に入ったりして極めて危険であるばか
りでなく、作業者等が長時間ノズルを持っているので疲
労が大となってしまう。また、洗車後に泥水や土砂等が
散乱し、泥水や土砂等を人力で清掃する必要があり、そ
の後の作業が大変面倒であるという解決すべき課題があ
った。
【0004】上記のような不具合を改善するため、例え
ば、実開平2−121369号公報に、油圧ショベルや
ブルドーザのような建設車両の足回りである走行装置を
自動的に洗車する洗車装置が提案されている。以下、こ
のような従来例に係る洗車装置の概要を、洗車状態の断
面図の図9と、洗車機構の側面図の図10とを参照しな
がら、上記明細書に記載されている同一符号と同一名称
とを以て説明すると、格子板4上に、例えば、足回りに
上砂が付着しているブルドーザAを停車させ、噴射ノズ
ル45から洗浄液をブルドーザAの足回り部分Bに噴射
すると同時にモータ37を駆動すると、支柱20に横架
されている送りネジ桿33が回転して台車25が同じく
支柱20に横架されている上レール21を走行する。そ
して、左方のストロークエンド付近まで走行すると、噴
射ノズル45が左角度調整アーム52の上面52aに沿
って移動して上向きに揺動し、さらに左方に走行すると
中間部材30が左リターンレバー39に当接して横桿3
8が左方に移動し、ドッグ41がリミットスイッチ42
と離れてリミットスイッチ42がOFFする。
【0005】これにより、モータ37が逆転して送りネ
ジ桿33が逆転して台車25が右方に走行し、右方のス
トロークエンド付近まで走行すると噴射ノズルが右角度
調整アーム53の下面53aに沿って移動して噴射ノズ
ル45が下向きに揺動し、さらに右方に走行すると右リ
ターンレバー40に中間横材30が当接して横桿38が
右方に移動し、ドッグ41がリミットスイッチ42に接
してONするので、モータ37が正回転して台車25が
再び左方に走行する。このように、噴射ノズル45は下
向き姿勢で左方に移動し、ストロークエンドまで移動す
ると上向き姿勢となって右方に移動する動作を繰り返す
ので、ブルドーザAの足回り部分Bに付着している土砂
を効率良く自動的に除去することができる。また、足回
り部分Bから除去された土砂は多数の格子板4間から凹
陥部3内に泥水と共に落下し、斜面に沿って底部まで滑
り落ちてコンベア5上に載り、このコンベア5によって
搬送されて土砂が落下し、泥水が一次沈澱槽61 内に落
下する。一次沈澱槽61 内に落下した泥水は図外の二次
沈澱槽,油水分離槽に順次流れて清水になり、その清水
が再清水貯水槽内に送られて蓄えられ、再び噴射ノズル
45に送られて洗浄水として再利用に供される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例に係る洗車
装置はそれなりに有用であるが、この洗車装置の台車は
洗車すべき車両の前後方向に平行に往復動するだけであ
るため、例えばブルドーザや油圧ショベルの履帯の表面
に付着している土砂を除去することができない。また、
噴射ノズルの上下方向の揺動角度は、例えば履帯の高さ
に応じて調整し得ると考えられるが、大型から小型の車
両に対して自動的に噴射ノズルの上下方向の揺動角度の
大きさを変更することができず、必ずしも使い勝手が良
くないという解決すべき課題がある。さらに、足回りの
上部の土砂等が下部の履帯の上面に落下し、ここにおい
て堆積するだけでなく、除去された土砂の一部が洗車場
の上面に堆積し、洗車終了後にこれら堆積した土砂等を
除去しなければならず、必ずしも洗車能率が優れている
とはいえなかった。
【0007】従って、本発明の目的とするところは、ブ
ルドーザや油圧ショベルの履帯の表面に付着している土
砂をも除去し得ると共に、車両の大きさに対応して自在
に噴射ノズルからの噴射水の噴射範囲を変更することを
可能ならしめると共に、足回りの下部の履帯の上面や洗
車場の上面への土砂等の堆積を少なくし得る洗車装置お
よび洗車方法を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る洗車装置が採用した主たる
手段の特徴とするところは、所定の角度で傾斜する洗車
面が設けられ、該洗車面の傾斜方向に沿う真直部分と、
該洗車面の高所側に形成される湾曲部分と、閉状態では
前記真直部分に対して直角になり、車両の該洗車面への
出入りに際して開閉される開閉部分とからなる軌道が該
洗車面に複数の支え部材を介して敷設され、進退方向の
前後の下部に、垂直軸心回りに旋回自在に装着されて前
記軌道の上面を転動する走行車輪と、前記軌道の側面を
転動する水平ガイド車輪と、前記軌道の下面を転動する
垂直ガイド車輪とを有し、前記走行車輪の上方側に昇降
自在かつ首振り自在な噴射ノズルを有すると共に、作動
制御装置の操作により前記軌道に沿って往復動する洗車
ロボットを設けたところにある。
【0009】本発明の請求項2に係る洗車装置が採用し
た主たる手段の特徴とするところは、所定の角度で傾斜
する洗車面が設けられ、該洗車面の傾斜方向に沿う真直
部分と、該洗車面の高所側と低所側とに形成される湾曲
部分と、閉状態では遊端側同士が互いに接すると共に、
前記真直部分に対して直角になり、車両の該洗車面への
出入りに際して開閉される開閉部分とからなる一対の軌
道が該洗車面に複数の支え部材を介して敷設され、進退
方向の前後の下部に、垂直軸心回りに旋回自在に装着さ
れて前記軌道の上面を転動する走行車輪と、前記軌道の
側面を転動する水平ガイド車輪と、前記軌道の下面を転
動する垂直ガイド車輪とを有し、前記走行車輪の上方側
に昇降自在かつ首振り自在な噴射ノズルを有すると共
に、作動制御装置の操作により前記軌道に沿って往復移
動する洗車ロボットを設けたところにある。
【0010】本発明の請求項3に係る洗車ロボットが採
用した主たる手段の特徴とするところは、洗車面に付設
された軌道の上面を転動する走行車輪と、前記軌道の側
面を転動する水平ガイド車輪と、前記軌道の下面を転動
する垂直ガイド車輪とを有し、前記走行車輪の上方側に
昇降自在かつ首振り自在な噴射ノズルを有すると共に、
作動制御装置の操作により前記軌道に沿って往復動する
洗車ロボットに、該軌道に設けた原点位置決め部材を検
知して該洗車ロボットの移動を停止させる原点位置検出
センサを付設すると共に、該洗車ロボットの上部に設け
た上下位置決め部材を検知して噴射ノズルを昇降自在に
支持するノズル昇降台の昇降を停止させる上下位置検出
センサを付設したところにある。
【0011】本発明の請求項4に係る洗車装置が採用し
た主たる手段の特徴とするところは、請求項3記載の洗
車ロボットにおいて、前記噴射ノズルの噴射ノズル管
基端側を、回転駆動される回転体と、該回転体の回転中
心に対して偏心した位置に嵌合されてなる球面ブッシュ
とからなる首振り支持部の前記球面ブッシュで支持する
と共に、噴射ノズル管のブッシュによる支持位置と噴射
ノズルとの間を、噴射ノズルが円運動し得るようにユニ
バーサルジョイントにより支持したところにある。
【0012】本発明の請求項5に係る洗車装置が採用し
た主たる手段の特徴とするところは、請求項3記載の洗
車ロボットにおいて、前記噴射ノズルの噴射ノズル管
基端側を、平行な軸心回りに回転され、回転中心に対し
て偏心した位置において反駆動側の同方向に突出するリ
ンク連結ピンを有する駆動回転体および従動回転体と、
これら駆動回転体および従動回転体のリンク連結ピンに
連結されるクランクリンクとからなる首振り支持部の前
記クランクリンクにより噴射ノズル管の基端側が円運動
し得るように支持すると共に、噴射ノズル管の首振支持
部と噴射ノズルとの間を、噴射ノズルが円運動し得るよ
うにユニバーサルジョイントにより支持したところにあ
る。
【0013】本発明の請求項6に係る洗車ロボットが採
用した主たる手段の特徴とするところは、請求項4また
5記載の洗車ロボットにおいて、前記噴射ノズルの噴
射ノズル管を支持するユニバーサルジョイントを、前記
首振り支持部に対して進退させるノズル首振り角度変更
装置を付設したところにある。
【0014】また、本発明の請求項7に係る洗車方法が
採用した主たる手段の特徴とするところは、請求項1ま
たは2記載の洗車装置により車両を洗車するに際して、
前記洗車面に載せられた車両を該洗車面から浮かせて、
開閉部分が閉じられた前記軌道に沿って前記洗車ロボッ
トが噴射水を噴射しながら移動しているときには、少な
くとも車両の走行装置を駆動するところにある。
【0015】
【作用】本発明の特許請求項1に係る洗車装置によれ
ば、昇降自在かつ首振り自在な噴射ノズルを有する洗車
ロボットが、洗車すべき車両が載せられる所定の角度で
傾斜する洗車面の傾斜方向に沿う真直部分と、洗車面の
高所側に形成される湾曲部分と、閉状態では前記真直部
分に対して直角になる開閉部分とからなる軌道に沿っ
て、作動制御装置の操作により往復動されるので、噴射
ノズルにより車両の足回りの側面側だけでなくその表面
に対しても、また昇降させることにより車両の大小にか
かわりなく、所定の位置に噴射水を噴射することができ
る。さらに、噴射ノズルをの向きを斜め下側に向け、こ
の噴射ノズルの高さを適当に保持しながら洗車ロボット
を移動させることにより、車両の走行装置の下部の履帯
の上面や洗車面に堆積している土砂等を水と共に軌道を
支持する複数の支え部材の間を通してこの洗車面の低所
側に流下させることができる。
【0016】本発明の特許請求項2に係る洗車装置によ
れば、昇降自在かつ首振り自在な噴射ノズルを有する洗
車ロボットが、洗車すべき車両が載せられる所定の角度
で傾斜する洗車面の傾斜方向に沿う真直部分と、洗車面
の高所側と低所側とに形成される湾曲部分と、閉状態で
は遊端側同士が互いに接すると共に、前記真直部分に対
して直角になる開閉部分とからなる一対の軌道にによっ
て閉軌道が形成され、これに沿って、作動制御装置の操
作により、洗車ロボットを巡回させることにより車両の
走行装置の前後左右から噴射水を噴射することができ
る。
【0017】本発明の請求項3に係る洗車ロボットによ
れば、原点位置検出センサが軌道に設けた原点位置決め
部材を検知すると洗車ロボットの走行が停止されると共
に、上下位置検出センサが洗車ロボットの上部に設けた
上下位置決め部材を検知すると噴射ノズルの昇降が停止
されるので、これにより噴射ノズルが洗車すべき車両の
洗車開始位置に自動的に位置決めされる。次いで、洗車
が開始されると、首振り運動をして洗車水を噴射しなが
ら洗車ロボットが軌道に沿って移動する。
【0018】本発明の請求項4に係る洗車ロボットによ
れば、噴射ノズルの噴射ノズル管を回転体の回転中心に
対して偏心した位置に嵌合されてなる球面ブッシュと、
ユニバーサルジョイントとで支持したので、回転体を回
転させると、噴射ノズルの噴射ノズル管はユニバーサル
ジョイントを支点として、球面ブッシュの位置において
偏心分の半径を有する円の軌跡を描いて首振り運動をす
ので、噴射ノズルは円運動をする。
【0019】本発明の請求項5に係る洗車ロボットによ
れば、噴射ノズルの噴射ノズル管を平行な軸心回りに回
転される駆動回転体および従動回転体のリンク連結ピン
に連結されたクランクリンクと、ユニバーサルジョイン
とで支持したので、駆動回転体を回転させると、その
回転につれて従動回転体も回転すると共にクランクリン
クが円運動をし、噴射ノズルの噴射ノズル管はユニバー
サルジョイントを支点として、クランクリンクの支持位
置において偏心分の半径を有する円の軌跡を描いて首振
り運動をするので、噴射ノズルは円運動をする。
【0020】本発明の請求項6に係る洗車ロボットによ
れば、請求項4,5に係る洗車装置の作用により噴射ノ
ズルが首振り運動をするのに加えて、ノズル首振り角度
変更装置を作動させてユニバーサルジョイントを首振り
支持部に対して進退させることにより、この首振り支持
部とユニバーサルジョイントとの間の間隔が変化するの
で、この噴射ノズルの首振り角度が自在に変化する。
【0021】本発明の請求項7に係る洗車方法によれ
ば、洗車面に載せられた車両を該洗車面から浮かせて、
開閉部分が閉じられた前記軌道に沿って洗車ロボットが
噴射水を噴射しながら移動しているときには、少なくと
も車両の走行装置を駆動するので、車両が定位置に位置
して走行装置だけが駆動され、走行装置の表面の全体
洗浄することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例に係る洗車装置を、そ
の模式的側面図の図1と、図1の平面図の図2と、その
主要部品である洗車ロボットの側面図の図3と、図3の
A−A線断面図の図4と、図4の平面図の図5とを順次
参照しながら説明すると、図1,2に示す符号1は、洗
車装置であり、この洗車装置1の洗車部位には所定の角
度で傾斜する洗車面2が設けられている。そして、この
洗車面2には傾斜方向に沿う真直部分3aと、この洗車
面2の高所側と低所側とにそれぞれ湾曲部分3bが形成
されると共に、閉状態では前記真直部分3aに対して直
角になり、車両の洗車面2への出入りに際して開閉され
る開閉部分3cとからなる軌道3,3が複数のブロック
状の支え部材2aを介して敷設されている。より詳細に
は、これら軌道3,3のそれぞれは、湾曲部分3bの中
央部における突合部3dに設けられた垂直なピンを有す
るヒンジ(図示省略)によって開閉されるように構成さ
れており、またこれらはH型鋼からなり、それらの断面
は、図4から良く理解されるように、「エの字」状にな
っている。
【0023】さらに、上記軌道3,3のそれぞれには、
これらに沿って往復動自在に移動する後述する構成にな
る洗車ロボット9が配設されると共に、この洗車ロボッ
ト9には、軌道3の外側位置に立設されてなるポール4
を介してフレキシブルホース7が連通していて、ポンプ
5によって吸い上げられた貯水槽6の水がこのフレキシ
ブルホース7を通して洗車ロボット9に圧送されるよう
に構成され、また洗車ロボット9に電力を供給する電力
線はフレキシブルホース7に沿わされている。なお、ポ
ール4に固着されてなるものは、洗車ロボット9の作動
を制御する作動制御装置8であって、これは自動とマニ
ュアル切替え自在であって、洗車すべき種々の車両の走
行装置に係るデータが入力されている。ところで、軌道
3,3を、その断面が「エの字」状になるように配設し
て上面を平坦にしたのは、洗車ロボット9の走行に支障
が生じるのを防止するために、これら軌道3,3の上面
に堆積する土砂等の除去作業の容易化を狙いとしたもの
である。結果的に、運転に係る手数が少なくて済むの
で、経費の削減も可能になるという効果が生じる。ま
た、上記軌道3,3の開閉部分3c,3cを機械的手
段、例えば油圧シリンダや油圧シリンダとリンク機構等
により開閉させることは可能であるが、この実施例にお
ける開閉部分3c,3cの開閉手段としては、それらの
開閉頻度を考慮して手動による開閉方式を採用してい
る。さらに、洗車すべき車両を洗車面2の高所側から出
入りさせる方式とすれば、この洗車面2の低所側の開閉
部分3cは開閉する必要がないものである。
【0024】上記洗車ロボット9は、図3乃至図5に示
すように、軌道3を走行する走行台車10と、この走行
台車10の上に設けられるノズル支持フレーム20と、
このノズル支持フレーム20によって昇降自在に支持さ
れるノズル昇降台30と、このノズル昇降台30に固着
されるノズル作動台40とから構成されている。先ず、
上記走行台車10は、進退方向の下部の一方に、垂直軸
心回りに旋回可能に装着されて前記軌道3の上面を転動
し、かつ走行用モータ11により回動される走行車輪で
ある駆動車輪12と、側面を転動する水平ガイド車輪1
3と、下面を転動する垂直ガイド車輪14とを有すると
共に、進退方向の下部の他方に、垂直軸心回りに旋回可
能に装着されて前記軌道3の上面を自由に転動する走行
車輪である従動車輪15と、側面を転動する水平ガイド
車輪16と、下面を転動する垂直ガイド車輪17とを有
している。そのため、この洗車ロボット9は倒れたりす
ることなく、傾斜している軌道3に沿って移動すること
ができる。
【0025】上記走行台車10の上には、断面が「コの
字」状のノズル支持フレーム20が開口側を進退方向の
一方側に向けて立設され、このノズル支持フレーム20
のコの字の一画と三画の部位に対応する部分の端面には
上下方向に沿ってガイドレール21,21が配設される
と共に、これらガイドレール21,21の間にはこのノ
ズル支持フレーム20の上部に設けた昇降用モータ22
によって、上下方向の軸心回りに可逆自在に回転され
て、後述する構成になるノズル昇降台30を昇降させる
昇降用スクリュ23がこれらガイドレール21,21と
平行に配設されている。昇降用スクリュ23としては、
例えば、動力伝達効率が優れたボールねじや角ねじが用
いられる。
【0026】上記ノズル昇降台30は、上記ガイドレー
ル21,21に沿って摺動する上下方向にそれぞれ2個
づつの摺動部材32が固着され、上記昇降用スクリュ2
3が螺合する雌ねじを有するアーム33が突設されると
共に、これら摺動部材32やアーム33の反対側の面
に、後述する構成になるノズル作動台40が、所定の位
置を中心とする円弧を幅方向の中心とする一対の湾曲状
長穴40aを介して取付角度変更可能に固着される固定
用台板31とからなっている。つまり、ノズル作動台4
0の一対の湾曲状長穴40aには固定用台板31に植設
したボルトがそれぞれ通され、これらの突出端にナット
を螺着することによりノズル作動台40が固定される一
方、弛めることによりノズル作動台40の取付角度を所
定の範囲で変更することができるように構成されてい
る。
【0027】上記ノズル作動台40には、一端に前記フ
レキシブルホース7がスイベルジョイント(図示省略)
を介して接続され、他端に噴射ノズル41aを有する噴
射ノズル管41が嵌合される球面ブッシュ42aを、図
3に示すように、偏心量eだけ偏心させて支持する回転
体42bがケーシング42に内設されている。また、上
記回転体42bには従動スプロケット43が固着されて
おり、この従動スプロケット43はノズル作動台40に
ブラケットを介して設けられた首振り用モータ44によ
って無端状のチェーン45を介して回動されるように構
成されている。なお、噴射ノズル41aは、2以上の複
数個であっても良い。
【0028】さらに、このノズル作動台40には、ノズ
ル首振り角度変更装置が設けられるが、これは、噴射ノ
ズル管41の噴射ノズル41a側を揺動自在に支持する
と共に、前記フレキシブルホース7の接続側に設けた首
振り角度変更用モータ47により首振り角度変更用スク
リュ48を介してノズル作動台40の左右方向に往復動
されるユニバーサルジョイント46とからなっている。
この首振り角度変更用スクリュ48としては、上記昇降
用スクリュ23の場合と同様に、ボールねじや角ねじが
用いられる。
【0029】以上の説明から良く理解されるように、噴
射ノズル41aは昇降用モータ22により回転される昇
降用スクリュ23の回転でノズル昇降台30を介して昇
降され、さらに首振り用モータ44の駆動によってチェ
ーン45、従動スプロケット43を介して、球面ブッシ
ュ42aを偏心支持する回転体42bが回転されること
により、噴射ノズル管41が回転体42bの回転中心か
らeだけ偏心して首振り運動をする。そして、首振り角
度変更用モータ47を駆動して首振り角度変更用スクリ
ュ48を回転させることによって、球面ブッシュ42a
とユニバーサルジョイント46との間の間隔が変わり、
噴射ノズル41aの首振り角度がこれらの間の間隔に応
じて変化するので、噴射ノズル41aを目的とする位置
に移動させて自在に噴射水を噴射することが可能にな
る。なお、ガイドレール21,21、ノズル昇降台3
0、ノズル作動台40を覆う状態でノズル支持フレーム
20に取付けられてなり、図中において想像線で示され
てなるものは、洗車に際して飛散する泥水や土砂から、
これらガイドレール21,21、ノズル昇降台30、ノ
ズル作動台40を守るための保護カバー9aである。
【0030】以上では、回転体42bにより偏心支持し
た球面ブッシュ42aで噴射ノズル41aを首振りさせ
る場合を説明したが、例えば、首振り支持部と揺動支持
部とを示す平面図の図6aと、図6aの側面図の図6b
とに示すように、首振り用モータ44の出力軸に、回転
中心からe偏心した位置にリンク連結ピン50aを有す
る駆動回転体である駆動プーリ50を嵌合し、これと平
行な軸によって、同じく回転中心からe偏心した位置に
リンク連結ピン51aを有する従動回転体である従動プ
ーリ51を回転自在に設けると共にこれらにVベルト5
3を掛装する。そして、前記リンク連結ピン50a,5
1aに「Lの字」状のクランクリンク52を、その垂直
部分が水平になるように連結すると共に、下方向きにの
「Lの字」の底辺の先端に噴射ノズル管41を枢着して
なる構成としても良い。つまり、駆動プーリ50が回転
されるとVベルト53を介して従動プーリ51が回転
し、クランクリンク52は平行状態で円運動をするか
ら、噴射ノズル管41は、揺動支持部である球面ブッシ
ュ54を中心として、首振り運動をすることとなる。な
お、クランクリンク52の形状や、このクランクリンク
52への噴射ノズル管41の連結位置については特に限
定されるものではない。
【0031】また、洗車ロボットとノズル昇降台の位置
決め機構説明図の図7a、7bに示すように、「エの
字」の2画に対応する軌道の3の真直部分3aの側面に
は洗車ロボット9の洗車開始位置を決定する原点位置決
め部材60を突設し、洗車ロボット9に設けたブラケッ
トの下部に原点位置検出センサである近接スイッチ62
を設ける一方、ノズル支持フレーム20にノズル昇降台
30の高さ位置を決定する上下位置決め部材61を突設
すると共に、このノズル昇降台30に上下位置検出セン
サである近接スイッチ63を設けてなる構成になってい
る。なお、これらは、洗車作業の容易化を狙いとしたも
のであって、作動制御装置8をマニュアル操作すること
により洗車開始位置を決定することができるので、必ず
しも上記のような近接スイッチ62,63等を設ける必
要がない。
【0032】以下、周知の構成になる油圧ショベルを洗
車する場合を例として、上記構成になる洗車装置の使用
態様を説明すると、先ず、軌道3の開閉部分3cが開け
られ、洗車すべき油圧ショベルが洗車面2の上に移動さ
れると開閉部分3cが閉じられる。そして、油圧ショベ
ルの洗車を開始するに先立ち、洗車ロボット9を原点位
置決め部材60に向かって移動させると共に、ノズル昇
降台30を上下位置決め部材61に向かって上昇または
下降させる。さすれば、近接スイッチ62が原点位置決
め部材60を、また近接スイッチ63が上下位置決め部
材61をそれぞれ検知するので、洗車ロボット9が停止
される一方ノズル昇降台30の昇降が停止され、洗車開
始可能な状態になる。
【0033】そこで、作動制御装置8を操作して洗車ロ
ボット9を軌道3に沿って往復動させて洗車を開始する
が、この作動制御装置8には、上記したように、油圧シ
ョベルの走行装置の寸法等に係るデータがインプットさ
れているので、そのインプットデータに基づいて上記首
振り用モータ44や首振り角度変更装置の首振り角度変
更用モータ47が作動されて、噴射ノズル41aから円
弧を描くように噴射水を噴射しながら洗車ロボット9が
軌道3に沿って往復動し、油圧ショベルの大小にかかわ
りなく、その走行装置の両側面を始め、履帯の前後の表
面に付着している土砂等が従来よりも高能率で除去され
ることになる。
【0034】ところで、油圧ショベルが洗車面2の上に
ただ置かれているだけの状態では、履帯とスプロケット
との係合部や、履帯とガイドローラの間に介在する土砂
等を確実に除去することができない。そのため、洗車面
2において油圧ショベルを前後進させる必要があるが、
油圧ショベルの作業装置とジャッキとにより油圧ショベ
ルを洗車面2から浮かせて履帯を駆動させ、洗車ロボッ
ト9を軌道3に沿って往復動させながら噴射ノズル41
aから噴射水を噴射することによって、履帯とスプロケ
ットとの係合部や、履帯とガイドローラの間に介在する
土砂等を確実に除去することができる。
【0035】このような土砂等の除去作業中において、
履帯の上部の土砂等が下部の履帯の上面に飛散・落下し
て堆積するだけでなく、除去された土砂等の一部が洗車
面に堆積するが、車体の洗車が終了した後、一旦洗車ロ
ボット9を停車させ、ノズル昇降台30の固定用台板3
1に植設したボルトに螺着されているナットを弛めてノ
ズル作動台40の角度を変えることにより、噴射ノズル
41aを斜め下方に向けてこの洗車ロボット9を土砂等
の堆積対応位置に移動させ、噴射ノズル41aから噴射
水を噴射することにより泥水と共に土砂等を、支え部材
2aの間を通して洗車面2の低所側に流下させることが
できる。勿論、除去物のうち大塊の土砂塊、コンクリー
ト塊あるいは石塊等は洗車面2の上に残されることにな
るが、これらは洗車した車両を移動させた後に除去すれ
ば良く、これらの残量からすればそれほど大変な作業で
はないことを確認した。
【0036】なお、洗車ロボット9の移動距離は、周知
のパルスエンコーダ(図示省略)により駆動車輪12の
回転を計測し、その計測値を演算することにより算出さ
れるものであって、洗車ロボット9の移動や噴射ノズル
41aの首振り角度は作動制御装置8によって自動制御
される。また、土砂等を含む洗車水は、洗車面2の低所
側の外方に設けられている沈澱槽(図示省略)中に流入
するが、水と土砂等の分離や油分の分離には従来から活
用されている処理方法を採用すれば良い。
【0037】ところで、洗車面2に1組の、真直部分3
aと、この洗車面2の高所側に湾曲部分3bが形成され
ると共に、閉状態では前記真直部分3aに対して直角に
なり、車両の洗車面2への出入りに際して開閉される開
閉部分3cとからなる軌道3を支え部材2aを介して敷
設すると共に、この軌道3に沿って上記と同構成になる
洗車ロボットを往復移動させることもできる。但し、こ
の場合には、洗車される車両が油圧ショベルやブルドー
ザである場合、走行装置の一方側、履帯の表面の一方側
の土砂等が除去されるだけのため、車両の向きを変更し
なければならないので、車両の前後左右から噴射水が噴
射される上記実施例に比較して洗車の作業能率が劣ると
いう問題が残される。
【0038】次に、本発明のもう一つの他の実施例に係
る洗車装置を、その軌道の平面図の図8を参照しなが
ら、上記実施例と同等のもの並びに同一機能を有するも
のを同一符号を以て構成上相違する点についてだけ説明
すると、この洗車装置の軌道3,3は、同図から良く理
解されるように、開閉部分3cを閉じた状態では「コの
字」状になるそれらの開口側が接し、略矩形状の閉軌道
を形成する構成としたものである。勿論、これら軌道
3,3は、上記実施例と同様に、所定の角度で傾斜する
洗車面2の傾斜方向に沿う真直部分3aと、この洗車面
2の高所側と低所側とにそれぞれ形成される湾曲部分3
bと、車両の洗車面2への出入りに際して開閉される開
閉部分3cとからなり、洗車面2に複数のブロック状の
支え部材を介して敷設されている。
【0039】従って、その使用態様を説明すれば、洗車
ロボットをこれらの軌道3,3によって形成される閉軌
道に沿って巡回させると、洗車面2に置かれている車両
の走行装置の前後左右から噴射水が噴射されるので、本
実施例は上記実施例と同効である。但し、この場合は、
上述のとおり閉軌道が形成されるため、上記実施例では
2台の洗車ロボットを必要とするのに対して本実施例で
は1台の洗車ロボットで済むので、洗車所要時間は長く
なるものの洗車装置の設備費に関しては上記実施例に係
る洗車装置よりも有利になる。
【0040】なお、以上では、軌道3,3の開閉部分3
cが、湾曲部分3bの中央位置に設けた突合部3dにお
いて開閉する構成の場合を例として説明したが、例え
ば、軌道3,3の垂直部分3aと湾曲部分3bとの遷移
部で突合わせ、この遷移部で開閉部分を開閉するように
しても、また開閉部分3cと湾曲部分3bとの遷移部で
突合わせ、この遷移部で開閉部分を開閉するようにして
も良く、その機能は上記実施例と同等である。また、実
施例に係る洗車ロボット9は、傾斜した軌道3に沿って
移動するものであるが、この洗車ロボット9を水平に付
設された軌道を有する洗車装置に対しても適用すること
ができる。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る洗車
装置、洗車ロボットおよび洗車方法によれば、従来技術
に係る洗車装置のように、洗車装置の洗車ロボットが洗
車すべき車両の前後方向に平行に往復移動するだけでな
く、洗車ロボットが軌道の湾曲部を通って車両の走行装
置の表面にも噴射水を噴射することができるので、例え
ばブルドーザや油圧ショベルの履帯の表面に付着してい
る土砂をも除去することができる。また、噴射ノズルを
昇降させることにより車両の大小に関わりなく、しかも
洗車開始位置に自動的に移動されて洗車が開始され、噴
射ノズルの首振り角度を自在に変更することにより噴射
水の噴射範囲を自在に変更できるので使い勝手が良く、
さらに噴射ノズルの向きを斜め下側に向け、この噴射ノ
ズルの高さを適当に保持しながら洗車ロボットを移動さ
せることにより、車両の足回りの下部の履帯の上面や洗
車面に堆積している土砂等を水と共に、支え部材の間を
通して洗車面の低所側に流下させることができるので、
車両の洗車作業能力の向上と洗車作業の容易化とに対し
て極めて多大な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る洗車装置の模式的側面図
である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本発明の実施例に係る洗車ロボットの側面図で
ある。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】図6aは本発明の他の実施例に係る首振り支持
部と揺動支持部とを示す平面図であり、また図6bは図
6aの側面図である。
【図7】図7aと7bは本発明の実施例に係る洗車ロボ
ットとノズル昇降台の位置決め機構説明図である。
【図8】本発明のもう一つの他の実施例に係る洗車装置
の軌道の平面図である。
【図9】従来例に係る洗車状態の断面図である。
【図10】従来例に係る洗車機構の側面図である。
【符号の説明】
1…洗車装置、2…洗車面、2a…支え部材、3…軌
道、3a…真直部分、3b…湾曲部分、3c…開閉部
分、3d…突合部、4…ポール、5…ポンプ、6…貯水
槽、7…フレキシブルホース、8…作動制御装置、9…
洗車ロボット、9a…保護カバー、10…走行台車、1
1…走行用モータ、12…駆動車輪、13…水平ガイド
車輪、14…垂直ガイド車輪、15…従動車輪、16…
水平ガイド車輪、17…垂直ガイド車輪、20…ノズル
支持フレーム、21…ガイドレール、22…昇降用モー
タ、23…昇降用スクリュ、30…ノズル昇降台、31
…固定用台板、32…摺動部材、33…アーム、40…
ノズル作動台、40a…湾曲状長穴、41…噴射ノズル
管、41a…噴射ノズル、42…ケーシング、42a…
球面ブッシュ、42b…回転体、43…従動スプロケッ
ト、44…首振り用モータ、45…チェーン、46…ユ
ニバーサルジョイント、47…首振り角度変更用モー
タ、48…首振り角度変更用スクリュ、50…駆動プー
リ、50a…リンク連結ピン、51…従動プーリ、51
a…リンク連結ピン、52…クランクリンク、53…V
ベルト、54…球面ブッシュ、60…原点位置決め部
材、61…上下位置決め部材、62、63…近接スイッ
チ、e…噴射ノズル管の偏心量。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の角度で傾斜する洗車面が設けら
    れ、該洗車面の傾斜方向に沿う真直部分と、該洗車面の
    高所側に形成される湾曲部分と、閉状態では前記真直部
    分に対して直角になり、車両の該洗車面への出入りに際
    して開閉される開閉部分とからなる軌道が該洗車面に複
    数の支え部材を介して敷設され、進退方向の前後の下部
    に、垂直軸心回りに旋回自在に装着されて前記軌道の上
    面を転動する走行車輪と、前記軌道の側面を転動する水
    平ガイド車輪と、前記軌道の下面を転動する垂直ガイド
    車輪とを有し、前記走行車輪の上方側に昇降自在かつ首
    振り自在な噴射ノズルを有すると共に、作動制御装置の
    操作により前記軌道に沿って往復動する洗車ロボットを
    設けたことを特徴とする洗車装置。
  2. 【請求項2】 所定の角度で傾斜する洗車面が設けら
    れ、該洗車面の傾斜方向に沿う真直部分と、該洗車面の
    高所側と低所側とに形成される湾曲部分と、閉状態では
    遊端側同士が互いに接すると共に、前記真直部分に対し
    て直角になり、車両の該洗車面への出入りに際して開閉
    される開閉部分とからなる一対の軌道が該洗車面に複数
    の支え部材を介して敷設され、進退方向の前後の下部
    に、垂直軸心回りに旋回自在に装着されて前記軌道の上
    面を転動する走行車輪と、前記軌道の側面を転動する水
    平ガイド車輪と、前記軌道の下面を転動する垂直ガイド
    車輪とを有し、前記走行車輪の上方側に昇降自在かつ首
    振り自在な噴射ノズルを有すると共に、作動制御装置の
    操作により前記軌道に沿って往復移動する洗車ロボット
    を設けたことを特徴とする洗車装置。
  3. 【請求項3】 洗車面に付設された軌道の上面を転動す
    る走行車輪と、前記軌道の側面を転動する水平ガイド車
    輪と、前記軌道の下面を転動する垂直ガイド車輪とを有
    し、前記走行車輪の上方側に昇降自在かつ首振り自在な
    噴射ノズルを有すると共に、作動制御装置の操作により
    前記軌道に沿って往復動する洗車ロボットに、該軌道に
    設けた原点位置決め部材を検知して該洗車ロボットの移
    動を停止させる原点位置検出センサを付設すると共に、
    該洗車ロボットの上部に設けた上下位置決め部材を検知
    して噴射ノズルを昇降自在に支持するノズル昇降台の昇
    降を停止させる上下位置検出センサを付設したことを特
    徴とする洗車ロボット。
  4. 【請求項4】 前記噴射ノズルの噴射ノズル管の基端側
    、回転駆動される回転体と、該回転体の回転中心に対
    して偏心した位置に嵌合されてなる球面ブッシュとから
    なる首振り支持部の前記球面ブッシュで支持すると共
    に、噴射ノズル管のブッシュによる支持位置と噴射ノズ
    ルとの間を、噴射ノズルが円運動し得るようにユニバー
    サルジョイントにより支持したことを特徴とする請求項
    3記載の洗車ロボット。
  5. 【請求項5】 前記噴射ノズルの噴射ノズル管の基端側
    、平行な軸心回りに回転され、回転中心に対して偏心
    した位置において反駆動側の同方向に突出するリンク連
    結ピンを有する駆動回転体および従動回転体と、これら
    駆動回転体および従動回転体のリンク連結ピンに連結さ
    れるクランクリンクとからなる首振り支持部の前記クラ
    ンクリンクにより噴射ノズル管の基端側が円運動し得る
    ように支持すると共に、噴射ノズル管の首振支持部と噴
    射ノズルとの間を、噴射ノズルが円運動し得るようにユ
    ニバーサルジョイントにより支持したことを特徴とする
    請求項3記載の洗車ロボット。
  6. 【請求項6】 前記噴射ノズルの噴射ノズル管を支持す
    るユニバーサルジョイントを、前記首振り支持部に対し
    て進退させるノズル首振り角度変更装置を付設したこと
    を特徴とする請求項4または5記載の洗車ロボット。
  7. 【請求項7】 請求項1または2記載の洗車装置により
    車両を洗車するに際して、前記洗車面に載せられた車両
    を該洗車面から浮かせて、開閉部分が閉じられた前記軌
    道に沿って前記洗車ロボットが噴射水を噴射しながら
    動しているときには、少なくとも車両の走行装置を駆動
    することを特徴とする洗車方法。
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