JP2577606B2 - オイルポンプおよびその製造方法 - Google Patents
オイルポンプおよびその製造方法Info
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- JP2577606B2 JP2577606B2 JP9765588A JP9765588A JP2577606B2 JP 2577606 B2 JP2577606 B2 JP 2577606B2 JP 9765588 A JP9765588 A JP 9765588A JP 9765588 A JP9765588 A JP 9765588A JP 2577606 B2 JP2577606 B2 JP 2577606B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical portion
- bearing
- oil pump
- manufacturing
- input shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポンプボディ内のベアリング嵌着部にエア抜
き用溝を備えたオイルポンプとその製造方法に関するも
のである。
き用溝を備えたオイルポンプとその製造方法に関するも
のである。
〔従来の技術〕 第３図は従来のオイルポンプを示すもので、ポンプボ
ディ（１）の一端に形成された筒状部（1a）内にベアリ
ング（２）を介し入力軸（３）が支持されている。この
入力軸（３）は、周知のように、基端側に装着されるプ
ーリを介しエンジン等から駆動力が伝えられ、この駆動
力を該入力軸先端でスプライン係合するポンプカートリ
ッジのロータへ伝達する。
ディ（１）の一端に形成された筒状部（1a）内にベアリ
ング（２）を介し入力軸（３）が支持されている。この
入力軸（３）は、周知のように、基端側に装着されるプ
ーリを介しエンジン等から駆動力が伝えられ、この駆動
力を該入力軸先端でスプライン係合するポンプカートリ
ッジのロータへ伝達する。
このようなものにおいて、ポンプボディ（１）とベア
リング（２）および入力軸（３）の組付けは、先ず入力
軸（３）の所定部位にベアリング（２）を嵌着させた
後、これらベアリング（２）および入力軸（３）をポン
プボディの筒状部（1a）内に圧入することにより行なっ
ている。上記圧入時、ポンプボディの筒状部（1a）内に
は、これの内周面（1b）と該筒状部内に予め嵌着されて
いるオイルシール（４）と入力軸（３）およびベアリン
グ（２）とで形成される環状空間内にある空気が圧縮さ
れるが、従来はこの圧縮空気を筒状部（1a）に穿設した
径方向孔（1c）又は該筒状部内周面に刻設した軸方向溝
を通して外部へ排出するようにしており、上記径方向孔
（1c）又は軸方向溝は上記ベアリング（２）等の組付け
後に穴埋めされるようになっている。
リング（２）および入力軸（３）の組付けは、先ず入力
軸（３）の所定部位にベアリング（２）を嵌着させた
後、これらベアリング（２）および入力軸（３）をポン
プボディの筒状部（1a）内に圧入することにより行なっ
ている。上記圧入時、ポンプボディの筒状部（1a）内に
は、これの内周面（1b）と該筒状部内に予め嵌着されて
いるオイルシール（４）と入力軸（３）およびベアリン
グ（２）とで形成される環状空間内にある空気が圧縮さ
れるが、従来はこの圧縮空気を筒状部（1a）に穿設した
径方向孔（1c）又は該筒状部内周面に刻設した軸方向溝
を通して外部へ排出するようにしており、上記径方向孔
（1c）又は軸方向溝は上記ベアリング（２）等の組付け
後に穴埋めされるようになっている。
従来のオイルポンプは、以上のように、ポンプボディ
筒状部（1a）の径方向孔（1c）又は軸方向溝を介してベ
アリング（２）圧入時の圧縮空気を外部へ逃すようにし
ているため、筒状部（1a）内面の仕上げ加工のみならず
ドリルやフライスによる穴あけ又は溝加工工程が加わ
り、更に組付け後に外部から該径方向孔（1c）又は軸方
向溝を通して筒状部（1a）内にダストや泥水等が侵入す
るのを防止するための穴埋め等の後工程が必要になり、
工程数が多く製造コストが高くなってしまうという難点
があった。
筒状部（1a）の径方向孔（1c）又は軸方向溝を介してベ
アリング（２）圧入時の圧縮空気を外部へ逃すようにし
ているため、筒状部（1a）内面の仕上げ加工のみならず
ドリルやフライスによる穴あけ又は溝加工工程が加わ
り、更に組付け後に外部から該径方向孔（1c）又は軸方
向溝を通して筒状部（1a）内にダストや泥水等が侵入す
るのを防止するための穴埋め等の後工程が必要になり、
工程数が多く製造コストが高くなってしまうという難点
があった。
本発明に係るオイルポンプは、ポンプボディ一端の筒
状部内面に、エア抜き用螺旋溝を形成したものである。
状部内面に、エア抜き用螺旋溝を形成したものである。
また、本発明に係るオイルポンプの製造方法は、ポン
プボディ一端の筒状部内面に螺旋溝加工を施した後、該
筒状部内にベアリングおよびこれに支持される入力軸を
圧入嵌着するようにしたものである。
プボディ一端の筒状部内面に螺旋溝加工を施した後、該
筒状部内にベアリングおよびこれに支持される入力軸を
圧入嵌着するようにしたものである。
本発明においては、エア抜き用螺旋溝がラビリンス構
造となってタストや泥水等の進入を阻止するため、穴埋
め等の後工程を不要とすることができる。
造となってタストや泥水等の進入を阻止するため、穴埋
め等の後工程を不要とすることができる。
以下、従来に相当する部分には同一符号を付して示す
第１図および第２図の実施例について本発明を説明する
と、本実施例のオイルポンプは、ポンプボディ（１）の
筒状部（1a）に形成されるエア抜き溝の形状を除きその
構造および作用は従来と同様である。
第１図および第２図の実施例について本発明を説明する
と、本実施例のオイルポンプは、ポンプボディ（１）の
筒状部（1a）に形成されるエア抜き溝の形状を除きその
構造および作用は従来と同様である。
本実施例においては、エア抜き溝を、筒状部（1a）内
周面に螺刻した雌ねじ状の螺旋溝（1d）とし、筒状部
（1a）内に圧入されるベアリング（２）を該螺旋溝（1
d）のねじ山部（1e）にて支持するようにしている。
周面に螺刻した雌ねじ状の螺旋溝（1d）とし、筒状部
（1a）内に圧入されるベアリング（２）を該螺旋溝（1
d）のねじ山部（1e）にて支持するようにしている。
これを製造手順に従って詳細に説明すると、ポンプボ
ディの筒状部（1a）内にはこれに圧入するベアリング
（２）のアウタレース外径寸法により若干小径に設定さ
れた孔が形成されており、従来はこの孔内面に上記アウ
タレース外径寸法に合わせて仕上げ加工を施すが、本実
施例においては、この仕上げ加工は行なわず、該孔内に
直接雌ねじ状の螺旋溝（1d）を形成する。その後、この
螺旋溝（1d）が形成された孔内に、入力軸（３）および
これに嵌着したベアリング（２）を圧入する。この時、
上記孔内のねじ山部（1e）径寸法はベアリング（２）の
アウタレース外径寸法よりも若干小径に設定されている
ため、該ベアリング（２）の圧入に伴ないそのねじ山頂
部が潰されてベアリング（２）と密着嵌合するが、螺旋
溝（1d）が閉塞されることはない。
ディの筒状部（1a）内にはこれに圧入するベアリング
（２）のアウタレース外径寸法により若干小径に設定さ
れた孔が形成されており、従来はこの孔内面に上記アウ
タレース外径寸法に合わせて仕上げ加工を施すが、本実
施例においては、この仕上げ加工は行なわず、該孔内に
直接雌ねじ状の螺旋溝（1d）を形成する。その後、この
螺旋溝（1d）が形成された孔内に、入力軸（３）および
これに嵌着したベアリング（２）を圧入する。この時、
上記孔内のねじ山部（1e）径寸法はベアリング（２）の
アウタレース外径寸法よりも若干小径に設定されている
ため、該ベアリング（２）の圧入に伴ないそのねじ山頂
部が潰されてベアリング（２）と密着嵌合するが、螺旋
溝（1d）が閉塞されることはない。
このような製造方法により製作されたオイルポンプ
は、螺旋溝（1d）のねじ山部（1e）がラビリンス構造と
なり、シールとして機能するため、ダストや泥水等が容
易に進入することはなく、したがって、穴埋め等の後工
程を不要とすることができる。また、常時エア抜き用の
螺旋溝（1d）が開口しているため、組付け後の保守、点
検時のベアリグ取り外しも容易となる。
は、螺旋溝（1d）のねじ山部（1e）がラビリンス構造と
なり、シールとして機能するため、ダストや泥水等が容
易に進入することはなく、したがって、穴埋め等の後工
程を不要とすることができる。また、常時エア抜き用の
螺旋溝（1d）が開口しているため、組付け後の保守、点
検時のベアリグ取り外しも容易となる。
以上述べたように、本発明によれば、製造時の工程数
を減らし製造コストを低減させることができるという効
果がある。
を減らし製造コストを低減させることができるという効
果がある。
第１図は本発明の実施例に係るオイルポンプを一部を断
面で示す側面図、第２図は第１図のもののポンプボディ
の要部を示す斜視図、第３図は従来をオイルポンプを示
す第１図相当図である。 （１）……ポンプボディ、（1a）……筒状部、（1d）…
…螺旋溝、（２）……ベアリング、（３）……入力軸。
面で示す側面図、第２図は第１図のもののポンプボディ
の要部を示す斜視図、第３図は従来をオイルポンプを示
す第１図相当図である。 （１）……ポンプボディ、（1a）……筒状部、（1d）…
…螺旋溝、（２）……ベアリング、（３）……入力軸。
Claims (2)
- 【請求項１】ポンプボディ一端の筒状部内に圧入された
ベアリングを介し入力軸を支持するようにしたオイルポ
ンプにおいて、上記筒状部内面にエア抜き用螺旋溝を形
成したことを特徴とするオイルポンプ。 - 【請求項２】ポンプボディ一端の筒状部内面に螺旋溝加
工を施した後、該筒状部内にベアリングおよびこれに支
持される入力軸を圧入嵌着することを特徴とするオイプ
ポンプの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9765588A JP2577606B2 (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-20 | オイルポンプおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9765588A JP2577606B2 (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-20 | オイルポンプおよびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01271678A JPH01271678A (ja) | 1989-10-30 |
| JP2577606B2 true JP2577606B2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=14198092
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9765588A Expired - Lifetime JP2577606B2 (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-20 | オイルポンプおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2577606B2 (ja) |
-
1988
- 1988-04-20 JP JP9765588A patent/JP2577606B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01271678A (ja) | 1989-10-30 |
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