JP2576770Y2 - 自動車用のリヤスポイラ装置 - Google Patents

自動車用のリヤスポイラ装置

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JP2576770Y2
JP2576770Y2 JP1993066313U JP6631393U JP2576770Y2 JP 2576770 Y2 JP2576770 Y2 JP 2576770Y2 JP 1993066313 U JP1993066313 U JP 1993066313U JP 6631393 U JP6631393 U JP 6631393U JP 2576770 Y2 JP2576770 Y2 JP 2576770Y2
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信夫 伊藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トランクリッドにスポ
イラフィン用の収納凹部が形成されており、スポイラフ
ィンを動力により前記収納凹部に没入して該収納凹部の
開口を塞ぐ格納状態と前記収納凹部から突出する使用状
態とに出没するようにした自動車用のリヤスポイラ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用のリヤスポイラ装置とし
ては、例えば、欧州特許出願公開番号0226778号
公報に開示されたものがある。
【0003】すなわち、バックドア本体にスポイラフィ
ン用の収納凹部が形成され、スポイラフィンが収納凹部
に没入した格納状態と収納凹部から突出した使用状態と
に出没可能に支持され、スポイラフィンと蓋体とが上下
に一体的に形成されている。格納状態においてスポイラ
フィンが収納凹部を塞いで、外観品質を向上することが
でき、使用状態において蓋体が収納凹部の開口を塞い
で、スポイラ効果が減少しないようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の自動車用のリヤスポイラ装置では、スポイラ
フィンと蓋体とが上下に一体的に形成されており、スポ
イラ効果からスポイラフィンを上下方向に一定量作動す
る必要があり、その結果、スポイラフィンと蓋体との上
下方向の間隔を狭めることにも限界があり、全体として
上下方向に嵩張った形になって、スポイラフィンと蓋体
とを収納するために十分な深さの収納凹部が必要とな
る。十分な深さの収納凹部を設けると、その分だけトラ
ンク容量が大幅に少なくなって、使い勝手がよくないと
いう問題点があった。
【0005】本考案は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、スポイラ効果を減少することな
く、トランク容量を大幅に減縮しないで使い勝手がよい
自動車用のリヤスポイラ装置を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの要旨とするところは、トランクリッド(A1)にス
ポイラフィン用の収納凹部(A2)が形成されており、
スポイラフィン(50)を動力により前記収納凹部(A
2)に没入して該収納凹部(A2)の開口(A3)を塞
ぐ格納状態と前記収納凹部(A2)から突出する使用状
態とに出没するようにした自動車用のリヤスポイラ装置
であって、前記リヤスポイラ装置は、スポイラフィン用
の作動機構(20a)、蓋体(80)および、蓋体用の
作動機構(70)を備え、前記スポイラフィン用の作動
機構(20a)は、前記スポイラフィン(50)を前記
格納状態と前記使用状態とに出没可能に構成されてお
り、前記蓋体用の作動機構(70)は、駆動リンク(7
1,72)を有し、前記駆動リンク(71,72)は、
前記蓋体(80)に連結されており、前記駆動リンク
(71,72)は、前記スポイラフィン用の作動機構
(20a)に連動して、前記スポイラフィン(50)が
前記格納状態にあるとき下方に折り畳まれ、前記蓋体
(80)が下降して前記スポイラフィン(50)の下面
に近接して収納され、前記スポイラフィン(50)が前
記使用状態にあるとき上方に展開し、前記蓋体(80)
が上昇して、前記スポイラフィン(50)の下面に対し
て離間するとともに、前記収納凹部(A2)の開口(A
3)を塞ぐよう構成されていることを特徴とする自動車
用のリヤスポイラ装置に存する。
【0007】
【作用】トランクリッドにスポイラフィン用の収納凹部
が形成されており、スポイラフィンは、格納状態におい
て、収納凹部に没入していて収納凹部の開口を塞いでい
る。このとき、蓋体用の作動機構の駆動リンクは、下方
に折り畳まれ、蓋体は下降位置にあって、スポイラフィ
ンの下面に近接して同じく格納されており、スポイラフ
ィンと蓋体との全体の厚みが可能な限り薄くなって、そ
の分、収納凹部の深さも最小限になり、トランク容積の
減縮をできるだけ少なくすることができる。
【0008】スポイラフィン用の作動機構を駆動する
と、スポイラフィンが収納凹部から突出して、使用状態
になる。
【0009】スポイラフィンが突出すると、これに蓋体
用の作動機構の駆動リンクが連動して、上方に展開す
る。それにより、駆動リンクに連結された蓋体が上昇位
置に上昇して、収納凹部の開口を塞ぐようになる。この
とき、蓋体は、スポイラフィンの下面から相対的に離間
する。
【0010】スポイラフィン用の作動機構を駆動して、
スポイラフィンを収納凹部に没入して格納位置にする
と、これに蓋体用の作動機構の駆動リンクが連動して下
方に折り畳まれ、蓋体も下降位置に変位する。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の各種実施例を説
明する。図1〜図8は本考案の第1実施例を示してい
る。図1〜図4および図7に示すように、リヤスポイラ
装置10は、セダン型の自動車の車体Aの後端部のトラ
ンクリッドA1に装着されており、図1に実線で示す収
納位置と同じく図2実線で示す使用位置とに転換可能な
ものである。トランクリッドA1にはスポイラフィン5
0用の収納凹部A2が形成されている。リヤスポイラ装
置10は左右一対のベース部材20を有している。以
下、一方のベース部材20側を代表して説明し、他方の
ベース部材20側については重複した説明を省略する。
【0012】収納凹部A2の両側端は一段深くなってい
て、その側端の底面部にはスポイラフィン用の作動機構
20aのベース部材20が固定されている。ベース部材
20にはガイドレール25が前後方向に延設されてい
る。ガイドレール25は上に開いたコ字形断面をしてお
り、前後方向に延びる摺動案内部26が形成されてい
る。摺動案内部26の一方の壁部にはギヤードケーブル
24用の挿通溝26aが形成されている。
【0013】車体の両側方向の中央部には駆動部30が
配設され、ギヤードケーブル24の前端部が駆動部30
側に延ばされている。駆動部30は駆動ベース31、駆
動モータ32および減速機構33を有し、減速機構33
の出力部となる出力ピニオン34にギヤードケーブル2
4が噛合している。摺動案内部26には移動シュー27
が前後移動可能に嵌合され、移動シュー27には上下方
向に延びた長孔27aが穿設されている。長孔27aに
は、スポイラフィン50のメイン脚部材51の前端部に
植設したフォロワピン52が移動可能に嵌合されてい
る。
【0014】摺動案内部26には、移動シュー27の前
位置にあって出力シュー28が前後移動可能に嵌合され
ている。出力シュー28には略U字形状の係合凹部29
が形成されている。係合凹部29は前側の壁部29aよ
り後側の壁部29bが低くなっている。ガイドレール2
5を挟んで、内側と外側には支持ブラケット61,65
が延設されている。支持ブラケット65にはカム部材6
6が固設されている。カム部材66には、前記フォロワ
ピン52が移動可能に嵌合する、前端部が後方へ傾斜す
るテーパ溝66aとテーパ溝66aに連続する水平溝6
6bとから成る。
【0015】支持ブラケット65の後端上縁部には、ス
ポイラフィン50のサブ脚部材53が起倒可能に支持さ
れている。支持ブラケット65の後端にはサブ脚部材5
3用の起立ストッパ部材65dが固設されている。サブ
脚部材53にはロックピン54が植設されている。支持
ブラケット65の後端部には、ロッキングプレート55
が揺動可能に枢着され、ロッキングプレート55の上端
部には、ロックピン54に係合してサブ脚部材53を起
立位置に拘束する係合溝55aと、同じくロックピン5
4に係合してサブ脚部材53を前倒位置に拘束する係合
溝55bとが上下に形成されている。ロッキングプレー
ト55の上端部には連設ロッド56が連結されている。
連設ロッド56は支持ブラケット65にガイドピン65
aを介して前後移動可能に支持され、ロッキングプレー
ト55は連設ロッド56を介してばね部材57により前
方へ、すなわち、係合溝55a,55bがロックピン5
4から外れる方向に付勢されている。連設ロッド56に
は拘束ピン58が上下方向に出没可能に支持されてい
る。拘束ピン58は、ばね部材59により突出して、連
設ロッド56を後方位置に拘束すべく支持ブラケット6
5側の凹部に嵌合する方向に付勢されている。
【0016】ロッキングプレート55の下端部には出力
ロッド部材55cの後端部が連結されている。出力ロッ
ド部材55cの後端部は、支持ブラケット65の後端部
に穿設した長溝65bを通り、支持ブラケット65の外
側に沿って前方へ延ばされ、出力ロッド部材55cの前
端部55dは、再び支持ブラケット65の前端部に穿設
した長溝65cを通り、支持ブラケット65の内方に突
出していて、出力シュー28の前端部に係止するもので
ある。サブ脚部材53の上端部にはガイドピン53aが
植設されている。メイン脚部材51には前後方向に延び
る長溝51aが穿設され、長溝51aにガイドピン53
aが相対的に前後移動可能に嵌合している。
【0017】図1、図3および図5に示すように、支持
ブラケット61には、蓋体80用の作動機構70を介し
て蓋体80が、収納凹部A2の開口A3を塞ぐ上昇位置
とスポイラフィン50の下面に近接する下降位置とに昇
降可能に支持されている。蓋体80用の作動機構70は
略X形状に交差する2本の駆動リンク71,72を有し
ている。駆動リンク71の後端部および駆動リンク72
の前端部には昇降ブラケット73が支持され、左右一対
の昇降ブラケット73には蓋体80が架設されている。
駆動リンク71および駆動リンク72は交差する部分で
回動可能に枢着され、駆動リンク71の後端部が昇降ブ
ラケット73に回動可能に枢着され、駆動リンク72の
後端部が支持ブラケット61に回動可能に枢着されてい
る。駆動リンク71の前端部に植設したピン部材71a
が、支持ブラケット61に穿設した長孔62に前後移動
可能に嵌合しており、同じく、駆動リンク72の前端部
に植設したピン部材72aが、昇降ブラケット73に穿
設した長孔73aに前後移動可能に嵌合している。
【0018】ピン部材71aにはアーム部材75が揺動
可能に枢支され、アーム部材75の先端部には引込用の
ピン部材76が固設され、引込用のピン部材76は、支
持ブラケット61に穿設したカム溝63に移動可能に嵌
合しながら係合凹部29に係脱するものである。アーム
部材75はばね部材77により図1において反時時計方
向に付勢されている。カム溝63の前端部が斜め前方へ
上がるテーパ溝63aになっていて、カム溝63の後端
部が水平溝63bになっている。
【0019】次に作用を説明する。図1において、スポ
イラフィン50は格納状態にあり、収納凹部A2に没入
していて、収納凹部A2の開口A3を塞いでいる。
【0020】このとき、蓋体80は下降位置にあって、
スポイラフィン50の下面に近接して同じく格納されて
いるため、スポイラフィン50と蓋体80との全体の厚
みが可能な限り薄くなって、その分、収納凹部A2の深
さも最小限になり、トランク容積の減縮をできるだけ少
なくすることができる。メイン脚部材51のフォロワピ
ン52がカム部材66の前端部に位置していて、サブ脚
部材53のロックピン54がロッキングプレート55の
係合溝55bに係合していて、サブ脚部材53が前倒位
置に拘束されている。また、駆動リンク71がばね部材
77の付勢力により後方へ倒れていて、蓋体80用の作
動機構70の駆動リンク71と駆動リンク72とは折畳
まれた状態になっている。
【0021】また、ロッキングプレート55はばね部材
57により連設ロッド56を介して前方へ付勢されてい
るものの、出力ロッド部材55cにより揺動不能に拘束
されている。
【0022】駆動モータ32を起動して、ギヤードケー
ブル24を後方移動させると、まず出力シュー28が後
方へ移動する。それにより、出力ロッド部材55cがば
ね部材57の付勢力により後退して、ロッキングプレー
ト55が徐々に揺動し、やがてロッキングプレート55
の係合溝55bからサブ脚部材53のロックピン54が
外れる。次に移動シュー27が後方へ移動する。それに
より、フォロワピン52がテーパ溝66aに沿って移動
する。フォロワピン52がテーパ溝66aに沿って移動
していくと、サブ脚部材53が次第に起立する。前後し
て、出力シュー28の掛止突起28aが連設ロッド56
の図示省略した被掛止部に係止して、連設ロッド56を
後方に移動させ、それにより、再び、ロッキングプレー
ト55の係合溝55aがサブ脚部材53のロックピン5
4に係合して、サブ脚部材53が起立位置に拘束され
る。
【0023】また、拘束ピン59が支持ブラケット65
側の凹部に嵌合して、連設ロッド56が後方位置に拘束
される。それにより、ロッキングプレート55が拘束位
置を維持するようになる。サブ脚部材53が起立する
と、スポイラフィン50が収納凹部A2から上方へ突出
するようになる。
【0024】さらに、ギヤードケーブル24を後方へ移
動させると、フォロワピン52がテーパ溝66aに沿っ
て移動している間は徐々にスポイラフィン50が上方へ
突出するようになり、フォロワピン52が水平溝66b
に沿って移動するようになると、スポイラフィン50が
一定の傾きで後方の使用位置へ向かって移動する。それ
により、収納凹部A2の開口A3が徐々に開かれる。こ
のとき、サブ脚部材53のガイドピン53aがメイン脚
部材51の長溝51aに沿って相対的に前方へ移動す
る。さらに、ギヤードケーブル24を後方へ移動させる
と、移動シュー27の係合凹部29の前側の壁部29a
がアーム部材75の引込用のピン部材76に当接して、
引込用のピン部材76を後方へ移動させる。それによ
り、引込用のピン部材76がカム溝63のテーパ溝63
aに沿って移動し、アーム部材75がばね部材77の付
勢力に抗して後方へ倒れ、引込用のピン部材76が水平
溝63bに沿って移動するようになる。
【0025】引込用のピン部材76が水平溝63bに沿
って移動すると、アーム部材75を介してピン部材71
aが後方へ引き込まれる。それにより、図6に示すよう
に、駆動リンク71および駆動リンク72が上方へ展開
するようになり、昇降ブラケット73を介して蓋体80
が上昇して、蓋体80が開いていた収納凹部A2の開口
A3を閉じるようになる。図8において、ギヤードケー
ブル24を前方へ移動させると、移動シュー27を介し
てフォロワピン52が前方へ移動し、サブ脚部材53の
ガイドピン53aがメイン脚部材51の長溝51aに沿
って相対的に後方へ移動し、スポイラフィン50が姿勢
を一定に保って前方へ移動する。
【0026】また、出力シュー28が前方へ移動する
と、アーム部材75を介して引込用のピン部材76がカ
ム溝63の水平溝63bに沿って前方へ移動する。それ
により、駆動リンク71および駆動リンク72が次第に
折畳まれ、昇降ブラケット73を介して蓋体80が下降
するようになる。さらに、出力シュー28が前方へ移動
して、テーパ溝63aに差し掛かると、ばね部材77の
付勢力により、駆動リンク71および駆動リンク72が
完全に折畳まれる一方、アーム部材75が起立して、引
込用のピン部材76がテーパ溝63aに沿って上昇す
る。それにより、引込用のピン部材76が、係合凹部2
9の後側の壁部29bより高くなって、係合凹部29か
ら外れ、前進する出力シュー28から取り残されるよう
になる。ギヤードケーブル24が前進して移動シュー2
7および出力シュー28が前進していくと、フォロワピ
ン52が水平溝66bからテーパ溝66aに差し掛かる
と、移動シュー27の上端部が拘束ピン58をばね部材
59に抗して押しあげて支持ブラケット65の凹部から
外す。それにより、連設ロッド56が前進して、ロッキ
ングプレート55が揺動して、その係合溝55aがサブ
脚部材53のロックピン54から外れ、サブ脚部材53
が前倒可能になる。
【0027】フォロワピン52がテーパ溝66aを移動
するようになると、サブ脚部材53が前倒していき、ス
ポイラフィン50が次第に収納凹部A2に没入してい
く。そして、出力シュー28の前端部に出力ロッド部材
55cの前端部55dが掛止し、出力シュー28が出力
ロッド部材55cを介してロッキングプレート55を揺
動させ、図7に示すように、ロッキングプレート55の
係合溝55bがサブ脚部材53のロックピン54に係合
し、サブ脚部材53が前倒位置に拘束される。前後し
て、スポイラフィン50が収納凹部A2に完全に没入し
て格納状態になる。
【0028】図9〜図12は本考案の第2実施例を示し
ている。本実施例では、ギヤードケーブル24の代りに
移動ロッド100が用いられ、スポイラフィン用の作動
機構として平行リンク機構110が用いられているもの
である。
【0029】すなわち、駆動モータ112の出力ウオー
ム113がホイールギア114に噛合し、ホイールギア
114の回転軸に出力アーム115が固設され、出力ア
ーム115の先端部に移動ロッド100が連結され、移
動ロッド100がベース部材116に前後移動可能に支
持され、移動ロッド100の前後方向の中間部と後端部
とに駆動リンクであるリンク部材118,119の各下
端部が回動可能に連結され、リンク部材118,119
の各上端部に支持ブラケット121が連結されている。
支持ブラケット121にはスポイラフィン50が支持さ
れている。ベース部材116の後端部に固設された起立
用のピン部材122は、移動ロッド100が後方へ移動
したときリンク部材119に当接しながら相対的に移動
しリンク部材119を次第に起立させるものである。
【0030】リンク部材118の上下方向の中間部およ
びリンク部材119の上下方向の中間部には、それぞれ
リフト用のピン131,131が植設されている。ベー
ス部材116には支持ブラケット141を介して蓋体8
0が上下移動可能に支持され、蓋体80はばね部材14
2により下降する方向に付勢されている。支持ブラケッ
ト141にはリフト用のピン131,131に当接して
これに押し上られる、被当接フランジ143が形成され
ている。本実施例においては、スポイラフィン50用の
作動機構と蓋体80用の作動機構との各構成一部を兼用
したので、部品点数が少なくなり、コストを低減するこ
とができる。
【0031】
【考案の効果】本考案にかかる自動車用のリヤスポイラ
装置によれば、使用状態では、スポイラフィンが十分に
突出してスポイラ効果を高めるとともに、蓋体が収納凹
部の開口を塞ぎ、格納状態ではスポイラフィンと蓋体と
が近接して上下に重なるようにしたので、収納した際に
全体として上下方向に嵩張らないで、比較的浅めの収納
凹部で済み、トランク容量が大幅に減縮することがな
く、結果的に使い勝手がよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示すリヤスポイラ装置の
側面図である。
【図2】本考案の第1実施例を示すリヤスポイラ装置の
平面図である。
【図3】図1のA矢視図である。
【図4】本考案の第1実施例を示すリヤスポイラ装置の
斜視図である。
【図5】本考案の第1実施例を示すリヤスポイラ装置の
斜視図である。
【図6】本考案の第1実施例を示すリヤスポイラ装置の
作用説明図である。
【図7】本考案の第1実施例を示すリヤスポイラ装置の
作用説明図である。
【図8】本考案の第1実施例を示すリヤスポイラ装置の
作用説明図である。
【図9】本考案の第2実施例を示すリヤスポイラ装置の
要部斜視図である。
【図10】本考案の第2実施例を示すリヤスポイラ装置
の全体斜視図である。
【図11】本考案の第2実施例を示すリヤスポイラ装置
の作用説明図である。
【図12】本考案の第2実施例を示すリヤスポイラ装置
の作用説明図である。
【符号の説明】
A1…トランクリッド A2…収納凹部 A3…開口 10…リヤスポイラ装置 20…ベース部材 25…ガイド部材 50…スポイラフィン 70…蓋体用の作動機構 80…蓋体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランクリッドにスポイラフィン用の収納
    凹部が形成されており、スポイラフィンを動力により前
    記収納凹部に没入して該収納凹部の開口を塞ぐ格納状態
    と前記収納凹部から突出する使用状態とに出没するよう
    にした自動車用のリヤスポイラ装置であって、 前記リヤスポイラ装置は、スポイラフィン用の作動機
    構、蓋体および、蓋体用の作動機構を備え、 前記スポイラフィン用の作動機構は、前記スポイラフィ
    ンを前記格納状態と前記使用状態とに出没可能に構成さ
    れており、 前記蓋体用の作動機構は、駆動リンクを有し、 前記駆動リンクは、前記蓋体に連結されており、 前記駆動リンクは、前記スポイラフィン用の作動機構に
    連動して、前記スポイラフィンが前記格納状態にあると
    き下方に折り畳まれ、前記蓋体が下降して前記スポイラ
    フィンの下面に近接して収納され、前記スポイラフィン
    が前記使用状態にあるとき上方に展開し、前記蓋体が上
    昇して、前記スポイラフィンの下面に対して離間すると
    ともに、前記収納凹部の開口を塞ぐよう構成されている
    ことを特徴とする自動車用のリヤスポイラ装置。
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