JP2576021B2 - 透過型共焦点レーザー顕微鏡 - Google Patents

透過型共焦点レーザー顕微鏡

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、資料からの透過光像を
撮像する透過型共焦点レーザー顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に共焦点レーザー顕微鏡は、1ミク
ロン前後に絞ったレーザー光スポットで資料面を走査
し、個々の位置(点)の明暗情報を光電変換センサーで
受光し、その電気的に変換した明暗情報を集積してモニ
ターテレビの拡大画面で観察するものである。これは常
に個々の位置だけが照射され、不要で有害な光が混合し
ないこと、及び資料面と共役位置で資料面走査スポット
光に準じる大きさのピンホールを介して受光するので、
デフォーカス光及び有害な光を除外できる特徴がある。
このため、従来の光学顕微鏡と比べ、同じ対物レンズを
使用しても高解像力、高コントラストが得られる。
【0003】共焦点レーザー顕微鏡には、資料からの反
射光像を撮像する反射型と透過光像を撮像する透過型と
があり、従来の透過型共焦点レーザー顕微鏡の代表的構
成は、図2に示す概略構成のものが一般的である。この
レーザー顕微鏡は、光源1から偏光レーザー光を発光さ
せ、エクスパンダー2によってその光束を太くし、偏光
ビームスプリッター3を透過させてミラー付きガロバノ
メータであるガロバノミラー4,5によって横方向
(X),縦方向(Y)方向に走査される。次いでリレー
レンズ6により視野絞り7位置(対物レンズの結像位置
相当)で一度各走査方向に対応させた位置に収束させ、
照射側対物レンズ8を通して資料9上をスポット光によ
って走査させる。
【0004】そして、資料9を透過したレーザー光を照
射側対物レンズ8と同等の透過側対物レンズ10を通
し、凹面鏡11の表面に結像させる。凹面鏡11は透過
側対物レンズ10の瞳位置を中心とする球面を反射面と
しており、これに照射される光束は全く同じ光路を通っ
て戻される。この凹面鏡11と透過側対物レンズ10と
の間に偏光の方向を45°変える1/4λ波長板12を
設けておくことにより、前述した偏光ビームスプリッタ
ー3まで戻された反射レーザー光は、ここで1/4λ波
長板12を往復して通過した反射光のみが反射されて直
角方向に曲げられ、集光レンズ13を通りピンホール1
4を通して受光素子からなる資料情報検出センサー15
に当て、光電変換して電気信号をメモリに送り込むよう
にしている。
【0005】尚、図中16は双眼鏡筒であり、17は双
眼鏡筒を使用する際の光路切換器、18は垂直落射照明
用の光源、19は同光源用のリレーレンズである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来の透過型共焦
点レーザー顕微鏡は、その使用に際し、図3に示すよう
に資料台20にプレパラート21を置き、資料9面に照
光側対物レンズ8で合焦する。そのとき、その合焦点に
透過側対物レンズ10を合焦するには、プレパラート2
1の厚さに応じて資料面の位置が異なるため、その都度
透過側対物レンズ10を僅か(ΔL)だけシフトさせる
必要がある。通常はプレパラートを交換した場合には、
ガラス部分の厚さに±0.3m/m程度のばらつきがあ
る。
【0007】このため従来は、図2に示すように光路切
換器17を双眼鏡筒16側の光学顕微鏡部分に切り換
え、垂直落射照明用の光源18によって照光し、照射側
対物レンズ8を合焦するとともに、凹面鏡11からの反
射光による像とダブらせて透過側対物レンズ10を合焦
し、その後、光路切換器17をレーザー光側に切り換え
る方法が採られている。
【0008】またこの他に、透過側対物レンズ10を、
標準厚さのプレパラートを使用した際の位置に予め合わ
せておき、照射側対物レンズ8を使った光学顕微鏡部分
で合焦した後、レーザー光に切り換え、合成モニターに
より撮像を見ながら最も解像力が良くなるように透過側
対物レンズ10を微調整する方法が採られている。
【0009】このような従来の装置では、特に透過側対
物レンズの合焦が面倒であり、合焦精度が低く、このた
め、高解像度が得難いという問題があった。
【0010】本発明はこのような従来の問題にかんが
み、透過側対物レンズの合焦が手軽に、しかも正確に、
安定した状態で行える透過型共焦点レーザー顕微鏡の提
供を目的としてなされたものである。
【0011】
【課題を達成するための手段】上述の如き従来の問題を
解決し、所期の目的を達成するための本発明の要旨とす
るところは、第1、対物レンズを通して集光されたレー
ザースポット光を資料表面側から照射して走査させ、該
レーザースポット光の該資料の裏側への透過光を前記照
射側対物レンズと同等の透過側対物レンズを通し、該レ
ンズで結像させた位置に設けた凹面鏡に反射させて逆行
させ、該逆行光を受光素子に受光させるようにしてなる
型式の透過型共焦点レーザー顕微鏡において、透過側対
物レンズの後方に前記凹面鏡への光路と異なった向きに
切り換える光路切換器を備え、該光路切換器によって切
換えられた別の光路の前記凹面鏡と同等位置に透過側対
物レンズ合焦用の光源により照射されるターゲットを備
えたことを特徴としてなる透過型共焦点レンズ顕微鏡
(請求項1)にあり、第2に、該顕微鏡において、透過
側対物レンズを光学軸方向に移動できる対物レンズ部と
固定配置のリレーレンズ部とをもって構成し、合焦のた
めの対物レンズ部の移動がリレーレンズ部以後の光路に
変化を生じさせないようにしたこと(請求項2)にあ
る。
【0012】
【作用】本発明の透過型共焦点レーザー顕微鏡では、照
射側対物レンズの合焦は従来と同様の光学顕微鏡部分に
より照光しながら、資料台(ステージ)を移動させて合
焦する。また透過側対物レンズの合焦は、該対物レンズ
から凹面鏡に到る光路をターゲット側に切り換え、合焦
用の光源より照光し、光学顕微鏡部分で見ながら透過側
対物レンズを調節し、ターゲットを合焦させることによ
り、両対物レンズを完全な共焦点とすることができる
(請求項1)。
【0013】また、請求項2の発明では、透過側対物レ
ンズを移動する対物レンズ部と固定配置のリレーレンズ
部とをもって構成しているため、対物レンズ部のみを移
動させることにより合焦操作がなされ、このため、リレ
ーレンズ以後の凹面鏡や光路切換装置、及びターゲット
を安定した固定ブロックに内蔵することができる。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例を図1について説明す
る。尚、前述した従来例と同じ部分には同じ名称及び同
じ符号を付してその詳細説明を省略する。
【0015】この実施例では、偏光レーザー光を発光す
る光源1から資料9に到る光学系、及び垂直落射照明用
の光源18及び双眼鏡筒17から資料9に到る光学顕微
鏡部分の構成は、図2の従来例と同様である。
【0016】実施例では、資料台20下に備えられる透
過側対物レンズ10を、位置が固定されたリレーレンズ
部10bと、このリレーレンズ部10bに対して光学軸
方向に移動できるように組み込まれた対物レンズ部10
aとから構成されている。そして対物レンズ部10aは
無限遠鏡筒長対物レンズと同等の、また対物レンズ部1
0bは望遠鏡対物レンズに類似の結像レンズと同等の特
性をもったものをもって構成しており、対物レンズ部1
0aとリレーレンズ部10bとの間隔を変化させてもリ
レーレンズ部10b以後の光学的性能は変らないように
なっている。
【0017】また、透過側対物レンズ10以後の光路に
は1/4λ波長板12の後方に光路切換器24が設けら
れている。この光路切換器24は、直角の二方向に光路
を切換える全反射プリズム24a,24bからなってい
る。そして一方の全反射プリズム24aは凹面鏡11に
向けて直角に光路を折り曲げるようにしており、もう一
つの全反射プリズム24bは合焦用ターゲット25側に
直角に光路を折り曲げるようにしている。
【0018】凹面鏡11は、プリズム24aを反射して
来るレーザー光が透過側対物レンズ10によって結像さ
れる位置に凹面があり、かつ、同対物レンズ10の瞳位
置を凹面の中心としている。
【0019】また、ターゲット25は、凹面鏡11の反
射面と同じく透過側対物レンズによる結像位置に設けら
れ、例えば円形リングをもって構成されている。そし
て、リレーレンズ26を通して光源27により照射する
ようになっている。尚、リレーレンズ26以下の部分は
固定ブロック30内固定されている。また、プリズム2
4a,24bは一つのプリズムを回転させることによっ
て共用してもよい。
【0020】このように構成されるレーザー顕微鏡は、
図1に示すように従来と同様、光源1から偏光レーザー
光を発光させ、エクスパンダー2、偏光ビームスプリッ
ター3、ガロバノミラー4,5、リレーレンズ6、視野
及び照射側対物レンズ8を通して資料9に結像させたス
ポット光にて該資料9面を走査させる。その透過光を透
過側対物レンズ10を通し、反射プリズム24aにて光
路を曲げて凹面鏡11にて反射させる。反射光は同光路
を逆に通って偏光ビームスプリッタ3まで来ると、その
反射光のみが反射されて直角に光路が曲げられ、集光レ
ンズ13を通り、受光素子からなる資料情報検出センサ
ー15にて検出させる。
【0021】照射側対物レンズ8の合焦は、図1に示す
ように双眼鏡筒17及び垂直落射照明用の光源18を使
用して資料9を見ながら資料台20を上下させて対物レ
ンズ8に合焦する。
【0022】また、透過側対物レンズ10の合焦は、光
路切換器24をターゲット25側の光路に切換え、光源
27を点灯させ、光源18を使用しないで双眼鏡筒17
を肉眼でのぞき、対物レンズ部10aのみを移動させて
ターゲット25に合焦する。
【0023】このようにして両対物レンズ8,10を合
焦させた後、上側の光路切換器17を光学顕微鏡部分か
らレーザー光発光側光路に切り換えるとともに、下側の
切換器24を凹面鏡11側に切り換えて、前述したレー
ザー光による透視を行う。
【0024】尚、照射側対物レンズ8に対する資料の合
焦は、垂直落射照明用の光源18を使用せずに光源27
によって照明しつつ行ってもよい。
【0025】
【発明の効果】上述したように本発明においては、透過
側対物レンズの後方側光路に凹面鏡と同等位置に合焦用
のターゲットを置き、これを光学顕微鏡部分を使用して
見つつ合焦させるようにしたことにより、透過側対物レ
ンズの合焦が、容易かつ、迅速に、しかも高い正確度に
て行われることとなったものである。
【0026】また、透過側対物レンズを対物レンズ部と
リレーレンズ部とをもって構成し、対物レンズ部のみの
移動が、リレーレンズ部以後の光路に変化を生じさせな
いようにしたことにより、リレーレンズ部及びそれ以後
の凹面鏡及びターゲットに到る光学係部材を共通の移動
しない固定ブロック内に内蔵することができ、このた
め、資料台上下の光軸を完全に一致させた高精度の透過
型共焦点レーザー顕微鏡が容易に得られることとなった
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す線図である。
【図2】従来例を示す線図である。
【図3】(イ)(ロ)は従来の透過型共焦点レーザー顕
微鏡の対物レンズ部の移動を比較した線図である。
【符号の説明】
1 レーザー光 3 偏光ビームスプリッター 4,5 ガロバノミラー 6 リレーレンズ 8 照射側対物レンズ 9 資料 10 透過側対物レンズ 10a 対物レンズ部 10b リレーレンズ部 11 凹面鏡 12 波長板 13 集光レンズ 14 ピンホール 15 資料情報検出センサ 17 双眼鏡筒 18,27 光源 19 リレーレンズ 20 資料台 21 プレパラート 24 光路切換器 24b,24b 反射プリズム 25 合焦用ターゲット 26 リレーレンズ 30 固定ブロック

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズを通して集光されたレーザー
    スポット光を資料表面側から照射して走査させ、該レー
    ザースポット光の該資料の裏側への透過光を前記照射側
    対物レンズと同等の透過側対物レンズを通し、該レンズ
    で結像させた位置に設けた凹面鏡に反射させて逆行さ
    せ、該逆行光を受光素子に受光させるようにしてなる型
    式の透過型共焦点レーザー顕微鏡において、透過側対物
    レンズの後方に前記凹面鏡への光路と異なった向きに切
    り換える光路切換器を備え、該光路切換器によって切換
    えられた別の光路の前記凹面鏡と同等位置に透過側対物
    レンズ合焦用の光源により照射されるターゲットを備え
    たことを特徴としてなる透過型共焦点レンズ顕微鏡。
  2. 【請求項2】 透過側対物レンズを光学軸方向に移動で
    きる対物レンズ部と固定配置のリレーレンズ部とをもっ
    て構成し、合焦のための対物レンズ部の移動がリレーレ
    ンズ部以後の光路に変化を生じさせないようにしてなる
    請求項1に記載の透過型共焦点レーザー顕微鏡。
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JP5918658B2 (ja) * 2012-08-29 2016-05-18 株式会社日立エルジーデータストレージ 光学装置
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