JP2575975Y2 - 気密タンク - Google Patents

気密タンク

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JP2575975Y2
JP2575975Y2 JP1993022530U JP2253093U JP2575975Y2 JP 2575975 Y2 JP2575975 Y2 JP 2575975Y2 JP 1993022530 U JP1993022530 U JP 1993022530U JP 2253093 U JP2253093 U JP 2253093U JP 2575975 Y2 JP2575975 Y2 JP 2575975Y2
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JP
Japan
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tank
flange
airtight
welded portion
portions
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JP1993022530U
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English (en)
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JPH0682825U (ja
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清 塩谷
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は気密タンクに関し、気密
性を検査する漏れ検査が適正に行なえるようにしたもの
である。
【0002】
【従来の技術】油入変圧器等のように変圧器本体を気密
空間へ収容して絶縁油を充填するような構成の電気機器
には、気密タンクが用いられる。気密タンクを作るに
は、いくつかに分割して作ったあと、これらの分割した
タンクを夫々のフランジ部どうしを溶接することにより
結合している。
【0003】気密タンクは、図2(a)に示すようにタ
ンク本体としての下タンク1とブッシングポケットとし
ての上タンク2とを製造してフランジ部1aとフランジ
部2aとを溶接したり、あるいは図2(b)に示すよう
に下タンク3と上タンク4とを製造してフランジ部3a
とフランジ部4aとを溶接したりして作られる。
【0004】溶接したタンクのフランジ部は図3
(a),(b)に示すように構成されている。図3
(a)に示すフランジ部は、フランジ部1a,2a間に
アスベストヤーン10を介在させた状態でフランジ部1
a,2aの外周部どうしの間に溶接部11を設けたもの
である。図3(b)に示すフランジ部は、一方のフラン
ジ部1aに接着したガスケット止め13によって位置決
めされるガスケット12と、溶接時に生じるスパッタが
ガスケット12を傷つけるのを防止するためのアスベス
トヤーン10とを介在させた状態でフランジ部1a,2
aの外周部どうしの間に溶接部11を設けたものであ
る。
【0005】そして、溶接した部分の漏れ検査が行なわ
れる。漏れ検査は、図2(a)に示すように上タンク2
の上面のブッシング6を取り付けるフランジ5に仮の蓋
を取り付けたり、あるいは図2(b)に示すように部品
を取り付けるためのフランジ7に仮の蓋を取り付けたり
して全ての開口部を塞いだあとに、図2(a),(b)
に示すバルブ8,9を開いて窒素ガスをタンク内に充填
し、溶接部の外表面に石けん水を塗って気泡の発生の有
無を見ることでガス漏れと溶接不良とを検査している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、漏れ検査を
する際に仮の蓋をしなければならず、大容量の変圧器に
おいては製品の完成試験後に溶接する予定のフランジの
数が多くて一部のフランジは現地溶接になることもあっ
て、漏れ検査の準備をするのに多くの時間がかかる。ま
た、図3(b)に示すようにガスケットを用いたもので
は、ガスケットが存在することによりガスケットと溶接
部とで挾まれる空間へ窒素ガスが届かないことから、溶
接部での漏れが検出できない。
【0007】そこで本考案は、斯る課題を解決した気密
タンクを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯る目的を達成するため
の本考案の構成は、突き合せて結合することによりひと
つのタンクを形成する複数のタンク部における夫々の突
合せ部を囲繞するようにフランジ部を設け、フランジ部
の外周の全体に沿ってフランジ部を相互に結合するため
の溶接部を設けた気密タンクにおいて、突き合せたフラ
ンジ部どうしの間に気密空間を形成するためにフランジ
部どうしの間であってフランジ部の内周の全体に亘って
シール部材を介在させ、溶接部とシール部材との間に形
成される気密空間とフランジの外部と連通させる貫通孔
を設け、当該貫通孔を開放しあるいは気密に閉じるため
のプラグを設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】溶接部での漏れを検査する場合は、プラグを取
り外して貫通孔から気密空間へ窒素ガス等を注入して気
密空間内の圧力を高める。そして、溶接部の外表面に石
けん水等を塗ることによって、溶接部からのガス抜けの
有無を検査する。検査終了後はプラグを装着することに
より気密空間での気密性を保持する。
【0010】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。なお、本実施例は図3(b)に示す従
来の気密タンクの一部を改良したものなので、従来と同
一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分
のみを説明する。
【0011】本考案による気密タンクの構成を、図1に
示す。一対のフランジ部1a,2aとガスケット12と
溶接部11とで囲まれた部分が気密空間14を形成して
いる。このため、この気密空間14に窒素ガスを注入し
て加圧し、この加圧された窒素ガスが溶接部11から漏
れないかどうか検査できるように構成される。
【0012】気密空間14へ窒素ガスを注入することが
できるようにするために、気密空間14とその外部とを
連通させるための貫通孔15が上部のフランジ部2aに
形成される。貫通孔15の上には、ねじ孔16を形成し
た台座17がフランジ部2a上に溶接結合されている。
そして、ねじ孔16に螺合するねじ部を有するプラグ1
8が着脱自在に台座17にねじ込まれている。プラグ1
8には円周溝19が形成され、プラグ18と台座17と
の間の気密を保持するためのOリング20が円周溝19
内に収容されている。
【0013】次に、斯る気密タンクの作用を説明する。
溶接部の漏れ検査を行なうにはプラグ18を回して台座
17から抜き取り、このあとに加圧用のチューブの先端
に取り付けた金具をねじ孔16にねじ込むことでチュー
ブの端部を台座17に結合する。そして、チューブを介
して窒素ガスを気密空間14へ送り込み、気密空間14
内の圧力を上げる。気密空間14の容積が小さいため、
窒素ガスの量が少なくて済み、しかも加圧の時間が少な
くなる。気密空間14を加圧しているときに溶接部11
の外表面にせっけん液を塗布すると、漏れの生じる部分
では気泡が生じるので容易に溶接不良の部分を発見する
ことができる。
【0014】漏れ検査が終了したら、チューブの先端の
金具を台座17から取り外し、台座17のねじ孔16に
プラグ18をねじ込む。プラグ18と台座17との間に
はOリング20が介在するので、気密空間14内の気密
が保持される。
【0015】なお、シール部材としてはガスケットに限
らず種々のものを用いることができる。
【0016】
【考案の効果】以上の説明からわかるように、本考案に
よる気密タンクによればフランジ部とシール部材と溶接
部とで囲まれた気密空間のみにガスを注入して加圧する
ものでありタンク全体を加圧する必要がないので仮の蓋
等を取り付ける必要がなく、漏れ検査の準備に多くの時
間がかからず短時間で済む。また気密空間の容積が小さ
いため、漏れ検査に使用するガスの量が少なくて済み、
加圧時間も少なくなる。更に、溶接部の内側にガスケッ
トを設ける構造の場合に、従来ではガスケットの存在に
より溶接部に直接に圧力が加わらないという問題があっ
たが、本考案では溶接部に直接に圧力が加わり、溶接部
の漏れ検査が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による気密タンクの要部を示す断面図。
【図2】気密タンクの外観図。
【図3】従来の気密タンクの結合部を示す断面図。
【符号の説明】
1…下タンク 2…上タンク 1a,2a…フランジ部 11…溶接部 12…ガスケット 14…気密空間 15…貫通孔 17…台座 18…プラグ 20…Oリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突き合せて結合することによりひとつの
    タンクを形成する複数のタンク部における夫々の突合せ
    部を囲繞するようにフランジ部を設け、フランジ部の外
    周の全体に沿ってフランジ部を相互に結合するための溶
    接部を設けた気密タンクにおいて、 突き合せたフランジ部どうしの間に気密空間を形成する
    ためにフランジ部どうしの間であってフランジ部の内周
    の全体に亘ってシール部材を介在させ、溶接部とシール
    部材との間に形成される気密空間とフランジの外部と連
    通させる貫通孔を設け、当該貫通孔を開放しあるいは気
    密に閉じるためのプラグを設けたことを特徴とする気密
    タンク。
JP1993022530U 1993-04-28 1993-04-28 気密タンク Expired - Lifetime JP2575975Y2 (ja)

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JPH0682825U JPH0682825U (ja) 1994-11-25
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JP6067329B2 (ja) * 2012-10-31 2017-01-25 株式会社ダイヘン 静止誘導電器収納タンクの開口部構造

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JPH0682825U (ja) 1994-11-25

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