JP2575299Y2 - 絶縁筒拡大治具 - Google Patents

絶縁筒拡大治具

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JP2575299Y2
JP2575299Y2 JP1992044095U JP4409592U JP2575299Y2 JP 2575299 Y2 JP2575299 Y2 JP 2575299Y2 JP 1992044095 U JP1992044095 U JP 1992044095U JP 4409592 U JP4409592 U JP 4409592U JP 2575299 Y2 JP2575299 Y2 JP 2575299Y2
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insulating cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はプラスチック電力ケーブ
ルのプレハブ型接続部の形成において用いる絶縁筒の拡
大治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】図8
は、例えば架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブル等のプラ
スチック電力ケーブルのプレハブ型接続部の一例の縦断
面図である。図面において、10はプラスチック電力ケー
ブルで、11はケーブル導体、12は架橋ポリエチレン等の
ケーブル絶縁体、13はケーブルの外部半導電層、14は塩
化ビニル等のプラスチックシースである。15はケーブル
導体11を圧縮又は圧着接続する銅又はアルミニウム等の
接続用スリーブ、16は接続用スリーブ15による導体接続
部を内包し、ケーブル絶縁体12上に跨って設けた絶縁筒
である。
【0003】上記絶縁筒16は内側に内部半導電層16a、
外側にケーブルの外部半導電層13と電気的に接続する外
部半導電層16bを具えた絶縁ゴムで形成されている。そ
して、該絶縁筒16の内径はケーブル絶縁体12の外径より
小さく形成されており、治工具等を用いて径方向に拡大
してあらかじめケーブル10上に挿入しておき、接続用ス
リーブ15を用いてケーブル導体11を接続した後、前記あ
らかじめ挿入しておいた絶縁筒16を、接続部中央に治工
具と共に移動させ、しかる後、治工具を除去して絶縁筒
16のゴム弾性力によりケーブル絶縁体12上に密着して装
着する。17は絶縁筒16の外側に、両側のケーブルシース
14上にわたって施した熱収縮チューブ等の外部保護層、
18,19は外部保護層17とケーブルシース14の間にわたっ
て施した絶縁テープ巻層及び防水テープ巻層である。
【0004】上述のように、プレハブ型接続部の形成に
は、ケーブル絶縁体外径より小さい内径の絶縁筒を用
い、該絶縁筒を治工具等を用いて拡大してケーブル絶縁
体上に挿入し、その弾性力によりケーブル絶縁体上に密
着して装着する方法がとられているが、絶縁筒を拡大す
る治工具として未だ適切なものが開発されておらず、取
扱いの容易な治工具の開発が要望されていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上述の課題を解
決した絶縁筒拡大治具を提供するもので、その特徴は、
複数の連結シャフトの両側に、一側に開口部を有する2
枚の連結板が相対向して、かつシリンダの作動により上
記連結シャフト上を摺動可能に装着されており、上記連
結板にはそれぞれ絶縁筒内に挿入しこれを拡大する拡大
金具が相対向して設けられており、該拡大金具は絶縁筒
の内径より大きい外径を有し先端に向って縮径したテー
パを有する鞘管と、鞘管の先端部に位置する弾頭を具え
ており、この弾頭が鞘管の内部を通して前記開口部から
抜き去り可能にされていることにある。
【0006】
【実施例】図1は本考案の絶縁筒拡大治具の具体例の構
成図で、拡大金具が絶縁筒内に挿入された状態の一部断
面をあらわした正面図である。図2(イ)は図1のX1
X1矢視図、図2(ロ)は図1のX2−X2矢視断面図であ
る。図3は本考案における拡大金具の上半分縦断面をあ
らわした正面図である。
【0007】図面において、1は絶縁ゴム製の絶縁筒
で、その内径はケーブル絶縁体外径よりも小さい。2は
拡大金具で、図3に示すように、円筒状の鞘管21とその
先端部に位置する弾頭22を具えている。上記鞘管21は先
端に向って縮径したテーパを形成しており、その基部25
には中芯23の係合部26と連結板5に固着するためのボル
ト孔27を有している。又弾頭22は鞘管21の中心部を通る
中芯23と一体に形成されており、中芯23の基部28は係合
突起29により鞘管基部25の係合部26に係合しており、両
者の係合状態を解くことにより、弾頭22を中芯23と共に
鞘管21から引き抜き両者を分離することができる。24は
中芯23引き抜きのために中芯23の基部28に一体に形成し
た把手である。
【0008】上記のような拡大金具2の一対が、鞘管21
のボルト孔27に挿通したボルトにより、相対向する2枚
の連結板5に相対向して取付けられており、該連結板5
は複数本の連結シャフト6に複動シリンダ4により連結
シャフト6上を摺動可能に装着されている。従ってシリ
ンダ4の作動により拡大金具2は前進後退が可能とな
る。図において、4Aは図の左側の拡大金具用、4Bは図の
右側の拡大金具用のシリンダである。3は絶縁筒1のセ
ット金具で、そのフランジ部31により、シャフト7に取
付けられている。
【0009】
【作用】図4〜図7はケーブル上への絶縁筒の装着作業
の手順の説明図である。図4(イ)は絶縁筒1へ拡大金
具2を挿入前の状態図、図4(ロ)は絶縁筒1へ拡大金
具2を挿入し、絶縁筒1を拡大した状態図である。シリ
ンダ4を作動させて拡大金具2を前進させて、左右の拡
大金具2を絶縁筒1内に挿入する。この際、拡大金具2
の先端部には弾頭22を有し、又鞘管21には先端に向って
縮径したテーパ部が形成されているので、容易に挿入が
可能である。
【0010】次に、前述の拡大金具2の鞘管21の基部25
と中芯23の基部28の係合を解き、把手24を引張って、図
5(イ)に示すように弾頭22を中芯23と共に抜き去る。
そして、図5(ロ)のように、鞘管21の基部25の取付ボ
ルトを除去して連結板5より取外し、分離する。
【0011】ついで、上記により弾頭22及び中芯23を抜
き去って中空状態になった鞘管21内部に、図6(イ)の
ようにケーブル10を挿入し、位置決めを行った後、図6
(ロ)のように、再び連結板5に装着する。しかる後、
シリンダ4をさきとは逆方向に作動させて、図7(イ)
のように鞘管21を矢印の方向に後退させて、鞘管21を引
き抜く。この際鞘管21は2つ割り構造であるので、ケー
ブルより容易に取り外すことができる。これにより、絶
縁筒1の弾性力により、図7(ロ)のように絶縁筒1を
ケーブル10の所定の位置に密着して装着することができ
る。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の絶縁筒拡
大治具によれば、拡大金具の2つを相対向させ、絶縁筒
の左右両側から挿入拡大するので、挿入のストロークが
半分になり、軽量、コンパクトで取扱いが容易である。
又拡大金具の鞘管が先端に向って縮径したテーパを形成
しており、又その先端部には弾頭を有するので、絶縁筒
への挿入、拡大が容易であり、鞘管のテーパにより、鞘
管の引き抜き時も絶縁筒のゴム弾性圧力で容易に引き抜
くことができる等の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の絶縁筒拡大治具の具体例の構成図で、
拡大金具が絶縁筒内に挿入された状態の一部断面をあら
わした正面図である。
【図2】図2(イ)は図1のX1−X1矢視図、図2(ロ)
は図1のX2−X2矢視断面図である。
【図3】本考案における拡大金具の上半分断面をあらわ
した正面図である。
【図4】ケーブル上への絶縁筒の装着作業の手順の説明
図で、図4(イ)は絶縁筒へ拡大金具を挿入前の状態
図、図4(ロ)は拡大金具を挿入して絶縁筒を拡大した
状態図である。
【図5】ケーブル上への絶縁筒の装着作業の手順の説明
図で、図5(イ)は拡大金具の弾頭を中芯と共に抜き去
った状態図、図5(ロ)は鞘管を連結板より取外し、分
離した状態図である。
【図6】ケーブル上への絶縁筒の装着作業の手順の説明
図で、図6(イ)は拡大金具の鞘管内へケーブルを挿入
した状態図、図6(ロ)は絶縁筒の位置決めを行ない、
再び連結板へ装着した状態図である。
【図7】ケーブル上への絶縁筒の装着作業の手順の説明
図で、図7(イ)は拡大金具の鞘管の抜き取り作業の状
態図、図7(ロ)は拡大金具を除去し、絶縁筒をケーブ
ル上へ装着した状態図である。
【図8】プラスチック電力ケーブルのプレハブ型接続部
の一例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 絶縁筒 2 拡大金具 21 鞘管 22 弾頭 23 中芯 24 把手 3 セット金具 4 複動シリンダ 5 連結板 6 連結シャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−193518(JP,A) 特開 平2−197208(JP,A) 特開 昭62−83674(JP,A) 実開 平5−4716(JP,U) 米国特許4126927(US,A) 英国特許1128074(GB,A) 欧州特許出願公開149032(EP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 1/14 H02G 15/00 - 15/196

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の連結シャフトの両側に、一側に開
    口部を有する2枚の連結板が相対向して、かつシリンダ
    の作動により上記連結シャフト上を摺動可能に装着され
    ており、上記連結板にはそれぞれ絶縁筒内に挿入しこれ
    を拡大する拡大金具が相対向して設けられており、該拡
    大金具は絶縁筒の内径より大きい外径を有し先端に向っ
    て縮径したテーパを有する鞘管と、鞘管の先端部に位置
    する弾頭を具えており、この弾頭が鞘管の内部を通して
    前記開口部から抜き去り可能にされていることを特徴と
    する絶縁筒拡大治具。
JP1992044095U 1992-06-01 1992-06-01 絶縁筒拡大治具 Expired - Fee Related JP2575299Y2 (ja)

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