JP2575087B2 - 線路敷設用基準器設定装置 - Google Patents

線路敷設用基準器設定装置

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JP2575087B2
JP2575087B2 JP6062488A JP6248894A JP2575087B2 JP 2575087 B2 JP2575087 B2 JP 2575087B2 JP 6062488 A JP6062488 A JP 6062488A JP 6248894 A JP6248894 A JP 6248894A JP 2575087 B2 JP2575087 B2 JP 2575087B2
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弘治 狩野
慶尚 金子
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Kaneko Co Ltd
Central Japan Railway Co
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Railway Technical Research Institute
Kaneko Co Ltd
Central Japan Railway Co
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄道線路、特に
高速鉄道の線路敷設用基準器設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、線路を新規に敷設する場合、敷設
計画線を予め測量、或は航空写真そのたの手法により作
製し、敷設計画線に沿って所定の間隔で線路敷設用基準
器を設置し、この線路敷設用基準器によって規定される
基準点を基にして線路の敷設が行なわれる。
【0003】図13および図14に線路敷設用基準器の
構造の一例を示す。10は線路敷設用基準器を総称して
示す。線路敷設用基準器10は取付板11と、取付板1
1から切起されて形成された軸受片12A、12Bと、
この軸受片12A、12Bの間に回転自在に差渡されて
支持された第1ネジ軸13と、この第1ネジ軸13に螺
合し、第1ネジ軸13を回動操作することによって図示
するX方向に移動する第1移動台14と、この第1移動
台14を構成する板から切起された軸受片15A、15
Bにより回転自在に軸支された第2ネジ軸16と、この
第2ネジ軸16に螺合し、第2ネジ軸16を回転操作す
ることにより図13に示すY方向に移動する第2移動台
17と、この第2移動台17に鉛直方向に螺合する第3
ネジ軸18と、この第3ネジ軸18の上端に形成された
基準標19とを具備して構成される。なお、ネジ21と
22は取付板11が水平面でない傾むいた面に取付けら
れた場合、即ち、曲線部分で路盤にカントが付された場
合に、カントによる傾斜を補正し、第3ネジ軸18を鉛
直な姿勢に直すために設けられたカント補正用ネジを示
す。
【0004】図13を参照するに、基準標19は頭面に
十字印が付されて、十字印の交点が基準点RFとして利
用される。以上説明した線路敷設用基準器10の構造に
よれば第1ネジ軸13と、第2ネジ軸16と、第3ネジ
軸18を回転操作することにより、基準点RFをX方向
およびY方向、Z方向に移動させることができる。線路
敷設基準器10は図15および図16に示す例えばコン
クリート等で形成された路盤23に形成された基準器設
置用穴24に設置される。基準器設置用穴24は線路敷
設計画線25に沿って所定の例えば10〜20メートル
間隔で設けられる。基準器設置用穴24には特に図示し
ないが3本のアンカーボルトが植設され、この3本のア
ンカーボルトにより線路敷設用基準器10が固定され
る。即ち、取付板11に形成した取付用孔にアンカーボ
ルトを挿通し、アンカーボルトにナットを掛けて取付板
11を基準器取付用穴24の底面に締付けて固定する。
この固定に際して、第2ネジ軸16を線路敷設計画線2
5と平行する向に配置する。この向に設置することによ
り第2ネジ軸16を回転操作して基準点RFをY方向に
移動させることにより、各基準器10の相互の間隔を予
め予定した間隔に精度よく設定することができる。また
第2ネジ軸16と直交する第1ネジ軸13を回動操作す
ることにより、基準点RFを線路敷設計画線25の線上
に正確に設定することができる。
【0005】即ち、基準器設置用穴24は測量等により
概略値で決められている。従って基準器10を基準器設
置用穴24に取付た後に基準器10に設けられている調
整手段を用いて基準点RFを正規に決めた位置に設定す
るのである。このために基準器10の取付の向としては
第2ネジ軸16の軸線が線路敷設計画線25と平行にな
る向に設定され、第2ネジ軸16の回転操作により基準
点相互間の間隔を調整することになる。これに対し第1
ネジ軸13は基準点RFの位置を線路敷設計画線25の
線上に設定することに用いる。
【0006】図17および図18を参照するに、線路敷
設計画線25に沿って設置された基準器10の中で例え
ば100メートル間隔で存在する基準器をA基準器10
Aと定め、A基準器10Aの基準点RFを予め測量等に
より線路敷設計画線25に合致する様に設定する。A基
準器10Aに対しA基準器10Aで挟まれる内側の基準
器をB基準器10Bと定め、このB基準器10Bの各基
準点RFの位置を以下に示す手順で設定する。
【0007】 a)第3ネジ軸18の鉛直設定 b)基準点相互間の距離P設定 c)支距X1 〜X7 の設定 d)高さ方向の設定 この発明の線路敷設用基準器設定装置は、B基準器10
Bの各基準点RFの位置を設定する場合に適用するもの
であり、この内のc)およびd)の項目に該当するもの
である。支距設定と、高さ方向の設定をだれにでも正確
に、然も簡単に行なうことができる線路敷設用基準器設
定装置を提供するものである。
【0008】ここで、従来の通り方向と、高さ方向の設
定の仕方について説明する。通り方向の設定の仕方とし
ては、従来は糸張り方式とトランシット方式とがある
が、糸張り方式は誤差が大きく高速鉄道用の基準器設定
には不向である。ここにおいてはトランシット方式につ
いて説明する。図17および図18に示すA基準器10
Aの一方にトランシットを設置し、他方のA基準器10
Aにターゲットを設置する。トランシットの従来の視準
線をターゲットに描いた縦の線に合致させ、基準線26
を設定する。図17は直線区間の場合を示すから、基準
線26は線路敷設計画線25と合致する。従ってトラン
シットとターゲットの間に設定された基準線26に合致
する様に各B基準器10Bの各基準点RFの位置を設定
する。このためには糸で重りを吊し、糸をトランシット
に見える縦の視準線に合致する位置に吊す。この状態で
B基準器10Bの第1ネジ軸13を回転操作し、各B基
準器10Bの基準点RFの位置を重りの位置に合致させ
る。
【0009】図18は曲線区間の場合を示す。曲線区間
の場合は各B基準器10Bと直交する位置において重り
を吊した糸を基準線26に合致する位置に設置する。糸
の位置から各B基準器10Bの基準点RFまでの支距X
1 、X2 、X3 、X4 …をスケールにより測定する。各
支距X1 、X2 、X3 、X4 …の実測値が線路敷設計画
線25からの正規の支距値(既知の値として与えられ
る)に合致する様に各B基準器10Bの第1ネジ軸13
を回転操作し、各B基準器10Bの基準点RFの位置を
設定する。
【0010】一方、c)の高さ方向の設定は隣接する基
準器の基準点RFの高さ位置を基準に、トランシット等
の測量機器を利用して各基準器10Bに与えられている
標高を順次設定する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した通り、従来は
トランシットとターゲットを利用して基準線26を設定
し、この基準線26を基に重り付きの糸とスケールを用
いて支距X1 、X2 、X3 …を測定し、直線区間の場合
は支距値を0に設定すると共に曲線区間では各基準器1
0Bに与えられた支距値X1 、X2 、X3 …となる様に
基準点RFの位置を設定するから、第1ネジ軸13を回
転操作する人と、基準点RFと基準線26までの支距X
1 、X2 、X3 …をスケールにより測定し、第1ネジ軸
の回転により目標値に近ずいていることを確認する人
と、トランシットを操作する人の少なくとも3人の作業
者が必要である。
【0012】また、スケールと重り付の糸を利用して支
距X1 、X2 、X3 、X4 …を測定するところから測定
精度が高いとはいい難い。糸の太さを考慮しても±1m
m程度の誤差が発生する。そして、スケールにより支距
1 、X2 、X3 …を測定するので個人差が発生し、測
定値の信頼性が低い。従って、基準器の設定精度を高め
ることができない欠点がある。特に、超高速リニア鉄道
その他の高速鉄道の線路敷設用基準器の設定には無理が
ある。
【0013】この発明は、だれにでも正確に線路敷設用
基準器の設定を行なうことができる線路敷設用基準器設
定装置を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】取付板11と、取付板1
1から切起して形成された1対の第1の軸受片12Aお
よび12Bと、第1の軸受片の間に回転自在に差渡され
て支持された第1ネジ軸13と、第1ネジ軸13に螺合
して第1ネジ軸13を回動操作することにより第1ネジ
軸13に平行する方向に移動する第1移動台14と、第
1移動台14から切起して形成された1対の第2の軸受
片15Aおよび15Bの間に回転自在に差渡されて支持
された第2ネジ軸16と、第2ネジ軸16に螺合して第
2ネジ軸16を回転操作することにより第1ネジ軸13
に直交する方向に移動する第2移動台17と、上端面に
基準標19が形成され第2移動台17に鉛直方向に螺合
する第3ネジ軸18と、第2移動台17に設けられるカ
ント補正用ネジ21および22より成る線路敷設用基準
器10を設定する線路敷設用基準器設定装置において、
一端側に線路敷設用基準器10の基準標19と係合する
係合部31を有すると共に他端側は当該他端を上下方向
に移動させる上下位置調整手段32により支持され、一
端側と他端側との間に基準標19の基準点RFからの距
離Lを表わす目盛が付される主フレーム30を具備し、
主フレーム30に摺動自在に支持され縦線より成る指標
33が形成される指標板33Aを具備し、指標33を中
断して指標板33Aに貫通形成される窓33Gを具備
し、指標33の形成される指標板33Aの背後に取り付
けられ縦線より成る副指標33Fが形成される副指標板
33Eを具備し、指標33および副指標33Fを観測す
るトランシットを具備する線路敷設用基準器設定装置を
構成した。
【0015】そして、トランシット基準線を設定するに
際してトランシットが設置される線路敷設用基準器と対
向するターゲットが設置される線路敷設用基準器に主フ
レーム30を設置し、指標33および副指標33Fをト
ランシット基準線を設定するターゲットとした線路敷設
用基準器設定装置を構成した。また、上下位置調整手段
32には主フレーム30の他端側を上下位置調整手段3
0の軸線に対して直交する方向に案内するガイド32F
を設けた線路敷設用基準器設定装置を構成した。
【0016】更に、上下位置調整手段32には主フレー
ム30の他端側を上下位置調整手段30の軸線に対して
直交する方向に案内するガイドとして主フレーム30の
他端側を受けるピンを設けた線路敷設用基準器設定装置
を構成した。また、主フレーム30の任意の位置に固定
される移動台38を具備し、移動台38と指標板33A
との間に介挿されて指標板33Aを微動する微動装置3
7を具備する線路敷設用基準器設定装置を構成した。
【0017】更に、以上の路敷設用基準器設定装置にお
いて、3本の支持ネジ軸41A、41B、41Cにより
3点支持され水準器42を有して水平な姿勢に調整設置
される梁40を具備し、偏奇力を受けて下向きに突出す
る可動ロッド51を有し、可動ロッド51の突出量を表
示する表示部52を有し、突出量をゼロに復帰するゼロ
リセットスイッチ54を有し、梁40に沿って移動自在
に支持される測尺装置50を具備する線路敷設用基準器
設定装置を構成した。
【0018】
【発明の実施の形態】図1ないし図5を参照してこの発
明の実施例を説明する。23はコンクリートにより固め
られた路盤を示す。路盤23には線路敷設計画線25
(図17および図18参照)に沿って基準器設置用穴2
4が形成され、この基準器設置用穴24に基準器10が
設置される。
【0019】この発明による線路敷設用基準器設定装置
は、一端側に基準器10の基準標19と係合する係合部
31が取付けられた主フレーム30と、この主フレーム
30の他端側を上下方向に移動自在に支持する上下位置
調整手段32と、主フレーム30に沿って移動自在に支
持された指標33と、主フレーム30に付した主尺34
とによって構成される。
【0020】係合部31は主フレーム30の端部から直
交する方向に突出して取付けられた脚35の下端に設け
られる。即ち、脚35を図4に示す様に例えば2枚の板
で構成し、この2枚の板を下端部で曲拡げて口広部31
Aを形成し、この口広部31Aの内側にピン31B、3
1Cで係合子31Dを支承させる構造により係合部31
を構成することができる。なお、図4に示す係合子31
Dは基準標19の周面に接触し、係合部31は基準標1
9に対してガタなく係合する。
【0021】上下位置調整手段32は主フレーム30の
他端側を支持し、支持位置を上下に移動させ主フレーム
30を水平な姿勢に設定する。36は主フレーム30が
水平位置にあるか否かを測定する水準器を示す。上下位
置調整手段32は基台32Aと、この基台32Aに植設
された一対のガイドシャフト32Bと、このガイドシャ
フト32Bに支持されて上下に移動できる様に支持され
た移動台32Cと、この移動台32Cと螺合し、回転操
作することにより移動台32Cを上下方向に移動させる
ネジ軸32Dと、基台32Aの姿勢を設定するネジ軸3
2Eとによって構成される。
【0022】移動台32Cには水平方向にガイド32F
が形成され、このガイド32Fに主フレーム30の端部
に回転自在に装着したローラ30Aを係合させる。この
係合構造により主フレーム30の端部は上下位置調整手
段32に対して水平方向に自由に移動できる様に支持さ
れる。なお、32BBはネジ軸32Dを回転操作するツ
マミを示す。
【0023】指標33は主フレーム30に摺動自在に支
持された指標板33Aに縦線を描いて構成される。指標
板33Aの主フレーム30と対接する部分に窓33Bを
形成し、この窓33Bの縁に形成した傾斜面33Cに副
尺33Dを付す。この副尺33Dによって主尺34の目
盛を例えば1/10の分解能で読み取ることができる様
に構成することができる。なお、図1には主尺34およ
び副尺33Dを粗く描いているが実際はmm単位の目盛
が付される。
【0024】図1を参照するに、副尺33Dの0点と主
尺34の所望の目盛に合致させることにより、指標33
と基準器10の基準標19に付した基準点RFとの間の
距離Lは主尺34の目盛の距離に設定される。例えば、
副尺33Dの0点を主尺34の11.5mmの位置に合
せると、距離Lは11.5mmに設定される。図18を
参照するに、この距離Lを各基準器10に与えられる支
距X1 、X2 、X3 …に設定する。ここで、距離LをL
=0に設定することにより指標33と副指標33Fは基
準器10の基準標19に指示される基準点RFを指し示
すことになる。この設定状態により与えられている支距
が0の場合、即ち、図17に示す直線区間における基準
器の基準標の位置を設定する場合の測定器として利用す
る他に、この測定器を基準線26を設定する場合のター
ゲットとして利用することができる。
【0025】更に、指標33を付した背後に図5に示す
様に副指標板33Eを設け、この副指標板33Eに副指
標33Fを付す。この副指標33Fは指標33の位置に
一致させ、トランシットにより窓33Gを通じて見る状
態で指標33と副指標33Fとが一致する様に主フレー
ム30の向を設定する。図18を参照するに、これによ
り主フレーム30をトランシットによって設定される基
準線26に対して直角に交叉する向に設置することがで
きる。
【0026】ここで、この発明の線路敷設用基準器設定
装置を使用して線路敷設用基準器を設定する仕方を説明
する。これは、2人程度の少人数により以下の通りに簡
単容易に実施することができる。先ず、トランシットと
ターゲットを用いて図18で説明した基準線26を設定
した後、これから設定しようとする基準器10の基準標
19に係合部31を係合させ、これと共に、上下位置調
整手段32の位置を基準標19を中心に回動操作し主フ
レーム30の向を変えてトランシットから見て指標33
と副指標33Fとが重なる状態に設定する。この設定に
より主フレーム30はトランシットによって設定される
基準線26に対して直交する向に設定される。
【0027】次に、上下位置調整手段32のツマミ32
BBを操作し、主フレーム30の姿勢を水平状態に設定
する。指標33と基準器10の基準点までの距離Lをそ
の基準器10に与えられている支距に対応する距離に設
定する。トランシットにより指標33の位置を観測し、
トランシットに表示される縦の視準線(基準線26と等
価)と指標33との間のズレを測定する。ズレが0であ
ればそのまま、指標33の位置が+、−の何れかにズレ
ている場合は基準器10の第1ネジ軸13を回動操作
し、指標33をトランシットに表示される基準線26に
合致させる。指標33がトランシットに表示される基準
線26と合致した時点でその基準器に与えられる支距の
設定を終了する。この設定作業を図17および図18に
示したB基準器10B毎に実施する。
【0028】以上の説明は路盤23の面が水平である場
合の説明であるが、曲線区間の場合は路盤23にカント
が付され、傾斜が与えられている。以下、傾斜が与えら
れた場合の設定の仕方について図6を参照して説明す
る。路盤23が傾斜している場合には基準器10の第3
ネジ軸18をカント補正用ネジ21と22を調整して鉛
直姿勢に設定する。この様に予め第3ネジ軸18を鉛直
な姿勢に設定することにより、後で説明する高さ方向の
設定を行なっても設定した支距値が変化することはな
い。
【0029】傾斜した路盤23の面に対して、上下位置
調整手段32の軸線を垂直に設置する。上下位置調整手
段32の軸線を傾斜した路盤23の面に対して垂直に設
置することによりガイド32Fは路盤23に対して平行
に配置される。従って、主フレーム30を水平姿勢に設
定した後に、基準器10のX方向の調整手段、即ち、第
1ネジ軸13を回動操作し、指標33の位置を主フレー
ム30と共に移動させても主フレーム30は水平姿勢を
保持した状態を維持し、設定した支距値Lが正確に維持
される。
【0030】図7ないし図9は上下位置調整手段32の
他の実施例を示す。この実施例は、ガイドシャフト32
Bとネジ軸32Dの下端を路盤23の面に直接接触させ
て自立させると共に、移動台32Cにガイド32Fの代
りにピン32Gを設け、このピン32Gによって主フレ
ーム30を支持する構造とした。この構造のものは、直
線区間および基準器の取付面が水平な場合に利用する。
また、この実施例は指標33および主フレーム30を移
動させる手段として微動装置37を設けた場合を示す。
即ち、移動台38を設け、この移動台38と指標33と
の間に微動装置37を介挿し、移動台38をネジ38A
で主フレーム30に固定し、その固定状態で微動装置3
7を操作することにより指標33を微動させる構造とし
たものである。この様に微動装置37を設けたことによ
り、指標33を与えられた支距値に設定する作業を容易
に行なうことができる利点が得られる。なお、この微動
装置37は図1に示した実施例にも適用することができ
る。
【0031】図10を参照して線路敷設用基準器10の
高さ方向の設定の仕方を説明する。各線路敷設用基準器
10の仮基準点の標高が予め測量により求められる。各
線路敷設用基準器10の仮基準点は図13および図14
に示した軸受片12Aの上端面とすることができる。各
軸受片12Aの上端面の標高H1 、H2 、H3 …を測量
により求める。この標高H1 、H2 、H3 …を基に、各
線路敷設用基準器10に与えられている標高値との差Δ
Hを求める。差ΔHを算出することにより、この差ΔH
を基準標19の上面と軸受片12Aの上端面との間の高
さの差に設定すればよい。この高さ設定時に使用する装
置を図11および図12を参照して説明する。40は梁
を示す。この梁40は3本の支持ネジ軸41A、41
B、41Cにより支持されて水準器42により水平な姿
勢に設置される。即ち、路盤23の傾きに関係なく、ど
の位置に設置されている線路敷設用基準器10に対して
も梁40を水平な姿勢に設置する。
【0032】梁40には横動自在に測尺装置50が装着
される。この測尺装置50は例えば株式会社ミツトヨ殿
が製造し、販売している商品名「デジマチックインジケ
ータIDV−25」で呼ばれる電子式のマイクロメータ
を用いることができる。この電子式マイクロメータはボ
ディから可動ロッド51が突出する方向に偏奇力を受け
て突設され、可動ロッド51の可動量が表示部52に表
示される。53は電源スイッチ、54はゼロリセットス
イッチ、51Aは可動ロッド51を持ち上げる把手を示
す。
【0033】可動ロッド51を下向に垂直な姿勢で支持
し、梁40を基準標19と標高の基準点となる軸受片1
2Aの上面とを結ぶ線と平行に配置し、測尺装置50を
軸受片12Aと、基準標19の上面の双方に当接できる
様に設置する。軸受片12Aの上面に可動ロッド51の
先端を当接させ、この状態でゼロリセットスイッチを操
作し、表示部52の表示をゼロリセットする。次に測尺
装置50を基準標19の上に移動させ、可動ロッド51
を基準標19の基準点RFに当接させる。このとき表示
部52に表示される数値が仮基準点と基準標19との間
の高さの差となる。この高さの差が先に算出した差ΔH
に合致する様に第3ネジ軸18を回動調整し、高さの調
整が終了する。
【0034】
【発明の効果】以上の通りであって、この発明の線路敷
設用基準器設定装置によれば、線路敷設用基準器の設定
は、線路敷設用基準器を設定する仕方において説明した
通り2人程度の少人数により簡単容易に実施することが
できる。そして、主フレーム30に摺動自在に支持され
縦線より成る指標33が形成される指標板33Aを具備
し、指標33を中断して指標板33Aに貫通形成される
窓33Gを具備し、指標33の形成される指標板33A
の背後に取り付けられ縦線より成る副指標33Fが形成
される副指標板33Eを具備し、トランシットから見て
指標33と副指標33Fとが重なる状態に設定すること
により、主フレーム30はトランシットによって設定さ
れる基準線26に対して直交する向に設定されると共
に、トランシット基準線を設定するに際してトランシッ
トが設置される線路敷設用基準器と対向するターゲット
が設置される線路敷設用基準器に主フレーム30を設置
し、指標33および副指標33Fをトランシット基準線
を設定する正確なターゲットとして使用することができ
る。
【0035】また、上下位置調整手段32には主フレー
ム30の他端側を上下位置調整手段30の軸線に対して
直交する方向に案内するガイド32Fを設け、或は上下
位置調整手段30の軸線に対して直交する方向に案内す
るガイドとして主フレーム30の他端側を受けるピンを
設けたことにより、基準器の高さ方向の設定を行なって
も設定した支距値が変化することはない。
【0036】更に、主フレーム30の任意の位置に固定
される移動台38を具備し、移動台38と指標板33A
との間に介挿されて指標板33Aを微動する微動装置3
7を具備することにより、指標33を与えられた支距値
に設定する作業を容易に精密に実施することができる。
また、3本の支持ネジ軸41A、41B、41Cにより
3点支持され水準器42を有して水平な姿勢に調整設置
される梁40を具備し、偏奇力を受けて下向きに突出す
る可動ロッド51を有し、可動ロッド51の突出量を表
示する表示部52を有し、突出量をゼロに復帰するゼロ
リセットスイッチ54を有し、梁40に沿って移動自在
に支持される測尺装置50を併せて具備することによ
り、線路敷設用基準器の通り方向の支距および高さの設
定を共に容易に精度よく実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を説明する正面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】図1の平面図。
【図4】図2の反対側から見た側面図。
【図5】指標の構造を説明する斜視図。
【図6】図1の実施例を傾斜した面に設置した状態を示
す正面図。
【図7】他の実施例を説明する正面図。
【図8】図7の側面図。
【図9】図7の平面図。
【図10】高さ方向の設定を説明する断面図。
【図11】高さ方向の設定を実施する装置の正面図。
【図12】図11の平面図。
【図13】線路敷設用基準器構造を説明する平面図。
【図14】図13を側面から見た側面図。
【図15】線路敷設用基準器を説明する平面図。
【図16】図17を断面で示す正面図。
【図17】直線区間の線路敷設用基準器の配列を示す平
面図。
【図18】曲線区間の線路敷設用基準器の設置の様子を
示す平面図。
【符号の説明】
10 線路敷設用基準器 10A A基準器 10B B基準器 11 取付板 12A、12B 軸受片 13 第1ネジ軸 14 第1移動台 16 第2ネジ軸 17 第2移動台 18 第3ネジ軸 19 基準標 30 主フレーム 31 係合部 32 上下位置調整手段 33 指標 33F 副指標 34 主尺 36 水準器 40 梁 41A〜41C 支持ネジ軸 42 水準器 50 測尺装置 51 可動ロッド 52 表示部 53 電源スイッチ 54 ゼロリセットスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 狩野 弘治 東京都千代田区永田町2丁目14番2号 日本鉄道建設公団内 (72)発明者 金子 慶尚 東京都杉並区善福寺1−24−2 (56)参考文献 特開 平5−240616(JP,A) 実開 昭58−89815(JP,U) 実開 平5−30705(JP,U) 実公 昭59−567(JP,Y2)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付板と、取付板から切起して形成され
    た1対の第1の軸受片と、第1の軸受片の間に回転自在
    に差渡されて支持された第1ネジ軸と、第1ネジ軸に螺
    合して第1ネジ軸を回動操作することにより第1ネジ軸
    に平行する方向に移動する第1移動台と、第1移動台か
    ら切起して形成された1対の第2の軸受片の間に回転自
    在に差渡されて支持された第2ネジ軸と、第2ネジ軸に
    螺合して第2ネジ軸を回転操作することにより第1ネジ
    軸に直交する方向に移動する第2移動台と、上端面に基
    準標が形成され第2移動台に鉛直方向に螺合する第3ネ
    ジ軸と、第2移動台に設けられるカント補正用ネジより
    成る線路敷設用基準器を設定する線路敷設用基準器設定
    装置において、 一端側に線路敷設用基準器の基準標と係合する係合部を
    有すると共に他端側は当該他端を上下方向に移動させる
    上下位置調整手段により支持され、一端側と他端側との
    間に基準標の基準点からの距離Lを表わす目盛が付され
    る主フレームを具備し、 主フレームに摺動自在に支持され縦線より成る指標が形
    成される指標板を具備し、 指標を中断して指標板に貫通形成される窓を具備し、 指標の形成される指標板の背後に取り付けられ縦線より
    成る副指標が形成される副指標板を具備し、 指標および副指標を観測するトランシットを具備するこ
    とを特徴とする線路敷設用基準器設定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載される線路敷設用基準器
    設定装置において、トランシット基準線を設定するに際
    してトランシットが設置される線路敷設用基準器と対向
    するターゲットが設置される線路敷設用基準器に主フレ
    ームを設置し、指標および副指標をトランシット基準線
    を設定するターゲットとしたことを特徴とする線路敷設
    用基準器設定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1および請求項2の何れかに記載
    される線路敷設用基準器設定装置において、 上下位置調整手段には主フレームの他端側を上下位置調
    整手段の軸線に対して直交する方向に案内するガイドを
    設けたことを特徴とする線路敷設用基準器設定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1および請求項2の何れかに記載
    される線路敷設用基準器設定装置において、 上下位置調整手段には主フレームの他端側を上下位置調
    整手段の軸線に対して直交する方向に案内するガイドと
    して主フレームの他端側を受けるピンを設けたことを特
    徴とする線路敷設用基準器設定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の内の何れかに
    記載される線路敷設用基準器設定装置において、 主フレームの任意の位置に固定される移動台を具備し、 移動台と指標板との間に介挿されて指標板を微動する微
    動装置を具備することを特徴とする線路敷設用基準器設
    定装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5の内の何れかに
    記載される線路敷設用基準器設定装置において、 3本の支持ネジ軸により3点支持され水準器を有して水
    平な姿勢に調整設置される梁を具備し、 偏奇力を受けて下向きに突出する可動ロッドを有し、可
    動ロッドの突出量を表示する表示部を有し、突出量をゼ
    ロに復帰するゼロリセットスイッチを有し、梁に沿って
    移動自在に支持される測尺装置を具備することを特徴と
    する線路敷設用基準器設定装置。
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