JP2574342Y2 - ボルト・ナットの緩み止め装置 - Google Patents

ボルト・ナットの緩み止め装置

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JP2574342Y2
JP2574342Y2 JP1991006595U JP659591U JP2574342Y2 JP 2574342 Y2 JP2574342 Y2 JP 2574342Y2 JP 1991006595 U JP1991006595 U JP 1991006595U JP 659591 U JP659591 U JP 659591U JP 2574342 Y2 JP2574342 Y2 JP 2574342Y2
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fastened
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展央 米山
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、圧延ロールの駆動系
のユニバーサルジョイントを取りつけるための、一対の
ボルトやナットの回動を一括して規制するボルト・ナッ
トの緩み止め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】圧延ロールの駆動経路には、ユニバーサ
ルジョイントが介在されており、通常、このユニバーサ
ルジョイントにおいては、図5に示すように、十字軸の
端部を支持したハウジング84を、一対の六角ボルト8
0によって、圧延ロール側のフランジヨーク85や駆動
装置側のフランジヨーク86に取り付けている。
【0003】上記の六角ボルトは、高回転、高振動の条
件下で緩みを生じやすいので、従来、図4に示すような
緩み止め装置を設けていた。すなわち、六角ボルト80
の頭部81を径方向に貫通する穴82を設け、この穴8
2を通して、両ボルト80,80に、ワイヤー83をた
すきがけし、このワイヤー83によって緩み止めを行っ
ていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記のボル
ト・ナットの緩み止め装置においては、ワイヤー83に
生じた伸び等のためにワイヤー83が弛んだり或いは切
断したりすることが多く、緩み止めの効果が劣ってい
た。この考案の目的は、上記の技術的課題を解決し、確
実な緩み止めが行えるボルト・ナットの緩み止め装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案は、圧延ロールの駆動経路に介在したユニ
バーサルジョイントを、圧延ロール側または駆動装置側
に取り付けるために所定間隔離して配置された、多角ボ
ルトの頭部やナット等からなる一対の対象物が、被締結
部に対して回動することを一括して規制するボルト・ナ
ットの緩み止め装置において、両端部に、各対象物の少
なくとも一つの側面にそれぞれ対向し且つ当該対象物の
回動中心と同心の円弧面を形成したプレートと、各円弧
面とこれに対向する対象物の側面との隙間を嵌入させて
当該隙間を塞ぎ、プレートに溶接された三日月形断面形
状を有するストッパピンと、上記プレートの中央部を、
被締結部に止定した取付用ボルトとを備えたことを特徴
とするものである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、被締結部に取付用ボルトに
よって取り付けられたプレートの両端部の円弧面と、こ
の円弧面に対向した対象物の側面との隙間に、それぞれ
ストッパピンを嵌入した後、各ストッパピンをプレート
に溶接して固定することにより、各対象物の被締結物に
対する回動を、確実に規制することができる。
【0007】また、プレートの中央部を取付用ボルトに
よって被締結部に止定しているので、プレート自体の止
定としても確実性がある。
【0008】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図3は、緩み止め装置Aが取付けられる、ユル
バーサルジョイント70の六角ボルトからなる、対象物
としての頭部1と、その周辺部分を示している。このユ
ニバ−サルジョイント70は、圧縁ロール側72と駆動
装置側73との連結に用いられている。上記の六角ボル
トは、ユニバ−サルジョイント70の十字軸の各軸部を
支持する被締結部としてのハウジング74を、圧縁ロー
ル側72のフランジヨーク72a或いは駆動装置側73
のフランジヨーク73aに対して取り付けている。六角
ボルトの頭部1の頂面とフランジヨーク72a,73a
の端面72b,73bとの間の空間は狭くしてある。
【0009】図1、および図1のII−II断面を示す図2
を参照して、この緩み止め装置Aは、ハウジング74に
一対の取付用ボルト4によって取付けられたプレート2
と、対象物としての各頭部1の側面1bに当接して頭部
1の回動を規制するストッパピン5とを有している。ハ
ウジング74は、プレート2の中央部を支持できるよう
なフラット面74aを有している。図2において、77
は、十字軸を支持するベアリングが嵌合される嵌合孔で
ある。
【0010】頭部1は、プレート2の座面となる、円形
のフランジ部1aを有している。プレート2は、頭部1
の厚みよりも薄い、いわゆるメガネレンチ状の板材から
なり、中央部に、一対の取付用ボルト4を貫通させる一
対の貫通孔21を有し、両端部に、一対の頭部1をそれ
ぞれ貫通させる頭部貫通孔22を有している。一対の貫
通孔21は、プレート2の長手方向に沿って配置されて
いる。頭部貫通孔22は、頭部1の回動中心と同心の丸
穴であり、その内周壁は、頭部1の各側面1bに対向す
る円弧面22aとなっている。上記のように、頭部貫通
孔22と頭部1とを同心としているのは、六角ボルトが
締め付けられた状態で頭部1の向きが相違しても、頭部
1の側面1bと円弧面22aとの隙間の形状が変わらな
いようにするためであり、これにより、単一仕様のスト
ッパピン5を使用することができる。
【0011】各ストッパピン5は、頭部1の側面1bと
プレート2の円弧面22aとの隙間を塞ぐ三日月形断面
形状の板材からなり、円弧面22aに対して溶接されて
いる。上記取付用ボルト4は、その頭部41とプレート
2との間に、取付用ボルト4自身の緩み止めプレート6
を介在させた状態で、ハウジング74のねじ孔31にね
じ込まれている。緩み止めプレート6は、その角部61
を折り曲げて取付用ボルト4の側面に密接させ、取付用
ボルト4の回動を規制する。
【0012】この実施例によれば、まず、プレート2
を、当該プレート2が頭部1の頂面から突出しない状態
に、取付用ボルト4によってハウジング74に取り付け
ると共に、頭部1を頭部貫通孔22に貫通させて、プレ
ート2の円弧面22aを頭部1の側面1bに対向させ
る。そして、この円弧面22aとこれに対向する頭部1
の側面1bとの隙間に、ストッパピン5を嵌入して当該
隙間を塞いだ後、ストッパピン5をプレート2に溶接し
て固定することにより、頭部1のハウジング74に対す
る回動を、確実に規制することができる。
【0013】また、プレート2の中央部を、取付用ボル
ト4によって止定しており、この取付用ボルト4を中心
としたプレート2の慣性モーメントを小さくしているの
で、高回転や高振動の条件下でプレート2に働く、取付
用ボルト4回りの慣性力を小さくでき、プレート2自体
の止定としても確実性がある。しかも、取付用ボルト4
に対しても緩み止めプレート6によって緩み止めを施し
ているので、この取付用ボルト4の緩みによってプレー
ト2が外れてしまうようなことが一切なく、一層のこと
確実に、対象物としてのボルトの緩みを規制できる。し
たがって、圧延ロール駆動系のユニバーサルジョイント
用のボルト等、緩みやすい条件で使用される対象物の緩
み止めに好適であるさらに、頭部1の回動を規制したス
トッパピン5を、頭部1の頂面1aから突出しないプレ
ート2に溶接することから、本実施例のように、頭部1
の周囲のスペースが狭い場合にも、当該スペース内で溶
接作業のための空間を広く確保することができ、緩み止
め装置の取付けの容易化を図ることができる。そして、
頭部1の頂面が露出しているので、超音波を利用した軸
力測定を容易に行うことができる。
【0014】加えて、頭部1に対して穴明け加工等の加
工を施す必要がないので、装置のコストを安価にするこ
とができる。しかも、ストッパピン5以外の部品は、一
度取外しても繰り返して使用することができるので、コ
スト的にも有利である。なお、この考案は、上記実施例
に限定されるものではなく、例えば、プレート2は両口
スパナ状のものでも良い。また、円弧面22aは、頭部
1の少なくとも一つの側面1bに対向するものであれば
良く、ストッパピン5は、頭部1の少なくとも一つの側
面1bに当接するものであれば良い。
【0015】また、プレート2の座部としては、フラン
ジ部1aに代えて、頭部1と別体のスペーサを用いるこ
とができる。さらに、この考案を、併設された一対のナ
ットの緩み止めに適用すること、併設されたボルトの頭
部とナットの緩み止めに適用すること等、この考案の要
旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施すことができ
る。
【0016】
【考案の効果】以上のように、上記構成のボルト・ナッ
トの緩み止め装置によれば、被締結部に取付用ボルトに
よって取り付けられたプレートの円弧面と、この円弧面
に対向した対象物の側面との隙間にそれぞれストッパピ
ンを嵌入した後、各ストッパピンをプレートに溶接して
固定することにより、各対象物の被締結物に対する回動
を確実に規制することができ、確実な緩み止めが行え
る。また、プレートの中央部を取付用ボルトによって被
締結部に止定しているので、プレート自体の止定として
も確実性があり、したがって、圧延ロール駆動系のユニ
バーサルジョイント用のボルト等、緩みやすい条件で使
用される対象物の緩み止めに好適であるという特有の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例のボルト・ナットの緩み止
め装置を示す正面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】ボルト・ナットの緩み止め装置が取り付けられ
たユニバ−サルジョイント周辺の概略図である。
【図4】従来の緩み止め装置の正面図である。
【図5】従来の緩み止め装置が取り付けられたユニバ−
サルジョイント周辺の概略図である。
【符号の説明】
1 頭部(対象物) 1b 側面 2 プレート 4 取付用ボルト 5 ストッパ 22a 円弧面 74 ハウジング(被締結部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16B 39/10

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧延ロールの駆動経路に介在したユニバー
    サルジョイントを、圧延ロール側または駆動装置側に取
    り付けるために所定間隔離して配置された、多角ボルト
    の頭部やナット等からなる一対の対象物が、被締結部に
    対して回動することを一括して規制するボルト・ナット
    の緩み止め装置において、 両端部に、各対象物の少なくとも一つの側面にそれぞれ
    対向し且つ当該対象物の回動中心と同心の円弧面を形成
    したプレートと、各円弧面とこれに対向する対象物の側
    面との隙間を嵌入させて当該隙間を塞ぎ、プレートに溶
    接された三日月形断面形状を有するストッパピンと、上
    記プレートの中央部を、被締結部に止定した取付用ボル
    トとを備えたことを特徴とするボルト・ナットの緩み止
    め装置。
JP1991006595U 1991-02-18 1991-02-18 ボルト・ナットの緩み止め装置 Expired - Lifetime JP2574342Y2 (ja)

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JPH04105213U JPH04105213U (ja) 1992-09-10
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102057330B1 (ko) * 2017-05-10 2019-12-18 임중혁 차량용 휠 너트의 풀림 방지 기구

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