JP2574148Y2 - シールド掘進機のディスクカッタ摩耗検出装置 - Google Patents

シールド掘進機のディスクカッタ摩耗検出装置

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JP2574148Y2
JP2574148Y2 JP1992091596U JP9159692U JP2574148Y2 JP 2574148 Y2 JP2574148 Y2 JP 2574148Y2 JP 1992091596 U JP1992091596 U JP 1992091596U JP 9159692 U JP9159692 U JP 9159692U JP 2574148 Y2 JP2574148 Y2 JP 2574148Y2
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JP
Japan
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disk cutter
disk
cutter
wear
detector
Prior art date
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JP1992091596U
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勝 中村
好人 南
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はカッタヘッドに設けら
れたディスクカッタの摩耗を検出するシールド掘進機の
ディスクカッタ摩耗検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来トンネルを掘削するシールド掘進機
は、シールド本体の前部にカッタヘッドモータにより回
転駆動されるカッタヘッドが設けられている。またカッ
タヘッドの前面には、カッタヘッドの回転に伴い自転し
て切羽を掘削する多数のディスクカッタが設けられてお
り、これらディスクカッタは摩耗すると切削力が低下し
て掘進速度の低下を招く。このため従来では、ある距離
掘削したら、作業者が切羽とカッタヘッドの間に出て、
治具等を使用してディスクカッタの摩耗を人為的に測定
していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしこの方法では測
定中に地盤の崩落や出水等が発生する可能性があり、作
業に危険が及ぶ不具合がある。また危険を回避するため
には掘進を停止して、地山に凝固剤などの薬剤を注入
し、地盤を改良する必要があり、この間掘進作業が中断
するため、工期が長くなるなどの不具合もある。この考
案はかかる不具合を改善する目的でなされたもので、デ
ィスクカッタの摩耗がシールド本体内で容易に測定でき
るようにしたシールド掘進機のディスクカッタ摩耗検出
装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は上記目的を達
成するために、シールド本体の前部に回転自在に設けら
れたカッタヘッドの前面に、複数のディスクカッタを設
けて、これらディスクカッタで切羽を掘削するようにし
たシールド掘進機において、上記ディスクカッタの近傍
に油圧ジャッキを設けて、この油圧ジャッキにより検出
子をディスクカッタの外周部へ圧接し、このときのスト
ロークをストローク検出器により検出して、シールド本
体内に設けられた摩耗量表示器にディスクカッタの摩耗
量として表示するようにしたものである。
【0005】
【作用】上記構成により、シールド本体内でディスクカ
ッタの摩耗量が確認できるため、作業者が切羽とカッタ
ヘッドの間に出て人為的に摩耗量を測定する必要がな
い。
【0006】
【実施例】この考案の一実施例を図面を参照して詳述す
る。図1はシールド掘進機の断面図、図2は図1のA円
内の拡大図、図3はディスクカッタ摩耗検出器の側面
図、図4は同平面図である。
【0007】図1において1はシールド本体で、前部に
カッタヘッドモータ3により回転駆動されるカッタヘッ
ド2が設けられている。上記カッタヘッド2の前面には
放射方向に複数のスポーク2aが設けられていて、これ
らスポーク2aに複数のディスクカッタ4が回転自在に
取付けられている。そしてこれらディスクカッタ4は、
カッタヘッド2の回転に伴い切羽5との摩擦により自転
して切羽5を掘削すると共に、掘削された土砂はスポー
ク2aの間からシールド本体1前部のチャンバ1a内へ
取込まれた後スクリュウコンベヤ6によりチャンバ1a
内より搬出され、さらに図示しない土砂搬送装置により
後方へ搬送されるようになっている。
【0008】一方カッタヘッド2の外周側に位置するデ
ィスクカッタ4の近傍に、この考案のディスクカッタ摩
耗検出装置の本体8が設置されている。上記本体8は図
3及び図4に示すように、カッタヘッド2のスポーク2
aに固着されたジャッキケース9を有していて、このジ
ャッキケース9内に油圧ジャッキ10がトラニオン11
を介して支持されている。上記油圧ジャッキ10はディ
スクカッタ4方向にピストン杆10aが突出されてい
て、このピストン杆10aの先端に、検出子12が取付
けられている。上記検出子12はジャッキケース9の端
面に取付けられた筒状のガイド部13に摺動自在に支承
されていて、油圧ジャッキ10により先端がディスクカ
ッタ4の外周面へ圧接できるようになっていると共に、
上記ガイド部13には、検出子12の先端に向けて水を
噴出するノズル15が取付けられていて、ディスクカッ
タ4に付着した土砂を洗浄するようになっている。
【0009】また上記油圧ジャッキ10には、油圧配管
16により油圧が供給されるようになっていると共に、
油圧ジャッキ10の後端にはピストン杆10aのストロ
ークを検出するストローク検出器17が内蔵されてい
る。そしてこのストローク検出器17により検出された
ストローク量はジャッキケース9より延出されたケーブ
ル18によりシールド本体1内に設置された操作盤へ送
られ、操作盤に設けられた摩耗量表示器(ともに図示せ
ず)にディスクカッタ4の摩耗量としてデジタル表示さ
れるようになっている。なお図中19はガイド部9aに
設けられたノズル15へ水を供給する洗浄水供給管であ
る。
【0010】次に作用を説明すると、カッタヘッドモー
タ3によりカッタヘッド2を回転させながらシールド本
体1を推進させてトンネルの掘削に供するが、ある距離
掘進したら、ディスクカッタ4の摩耗を測定するためカ
ッタヘッド2を停止する。そして洗浄水供給管19より
ノズル15へ水を供給して、ノズル15より噴出される
水によりディスクカッタ4に付着した土砂を洗浄した
ら、いままで収縮状態にあった油圧ジャッキ10へ油圧
を供給してピストン杆10aを伸長し、ピストン杆10
aの先端に取付けられた検出子12をディスクカッタ4
の外周面に図3及び図4に示すように圧接する。そして
このときのピストン杆10のストロークがストローク検
出器17により検出されてシールド本体1内の操作盤へ
送られる。
【0011】操作盤の制御部には予めディスクカッタ4
が摩耗してない状態でのピストン杆10aのストローク
が基準値として記憶されていて、ストローク検出器17
より送られてきたストローク値とこの基準値よりディス
クカッタ4の摩耗量が算出され、摩耗量表示器へデジタ
ル表示される。これによって作業者は摩耗量表示器に表
示される数値を見るだけで、ディスクカッタ4の摩耗量
を確認することができるようになる。なお上記実施例で
はカッタヘッド2の外周側に設けられたディスクカッタ
4の近傍に摩耗検出装置の本体8を設けたが、これは外
周側のディスクカッタ4がもっとも摩耗しやすいため
で、勿論他の場所のディスクカッタ4の近傍に本体8を
設けるようにしてもよい。
【0012】
【考案の効果】この考案は以上詳述したように、ディス
クカッタの摩耗状態がシールド本体内で確認できるた
め、従来のように切羽とカッタヘッドの間に作業員が出
て、人為的にディスクカッタの摩耗量を測定する必要が
ない。これによって危険な測定作業が不要になると共
に、地山に薬剤を注入して、地盤の崩落や出水などを防
止する対策を構じる必要がないため、工期の短縮とこれ
らにかかる費用の削減が図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例になるディスクカッタ摩耗
検出装置を採用したシールド掘進機の断面図である。
【図2】図1のA円内の拡大図である。
【図3】この考案の一実施例になるディスクカッタ摩耗
検出装置の側面図である。
【図4】この考案の一実施例になるディスクカッタ摩耗
検出装置の平面図である。
【符号の説明】
1 シールド本体 2 カッタヘッド 4 ディスクカッタ 10 油圧ジャッキ 12 検出子 17 ストローク検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21D 9/08 E21D 9/10

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド本体1の前部に回転自在に設け
    られたカッタヘッド2の前面に、複数のディスクカッタ
    4を設けて、これらディスクカッタ4で切羽5を掘削す
    るようにしたシールド掘進機において、上記ディスクカ
    ッタ4の近傍に油圧ジャッキ10を設けて、この油圧ジ
    ャッキ10により検出子12をディスクカッタの外周部
    へ圧接し、このときのストロークをストローク検出器1
    7により検出して、シールド本体1内に設けられた摩耗
    量表示器にディスクカッタの摩耗量として表示するよう
    にしてなるシールド掘進機のディスクカッタ摩耗検出装
    置。
JP1992091596U 1992-12-18 1992-12-18 シールド掘進機のディスクカッタ摩耗検出装置 Expired - Lifetime JP2574148Y2 (ja)

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JPH0653697U JPH0653697U (ja) 1994-07-22
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JP6266336B2 (ja) * 2013-12-25 2018-01-24 川崎重工業株式会社 ローラーカッターの摩耗検知装置
CN108655826B (zh) * 2018-06-25 2023-04-14 河北工业大学 一种用于数控车削加工的刀具磨损视诊装置及视诊方法
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KR102550018B1 (ko) * 2021-04-09 2023-07-03 한국전력공사 굴착 장비용 디스크 커터 마모도 측정 장치 및 방법

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