JP2573426B2 - バースト型光通信回路 - Google Patents

バースト型光通信回路

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JP2573426B2 JP3069487A JP6948791A JP2573426B2 JP 2573426 B2 JP2573426 B2 JP 2573426B2 JP 3069487 A JP3069487 A JP 3069487A JP 6948791 A JP6948791 A JP 6948791A JP 2573426 B2 JP2573426 B2 JP 2573426B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【産業上の利用分野】本発明は、レーザーダイオードを
発光体とする発光部に温度補償回路を備えたバースト型
光通信回路に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザーダイオードを発光体に用いた光
通信回路には、連続発光型とバースト型とがある。図7
に従来のバースト型光通信回路の発光部の回路構成図を
示す。
【0003】レーザーダイオード1は、同一パッケージ
に発光体となるレーザーダイオード本体1aとこのレー
ザーダイオード本体1aの光出力レベルを検出するPI
NPhotoダイオード1bとが内蔵されている。この
レーザーダイオード本体1aは、一方のアノードに電圧
Vccが印加され、他方のカソードにトランジスタ2の
コレクタが接続されている。また、そのトランジスタ2
のエミッタは抵抗3を介して接地されている。さらに、
トランジスタ2のベースはプリバイアス回路4のプリバ
イアス端子4aに接続され、このトランジスタ2のベー
スにバイアス電圧e1が印加されている。
【0004】レーザーダイオード1のPIN Phot
oダイオード1bは、カソードに電圧Vccが印加さ
れ、そのアノードがプリバイアス回路4の端子4bに接
続されると共に、抵抗5を介して接地されている。ま
た、プリバイアス回路4には、その端子4cに電源6の
電圧e2が印加され、さらに、その端子4dにはプリバ
イアス要求のPBON信号が入力する構成となってい
る。
【0005】このプリバイアス回路4は、PBON信号
を端子4dから入力すると、その端子4aからトランジ
スタ2のバイアス電圧e1を零から徐々に増加して出力
する。この結果、トランジスタ2のエミッタ電流i1が
増加してレーザーダイオード本体1aを発光させる一
方、この光をPIN Photoダイオード1bが受光
して、受光電流i0が抵抗5を介して流れる。この受光
電流i0による抵抗5の電圧降下e3と上記電源6の電
圧e2とを入力したプリバイアス回路4では両者の値が
一致したとき上記バイアス電圧e1の増加を停止して所
定値とするようにしている。
【0006】一方、トランジスタ7,トランジスタ8,
反転増幅器9は変調信号TXDにより動作するスイッチ
ング回路を形成している。即ち、トランジスタ7は、そ
のコレクタがレーザーダイオード本体1aのカソードに
接続され、そのベースは反転増幅器9の入力側に接続さ
れている。さらに、トランジスタ7のエミッタはトラン
ジスタ8のエミッタに接続されている。また、トランジ
スタ8はそのコレクタに電源Vccが印加され、そのベ
ースが反転増幅器9の出力側に接続されている。また、
トランジスタ7およびトランジスタ8のエミッタは、ト
ランジスタ10のコレクタに接続され、このトランジス
タ10のエミッタが抵抗11を介して接地されている。
さらに、このトランジスタ10のベースには電源12の
電圧e4が印加されている。
【0007】このスイッチング回路では、反転増幅器9
に変調信号TXDが入力されないとき、反転増幅器9が
反転信号をトランジスタ8のベースに入力するからトラ
ンジスタ8がON状態となる。これによってトランジス
タ10が電源12の電圧e4でバイアスされ電流i2が
抵抗11に流れる。逆に、反転増幅器9に変調信号TX
Dが入力されたときは、トランジスタ7がON状態とな
り、これによってトランジスタ10に電流i2が流れ
る。
【0008】上記構成で、まず、PBON信号がプリバ
イアス回路4の端子4dに入力すると、その端子4aか
ら徐々に所定の増加率でバイアス電圧e1が増加して出
力する。この結果、トランジスタ2のエミッタ電流が増
加し、レーザーダイオード本体1aがその入力電流iに
より発光する一方、これを受光したPINPhotoダ
イオード1bに受光電流i0が抵抗5に流れる。これに
伴い、次第に抵抗5の電圧降下e3が電源6の電圧e2
に近づいて両者が等しくなると、プリバイアス回路4か
らのバイアス電圧e1は所定値にとどまる。この状態で
は、レーザーダイオード本体1aは、図8に示す、スレ
ッシホールド電流Ith以下の境界域にあり、発光ダイ
オードLEDとして動作する発光レベルにある。
【0009】ここで、ロジックレベルの変調信号TXD
が入力されると、この変調信号TXDによりトランジス
タ7とトランジスタ8とが交互にON状態となる。これ
に伴ってトランジスタ7のON状態のときレーザーダイ
オード本体1aの入力電流iが増加してスレッシホール
ド電流Ithを超えてレーザー増幅が起きてレーザー発
振領域に入る。このようにしてレーザーダイオード本体
1aが光変調されて出力する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のバースト型光通信回路の発光部には次の問題が
ある。
【0011】まず、レーザーダイオード本体1aは、図
8に示す如く、その周囲温度により光出力が大きく変化
するという問題がある。即ち、レーザーダイオード本体
1aの入力電流―光出力特性は低電流域では発光ダイオ
ードLEDと同様である。入力電流iがスレッシホール
ド電流Ithを越えると、レーザー増幅を起してレーザ
発振領域となり光出力が急激に増大する。
【0012】ところが、このスレッシホールド電流It
h(It0,It1,It2)は図8のように温度t
(t0,t1,t3)により大きく変化し、さらにレー
ザーダイオード本体1aの入力電流と光出力の関係も温
度により大きく変化する。例えば、図示する如く、温度
t0<t1<t2に対応してスレッシホールド電流It
0,It1,It2と大きく変化する。一般に、スレッ
シホールド電流Ithは温度tと共に上昇し、また、レ
ーザ発振領域における入力電流i―光出力特性pの変換
効率は温度上昇に伴い劣下する。
【0013】これを解決するため通信中の光出力の平均
レベルを一定にすることが考えられる。実際に、連続発
光型のレーザーダイオードの光通信回路では、レーザー
ダイオードに内蔵されたモニター用のPIN Phot
oダイオード1bの出力を用いてレーザーダイオードの
光出力レベルを一定に保つように温度補償回路が備えら
れている。この場合、通信開始の最初の一定時間は光出
力レベル安定用のためのサイクルとして割り当てること
が必要である。また、通信中であってもデータのマーク
(発光中)、スペース(消光中)、これらの平均レベル
が検出されることにより、レーザーダイオードの光出力
を安定化させることができる。
【0014】ところが、バースト型光通信回路では温度
補償回路が次の理由で存在しなかった。即ち、連続発光
型では通信開始にレベル安定用のサイクルを挿入しても
全体として時間の占める割合は極く僅かであるため問題
にならない。一方、バースト型の通信回路においては、
1回の通信時間が僅かであるためレーザーダイオードの
発光レベルの安定のためのサイクルを確保することは伝
送系のパフォーマンスを低下させることから許容されな
かった。以上によりレーザーダイオードを用いたバース
ト型光通信回路での光出力レベルの安定化は従来極めて
困難であった。
【0015】そこで、本発明は、レーザーダイオードの
温度変化に対して光出力レベルを安定化させる温度補償
回路を備えたバースト型光通信回路を提供することを目
的とする。
【0016】[発明の構成]
【課題を解決するための手段】本発明は、光出力するレ
ーザーダイオード本体とこのレーザーダイオード本体の
光出力を受光するPIN Photoダイオードからな
るレーザーダイオードと、レーザーダイオード本体をバ
イアス状態にする電流を流す第一のトランジスタと、変
調信号を入力してスイチングするスイチング手段と、ス
イチング手段の作動によりレーザーダイオード本体をレ
ーザー発光状態とさせるための電流をレーザーダイオー
ド本体に流す第二のトランジスタから構成されるバース
ト型光通信回路において、PIN Photoダイオー
ドの受光量に比例した電流を流す手段と、この手段の電
流が所定値となると飽和する電圧を出力するプリバイア
ス回路と、プリバイアス回路の出力電圧を第一のトラン
ジスタと第二のトランジスタの各ベースに加える手段
と、プリバイアス回路の出力電圧が第一のトランジスタ
のベースに加わったときに所定の温度領域でレーザーダ
イオード本体をバイアス状態とする電流を流す第一のト
ランジスタの回路と、レーザーダイオード本体がバイア
ス状態で、かつスイチング手段がスイッチしたときに所
定の温度領域でレーザーダイオード本体が一定のレーザ
ー発光状態の光出力をするための電流をレーザーダイオ
ード本体に流すための第二のトランジスタの回路とを設
けるようにしたものである。
【0017】
【作用】レーザーダイオードには、温度変化に対して所
定の光出力とする入力電流が流れる。従って、温度に影
響されない安定した光変調出力が得られ、バースト型光
通信回路の信頼性が向上する。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0019】図1は、本発明の第1実施例を示すバース
ト型光通信回路の発光部の回路構成図である。図におい
て、図7と異なる点は、トランジスタ13を備えている
点である。このトランジスタ13のコレクタはトランジ
スタ7のエミッタに接続される一方、エミッタは抵抗1
4を介して接地されている。また、プリバイアス回路4
からのバイアス電圧e1がトランジスタ13のベースに
加わるようにしている。この実施例では、上記トランジ
スタ13のエミッタの抵抗14を所定値R3としエミッ
タ電流i3を変化させて、レーザーダイオード本体1a
の温度変化に対して光出力の安定化を図る構成としてい
る。
【0020】これを具体的に説明すると、まず、図2に
示す如く、温度t0と温度t1の場合にレーザーダイオ
ード本体1aの入力電流iと光出力pの関係が図示の如
き関係にあるとする。
【0021】この図で、温度低t0のときスレッシホー
ルド電流Ith=Ith0,所定の光出力Pbのときの
電流Ib=Ib0である。これに対して温度高t1のと
きはスレッシホールドIth=Ith1,所定の光出力
Pbのときの電流Ib=Ib1である。例えば、この図
から温度低t0から温度高t1のときに、レーザーダイ
オード本体1aの光出力pをPoに保つには、温度低t
0では入力電流iをIo0とする一方、温度高t1では
入力電流iをIo1にする必要がある。ところで、電源
6の電圧e2は図2に示すレーザーダイオード本体1a
の発光レベルをPbに相当するように事前に調整してお
く。そして、レーザーダイオード本体1aがこのバイア
ス状態のときバイアス電圧がe1まで上昇してPbの光
出力している。このときのレーザーダイオード本体1a
を流れる入力電流iは次式(1)となる。
【0022】
【数1】i=i1…(1)
【0023】ここで、i1:トランジスタ2のエミッタ
電流でレーザーダイオード本体1aの光出力をPbとす
る値
【0024】一方、変調信号TXDが入力された発光時
には次式(2)の入力電流iとなる。
【0025】
【数2】i=i1+i2+i3…(2)
【0026】ここで、i2:トランジスタ10のエミッ
タ電流で固定値 i3:トランジスタ13のエミッタ電流で可変値
【0027】また、上記電流i3は図1から分かるよう
に次式(3)の関係にある。
【0028】
【数3】i3=(R1・i1)/(R3)…(3)
【0029】ここで、R1:トランジスタ2のエミッタ
抵抗 R3:トランジスタ13のエミッタ抵抗
【0030】次に、式(2)によって、温度低t0のと
き光出力Poとするための入力電流Io0は次の近似式
(4)となる。
【0031】
【数4】 Io0=Ib0+(e4)/(R2)+(E0)/(R3)…(4)
【0032】ここで、R2:トランジスタ13のエミッ
タ抵抗 E0:Ib0時のバイアス電圧e1
【0033】同様に、式(2)より温度高t1のとき光
出力Poとするための入力電流Io1は次の近似式
(5)となる。
【0034】
【数5】 Io1=Ib1+(e4)/(R2)+(E1)/(R3)…(5)
【0035】ここで、E1:Ib1時のバイアス電圧e
【0036】これより、式(5)から式(4)を減算す
ると温度低t0から温度t1までに光出力pをPoと一
定するための次の式(6)の条件が求められる。
【0037】
【数6】 (E1−E0)/R3=(Io1−Ib1)−(Io0−Ib0)…(6)
【0038】上記の式(6)においてIo0,Ib0,
Io1,Ib1の各々は実測で求めることができる。従
って、上記の式(6)の条件が成立するように抵抗14
の値R3を求める。
【0039】上記構成で、まず、レーザーダイオード本
体1aの入力電流i=0で、かつ変調信号TXDが入力
されていない状態において、PBON信号がプリバイア
ス回路4に入力すると動作を開始する。
【0040】プリバイアス回路4のバイアス電圧e1は
零から徐々に増加してトランジスタ2のエミッタ電流i
1を増加させる。レーザーダイオード本体1aは発光を
開始し、この光を受光したPIN Photoダイオー
ド1bのモニタ電流は抵抗5に流れる。バイアス電圧e
1は上記抵抗5のR0の電圧降下e3と電源6の電圧e
2と等しくなるまで増加し、両者が一致するとそのとき
のバイアス電圧e1を保持する。このときバイアス電圧
e1によるレーザーダイオード本体1aは図3に示すバ
イアス状態で、入力電流iはバイアス電流iに等しくな
るようにしている。また、図2に示す温度低t0では入
力電流iはIb0,温度高t1ではIb1となってい
る。
【0041】ここで、変調信号TXDが入力すると、ト
ランジスタ8がOFF状態、一方、トランジスタ7がO
N状態にスイッチングする。従って、トランジスタ10
の固定値の電流i2とトランジスタ13のエミッタ電流
i3とがレーザーダイオード本体1aの入力電流iに加
わる。このときのトランジスタ13のエミッタ電流i3
は、前記の式(6)により温度低t0から温度高t1に
対応して電流i3が(E1−E0)/R3分増加し、レ
ーザーダイオード本体1aの入力電流iは図3に示す如
く、温度低t0では小さく、温度高t1では大きな変調
された電流となる。このため、レーザーダイオード本体
1aの光出力pは温度低t0から温度高t1に対応して
安定した光出力Poを保つ。
【0042】このように、レーザーダイオード本体1a
の温度低t0から温度高t1に対応してレーザーダイオ
ード本体1aの入力電流iを(E1−E0)/(R3)
分増加するように抵抗14の値R3を決定することによ
り、レーザーダイオード本体1aから光出力pをPoと
一定とすることができる。
【0043】なお、レーザーダイオード本体1aは品種
により温度に対するスレッシホールド電流Ith、レー
ザー発振領域での入力電流i―光出力pの変換効率の変
化が異なるため、それぞれの品種の特性に合わせて抵抗
14の値R3を設定する必要がある。
【0044】以上のように少量の部品の追加によりバー
スト型の通信回路の発光部においても応答時間の犠牲な
しに温度補償が行える。このことから当該送信器の出力
を受ける光受信器への入射光レベルが安定する。さら
に、従来の温度による光出力の変動に対して見込んでい
た光出力を伝送ラインの許容損失に廻せることから伝送
距離を拡大することができる。
【0045】ここで、注意しておく点としてバースト型
通信においては1回の伝送時間は極めて短く(mSec
以下程度)、伝送中に顕著な温度の上昇はない。また、
ここでは説明を簡単にするためトランジスタのベース・
エミッタ間の電圧は無視した。
【0046】次に、本発明の第2に実施例について図4
を参照して説明する。
【0047】図1に示した第1実施例では、レーザーダ
イオード本体1aの駆動電流i2およびi3を流すため
の回路はトランジスタ10とトランジスタ13の回路に
分離したが、図4に示す第2実施例のように、1個のト
ランジスタ15だけにしても第1実施例と同様に実施す
ることができる。
【0048】即ち、この第2実施例では、トランジスタ
15のコレクタがトランジスタ7のエミッタに接続され
る一方、トランジスタ15のエミッタは抵抗18を介し
て接地されている。また、トランジスタ15のベースに
は、抵抗16の値R4を介して電源12のe4、また、
抵抗17の値R5を介してバイアス電圧e1が入力され
るようにしている。この場合、抵抗16の値R4と抵抗
17の値R5との分圧比を所定値として、図2に示すレ
ーザーダイオード本体1aの温度低t0から温度高t1
に対応してレーザーダイオード本体1aの入力電流iを
Io0からIo1となるようにしている。
【0049】ところで、前記第1実施例で説明したよう
にレーザーダイオード本体1aの温度低t0におけるレ
ーザーダイオード本体1aの駆動電流i2+i3は前記
の式(4)より(e4)/(R2)+(E0)/(R
3)であるが、この(E0)/(R3)が(E4)/
(R2)に比べて大きく、R3を所定値と定めることが
困難となる場合がある。このような場合、本発明は図5
に示す第3実施例および図6に示す第4実施例の如き回
路構成によっても第1実施例と同様に実施できる。
【0050】即ち、第3実施例では、第1実施例におけ
るトランジスタ13のベースにバイアス電圧e1と直列
にレベルシフト用電圧e5の電源19を設けるようにし
ている。また、第4実施例では、第1実施例におけるト
ランジスタ13のエミッタにレベルシフト用電圧e6の
電源20を設けるようにしている。このような構成にす
れば、第1実施例の場合の(E0)/(R3)の調整を
第3実施例では(E0−e5)/(R3)の調整とする
ことができる。また、第4実施例では、(E0−e6)
/(R3)の調整とすることができる。
【0051】このようにして抵抗14の値R3を所定値
に定めることが容易にできる。なお、第1実施例の電流
i3はリニアに変化するが抵抗14の値R3の代わり
に、非線形素子を用いて非線形に温度補償をすることも
できる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、バースト
型光通信回路の発光部において少量の部品の追加により
レーザーダイオードの温度の変化に対して安定した光出
力とすることができる。従って、従来の発光レベルの変
動に対して見込んでいた光出力を光ケーブルの損失に廻
すことができる。つまり、伝送距離の拡大が可能となり
伝送系の信頼性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すバースト型光通信回
路の発光部の回路構成図である。
【図2】同回路のレーザーダイオードの特性を示す説明
図である。
【図3】同回路の作用を示す説明図である。
【図4】本発明の第2実施例を示すバースト型光通信回
路の発光部の回路構成図である。
【図5】本発明の第3実施例を示すバースト型光通信回
路の発光部の回路構成図である。
【図6】本発明の第4実施例を示すバースト型光通信回
路の発光部の回路構成図である。
【図7】従来例を示すバースト型光通信回路の発光部の
回路構成図である。
【図8】レーザーダイオードの特性を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 レーザーダイオード 1a レーザーダイオード本体 1b PIN Photoダイオード 2 トランジスタ 3 抵抗 4 プリバイアス回路 5 抵抗 6 電源 7 トランジスタ 8 トランジスタ 9 反転増幅器 10 トランジスタ 11 抵抗 12 電源 13 トランジスタ 14 抵抗

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光出力するレーザーダイオード本体とこ
    のレーザーダイオード本体の光出力を受光するPIN
    Photoダイオードからなるレーザーダイオードと、
    前記レーザーダイオード本体をバイアス状態にする電流
    を流す第一のトランジスタと、変調信号を入力してスイ
    チングするスイチング手段と、このスイチング手段の作
    動により前記レーザーダイオード本体をレーザー発光状
    態とさせるための電流を前記レーザーダイオード本体に
    流す第二のトランジスタから構成されるバースト型光通
    信回路において、前記PIN Photoダイオードの
    受光量に比例した電流を流す手段と、この手段の電流が
    所定値となると飽和する電圧を出力するプリバイアス回
    路と、このプリバイアス回路の出力電圧を前記第一のト
    ランジスタと前記第二のトランジスタの各ベースに加え
    る手段と、前記プリバイアス回路の出力電圧が前記第一
    のトランジスタのベースに加わったときに所定の温度領
    域で前記レーザーダイオード本体をバイアス状態とする
    電流を流す前記第一のトランジスタの回路と、前記レー
    ザーダイオード本体がバイアス状態で、かつスイチング
    手段がスイッチしたときに所定の温度領域で前記レーザ
    ーダイオード本体がレーザー発光状態で一定の光出力を
    するための電流を前記レーザーダイオード本体に流すた
    めの前記第二のトランジスタの回路とを備えたことを特
    徴とするバースト型光通信回路。
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