JP2572639Y2 - 網戸框の押えロープ用定着溝 - Google Patents

網戸框の押えロープ用定着溝

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JP2572639Y2
JP2572639Y2 JP1992057969U JP5796992U JP2572639Y2 JP 2572639 Y2 JP2572639 Y2 JP 2572639Y2 JP 1992057969 U JP1992057969 U JP 1992057969U JP 5796992 U JP5796992 U JP 5796992U JP 2572639 Y2 JP2572639 Y2 JP 2572639Y2
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健二 真鍋
修 正田
直人 小泉
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ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はネットの端部を定着さ
せる押えロープの押し込み操作性とネットの抜け出しに
くさを高めた、網戸框の押えロープ用定着溝に関するも
のである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】ネットの
端部を定着する網戸框の定着溝は従来、図4に示すよう
にネットが張架される側の押え片とこれに対向する受け
片とから構成され、開放した押し込み口側から挿入され
た押えロープを押え片と受け片とで挟持することにより
ネットを定着する。
【0003】この定着溝の内周においては、押えロープ
の抜け出しを防止する必要上、押え片の先端から定着溝
内に定着された押えロープが係止する係止片が受け片側
へ張り出しているため、押えロープの押し込み口の幅が
定着溝内部の幅に対して小さいことに加え、押えロープ
は受け片に面で接触しながら挿入されることから、摩擦
抵抗が大きいため、押えロープの押し込み操作性が悪
い。また定着溝の内部ではネットが受け片に面で接触す
るため滑り易い状態にあり、張架側に作用する張力によ
り溝から外れる可能性が高い。
【0004】これに対し、実開昭60−107294号では係止
片の定着溝側への張り出し量を小さくし、押えロープの
導入部分の幅を広げると同時に、受け片の定着位置の挟
持面に凹凸を付けて抵抗を抑えることにより押えロープ
の押し込み操作性を高め、併せて挟持面の凸部をネット
に食い込ませることによりネットの抜け出し防止を図っ
ているが、押し込み口の拡大に伴い、定着溝内部の幅も
広がるため凸部による押えロープの拘束が甘くなり、押
えロープを溝内に定着する効果が低下する。
【0005】この考案は従来の定着溝の実情を踏まえて
なされたもので、押えロープの押し込み操作性がよく、
ネットの抜け出しに対して安定した構造の定着溝を提案
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案では受け片の押え
片側にネットの切断時のガイドとなる切断ガイド溝が形
成された定着溝において、受け片を切断ガイド溝を挟ん
で押えロープの押し込み口側に位置する導入片と定着側
に位置する挟持片の2部分に区分し、導入片の板厚を挟
持片の板厚より小さくし、導入片の、定着溝に面する導
入面と押え片との間の距離を、挟持片の、定着溝に面す
る挟持面と押え片との間の距離より大きくすることによ
り、一定の外法を持つ押え片と受け片間において、押し
込み口の幅を大きく取りながら、定着溝の定着部分の幅
を小さくし、導入面と係止片間における押えロープの押
し込み操作性を高めると同時に、挟持面と押え片による
押えロープの定着性を高める。
【0007】また挟持面を凸部と凹部が交互に連続する
波形の形状に形成することによりネットの抜け出しに対
する安定性を確保し、加えて導入面と挟持面の境界に、
導入面寄りの凸部から連続してネットの切断時のガイド
となる切断ガイド溝を形成することによりその深さを大
きく取り、ネット切断時のカッターの安定性を高め、更
に切断ガイド溝を係止片に対して挟持面寄りに位置させ
ることによりカッターによる切断操作性を高める。
【0008】上記の通り、導入面と押え片間の距離が挟
持面と押え片間の距離より大きいことで、押し込み口の
幅が深さ方向に一定の幅を持つ定着溝より拡大される。
この結果、押えロープの押し込み時の抵抗が小さくな
り、その定着溝への挿入操作が容易になる。同時に挟持
面が導入面より押え片側へ接近することにより押し込み
口の幅に対して定着溝内の定着部分の幅が縮小され、定
着溝内に挿入された押えロープを拘束する効果が高ま
る。
【0009】また挟持面の一部が波形の形状をすること
により凸部のネットへの食い込みによるネットの抜け出
しに対する安定性が平坦面の場合より高まる。加えて切
断ガイド溝が導入面と挟持面との境界に、導入面寄りの
凸部から連続して形成されることによりその深さが、導
入面からの深さに導入面からの凸部の高さが付加された
大きさとなって不連続の場合より大きくなり、カッター
の移動時の安定性が高まる。
【0010】更に切断ガイド溝が押え片の係止片に対し
て挟持面寄りに位置することによりカッターの水平面に
対する傾斜角が大きくなり、カッターの切断操作が容易
になる。
【0011】
【実施例】この考案の網戸框1の定着溝2は図1に示す
ようにネット6の張架側で押えロープ7を挟持する押え
片3と、押え片3に対向し、ネット6の周辺側で押えロ
ープ7を挟持する受け片4とで構成され、押えロープ7
の押し込み操作性とネット6の抜け出しにくさを高めた
ものである。押えロープ7は定着溝2の底に相当する当
接片5に突き当たった状態で定着される。
【0012】寝た状態の網戸框1を示す図3の拡大図で
ある図1に示すように押え片3は框組みの内周側に形成
され、そのネット6の張架側の先端から、定着溝2内に
挿入された押えロープ7が係止する係止片31が定着溝2
側へ張り出す。押え片3の定着溝2側の中間部にはネッ
ト6と押えロープ7に食い込み、両者を挟持する突起32
が突設される。
【0013】受け片4は框組みの外周側に形成され、受
け片4の押え片3側にはネット6の切断時のガイドとな
る切断ガイド溝43が形成される。受け片4は切断ガイド
溝43を挟んで押えロープ7の押し込み口側に位置し、係
止片31の表面と共に押えロープ7の押し込み時の案内と
なる導入片41と、切断ガイド溝43を挟んで当接片5側に
位置し、定着溝2の内部に押し込まれた押えロープ7を
突起32と共に挟持する挟持片42の2部分からなる。
【0014】図示するように導入片41の板厚t1は挟持片
42の板厚t2より小さく、導入片41の、定着溝2に面する
導入面410と押え片3との間の距離は、挟持片42の、定
着溝2に面する挟持面420と押え片3との間の距離より
大きくなっており、この板厚t2,t1の差だけ、板厚t2
t1が等しい定着溝に比べ、押し込み口の幅が拡大されて
いる。定着溝2に対して押えロープ7の導入部分の幅が
拡大されていることによって押えロープ7の挿入時には
その圧縮量が少なくて済み、抵抗が小さいためその押し
込み操作が容易になっている。
【0015】また挟持面420が導入面410より相対的に
押え片3側へ迫り出すことにより板厚t2,t1が等しい定
着溝に比べ、定着溝2の定着部分の幅が縮小され、定着
溝2内に挿入されたネット6と押えロープ7を押え片3
の突起32と共に拘束する効果が高まっている。
【0016】挟持面420の一部は凸部421と凹部422
交互に連続する波形の形状をしており、凸部421が突起
32と共にネット6と押えロープ7に食い込んで両者を挟
持し、ネット6の張架側への抜け出しに対する安定性を
確保している。本考案では挟持面420が導入面410より
相対的に押え片3側へ接近しているため挟持面420と導
入面410が面一の場合より凸部421によるネット6の拘
束効果が高い。挟持面420の凸部421と凹部422はま
た、押えロープ7の挿入時の押えロープ7との接触面積
を縮小することにより摩擦抵抗を低減し、押えロープ7
の押し込み操作を容易にする働きを持っている。
【0017】切断ガイド溝43は導入面410と挟持面420
の境界に、導入面410寄りの凸部421に連続してネット
6の切断時のガイドとなる形成される。切断ガイド溝43
が導入面410側の凸部421から連続して形成されること
によりその実質的な深さdは図1の一部拡大図である図
2に示すように導入面410からの深さd1に、導入面410
からの凸部421の高さd2を付加した大きさとなるため、
切断ガイド溝43は凸部421に連続しない場合より深くな
っており、切断ガイド溝43に沿って移動する、ネット6
の切断時のカッター8のずれを生じにくくし、安定した
切断操作を可能にしている。
【0018】この切断ガイド溝43は図示するように係止
片31に対して当接片5寄りに位置しており、断面上、係
止片31より下側に位置することにより係止片31の表面側
にあてがわれて移動するカッター8の水平面に対する傾
斜角θが大きくなり、カッター8が水平に対して立ち上
がるためその切断操作性が高い。また切断ガイド溝43
係止片31より当接片5寄りに位置することにより網戸の
使用時には切断されたネット6の端部を見えにくくして
いる。
【0019】
【考案の効果】受け片の押え片側にネットの切断時のガ
イドとなる切断ガイド溝が形成された定着溝において、
受け片を切断ガイド溝を挟んで押えロープの押し込み口
側に位置する導入片と定着側に位置する挟持片の2部分
に区分し、導入片の板厚を挟持片の板厚より小さくする
ことで、受け片の押し込み口側に位置する導入片の、定
着溝に面する導入面と押え片との間の距離を、定着側に
位置する挟持片の、定着溝に面する挟持面と押え片との
間の距離より大きくしているため、押し込み口の幅を大
きく取りながら、定着溝の定着部分の幅を小さくするこ
とができ、導入面と係止片間における押えロープの押し
込み操作性を高めると同時に、挟持面と押え片による押
えロープの定着性を高めることができる。特に挟持面が
凸部と凹部が交互に連続する波形の形状をしているため
ネットの抜け出しに対する安定性が高い。
【0020】また挟持面と導入面の境界に、挟持面の導
入面寄りの凸部から連続して切断ガイド溝を形成してい
るためその深さが大きくなり、ネット切断時のカッター
の安定性が高く、特に切断ガイド溝を係止片に対して挟
持面寄りに位置させているためカッターの傾斜角が大き
くなり、切断操作性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の定着溝と定着溝への押えロープの押し
込み状態を示した網戸框の一部断面図である。
【図2】図1の一部拡大図である。
【図3】網戸框全体を示した断面図である。
【図4】従来の定着溝と押えロープの押し込み状態を示
した網戸框の一部断面図である。
【符号の説明】
1……網戸框、2……定着溝、3……押え片、31……係
止片、32……突起、4……受け片、41……導入片、410
……導入面、42……挟持片、420……挟持面、421……
凸部、422……凹部、43……切断ガイド溝、5……当接
片、6……ネット、7……押えロープ、8……カッタ
ー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E06B 9/52

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネット6の張架側で押えロープ7を挟持
    する、押えロープ7が係止する係止片31を持つ押え片3
    と、押え片3に対向し、ネット6の周辺側で押えロープ
    7を挟持する受け片4とで構成され、受け片4の押え片
    3側にネット6の切断時のガイドとなる切断ガイド溝43
    が形成された網戸框1の定着溝2であり、受け片4は前
    記切断ガイド溝43を挟んで押えロープ7の押し込み口側
    に位置する導入片41と定着側に位置する挟持片42の2部
    分からなり、導入片41の板厚t1は挟持片42の板厚t2より
    小さく、導入片41の、定着溝2に面する導入面410と押
    え片3との間の距離は、挟持片42の、定着溝2に面する
    挟持面420と押え片3との間の距離より大きく、挟持面
    20の一部は凸部421と凹部422が交互に連続する波形
    の形状をし、切断ガイド溝43は導入面410と挟持面420
    の境界位置に、導入面410寄りに位置する前記凸部421
    から連続して形成され、係止片31より挟持片42寄りに位
    置している網戸框の押えロープ用定着溝。
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