JP2572360Y2 - 競技得点等の表示具 - Google Patents
競技得点等の表示具Info
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- JP2572360Y2 JP2572360Y2 JP1992022291U JP2229192U JP2572360Y2 JP 2572360 Y2 JP2572360 Y2 JP 2572360Y2 JP 1992022291 U JP1992022291 U JP 1992022291U JP 2229192 U JP2229192 U JP 2229192U JP 2572360 Y2 JP2572360 Y2 JP 2572360Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、球技、格闘技等におい
て得点表示を行う器具等に関するものであって、特に正
面のみならず背面からも得点経過を知ることができるよ
うにした競技得点等の表示具に係るものである。
て得点表示を行う器具等に関するものであって、特に正
面のみならず背面からも得点経過を知ることができるよ
うにした競技得点等の表示具に係るものである。
【0002】
【考案の背景】この種の競技得点等の表示具は審判係員
が得点カード、得点ボード等をコートに向けて表示し、
競技者、審判員並びに一部観客に向けて表示している。
このうち例えば数字等は一〜三桁程度の各々「0」〜
「9」までの表示用数字を表した表示シートを支持部材
に取り付けておき、得点等が加算される都度に表示シー
トをめくり得点を表示している。しかしながらこのよう
な表示では表示具の正面側ではその得点状況を目視でき
るものの、背面側の観客は全く見ることができない。そ
のため場合によってはコート正面とその反対側のいわゆ
る向こう正面にそれぞれ得点表示員を配し、すべての観
客が得点表示をみることができるようにする場合もあ
る。
が得点カード、得点ボード等をコートに向けて表示し、
競技者、審判員並びに一部観客に向けて表示している。
このうち例えば数字等は一〜三桁程度の各々「0」〜
「9」までの表示用数字を表した表示シートを支持部材
に取り付けておき、得点等が加算される都度に表示シー
トをめくり得点を表示している。しかしながらこのよう
な表示では表示具の正面側ではその得点状況を目視でき
るものの、背面側の観客は全く見ることができない。そ
のため場合によってはコート正面とその反対側のいわゆ
る向こう正面にそれぞれ得点表示員を配し、すべての観
客が得点表示をみることができるようにする場合もあ
る。
【0003】しかしながら実際には最も競技頻度の多い
アマチュアイベントや学校単位あるいは学校対抗の競技
会などでは充分な人員配置が期待できないことから、こ
のような万全な表示手法はとりにくく、延いては表示具
の背面側の観客は得点表示を確認できないまま観戦を余
技なくされていた。また中学校、高等学校の体育の授業
において、バレーボールやバスケットボール等の球技を
行う場合、複数のコートを使用することが多く、従来の
得点表示手法では指導教員が各コートの進行状況を把握
するのが困難であった。
アマチュアイベントや学校単位あるいは学校対抗の競技
会などでは充分な人員配置が期待できないことから、こ
のような万全な表示手法はとりにくく、延いては表示具
の背面側の観客は得点表示を確認できないまま観戦を余
技なくされていた。また中学校、高等学校の体育の授業
において、バレーボールやバスケットボール等の球技を
行う場合、複数のコートを使用することが多く、従来の
得点表示手法では指導教員が各コートの進行状況を把握
するのが困難であった。
【0004】
【開発を試みた技術的事項】本考案はこのような背景か
らなされたものであって、一基の表示具による得点表示
でその正面のみならず背面からも得点を読み取ることが
でき、しかもその表示操作は一回の操作で済むようにし
た新規な競技得点等の表示具の開発を試みたものであ
る。
らなされたものであって、一基の表示具による得点表示
でその正面のみならず背面からも得点を読み取ることが
でき、しかもその表示操作は一回の操作で済むようにし
た新規な競技得点等の表示具の開発を試みたものであ
る。
【0005】
【目的達成の手段】即ち本出願の競技得点等の表示具
は、0〜9までの数字を格別に表示した表示シートをめ
くり返し自在に桁毎にまとめた組を少なくとも二桁組以
上組み合わせ、表示シートに表示した数字を露顕させ
て、数の表示を行う器具において、前記表示シートはお
もて面に正面表示用数字を正文字で設けるとともに、う
ら面に背面表示用数字を設け、且つ背面表示用数字は正
面表示用の次順の数字とするとともに、正面表示用数字
に対し上下方向を同じで、左右方向は裏返し状態とした
裏文字により表示されていることを特徴として成るもの
であり、もって前記目的を達成しようとするものであ
る。
は、0〜9までの数字を格別に表示した表示シートをめ
くり返し自在に桁毎にまとめた組を少なくとも二桁組以
上組み合わせ、表示シートに表示した数字を露顕させ
て、数の表示を行う器具において、前記表示シートはお
もて面に正面表示用数字を正文字で設けるとともに、う
ら面に背面表示用数字を設け、且つ背面表示用数字は正
面表示用の次順の数字とするとともに、正面表示用数字
に対し上下方向を同じで、左右方向は裏返し状態とした
裏文字により表示されていることを特徴として成るもの
であり、もって前記目的を達成しようとするものであ
る。
【0006】
【考案の作用】多数の表示シートの任意の表示シートに
ついて見ると、正面に表示されている得点等の表示用数
字とその背面においてその直前にめくられた表示シート
の表示用数字とは裏返し状となった裏文字でありながら
同一となり、視覚的にはあたかも正面の表示が透視して
裏返し状に看取される。これによりその現在の得点状況
を表示具の背面側の観客であっても比較的自然に看取す
ることができる。
ついて見ると、正面に表示されている得点等の表示用数
字とその背面においてその直前にめくられた表示シート
の表示用数字とは裏返し状となった裏文字でありながら
同一となり、視覚的にはあたかも正面の表示が透視して
裏返し状に看取される。これによりその現在の得点状況
を表示具の背面側の観客であっても比較的自然に看取す
ることができる。
【0007】
【実施例】以下本考案を図示の実施例に基づいて具体的
に説明する。符号1は本考案たる競技用得点等の表示具
であって、このものは支持部材2に対し表示シート3を
具えて成る。支持部材2は一例としてコート上あるいは
適宜コートの周囲に配置した台等に自立状態に立つため
の脚部2Aと、水平にかけわたした表示シート保持部2
Bとを具える。そして支持部材における表示シート保持
部2Bに対し表示シート3の上部が係止される。
に説明する。符号1は本考案たる競技用得点等の表示具
であって、このものは支持部材2に対し表示シート3を
具えて成る。支持部材2は一例としてコート上あるいは
適宜コートの周囲に配置した台等に自立状態に立つため
の脚部2Aと、水平にかけわたした表示シート保持部2
Bとを具える。そして支持部材における表示シート保持
部2Bに対し表示シート3の上部が係止される。
【0008】表示シート3は合成樹脂シート等の柔軟な
短寸帯状のシート部材やあるいは比較的合成の高い単板
状の合成樹脂板等によって構成されるものであって、要
は支持部材2に対しこれをめくり返されるような取付状
態とされる。従って表示シート3が柔軟な布等のシート
の場合にはその上部が適宜表示シート支持部2Bに対し
固着され、また単板状の比較的剛性の高いものの場合に
は例えば環状の接続リング等に係止した状態に取り付け
られる。
短寸帯状のシート部材やあるいは比較的合成の高い単板
状の合成樹脂板等によって構成されるものであって、要
は支持部材2に対しこれをめくり返されるような取付状
態とされる。従って表示シート3が柔軟な布等のシート
の場合にはその上部が適宜表示シート支持部2Bに対し
固着され、また単板状の比較的剛性の高いものの場合に
は例えば環状の接続リング等に係止した状態に取り付け
られる。
【0009】そして表示シート3はおもて面3Aとうら
面3Bとを有するものであり、それぞれに表示用数字4
を表示する。即ち表示シート3におけるおもて面3Aに
は正面表示用数字4Aを設けるとともに、うら面3Bに
は背面表示用数字4Bを設ける。
面3Bとを有するものであり、それぞれに表示用数字4
を表示する。即ち表示シート3におけるおもて面3Aに
は正面表示用数字4Aを設けるとともに、うら面3Bに
は背面表示用数字4Bを設ける。
【0010】そしてこのおもて面3Aとうら面3Bとに
設ける正面表示用数字4Aと背面表示用数字4Bとの表
示手法に本考案の特徴を有するものであって、正面表示
用数字4Aは正面から見て正文字を用いた通常の表示態
様とする。即ち表示具1に向かって左側に桁数の多い表
示がなされる。一方、背面表示用数字についてはまず表
示する数字は正面表示用数字の次順の数字とする。即ち
正面表示用数字4Aが「1」であれば、そのうら面3B
に表示される背面表示用数字4Bは「2」である。そし
て表示するにあたっては正面表示用数字4Aと背面表示
用数字4Bとは、共にその上下方向は同じくするが、左
右方向は逆表示となった裏文字を用いる。
設ける正面表示用数字4Aと背面表示用数字4Bとの表
示手法に本考案の特徴を有するものであって、正面表示
用数字4Aは正面から見て正文字を用いた通常の表示態
様とする。即ち表示具1に向かって左側に桁数の多い表
示がなされる。一方、背面表示用数字についてはまず表
示する数字は正面表示用数字の次順の数字とする。即ち
正面表示用数字4Aが「1」であれば、そのうら面3B
に表示される背面表示用数字4Bは「2」である。そし
て表示するにあたっては正面表示用数字4Aと背面表示
用数字4Bとは、共にその上下方向は同じくするが、左
右方向は逆表示となった裏文字を用いる。
【0011】本考案の競技得点等の表示具は以上述べた
ような具体的な構造を有するものであって、次のように
用いられる。まず例えば図2に示すように正面から見て
得点状態が「0」の場合、例えば下一桁「00」の表示
を行う。勿論、表示シート3を三列組み合わせて三桁表
示とした場合において、三桁になる頻度が少ない場合等
においては三桁部分にはあえて「0」の表示をせずに白
紙状態としておいてもよい。
ような具体的な構造を有するものであって、次のように
用いられる。まず例えば図2に示すように正面から見て
得点状態が「0」の場合、例えば下一桁「00」の表示
を行う。勿論、表示シート3を三列組み合わせて三桁表
示とした場合において、三桁になる頻度が少ない場合等
においては三桁部分にはあえて「0」の表示をせずに白
紙状態としておいてもよい。
【0012】次にこの状態から例えば得点の1点を表示
する場合には競技係員が一桁目の「0」が正面表示用数
字4Aとして表示された表示シート3を裏側にめくり返
すのである。このようにするときには図3(a)に示す
ように次の表示シート3が露顕し、そのおもて面3Aに
「1」の正面表示用数字4Aが正文字の状態で露顕す
る。一方、これをうら面から見ると図3(b)に示すよ
うに左から見て左右裏返し状態にいわゆる鏡文字状に映
った「1」の文字が左側に表示されるとともに、右側に
は背面表示用数字4Bが「0」である表示シート3が露
顕した状態となる。
する場合には競技係員が一桁目の「0」が正面表示用数
字4Aとして表示された表示シート3を裏側にめくり返
すのである。このようにするときには図3(a)に示す
ように次の表示シート3が露顕し、そのおもて面3Aに
「1」の正面表示用数字4Aが正文字の状態で露顕す
る。一方、これをうら面から見ると図3(b)に示すよ
うに左から見て左右裏返し状態にいわゆる鏡文字状に映
った「1」の文字が左側に表示されるとともに、右側に
は背面表示用数字4Bが「0」である表示シート3が露
顕した状態となる。
【0013】勿論この状態では裏側から見ると、例えば
「10」の表示のように見えるが実際にはその一桁目と
なる左側の桁の背面表示用数字4Bは裏返し状態となっ
ているから、全体としてはあたかも正面表示が透視され
て見えるような感覚を呈し、「10」ではなく 「0
1」の表示であることが認識される。このような作業を
続けることによって、一回の表示シート3をめくる作業
で正面及び背面いずれから見てもその得点表示が同時に
なされた状態となる。因みにこのような表示方法は、当
初、看者にとまどいを与えるかも知れないが、2〜3回
程度表示が変わってゆくと、その表示手法の構成が理解
できるようになる。
「10」の表示のように見えるが実際にはその一桁目と
なる左側の桁の背面表示用数字4Bは裏返し状態となっ
ているから、全体としてはあたかも正面表示が透視され
て見えるような感覚を呈し、「10」ではなく 「0
1」の表示であることが認識される。このような作業を
続けることによって、一回の表示シート3をめくる作業
で正面及び背面いずれから見てもその得点表示が同時に
なされた状態となる。因みにこのような表示方法は、当
初、看者にとまどいを与えるかも知れないが、2〜3回
程度表示が変わってゆくと、その表示手法の構成が理解
できるようになる。
【0014】また図4に示すように数字が「0」から
「9」に進むように表示シート3をめくり返した場合
に、それにつれて上方の反転部の厚みが増加し、背面で
は表示シート3の位置がずれることがあるが、このこと
を考慮して文字の位置をあらかじめ上下方向にずらすよ
うな対策をとることも好ましい。
「9」に進むように表示シート3をめくり返した場合
に、それにつれて上方の反転部の厚みが増加し、背面で
は表示シート3の位置がずれることがあるが、このこと
を考慮して文字の位置をあらかじめ上下方向にずらすよ
うな対策をとることも好ましい。
【0015】
【考案の効果】本考案は以上述べたような構成を有する
ものであって、競技得点等の正面及び背面からのその得
点状態が認識し得るものである。またその表示操作は例
えば正面に向けての表示を基準として得点表示の操作を
行えば、それが直ちに背面における得点表示となり、正
面及び背面での表示のために複雑な操作を要しない。
ものであって、競技得点等の正面及び背面からのその得
点状態が認識し得るものである。またその表示操作は例
えば正面に向けての表示を基準として得点表示の操作を
行えば、それが直ちに背面における得点表示となり、正
面及び背面での表示のために複雑な操作を要しない。
【図1】本考案の競技得点等の表示具の使用状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】同上正面表示が「00」である場合の表示シー
トを示す正面図である。
トを示す正面図である。
【図3】同上正面表示が「01」である場合の表示シー
トを示す正面図並びに背面図である。
トを示す正面図並びに背面図である。
【図4】同上正面表示が「09」である場合の表示シー
トを示す正面図並びに背面図である。
トを示す正面図並びに背面図である。
1 表示具 2 支持部材 2A 脚部 2B 表示シート保持部 3 表示シート 3A おもて面 3B うら面 4 表示用数字 4A 正面表示用数字 4B 背面表示用数字
Claims (1)
- 【請求項1】 0〜9までの数字を格別に表示した表示
シートをめくり返し自在に桁毎にまとめた組を少なくと
も二桁組以上組み合わせ、表示シートに表示した数字を
露顕させて、数の表示を行う器具において、前記表示シ
ートはおもて面に正面表示用数字を正文字で設けるとと
もに、うら面に背面表示用数字を設け、且つ背面表示用
数字は正面表示用の次順の数字とするとともに、正面表
示用数字に対し上下方向を同じで、左右方向は裏返し状
態とした裏文字により表示されていることを特徴とする
競技得点等の表示具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992022291U JP2572360Y2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 競技得点等の表示具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992022291U JP2572360Y2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 競技得点等の表示具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0574575U JPH0574575U (ja) | 1993-10-12 |
JP2572360Y2 true JP2572360Y2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=12078651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992022291U Expired - Fee Related JP2572360Y2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | 競技得点等の表示具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2572360Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-03-13 JP JP1992022291U patent/JP2572360Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0574575U (ja) | 1993-10-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |