JP2571579B2 - ユニバ−サルロ−ルスタンドの竪ロ−ルを駆動するための装置 - Google Patents

ユニバ−サルロ−ルスタンドの竪ロ−ルを駆動するための装置

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JP2571579B2
JP2571579B2 JP62196515A JP19651587A JP2571579B2 JP 2571579 B2 JP2571579 B2 JP 2571579B2 JP 62196515 A JP62196515 A JP 62196515A JP 19651587 A JP19651587 A JP 19651587A JP 2571579 B2 JP2571579 B2 JP 2571579B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、竪ロールがチョック内において担持軸上に
支承されているユニバーサルロールスタンドの竪ロール
を少なくとも一つの回転方向に駆動するための装置に関
する。
圧延の実際にあって、竪ロールを強固な摩擦力により
水平ロールの回転する面により駆動するため、スキッド
駆動機構（Schleppantrieb）が開発されてはいるが（ド
イツ連邦共和国特許公報第11 18 7 24号）、ユニバーサ
ルロールスタンドの竪ロールは駆動されていない。この
ようなスキッド駆動機構によって、竪ロールは被圧延材
が最初の孔型内へ噛込む以前に既に回転させられ、これ
により被圧延材に損傷を招くような最初の孔型内への噛
込みの際の衝撃が回避されることが可能となる。即ち、
ロール間隙等の幾何学的な形状に条件ずけられはする
が、竪ロールはＩ形鋼のフランジに、水平ロールがウエ
ッブに当接するよりも、早く当接する。
しかも竪ロールのための公知のスキッド駆動機構はこ
の竪ロールの外支持部を必要とするか、即ち二重のジャ
ーナルを設けなくて済むか（ドイツ連邦共和国特許公報
第9 3 321号参照）、或いは竪ロールのための圧下装置
を竪ロールを孔型の間で水平ロールに対して軸平行に水
平ロールの端面に一時的に適合させるための装置で補わ
なければならない（ドイツ連邦共和国特許公報第11 18
7 24号参照）。
本発明の根底をなす課題は、竪ロールのための公知の
スキッド駆動機構の欠点を回避し、竪ロールの有利な駆
動機構を構成することである。
上記の課題は本発明により、駆動機構が液圧モータか
ら成り、この液圧モータが竪ロールのチョックのケーシ
ング状の延長部内に設けられていてかつ駆動平歯車を備
えており、竪ロールがこの駆動平歯車からチョック内に
支承されている少なくとも一つの中間平歯車を介して直
接的に駆動されるように構成されていることによって解
決される。
更に上記の課題は本発明にあっては、駆動機構が液圧
モータから成り、この液圧モータが竪ロールのチョック
のケーシング状の延長部内に設けられていてかつ駆動平
歯車を備えており、竪ロールがこの駆動平歯車からチョ
ック内に支承されている少なくとも一つの摩擦輪を介し
て間接的に駆動されるように構成されていることによっ
て解決される。
更に本考案により、チョックのケーシング状の延長部
がこのチョック方向に開いてかつチョックにフランジ結
合されている函から成ること、竪ロールが少なくとも一
つの端面において外側に歯を備えている駆動リングを備
えており、この駆動リングが中間平歯車と係合している
こと、駆動平歯車と係合している中間平歯車がチョック
内に両側で支承されていて、充填片を貫通している軸に
回転しないように結合されていること、この充填片がチ
ョックの中間平歯車の直径に相当するチョックの半径方
向の組込み開口内に貫通挿入されていて充填片を貫通し
ている軸によって半径方向に対して固定されている。
また、本発明により、チョックのケーシング状の延長
部内に滑動片がチョックの半径方向に案内されチョック
の半径方向の組込み開口を貫通しており、かつこの滑動
片により駆動平歯車以外に液圧モータ、中間平歯車およ
びこの中間平歯車と同軸の摩擦輪が担持されているこ
と、チョックが摩擦輪と共にケーシング状と延長部の外
方支持壁に支持されていて竪ロールに対して常時に押圧
されているように構成されている。
更に本発明にあっては、上記の課題は、駆動機構が液
圧モータから成り、この液圧モータが竪ロールの回転し
ない担持軸内に挿入されており、この竪ロールの駆動平
歯車が回転可能に支承された第一と第二の中間平歯車を
介して内歯を有する駆動リングを備えた竪ロールを駆動
し、すべての歯車が竪ロールを支持している二つのころ
軸受の間にある横断平面内に設けられていることによっ
て解決される。
この構成にあって、担持軸は両ころ軸受の内レースを
収容するための回転しない支持スリーブ内に挿入されて
おり、これらのころ軸受が第二の中間平歯車を収容しか
つ軸受するために半径方向で切欠きを備えている支持ス
リーブの半径方向のカラーに固定されている。
以下に添付した図面に図示した実施形に付き本発明を
詳しく説明する。
自体公知の第１図に図示した電動モータによる、Ｉ形
鋼１を圧延するためのユニバーサルロールスタンドは、
公知のように、二つの水平ロール２と二つの竪ロール３
を備えており、これらの竪ロールはそれぞれチョック８
内に固定されている担持軸４上でころ軸受６と７を介し
て回転可能に軸受されている。竪ロール３を有利に駆動
させるために、各々のチョック８内には電動モータが内
蔵されており、この電動モータの固定子は担持軸４のリ
ングカラー4aであって、このリングカラー4aは電流が流
れる一次アンカー4bを備えている。この場合、図示して
いない電流供給は固定されている担持軸４を介して行わ
れる。竪ロール３は二次コイル５を担持していて電動モ
ータの回転子として形成されている。電動モータの回転
子として形成された竪ロール３は良好に磁化可能な鋼か
ら成るのが有利であるので、この竪ロールは耐摩耗性の
材料から成るスリーブ９で覆われている。
第２図及び第３図による竪ロール10は、図示していな
い竪ロールの垂直方向に設けられる圧下装置の二つのラ
ム12,13を介して被圧延材方向に圧下されているチョッ
ク11内に回転可能に軸受されている。これらのラム12,1
3間にあってはチョックに向いている側では開いている
函体11aがチョック11のケーシング状の延長部としてフ
ランジ結合されている。この函体は液圧モータ14を収納
しており、この液圧モータの加圧媒体導管15がケーシン
グ状の延長部11aから導出されている。
液圧モータ14は駆動平歯車16を備えており、この平歯
車から竪ロール10がチョック11内に軸受された中間平歯
車17を介して直接駆動される。この目的のため、竪ロー
ルは端面において外歯を備えている駆動リング18を備え
ており、この駆動リングは中間平歯車17と係合してい
る。中間平歯車17はチョック11内で両終端側において軸
受されている軸19で確実に回転するように結合されてお
り、この軸は駆動が対称的に行われるように他の中間平
歯車17′を担持しており、この中間平歯車は竪ロール８
の他の駆動リング18′に係合している。
中間平歯車17と17′とを組込みかつ軸方向で固定し得
るようにするため、軸19は充填片20を貫通している。こ
の充填片はチョック11の中間平歯車17と17′の直径に相
当する半径方向の組込み開口21内に挿入されており、貫
通している軸19により半径方向に対して固定されてい
る。
第４図〜第６図による実施形にあっては、竪ロール23
はチョック24内に軸受けされており、このチョックは二
つのブラケット状の延長部24aを備えており、これらの
延長部は第５図に示したように外方支持壁25と共にチョ
ック24の外側に存在していて側方が開いているケーシン
グを形成している。これらの延長部24aの間にはチョッ
ク24の半径方向の組込み開口27に入込んでいる滑動片26
が形状を合わせてあって半径方向に案内されている。滑
動片26は駆動平歯車28を備える液圧モータ29を担持して
いる。この駆動平歯車28は軸31によって滑動片26内に回
転可能に軸受されている中間平歯車30と係合している。
軸31には竪ロール23をその外周で駆動する摩擦車32が回
転しないように結合されている。
摩擦車32の圧接力を調節可能にするため、摩擦車はケ
ーシング状の延長部24aの支持壁25に支持されていてし
かも液圧モータ29の側方で持続的に押圧可能に設けられ
ていて、リンク部34を介して滑動片26と結合されてかつ
ピストンロッド35がフランジカバー36を介して支持壁25
と結合されているリング33により、押圧可能であるよう
に構成されている。
第７図及び第８図による竪ロール40の液圧による内部
駆動機構はチョック41のケーシング状の延長部を必要と
しない。何故なら液圧モータ43が竪ロールの回転しない
担持軸42内に挿入されているからである。
第８図に示されているように、駆動は液圧モータ43と
同軸の駆動平歯車44から第一の中間平歯車45と第二の中
間平歯車46とを介して竪ロール40の内歯を備えている駆
動リング47に伝達される。液圧モータ43は偏心して担持
軸42内に挿入されており、これにより反対側に偏心して
担持軸42内に挿入され第一の中間平歯車45を支持する軸
48のための場所が得られる。この平歯車45を設けるた
め、担持軸42は半径方向の組込み開口49を備えている
（第８図参照）。
第二の中間平歯車46のための軸52を担持軸42の外側で
保持しなければならないので、この担持軸42には調節ば
ね51を介して回転しない担持軸42に回転しないように結
合されている支持スリーブ50によって取囲まれている。
この支持スリーブ50は横断平面Ｑに対して対称的に設け
られているカラー53を備えており（第７図右半分）、こ
のカラーに対して二つの傾斜ころ軸受54の内リング54a
が固定されている。しかし、このカラー53は以下のよう
な構成により、即ち支持スリーブ50並びにカラー53が半
径方向で組込み開口55（第８図）を備えており、従って
軸52は外方ではカラー53の停止されている側面53aによ
って固定され、内方では軸受カバー56（第８図）によっ
て固定されるようにして、保持されている。
竪ロール40の内歯を備えている駆動リング47は製造上
の理由からロール体に形成されず、段差を付されている
リングを設け、このリングをねじ57を介して竪ロールの
内方に突出しているカラー40aに結合させている。周面
に配分して形成されたねじ57の周面から、カラー40aと
共に内歯を備えている駆動リング47が外方へと突出して
いる段差部47aの反力部は両傾斜ころ軸受54の外リング5
4bを固定するための反力部と共通させてある。
第２図〜第８図による液圧による駆動機構でのすべて
の解決策は、平歯車を外部に対して封隙可能なかつ外方
に対して閉じられている空域内に設けることを可能にす
る。第７図と第８図による実施形にあっては例えば軸48
の内部孔48aを介して導入されて潤滑油はころ軸受54の
潤滑にすら使用される。軸項の外レース54bのカラー40a
に対する固定と段差部47aに対する固定とは共に封隙作
用を持っている。
【図面の簡単な説明】
第１図は竪ロールを駆動機構するための電動モータと共
に垂直面内にある水平ロールとそれらの水平ロールの軸
受とを示す概略鉛直断面図、 第２図は液圧モータによる平歯車駆動機構を備えた竪ロ
ールのチョックの軸方向の一部断面図、 第３図は第２図の切断線III-IIIに沿った水平断面図、 第４図は液圧モータによる摩擦駆動機構を備えた竪ロー
ルのチョックの一部鉛直断面図、 第５図は第４図の線V-Vに沿った水平断面図、 第６図は第５図の線VI-VIに沿った鉛直断面図、 第７図は担持軸の内部に設けられた液圧モータを備えた
竪ロールの部分鉛直軸方向断面図、 第８図は第７図の線VIII-VIIIに沿った部分軸方向断面
図。 図中符号は、 ３……竪ロール ４……担持軸 4a……リングカラー ５……ロータ ８……チョック
フロントページの続き (72)発明者 ペーテル・ケテ ドイツ連邦共和国、ラテインゲン、ドク トル−キルヒフエルト−ストラーセ、88 (72)発明者 アレクザンドル・スワーグル ドイツ連邦共和国、ヒルデン、ズーデル マンストラーセ、22 (72)発明者 ベルント・オンデルカ ドイツ連邦共和国、コルシエンブロイ ヒ、ゼーデルンウエーク、３アー (72)発明者 ジーグフリート・キユッセル ドイツ連邦共和国、デユッセルドルフ 30、イム・ローハウゼル・フエルト、44 (72)発明者 デイーテル・ノビス ドイツ連邦共和国、ノイッス、アム・バ ルトホーフ、31 (56)参考文献 実開 昭59−63692（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭59−73003（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭56−34601（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭56−1706（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭53−40945（ＪＰ，Ｂ２)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】竪ロールがチョック（11）内において担持
    軸（42）上に支承されている様式の、ユニバーサルロー
    ルスタンドの竪ロール（10）を少なくとも一つの回転方
    向で駆動するための装置において、 駆動機構が液圧モータ（14）から成り、この液圧モータ
    竪ロール（10）のチョック（11）のケーシング状の延長
    部（11a）内に設けられていてかつ駆動平歯車（16）を
    備えており、竪ロールがこの駆動平歯車からチョック内
    に支承されている少なくとも一つの中間平歯車（17）を
    介して直接的に駆動されるように構成されていることを
    特徴とするユニバーサルロールスタンドの竪ロールを駆
    動するための装置。
  2. 【請求項２】竪ロールがチョック（24）内において担持
    軸（42）上に支承されている様式の、ユニバーサルロー
    ルスタンドの竪ロール（23）を少なくとも一つの回転方
    向で駆動するための装置において、 駆動機構が液圧モータ（29）から成り、この液圧モータ
    が竪ロール（23）のチョック（24）のケーシング状の延
    長部（24a）内に設けられていてかつ駆動平歯車（28）
    を備えており、竪ロールがこの駆動平歯車からチョック
    内に支承されている少なくとも一つの摩擦輪（32）を介
    して間接的に駆動されるように構成されていることを特
    徴とするユニバーサルロールスタンドの竪ロールを駆動
    するための装置。
  3. 【請求項３】チョック（11）のケーシング状の延長部
    （11a）がこのチョックに向いている側では開いていて
    かつチョックにフランジ結合されている函から成るこ
    と、竪ロール（10）が少なくとも一つの端面において外
    側に歯を備えている駆動リング（18）を備えており、こ
    の駆動リングが中間平歯車（17）と係合していること、
    駆動平歯車と係合している中間平歯車がチョック内に両
    側で支承されていて、充填片（20）を貫通している軸
    （19）に回転しないように結合されていること、この充
    填片がチョックの中間平歯車の直径に相当するチョック
    の半径方向の組込み開口（21）内に貫通挿入されていて
    前記充填片を貫通している軸によって半径方向に対して
    固定されている、特許請求の範囲第１項に記載の装置。
  4. 【請求項４】チョック（24）のケーシング状の延長部
    （24a,25）内に滑動片（26）がチョック（24）の半径方
    向に案内されチョックの半径方向の組込み開口（27）を
    貫通しており、かつこの滑動片により駆動平歯車（28）
    以外に液圧モータ（29）、中間平歯車（30）およびこの
    中間平歯車と同軸の摩擦輪（３）が担持されているこ
    と、チョックが摩擦輪と共にケーシング状の延長部の外
    方支持壁（25）に支持されていて竪ロール（23）に対し
    て常時押圧されるように構成されている、特許請求の範
    囲第２項に記載の装置。
  5. 【請求項５】竪ロールがチョック（41）内において担持
    軸（42）上に支承されている様式の、ユニバーサルロー
    ルスタンドの竪ロール（40）を少なくとも一つの回転方
    向で駆動するための装置において、 駆動機構が液圧モータ（43）から成り、この液圧モータ
    が竪ロール（40）の回転しない担持軸（42）内に挿入さ
    れており、この竪ロールの駆動平歯車（44）が回転可能
    に支承された第一と第二の中間平歯車（45,46）を介し
    て内歯を有する駆動リング（47）を備えた竪ロール（4
    0）を駆動し、すべての歯車が竪ロール（40）を支持し
    ている二つのころ軸受（54）の間にある横断平面（Ｑ）
    内に設けられていることを特徴とする、上記ユニバーサ
    ルロールスタンドの竪ロールを駆動するための装置。
  6. 【請求項６】担持軸（42）が両ころ軸受（54）の内レー
    ス（54a）を収容するための回転しない支持スリーブ（5
    0）内に挿入されており、これらのころ軸受が第二の中
    間平歯車（46）を収容しかて軸受するために半径方向で
    切欠き（55）を備えている支持スリーブの半径方向のカ
    ラー（53）に固定されている、特許請求の範囲第４項に
    記載の装置。
JP62196515A 1986-08-14 1987-08-07 ユニバ−サルロ−ルスタンドの竪ロ−ルを駆動するための装置 Expired - Lifetime JP2571579B2 (ja)

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DE19863627630 DE3627630A1 (de) 1986-08-14 1986-08-14 Einrichtung zum antrieb der vertikalwalzen eines universalgeruestes
DE3627630.8 1986-08-14

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JPS6349313A JPS6349313A (ja) 1988-03-02
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US (1) US4864838A (ja)
EP (1) EP0256372B1 (ja)
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KR (1) KR900007954B1 (ja)
CN (1) CN1008240B (ja)
AT (1) ATE78197T1 (ja)
BR (1) BR8704202A (ja)
CA (1) CA1311376C (ja)
DE (2) DE3627630A1 (ja)
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