JP2570569B2 - 回線切替装置 - Google Patents
回線切替装置Info
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- JP2570569B2 JP2570569B2 JP5076288A JP7628893A JP2570569B2 JP 2570569 B2 JP2570569 B2 JP 2570569B2 JP 5076288 A JP5076288 A JP 5076288A JP 7628893 A JP7628893 A JP 7628893A JP 2570569 B2 JP2570569 B2 JP 2570569B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルマイクロ波
無線通信システムで用いられる回線切替装置に関する。
無線通信システムで用いられる回線切替装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】周知のように、ディジタルマイクロ波無
線通信システムでは、運用回線の障害による回線品質の
劣化や回線断を救済するために予備回線を有し、現用と
予備の同期切り替えを行う回線切替装置を備える。この
種の回線切替装置としては、従来、例えば図２に示すも
のが知られている。
線通信システムでは、運用回線の障害による回線品質の
劣化や回線断を救済するために予備回線を有し、現用と
予備の同期切り替えを行う回線切替装置を備える。この
種の回線切替装置としては、従来、例えば図２に示すも
のが知られている。
【０００３】この回線切替装置は、送端部が、図２
（ａ）に示すように、回線制御回路２１と現用送信回路
２２と予備送信制御回路２３と予備送信回路２４とを基
本的に備え、また受端部が、図２（ｂ）に示すように、
現用受信回路２５と現用固定遅延時間差調整回路２６と
受信信号切替回路２７と現用信号モニタ端子２８と予備
受信回路２９と予備固定遅延時間差調整回路３０と予備
回線制御回路３１と受端予備制御回路３２と予備信号モ
ニタ端子３３とを基本的に備える。
（ａ）に示すように、回線制御回路２１と現用送信回路
２２と予備送信制御回路２３と予備送信回路２４とを基
本的に備え、また受端部が、図２（ｂ）に示すように、
現用受信回路２５と現用固定遅延時間差調整回路２６と
受信信号切替回路２７と現用信号モニタ端子２８と予備
受信回路２９と予備固定遅延時間差調整回路３０と予備
回線制御回路３１と受端予備制御回路３２と予備信号モ
ニタ端子３３とを基本的に備える。
【０００４】送端部では、入力信号Ｓ２０１が現用送信
回路２２と予備送信制御回路２３の一方の入力とに与え
られる。予備送信制御回路２３の他方の入力には回線制
御回路２１から制御信号Ｓ２０２が与えられる。
回路２２と予備送信制御回路２３の一方の入力とに与え
られる。予備送信制御回路２３の他方の入力には回線制
御回路２１から制御信号Ｓ２０２が与えられる。
【０００５】まず、通常の運用時では、回線制御回路２
１は制御信号Ｓ２０２を発生せず、従って受端予備制御
回路３２も受端制御信号Ｓ２１１を発生せず、また受信
信号切替回路２７は一方の入力である現用固定遅延時間
差調整回路２６の出力を選択するように制御されてい
る。
１は制御信号Ｓ２０２を発生せず、従って受端予備制御
回路３２も受端制御信号Ｓ２１１を発生せず、また受信
信号切替回路２７は一方の入力である現用固定遅延時間
差調整回路２６の出力を選択するように制御されてい
る。
【０００６】即ち、送端部は、現用送信回路２２が入力
信号Ｓ２０１を現用回線信号Ｓ２０５として回線に送出
する。受端部は、現用回線から取り込んだ現用回線信号
Ｓ２０５を現用受信回路２５が受信処理をしデータ部分
からなる現用受信信号Ｓ２０７を復元する。これは、現
用固定遅延時間差調整回路２６をそのまま通過し、受信
信号切替回路２７から受信信号Ｓ２１２として図外へ送
出される。
信号Ｓ２０１を現用回線信号Ｓ２０５として回線に送出
する。受端部は、現用回線から取り込んだ現用回線信号
Ｓ２０５を現用受信回路２５が受信処理をしデータ部分
からなる現用受信信号Ｓ２０７を復元する。これは、現
用固定遅延時間差調整回路２６をそのまま通過し、受信
信号切替回路２７から受信信号Ｓ２１２として図外へ送
出される。
【０００７】そして、受信信号Ｓ２１２の状態から例え
ば回線品質の劣化が検出されると、回線制御回路２１と
受端予備制御回路３２に制御信号の出力指令が外部から
与えられ、予備系が作動を開始する。
ば回線品質の劣化が検出されると、回線制御回路２１と
受端予備制御回路３２に制御信号の出力指令が外部から
与えられ、予備系が作動を開始する。
【０００８】即ち、上記運用時の動作と並行して、送端
部では、予備送信制御回路２３が、制御信号Ｓ２０２の
入力に応答して入力信号Ｓ２０１を予備系に取り込み、
それを予備送信回路２４が予備回線信号Ｓ２０６として
回線に送出する。
部では、予備送信制御回路２３が、制御信号Ｓ２０２の
入力に応答して入力信号Ｓ２０１を予備系に取り込み、
それを予備送信回路２４が予備回線信号Ｓ２０６として
回線に送出する。
【０００９】受端部では、予備回線から取り込んだ信号
Ｓ２０６を予備受信回路２９が受信処理をしデータ部分
からなる予備受信信号Ｓ２０８を復元する。これは、予
備固定遅延時間差調整回路３０をそのまま通り予備回線
制御回路３１の一方の入力となる。予備回線制御回路３
１の他方の入力は受端予備制御回路３２からの受端制御
信号Ｓ２１１であるが、これは発生しているので、予備
回線制御回路３１は予備固定遅延時間差調整回路３０の
出力を取り込み受信信号切替回路２７の他方の入力に与
える。
Ｓ２０６を予備受信回路２９が受信処理をしデータ部分
からなる予備受信信号Ｓ２０８を復元する。これは、予
備固定遅延時間差調整回路３０をそのまま通り予備回線
制御回路３１の一方の入力となる。予備回線制御回路３
１の他方の入力は受端予備制御回路３２からの受端制御
信号Ｓ２１１であるが、これは発生しているので、予備
回線制御回路３１は予備固定遅延時間差調整回路３０の
出力を取り込み受信信号切替回路２７の他方の入力に与
える。
【００１０】受信信号切替回路２７は、前述したように
現用固定遅延時間差調整回路２６の出力を選択している
が、現用信号モニタ端子２８及び予備信号モニタ端子３
３に出力される現用信号Ｓ２０９及び予備信号Ｓ２１０
をそれぞれ画面に表示させて監視し、両者間の位相差が
零となるように、現用固定遅延時間差調整回路２６と予
備固定遅延時間差調整回路３０における設定遅延時間を
手動操作で調整し、遅延補正された現用信号Ｓ２０９と
予備信号Ｓ２１０との位相が一致した時点で受信信号切
替回路２７に切替指令を出し、予備信号Ｓ２１０を受信
信号Ｓ２１２として取り出す。
現用固定遅延時間差調整回路２６の出力を選択している
が、現用信号モニタ端子２８及び予備信号モニタ端子３
３に出力される現用信号Ｓ２０９及び予備信号Ｓ２１０
をそれぞれ画面に表示させて監視し、両者間の位相差が
零となるように、現用固定遅延時間差調整回路２６と予
備固定遅延時間差調整回路３０における設定遅延時間を
手動操作で調整し、遅延補正された現用信号Ｓ２０９と
予備信号Ｓ２１０との位相が一致した時点で受信信号切
替回路２７に切替指令を出し、予備信号Ｓ２１０を受信
信号Ｓ２１２として取り出す。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の回線切
替装置では、現用系と予備系の同期をとるために、手操
作でモニタを見ながら両系の遅延時間を調整するように
しているので、両系の同期がとれるまでに相当の時間を
要し、回線切替を迅速に行えない場合が生ずるという問
題がある。
替装置では、現用系と予備系の同期をとるために、手操
作でモニタを見ながら両系の遅延時間を調整するように
しているので、両系の同期がとれるまでに相当の時間を
要し、回線切替を迅速に行えない場合が生ずるという問
題がある。
【００１２】本発明は、このような問題に鑑みなされた
もので、その目的は、現用系と予備系の同期を自動的に
とることができ、以て回線切替を迅速に行える回線切替
装置を提供することにある。
もので、その目的は、現用系と予備系の同期を自動的に
とることができ、以て回線切替を迅速に行える回線切替
装置を提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の回線切替装置は次の如き構成を有する。即
ち、本発明の回線切替装置は、現用回線と予備回線との
同期切替を行う回線切替装置において； 送端部は、予
備回線への信号送出を許可する制御信号を出力する回線
制御回路と； 入力信号と前記制御信号と外部から与え
られるフレーム信号とを多重化する現用多重化回路と；
前記現用多重化回路の出力を現用回線信号として回線
に送出する現用送信回路と； 前記制御信号の入力に応
答して前記入力信号と前記フレーム信号とをそれぞれ出
力する予備送信制御回路と；前記予備送信制御回路が出
力する入力信号とフレーム信号とを多重化する予備多重
化回路と； 前記予備多重化回路の出力を予備回線信号
として回線に送出する予備送信回路と； を備え、受端
部は、回線から取り込んだ前記現用回線信号について受
信処理をし現用回線受信信号と現用フレーム信号とを分
離出力する現用受信回路と； 前記現用受信回路の出力
を受けて前記現用フレーム信号を基準にして前記現用回
線受信信号を現用受信信号と前記制御信号とに分離しそ
れら３つの信号を出力する分離回路と； 回線から取り
込んだ前記予備回線信号について受信処理をし予備受信
信号と予備フレーム信号とを分離出力する予備受信回路
と； 前記現用受信信号と前記現用フレーム信号と前記
予備フレーム信号とを受けて、現用フレーム信号を基準
に予備フレーム信号との位相差を検出し、少なくとも現
用受信信号をその位相差に対応した遅延を与えて出力す
る現用固定遅延時間差調整回路と； 前記予備受信信号
と前記予備フレーム信号と前記現用フレーム信号とを受
けて、予備フレーム信号を基準に現用フレーム信号との
位相差を検出し、少なくとも予備受信信号をその位相差
に対応した遅延を与えて出力する予備固定遅延時間差調
整回路と； 前記分離回路の分離出力たる制御信号の入
力に応答して前記予備固定遅延時間差調整回路の出力を
送出する予備回線制御回路と；前記現用固定遅延時間差
調整回路と前記予備回線制御回路との何れか一方の出力
を選択し送出する受信信号切替回路と； を備えたこと
を特徴とするものである。
め、本発明の回線切替装置は次の如き構成を有する。即
ち、本発明の回線切替装置は、現用回線と予備回線との
同期切替を行う回線切替装置において； 送端部は、予
備回線への信号送出を許可する制御信号を出力する回線
制御回路と； 入力信号と前記制御信号と外部から与え
られるフレーム信号とを多重化する現用多重化回路と；
前記現用多重化回路の出力を現用回線信号として回線
に送出する現用送信回路と； 前記制御信号の入力に応
答して前記入力信号と前記フレーム信号とをそれぞれ出
力する予備送信制御回路と；前記予備送信制御回路が出
力する入力信号とフレーム信号とを多重化する予備多重
化回路と； 前記予備多重化回路の出力を予備回線信号
として回線に送出する予備送信回路と； を備え、受端
部は、回線から取り込んだ前記現用回線信号について受
信処理をし現用回線受信信号と現用フレーム信号とを分
離出力する現用受信回路と； 前記現用受信回路の出力
を受けて前記現用フレーム信号を基準にして前記現用回
線受信信号を現用受信信号と前記制御信号とに分離しそ
れら３つの信号を出力する分離回路と； 回線から取り
込んだ前記予備回線信号について受信処理をし予備受信
信号と予備フレーム信号とを分離出力する予備受信回路
と； 前記現用受信信号と前記現用フレーム信号と前記
予備フレーム信号とを受けて、現用フレーム信号を基準
に予備フレーム信号との位相差を検出し、少なくとも現
用受信信号をその位相差に対応した遅延を与えて出力す
る現用固定遅延時間差調整回路と； 前記予備受信信号
と前記予備フレーム信号と前記現用フレーム信号とを受
けて、予備フレーム信号を基準に現用フレーム信号との
位相差を検出し、少なくとも予備受信信号をその位相差
に対応した遅延を与えて出力する予備固定遅延時間差調
整回路と； 前記分離回路の分離出力たる制御信号の入
力に応答して前記予備固定遅延時間差調整回路の出力を
送出する予備回線制御回路と；前記現用固定遅延時間差
調整回路と前記予備回線制御回路との何れか一方の出力
を選択し送出する受信信号切替回路と； を備えたこと
を特徴とするものである。
【００１４】
【作用】次に、前記の如く構成される本発明の回線切替
装置の作用を説明する。本発明では、送端部にフレーム
信号を新たに入力し、現用系ではこのフレーム信号と入
力信号と制御信号とを多重化して送信する一方、予備系
ではフレーム信号と入力信号とを多重化して送信する。
そして、受端部では、現用フレーム信号と予備フレーム
信号との間の位相差が零となるようにそれぞれの系の遅
延時間差調整回路が自動的に遅延補正をし、受信信号切
替回路に両系の信号が同期して入力するようにしてあ
る。
装置の作用を説明する。本発明では、送端部にフレーム
信号を新たに入力し、現用系ではこのフレーム信号と入
力信号と制御信号とを多重化して送信する一方、予備系
ではフレーム信号と入力信号とを多重化して送信する。
そして、受端部では、現用フレーム信号と予備フレーム
信号との間の位相差が零となるようにそれぞれの系の遅
延時間差調整回路が自動的に遅延補正をし、受信信号切
替回路に両系の信号が同期して入力するようにしてあ
る。
【００１５】従って、予備系の作動開始から切替までの
時間が大幅に短縮され迅速に切り替えることができる。
時間が大幅に短縮され迅速に切り替えることができる。
【００１６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図１は、本発明の一実施例に係る回線切替装置を
示す。この回線切替装置は、送端部が、図１（ａ）に示
すように、回線制御回路１と現用多重化回路２と現用送
信回路３と予備送信制御回路４と予備多重化回路５と予
備送信回路６とを基本的に備え、また受端部が、図１
（ｂ）に示すように、現用受信回路７と分離回路８と現
用固定遅延時間差調整回路９と受信信号切替回路１０と
予備受信回路１１と予備固定遅延時間差調整回路１２と
予備回線制御回路１３とを基本的に備え、送端部ではフ
レーム信号Ｓ２が外部から常時与えられる。
する。図１は、本発明の一実施例に係る回線切替装置を
示す。この回線切替装置は、送端部が、図１（ａ）に示
すように、回線制御回路１と現用多重化回路２と現用送
信回路３と予備送信制御回路４と予備多重化回路５と予
備送信回路６とを基本的に備え、また受端部が、図１
（ｂ）に示すように、現用受信回路７と分離回路８と現
用固定遅延時間差調整回路９と受信信号切替回路１０と
予備受信回路１１と予備固定遅延時間差調整回路１２と
予備回線制御回路１３とを基本的に備え、送端部ではフ
レーム信号Ｓ２が外部から常時与えられる。
【００１７】送端部では、入力信号Ｓ１とフレーム信号
Ｓ２と制御信号Ｓ３とは、現用多重化回路２と予備送信
制御回路４とに並列的に入力するが、制御信号Ｓ３は、
前述したように回線制御回路１が予備系の作動開始を示
すために外部からの指令に基づき発生するものである。
つまり、制御信号Ｓ３は、予備系の作動開始を示すとき
は例えば“１”、そうでないときは“０”である。
Ｓ２と制御信号Ｓ３とは、現用多重化回路２と予備送信
制御回路４とに並列的に入力するが、制御信号Ｓ３は、
前述したように回線制御回路１が予備系の作動開始を示
すために外部からの指令に基づき発生するものである。
つまり、制御信号Ｓ３は、予備系の作動開始を示すとき
は例えば“１”、そうでないときは“０”である。
【００１８】従って、通常の運用時では、予備送信制御
回路４は従来と同様に制御信号Ｓ３が“０”であるので
作動せず、現用多重化回路２のみが３つの信号を多重化
する動作をする。即ち、フレーム信号Ｓ２と制御信号Ｓ
３とを入力信号Ｓ１の１フレーム中の例えばデータ部分
の先頭付近に配置する。この多重化した信号（現用送信
信号Ｓ４）は現用送信回路３が現用回線信号Ｓ６として
回線に送出する。
回路４は従来と同様に制御信号Ｓ３が“０”であるので
作動せず、現用多重化回路２のみが３つの信号を多重化
する動作をする。即ち、フレーム信号Ｓ２と制御信号Ｓ
３とを入力信号Ｓ１の１フレーム中の例えばデータ部分
の先頭付近に配置する。この多重化した信号（現用送信
信号Ｓ４）は現用送信回路３が現用回線信号Ｓ６として
回線に送出する。
【００１９】受端部は、現用回線から取り込んだ現用回
線信号Ｓ６を現用受信回路７が受信処理をし、フレーム
信号を分離し、「データ部分」と「制御信号Ｓ３」の多
重化された現用回線受信信号Ｓ８と現用フレーム信号Ｓ
９とを形成出力する。これらは分離回路８に入力する。
線信号Ｓ６を現用受信回路７が受信処理をし、フレーム
信号を分離し、「データ部分」と「制御信号Ｓ３」の多
重化された現用回線受信信号Ｓ８と現用フレーム信号Ｓ
９とを形成出力する。これらは分離回路８に入力する。
【００２０】分離回路８は、現用フレーム信号Ｓ９を基
準に、現用回線受信信号Ｓ８をデータ部分からなる現用
受信信号Ｓ１０と制御信号Ｓ３とに分離し、現用フレー
ム信号Ｓ９と現用受信信号Ｓ１０は現用固定遅延時間差
調整回路９に出力し、制御信号Ｓ３は予備回線制御回路
１３に出力する。また、現用フレーム信号Ｓ９は予備固
定遅延時間差調整回路１２にも出力する。
準に、現用回線受信信号Ｓ８をデータ部分からなる現用
受信信号Ｓ１０と制御信号Ｓ３とに分離し、現用フレー
ム信号Ｓ９と現用受信信号Ｓ１０は現用固定遅延時間差
調整回路９に出力し、制御信号Ｓ３は予備回線制御回路
１３に出力する。また、現用フレーム信号Ｓ９は予備固
定遅延時間差調整回路１２にも出力する。
【００２１】現用固定遅延時間差調整回路９では、予備
受信回路１１から予備フレーム信号Ｓ１２が入力し、現
用フレーム信号Ｓ９を基準に予備フレーム信号Ｓ１２と
の位相差を検出するが、運用時では予備フレーム信号Ｓ
１２は“０”であるので、入力信号に対する遅延補正を
しない。
受信回路１１から予備フレーム信号Ｓ１２が入力し、現
用フレーム信号Ｓ９を基準に予備フレーム信号Ｓ１２と
の位相差を検出するが、運用時では予備フレーム信号Ｓ
１２は“０”であるので、入力信号に対する遅延補正を
しない。
【００２２】従って、現用受信信号Ｓ１０及び現用フレ
ーム信号Ｓ９は現用固定遅延時間差調整回路９はをその
まま通過して受信信号切替回路１０の一方の入力とな
り、受信信号切替回路１０から受信信号Ｓ１５及び受信
基準信号Ｓ１８として図外へ送出される。受信基準信号
Ｓ１８の出力は本質的なものではなく、図外の処理系で
の利便に供するためである。
ーム信号Ｓ９は現用固定遅延時間差調整回路９はをその
まま通過して受信信号切替回路１０の一方の入力とな
り、受信信号切替回路１０から受信信号Ｓ１５及び受信
基準信号Ｓ１８として図外へ送出される。受信基準信号
Ｓ１８の出力は本質的なものではなく、図外の処理系で
の利便に供するためである。
【００２３】そして、受信信号Ｓ１５の状態から例えば
回線品質の劣化が検出されると、従来と同様に回線制御
回路１に制御信号の出力指令が外部から与えられ、予備
系が作動を開始する。
回線品質の劣化が検出されると、従来と同様に回線制御
回路１に制御信号の出力指令が外部から与えられ、予備
系が作動を開始する。
【００２４】即ち、上記運用時の動作と並行して、送端
部では、予備送信制御回路４が、制御信号Ｓ３が“１”
になったことに応答して入力信号Ｓ１とフレーム信号Ｓ
２とを予備系に取り込み、それを予備多重化回路５に与
え予備送信信号Ｓ５とし、予備送信回路６が予備回線信
号Ｓ７として回線に送出する。
部では、予備送信制御回路４が、制御信号Ｓ３が“１”
になったことに応答して入力信号Ｓ１とフレーム信号Ｓ
２とを予備系に取り込み、それを予備多重化回路５に与
え予備送信信号Ｓ５とし、予備送信回路６が予備回線信
号Ｓ７として回線に送出する。
【００２５】受端部では、予備回線から取り込んだ信号
Ｓ７を予備受信回路１１が受信処理をし、データ部分か
らなる予備受信信号Ｓ１１と予備フレーム信号Ｓ１２と
を分離形成し、両信号を予備固定遅延時間差調整回路１
２に与えると共に、予備フレーム信号Ｓ１２を現用固定
遅延時間差調整回路９に与える。
Ｓ７を予備受信回路１１が受信処理をし、データ部分か
らなる予備受信信号Ｓ１１と予備フレーム信号Ｓ１２と
を分離形成し、両信号を予備固定遅延時間差調整回路１
２に与えると共に、予備フレーム信号Ｓ１２を現用固定
遅延時間差調整回路９に与える。
【００２６】そこで、現用固定遅延時間差調整回路９で
は、現用フレーム信号Ｓ９を基準にして予備フレーム信
号Ｓ１２との位相差を検出し、また予備固定遅延時間差
調整回路１２では、予備フレーム信号Ｓ１２を基準にし
て現用フレーム信号Ｓ９との位相差を検出し、それぞれ
検出した位相差が零となるようにそれぞれの入力信号に
対して遅延補正を与える。
は、現用フレーム信号Ｓ９を基準にして予備フレーム信
号Ｓ１２との位相差を検出し、また予備固定遅延時間差
調整回路１２では、予備フレーム信号Ｓ１２を基準にし
て現用フレーム信号Ｓ９との位相差を検出し、それぞれ
検出した位相差が零となるようにそれぞれの入力信号に
対して遅延補正を与える。
【００２７】現用固定遅延時間差調整回路９では、その
ように遅延補正した現用信号Ｓ１４及び現用基準信号Ｓ
１７を受信信号切替回路１０の一方の入力へ与える。ま
た、予備固定遅延時間差調整回路１２では、そのように
遅延補正した予備信号Ｓ１３及び予備基準信号Ｓ１６を
予備回線制御回路１３に与える。
ように遅延補正した現用信号Ｓ１４及び現用基準信号Ｓ
１７を受信信号切替回路１０の一方の入力へ与える。ま
た、予備固定遅延時間差調整回路１２では、そのように
遅延補正した予備信号Ｓ１３及び予備基準信号Ｓ１６を
予備回線制御回路１３に与える。
【００２８】予備回線制御回路１３では、分離回路８か
らの制御信号Ｓ３が“１”であるので、入力した予備信
号Ｓ１３及び予備基準信号Ｓ１６をそのまま受信信号切
替回路１０の他方の入力に与える。
らの制御信号Ｓ３が“１”であるので、入力した予備信
号Ｓ１３及び予備基準信号Ｓ１６をそのまま受信信号切
替回路１０の他方の入力に与える。
【００２９】受信信号切替回路１０は、現用固定遅延時
間差調整回路９の出力を選択しているが、以上の遅延補
正の自動調整が行われ現用系と予備系の同期がとれたと
想定される適宜時点で外部から与えられる切替指令に応
答して予備信号Ｓ１３及び予備基準信号Ｓ１６を選択
し、それを受信信号Ｓ１５及び受信基準信号Ｓ１８とし
て外部に送出する。
間差調整回路９の出力を選択しているが、以上の遅延補
正の自動調整が行われ現用系と予備系の同期がとれたと
想定される適宜時点で外部から与えられる切替指令に応
答して予備信号Ｓ１３及び予備基準信号Ｓ１６を選択
し、それを受信信号Ｓ１５及び受信基準信号Ｓ１８とし
て外部に送出する。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の回線切替
装置では、送端部にフレーム信号を新たに入力し、現用
系ではこのフレーム信号と入力信号と制御信号とを多重
化して送信する一方、予備系ではフレーム信号と入力信
号とを多重化して送信する。そして、受端部では、現用
フレーム信号と予備フレーム信号との間の位相差が零と
なるようにそれぞれの系の遅延時間差調整回路が自動的
に遅延補正をし、受信信号切替回路に両系の信号が同期
して入力するようにしてあるので、予備系の作動開始か
ら切替までの時間が大幅に短縮され迅速に切り替えるこ
とができる。
装置では、送端部にフレーム信号を新たに入力し、現用
系ではこのフレーム信号と入力信号と制御信号とを多重
化して送信する一方、予備系ではフレーム信号と入力信
号とを多重化して送信する。そして、受端部では、現用
フレーム信号と予備フレーム信号との間の位相差が零と
なるようにそれぞれの系の遅延時間差調整回路が自動的
に遅延補正をし、受信信号切替回路に両系の信号が同期
して入力するようにしてあるので、予備系の作動開始か
ら切替までの時間が大幅に短縮され迅速に切り替えるこ
とができる。
【図１】本発明の一実施例に係る回線切替装置の構成ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図２】従来の一実施例に係る回線切替装置の構成ブロ
ック図である。
ック図である。
１ 回線制御回路 ２ 現用多重化回路 ３ 現用送信回路 ４ 予備送信制御回路 ５ 予備多重化回路 ６ 予備送信回路 ７ 現用受信回路 ８ 分離回路 ９ 現用固定遅延時間差調整回路 １０ 受信信号切替回路 １１ 予備受信回路 １２ 予備固定遅延時間差調整回路 １３ 予備回線制御回路
Claims (1)
- 【請求項１】 現用回線と予備回線との同期切替を行う
回線切替装置において； 送端部は、予備回線への信号
送出を許可する制御信号を出力する回線制御回路と；
入力信号と前記制御信号と外部から与えられるフレーム
信号とを多重化する現用多重化回路と； 前記現用多重
化回路の出力を現用回線信号として回線に送出する現用
送信回路と； 前記制御信号の入力に応答して前記入力
信号と前記フレーム信号とをそれぞれ出力する予備送信
制御回路と； 前記予備送信制御回路が出力する入力信
号とフレーム信号とを多重化する予備多重化回路と；
前記予備多重化回路の出力を予備回線信号として回線に
送出する予備送信回路と； を備え、受端部は、回線か
ら取り込んだ前記現用回線信号について受信処理をし現
用回線受信信号と現用フレーム信号とを分離出力する現
用受信回路と； 前記現用受信回路の出力を受けて前記
現用フレーム信号を基準にして前記現用回線受信信号を
現用受信信号と前記制御信号とに分離しそれら３つの信
号を出力する分離回路と； 回線から取り込んだ前記予
備回線信号について受信処理をし予備受信信号と予備フ
レーム信号とを分離出力する予備受信回路と； 前記現
用受信信号と前記現用フレーム信号と前記予備フレーム
信号とを受けて、現用フレーム信号を基準に予備フレー
ム信号との位相差を検出し、少なくとも現用受信信号を
その位相差に対応した遅延を与えて出力する現用固定遅
延時間差調整回路と； 前記予備受信信号と前記予備フ
レーム信号と前記現用フレーム信号とを受けて、予備フ
レーム信号を基準に現用フレーム信号との位相差を検出
し、少なくとも予備受信信号をその位相差に対応した遅
延を与えて出力する予備固定遅延時間差調整回路と；
前記分離回路の分離出力たる制御信号の入力に応答して
前記予備固定遅延時間差調整回路の出力を送出する予備
回線制御回路と； 前記現用固定遅延時間差調整回路と
前記予備回線制御回路との何れか一方の出力を選択し送
出する受信信号切替回路と； を備えたことを特徴とす
る回線切替装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5076288A JP2570569B2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 回線切替装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5076288A JP2570569B2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 回線切替装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06268636A JPH06268636A (ja) | 1994-09-22 |
| JP2570569B2 true JP2570569B2 (ja) | 1997-01-08 |
Family
ID=13601142
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5076288A Expired - Fee Related JP2570569B2 (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 回線切替装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2570569B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2765284B2 (ja) * | 1991-06-28 | 1998-06-11 | 日本電気株式会社 | 自動回線切替装置 |
-
1993
- 1993-03-10 JP JP5076288A patent/JP2570569B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06268636A (ja) | 1994-09-22 |
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