JP2570566Y2 - 積重ね可能な容器 - Google Patents
積重ね可能な容器Info
- Publication number
- JP2570566Y2 JP2570566Y2 JP1910491U JP1910491U JP2570566Y2 JP 2570566 Y2 JP2570566 Y2 JP 2570566Y2 JP 1910491 U JP1910491 U JP 1910491U JP 1910491 U JP1910491 U JP 1910491U JP 2570566 Y2 JP2570566 Y2 JP 2570566Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- bottom plate
- container
- wall
- side wall
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Cartons (AREA)
- Packaging Frangible Articles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は菓子ケーキ類例えばロ
ールケーキ等を包装するに好適な包装容器に関するもの
である。さらに詳しくは一枚のブランクシートから組立
てることができ、使用時には安定良く段積することが可
能で、特に内容物の収納ならびに取出し時には大きな開
口面積が得られ、底面並びに側面が一平面になる上げ底
部を有した容器に関するものである。
ールケーキ等を包装するに好適な包装容器に関するもの
である。さらに詳しくは一枚のブランクシートから組立
てることができ、使用時には安定良く段積することが可
能で、特に内容物の収納ならびに取出し時には大きな開
口面積が得られ、底面並びに側面が一平面になる上げ底
部を有した容器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、菓子ケーキ等は通常のボックス貼
りされたカートンに収納され販売されている。しかし、
この種のケーキ箱は内容物の収納取出しが便利な広い開
口面積が得られにくく、また積重ねたときの安定性が不
充分であり、この点の改善が望まれていた。さらに従来
の箱は、ロールケーキやパウンドケーキ等を収納して、
そのまま消費者に販売するに適した体裁のよい包装形態
ではなかった。
りされたカートンに収納され販売されている。しかし、
この種のケーキ箱は内容物の収納取出しが便利な広い開
口面積が得られにくく、また積重ねたときの安定性が不
充分であり、この点の改善が望まれていた。さらに従来
の箱は、ロールケーキやパウンドケーキ等を収納して、
そのまま消費者に販売するに適した体裁のよい包装形態
ではなかった。
【０００３】ところで、内容物の収納取出し時に大きな
開口面積が得られ、底面並びに側面が一平面になる容器
は、例えば実公昭61-16984号公報により知られている。
このものは、底板の一側端部に２つ折可能な補助底板を
連接して、これを側板の内面に折重ねたりあるいは底板
の側方に一直線上に延長できる構成にしたものであっ
た。
開口面積が得られ、底面並びに側面が一平面になる容器
は、例えば実公昭61-16984号公報により知られている。
このものは、底板の一側端部に２つ折可能な補助底板を
連接して、これを側板の内面に折重ねたりあるいは底板
の側方に一直線上に延長できる構成にしたものであっ
た。
【０００４】しかしこの従来例も、保管時陳列時等にお
いて容器を積重ねたとき、容器が左右あるいは前後方向
に動き荷崩れを起こしやすいという問題がある。さらに
このものは組立て時に機械貼りが行えず、専ら手作業で
組立てる構造であったので量産性に劣るという欠点があ
った。
いて容器を積重ねたとき、容器が左右あるいは前後方向
に動き荷崩れを起こしやすいという問題がある。さらに
このものは組立て時に機械貼りが行えず、専ら手作業で
組立てる構造であったので量産性に劣るという欠点があ
った。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記問題点を
解決するためになされたものであって、その目的は、一
枚のブランクシートから機械貼りにより量産性良く組立
てることができ、しかも容器を開封して内容物を収納す
るときあるいは取出すときには、底面並びに側面が一平
面になり大きな開口面積が得られるようにするととも
に、保管時陳列時には左右前後方向に動くことなく安定
良く積重ねることが可能な上げ底部を有し、かつ外観的
にも体裁のよいロールケーキ等菓子を収納し販売するに
適した包装形態の容器を提供することにある。
解決するためになされたものであって、その目的は、一
枚のブランクシートから機械貼りにより量産性良く組立
てることができ、しかも容器を開封して内容物を収納す
るときあるいは取出すときには、底面並びに側面が一平
面になり大きな開口面積が得られるようにするととも
に、保管時陳列時には左右前後方向に動くことなく安定
良く積重ねることが可能な上げ底部を有し、かつ外観的
にも体裁のよいロールケーキ等菓子を収納し販売するに
適した包装形態の容器を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案の容器は、矩形の底板を中心として左右対称的
に、細幅の補強壁、側壁並びに蓋板を順次連接し、また
前記底板、側壁並びに蓋板の上下にそれぞれ対称的に端
板、接合フラップ並びに開閉板を連接すると共に、前記
底板と補強壁の境界線上に逆折罫を刻設し、組立時に前
記補強壁を側壁の内面側に折り曲げて底板が上げ底とな
るように固着し、かつ前記左右の開閉板に対して左右の
各接合フラップを各別に固着してこれを前記端板の外側
に重なり合うように配設したことを特徴としている。
本考案の容器は、矩形の底板を中心として左右対称的
に、細幅の補強壁、側壁並びに蓋板を順次連接し、また
前記底板、側壁並びに蓋板の上下にそれぞれ対称的に端
板、接合フラップ並びに開閉板を連接すると共に、前記
底板と補強壁の境界線上に逆折罫を刻設し、組立時に前
記補強壁を側壁の内面側に折り曲げて底板が上げ底とな
るように固着し、かつ前記左右の開閉板に対して左右の
各接合フラップを各別に固着してこれを前記端板の外側
に重なり合うように配設したことを特徴としている。
【０００７】
【実施例】以下、本考案を図に示す実施例に基づいて具
体的に説明する。図４は本考案容器の展開図であって、
同図において、矩形状底板１を中心としてその左右側辺
に対称的に細幅の補強壁２，２、側壁３，３並びに蓋板
４，４を順次連接する。側壁３と蓋板４との境界部分に
は、曲面状の稜５を形成するため複数本の平行罫線６…
を刻設する。また、前記底板１と補強壁２の境界線上に
は逆折罫10を刻設し、この逆折罫10を介して、後述の組
立て時に前記補強壁２を側壁３の内面側に固着する。一
方、前記底板１、側壁２，２並びに蓋板３，３の上下に
はそれぞれ対称的に端板７、接合フラップ８並びに開閉
板９を連接する。なお、前記接合フラップ８と開閉板９
は一例としてほぼ扇形に形成されている。
体的に説明する。図４は本考案容器の展開図であって、
同図において、矩形状底板１を中心としてその左右側辺
に対称的に細幅の補強壁２，２、側壁３，３並びに蓋板
４，４を順次連接する。側壁３と蓋板４との境界部分に
は、曲面状の稜５を形成するため複数本の平行罫線６…
を刻設する。また、前記底板１と補強壁２の境界線上に
は逆折罫10を刻設し、この逆折罫10を介して、後述の組
立て時に前記補強壁２を側壁３の内面側に固着する。一
方、前記底板１、側壁２，２並びに蓋板３，３の上下に
はそれぞれ対称的に端板７、接合フラップ８並びに開閉
板９を連接する。なお、前記接合フラップ８と開閉板９
は一例としてほぼ扇形に形成されている。
【０００８】
【作用】上記のように裁断されたブランクシートの組立
てに当たっては、まず、既存のサックマシンその他公知
の製函機により補強壁２を側壁側３に固着し、次ぎに、
端板７を底板１に対して直角に折り立て、次いで左右の
開閉板９の内面に対して左右の各接合フラップ８を各別
に固着し、これらを前記端板７の外側に重なり合うよう
に構成する。
てに当たっては、まず、既存のサックマシンその他公知
の製函機により補強壁２を側壁側３に固着し、次ぎに、
端板７を底板１に対して直角に折り立て、次いで左右の
開閉板９の内面に対して左右の各接合フラップ８を各別
に固着し、これらを前記端板７の外側に重なり合うよう
に構成する。
【０００９】図１は組立て完成後の本考案容器の斜視
図、図２は同上容器の蓋を全開した状態、図５は開封途
中を示している。上記容器にロールケーキやパウンドケ
ーキ等の生菓子を収納するには、図２または図３の(B)
に示すように逆折罫10の部分を回動用ヒンジとして用い
て左右の蓋を全開し、底面と側面とがほぼ一平面になる
位置まで回動するのである。このように蓋を開いた時に
は、広い開口面積が得らまた安定がよいため内容物が収
納しやすく、また内容物の取出しも容易になしうる再封
可能な容器がえられる。
図、図２は同上容器の蓋を全開した状態、図５は開封途
中を示している。上記容器にロールケーキやパウンドケ
ーキ等の生菓子を収納するには、図２または図３の(B)
に示すように逆折罫10の部分を回動用ヒンジとして用い
て左右の蓋を全開し、底面と側面とがほぼ一平面になる
位置まで回動するのである。このように蓋を開いた時に
は、広い開口面積が得らまた安定がよいため内容物が収
納しやすく、また内容物の取出しも容易になしうる再封
可能な容器がえられる。
【００１０】本考案の容器は前述の通り底板１と補強壁
２の境界線上には逆折罫10を刻設し、この逆折罫10を介
して、組立て時に前記補強壁２を側壁３の内面側に固着
しているから、底板１は補強壁２の高さ分ｈだけ上げ底
状になる。また底板１の左右の補強壁２は側壁３との貼
りあわせにより２重構造となるため、耐衝撃耐積圧強度
が増強され、堅牢な容器の脚が形成されることとなる。
さらにこの上げ底状の底板１を利用して図６に示すよう
に本考案の容器を複数個積重ねると、下位の容器の天蓋
部が上位の容器の上げ底部に嵌まりこみ固定される。従
って容器を積重ねた時の容器相互間の移動が制限される
ので、左右方向あるいは前後方向にズレ動くこともな
く、保管時陳列時等における容器の荷崩れが防止でき
る。
２の境界線上には逆折罫10を刻設し、この逆折罫10を介
して、組立て時に前記補強壁２を側壁３の内面側に固着
しているから、底板１は補強壁２の高さ分ｈだけ上げ底
状になる。また底板１の左右の補強壁２は側壁３との貼
りあわせにより２重構造となるため、耐衝撃耐積圧強度
が増強され、堅牢な容器の脚が形成されることとなる。
さらにこの上げ底状の底板１を利用して図６に示すよう
に本考案の容器を複数個積重ねると、下位の容器の天蓋
部が上位の容器の上げ底部に嵌まりこみ固定される。従
って容器を積重ねた時の容器相互間の移動が制限される
ので、左右方向あるいは前後方向にズレ動くこともな
く、保管時陳列時等における容器の荷崩れが防止でき
る。
【００１１】
【考案の効果】以上実施例に基づき詳しく説明したよう
に本考案は、一枚のブランクシートから機械貼りにより
量産性良く組立てることができ、しかも容器を開封して
内容物を収納するときあるいは取出す時には、底面並び
に側面が一平面になり大きな開口面積が得られるととも
に、保管時陳列時等には上げ底部を利用して左右前後方
向に動くことなく安定良く積重ねることが可能であり、
かつ外観的にも体裁がよい再封可能な容器を提供できる
という効果を有するものである。
に本考案は、一枚のブランクシートから機械貼りにより
量産性良く組立てることができ、しかも容器を開封して
内容物を収納するときあるいは取出す時には、底面並び
に側面が一平面になり大きな開口面積が得られるととも
に、保管時陳列時等には上げ底部を利用して左右前後方
向に動くことなく安定良く積重ねることが可能であり、
かつ外観的にも体裁がよい再封可能な容器を提供できる
という効果を有するものである。
【図１】本考案容器の斜視図である。
【図２】同上容器の蓋を全開した状態を示した斜視図で
ある。
ある。
【図３（Ａ）】図１の容器の側面図である。
【図３（Ｂ）】図２の容器の側面図である。
【図４】本考案容器の展開図である。
【図５】開封途中を示した本考案容器の斜視図である。
【図６】本考案の容器を積重ねた状態を示す側面図であ
る。
る。
【符号の説明】 １ 矩形状底板 ２ 補強壁 ３ 側壁 ４ 蓋板 ５ 稜 ６ 平行罫線 ７ 端板 ８ 接合フラップ ９ 開閉板 10 逆折罫
Claims (1)
- 【請求項１】 矩形の底板を中心として左右対称的に、
細幅の補強壁、側壁並びに蓋板を順次連接し、また前記
底板、側壁並びに蓋板の上下にそれぞれ対称的に端板、
接合フラップ並びに開閉板を連接すると共に、前記底板
と補強壁の境界線上に逆折罫を刻設し、組立時に前記補
強壁を側壁の内面側に折り曲げて底板が上げ底となるよ
うに固着し、かつ前記左右の開閉板に対して左右の各接
合フラップを各別に固着してこれを前記端板の外側に重
なり合うように配設してなる積重ね可能な容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1910491U JP2570566Y2 (ja) | 1991-03-06 | 1991-03-06 | 積重ね可能な容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1910491U JP2570566Y2 (ja) | 1991-03-06 | 1991-03-06 | 積重ね可能な容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04109021U JPH04109021U (ja) | 1992-09-21 |
| JP2570566Y2 true JP2570566Y2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=31905454
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1910491U Expired - Fee Related JP2570566Y2 (ja) | 1991-03-06 | 1991-03-06 | 積重ね可能な容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2570566Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004033326A1 (en) * | 2002-10-08 | 2004-04-22 | Boise White Paper, L.L.C. | Container for shipping and storing paper |
-
1991
- 1991-03-06 JP JP1910491U patent/JP2570566Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04109021U (ja) | 1992-09-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |