JP2570556Y2 - 超音波検査装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は内視鏡を介して人体の体内等に挿入して、超
音波検査，診断を行うための超音波検査装置に関するも
のである。

［従来の技術］ 超音波検査装置は、超音波送受信器を装着した超音波
プローブと超音波観測装置とを有し、該超音波プローブ
によって体壁から体内に向けて超音波を入射させ、その
反射エコーを受信して、この体内組織の状態等に関する
情報を得るためのもので、医療用等として広く用いられ
ている。

ここで、超音波検査，診断の精度及び機能の向上を図
るために、超音波送受信器を体内に直接挿入して、検
査，診断の対象となる部位にまで導いて、超音波の送受
信を行うようにしたものが用いられるようになってきて
いる。また、内視鏡による検査，診断に加えて当該の検
査対象部位の体腔壁内組織に関する情報をも取得して、
３次元的な検査を行うために、超音波プローブを内視鏡
をガイドとして体内に挿入するようにしたものが開発さ
れている。このために、内視鏡に設けられている鉗子そ
の他の処置具を挿通するための挿通路を介して超音波プ
ローブを挿通させて、超音波送受信器を挿通路の先端部
分から体内に導出させて、超音波の送受信を行うように
構成されている。従って、単板振動子からなる小型の超
音波送受信器を挿入部材の先端に装着した超音波プロー
ブと、この超音波プローブを操作するための操作手段を
備えた操作ユニットとを備え、この操作ユニットに可撓
コードを接続して、このコードの他端を超音波観測装置
に着脱可能に接続するようにしている。

而して、操作ユニットを内視鏡の本体操作部に設けた
挿通路の導入部に固定し、この挿通路に超音波プローブ
を挿入して、該超音波プローブの先端に設けた超音波送
受信器を内視鏡の挿入部における先端部分から突出させ
た状態にして、それを押し出したり、引き込んだりする
方向に移動させるか、または回転させることによって、
走査するようになっている。

［考案が解決しようとする課題］ ところで、内視鏡による検査，診断を行う場合には、
この内視鏡による観察視野を確保するために、検査対象
となる体腔に空気を送り込んで膨張させる必要がある。
また、体腔壁等に付着する体液や異物等を洗い流すため
に、送水を行う必要がある。さらに、このようにして送
り込んだ水を循環するために回収したり、また体内の汚
物を吸引したりする必要もある。そして、処置具を挿通
させる挿通路の先端は常に体腔の内部において開口して
おり、しかも送水の循環経路及び吸引経路としてこの挿
通路が利用される。以上のことから、内視鏡の操作時に
は、挿通路に体腔内の空気圧が作用したり、水や汚物等
が充満したり、さらに吸引力が働いている状態となる。
このために、挿通路の導入部には逆止弁が装着されて、
該導入部が大気に連通するのを防止する構成となってい
る。

前述したように、導入部には逆止弁が装着されるよう
になっていることから、超音波プローブを使用する際に
は、この逆止弁を取り外さなければならない。しかしな
がら、該逆止弁を取り外すと、この導入部に開口が生じ
る。この結果、挿通路が該導入部を介して大気と連通し
て、該挿通部から流体が溢出したり、また吸引時に大気
から吸気されて、円滑な吸引が行われなくなる。

特に、逆止弁を介して挿通路に超音波プローブを挿入
して診断を行う場合には、該超音波プローブは比較的長
い時間挿通路に挿通された状態に保持されるために、超
音波プローブと逆止弁との間に出来る隙間から体内空気
や水，汚物等の逆流流体が漏れ出したり、また吸引時に
大気の吸い込みが生じて十分な吸引力を発揮できなくな
ったり、さらに導入部近傍位置から補助送水を行う場合
には、この水の大半は挿通路側には流れず、導入部に溢
出する。とりわけ、この超音波プローブを押し引き操作
によって走査するもので、この超音波プローブの走査を
繰り返し行うと、逆流流体の導入部からの溢出量が著し
く多くなる。しかも、この超音波送受信器と体腔壁との
間に水を介在させ、この水を超音波の伝搬部材として利
用する場合には、その間に異物が介在しないように保持
するために、連続的に送水する関係から、体内の水圧が
高くなって、挿通路内への逆流流量も多くなるので、導
入部からの溢出水量が特に多くなるという問題点があ
る。

本考案は以上の点に鑑みてなされたものであって、そ
の目的とするところは、超音波プローブの内視鏡の挿通
路に挿通させた状態での動きを格別制約することなく、
この挿通路の導入部が大気と連通するのを確実に防止す
ることができるようにした超音波検査装置を提供するこ
とにある。

［課題を解決するための手段］ 前述した目的を達成するために、本考案は、内視鏡に
形成される鉗子等の処置具を挿通する挿通路に挿入され
る軟性の超音波プローブと、該超音波プローブの操作を
行うための操作ユニットと、操作ユニットに連結した取
付部とを備え、該取付部は前記挿通路の導入部にシール
部材を介して着脱可能に嵌着されて、固定手段によって
該導入部に固定されるものであり、また前記取付部に
は、その内部に前記超音波プローブを摺動可能に挿入す
るための直線的なプローブ挿入通路を形成すると共に、
該プローブ挿入通路に連なる位置には前記取付部と前記
挿通路に挿通させた超音波プローブとの間をシールする
シール部材を介装するようになし、かつ該シール部材を
通って導出させた超音波プローブは、ループを描くよう
にして前記操作ユニットに着脱可能に接続する構成とし
たことをその特徴とするものである。

［作用］ 超音波プローブは内視鏡の処置具その他の挿通路を介
して体腔内に挿入されるものであり、この挿通路は吸引
経路等として利用され、かつ超音波伝搬媒体を体内に供
給する等があるから、この挿通路における導入部の部位
をシールする必要がある。ただし、超音波プローブは軟
性部材からなることから、この部位に単純にシール部材
を配置したのでは、有効にシール機能を発揮させること
ができず、またシール機能を強化するために、超音波プ
ローブへの押し付け力を大きくすると、超音波プローブ
の軸線方向の動きに対する抵抗が著しく増大する。

軟性部材である超音波プローブの動きを損なうことな
くシール機能を確実に発揮させるために、超音波プロー
ブをガイドする機構を導入部に着脱可能に装着し、この
ガイド機構と導入部及び超音波プローブとの間にシール
部材を配置する。ガイド機構としては、超音波プローブ
の操作ユニットに連結した取付部を用いる。取付部は操
作ユニットに連結されており、この取付部は挿通路の導
入部に固定手段により着脱可能に固定されるから、操作
ユニットを安定した状態に保持できる。また、取付部に
はプローブ挿入通路が設けられており、プローブ挿入通
路は取付部の軸線方向に向けて直線状態に貫通している
から、軟性部材からなる超音波プローブはこのプローブ
挿入通路によりガイドされる。しかも、プローブ挿入通
路から導出された超音波プローブに任意の余長を持たせ
た上で、操作ユニットに連結される。この余長部分は、
超音波プローブをプローブ挿入通路から導出された後
に、ループを描くようにして操作ユニットに着脱可能に
接続する。これにより、超音波プローブのプローブ挿入
通路から導出された部分は無理なく円滑に操作ユニット
に接続できる。このように超音波プローブをループ状に
延在させることにより、シール部材を設けたプローブ挿
入通路からほぼ真直ぐに延在させることができ、可撓性
のある超音波プローブやシール部材に無理な力が作用す
るのを防止できると共に、内視鏡の挿通路の長さと超音
波プローブの長さの間のばらつきをこのループの部分で
有効に吸収できる。

内視鏡の挿通路に通じる導入部の部位のシールは、こ
の取付部と導入部との間、及び取付部と超音波プローブ
との間で行う。取付部は硬質部材で形成されるから、導
入部と取付部との間のシールはＯリング等を介装するこ
とにより容易にシールできる。取付部は超音波プローブ
との間にシール機能を発揮させるために、超音波プロー
ブが直線状態に保持されている部位にシール部材を配置
する。即ち、取付部におけるプローブ挿入通路により超
音波プローブが直線状態に保持されている部位に連なる
位置にシール部材を配置する。これによって、超音波プ
ローブの形状が極めて安定した位置にシール部材が配設
されていることになり、シール機能が遺憾なく発揮し、
かつ超音波プローブの動きも円滑になる。

［実施例］ 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

まず、第１図において、１は超音波検査装置,5は操作
ユニット,20は内視鏡をそれぞれ示し、超音波検査装置
１はこの内視鏡20は介して体内等に挿入されるようにな
っている。内視鏡20には、周知のように、本体操作部21
に鉗子等の処置具その他の部材を挿通するための導入部
22が形成されており、この導入部22は、体内に挿入され
る挿入部23の先端部分に開口する処置具等の挿通路24と
連通している。超音波検査装置１はこの導入部22から挿
通路24を介して体内に導かれて、超音波検査，診断を行
うことができるようになっている。そして、導入部22に
は、処置具，超音波検査装置１等の部材が挿通されてい
ないときに、それを閉鎖するための逆止弁25（第３図の
仮想線参照）が装着されるようになっている。また、こ
の逆止弁25を固定するために、導入部にはフランジ26a
を備えた取付リング26が螺挿されている。

超音波検査装置１は、先端に単板振動子からなる小型
の超音波送受信器２を装着した挿入部材３を備え、該超
音波プローブ４の基端部には、超音波送受信器２を走査
動作させると共に、その走査位置を検出するための操作
ユニット５が接続され、また該操作ユニット５には超音
波観測装置６に着脱可能に接続される可撓ケーブル７が
延在されている。そして、超音波プローブ４における挿
入部材３は、超音波送受信器２の装着部分が硬質部材か
らなり、これ以外の大半の部分は軟性部材で形成されて
おり、その基端部は操作ユニット５に設けた接続コネク
タ部８に着脱可能に装着されている。

操作ユニット５には、第２図に示したように、挿入部
材３を押し引き操作するための操作手段として、操作杆
９が装着されており、該操作杆９には連結アーム10が取
り付けられて、該連結アーム10に挿入部材３の基端部分
が連結されるようになっている。従って、挿入部材３の
先端に設けた超音波送受信器２を内視鏡20の挿入部23の
先端から導出させた状態で、この操作杆９を手指等で押
引操作することにより挿入部材３を挿入部23から突出す
る方向または該挿入部23内に引き込ませる方向に移動さ
せ、これにより挿入部材23の先端に装着した超音波送受
信器２を直線方向に走査させながら、体内に向けて超音
波の送受信を行うことができるようになっている。そし
て、この超音波送受信器２の変位は操作ユニット５に内
蔵したエンコーダ11によって検出されて、超音波画像に
おける位置信号となされる。

次に、操作ユニット５を内視鏡20に固定した状態に支
持させるために、該操作ユニット５にはブラケット5aが
連結して設けられており、該ブラケット5aには導入部22
に着脱可能に嵌着される取付部12が連設されている。こ
の取付部12は、第３図からも明らかなように、略円筒状
の部材からなり、その内部には超音波プローブ４を通過
させるためのプローブ挿入通路12aが形成されている。
また、この取付部12の外周面にはＯリング13が嵌着され
ており、その内周面にはリップシール14が装着されてい
る。

従って、取付部12を導入部22に装着したときには、該
導入部22の内面との間はＯリング13によってシールさ
れ、また超音波プローブ４をプローブ挿入通路12a内に
挿入したときには、その間はリップシール14によってシ
ールされている。而して、挿入部材３は軟性を有する部
材であるから、この部分のシールはＯリング等より撓み
量の大きなリップシールを用いる方が都合が良い。しか
も、このリップシール14は、取付部12に設けられ、その
軸線方向に直線的に貫通するプローブ挿入通路12aの端
部に連なる位置に装着されている。従って、超音波プロ
ーブ４は、操作ユニット５の接続コネクタ部８の位置か
らループを描くようにして導入部22に装着した取付部12
のプローブ挿入通路12a内に導かれ、この超音波プロー
ブ４のリップシール14との当接部は任意の位置となる。

導入部22には逆止弁25が装着されており、超音波検査
装置１の超音波プローブ４を挿入する場合には、該逆止
弁25を導入部22から脱着させてから操作ユニット５に連
設した取付部12を装着するようになっている。そして、
この取付部12を装着した状態で固定するために、ブラケ
ット9aには、固定手段としてのフックレバー15が装着さ
れ、該フックレバー15の係合部片15aは導入部22におけ
る取付リング26のフランジ部26aに係合するようになっ
ている。

本実施例は前述のように構成されるものであって、次
にその作用について説明する。

まず、内視鏡20の挿入部23を体内に挿入して、所定の
検査，診断を行うべき対象部位にまで導く。この状態
で、この内視鏡20の本体操作部21に設けた導入部22に装
着されている逆止弁25を脱着させる。そして、操作ユニ
ット５における取付部12をこの導入部22に挿嵌して装着
し、フックレバー15の作用によって該取付部12を固定す
る。

然る後に、この取付部12におけるプローブ挿入通路12
aを介して超音波検査装置１の超音波プローブ４を挿入
し、内視鏡20の挿通路24に挿通させて、該超音波検査装
置１における超音波送受信器２を挿入部23の先端から所
定長さ導出させる。そこで、操作ユニット５に装着した
操作杆９を一旦操作ユニット５内に押し込んだ後に、そ
れを引き戻す方向に操作する。これによって、挿入部材
３の先端に設けた超音波送受信器２は体腔壁に沿って走
査される。この間に超音波送受信器２から体内に対して
超音波を送信して、その反射エコーを受信し、この受信
信号を、エンコーダ11からの超音波送受信器２の位置信
号と共に超音波観測装置６に伝送し、該超音波観測装置
６において所定の信号処理を行った上で、そのモータ装
置6aに体内の組織断層に関する情報が超音波画像として
表示される。

而して、取付部12を内視鏡20における導入部22に固定
することによって、超音波検査装置１は安定的に保持さ
れ、その超音波プローブ４を挿通路24内に挿入する操作
及び操作杆９を操作して超音波送受信器２を体腔壁に沿
って走査を円滑かつ容易に行うことができる。しかも、
この取付部12の外周面と導入部22の内周面との間はＯリ
ング13によってシールされており、またこの取付部12の
内周面と超音波検査装置１の超音波プローブ４における
挿入部３との間にはリップシール14によってシールされ
て、完全に大気から遮断した気液密状態に保持されてい
る。特に、リップシール14は、取付部12におけるプロー
ブ挿入通路12aに連なる位置に配置されており、超音波
プローブ４は、この部位では直線状態となるように姿勢
制御された状態になっているから、軟性部材である超音
波プローブ４と取付部12との間のシール機能が遺憾なく
発揮され、確実に気液密状態に保持される。しかも、リ
ップシール14は超音波プローブ４に対してあまり強い押
し付け力を及ぼす必要がないので、超音波プローブ４の
走査を行う際等の動きも円滑になる。

従って、長時間超音波検査装置１を内視鏡20に装着し
た状態に保持しても、また繰り返し超音波検査装置１を
押し引き操作しても、導入部22から体内空気や水，汚物
等の逆流流体が漏れ出すおそれはない。また、挿通路24
に負圧を発生させて、体液等の吸引を行う際において
も、大気の吸い込みによる吸引力の低下を来たすことも
なく、さらに導入部近傍位置から補助送水を行う場合
に、この水が挿通路24側に流れず、導入部22から外部に
溢出するおそれはない。

さらに、取付部12のプローブ挿入通路12aから導出さ
れた超音波プローブ４は真直ぐ延びた後に、ループを描
くようにして操作ユニット５に接続されているから、こ
の超音波プローブ４の挿入部３をリップシール14に無理
な力が加わることなく、このリップシール14に沿って円
滑に摺動させることができ、しかもその走査範囲分の余
長を持たせると共に、超音波プローブ４の全長と内視鏡
20の挿通路24の全長との間のばらつきを吸収できるよう
になる。

なお、前述した実施例においては、超音波送受信器を
直線方向に走査させるように構成したものを示したが、
該超音波送受信器を回転させるようにして走査させる構
成としてもよい。また、シール部材としては、前述した
Ｏリングやリップシールだけでなく、種々の構造のシー
ル部材を用いることができる。

［考案の効果］ 以上説明したように、本考案は、軟性の超音波プロー
ブを内視鏡の挿通路を介して挿入する際に、この超音波
プローブをガイドすると共に、超音波プローブに連結さ
れた操作ユニットを支持する取付部を設け、この取付部
をシール部材を介して導入部に着脱可能に嵌着するよう
になし、かつ取付部は固定手段によって挿通路における
挿入部に固定可能となし、またこの取付部の内部には、
超音波プローブを挿入するための直線的なプローブ挿入
通路を形成し、かつプローブ挿入通路に連なる位置に、
取付部と挿通路に挿通させた超音波プローブとの間をシ
ールするシール部材を介装するようになし、かつシール
部材を通って導出させた超音波プローブは、ループを描
くようにして操作ユニットに着脱可能に接続する構成と
したので、操作ユニットを取付部を介して内視鏡の導入
部に安定的に保持できるようになり、かつ操作ユニット
からループを描くようにして延在させた超音波プローブ
は取付部のプローブ挿入通路を介して直線状態にして挿
通路に挿入できるようになり、その挿入操作及び超音波
送受信器の走査操作を極めて円滑かつ容易に行うことが
できると共に、超音波プローブが直線状態の姿勢に保持
されているプローブ挿入通路に連なる位置にシール部材
が配置されているので、シール部材を軟性部材からなる
超音波プローブにあまり強く押し付けず、即ち超音波プ
ローブの動きに対する規制を最小限にすると共に、可撓
性のある超音波プローブやシール部材に無理な力が作用
することがなくなり、超音波による検査、診断中に挿通
路の導入部と大気と間を遮断して、挿通部から流体が溢
出したり、吸引時に大気から吸気されて、円滑な吸引が
行われなくなるという事態の発生を確実に防止でき、し
かもプローブ挿入通路から導出された超音波プローブは
ループを描くようにして操作ユニットに接続されること
から、超音波プローブの長さと内視鏡の挿通路の長さと
のばらつきをこのループの部分で吸収できる等の諸効果
を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すものであって、第１図は
超音波検査装置を内視鏡と共に示す外観図、第２図は操
作ユニットの断面図、第３図は取付部の構成を示す断面
図である。 1:超音波検査装置、2:超音波送受信器、3:挿入部材、4:
超音波プローブ、5:操作ユニット、6:超音波観測装置、
12:取付部、12a:プローブ挿入通路、13:Oリング、14:リ
ップシール、15:フックレバー、20:内視鏡、21:本体操
作部、22:導入部、23:挿入部、24:挿通路。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−64240（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−168648（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−143021（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−302836（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−46821（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−189042（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−19222（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−275438（ＪＰ，Ａ) 実開 昭57−67712（ＪＰ，Ｕ)

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】内視鏡に形成される鉗子等の処置具を挿通
   する挿通路に挿入される軟性の超音波プローブと、該超
   音波プローブの操作を行うための操作ユニットと、該操
   作ユニットに連結した取付部とを備え、該取付部は前記
   挿通路の導入部にシール部材を介して着脱可能に嵌着さ
   れて、固定手段によって該導入部に固定されるものであ
   り、また前記取付部には、その内部に前記超音波プロー
   ブを摺動可能に挿入するための直線的なプローブ挿入通
   路を形成すると共に、該プローブ挿入通路に連なる位置
   には前記取付部と前記挿通路に挿通させた超音波プロー
   ブとの間をシールするシール部材を介装するようにな
   し、かつ該シール部材を通って導出させた超音波プロー
   ブは、ループを描くようにして前記操作ユニットに着脱
   可能に接続する構成としたことを特徴とする超音波検査
   装置。