JP2570498Y2 - 容器用の熱収縮性多重ラベル - Google Patents

容器用の熱収縮性多重ラベル

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JP2570498Y2 JP1990023103U JP2310390U JP2570498Y2 JP 2570498 Y2 JP2570498 Y2 JP 2570498Y2 JP 1990023103 U JP1990023103 U JP 1990023103U JP 2310390 U JP2310390 U JP 2310390U JP 2570498 Y2 JP2570498 Y2 JP 2570498Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば、医薬品用の容器等のラベルの熱収
縮力によって変形しない容器に装着される容器用の熱収
縮性多重ラベルに関し、特に、表面が三次元曲面状の容
器への装着に適する容器用の熱収縮性多重ラベルに関す
る。
(従来の技術) 従来、この種の多重ラベルとして、例えば、第10図〜
第13図に示すものが存在する。
即ち、この従来の多重ラベル29は、容器31に装着され
る矩形状の紙製ラベル30の表面側に、別の紙製タックラ
ベル32を重ね合わせ、該タックラベル32の両端部33を装
着した構造のものである。
また、このタックラベル32には、タックラベル32を破
断するためのミシン目35がその接着された両側に刻設さ
れている。
以上の多重ラベルは、タックラベル32の表面側の印刷
表示は無論のこと、ラベル30のこのタックラベル32に対
応する位置にも印刷表示が可能となり、印刷表示面積の
拡大が図れるという利点がある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来の多重ラベル29のそれぞれの
ラベル30,32は紙製のものであるため、例えば、第13図
に示すように表面に凹凸面を有していたり、首部及び底
部に向けて径が次第に縮径したりするような曲面を有す
る変形容器31にこの多重ラベルを装着する場合、その全
面を容器31の表面に完全に密着させることができない。
従って、かかる曲面を有する変形容器31に敢えて接着
しても、ラベル30の中途部及び上下部分に緩みが生じた
状態で接着され、ラベル30,32に皺が生じて所定の装着
態様が得られないため、変形容器31には実質上使用でき
ないという問題点があった。
更に、破断したタックラベル32を別の被貼着体等に貼
り付けて再使用しようとすれば、タックラベル32の裏面
側に接着剤を塗布する必要もあり、作業が繁雑になると
いう問題点もあった。
また、タックラベル32をミシン目35を介して破断した
場合に、タックラベル32の両端部33が残存するので、外
観体裁も悪いという問題もあった。
本考案は、上記問題に鑑み、表面に凹凸面等を有する
ような変形容器においても、両ラベルに皺を生じさせず
に密着した状態で容器に装着することができるようにし
て、所定の装着態様がえられると共に、容器に装着され
ているラベルから皺のないタックラベルを剥離して被貼
着体に再貼着できるようにしてタックラベルの再使用を
可能にすることを課題とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記課題を達成するために、容器に外嵌装着
されるシュリンクラベルに、タックラベルを所定の弱粘
着剤を介して剥離可能に仮着すると共に、これら両ラベ
ルを熱収縮可能なフィルムからそれぞれ構成したことを
主たる手段とするものである。
その第1の手段として、容器2の表面に外嵌装着可能
で且つ熱収縮性フィルム3からなるシュリンクラベル1
の表面には、該シュリンクラベル1よりも熱収縮率の小
さい熱収縮性フィルム8からなるタックラベル7が粘着
剤10を介して剥離可能に仮着されてなり、且つ、前記収
縮率の異なる両ラベル1,7が熱収縮によって何れも緊張
状態となることが可能で且つ収縮後前記タックラベル7
をシュリンクラベル1から剥離可能で、しかも、剥離さ
れたタックラベル7が被貼着体に再貼着可能で該タック
ラベル7自体を再使用可能なように、前記粘着剤10がタ
ックラベル7の裏面側に設けられた弱粘着剤であること
にある。
また、第2の手段としては、表面が三次元曲面状の容
器2の表面に外嵌装着可能で且つ熱収縮性フィルム3か
らなるシュリンクラベル1の表面には、該シュリンクラ
ベル1よりも熱収縮率の小さい熱収縮性フィルム8から
なるタックラベル7が粘着剤10を介して剥離可能に仮着
されてなり、且つ、前記収縮率の異なる両ラベル1,7が
熱収縮によって何れも緊張状態となることが可能で且つ
収縮後前記タックラベル7をシュリンクラベル1から剥
離可能で、しかも、剥離されたタックラベル7が被貼着
体に再貼着可能で該タックラベル7自体を再使用可能な
ように、前記粘着剤10がタックラベル7の裏面側に設け
られた弱粘着剤であることにある。
更に、第3の手段としては、前記タックラベル7を前
記シュリンクラベル1から剥離した該シュリンクラベル
1の表面6は、マット印刷されて記入可能に形成されて
なることにある。
(作用) 上記構成の容器用の熱収縮性多重ラベルにおいて、シ
ュリンクラベル1を容器2に装着する際には、タックラ
ベル7の裏面側に予めシュリンクラベル7に対して弱粘
着性を有する粘着剤10を塗布し、該タックラベル7をシ
ュリンクラベル1に仮粘着させて、この両ラベル1,7を
容器2に外嵌し、その後にシュリンクラベル1及びタッ
クラベル7を加熱する。
その加熱作業によって、両ラベル1,7は熱収縮性を有
していることから、その全面が熱収縮して容器2の表面
に密着し、更にタックラベル7の熱収縮率をラベル1の
熱収縮率に対して小さく設けているので、タックラベル
7の収縮代は、このタックラベル7の対応するシュリン
クラベル1の部分の収縮代よりも小さくなって、仮着用
の粘着剤10がタックラベル7の全面に設けられた場合で
あっても、当該加熱作業により、この粘着剤10がタック
ラベル7からはみ出ることはなく、タックラベル7の収
縮しすぎによるめくれ上がりも生じなくなるのである。
特に、この熱収縮時においては、粘着剤10が、収縮率
の異なる両ラベル1,7が熱収縮によって何れも緊張状態
となることが可能なように、タックラベル7の裏面側に
設けられた弱粘着剤であるので、両ラベル1,7の収縮率
が異なるにもかかわらず、収縮時にそれぞれの収縮力の
影響を受け難く、収縮率の大きなシュリンクラベル1
が、収縮率の小さなタックラベル7に引っ張られて収縮
不良を起こすことがなく、また、シュリンクラベル1の
収縮がタックラベル7に影響を与えることもない。
従って、両ラベル1,7が緊張状態で容器2の表面に密
着して、皺や緩みのない美麗な装着仕上げ状態になり、
特に収縮後にタックラベル7に皺が生じることがない。
次に、容器2に装着されているシュリンクラベル1か
らタックラベル7を剥離する場合には、粘着剤10が、収
縮後にタックラベル7をシュリンクラベル1から剥離可
能なように、タックラベル7の裏面側に設けられた弱粘
着剤であるので、つまみ部9をつまんで皺のないタック
ラベル7全体を粘着剤10と共に容易に剥離できる。
また、粘着剤10は、剥離したタックラベル7が被貼着
体に再貼着可能でタックラベル7自体を再使用可能なよ
うに、タックラベル7の裏面側に設けられた弱粘着剤で
あるので、熱収縮後であっても再度、例えばカルテ等の
被貼着体にタックラベル7を再貼着して再使用すること
ができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。
先ず、第1図〜第6図において、1は容器2に外嵌装
着されるシュリンクラベルで、このシュリンクラベル1
は熱収縮性フィルム3からなり、その両端部4、4aが互
いに重ね合わされて装着されることにより、筒状に形成
せれてなるものである。
尚、4bはフィルム3の裏面側に設けられた印刷層であ
る。
6は文字等を記入するための記入スペース部で、フィ
ルム3の表面につや消し状態に設けたいわゆるマット印
刷を施すことにより、前記シュリンクラベル1表面の一
部に矩形状に設けられてなるものである。
7はシュリンクタックラベル(タックラベル)で、前
記記入スペース部6と略同形状もしくは多少小さな矩形
状で且つ透明又は不透明の熱収縮性フィルム8から構成
されてなる。そして、このタックラベル7の熱収縮率は
前記シュリンクラベル1の熱収縮率よりも小さく設けら
れている。
尚、シュリンクラベル1に対するタックラベル7の熱
収縮率が小さいという意味は、同じ温度又は熱量を加え
たときの両者の熱収縮率を比較した場合のことである。
9はつまみ部で、前記タックラベル7角部の一辺に突
出状に一体に設けられてなる。
10は前記シュリンクラベル7の裏面側に予め塗布され
た弱粘着性の粘着剤で、この粘着剤10はつまみ部9を除
くタックラベル7の全面にわたって設けられており、し
かも、該粘着剤10は、収縮率の異なる両ラベル1,7が熱
収縮によっても何れも緊張状態となることが可能で且つ
収縮後前記タックラベル7をシュリンクラベル1から剥
離可能で、しかも、剥離されたタックラベル7が被貼着
体に再貼着可能で該タックラベル7自体を再使用可能な
弱粘着剤となっている。
この裏面側に塗布された粘着剤10により、タックラベ
ル7はこの粘着剤10を介してシュリンクラベル1の記入
スペース部6に剥離可能に仮粘着され、しかも、タック
ラベル7は、収縮時に収縮率の大きなシュリンクラベル
1の収縮力の影響を受け難く収縮でき、更に、収縮後に
シュリンクラベル1の表面から粘着剤10と共に剥離で
き、そして剥離後のタックラベル7が前記容器2以外の
任意の被貼着体に再貼着できて再使用できるようになっ
ている。
即ち、タックラベル7の裏面側に予め塗布された粘着
剤10は、タックラベル7には塗布されて固着されている
一方、粘着の対象物であるシュリンクラベル1に対して
は弱粘着性を有する弱粘着剤として構成されてなる。
次に、以上の構成からなる二重ラベルを、例えば、医
薬品を収納する容器2に採用する場合の使用例について
説明する。
先ず、二重ラベルを容器2に装着する場合には、タッ
クラベル7の裏面側に予めシュリンクラベル1に対して
弱粘着性を有する粘着剤10を塗布し、該タックラベル7
をシュリンクラベル1に仮粘着させて、第7図及び第8
図の二点鎖線の如く、シュリンクラベル1を容器2に外
嵌させ、その後にシュリンクラベル1及びタックラベル
7を加熱させると、熱収縮性フィルムからなるシュリン
クラベル1及びタックラベル7は、同図実線に示す如く
当該加熱作業により何れも収縮し、緊張状態で容器2の
表面に完全に密着する。
尚、シュリンクラベル1の記入スペース部6はタック
ラベル7にて隠蔽されているが、記入スペース部6とタ
ックラベル7とは仮粘着用の粘着剤10を介して相互に密
着していることから、タックラベル7からシュリンクラ
ベル1への熱伝動が非常に良好に行われ、記入スペース
部6も適切に収縮されるのである。
また、タックラベル7の熱収縮率はシュリンクラベル
1の熱収縮率よりも小さいため、タックラベル7の収縮
代は、このタックラベル7の対応するラベル1の記入ス
ペース部6の収縮代よりも小さい。従って、仮粘着用の
粘着剤10がタックラベル7の全面に設けられいるにもか
かわらず、当該加熱作業により、この粘着剤10がタック
ラベル7からはみ出すこともないのである。
更に、この熱収縮時においては、粘着剤10が、収縮率
の異なる両ラベル1,7が熱収縮によって何れも緊張状態
となることが可能なように、タックラベル7の裏面側に
設けらた弱粘着剤であるので、両ラベル1,7の収縮率が
異なるにもかかわらず、収縮時にそれぞれの収縮力の影
響を受け難く、収縮率の大きなシュリンクラベル1が、
収縮率の小さなタックラベル7に引っ張られて収縮不良
を起こすことがなく、また、シュリンクラベル1の収縮
がタックラベル7に影響を与えることもない。
而して、これらラベル1及びタックラベル7は熱収縮
されて緊張状態になるため、シュリンクラベル1に緩み
等が生ずることがなく、美麗な装着仕上げ状態になり、
特に、タックラベル7に皺が生じることがないのであ
る。
また、タックラベル7はその全面が粘着剤10で粘着さ
れているので、容器2の取扱中に不慮に剥がれてしまう
恐れもない。
次に、容器2に装着された二重ラベルの使用例につい
て説明する。
例えば、病院等において、医者が医薬品の収納された
容器2を患者に渡す際には、薬品名、メーカー名及び成
分等が記載されたタックラベル7を容器2に装着された
シュリンクラベル1から適宜剥離して取り除く。この
際、タックラベル7は、裏面側の粘着剤10が収縮後であ
ってもシュリンクラベル1から剥離可能であるので、つ
まみ部9をつまんで容易に取り除くことができる。
このようにして取り除いたタックラベル7の裏面側の
粘着剤10は、加熱後(熱収縮後)も粘着性を有している
ので、医者は取り除いたタックラベル7をカルテに貼付
でき、診察時にわざわざ患者に渡した薬品名等をカルテ
に記入する必要がなく、診察効率の向上を図ることがで
きる。
しかも、タックラベル7の粘着されていたシュリンク
ラベル1の記入スペース部6はマット印刷されているこ
とから、医者あるいは患者は適宜この記入スペース部6
に服用時の日時等を鉛筆、水性ペン等でメモ書きがで
き、非常に便利である。
更に、上記実施例においては、シュリンクラベル1を
筒状に形成したものを容器2へ装着する例を示したが、
これに限定されるものではなく、例えば、第9図イに示
すように、縦方向に収縮するフィルム3aを使用したシュ
リンクラベル1aの所定の位置に適宜タックラベル7を設
けた容器用の熱収縮性多重ラベルを、容器2の外周に巻
き付け使用することも可能である。
また、第9図ロに示すように、筒状フィルム1bの一端
部を曲線状にシールしたシュリンクラベル1bのようなも
のであっても良く、その形状は任意に設計変更自在であ
る。
また、前記実施例では、記入スペース部6をタックラ
ベル7の一部に設けたが、記入スペース部6はシュリン
クラベル1の全面に設けることも可能である。
更に、タックラベル7の形状も矩形状に限られず、円
形状等のように任意に設定可能であり、記入スペース部
6をシュリンクラベル1の全面に設けた場合には、タッ
クラベル7も記入スペース部6に応じてシュリンクラベ
ル1の全面にわたって設けることが可能である。
また、粘着剤10はタックラベル7の全面に設けなくて
も、その外周縁部のみに設けても良く、粘着剤10をタッ
クラベル7に設ける手段は塗布に限定されるものではな
い。
また、タックラベル7を不透明に設ければ、このタッ
クラベル7をシュリンクラベル1の記入スペース部6に
予め記入されている文字を隠す隠蔽タックラベルとして
の効果がある。
更に、本考案は、第9図ハに示すように、タックラベ
ル7が2重以上の多重タックラベル7a,7bから構成され
る容器用の熱収縮性多重ラベルとすることも可能であ
る。
(考案の効果) 以上のように、本考案は、シュリンクラベルとタック
ラベルが粘着剤により密着した状態であるため、加熱さ
れた際にタックラベルからシュリンクラベルへの熱伝動
が良好となり、シュリンクラベルも適切に収縮される一
方、シュリンクラベルに対して弱粘着性を有する粘着剤
がタックラベルの裏面側に設けられているため、両ラベ
ルの収縮率が異なるにもかかわらず、収縮時にそれぞれ
の収縮力の影響を受け難く、収縮率の大きなシュリンク
ラベルが、収縮率の小さなタックラベルに引っ張られて
収縮不良を起こしたり、または、シュリンクラベルの収
縮によりタックラベルに皺が発生するのを好適に防止す
ることができるのである。
その結果、両ラベルを緊張状態で容器の表面に密着で
き、装着仕上げ状態を一層良好にでき、所定の装着態様
を得ることができる。特に、表面に凹凸面等を有するよ
うな変形容器の凹凸部分及び湾曲部分にラベルを装着し
ても、ラベルの緩み及び皺等が解消でき、商品価値の向
上が図れる。
また、タックラベルの熱収縮率をシュリンクラベルの
熱収縮率よりも小さく設けているので、タックラベルの
収縮代はこのタックラベルの対応するシュリンクラベル
の収縮代以下になり、従って、仮接着用の粘着剤をタッ
クラベルの全面に設けても、粘着剤がタックラベルから
はみ出すことはない。また、タックラベルの収縮しすぎ
によるめくれ上がりも生じない。
更に、剥離されたタックラベルには皺が生じておら
ず、また裏面側にはタックラベルの加熱収縮後もシュリ
ンクラベルから剥離可能でしかも被貼着体に再貼着可能
な粘着性を具備する粘着剤が設けられているので、例え
ば医薬品を収納する容器に本考案を採用する場合には、
カルテ等の被貼着体にタックラベルを再貼着させて再使
用することができ、タックラベルに印刷されている文字
等を写し取る手間が省け、非常に便利である。
即ち、シュリンクラベルに対して弱粘着性を有する粘
着剤をタックラベルの裏面側に設けることにより、両ラ
ベルが熱収縮性フィルムからなりしかも熱収縮率が異な
るものであっても、タックラベルを皺を発生させずに熱
収縮させることができ、熱収縮後に皺のないタックラベ
ルの再使用を可能にするという効果を奏するのである。
しかも、タックラベルをシュリンクラベルから剥離す
る場合、このタックラベル全体をシュリンクラベルから
完全に取り除くことができ、従来の多重ラベルに比し、
タックラベルの一部がシュリンクラベル側に残存するこ
とがなく、剥離後の容器の外観体裁を何ら損なうことも
ない。
また、タックラベルの貼着されていたシュリンクラベ
ルの記入スペース部は、マット印刷されていることか
ら、例えば医者あるいは患者は適宜この記入スペース部
に服用時の日時等を鉛筆、水性ペン等でメモ書きがで
き、非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る容器用の熱収縮性多重ラベルの一
実施例を示す全体斜視図、第2図は同側断面図、第3図
は同正面図、第4図は要部断面図。 第5図及び第6図は使用状態を示す説明図、第7図は第
5図におけるA−A線断面図、第8図はラベルを容器に
装着する状態を示す断面図。 第9図イは本考案の他の実施例を示す斜視図、第9図ロ
は本考案の他の実施例を示す説明図、第9図ハは本考案
の他の実施例を示す断面図。 第10図〜第13図は従来例を示し、第10図は断面図、第11
図は正面図、第12図は斜視図、第13図は使用状態説明
図。 1…シュリンクラベル、2…容器、3…熱収縮性フィル
ム、7…シュリンクラベル(タックラベル)、8…熱収
縮性フィルム、9…つまみ部、10…粘着剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 瀧 醇二 大阪府大阪市鶴見区今津北5丁目3番18 号 冨士シール工業株式会社内 (72)考案者 林 利一 大阪府大阪市中央区久太郎町3丁目5番 26号 株式会社フジシール内 (72)考案者 上田 修正 大阪府大阪市鶴見区今津北5丁目3番18 号 冨士シール工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−178945(JP,A) 実開 平1−181064(JP,U) 実開 昭62−27377(JP,U) 実開 昭50−155996(JP,U) 実公 昭45−3088(JP,Y1) 実公 昭32−5448(JP,Y1)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器(2)の表面に外嵌装着可能で且つ熱
    収縮性フィルム(3)からなるシュリンクラベル(1)
    の表面には、該シュリンクラベル(1)よりも熱収縮率
    の小さい熱収縮性フィルム(8)からなるタックラベル
    (7)が粘着剤(10)を介して剥離可能に仮着されてな
    り、且つ、前記収縮率の異なる両ラベル(1,7)が熱収
    縮によって何れも緊張状態となることが可能で且つ収縮
    後前記タックラベル(7)をシュリンクラベル(1)か
    ら剥離可能で、しかも、剥離されたタックラベル(7)
    が被貼着体に再貼着可能で該タックラベル(7)自体を
    再使用可能なように、前記粘着剤(10)がタックラベル
    (7)の裏面側に設けられた弱粘着剤であることを特徴
    とする容器用の熱収縮性多重ラベル。
  2. 【請求項2】表面が三次元曲面状の容器(2)の表面に
    外嵌装着可能で且つ熱収縮性フィルム(3)からなるシ
    ュリンクラベル(1)の表面には、該シュリンクラベル
    (1)よりも熱収縮率の小さい熱収縮性フィルム(8)
    からなるタックラベル(7)が粘着剤(10)を介して剥
    離可能に仮着されてなり、且つ、前記収縮率の異なる両
    ラベル(1,7)が熱収縮によって何れも緊張状態となる
    ことが可能で且つ収縮後前記タックラベル(7)をシュ
    リンクラベル(1)から剥離可能で、しかも、剥離され
    たタックラベル(7)が被貼着体に再貼着可能で該タッ
    クラベル(7)自体を再使用可能なように、前記粘着剤
    (10)がタックラベル(7)の裏面側に設けられた弱粘
    着剤であることを特徴とする容器用の熱収縮性多重ラベ
    ル。
  3. 【請求項3】前記タックラベル(7)を前記シュリンク
    ラベル(1)から剥離した該シュリンクラベル(1)の
    表面(6)は、マット印刷されて記入可能に形成されて
    なる請求項1又は2に記載の容器用の熱収縮性多重ラベ
    ル。
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