JP2570189Y2 - 端子台用ターミナルカバー - Google Patents
端子台用ターミナルカバーInfo
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、信号線等の先端が直接
或いは端子を介して接続される端子台に装着されて端子
番号の表示および端子台の複数個の外部接続部に対し感
電しないよう保護するのに用いられる端子台用ターミナ
ルカバーに関するものである。
或いは端子を介して接続される端子台に装着されて端子
番号の表示および端子台の複数個の外部接続部に対し感
電しないよう保護するのに用いられる端子台用ターミナ
ルカバーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図６に示したのは、特にプリント基板上
に実装するのに適した一般的な端子台（１）であり、端
子ねじ（２）により端子または電線先端部分を接続する
ための所要数の外部接続部（３）が、各々の相互間をバ
リア（４）で仕切られて同一ピッチで列状に配設され、
且つ上下二段に齟齬状に組み合わせて設けられた構成に
なっている。
に実装するのに適した一般的な端子台（１）であり、端
子ねじ（２）により端子または電線先端部分を接続する
ための所要数の外部接続部（３）が、各々の相互間をバ
リア（４）で仕切られて同一ピッチで列状に配設され、
且つ上下二段に齟齬状に組み合わせて設けられた構成に
なっている。
【０００３】この端子台には両側の端板（５）の上部に
一対の取付孔（６）がそれぞれ穿設されており、ターミ
ナルカバー（７）が、これの両端部から各々２個一対づ
つ突設された取付突部（８）を前記取付孔（６）に嵌入
して端子台（１）に取り付けられる。ターミナルカバー
（７）は、その底面図および切断側面図をそれぞれ示し
た図７（ａ），（ｂ）のように、裏面側に後述の記名板
が嵌入する凹部（９）が形成されているとともに、この
凹部（９）の対向する下面の複数部位（３箇所を図示）
から係止突起（１０）が凹部（９）の底面に対し所定間
隙を存して突設され、同図（ｂ）に１点鎖線で示すよう
に、外部接続部（３）の端子番号を表記する記名板（１
１）が、凹部（１０）に挿入され且つ係止突起（１０）
により脱落しないよう保持されるようになっている。
一対の取付孔（６）がそれぞれ穿設されており、ターミ
ナルカバー（７）が、これの両端部から各々２個一対づ
つ突設された取付突部（８）を前記取付孔（６）に嵌入
して端子台（１）に取り付けられる。ターミナルカバー
（７）は、その底面図および切断側面図をそれぞれ示し
た図７（ａ），（ｂ）のように、裏面側に後述の記名板
が嵌入する凹部（９）が形成されているとともに、この
凹部（９）の対向する下面の複数部位（３箇所を図示）
から係止突起（１０）が凹部（９）の底面に対し所定間
隙を存して突設され、同図（ｂ）に１点鎖線で示すよう
に、外部接続部（３）の端子番号を表記する記名板（１
１）が、凹部（１０）に挿入され且つ係止突起（１０）
により脱落しないよう保持されるようになっている。
【０００４】そして、信号線の接続時には、図６に示す
ように、ターミナルカバー（７）の両側の対向する一方
側の取付突部（８）のみを前記取付孔（６）に嵌入して
端子台（１）に対し立てた状態に保持し、記名板（１
１）の表示を見ながら接続作業を行ない、接続作業の終
了後に、同図に矢印で示すように回転させて両側の各他
方側の取付突部（８）を取付孔（８）に嵌入し、このタ
ーミナルカバー（７）により各外部接続部（３）を隠蔽
して外部接続部（３）に手を触れることによる感電等の
トラブルを防止する。
ように、ターミナルカバー（７）の両側の対向する一方
側の取付突部（８）のみを前記取付孔（６）に嵌入して
端子台（１）に対し立てた状態に保持し、記名板（１
１）の表示を見ながら接続作業を行ない、接続作業の終
了後に、同図に矢印で示すように回転させて両側の各他
方側の取付突部（８）を取付孔（８）に嵌入し、このタ
ーミナルカバー（７）により各外部接続部（３）を隠蔽
して外部接続部（３）に手を触れることによる感電等の
トラブルを防止する。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】然し乍ら、前述のター
ミナルカバー（７）には下記のような種々の問題点があ
る。即ち、端子台（１）は、切断或いは端子台ブロック
を連結する等の手段により外部接続部（３）の極数を所
望数になるよう変形されることがあり、この場合には長
さが変わる。一方、ターミナルカバー（７）は合成樹脂
の一体成形により製作されているので、前述のように端
子台（１）の極数が変わる毎に、新しい金型により対応
する寸法のものを製作しなければならず、これがコスト
高の要因になっている。
ミナルカバー（７）には下記のような種々の問題点があ
る。即ち、端子台（１）は、切断或いは端子台ブロック
を連結する等の手段により外部接続部（３）の極数を所
望数になるよう変形されることがあり、この場合には長
さが変わる。一方、ターミナルカバー（７）は合成樹脂
の一体成形により製作されているので、前述のように端
子台（１）の極数が変わる毎に、新しい金型により対応
する寸法のものを製作しなければならず、これがコスト
高の要因になっている。
【０００６】また、記名板（１１）をターミナルカバー
（７）に対し挿抜する際に、その都度ターミナルカバー
（７）を端子台（１）から脱着しなければならず、この
ターミナルカバー（７）の脱着には、端子台（１）の端
板（５）を外方に撓ませて係止突部（８）を取付孔
（６）に対し係脱する煩雑な作業を要する。更に、記名
板（１１）を挿入する際には、図８に示すように、記名
板（１１）が係止突部（１０）に引っ掛からないように
ターミナルカバー（７）の裏側から指で調節しながら記
名板（１１）を挿入していく煩わしい作業を要するの
で、単に記名板（１１）をターミナルカバー（７）に対
し挿抜するのに非常に手間取ることになる。
（７）に対し挿抜する際に、その都度ターミナルカバー
（７）を端子台（１）から脱着しなければならず、この
ターミナルカバー（７）の脱着には、端子台（１）の端
板（５）を外方に撓ませて係止突部（８）を取付孔
（６）に対し係脱する煩雑な作業を要する。更に、記名
板（１１）を挿入する際には、図８に示すように、記名
板（１１）が係止突部（１０）に引っ掛からないように
ターミナルカバー（７）の裏側から指で調節しながら記
名板（１１）を挿入していく煩わしい作業を要するの
で、単に記名板（１１）をターミナルカバー（７）に対
し挿抜するのに非常に手間取ることになる。
【０００７】そこで本考案は、極数つまり長さの異なる
端子台に対しコスト高になることなく対応でき、記名板
の挿抜操作を端子台から取り外すことなく極めて容易に
行なうことのできる端子台用ターミナルカバーを提供す
ることを技術的課題とするものである。
端子台に対しコスト高になることなく対応でき、記名板
の挿抜操作を端子台から取り外すことなく極めて容易に
行なうことのできる端子台用ターミナルカバーを提供す
ることを技術的課題とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記した課題
を達成するための技術的手段として、端子台用ターミナ
ルカバーを次のように構成した。即ち、端子または電線
先端部分を接続するための複数個の外部接続部が列状に
配設されて一体化された端子台の両端板間に架け渡す状
態に係着されて前記各外部接続部に対面される端子台用
ターミナルカバーにおいて、矩形板状のカバー体の幅方
向における両側辺からそれぞれ一面側に略Ｕ字状に一体
に延出された一対の保持片により該両側辺に沿って挿入
溝が各々形設されたカバー本体部と、前記各外部接続部
の端子番号が表記される短冊状であって長手方向の両側
縁部がそれぞれ前記各挿入溝に挿入されて前記カバー本
体部に保持される記名板と、前記カバー本体部の幅と略
同じ長さを有する棒状の連結杆の両端部の一面側にそれ
ぞれ前記挿入溝に嵌入する取付突片が且つ該連結杆の両
端部の他面側に前記端子台の端板の取付部に嵌合する取
付突部が各々一体に突設された一対のカバーエンド部と
からなることを特徴として構成されている。
を達成するための技術的手段として、端子台用ターミナ
ルカバーを次のように構成した。即ち、端子または電線
先端部分を接続するための複数個の外部接続部が列状に
配設されて一体化された端子台の両端板間に架け渡す状
態に係着されて前記各外部接続部に対面される端子台用
ターミナルカバーにおいて、矩形板状のカバー体の幅方
向における両側辺からそれぞれ一面側に略Ｕ字状に一体
に延出された一対の保持片により該両側辺に沿って挿入
溝が各々形設されたカバー本体部と、前記各外部接続部
の端子番号が表記される短冊状であって長手方向の両側
縁部がそれぞれ前記各挿入溝に挿入されて前記カバー本
体部に保持される記名板と、前記カバー本体部の幅と略
同じ長さを有する棒状の連結杆の両端部の一面側にそれ
ぞれ前記挿入溝に嵌入する取付突片が且つ該連結杆の両
端部の他面側に前記端子台の端板の取付部に嵌合する取
付突部が各々一体に突設された一対のカバーエンド部と
からなることを特徴として構成されている。
【０００９】また、前記カバーエンド部の連結杆に、前
記取付突片を前記挿入溝に挿入して前記カバーエンド部
を前記カバー本体部に取付け時に前記カバー体との間に
前記記名板を挿抜できる空隙を形設するテーパー面を形
成するとともに、前記取付突片に、前記記名板を前記挿
入溝に導くガイド段部を前記テーパー面に連続して形成
することか好ましい。
記取付突片を前記挿入溝に挿入して前記カバーエンド部
を前記カバー本体部に取付け時に前記カバー体との間に
前記記名板を挿抜できる空隙を形設するテーパー面を形
成するとともに、前記取付突片に、前記記名板を前記挿
入溝に導くガイド段部を前記テーパー面に連続して形成
することか好ましい。
【００１０】
【作用】カバー本体部は、矩形板状のカバー体の幅方向
における両側辺からそれぞれ保持片が一面側に略Ｕ字状
に湾曲状態に延出された形状であるため、押出成形によ
り製作できる。従って、その成形時に、取り付けるべき
端子台の長さに対応して切断するだけで、種々の長さの
端子台に対応できる任意の長さのカバー本体部を製作す
ることができ、射出成形のように金型を変える必要がな
いのでコスト高になることもない。
における両側辺からそれぞれ保持片が一面側に略Ｕ字状
に湾曲状態に延出された形状であるため、押出成形によ
り製作できる。従って、その成形時に、取り付けるべき
端子台の長さに対応して切断するだけで、種々の長さの
端子台に対応できる任意の長さのカバー本体部を製作す
ることができ、射出成形のように金型を変える必要がな
いのでコスト高になることもない。
【００１１】このカバー本体部の両端部にそれぞれ、カ
バーエンド部をこれの一対の取付突片を挿入溝に圧入し
て装着することにより、カバー本体部の両側の挿入溝に
両側縁部が挿入された記名板を一対のカバーエンド部で
保持する。そして、カバーエンド部の連結杆にテーパー
面を形成して該連結杆とカバー本体部のカバー体との間
に記名板を挿抜できる空隙を形成するとともに、カバー
エンド部の取付突片に記名板を挿入溝に導くガイド段部
をテーパー面に連続して形成する構成とすれば、一対の
カバーエンド部をカバー本体部の両端部に装着した後
に、記名板をカバー体と連結杆との空隙に挿入すると、
記名板がテーパー面に摺接して該記名板の両側縁部がガ
イド段部を介して挿入溝に円滑に導かれる。
バーエンド部をこれの一対の取付突片を挿入溝に圧入し
て装着することにより、カバー本体部の両側の挿入溝に
両側縁部が挿入された記名板を一対のカバーエンド部で
保持する。そして、カバーエンド部の連結杆にテーパー
面を形成して該連結杆とカバー本体部のカバー体との間
に記名板を挿抜できる空隙を形成するとともに、カバー
エンド部の取付突片に記名板を挿入溝に導くガイド段部
をテーパー面に連続して形成する構成とすれば、一対の
カバーエンド部をカバー本体部の両端部に装着した後
に、記名板をカバー体と連結杆との空隙に挿入すると、
記名板がテーパー面に摺接して該記名板の両側縁部がガ
イド段部を介して挿入溝に円滑に導かれる。
【００１２】カバー本体部の長手方向の全長に沿い挿入
溝が形成されて記名板を引っ掛かり等を生じることなく
スムーズに摺動できることと、両端部に記名板を挿抜で
きる空隙が存在し且つテーパー面とガイド段部とにより
円滑に挿抜できるようガイドされることとにより、記名
板の挿抜を端子台から取り外すことなく容易に且つ迅速
に挿抜することができる。
溝が形成されて記名板を引っ掛かり等を生じることなく
スムーズに摺動できることと、両端部に記名板を挿抜で
きる空隙が存在し且つテーパー面とガイド段部とにより
円滑に挿抜できるようガイドされることとにより、記名
板の挿抜を端子台から取り外すことなく容易に且つ迅速
に挿抜することができる。
【００１３】
【実施例】以下、本考案の好ましい一実施例について図
面を参照しながら詳述する。図１は本考案の一実施例の
分解斜視図、図２は同平面図、図３は同底面図をそれぞ
れ示す。これらの図において、本考案のターミナルカバ
ーは、カバー本体部（１２）と、このカバー本体部（１
２）の両端部にそれぞれ嵌着される一対のカーバーエン
ド部（１３）と、既存の記名板（１１）とから構成され
る。
面を参照しながら詳述する。図１は本考案の一実施例の
分解斜視図、図２は同平面図、図３は同底面図をそれぞ
れ示す。これらの図において、本考案のターミナルカバ
ーは、カバー本体部（１２）と、このカバー本体部（１
２）の両端部にそれぞれ嵌着される一対のカーバーエン
ド部（１３）と、既存の記名板（１１）とから構成され
る。
【００１４】カバー本体部（１２）は、透明樹脂により
端子台の長さよりも僅かに短い長さの矩形板状のカバー
体（１４）と、このカバー体（１４）の幅方向つまり短
手方向における両側辺からそれぞれ一面側に略Ｕ字状の
湾曲状態に延出されることにより該両辺に沿った挿入溝
（１５）を各々形設する一対の保持片（１６）とを一体
に備えた形状になっている。この形状から必然的に、こ
のカバー本体部（１２）は、合成樹脂による押出成形に
より製作される。
端子台の長さよりも僅かに短い長さの矩形板状のカバー
体（１４）と、このカバー体（１４）の幅方向つまり短
手方向における両側辺からそれぞれ一面側に略Ｕ字状の
湾曲状態に延出されることにより該両辺に沿った挿入溝
（１５）を各々形設する一対の保持片（１６）とを一体
に備えた形状になっている。この形状から必然的に、こ
のカバー本体部（１２）は、合成樹脂による押出成形に
より製作される。
【００１５】一対のカバーエンド部（１３）は同一形状
でり、カバー本体部（１２）の幅と略同じ長さを有する
棒状であってその両端部に当接部（１８）が各々形成さ
れた連結杆（１７）と、前記挿入溝（１５）に嵌入する
外形を有する形状であって一対の各当接部（１８）の一
面側からそれぞれ突設された一対の取付突片（１９）
と、前述の端子台の端板の取付孔に嵌入するピン形状で
あって一対の各当接部（１８）の他面側からそれぞれ突
設された一対の取付突部（２０）とを一体に備えた形状
になっている。この形状から必然的に、このカバーエン
ド部（１３）は、合成樹脂による射出成形により製作さ
れる。
でり、カバー本体部（１２）の幅と略同じ長さを有する
棒状であってその両端部に当接部（１８）が各々形成さ
れた連結杆（１７）と、前記挿入溝（１５）に嵌入する
外形を有する形状であって一対の各当接部（１８）の一
面側からそれぞれ突設された一対の取付突片（１９）
と、前述の端子台の端板の取付孔に嵌入するピン形状で
あって一対の各当接部（１８）の他面側からそれぞれ突
設された一対の取付突部（２０）とを一体に備えた形状
になっている。この形状から必然的に、このカバーエン
ド部（１３）は、合成樹脂による射出成形により製作さ
れる。
【００１６】また、カバーエンド部（１３）には、一部
の縦断面を示した図４（ａ）〜（ｃ）のように、連結杆
（１７）にテーパー面（２１）が形成され且つこのテー
パー面（２１）の端部から連続して両側の取付突片（１
９）にガイド段部（２２）が形成されている。取付突片
（１９）を挿入溝（１５）に挿入してカバー本体部（１
２）に取付けた時に、連結杆（１７）とカバー体（１
４）との間にテーパー面（２１）により前述の記名板
（１１）を挿抜できる空隙が形設される。従って、この
カバーエンド部（１３）をカバー本体部（１２）に取付
けた状態において、短冊状の記名板（１１）をテーパー
面（２１）に沿って挿入すると、記名板（１１）の長手
方向の両側縁部がガイド段部（２２）を介して挿入溝
（１５）に円滑に導かれるようになっている。
の縦断面を示した図４（ａ）〜（ｃ）のように、連結杆
（１７）にテーパー面（２１）が形成され且つこのテー
パー面（２１）の端部から連続して両側の取付突片（１
９）にガイド段部（２２）が形成されている。取付突片
（１９）を挿入溝（１５）に挿入してカバー本体部（１
２）に取付けた時に、連結杆（１７）とカバー体（１
４）との間にテーパー面（２１）により前述の記名板
（１１）を挿抜できる空隙が形設される。従って、この
カバーエンド部（１３）をカバー本体部（１２）に取付
けた状態において、短冊状の記名板（１１）をテーパー
面（２１）に沿って挿入すると、記名板（１１）の長手
方向の両側縁部がガイド段部（２２）を介して挿入溝
（１５）に円滑に導かれるようになっている。
【００１７】このターミナルカバーは、カバー本体部
（１２）を前述のように押出成形により製作できるの
で、その成形時に、取り付けるべき端子台の極数の相違
による異なる長さに対応して切断することにより、カバ
ー本体部（１２）を任意の長さに設定でき、射出成形の
ように金型を変えることがないので、種々の長さの端子
台にコスト高になることなく対応できる。
（１２）を前述のように押出成形により製作できるの
で、その成形時に、取り付けるべき端子台の極数の相違
による異なる長さに対応して切断することにより、カバ
ー本体部（１２）を任意の長さに設定でき、射出成形の
ように金型を変えることがないので、種々の長さの端子
台にコスト高になることなく対応できる。
【００１８】このカバー本体部（１２）の両端部にそれ
ぞれ、一対の取付突片（１９）を挿入溝（１５）に圧入
してカバーエンド部（１３）を装着する。その後に、図
４（ａ）に矢印で示すように記名板（１１）をカバー体
（１４）と連結杆（１７）との空隙に挿入すると、同図
（ｂ）に示すように、記名板（１１）がテーパー面（２
１）に摺接して該記名板（１１）の両側縁部が取付突片
（１９）のガイド段部（２２）を介しガイド本体部（１
２）の挿入溝（１５）に円滑に導かれる。そして、記名
板（１１）の全体が挿入されると、図５に示すように、
記名板（１１）の長手方向の両側縁部がガイド段部（２
２）および保持片（１６）の端部により保持されるとと
もに、図４（ｃ）に示すように、テーパー面（２１）に
より容易に抜脱することなく保持される。
ぞれ、一対の取付突片（１９）を挿入溝（１５）に圧入
してカバーエンド部（１３）を装着する。その後に、図
４（ａ）に矢印で示すように記名板（１１）をカバー体
（１４）と連結杆（１７）との空隙に挿入すると、同図
（ｂ）に示すように、記名板（１１）がテーパー面（２
１）に摺接して該記名板（１１）の両側縁部が取付突片
（１９）のガイド段部（２２）を介しガイド本体部（１
２）の挿入溝（１５）に円滑に導かれる。そして、記名
板（１１）の全体が挿入されると、図５に示すように、
記名板（１１）の長手方向の両側縁部がガイド段部（２
２）および保持片（１６）の端部により保持されるとと
もに、図４（ｃ）に示すように、テーパー面（２１）に
より容易に抜脱することなく保持される。
【００１９】また、カバー本体部（１２）の長手方向の
全長に沿いその両側縁部に挿入溝（１５）が形成されて
記名板（１１）を引っ掛かり等を生じることなくスムー
ズに摺動できることと、両端部に記名板（１１）を挿抜
できる空隙が存在し且つテーパー面（２１）とガイド段
部（２２）とにより円滑に挿抜できるようガイドされる
こととにより、記名板（１１）の挿抜に際し、両側の各
一方の取付突部（２０）のみを端子台の端板の取付孔か
ら外して両側の各他方の取付け突部（２０）を支点に回
転させ、図６に示したようにターミナルカバーを端子台
に対し立てた状態のまま記名板（１１）を容易に且つ迅
速に挿抜することができる。また、カバーエンド部（１
３）が、カバー本体部（１２）に対し別体になっている
ので、テーパー面（２１）等の形状を射出成形で製作す
るのが容易となる利点がある。
全長に沿いその両側縁部に挿入溝（１５）が形成されて
記名板（１１）を引っ掛かり等を生じることなくスムー
ズに摺動できることと、両端部に記名板（１１）を挿抜
できる空隙が存在し且つテーパー面（２１）とガイド段
部（２２）とにより円滑に挿抜できるようガイドされる
こととにより、記名板（１１）の挿抜に際し、両側の各
一方の取付突部（２０）のみを端子台の端板の取付孔か
ら外して両側の各他方の取付け突部（２０）を支点に回
転させ、図６に示したようにターミナルカバーを端子台
に対し立てた状態のまま記名板（１１）を容易に且つ迅
速に挿抜することができる。また、カバーエンド部（１
３）が、カバー本体部（１２）に対し別体になっている
ので、テーパー面（２１）等の形状を射出成形で製作す
るのが容易となる利点がある。
【００２０】
【考案の効果】以上のように本考案の端子台用ターミナ
ルカバーによると、カバー本体部とこれの両端部にそれ
ぞれ装着する一対のカバーエンド部とに分離するととも
に、カバー本体部を矩形板状のカバー体の幅方向におけ
る両側辺にそれぞれ保持片が略Ｕ字状の湾曲状態に延出
した形状としたので、このカバー本体部を押出成形によ
り製作でき、成形時に端子台の長さに対応して切断する
ことにより、コスト高になることなく種々の長さの端子
台に対応できる長さのカバー本体部を製作することがで
きる。しかも、カバー本体部の長手方向の全長に沿い挿
入溝が形成されているので記名板を引っ掛かり等を生じ
ることなくスムーズに挿抜できるまた、カバーエンド部
の連結杆にテーパー面を形成して該連結杆とカバー本体
部のカバー体との間に記名板を挿抜できる空隙を形成す
るとともに、カバーエンド部の取付突片に記名板を挿入
溝に導くガイド段部をテーパー面に連続して形成する構
成とすれば、カバー本体部に一対のカバーエンド部を装
着した状態で記名板を容易に且つ円滑に挿抜することが
できるので、記名板の挿抜に際し端子台から取り外すこ
となく迅速に行なうことができる。
ルカバーによると、カバー本体部とこれの両端部にそれ
ぞれ装着する一対のカバーエンド部とに分離するととも
に、カバー本体部を矩形板状のカバー体の幅方向におけ
る両側辺にそれぞれ保持片が略Ｕ字状の湾曲状態に延出
した形状としたので、このカバー本体部を押出成形によ
り製作でき、成形時に端子台の長さに対応して切断する
ことにより、コスト高になることなく種々の長さの端子
台に対応できる長さのカバー本体部を製作することがで
きる。しかも、カバー本体部の長手方向の全長に沿い挿
入溝が形成されているので記名板を引っ掛かり等を生じ
ることなくスムーズに挿抜できるまた、カバーエンド部
の連結杆にテーパー面を形成して該連結杆とカバー本体
部のカバー体との間に記名板を挿抜できる空隙を形成す
るとともに、カバーエンド部の取付突片に記名板を挿入
溝に導くガイド段部をテーパー面に連続して形成する構
成とすれば、カバー本体部に一対のカバーエンド部を装
着した状態で記名板を容易に且つ円滑に挿抜することが
できるので、記名板の挿抜に際し端子台から取り外すこ
となく迅速に行なうことができる。
【図１】本考案の一実施例の分解斜視図である。
【図２】同上、平面図である。
【図３】同上、底面図である。
【図４】同上、（ａ）〜（ｃ）は記名板を挿入する状態
を順に示す縦断面である。
を順に示す縦断面である。
【図５】同上、切断側面図である。
【図６】従来のターミナルカバーを端子台に取り付けた
状態の斜視図である。
状態の斜視図である。
【図７】同上、（ａ），（ｂ）は底面図および切断側面
図である。
図である。
【図８】同上、記名板を挿入する状態を示す斜視図であ
る。
る。
１１ 記名板 １２ カバー本体部 １３ カバーエンド部 １４ カバー体 １５ 挿入溝 １６ 保持片 １７ 連結杆 １９ 取付突片 ２０ 取付突部 ２１ テーパー面 ２２ ガイド段部
Claims (2)
- 【請求項１】 端子または電線先端部分を接続するため
の複数個の外部接続部が列状に配設されて一体化された
端子台の両端板間に架け渡す状態に係着されて前記各外
部接続部に対面される端子台用ターミナルカバーにおい
て、矩形板状のカバー体の幅方向における両側辺からそ
れぞれ一面側に略Ｕ字状に一体に延出された一対の保持
片により該両側辺に沿って挿入溝が各々形設されたカバ
ー本体部と、前記各外部接続部の端子番号が表記される
短冊状であって長手方向の両側縁部がそれぞれ前記各挿
入溝に挿入されて前記カバー本体部に保持される記名板
と、前記カバー本体部の幅と略同じ長さを有する棒状の
連結杆の両端部の一面側にそれぞれ前記挿入溝に嵌入す
る取付突片が且つ該連結杆の両端部の他面側に前記端子
台の端板の取付部に嵌合する取付突部が各々一体に突設
された一対のカバーエンド部とからなることを特徴とす
る端子台用ターミナルカバー。 - 【請求項２】 前記カバーエンド部の連結杆に、前記取
付突片を前記挿入溝に挿入して前記カバーエンド部を前
記カバー本体部に取付け時に前記カバー体との間に前記
記名板を挿抜できる空隙を形設するテーパー面を形成す
るとともに、前記取付突片に、前記記名板を前記挿入溝
に導くガイド段部を前記テーパー面に連続して形成した
ことを特徴とする「請求項１」に記載の端子台用ターミ
ナルカバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4454792U JP2570189Y2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 端子台用ターミナルカバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4454792U JP2570189Y2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 端子台用ターミナルカバー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH065134U JPH065134U (ja) | 1994-01-21 |
| JP2570189Y2 true JP2570189Y2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=12694530
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4454792U Expired - Fee Related JP2570189Y2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 端子台用ターミナルカバー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2570189Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP4454792U patent/JP2570189Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH065134U (ja) | 1994-01-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |