JP2570046Y2 - 液体加熱処理装置 - Google Patents

液体加熱処理装置

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JP2570046Y2
JP2570046Y2 JP6508892U JP6508892U JP2570046Y2 JP 2570046 Y2 JP2570046 Y2 JP 2570046Y2 JP 6508892 U JP6508892 U JP 6508892U JP 6508892 U JP6508892 U JP 6508892U JP 2570046 Y2 JP2570046 Y2 JP 2570046Y2
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liquid
casing
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screw
liquid heat
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博之 芝原
良郎 山中
正典 寺山
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Kikkoman Corp
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  • Processing Of Meat And Fish (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案は、液体、特に貝類ある
いは肉片等のごとく、固形物を含有する液体の、加熱処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、先に「液体加熱処理装
置」(特開平3−56395)を出願した。この装置
は、円筒状をしたケーシングおよびケーシング内に回転
自在に軸支されたスクリューで構成し、液体加熱処理装
置の供給口と被処理液を供給するポンプの吐出口を直接
接続することにより、固形物を含む液体を処理するに際
し、固形物を破損させずに加熱することを可能にしたも
のである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし前記装置におい
ては、ケーシングとスクリューの隙間に固形物がかみ込
まれ易かった。それがスクリューに付着し、スクリュー
とともに回転して、長時間に渡り滞留し過度に加熱さ
れ、その結果焦げた固形物が断続的に離脱し、被処理液
中に混入して、製品の品質を低下させる原因となってい
た。
【0004】かかる現状に鑑み本願考案者は鋭意研究の
結果、スクリューとケーシングの隙間を埋めるごとく、
突起部材をケーシングの長手方向に固定設置すれば、ス
クリューの先端部に付着した固形物は、その回転にとも
なう突起部材との衝突により剥離され、固形物のケーシ
ング内における滞留を防止できることを知見し、本願考
案を完成させた。
【0005】すなわち本願考案は、固形物を含有する被
処理液体を流通させ、該液体の流路と画成された加熱媒
体で該液体を間接的に加熱する液体加熱処理装置におい
て、液体加熱処理装置を円筒状のケーシング、該ケーシ
ング内に回転自在に軸支されたスクリュー、およびケー
シングにおける円筒状部材の内壁面に長手方向に設けら
れた突起部材で構成したことを特徴とする液体加熱処理
装置である。
【0006】
【課題を解決するための具体的手段】先ず図1において
1は液体加熱処理装置で、2はその周囲に間接加熱手段
であるジャケット3を有する円筒状部材である。円筒状
部材2の左右端部は開放されていて、該開放部は平板状
をした左右のカバー4,5で覆われており、円筒状部材
2および左右のカバー4,5で液体加熱処理装置1のケ
ーシング6を形成する。
【0007】円筒状部材2の例えば図1において右端部
には、被処理液の供給口7が図2のごとく、接線状に設
けられている。一方円筒状部材2の左端部には、被処理
液の排出口8が、同様に接線状に設けられている。被処
理液の供給口7、排出口8をこのように接線状に設ける
ことにより、被処理液を後述するスクリューの流れに、
スムーズに乗せることができる。供給口7は被処理液を
供給するポンプ9に、排出口8は後述する背圧調整装置
22を介して、次工程に連結される。
【0008】ケーシング6の内部室10には、軸11の
周囲に平板12を螺旋状に周設してなるスクリュー13
が、円筒状部材2と同軸状に平板12の先端部と円筒状
部材2の内壁面との間に、隙間24を形成させて装着さ
れている。
【0009】スクリュー13の左右端部には軸11と同
軸的に、支持軸14,15が突設されており、該軸1
4,15は、左右のカバー4,5に設置されているベア
リング16,17により回転自在に軸支されている。一
方の軸例えば左の支持軸14は左カバー4を貫通して延
設されており、該軸14をモータにより回転駆動させる
構成となっている。
【0010】22は例えばバルブ23で形成される背圧
調整装置で、被処理液体が加熱処理中に沸騰するのを防
止する作用をするもので、特に高温処理を必要とする液
体に有効である。
【0012】次に19は本願にかかる突起部材で、ケー
シング6における円筒状部材2の長手方向にほぼ全長に
渡って設けられている。突起部材19としてはピアノ線
あるいは帯鉄等の金属性のもの、テフロン、ジュラコン
のようにプラスチック製のもの、さらにはゴム製のもの
等を挙げることができる。ケーシング6の円筒状部材2
の内壁面に固定された突起部材19は、図4に示すごと
くスクリュー13に付着した固形物20と衝突し、スク
レーパのような作用をして、そこから固形物20を剥離
させるのであり、高さとしては、直径の1〜5%程度で
よい。
【0013】突起部材19の断面の形状は、図4のごと
く回転方向の上流側は固形物20を効率的に剥離させる
ため、先端部を鋭角状に形成させるのが好ましい。一方
下流側は、被加熱液体の付着防止のため、なるべく滑ら
かな形状にするとよい。そして突起部材19は、図5に
示すごとく円筒状部材2の長手方向に千鳥状に設けても
よく、このばあい軸方向に切れ目なく設ける必要があ
る。
【0014】突起部材19の円筒部材2への固定手段
は、ネジ止め、溶接等が挙げられ、特にワイヤーあるい
はピアノ線等に関しては、図4に示すようにシール手段
21を介装して、重り24あるいはネジにより引張設置
する手段もある。
【0015】突起部材19の先端部とスクリュー13の
先端部は、双方が金属の場合は、そこに隙間を設けるの
が好ましく、少なくとも一方がプラスチックの場合は、
直接接触させてもよい。後者のほうがより完全な剥離が
成される。
【0016】
【作用】本願考案の実施に際しては、まずポンプ9の作
用で被処理液体が液体加熱処理装置1に供給口7を介し
て導入される。ついでジャケット3により間接的に加熱
されつつ、スクリュー13およびポンプ9の作用で固形
物も被処理液も同時に、液体加熱処理装置1を通過し、
排出口8へ導かれ、背圧調整装置22を介して次工程へ
と送られる。このときスクリュー13に固形物が付着し
ても突起部材19により剥離され、そこに滞留すること
はない。
【0017】
【考案の効果】本願考案は以上のごとく構成されてお
り、被処理液体に含有されている固形物が、装置内に長
時間滞留することが防止され、過度に加熱された固形物
の発生、さらにはそれの製品への混入が避けらる。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】液体加熱処理装置の正面断面図
【図2】図1の2−2視断面図
【図3】図1の3−3視断面図
【図4】図1の4−4視断面図
【図5】突起部材の他の実施例図
【図6】突起部材の他の実施例図
【0019】
【符号の説明】
1 液体加熱処理装置 2 円筒状部材 3 ジャケット 4 左カバー 5 右カバー 6 ケーシング 7 供給口 8 排出口 9 ポンプ 11 軸 13 スクリュー 19 突起部材 20 固形物 22 背圧調整装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固形物を含有する被処理液体を流通させ、
    該液体の流路と画成された加熱媒体で該液体を間接的に
    加熱する液体加熱処理装置において、液体加熱処理装置
    を円筒状のケーシング、該ケーシング内に回転自在に軸
    支されたスクリュー、およびケーシングにおける円筒状
    部材の内壁面に長手方向に設けられた突起部材で構成し
    たことを特徴とする液体加熱処理装置。
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