JP2569341Y2 - 加工装置 - Google Patents

加工装置

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JP2569341Y2
JP2569341Y2 JP1990093415U JP9341590U JP2569341Y2 JP 2569341 Y2 JP2569341 Y2 JP 2569341Y2 JP 1990093415 U JP1990093415 U JP 1990093415U JP 9341590 U JP9341590 U JP 9341590U JP 2569341 Y2 JP2569341 Y2 JP 2569341Y2
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JP
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main shaft
moving
spindle
unit
target position
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JP1990093415U
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JPH0451303U (ja
Inventor
恵徳 安藤
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セイコー精機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案はドリル加工及びフライス加工等を行う汎用
の加工装置に関する。
《従来の技術》 一般に、この種の加工装置は加工工具を取付ける主軸
と、工作物を載置するテーブルとを備えており、その主
軸によればベアリング等をもって支持され、テーブルと
の成す角度が機械的に固定されている。
《考案が解決しようとする課題》 しかして、上記のような加工装置において、加工工具
を取り換え、ドリル加工及びフライス加工等を行う場
合、それらの加工工程に応じてそれぞれ主軸とテーブル
との成す角度を変更する必要がある。
すなわち、ドリル加工にあっては上記角度を直角にし
て、テーブル上の工作物へ垂直に加工工具を降下させる
必要がある。一方、フライス加工にあっては切削抵抗を
軽減するあるいは安定させるために、上記角度を直角よ
りもむしろやや傾けて、加工工具の前歯で工作物を加工
する必要がある。
しかるところ、従来は上記角度が機械的に固定されて
いるので、ドリル加工及びフライス加工等に応じてその
角度を容易に変更することが不可能であった。
《課題を解決するための手段》 この考案は上述の事情に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、ドリル加工及びフライス加工等に
応じて主軸とテーブルとの成す角度を変更することにあ
り、上記目的を達成するためにこの考案は、テーブル上
に載置した工作物を加工する加工工具が取付けられる主
軸と、 上記主軸を磁気浮上させる電磁石および上記主軸の現
在位置を検出するセンサ部を備え、上記センサ部で検出
した上記主軸の現在位置が予め設定された目標位置と等
しくなるように上記電磁石を励磁して、上記目標位置で
上記主軸を支持する磁気軸受部と、 上記主軸の傾斜方向および傾斜量を演算するととも
に、上記テーブルの現在の移動方向および移動量より加
工時の移動位置を演算し、上記テーブルを上記移動位置
に移動する数値制御部と、 上記数値制御部からの上記主軸の傾斜方向および傾斜
量ならびに上記テーブルの移動位置に基づいて上記主軸
と上記テーブルとが上記工作物の加工工程に応じて所定
の角度をなすように上記目標位置を変更する変更部とを
具備したことを特徴としている。
《作用》 この考案によれば、変更部が磁気軸受部の目標位置を
変更することにより、主軸とテーブルとの成す角度が所
定の角度、例えば直角あるいは直角以外となるように作
用する。
《実施例》 以下、この考案に係る加工装置の一実施例について、
第1図及び第3図を用いて詳細に説明する。
この加工装置は第1図に示すごとく、主軸ユニット1
内に主軸2を備え、この主軸2は後述する磁気軸受部に
より支持されるもので、その主軸一端2aには加工工具と
してフライス3が取付けられており、このフライス3の
下方向には工作物4がテーブル5上に載置されている。
磁気軸受部は上記主軸ユニット1内に、一対のラジア
ル方向用電磁石6,6を備えており、それらの電磁石6,6に
よれば、上記主軸両端2a,2b側の外周とそれぞれ間隙5
をおいて配設したもので、主軸2をラジアル方向へ磁気
浮上せしめるように構成されている。
また、上記各電磁石6、6の近傍にはセンサ部7,7が
それぞれ設けられており、それらのセンサ部7,7によれ
ば、ラジアル方向における主軸両端2a,2bの各変位量を
検出し、その各変位量から主軸両端2a,2bの現在位置
Xa,Xbをそれぞれ検出するもので、このように検出され
た現在位置Xa,Xbは第2図に示す磁気軸受制御回路8へ
それぞれ出力されるように構成されている。
そして、磁気軸受制御回路8には予め主軸両端2a,2b
の各目標位置Xa0,Xb0がそれぞれ設定されており、この
制御回路8によれば上記センサ部7,7から出力される各
現在位置Xa,Xbと、上記目標位置Xa0,Xb0とがそれぞれ
等しくなるように、上記各電磁石6,6をそれぞれ励磁し
て(図中矢印イで示す。)、主軸2を各目標位置Xa0,X
b0で支持するように構成されている。
ところで、上記のような構成は主軸2をラジアル方向
に支持するものであるが、アキシャル方向に主軸2を支
持する部分は、主軸2の略中央付近に円板上のディスク
11が一体に形成されており、このディスク11の両面側に
は間隙をおいてアキシャル方向用の電磁石12,12が配設
され、この電磁石12,12をもって主軸2をアキシャル方
向に支持するよう構成されている。
また、上記のようにラジアル方向及びアキシャル方向
へ支持された主軸2は、高周波モータ13で回転せしめら
れるように構成されている。
さらに、上記磁気軸受制御回路8内には目標値の変更
部9が設けられており、この変更部9によれば後述の数
値制御部10から出力される主軸2の傾斜方向±及び傾斜
量φに基づいて、主軸両端2a,2bの各目標位置Xa1,Xb1
を演算し、その各目標位置Xa1,Xb1をもって、上記のよ
うに設定された各目標位置Xa0,Xb0を変更するように構
成されている。
ここで、上記のような変更部9の演算にあっては傾斜
量φが0の場合、各目標位置Xa1,Xb1を互いに同一の値
とし、これにより主軸2はテーブル5上面に対して垂直
に支持される。
一方、傾斜量φが0以外の場合、上記各目標位置
Xa1,Xb1が互いに異なる値に演算され、これにより主軸
2は傾斜して支持される。その結果、主軸2とテーブル
5とは垂直以外の角度を成すように構成されている。
さらに、数値制御部10は上記テーブル5の現在の移動
方向および移動量より加工時の移動位置を演算し、その
演算された移動位置に基づくテーブル移動指令を上記テ
ーブル5へ出力して、そのテーブル5を移動せしめる一
方、この数値制御部10によれば主軸2の傾斜方向±及び
傾斜量φを上記変更部9へ出力するように構成されてい
る。
次に、上記の如く構成された加工装置の動作につい
て、第1図及び第3図を用いて説明する。
なお、この加工装置にあっては予め各目標位置Xa0,X
b0が互いに同一の値に設定されており、これにより主軸
2はテーブル5上面に対して垂直に支持されているもの
とする。
この加工装置によれば第3図(a)に示すようにテー
ブル5を矢印ロの方向へ移動せしめてフライス加工を行
う場合、数値制御部10から傾斜方向±(−)及び傾斜量
φ(φ1)が変更部9に出力され、その変更部9で上記
傾斜方向±(−)及び傾斜量φ(φ1)に基づいて、主
軸両端2a,2bの各目標位置Xa1,Xb1が演算される。
そして、上記のように予め設定された各目標位置
Xa0,Xb0は、その演算された各目標位置Xa1,Xb1に変更
され、これにより主軸2がπ−φ1の角度をもって傾斜
して支持され、フライス3がテーブル5上の工作物4を
加工する。
また、上記のような加工が一通り終了すると、次にこ
の加工装置にあっては、第3図(b)に示すようにテー
ブル5を矢印ハの方向へ移動せしめてフライス加工を行
うもので、このとき数値制御部10から傾斜方向±(+)
及び傾斜量φ(φ1)が変更部9に出力され、上記と同
様にその変更部9で主軸両端2a,2bの各目標位置Xa2,X
b2が演算される。
そして、上記加工において変更された各目標位置
Xa1,Xb1は、その演算された各目標位置Xa2,Xb2に変更
され、これにより主軸2がφ1の角度をもって傾斜して
支持され、フライス3がテーブル5上の工作物4を加工
する。
一方、工作物のドリル加工を行う場合、まず第1図に
示すフライス3に代えてドリルを主軸先端2aに取り付け
る。そして、数値制御部10から傾斜量φ=0が変更部9
に出力されると、その変更部9で上記のように変更され
た各目標位置Xa2,Xb2が、上記各目標位置Xa0,Xb0と同
様な互いに同一の値に変更される。これにより主軸2は
テーブル5上面に対して垂直に支持され、ドリルがテー
ブル5上の工作物4を加工するように動作する。
したがって、上記のような実施例によれば、ドリル加
工及びフライス加工等の加工工程に合わせて、変更部が
磁気軸受部の目標位置を変更することにより、主軸とテ
ーブルとの成す角度を容易に設定することができる。し
かも、その変更される目標位置を微調整すれば、フライ
ス加工にあって切り込み深さを容易にコントロールする
ことができる。
また、上記実施例は加工工程に合わせて主軸とテーブ
ルとの成す角度を設定するので、フライス加工によれば
切削抵抗が安定及び低減し、工作物の仕上げ面あらさ及
び形状の制度が安定する、あるいは平面度が向上する。
なお、上記実施例にあっては、各目標位置のうち両方
を変更して、主軸を傾斜支持せしめるものであるが、こ
れに代えて上記各目標位置のうち、いずれか一方を変更
して主軸を傾斜支持せしめても良い。
《考案の効果》 この考案に係る加工装置は、上記の如く変更部が磁気
軸受部の目標位置を変更することにより、主軸とテーブ
ルとが所定の角度をなすように構成したため、ドリル加
工及びフライス加工等の加工工程に応じて上記目標位置
を変更すれば、その加工工程に合った角度を容易に設定
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る加工装置の要部を示す断面図、
第2図は加工装置のブロック図、第3図(a)(b)は
加工装置の動作を説明する説明図である。 2…主軸 3…フライス 4…工作物 5…テーブル 6…電磁石 7…センサ部 8…磁気軸受制御回路 9…変更部 Xa,Xb…現在位置 Xa0,Xb0…目標位置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テーブル上に載置した工作物を加工する加
    工工具が取付けられる主軸と、 上記主軸を磁気浮上させる電磁石および上記主軸の現在
    位置を検出するセンサ部を備え、上記センサ部で検出し
    た上記主軸の現在位置が予め設定された目標位置と等し
    くなるように上記電磁石を励磁して、上記目標位置で上
    記主軸を支持する磁気軸受部と、 上記主軸の傾斜方向および傾斜量を演算するとともに、
    上記テーブルの現在の移動方向および移動量より加工時
    の移動位置を演算し、上記テーブルを上記移動位置に移
    動する数値制御部と、 上記数値制御部からの上記主軸の傾斜方向および傾斜量
    ならびに上記テーブルの移動位置に基づいて上記主軸と
    上記テーブルとが上記工作物の加工工程に応じて所定の
    角度をなすように上記目標位置を変更する変更部とを具
    備したことを特徴とする加工装置。
JP1990093415U 1990-09-05 1990-09-05 加工装置 Expired - Lifetime JP2569341Y2 (ja)

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JPH0451303U JPH0451303U (ja) 1992-04-30
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JPS61152304A (ja) * 1984-12-26 1986-07-11 Hitachi Ltd スピンドル装置
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