JP2569059Y2 - 圧力制御弁装置 - Google Patents

圧力制御弁装置

Info

Publication number
JP2569059Y2
JP2569059Y2 JP372793U JP372793U JP2569059Y2 JP 2569059 Y2 JP2569059 Y2 JP 2569059Y2 JP 372793 U JP372793 U JP 372793U JP 372793 U JP372793 U JP 372793U JP 2569059 Y2 JP2569059 Y2 JP 2569059Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
valve
control valve
inlet port
pressure control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP372793U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0659906U (ja
Inventor
徹男 相川
正吉 真壁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yuken Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Yuken Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yuken Kogyo Co Ltd filed Critical Yuken Kogyo Co Ltd
Priority to JP372793U priority Critical patent/JP2569059Y2/ja
Publication of JPH0659906U publication Critical patent/JPH0659906U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2569059Y2 publication Critical patent/JP2569059Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Control Of Fluid Pressure (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばプラスチック射
出成形機用油圧装置における背圧制御などに有用な圧力
制御弁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチック射出成形機の油圧回路で
は、例えば射出シリンダの動作シーケンス中における可
塑化時の背圧制御のために、射出シリンダからの戻り圧
油を減圧弁などの圧力制御弁によって所定圧力に制御し
ている。
【0003】従来、このような圧力制御を電気的に制御
するための弁装置として、圧力検出器によってマイナー
フィードバックループを組んだ比例電磁圧力制御弁を含
む弁装置がある。このような圧力制御弁装置の一つの利
用例として、射出成形機の射出制御回路を図2に示す。
【0004】図2において、射出成形機の射出ユニット
30は、電磁方向切換弁51によって制御される駆動シ
リンダ32により図示しない成形金型に向かって前進及
び後進可能である。射出ユニット30は、先端に射出ノ
ズル31を備えた加熱可塑化シリンダ33と、この可塑
化シリンダ33内で可塑化されたプラスチック材料をノ
ズル31から金型内へ射出する為の射出シリンダ34
と、可塑化シリンダ33内のスクリュ35を回転させて
ホッパ36からプラスチックビーズを取り込む回転駆動
モータ37とを有している。
【0005】射出シリンダ34は別の電磁方向切換弁5
2によって前進(射出)または後退を制御され、この射
出シリンダ34と前記駆動シリンダ32とに対する作動
圧油は、モータ41によって駆動されるポンプ42及び
43を含む油圧供給ユニット40から供給される。
【0006】射出シリンダ34に対する射出圧はユニッ
ト40に設けられたリリーフ弁44によって設定制御さ
れ、また射出速度は射出シリンダ34の背部のヘッド側
ライン38に挿入された流量制御弁53によって設定制
御される。
【0007】この射出シリンダ34のヘッド側ライン3
8には、流量制御弁52と射出シリンダ34との間から
分岐ライン39が別れており、この分岐ライン39には
流路開閉のための電磁切換弁54を介して圧力制御弁装
置20がタンクとの間に接続されている。
【0008】この弁装置20は、分岐ライン39の圧力
を検出して電気的な圧力検出信号を生じる圧力検出器2
1と、図示しない制御盤から圧力設定信号の入力を受け
ると共に前記圧力検出器21からの検出信号をフィード
バック信号として受け取ってその偏差に応じた電流信号
を出力する制御アンプ装置23と、このアンプ装置23
からの電流信号に応じた機械力でバネ24に抗して弁体
25を変位させることにより分岐ライン39からタンク
への連通開度を絞り制御する比例電磁圧力制御弁22と
を含んでいる。
【0009】射出ユニット30における可塑化工程で
は、切換弁52を後退ポジションに切り換えて射出シリ
ンダ34を後退可能にすると共にモータ37によってス
クリュ35を回転させながら可塑化シリンダ33内にプ
ラスチック材料を充填し、加熱によって可塑化させなが
ら充填圧によって射出シリンダ34を徐々に後退させる
が、このときには射出シリンダ34のヘッド側の背圧を
低圧の或る範囲で適切に制御する必要がある。弁装置2
0はこのために利用さるノーマルオープン型の極めて低
い最低調圧値が実現できるものとなっている。弁装置2
0による背圧制御が行われる時には電磁切換弁54が図
2の状態に切り換えられ、これによって始めて弁装置2
0による圧力制御動作が可能となる。これに対して通常
の射出制御時には、調圧の低い弁装置20がユニット4
0に設けられたリリーフ弁44による射出圧制御の障害
にならないように、電磁切換弁54を図2の状態から切
り換えて分岐ライン39を遮断しておく必要がある。
【0010】背圧制御に際して、射出シリンダ34のヘ
ッド側からの戻り圧油は流量制御弁53を介してタンク
へ流出するので分岐ライン39に圧力が立ち、この圧力
は電磁切換弁54が図2の状態に切り換えられると弁装
置20によって設定圧に制御される。即ち、比例電磁圧
力制御弁22は入力電流が零の時は分岐ライン39を全
開の開度でタンクへ連通させており、入力電流が増加す
るに従ってこの連通を入力電流に比例した開度で絞り、
入力電流が最大値になると連通を遮断する。この場合、
前記圧力検出器21は制御圧を検出し、これをアンプ装
置23に負帰還して動作の安定化のためのマイナーフィ
ードバックループを形成している。このようにして弁装
置20によるほぼタンクライン圧力に近い最低圧力から
の低圧領域での背圧制御が行われる。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】従来の圧力制御弁装置
20は、上述のように射出回路の背圧制御などに用いら
れるものであるが、射出工程時にはその作動によって射
出圧が保持できなくなるので、途中に切換弁54を設け
て遮断しなければならず、この切換弁は背圧制御時には
十分な流量を通過させなければならないので比較的大型
の弁でなければならず、従って射出回路の構成が複雑で
大型となるという欠点がある。
【0012】そこで本考案の課題は、大型の切換弁を設
けなくても自身で選択的なブロック状態を形成すること
のできる圧力制御弁装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案では、入口ポート
に導入される制御すべき圧力流体の圧力を検出して電気
的な圧力検出信号を生じる圧力検出器と、外部から与え
られる圧力設定信号を受けると共に前記圧力検出器から
の圧力検出信号をフィードバック信号として受け取って
その偏差に応じた電流信号を出力する制御アンプ装置
と、この制御アンプ装置からの電流信号に応じた機械力
でバネに抗して弁体を変位させることにより前記入口ポ
ートからタンクへの連通開度を絞り制御する比例電磁圧
力制御弁とを備えた圧力制御弁装置において、前述の課
題を達成するために、前記圧力検出器の圧力検出部に対
して前記入口ポートの流体圧力の導入を選択的に遮断す
る弁手段を備えたことを特徴としている。
【0014】
【作用】本考案の圧力制御弁装置では、前記弁手段が圧
力検出器への圧力導入を選択的に遮断可能である。従っ
て、前記弁手段の切り換えポジションによって入口ポー
トへの圧力流体の圧力が圧力検出器の圧力検出部に導入
されている状態では、比例電磁圧力制御弁が制御アンプ
装置からの電流信号に応じた機械力でバネに抗して弁体
を変位させることにより前記入口ポートからタンクへの
連通開度を絞り制御する。ここで入口ポートに導入され
る制御すべき圧力流体の圧力は圧力検出器によって検出
されて電気的な圧力検出信号として制御アンプ装置にフ
ィードバックされ、制御アンプ装置は外部から与えられ
る圧力設定信号と前記圧力検出器からのフィードバック
信号との偏差に応じた電流信号を出力する。従って、前
記弁手段を前記切り換えポジションにしておけば、本考
案の圧力制御弁装置は、例えば前述の従来例に示したよ
うなマイナーフィードバックループ付きの背圧制御用の
圧力制御弁装置として機能する。
【0015】前記弁手段の切り換えポジションを変更し
て入口ポートへの圧力流体の圧力が圧力検出器の圧力検
出部に作用しない状態にすると、制御アンプ装置へのフ
ィードバック信号が消失するので、制御アンプ装置から
出力される電流信号が最大電流値に上昇する。これによ
り比例電磁圧力制御弁はブロック状態となり、入口ポー
トとタンクとの連通が遮断されることになる。
【0016】この弁手段は、例えば圧力検出器の圧力検
出部に対して入口ポートまたはタンクラインを選択的に
切り換えて連通させる小型の電磁弁によって構成でき、
あるいは例えば射出切換弁52のパイロット圧力などの
油圧操作によって同期して切り換え動作をシーケンス弁
などによって構成することができ、圧力検出器への圧力
の導入を開閉するだけであるので通過流量は殆どなく、
従ってこの弁手段自体は極めて小型の構造のもので良
く、これを例えば比例電磁圧力制御弁の弁ボディ中に内
蔵してしまうことも可能である。
【0017】このようにして、本考案の圧力制御弁装置
は、小型単純な構造の弁手段を比例電磁圧力制御弁の圧
力検出器に対する圧力導入系に組み合わせることによ
り、大流量を流す必要のある別の切換弁を付設すること
なく、自身でブロック状態を形成する機能を実現するこ
とができるようになっている。
【0018】
【実施例】図1に本考案の実施例に係る圧力制御弁装置
の構成を油圧回路記号で示す。図1のA図は前記弁手段
を小型電磁弁8によって構成した場合の実施例であり、
またB図は前記弁手段を油圧パイロット切換弁18によ
って構成した場合の実施例である。これらの各実施例に
示すように、全体を符号10で示す本考案に係る圧力制
御弁装置は、圧力検出器1と、制御アンプ装置3と、比
例電磁圧力制御弁2と、電磁切換弁8またはパイロット
切換弁18とを基本的に備えている。
【0019】図1のA図において、圧力検出器1は、入
口ポートPに導入される制御すべき圧力流体の圧力を検
出して電気的な圧力検出信号ef を生じ、また制御アン
プ装置3は、外部の図示しない制御盤などから与えられ
る圧力設定信号es を受けると共に前記圧力検出器1か
らの圧力検出信号ef をフィードバック信号として受け
取ってその偏差に応じた電流信号eを出力する。
【0020】比例電磁圧力制御弁2は、制御アンプ装置
3からの電流信号eによって励磁されることにより対応
した機械力を生じる比例ソレノイド6を備え、このソレ
ノイド6による機械力でバネ4に抗してスプール弁体5
を変位させることにより、前記入口ポートPからタンク
ポートTへの連通開度を絞り制御する。即ち、比例電磁
圧力制御弁2は入力電流が零の時は入口ポートPを全開
の開度でタンクポートTへ連通させており、入力電流が
増加するに従ってこの連通を入力電流に比例した開度で
絞り、入力電流が最大値になると連通を遮断する。この
場合、前記圧力検出器1は制御圧を検出し、これをアン
プ装置3に負帰還して動作の安定化のためのマイナーフ
ィードバックループを形成している。
【0021】電磁弁8は、バネ7で付勢された弁体をソ
レノイド9が励磁された時に変位させて通路の切換を行
う三方弁または四方弁で構成され、ソレノイド9が非励
磁状態ではバネ7によって図示のポジションを取り、こ
の状態では入口ポートPの流体圧力を圧力検出器1圧力
検出部に作用させている。ソレノイド9が励磁される
と、切換ポジションが図中の右側のファンクションに切
り換わり、この状態では圧力検出器1の圧力検出部をタ
ンクラインに解放して入口ポートPの圧力が検出されな
いようにしている。
【0022】従って、電磁弁8を非励磁状態とすれば圧
力検出器1によるフィードバックループが負帰還動作を
行うので比例電磁圧力制御弁2が入口ポートPの圧力を
圧力設定信号es に従って制御する。一方、電磁弁8を
励磁状態にすると、圧力検出器1に入口ポートPの圧力
が作用しなくなるのでフィードバック信号ef が消失
し、制御アンプ装置3から最大電流が出力されて比例電
磁圧力制御弁2のソレノイド6が最大出力を生じ、これ
によって比例電磁圧力制御弁2の弁体5がバネ4を撓め
て全閉開度位置に変位してブロック状態となる。
【0023】図1のB図に示す実施例は、前記電磁弁8
の代わりに、パイロット圧力が与えられた時にバネ17
に抗して切り換わる切換弁18を用いている点がA図の
実施例との相違点であり、他は全く同一であるので対応
部分には同一符号を付してある。このB図の実施例の動
作は、電磁弁8のソレノイド9に対する励磁電流の供給
・遮断の代わりに、パイロット油路19によるパイロッ
ト圧力の供給・遮断を行う点を除き、A図の場合と全く
同様であるので説明を省略する。
【0024】
【考案の効果】以上に述べたように、本考案によれば、
小型の切換弁による弁手段の付設により、大型の切換弁
を用いることとなく、自身で選択的なブロック機能を持
つ圧力制御弁装置が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】A図は本考案の一実施例に係る圧力制御弁装置
の構成を油圧回路記号で示した回路図、B図は別の実施
例を示す回路図である。
【図2】従来の圧力制御弁装置の適用例を示す油圧回路
図である。
【符号の説明】
1 圧力検出器1 2 比例電磁圧力制御弁 3 制御アンプ装置 8 電磁弁(弁手段) 10 圧力制御弁装置 18 パイロット切換弁(弁手段) P 入口ポート T タンクポート

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口ポートに導入される制御すべき圧力
    流体の圧力を検出して電気的な圧力検出信号を生じる圧
    力検出器と、外部から与えられる圧力設定信号を受ける
    と共に前記圧力検出器からの圧力検出信号をフィードバ
    ック信号として受け取ってその偏差に応じた電流信号を
    出力する制御アンプ装置と、この制御アンプ装置からの
    電流信号に応じた機械力でバネに抗して弁体を変位させ
    ることにより前記入口ポートからタンクへの連通開度を
    絞り制御する比例電磁圧力制御弁とを備えた圧力制御弁
    装置において、前記圧力検出器の圧力検出部に対して前
    記入口ポートの流体圧力の導入を選択的に遮断する弁手
    段を備えたことを特徴とする圧力制御弁装置。
JP372793U 1993-01-14 1993-01-14 圧力制御弁装置 Expired - Lifetime JP2569059Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP372793U JP2569059Y2 (ja) 1993-01-14 1993-01-14 圧力制御弁装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP372793U JP2569059Y2 (ja) 1993-01-14 1993-01-14 圧力制御弁装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0659906U JPH0659906U (ja) 1994-08-19
JP2569059Y2 true JP2569059Y2 (ja) 1998-04-22

Family

ID=11565314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP372793U Expired - Lifetime JP2569059Y2 (ja) 1993-01-14 1993-01-14 圧力制御弁装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2569059Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0659906U (ja) 1994-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10669A (ja) 射出成形機のフィードバック制御装置
KR940009897B1 (ko) 사출성형기
EP1403528A1 (en) Hydraulic circuit device
JP2001088191A (ja) 射出成形機の油圧駆動装置
JPH08150642A (ja) 射出成形機の駆動制御方法及び装置
JP2994511B2 (ja) ダイカストマシンの射出速度制御方法
JP2569059Y2 (ja) 圧力制御弁装置
JPH1158398A (ja) 直圧式型締装置における型締圧力の制御方法および制御装置
JPH11156524A (ja) ダイカストマシンの射出制御方法及び装置
CA1171757A (en) Control device for the hydraulic circuit of an injection molding machine
JP2569058Y2 (ja) 圧力制御弁装置
US4744743A (en) Means for pressure and quantity control of the hydraulic drives of an injection moulding machine
JP3895511B2 (ja) 射出成形機の型締装置
JPH0732431A (ja) 連続可塑化式射出成形装置
JP2665815B2 (ja) 射出成形機
JP3433255B2 (ja) 射出成形機における射出駆動装置の圧抜き方法及び制御方法
JP2843633B2 (ja) 射出成形機の射出シリンダ圧力閉ループ制御方法
JPH0550483A (ja) 射出成形機の油圧回路
JP3409202B2 (ja) 油圧アクチュエータの駆動方法及びその装置並びに射出成形機における射出シリンダの駆動方法及びその装置
JP3240265B2 (ja) 型締装置の油圧制御方法
JP2001315177A (ja) 射出成形機の型締油圧装置
JP3438123B2 (ja) 射出成形機の油圧駆動装置
JP2001096582A (ja) 射出成形方法及び射出成形装置
JP2548624B2 (ja) シ−ケンス弁
JP2770133B2 (ja) 射出成形機の保護装置