JP2567868B2 - 水洗トイレの脱臭装置 - Google Patents
水洗トイレの脱臭装置Info
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- JP2567868B2 JP2567868B2 JP62217911A JP21791187A JP2567868B2 JP 2567868 B2 JP2567868 B2 JP 2567868B2 JP 62217911 A JP62217911 A JP 62217911A JP 21791187 A JP21791187 A JP 21791187A JP 2567868 B2 JP2567868 B2 JP 2567868B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toilet
- air suction
- deodorizing device
- ejector
- flush water
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- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、水洗トイレの脱臭装置に関し、詳しくは用
便中の便器から水洗トイレ室内に放散されて人に不快感
を与える原因となる悪臭成分を除去する装置に関する。
便中の便器から水洗トイレ室内に放散されて人に不快感
を与える原因となる悪臭成分を除去する装置に関する。
（従来の技術） 近年の下水道や廃水処理施設の発達に伴い、家庭やオ
フイスでトイレの水洗化が進行し、トイレ室内の悪臭も
緩和されつつある。しかし、用便中に便器から放散され
て人に不快感を与える悪臭の問題は、水洗化されたとい
えども依然として除去されずに残つている。
フイスでトイレの水洗化が進行し、トイレ室内の悪臭も
緩和されつつある。しかし、用便中に便器から放散され
て人に不快感を与える悪臭の問題は、水洗化されたとい
えども依然として除去されずに残つている。
このような用便中の悪臭による不快感を除去あるいは
緩和するために、換気扇で便器内やトイレ室内の空気を
強制的に室外へ排出したり（特開昭60-30736号、特公昭
55-48143号）、トイレ室内に消臭芳香剤ゾルを散布した
り消臭芳香剤ゲルを置いたりしている。また、オゾン発
生等によつてトイレ室内を無臭化しようとする装置（特
開昭60-31719号）も提案されている。
緩和するために、換気扇で便器内やトイレ室内の空気を
強制的に室外へ排出したり（特開昭60-30736号、特公昭
55-48143号）、トイレ室内に消臭芳香剤ゾルを散布した
り消臭芳香剤ゲルを置いたりしている。また、オゾン発
生等によつてトイレ室内を無臭化しようとする装置（特
開昭60-31719号）も提案されている。
しかしながら、換気扇による悪臭除去方法は、まわり
の環境に悪臭をまき散らすという問題だけでなく、人に
不快感を与えない程度まで十分に換気しようとすれば高
層近代ビルの空調設備なみの大規模なものが必要とな
り、完全に悪臭を除去できるものでなかつた。また、換
気扇の使用による悪臭の放出は公害の一因ともなり、こ
の換気扇による方法がデパート等の商業施設で採用され
ている場合は、それら商業施設のイメージダウンにもつ
ながるものである。
の環境に悪臭をまき散らすという問題だけでなく、人に
不快感を与えない程度まで十分に換気しようとすれば高
層近代ビルの空調設備なみの大規模なものが必要とな
り、完全に悪臭を除去できるものでなかつた。また、換
気扇の使用による悪臭の放出は公害の一因ともなり、こ
の換気扇による方法がデパート等の商業施設で採用され
ている場合は、それら商業施設のイメージダウンにもつ
ながるものである。
また、消臭芳香剤による方法は、悪臭を根本的に除去
するものでなく一時的な芳香によるマスキング効果にす
ぎず、十分な悪臭除去を達成することは困難であつた。
さらに消臭芳香剤は消耗されると効果がなくなるため、
その維持費がかなり高くつくという欠点もあつた。さら
に、各種提案されている無臭化装置は、いずれも初期投
資等で費用のかさむものであり、また用便中の悪臭を人
が不快感を感じない程度まで十分に除去できず、実用性
に欠けるものであつた。
するものでなく一時的な芳香によるマスキング効果にす
ぎず、十分な悪臭除去を達成することは困難であつた。
さらに消臭芳香剤は消耗されると効果がなくなるため、
その維持費がかなり高くつくという欠点もあつた。さら
に、各種提案されている無臭化装置は、いずれも初期投
資等で費用のかさむものであり、また用便中の悪臭を人
が不快感を感じない程度まで十分に除去できず、実用性
に欠けるものであつた。
（発明が解決しようとする問題点） 本発明は前記した問題点を解決するものである。した
がつて、本発明の目的は、用便中に便器から放散されて
人に不快感を与える悪臭をまわりの環境を汚染せずに効
果的に吸引除去処理でき、しかも大規模な初期投資や高
い維持費を必要としない経済的で簡便な水洗トイレの脱
臭装置を提供することにある。
がつて、本発明の目的は、用便中に便器から放散されて
人に不快感を与える悪臭をまわりの環境を汚染せずに効
果的に吸引除去処理でき、しかも大規模な初期投資や高
い維持費を必要としない経済的で簡便な水洗トイレの脱
臭装置を提供することにある。
（問題点を解決するための手段） 本発明は、便器内に開口部を有する空気吸引管と該空
気吸引管に接続し且つ便器洗浄水貯槽内に設置される空
気吸引エジエクターとからなり、空気吸引エジエクター
内を流動する便器洗浄水の作用で発生する空気吸引力に
より、便器内に発生する悪臭成分含有ガスを空気吸引管
を介して空気吸引エジエクター内に吸引し悪臭成分含有
ガスを便器洗浄水中に細かい気泡として接触させると共
に、便器内を負圧状態に保持することを特徴とする水洗
トイレの脱臭装置に関するものである。
気吸引管に接続し且つ便器洗浄水貯槽内に設置される空
気吸引エジエクターとからなり、空気吸引エジエクター
内を流動する便器洗浄水の作用で発生する空気吸引力に
より、便器内に発生する悪臭成分含有ガスを空気吸引管
を介して空気吸引エジエクター内に吸引し悪臭成分含有
ガスを便器洗浄水中に細かい気泡として接触させると共
に、便器内を負圧状態に保持することを特徴とする水洗
トイレの脱臭装置に関するものである。
（実施例） 以下、本発明の水洗トイレの脱臭装置の構成を図面に
示す実施例に基いて詳細に説明する。
示す実施例に基いて詳細に説明する。
第１図は、本発明の脱臭装置の一実施例を示す断面図
である。
である。
本発明の脱臭装置は、便器１の内部に開口部２を有す
る空気吸引管３と該空気吸引管３に接続し且つ便器洗浄
水貯槽４の内部に設置される空気吸引管エジエクター５
から構成される。
る空気吸引管３と該空気吸引管３に接続し且つ便器洗浄
水貯槽４の内部に設置される空気吸引管エジエクター５
から構成される。
空気吸引エジエクター５は、エジエクター内を急速に
流動する液体等のジエツト流近傍に発生する減圧を利用
して空気を吸引するようにしたもので、市販のエジエク
ターやアスピレーターをそのまま本発明における空気吸
引エジエクター５として採用できる。
流動する液体等のジエツト流近傍に発生する減圧を利用
して空気を吸引するようにしたもので、市販のエジエク
ターやアスピレーターをそのまま本発明における空気吸
引エジエクター５として採用できる。
本発明の脱臭装置を作動するには、空気吸引エジエク
ター５内に便器洗浄水６を流動せしめるが便器洗浄水６
をエジエクター５内に供給するためには普通ポンプ７を
用いるとよい。ポンプ７は、洗浄水６の水面下に開口部
を有する洗浄水吸込管８を介して洗浄水を吸込み、それ
を空気吸引エジエクター５に送りこむ。
ター５内に便器洗浄水６を流動せしめるが便器洗浄水６
をエジエクター５内に供給するためには普通ポンプ７を
用いるとよい。ポンプ７は、洗浄水６の水面下に開口部
を有する洗浄水吸込管８を介して洗浄水を吸込み、それ
を空気吸引エジエクター５に送りこむ。
一方、用便中に発生する悪臭成分含有ガスは、便器１
と便座11と用便中の人体により形成された一見閉鎖され
た空間（なお、この閉鎖空間を便器内と略称することが
ある。）に充満することになるが、この悪臭成分含有ガ
スは、本発明の脱臭装置の作動と共に、空気吸引管３を
通過して空気吸引エジエクター５内に吸引される。吸引
された悪臭成分含有ガスは、空気吸引エジエクター５内
に導かれている便器洗浄水中に細かい気泡として分散
し、洗浄水と接触しながら、空気吸引エジエクター５の
下部に付属する吐出口９より排出される。この悪臭成分
含有ガスと便器洗浄水の接触過程で、悪臭成分が効率よ
く洗浄水中に吸収除去される。悪臭成分を吸収した便器
洗浄水６は、用便後に便器洗浄水貯槽４の底部より洗浄
水排出管10を通して便器１へ導かれ、便器の洗浄用に使
用される。なお、空気吸引管３は、洗浄水排出管10の一
部又は全部で代用することも可能である。また、用便中
のみポンプ７を作動して悪臭成分含有ガスの吸引を行
い、洗浄水排出中又は洗浄水給水中にはポンプ作動を中
止させることも可能であり、そのために必要な制御装置
例えばセンサースイツチ類（図示省略）を設置すること
もできる。
と便座11と用便中の人体により形成された一見閉鎖され
た空間（なお、この閉鎖空間を便器内と略称することが
ある。）に充満することになるが、この悪臭成分含有ガ
スは、本発明の脱臭装置の作動と共に、空気吸引管３を
通過して空気吸引エジエクター５内に吸引される。吸引
された悪臭成分含有ガスは、空気吸引エジエクター５内
に導かれている便器洗浄水中に細かい気泡として分散
し、洗浄水と接触しながら、空気吸引エジエクター５の
下部に付属する吐出口９より排出される。この悪臭成分
含有ガスと便器洗浄水の接触過程で、悪臭成分が効率よ
く洗浄水中に吸収除去される。悪臭成分を吸収した便器
洗浄水６は、用便後に便器洗浄水貯槽４の底部より洗浄
水排出管10を通して便器１へ導かれ、便器の洗浄用に使
用される。なお、空気吸引管３は、洗浄水排出管10の一
部又は全部で代用することも可能である。また、用便中
のみポンプ７を作動して悪臭成分含有ガスの吸引を行
い、洗浄水排出中又は洗浄水給水中にはポンプ作動を中
止させることも可能であり、そのために必要な制御装置
例えばセンサースイツチ類（図示省略）を設置すること
もできる。
さらに、便器洗浄水貯槽には、通常洗浄水の自動給水
装置や排出弁が設置されているが、これらは本発明の脱
臭装置とは無関係のため、図示を省略している。
装置や排出弁が設置されているが、これらは本発明の脱
臭装置とは無関係のため、図示を省略している。
本実施例では、空気吸引エジエクター５へ洗浄水を送
りこむためにポンプ７を使用しているが、ポンプ７の代
用として洗浄水給水時の水圧を利用することもできる。
りこむためにポンプ７を使用しているが、ポンプ７の代
用として洗浄水給水時の水圧を利用することもできる。
（作用） 本発明の水洗トイレの脱臭装置を作動させると、空気
吸引エジエクター５の内部へ空気吸引管３を通じて悪臭
成分含有ガスが吸引される結果、便器内の閉鎖空間が負
圧状態に保持される。したがつて、用便中に便器内に発
生する悪臭がトイレ室内に放散されることがない。
吸引エジエクター５の内部へ空気吸引管３を通じて悪臭
成分含有ガスが吸引される結果、便器内の閉鎖空間が負
圧状態に保持される。したがつて、用便中に便器内に発
生する悪臭がトイレ室内に放散されることがない。
また、吸引された悪臭成分含有ガスは、エジエクター
５内で便器洗浄水中に細かい気泡となつて洗浄水と接触
する結果、効果的に悪臭成分が吸収除去される。しかも
吸収除去された悪臭成分は、洗浄水と共に下水道に排出
されるので、トイレのまわりの環境を汚染する心配も全
くない。
５内で便器洗浄水中に細かい気泡となつて洗浄水と接触
する結果、効果的に悪臭成分が吸収除去される。しかも
吸収除去された悪臭成分は、洗浄水と共に下水道に排出
されるので、トイレのまわりの環境を汚染する心配も全
くない。
（発明の効果） 本発明の水洗トイレの脱臭装置は、前記したような空
気吸引管と空気吸引管に接続し且つ便器洗浄水貯槽内に
設置される空気吸引エジエクターとからなるため、水洗
トイレの大巾な設計変更や改造を必要とせず、経済的で
簡便な方法で十分なトイレ悪臭の脱臭効果を与えるもの
である。
気吸引管と空気吸引管に接続し且つ便器洗浄水貯槽内に
設置される空気吸引エジエクターとからなるため、水洗
トイレの大巾な設計変更や改造を必要とせず、経済的で
簡便な方法で十分なトイレ悪臭の脱臭効果を与えるもの
である。
しかも、本発明の脱臭装置は、便器内から発生する悪
臭成分を直接吸引して便器洗浄水中に吸収捕捉する結
果、トイレ室内はもとよりトイレのまわりの環境を悪臭
で汚染することが全くないものである。
臭成分を直接吸引して便器洗浄水中に吸収捕捉する結
果、トイレ室内はもとよりトイレのまわりの環境を悪臭
で汚染することが全くないものである。
第１図は本発明の水洗トイレの脱臭装置の一実施例を示
す断面図である。 1.……便器、2.……空気吸引管の開口部 3.……空気吸引管、4.……便器洗浄水貯槽 5.……空気吸引エジエクター、6.……便器洗浄水 7.……ポンプ、8.……洗浄水吸込管 9.……吐出口、10.……洗浄水排出管 11.……便座
す断面図である。 1.……便器、2.……空気吸引管の開口部 3.……空気吸引管、4.……便器洗浄水貯槽 5.……空気吸引エジエクター、6.……便器洗浄水 7.……ポンプ、8.……洗浄水吸込管 9.……吐出口、10.……洗浄水排出管 11.……便座
Claims (1)
- 【請求項１】便器内に開口部を有する空気吸引管と該空
気吸引管に接続し且つ便器洗浄水貯槽内に設置される空
気吸引エジエクターとからなり、空気吸引エジエクター
内を流動する便器洗浄水の作用で発生する空気吸引力に
より、便器内に発生する悪臭成分含有ガスを空気吸引管
を介して空気吸引エジエクター内に吸引し、悪臭成分含
有ガスを便器洗浄水中に細かい気泡として接触させると
共に、便器内を負圧状態に保持することを特徴とする水
洗トイレの脱臭装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62217911A JP2567868B2 (ja) | 1987-09-02 | 1987-09-02 | 水洗トイレの脱臭装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62217911A JP2567868B2 (ja) | 1987-09-02 | 1987-09-02 | 水洗トイレの脱臭装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6462531A JPS6462531A (en) | 1989-03-09 |
| JP2567868B2 true JP2567868B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=16711676
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62217911A Expired - Lifetime JP2567868B2 (ja) | 1987-09-02 | 1987-09-02 | 水洗トイレの脱臭装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2567868B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| HU226026B1 (hu) * | 2003-05-28 | 2008-03-28 | Gyoergy Kovacs | Folyadéktartályos szeleppel ellátott szagelszívó |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0439897Y2 (ja) * | 1986-05-09 | 1992-09-18 |
-
1987
- 1987-09-02 JP JP62217911A patent/JP2567868B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6462531A (en) | 1989-03-09 |
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