JP2566772B2 - ▲ろ▼過エレメント - Google Patents

▲ろ▼過エレメント

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JP2566772B2
JP2566772B2 JP62078298A JP7829887A JP2566772B2 JP 2566772 B2 JP2566772 B2 JP 2566772B2 JP 62078298 A JP62078298 A JP 62078298A JP 7829887 A JP7829887 A JP 7829887A JP 2566772 B2 JP2566772 B2 JP 2566772B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は内燃機関用エアクリーナなどの過エレメ
ントに関する。
(従来の技術) 内燃機関用エアクリーナなどに装着される過エレメ
ントは過体を支持体に保持させ必要個所にパッキンを
装着したものである。そのパッキン材は往々過体と支
持体を固着する固着材を兼用させられる。
最近エアクリーナの形状小型化等の要請から、エアク
リーナのケーシング内に自在な空気通路が形成できるよ
うに截頭円錐形をなしその側面とともに上・下端面すな
わち内・外周側の端面も空気の流通をさせる過体が提
案されている。例えば本出願人が出願した特願昭60−21
8836号がそれである。このような過体はひだ折りした
円錐面をなす側面とともに上下の端面に空気を流通させ
るものであるから、従来の端板でその端面を閉塞して支
持することができず円錐形の傾斜面を有する支持体で空
気の流通可能なように過体を固定しなければならな
い。過体外周側端面下部はシール用パッキンが装着さ
れるがこれが同時に過体を支持体に固着する部材とな
っている。また過体の内周側端面上部にはシール用パ
ッキンが装着される。これらのパッキンは通常発泡性ウ
レタンなどを当該個所に装置した成形用金型に注入し発
泡固化させることにより形成される。
(発明が解決しようとする問題点) 前記のように過エレメントを製造するにあたり、円
錐面をなす支持体上面に前記過体を載置すると過体
の放射状のひだピッチ間隔が伸びて支持体の傾斜面をず
り落ちてしまうから固着材すなわちパッキンで固着する
まで仮固定用の治具を用いねばならない。治具はパッキ
ン成形用の金型や成型作業を支障せず着脱自在なもので
なければならないから複雑なものとなりやすく、製造作
業も手間がかかる。また固着後も過体の支持体への固
定はパッキンのみに依存するので、過体に圧力がかか
ると支持体から剥がれて洩れを生ずることがある。また
このパッキンは過エレメントの外周側端面下部におい
て塵埃側と清浄側を区画するシール部材を兼ねて一体的
に成形されるものであるが、支持体の上下面にわたるの
で成形不完全となりシール洩れやパッキン剥離をおこし
やすい。
さらに過体の内周側端面上部において塵埃側と清浄
側を区画するパッキンを必要とするが、支持体の円錐面
と前記パッキンとは過体内周側の端面巾とその傾斜分
だけ離れており、この部分は過エレメントの内側清浄
側通路となる部分であるから上記パッキンを延長して支
持体の円錐面に固着して安定させようとすれば前記の清
浄側通路を塞ぐこととなるので、上記パッキンは過体
上端にのみに支えられたきわめて不安定な脱落しやすい
ものとなる。
(問題を解決するための手段) この発明は上記の問題を解決し過体やパッキンの保
持固定を完全にするよう支持体を改良した過エレメン
トを提供するものであり、下記の構成でなるものであ
る。
すなわち、放射状にひだ折りされ、ひだ折り巾だけの
厚みを有して截頭円錐状をなし、大径の外周側端面とそ
の上方内側に小径の内周側端面とを有する過体および
過体の下面に当接する支持体を備えた過エレメント
であって、支持体は、過体下面の截頭円錐面に沿って
下方へ傾斜する放射状の複数の支柱と、各支柱の下端を
連結し上面に複数の円弧状凸起を有する下部支持輪と、
各支柱の上端を連結する上部支持輪と、上部支持輪か
ら、過体の内周側端面に近接して立上がり上端を屈曲
させた複数の起立柱とを有し、過体の外周側端面下部
は下部支持輪の凸起基部に当接し、さらに過体内周側
端面上部と起立柱上部とにまたがる環状の上部パッキ
ン、および過体外周側端面下部と下部支持輪の上下面
とにまたがる環状の下部パッキンが装着されてなる過
エレメントである。
(作用) この発明の過エレメントはエアクリーナのケーシン
グ底面に設けられた空気出口を笠形に被うように取付け
られ下部パッキンをケーシング底面に当接させて装着さ
れる。そして上部パッキンの内側の塞ぐ上蓋を設けた
過エレメントにあっては上記の装着状態で、また前記上
蓋を設けないものはさらに上部パッキンをケーシング天
井部に当接させて使用される。
過エレメントの過体外側面および外周側端面から
入った空気は過体で過され内側面および内周側端面
で過体を離れ支持体の傾斜した支柱の間または起立柱
の間を通って過エレメント内側へ入りケーシングの空
気出口から吐出される。
上記の過エレメントにおいて過体は支柱で形成さ
れる円錐面に載置されているがその外周側端面下部は支
持輪から突出して円弧状に複数個設けられた凸起で係止
され支えられているからパッキンの固着力が充分に強く
なっても材が吸入空気圧や振動によってひだ折りピッ
チの間隙が伸びて拡大されずり落ちることがない。また
製造時においても面倒な仮固定治具が不要で作業が簡便
である。前記凸起は複数個で円周上に断続しているか
ら、過体下端を均等に支持することができる。そして
下部パッキンは下部支持輪の上下面にまたがり一体的に
形成されているので、剥離することなく下部支持輪と
過体間および下部支持輪とケーシング間のシール性良好
なパッキンが得られる。
また上部パッキンは過体内周側端面上部に装着され
るが、支持体の上部支持輪から上方へ起立して起立柱が
設けられその上端は屈曲しているから上部パッキンはこ
の屈曲部分にまたがって成形せられることにより支持体
への固着が完全となり安定した形状となって脱落やシー
ル不良などを起こすことがない。
(実施例) この発明の実施例を第1図の断面図で示す。過エレ
メント14は過16支持体110下部パッキン64および上部
パッキン66で成る。
過体16は放射状にひだを設けた紙で截頭円錐形を
なし内周端面26bは谷部が閉塞され山部の内面が内方へ
向け開放されており外周端面26aは逆に山部の内面が閉
塞されて谷部が外方へ向け開放されている。含塵空気は
ひだの側面16aおよび外周側端面26aの谷部から入り側面
16aおよび内周側端面26bの山部内面へ出るものである。
支持体110は第2図第3図に示すように内方から外方
へ下向き傾斜して設けられた複数の支柱114と円形の支
柱112を組み合わせてその上面が截頭円錐面をなし、そ
の傾斜は過体16の下面の傾斜と合致している。この支
柱112、114上に上記過体16が載置せられるが、支柱11
4は過体のひだを閉塞せず、かつ多くのひだを支承す
るように放射線に対し斜行している。支柱114、112は角
形断面でもよいが、空気の流通抵抗を減ずるため円形断
面としてもよい。支柱114の下端を連結して下部支持輪1
16が設けられその上面に複数の凸起118a、118bが設けら
れる。凸起118bは支柱114と下部支持輪116の交叉部分
に、凸起118aはその他の部分に設られたものである。
過体16の外周側端面26aの下部は凸起118a、118bに当接
し係止される。
下部パッキン64はウレタン発泡体で成形され前記凸起
118a、118bに係止された過体外周側端面26aの下部と
下部支持輪116の上下面にまたがって装着されている。
これを成形するには所要の金型を所定の位置に装着し高
粘度のウレタン流動体を注入し発泡固化させるものであ
るが流動性が悪いので前記凸起118a、118bは下部支持輪
116に沿って断続的に設け凸起のない部分によって前記
ウレタン流動体が上面から下面に十分廻りこむようにし
てある。また下部支持輪116には長孔120a、丸孔112bが
設けられウレタン流動体が上下面一体に成形される。こ
れにより成形が容易になるとともに成形固化した下部パ
ッキン64は下部支持輪116の上下面にわたり一体化され
たものとなり支持体との密着がよくなり剥離やシール不
良が生じない。
支持体110の上部支持輪120は支柱114の上端を連結
し、下部支持輪116と協働して円錐面の形状維持に寄与
する。上記支持輪120から上方へ複数の起立柱122が立設
せられその高さはほぼ過体16の内周側端面26bの上方
端に達する程度であり、上端は外方へ屈曲した屈曲部12
2aとなっている。
上部パッキン66は過体の内周側端面26bの上部の環
状にシールして過体の塵埃側と清浄側を区画するもの
であるが下部パッキン64と同様に金型を当該個所に装置
しウレタン流動体を注入して発泡固化させて形成され
る。これを過体の内周側端面上部のみで支持するので
はきわめて不安定で脱落しやすいが、この発明は起立柱
122にまたがらせて一体的に固着成形し起立柱122の上端
には屈曲部122aがあって上部パッキン66はこれを把持し
ているので固着が完全となり脱落やシール洩れが発生し
ない。
第2図、第3図に示す支持体110の上蓋部124は起立柱
122上端を連結し、それらに囲まれた円形空間を塞ぐも
のであって、上蓋部124を設ければ上部パッキン66はケ
ーシング天井部に当接させてケーシング内を区画する必
要がなく、ケーシングの空気出口を笠形に被うようにし
て過エレメント14をケーシングに固定すればよい。図
中124aはその固定用のボルト孔である。
第4図、第5図にこの過エレメントがエアクリーナ
に装着された例を示す。エアクリーナ10のケーシング12
は偏平なほぼ四角形の箱状である。ケーシング12は底面
に空気出口68′aを有するボディ68′と吸入管カバー7
8′aを有するカバー78′の周縁を組み合わせて形成さ
れる。ケーシング12の側壁に設けられた吸入管取付孔12
8の周縁には上部片80′aと下部片80′bとからなる吸
入管80′の基部が嵌入固着される。上部片80′aにはバ
キュームモータ130が、下部片80′bには暖気取入支管1
34が一体的に成形せられている。バキュームモータ130
には板状のバルブ132が連結される。吸入管80′の上部
は吸入管カバー78′aに被われ、これに吊持されて固定
されている。
過エレメント14は空気出口68′aを被うように下部
パッキン64をボディ底面に当接させて装着されセンタボ
ルト138によりリテーナ136に締付けられている。上記の
ような形状の扁平なエアクリーナにおいてもこの考案の
過エレメントは無理なく空気通路が設定されさらに支
持体が過体およびパッキンを確実に保持することによ
りシール性が損なわれることがない。
(効果) この発明の過エレメントは傾斜した支柱の下端の支
持輪上面の凸起で過体を支持したので過体の位置が
安定し製造時において治具を要せず工程が簡単になるば
かりでなく使用時も凸起に支えられて下部パッキンと
過体の間に無理な力がかかることがない。また前起凸起
は円周上に断続的に設けたので下部パッキンを成形する
とき下部支持輪の上下面にパッキン材料がまわりやすく
一体的なものとなって下部支持輪を包むので強固に固着
された剥離などがおこらない。上部パッキンは起立柱を
設けその上端と過体内周側端面上部とにまたがらせて
保持しかつ起立柱屈曲部で把持したので上部パッキンが
過体と支持体の間に安定して固着される。
上記のようにこの過エレメントは過体と支持体と
上部、下部パッキンとの交互間が緊密に保持されており
変形や剥離などによるシール洩れをおこさず製造も簡単
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の過エレメントの断面図、第2図は
その平面図、第3図は支持体の断面図である。第4図は
この発明の過エレメントを装着したエアクリーナの平
面図、第5図はその断面図である。 14……過エレメント、16……過体 64……下部パッキン、66……上部パッキン 110……支持体、112、114……支柱 118a、118b……凸起、122……起立柱

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射状にひだ折りされ、ひだ折り巾だけの
    厚みを有して截頭円錐状をなし、大径の外周側端面とそ
    の内方上部に小径の内周側端面とを有する過体および
    過体の下面に当接する支持体を備えた過エレメント
    であって、支持体は、過体下面の截頭円錐面に沿って
    下方へ傾斜する放射状の複数の支柱と、各支柱の下端を
    連結し上面に複数の円弧状凸起を有する下部支持輪と、
    各支柱の上端を連結する上部支持輪と、上部支持輪か
    ら、過体の内周側端面に近接して立上がり上端を屈曲
    せせた複数の起立柱とを有し、過体の外周側端面下部
    は下部支持輪の凸起基部に当接し、さらに過体内周側
    端面上部と起立柱上部とにまたがる環状の上部パッキ
    ン、および過体外周側端面下部と下部支持輪の上下面
    とにまたがる環状の下部パッキンが装着されてなる過
    エレメント。
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JP2819449B2 (ja) * 1994-10-24 1998-10-30 有限会社ゴーイング東京 エアクリーナユニットのフィルタエレメント
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