JP2566498Y2 - 建築用下地板 - Google Patents

建築用下地板

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JP2566498Y2
JP2566498Y2 JP1991114076U JP11407691U JP2566498Y2 JP 2566498 Y2 JP2566498 Y2 JP 2566498Y2 JP 1991114076 U JP1991114076 U JP 1991114076U JP 11407691 U JP11407691 U JP 11407691U JP 2566498 Y2 JP2566498 Y2 JP 2566498Y2
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進 森山
伸行 斉藤
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株式会社ノダ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】建築物のモルタル塗装壁やタイル
壁等を施工するにあたりその上に直かに吹き付け塗材を
塗着することのできる建築用下地板に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】出願人は先に実願平3−
95948号(実開平5−24768号)として基板表
面に防水被膜層を形成し、該防水被膜層上に、無機質系
結合材および/または有機質系結合材、骨材からなり、
小空隙を包含する下地層を形成した建築用下地板につい
て出願した。
【0003】ところが、この先願考案においては下地層
の下方、防水被膜層との接触面付近は、小空隙や骨材が
表われており、かなりの粗面状態となっている。
【0004】このため、該下地層は、基板表面に形成さ
れた平滑な防水被膜層の表面上においては、下地層と該
防水被膜層との密着を図る上で小空隙を内包していなか
った従来の下地層に比べ幾分接着強度が下がるきらいが
見受けられる傾向にあった。
【0005】
【課題】建築用下地板と化粧モルタルの接着強度を向上
すること。
【0006】
【技術的手段】基板1表面に防水被膜層2を形成し、該
防水被膜層2上に無機質結合材その他結合助剤、骨材よ
りなる接着材層が、その表面を凹凸形状として設けられ
ており、該接着材層の上面に無機質系結合材および/ま
たは有機質系結合材並びに骨材6と小空隙5を内包する
下地表層4を形成する。
【0007】
【作用】下地表層4が結合材ならびに骨材6と小空隙5
を内包するので、塗着される化粧モルタルの含有する水
分に充分な吸水許容量を有する。したがって、下地表層
4は化粧モルタルとの接着性が大きい。
【0008】
【実施例】以下図面に従って説明する。
【0009】図1は本考案による建築用下地板の断面図
である。基板1の表面とは防水被膜層2が形成される。
【0010】基板1としては、合板、繊維板、木削片
板、セメント板、石膏板、木毛セメント板、木片セメン
ト板、ケイ酸カルシウム板、パルプセメント板等の無機
質板あるいは有機質板または無機質有機質の混合板ある
いは複合板からなる板状体が用いられる。
【0011】つぎに基板1の表面に合成樹脂あるいはラ
テックスまたは瀝青質物質あるいはそれらのエマルジョ
ンをロールコーター、フローコーターなどの塗装装置に
て均一に塗布乾燥して防水被膜層2を形成する。
【0012】防水被膜層2の合成樹脂としては酢酸ビニ
ル樹脂、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂
などが、ラテックスとしてはアクリルニトリルブタジエ
ンゴム(NBR)、ブタジエンアクリルゴム(MB
R)、スチレンブタジエンゴム(SBR)などが、瀝青
質物質としてはタール、アスファルトなどが用いられ
る。
【0013】防水被膜層2には必要に応じ、クレー、タ
ルク、炭酸カルシウムなどの増量材または分散剤などの
助剤を添加混合してもよい。
【0014】防水被膜層2は基板表面がポーラスな板状
体の場合、その表面を平滑面として表面からの水分の透
過を防止(防水性能の向上)し、透過水分による吸湿膨
張に伴なう基板自体の反り、腐朽を防止する機能を果た
す。
【0015】また、防水被膜層2は基板1の材質によっ
ては水あるいはアルカリ可溶成分(あく)の溶出を防止
し、その上に塗布される混合物層3、軽量セメント層4
のあくによる硬化遅延また阻害の発生をなくする役目も
する。
【0016】さらに防水被膜層2によって表面を平滑と
することで、表面がポーラスな場合、その表面凹部での
空隙(空気溜り)をなくし気泡の発生が防止され、その
上に塗布される接着材層と基板1との接着面積を実質的
に増大する効果が生ずる。
【0017】次に該防水被膜層2上に無機質系結合材そ
の他結合助剤、骨材よりなる接着材層3が、その表面を
凹凸形状として設けられている。
【0018】無機質結合材とは普通セメント、早強セメ
ント、超早強セメント、中庸熱セメント、アルミナセメ
ント、高炉セメント、フライアッシュセメント、シリカ
セメント、急硬セメントなど各種のものが用いられる。
【0019】結合助剤とは、例えば合成樹脂としては酢
酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、エポキ
シ樹脂などがラテックスとしては、アクリルニトリルブ
タジエンゴム(NBR)、ブタジエンアクリルゴム(M
BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)などが、瀝
青質物質としてはタール、アスファルトなどが用いられ
る。
【0020】更に必要に応じ適宜任意骨材を混合するこ
ともできる。任意骨材6としては、炭酸カルシウム、タ
ルク、クレー、フライアッシュ、焼却灰、スラグ、蛭
石、パーライト、膨張 岩、膨張粘土、シラスバルーン
またはポリエチレン、ポリスチレンなどの合成樹脂ビー
ズ、合成樹脂発泡粒、合成樹脂発泡体の粉砕粒、木粉、
木繊維等、有機系、無機系、発泡性、非発泡性の別を問
わず用いることができ、これら各々を単独であるいは適
宜混合して用いることができる。
【0021】このようにして組成される接着材層3は、
その表面にエンボスロール等を用いて凹凸形状が施され
た形で基板1表面に設けられた防水被膜2上に形成され
る。
【0022】上記例示した如く接着材層3にも防水被膜
層2に用いたものと同様のものを用いれば、接着材層3
と防水被膜層2を構成する合成樹脂、ラテックス、瀝青
質物質などとの分子間引力作用によって密着が強固にな
される。
【0023】また、このとき接着材層3は、小空隙5を
含んでいないため、防水被膜層2によって形成された平
滑面上に密着することができることにより、その接着力
はいっそう高められている。
【0024】次に、該接着材層3上に無機質系結合剤お
よび/または有機質系結合剤並びに骨材よりなり小空隙
を包含する下地表層4が形成される。
【0025】無機質結合材とは普通セメント、早強セメ
ント、超早強セメント、中庸熱セメント、アルミナセメ
ント、高炉セメント、フライアッシュセメント、シリカ
セメント、急硬セメントなど各種のものが用いられる。
【0026】有機質系結合材とは例えば合成樹脂として
は酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、エ
ポキシ樹脂などがラテックスとしては、アクリルニトリ
ルブタジエンゴム(NBR)、ブタジエンアクリルゴム
(MBR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)など
が、瀝青質物質としてはタール、アスファルトなどが用
いられる。
【0027】このように下地表層4にも接着材層2に用
いたものと同様のものを用いることにすれば、下地表層
4の有機質系結合材と接着材層3を構成する合成樹脂、
ラテックス、瀝青質物質などとの分子間引力作用によっ
て密着が強固になされる。
【0028】小空隙5は、起泡剤、AE剤、発泡剤等を
用いて下地表層4中に形成されるものである。起泡剤と
しては、テルペンアルコール系、クレゾール酸、炭素数
5〜8の脂肪属アルコール等が例示できる。
【0029】AE剤としては樹脂酸塩系、アルキルスル
フォン酸トリエタノールアミン系、アルキルベンゼンス
ルフォン酸塩系、リグニンスルフォン酸塩系などのアニ
オン活面活性剤の他カチオン界面活性剤、ノニオン界面
活性剤が用いられる。
【0030】発泡剤としてはアルミニウムや亜鉛などの
金属粉末およびカーバイト粉末などを揚げることができ
る。こうして、独立ないしはそれらが連なって連続気泡
が形成されるのである。
【0031】骨材6としては、炭酸カルシウム、タル
ク、クレー、フライアッシュ、焼却灰、スラグ、蛭石、
パーライト、膨張 岩、膨張粘土、シラスバルーンまた
はポリエチレン、ポリスチレンなどの合成樹脂ビーズ、
合成樹脂発泡粒、合成樹脂発泡体の粉砕粒、木粉、木繊
維等、有機系、無機系、発泡性、非発泡性の別を問わず
用いることができ、これら各々を単独であるいは適宜混
合して用いることができる。
【0032】こうして得られた下地表層4には小空隙5
と骨材6が混在する。骨材の混入、特に発泡性の骨材の
混入は下地表層4形成の混練時においてそれ自身空気の
連行作用を示し、各種起泡剤、AE剤、発泡剤の作用を
助長し、より多数の小空隙の発生を誘発する。
【0033】また、各種起泡剤、AE剤、発泡剤作用に
より小空隙が形成される際には多くの水分を必要とする
が、その充分な気泡を得るために多量の水分を加えると
該スラリーは流動性が過剰となり賦形性、作業性が低下
してしまうといった結果を招いてしまう。
【0034】ところがここで骨材、特に吸水性のある骨
材が混入されることにより余剰水分は吸水される。つま
り多量の小空隙5を有し、適度なワーカビリティーを有
するスラリーによって下地表層4は形成されることが可
能となる。
【0035】こうして接着材層3の表面に軽量の下地表
層4が形成されることにより、下地層全体を軽量かつ厚
くすることができる。このときなかでも、下地層の厚さ
は7mm〜15mmの範囲で使用されると、仕上げモル
タルの塗り厚を薄いものとすることができ、一回のモル
タル塗りという、現場でのこれまでにない省力化が図れ
ると同時に充分に延焼防止構造、若しくは防火構造を得
ることができるといった点において好ましい。
【0036】下地層の厚さが7mm未満であると、現場
での仕上げモルタルの塗布量が大きくなる。また15m
mより厚くなると、仕上げモルタルは薄塗りでよいが、
重量面において一人作業が困難になってくるといった省
力化の点においては竺か欠けるものとなる。
【0037】しかしながら、仕上げモルタルに対する保
持力自体は劣化するものではなく、下地材としての機能
上には何等問題を来さない。
【0038】また、こうして形成されている下地表層4
の中では小空隙5は骨材6の周囲を取り囲むように付着
する形で存在する。
【0039】すなわち、骨材6はその周囲に種々の小空
隙5によるエアークッション7を具えて存在することに
なり、骨材として非発泡骨材を用いた場合でも層中にお
いては発泡性の骨材と同様に弾力性を付与することがで
きるばかりか、同時に発泡性の骨材を単独で用いた時よ
りも大きな機械強度を得ることができる。
【0040】また、表面凹凸を形成するに際しても用い
る骨材は圧縮工程において、各骨材の具えるエアークッ
ション7内へ圧入されるため、骨材の復元性如何に関わ
らず厚み寸法の精度を保った鮮明な凹凸模様を付けるこ
とができる。
【0041】骨材が熱、紫外線等の因子によりその形状
に膨張変形を来たした場合においても、この骨材周囲の
エアークッション7が骨材の変形分の付となりその変形
量を吸収するため下地板の全体寸法精度を損うことはな
い。このように骨材と同層に空隙がしかもその空隙が骨
材を取り囲むエアークッション7として存在しているの
で使用骨材を限定しない極めて広汎な種類の骨材の使用
が弊害なく可能となる。
【0042】こうして得られた種々優れた性状を有する
下地表層4はその接着材層3との接触面において小空隙
が断面的に現れて該面は粗面化している。
【0043】ここで従来では、これが基板表面に形成さ
れた表面平滑な防水層上に塗り重ねられていたために、
その接着面積を減少させることになり密着の点で竺かの
遜色を見たが、本考案の構成ではこの粗面化を呈する接
触面を有する下地表層4は、表面に凹凸形状をまた更に
その表面にもセメント、骨材等により多数の凹凸を有す
る接着材層3によって基板1表面防水被膜層2上に塗着
される。
【0044】すると、下地表層4の接着材層3との接触
面に小空隙の断面が現れており粗面化しているとして
も、接着材層3の有する前記した多数の表面凸部が該下
地表層の接着材層3との接触面にある小空隙断面の凹部
中に突き刺さる形となり、非常に大きな接触面積を持つ
ことになる。
【0045】しかも、該接着材層3と下地表層4とは双
方同様の結合材を用い形成される場合は一層よくなる。
【0046】以上2つの点からして、下地表層4は接着
材層に強固に密着することができる。
【0047】更に、該接着材層3は前述したとおり、基
板1表面に形成された防水被膜層2に対しても優れた密
着力を示している。
【0048】したがって以上のことより、下地表層4は
接着材層3によって、確実に基板1との一体化が図れ、
板材の強度、下地表層の剥離強度を向上させることがで
き、表面に塗着される化粧モルタルのクラックの防止を
より確かなものにすることができる。
【0049】得られた建築用下地板の下地表層は形成後
直ちに強制乾燥され、該下地層中に含まれる水分が急速
に飛散除去される。
【0050】この時下地表層4中のセメントの硬化反応
は一旦中断され、完全に完了していない状態となってい
る。この状態において下地表層4上には非透水性被膜8
が剥離可能に積層される。
【0051】以上のように、下地表層4は周囲雰囲気の
湿度や雨水等の水分から保護され、硬化反応の中断状態
を保つことができる。
【0052】この非透水性被膜8を剥離可能に形成する
手段としては下地表層表面に再剥離型感圧接着剤を介し
て非透水性フィルムを貼着し非透水性被膜としても、ま
た下地表層表面層表面に非透水性はぎとり塗料を塗布乾
燥させることで非透水性被膜としてもよい。
【0053】前者において再剥離型感圧接着剤とは溶
剤、熱などのたすけを必要とせず、指圧程度のごく低い
圧力でも他表面に接着され、また、これをはぎとる場合
には、被着面に痕跡を残さず容易にはぎとることができ
る接着剤を指し、具体的にはゴム系感圧接着剤、アクリ
ル系感圧接着剤、シリコーン系感圧接着剤、ポリビニー
ルエーテル系感圧接着剤等を例示することができる。
【0054】この時用いられる非透水性フィルムとして
は、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、
ポリ塩化ビニルフィルムなどが揚げられる。
【0055】この再剥離型感圧接着剤を介し下地表層表
面に貼着された非透水性フィルムは、該建築用下地板が
建築現場に運ばれ、建築躯体に釘打施工された後モルタ
ル塗着の行なわれる直前において下地表層表面から接着
剤ともども剥離されることが好ましい。
【0056】後者において、はぎとり塗料とは塗装後適
切な方法で乾燥させ、所期の目的を果たしたのち、容易
に連続被膜状にはぎとることができるものをさし、加熱
溶融型のもの、塩化ビニルー酢酸ビニル共重合体などの
溶液型のもの、ゾル型のもの、ビニルブチラール樹脂、
酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂な
どのエマルジョンを用いた水分散型のもの等種々のもの
を用いることができる。
【0057】下地表層4表面に塗装されたこれらはぎと
り塗料は、適宜手段によって乾燥され下地表層4表面に
非透水性被膜を形成することになる。
【0058】そしてこの非透水性被膜層2は該建築用下
地板が建築現場に運ばれ、建築躯体に釘打施工され、モ
ルタル塗着が行なわれる直前までこの下地表層4表面に
貼着しておき、モルタル塗着の直前において下地表層4
表面より剥離されることが好ましい。
【0059】そしてこのように硬化を完了していない下
地層を形成した建築用下地板は各建築現場に運ばれ該非
透水性被膜が剥離され、多量の水分を含有するモルタル
が塗布されることになる。
【0060】するとモルタルに含まれている水分は硬化
の中断している下地層に供給され硬化反応が再び開始さ
れることになる。
【0061】このためセメント混合物からなる下地表層
4とモルタルのセメントは互いに接触した状態で各々が
重合と水和生成物を形成しよりよい接着が得られる。
【0062】また同時に、この非透水性被膜は建築下地
用板下地表層中に有機質系発泡体が混合されたときにお
こる。
【0063】a)外部からの水分や熱等による安定性の
崩壊、 b)紫外線による劣化による耐久性の喪失、
といった問題点を生じさせる外的要因から有機質系発泡
体を保護することができる。
【0064】さらに、この非透水性被膜は、建築用下地
板の下地表層表面に形成されることで該下地層表面をそ
の養生時、運搬時、施工時のあらゆる時における外的物
理的要因による破損、欠損より保護する効果も有する。
【0065】このため建築用下地板の下地表層表面は所
期のモルタルの安定する塗着面を保つことができる。
【0066】また該建築用下地板は下地表層表面に形成
された非透水性被膜上より釘打施工された場合には、釘
打込部分における釘と下地層との接触部分に生じる隙間
を完全にシールすることができ、従来のような釘打部分
からの水分の浸透を防ぎ釘の腐食を防止するとともに建
築躯体の耐朽性を高めることもできる。
【0067】
【作用効果】小空隙と骨材を有する下地表層を物理的な
表面形状、並びに化学的組成内容を共通とした接着材層
をもってやはり該接着材層3が良好な接触界面を有し組
成内容も共通する防水被膜層2上に接着されるため下地
表層は小空隙5の断面や骨材6をその下層との接触面に
顕してなる粗面を有していても、基板1に対し確実に密
着固定されることになり、板材の強度、下地表層の剥離
強度を向上させることができ、表面に塗着される化粧モ
ルタルのクラックの防止をより確かなものとすることが
できる。
【0068】下地表層4は多量の小空隙5を内在させる
ため、下地板の軽量化が図れることは勿論、その表面に
塗着されるモルタルの含有する水分に対しても十分な吸
水許容量を有することが可能となったため、表面のモル
タルの塗着を強固にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 非透水性被膜8を剥離したときの本考案下地
板の断面図、
【図2】 非透水性被膜8を剥離しているときの本考案
下地板の断面図、
【図3】 骨材6に小空隙5が付着した状態を示す作用
説明図、
【図4】(a)骨材6に小空隙5が付着した当初の状態
を示す作用説明図、 (b)小空隙5の変形後の作用説明図、

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板1表面に防水被膜層2を形成し、該
    防水被膜層2上に無機質結合材その他結合助剤、骨材6
    よりなる接着材層3が、その表面を凹凸形状として設け
    られており、該接着材層3の上面に無機質系結合材およ
    び/または有機質系結合材並びに骨材6と小空隙5を内
    包する下地表層が形成されていることを特徴とする建築
    用下地板。
  2. 【請求項2】 下地表層の表面に容易に剥離可能に非透
    水被膜が形成された請求項1記載の建築用下地板。
JP1991114076U 1991-12-16 1991-12-16 建築用下地板 Expired - Lifetime JP2566498Y2 (ja)

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