JP2566347B2 - ガス化炉のスラグ排出状況監視装置 - Google Patents

ガス化炉のスラグ排出状況監視装置

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JP2566347B2
JP2566347B2 JP3251493A JP25149391A JP2566347B2 JP 2566347 B2 JP2566347 B2 JP 2566347B2 JP 3251493 A JP3251493 A JP 3251493A JP 25149391 A JP25149391 A JP 25149391A JP 2566347 B2 JP2566347 B2 JP 2566347B2
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JP
Japan
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slag
gasification furnace
hydrophone
monitoring device
hole
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佐藤  進
由則 小林
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、事業用、産業用の石炭
ガス化設備に適用されるガス化炉のスラグ排出状況監視
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置例を図3に示す。図3におい
て、火炉壁管4で周壁を構成する燃焼炉1にはバーナ6
が設置されており、微粉炭及びチャーが投入される。こ
れら燃料中の灰分が溶融スラグとして燃焼炉1の底部に
溜り、スラグホール2より下部のスラグホッパ3へ流れ
落ちる。スラグホッパ3内には冷却水が漲られており、
流れ落ちた溶融スラグは冷却・固化して下部より系外へ
排出するシステム構成であった。
【0003】このようなガス化設備においては、溶融ス
ラグを確実にスラグホールから排出することが重要であ
るが、これを監視するために、従来はスラグホール2下
部に設置したスラグホール監視テレビカメラ7により、
目視による状況監視を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置において
は、以下に述べる課題があった。 (1)スラグホール下方はダーティな雰囲気であること
から、テレビカメラの視界が悪く、スラグ排出状況の十
分な把握ができない。 (2)テレビカメラではシール用あるいは冷却用に冷空
気を投入する必要があるが、このようなスラグホール下
方へ投入された冷空気によりスラグホールが冷却され、
これが溶融スラグを冷却・固化させて、スラグの排出を
阻害することになる。
【0005】本発明は上記の課題を解決しようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のガス化炉のスラ
グ排出状況監視装置は、底部に溶融スラグを排出するス
ラグホールが設けられた燃焼炉、および同燃焼炉の下方
に設けられ冷却水が満されたスラグホッパを備えたガス
化炉において、上記スラグホッパに設けられたハイドロ
フォン、および同ハイドロフォンが接続された計測器を
備えたことを特徴としている。
【0007】
【作用】上記において、燃焼炉のスラグホールから流れ
出した溶融スラグは、すべてスラグホッパ内の冷却水中
へ落下することから、この落下音が水中でハイドロフォ
ンにより連続的に検知され計測器で計測されることで、
スラグホールからのスラグ排出の有無を監視することが
できる。また、この水中での検出音は落下するスラグの
量、大きさ、温度などによっても異なるものであり、計
測器がデータを蓄積し分析することにより、スラグ排出
状況を正確にモニタすることが可能となる。
【0008】上記により、スラグホールからの溶融スラ
グの排出状況を正確に把握することが可能であり、従来
のテレビカメラを用いる場合のように使用する冷却空気
によりスラグホールが冷却されてスラグの排出が阻害さ
れることがないため、ガス化炉の運転時における安全性
が向上する。
【0009】
【実施例】本発明の第1実施例を図1に示す。図1に示
す本実施例は、火炉下部管寄せ5が接続された火炉壁管
4により周壁が形成されバーナ6が設けられた燃焼炉
1、同燃焼炉1の底部に設けられたスラグホール2、お
よび同スラグホール2の下方に設けられ冷却水15が満
されたスラグホッパ3を備えたガス化炉において、上記
スラグホッパ3の側壁に設けられたガイドパイプ11内
に挿入され上記冷却水15中の水中音を検知するハイド
ロフォン(水中マイクロフォン)8、および同ハイドロ
フォン8に一端が接続され上記ガイドパイプ11中及び
コンプレッションフィッティング12を通過したリード
線9の他端が接続された計測器10を備えている。
【0010】上記において、燃焼炉1には微粉炭及びチ
ャーが投入され、これら燃料中の灰分が溶融スラグ14
として燃焼炉1の底部に溜り、スラグホール2より下部
のスラグホッパ3へ流れ落ちる。
【0011】上記スラグホール2から流れ出した溶融ス
ラグ14は、すべてスラグホッパ3内の冷却水15中へ
落下することから、この落下音を水中でハイドロフォン
8により連続的に検知することで、スラグホール2から
のスラグ14排出の有無を監視することができる。ま
た、この水中での検出音は、落下するスラグ14の量、
大きさ、温度などによっても異なるものであり、データ
を蓄積し分析することにより、スラグ14排出状況を正
確にモニタすることが可能となる。
【0012】上記により、スラグホールからの溶融スラ
グの排出状況を正確に把握することが可能となるため、
石炭ガス化炉の運転時の安全性が向上し、また、従来の
テレビカメラを用いる場合のように使用する冷却空気に
よってスラグホールが冷却され、スラグの排出が阻害さ
れることがない。
【0013】なお、本実施例においては、ハイドロフォ
ンはその保護のためにガイドパイプ内に設置し、冷却水
により冷却する構造としているが、設置する雰囲気条件
によりこれらを必要としない場合もある。
【0014】本発明の第2実施例を図2に示す。図2に
示す本実施例は、上記第1実施例におけるホッパ3の下
部に音を発生するスラグクラッシャ13等が設けられ、
これによるノイズとスラグ落下音の区別がつきにくい場
合に適用されるものであって、ハイドロフォン8の他に
他のハイドロフォン8aをノイズ発生源の近くに設置
し、他のハイドロフォン8aに一端が接続されガイドパ
イプ11内及びコンプレッションフィッティング12を
通過したリード線9の他端を計測器10に接続し、計測
器10がそれぞれの検知音を比較的処理してスラグ落下
音を識別するものであり、他の作用及び効果については
第1実施例と同様である。
【0015】
【発明の効果】本発明のガス化炉のスラグ排出状況監視
装置において、燃焼炉のスラグホールから流出した溶融
スラグはスラグホッパ内の冷却水中に落下し、その落下
音がハイドロフォンにより検知され、計測器により計測
されモニタされることによって、スラグホールからの溶
融スラグの排出状況を正確に把握することが可能とな
り、従来のテレビカメラを用いる場合のように使用する
冷却空気によりスラグホールが冷却されてスラグの排出
が阻害されることがないため、ガス化炉の運転時におけ
る安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る装置の説明図であ
る。
【図2】本発明の第2実施例に係るスラグ装置の説明図
である。
【図3】第3図は、従来の監視装置の説明図である。
【符号の説明】
1 燃焼炉 2 スラグホール 3 スラグホッパ 4 火炉壁管 5 火炉下部管寄せ 6 バーナ 8,8a ハイドロフォン 9 リード線 10 計測器 11 ガイドパイプ 12 コンプレッションフィッティング 13 スラグクラッシャ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に溶融スラグを排出するスラグホー
    ルが設けられた燃焼炉、および同燃焼炉の下方に設けら
    れ冷却水が満されたスラグホッパを備えたガス化炉にお
    いて、上記スラグホッパに設けられたハイドロフォン、
    および同ハイドロフォンが接続された計測器を備えたこ
    とを特徴とするガス化炉のスラグ排出状況監視装置。
JP3251493A 1991-09-30 1991-09-30 ガス化炉のスラグ排出状況監視装置 Expired - Lifetime JP2566347B2 (ja)

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JPH0586375A JPH0586375A (ja) 1993-04-06
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JP2009209204A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd スラグ排出状況監視装置
WO2012113811A1 (en) * 2011-02-24 2012-08-30 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Gasification reactor

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