JP2566300B2 - 商品販売データ処理装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、POS（販売時点情報管理）システムと単体
の金銭登録機とを併用している店で使用して好適な商品
販売データ処理装置に関する。

［従来の技術］ 近年、各売場に設置されている金銭登録機（電子式キ
ャッシュレジスタ）とホストコンピュータ等から構成さ
れるストアコントローラとをインライン回線で接続し、
各金銭登録機にて販売登録された商品の売上データをイ
ンライン回線を介してストアコントローラで収集し、こ
の収集した売上データを単品別，部門別，取引別等に集
計して店全体の売上管理を行なうようにしたPOSシステ
ムは、百貨店やスーパーマーケットなどの量販店で広く
普及している。

ところが、たとえPOSシステムを導入しても売場が複
雑に入組んでいたりした場合にはインライン回線の配線
が不可能な売場が発生し、この売場の金銭登録機は単体
として動作せざるを得なくなる。したがって、このよう
な店では単体の金銭登録機での売上データを別途集計
し、この集計データをホストコンピュータのキーボード
を介してオペレータがストアコントローラに入力して店
全体の売上管理を行なわざるを得なかった。また、レイ
アウトの変更が頻繁な売場ではレイアウトの変更毎にイ
ンライン回線の配線を変更しなければならず煩雑で、こ
の売場へのPOSシステムの導入は困難であった。

［発明が解決しようとする課題］ 上述したように、売場が複雑に入組んでいる店や売場の
レイアウトを頻繁に変更する店においてはPOSシステム
を導入しても少なくとも一部の金銭登録機は単体で動作
せざるを得ず、店全体の売場管理を行なう場合に手間と
時間を要していた。

そこで本発明は、ストアコントローラに有線回線で接
続された第１の金銭登録機と接続されていない第２の金
銭登録機とを併用した店でもあっても、第１及び第２の
金銭登録機の各売上データをストアコントローラで自動
的に収集でき、店全体の売上管理を容易にかつ短時間で
行ない得る商品販売データ処理装置を提供しようとする
ものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、ストアコントローラに、有線回線を通じて
第１の金銭登録機に売上データの収集コマンドを送信す
る手段を設け、第１の金銭登録機に、ストアコントロー
ラから有線回線を通じて売上データの収集コマンドを受
信するとこの収集コマンドを無線回線を通じて第２の金
銭登録機に送信する手段と、第２の金銭登録機から無線
回線を通じて売上データを受信するとこの売上データを
自己の記憶部に登録処理した売上データとともに有線回
線を通じてストアコントローラに送信する手段を設け、
第２の金銭登録機に、無線回線を通じて第１の金銭登録
機より売上データの収集コマンドを受信すると、自己の
記憶部に登録処理した売上データを無線回線を通じて第
１の金銭登録機に送信する手段を設けたものである。

そして、ストアコントローラに有線回線で接続される
第１の金銭登録機を複数台とし、各第１の金銭登録機に
それぞれ無線周波数の異なる無線回線を介して第２の金
銭登録機を接続したものも含む。

第１の金銭登録機に無線回線で接続される第２の金銭
登録機を複数台とし、第１の金銭登録機は、ストアコン
トローラから有線回線を通じて売上データの収集コマン
ドを受信するとこの収集コマンドを無線回線を通じて各
第２の金銭登録機に順次送信し、各第２の金銭登録機か
ら無線回線を通じて売上データを収集し終えることの各
第２の金銭登録機の売上データを自己の記憶部に登録処
理した売上データとともに有線回線を通じてストアコン
トローラに送信するようにしてもよい。

［作用］ このような構成の本発明においては、ストアコントロ
ーラは、有線回線を通じて第１の金銭登録機に売上デー
タの収集コマンドを送信する。第１の金銭登録機は、有
線回線を通じてストアコントローラより売上データの収
集コマンドを受信すると、この収集コマンドを無線回線
を通じて第２の金銭登録機に送信する。第２の金銭登録
機は、無線回線を通じて第１の金銭登録機より売上デー
タの収集コマンドを受信すると、自己の記憶部に登録処
理した売上データを無線回線を通じて第１の金銭登録機
に送信する。第１の金銭登録機は、無線回線を通じて第
２の金銭登録機より売上データ受信すると、この売上デ
ータを自己の記憶部に登録処理した売上データとともに
有線回線を通じてストアコントローラに送信する。

かくして、ストアコントローラには、有線回線で接続
された第１の金銭登録機のみならず、有線回線では接続
されていない第２の金銭登録機の売上データも自動的に
収集される。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明す
る。

第１図は本実施例の全体構成を示す模式図である。図
中１はストアコントローラであって、このストアコント
ローラ１にインライン回線２を介してｍ（≧２）台のPO
Sターミナル（第１の金銭登録機）３1,32，…3mが接続
されている。また、各POSターミナル３1〜3mにはそれぞ
れターミナル側無線ユニット４1〜4mが直結されてい
る。

一方、前記ストアコントローラ１とは独立して複数台
の電子式キャッシュレジスタ（第２の金銭登録機）５11
〜5mnが設けられており、各電子式キャッシュレジスタ
５11〜5mnには前記ターミナル側無線ユニット４1〜4mと
同一構成のレジスタ側無線ユニット６11〜6mnがそれぞ
れ直結されている。そして、各電子式キャッシュレジス
タ５11〜5mnは前記POSターミナル３1〜3mの台数と同数
のグルーブに分けられ、１台のPOSターミナル３1〜3mと
１グループの電子式キャッシュレジスタ群５11〜５1n,5
21〜５2n，…,5ml〜5mnとがそれぞれ直結された無線ユ
ニットを介して無線回線７1〜7mで接続されて複数の無
線システムが構築されており、各無線システムで使用さ
れる無線周波数（チャンネル＝ch）は無線システム毎に
異なっている。

なお、本実施例では説明の便宜上、POSターミナル３1
と電子式キャッシュレジスタ群５11〜51nとからなる無
線システムの使用チャンネルを1chとし、POSターミナル
32と電子式キャッシュレジスタ群５21〜5nとからなる無
線システムの使用チャンネルを2chとし、POSターミナル
3mと電子式キャッシュレジスタ群５ml〜5mnとからなる
無線システムの使用チャンネルをmchとする。

前記ストアコントローラ１は、各POSターミナル３1〜
3mを制御し、これらPOSターミナル３1〜3mおよび各電子
式キャッシュレジスタ５11〜5mnにて販売登録された各
商品の売上データを集計し売上レポートの発行等を行な
うものであって、第２図に示すように、制御部本体とし
てのCPU11、データ収集用プログラムなどの固定的デー
タを記憶するROM12、他の可変的なデータを記憶するRAM
13、店の売上データを単品別，部門別，取引別等に分類
して集計するための売上集計ファイルを有する磁気ディ
スク14、この磁気ディスク14に対してデータの入出力を
行なうI/Oポート15、時計回路16、前記インライン回線
２を介して所定の伝送手順で行なわれるデータ送受信を
制御するインライン通信制御回路17、各種データを入力
するためのキーボード18、このキーボード18からのキー
信号を入力処理するキーボード回路19、キー入力された
データなどを表示するためのCRTディスクプレイ20、こ
のCRTディスクプレイ20を駆動制御するディスプレイ制
御回路21、記録紙に売上レポートなどの印字を行なうプ
リンタ22、このプリンタ22を駆動制御するプリンタ制御
回路23、フロッピーディスクドライバ（以下、FDDと略
称する）24、このFDD24を駆動制御するFDD制御回路25、
などから構成されている。

前記各POSターミナル３1〜3mは、入力された販売商品
の売上点数，売上金額等の売上データをメモリに登録処
理するとともにレシートに印字し、かつ登録の締め操作
に応じて合計を算出してレシートを発行するものであ
り、第３図に示すように、演算回路等を内蔵したCPU3
1、登録業務用プログラムなどの固定的データを記憶す
るROM32、売上データ登録用のメモリや合計演算用のメ
モリなどを有するRAM33、「登録」「精算」「設定」等
の各種業務モードの選択を行なうモードスイッチ34、こ
のモードスイッチ34からの信号を入力するI/Oポート3
5、前記インライン回線２を介して所定の伝送手順で行
なわれるデータ送受信を制御するインライン通信制御回
路36、レシートなどに印字を行なうプリンタ37、現金等
を収納するためのドロワ38、上記プリンタ37およびドロ
ワ38を駆動制御するプリンタ／ドロワ制御回路39、販売
登録された商品の売上データや合計等を表示する表示器
40、この表示器40を駆動制御する表示制御回路41、商品
登録用キーや登録締めキー等の各種キーが配設されたキ
ーボード42、このキーボード42からのキー信号を入力処
理するキーボード回路43、信号ケーブル44を介して直結
されたターミナル側無線ユニット４1〜4mとの間で所定
の伝送手順で行なわれるデータ送受信を制御する有線通
信制御回路45、などから構成されている。

また、ターミナル側無線ユニット４1〜4mは、制御部
本体としてのCPU46、通信プログラム等の固定的データ
を記憶するROM47、チャンネル情報や送受信データ等を
記憶するRAM48、前記信号ケーブル44を介して所定の伝
送手順で行なわれるデータ送受信を制御する有線制御回
路49、同一チャンネルのレジスタ側無線ユニット６11〜
6mnとの間で無線回線７1〜7mを介して所定の伝送手順で
行なわれる無線データ送受信を制御する無線通信制御回
路50から構成される。

一方、前記各電子式キャッシュレジスタ５11〜5mnも
入力された販売商品の売上点数，売上金額等の売上デー
タをメモリに登録処理するとともにレシートに印字し、
かつ登録の締め操作に応じて合計を算出してレシートを
発行するものであり、第３図に示したPOSターミナル３1
〜3mのインライン制御回路36を除いた構成と同一であっ
て、ここでの説明は省略する。なお、各電子式キャッシ
ングレジスタ５11〜5mnの有線通信制御回路には信号ケ
ーブルを介してレジスタ側無線ユニット６11〜6mnが直
結されるが、このレジスタ側無線ユニット６11〜6mnの
構成も前記ターミナル側無線ユニット４1〜4mと同一で
ある。

前記ストアコントローラ１のRAM13には、第４図に示
すように、各POSターミナル３1〜3mのターミナルナンバ
ー（例えばP1,P2,…,Pm）に対応して、当該POSターミナ
ルに直結されたターミナル側無線ユニット41〜4mで使用
するチャンネル１〜Ｍ（ch）と、当該POSターミナルの
無線アドレスと、当該POSターミナルと無線データ送受
信を行なう電子式キャッシュレジスタ群の無線アドレス
とが設定された無線制御テーブル60が形成されている。
そして、この無線制御テーブル60上の各データは各POS
ターミナル３1〜3mのRAM33に予め設定されるが、各POS
ターミナル３1〜3mにはテーブル60上の全データが設定
されるのではなく、そのターミナルに対応した部分のみ
が設定される。

しかして、前記ストアコントローラ１からインライン
回線２を介して各POSターミナル３1〜3mへ売上データの
収集コマンドが送出されると、第５図に示す伝送手順に
したがって各POSターミナル３1〜3mおよび各電子式キャ
ッシュレジスタ５11〜5mnの売上データが収集される。
すなわち、ストアコントローラ１からのデータ収集コマ
ンドCOMを受信したチャンネルＩ（１≦Ｉ≦Ｍ）のPOSタ
ーミナル3iはストアコントローラ１へ正常応答ACKを返
信するとともに、直結されたターミナル側無線ユニット
4iに起動要求キャラクタENQを送信する。そして、当該
無線ユニット4iから正常応答ACKを受信すると、第６図
に示すように、RAM33に設定された無線制御テーブルデ
ータを参照して無線システムを構築する電子式キャッシ
ュレジスタ群５i1〜5inのうちの１台の電子式キャッシ
ュレジスタ5ij（１≦ｊ≦ｎ）の無線アドレスを組込ん
だデータ収集コマンドCOMを当該無線ユニット4iへ送信
し、正常応答ACKを受信すると伝送終了キャラクタEOTを
送信する。

直結されたPOSターミナル3iから伝送終了キャラクタE
OTを受信したターミナル側無線ユニット4iは、受信済み
のデータ収集コマンドCOMに組込まれた無線アドレスの
電子式キャッシュレジスタ5ijに対し、無線回路7iを介
して起動要求キャラクタENQを送信する。このとき、ENQ
シーケンスには第７図に示すように送信元アドレスすな
わち当該POSターミナル3iの無線アドレスと、宛先アド
レスすなわちデータ収集コマンドCOMに組込まれた無線
アドレスとが含まれるので、宛先アドレスを無線アドレ
スとして有する電子式キャッシュレジスタ5ijに直結さ
れたレジスタ側無線ユニット6ijのみが上記起動要求キ
ャラクタENQを受信できる。そして、この起動要求キャ
ラクタENQを正常に受信したレジスタ側無線ユニット6ij
からは無線回線7iを介して正常応答ACKが返信されるの
で、この正常応答ACKを受信したターミナル側無線ユニ
ット4iは無線回線7iを介して当該レジスタ側無線ユニッ
ト6ijにデータ収集コマンドCOMを送信し、正常応答ACK
を受信すると伝送終了キャラクタEOTを無線送信する。

上記伝送終了キャラクタEOTを受信したレジスタ側無
線ユニット6ijは、ターミナル側無線ユニット4iへ無線
回線7iを介して伝送終了キャラクタEOTを返信するとと
もに、直結された電子式キャッシュレジスタ5ijに起動
要求コマンドENQを送信し、正常応答ACKを受信するとデ
ータ収集コマンドCOMを送信し、正常応答ACKを受信する
と伝送終了キャラクタEOTを送信する。

直結されたレジスタ側無線ユニット6ijから伝送終了
キャラクタEOTを受信した電子式キャッシュレジスタ5ij
は、RAMに登録されている販売商品の売上データを読出
し、直結されたレジスタ側無線ユニット6ijに起動要求
コマンドENQを送信する。そして、当該無線ユニット6ij
から正常応答ACKを受信すると、読出した売上データDAT
Aを当該無線ユニット6ijへ送信し、正常応答ACKを受信
すると伝送終了キャラクタEOTを送信する。

直結された電子式キャッシュレジスタ5ijから伝送終
了キャラクタEOTを受信したレジスタ側無線ユニット6ij
は、無線回線7iを介して起動要求キャラクタENQを送信
するが、このENQシーケンスには送信元アドレスすなわ
ち当該電子式キャッシュレジスタ5ijの無線アドレス
と、宛先アドレスすなわちデータ収集コマンドCOMを送
信したPOSターミナル3iの無線アドレスとが含まれるの
で、宛先アドレスを無線アドレスとして有するPOSター
ミナル3iに直結されたターミナル側無線ユニット4iのみ
が上記起動要求キャラクタENQを受信できる。そして、
この起動要求キャラクタENQを正常に受信したターミナ
ル側無線ユニット4iからは無線回線7iを介して正常応答
ACKが返信されるので、この正常応答ACKを受信したレジ
スタ側無線ユニット6ijは無線回線7iを介して当該ター
ミナル側無線ユニット4iに売上データDATAを送信し、正
常応答ACKを受信すると伝送終了キャラクタEOTを無線送
信する。

上記伝送終了キャラクタEOTを受信したターミナル側
無線ユニット4iは、レジスタ側無線ユニット6ijへ無線
回線7iを介して伝送終了キャラクタEOTを返信するとと
もに、直結されたPOSターミナル3iに起動要求コマンドE
NQを送信し、正常応答ACKを受信すると無線受信した収
集データDATAを当該POSターミナル3iに送信し、正常応
答ACKを受信すると伝送終了キャラクタEOTを送信する。

以上でPOSターミナル3iは無線システムを構築する１
台の電子式キャッシュレジスタ5ijから売上データを収
集できたので、RAM33内の無線制御テーブルデータを再
度参照して次の電子式キャッシュレジスタの無線アドレ
スを組込んだデータ収集コマンドCOMを当該無線ユニッ
ト4iへ送信する。

こうして、無線システムを構築する全ての電子式キャ
ッシュレジスタ5il〜5inから売上データを収集するまで
同様の処理を繰返し、収集し終えたならばPOSターミナ
ル3iは自己のRAM33に登録されている売上データととも
にインライン回線２を介してストアコントローラ１へ収
集した売上データDATAを送信し、ストアコントローラ１
から正常応答ACKを受信すると終了する。

このように、本実施例によれば、ストアコントローラ
１から各POSターミナル31〜3mにインライン回線２を介
してデータ収集コマンドCOMを出力することにより、各P
OSターミナル３1〜3mでの売上データは勿論のこと、各P
OSターミナル31〜3mとそれぞれ無線システムを構築する
電子式キャッシュレジスタ群での売上データがレジスタ
側無線ユニット６11〜6mn,無線回線７1〜7m,ターミナル
側無線ユニット４1〜4m,POSターミナル３1〜3mおよびイ
ンライン回線２を介して収集できる。したがって、POS
システムと単体の電子式キャッシュレジスタとを併用し
ている店において、本実施例を適用することによりスト
アコントローラ１によって店全体の売上データを自動的
に収集できるので、売上管理業務の簡略化をはかり得
る。そして、本実施例の無線システムは従来のPOSター
ミナルと電子式キャッシュレジスタとにそれぞれ無線ユ
ニットを直結するだけで実現できるので、実用化が容易
である。

また、１台のPOSターミナルと１グループの電子式キ
ャッシュレジスタ群とからなる複数の無線システムにつ
いて、それぞれ使用するチャンネルを無線システム毎に
異ならせているので、各POSターミナル３1〜3mによりそ
れぞれ対応する電子式キャッシュレジスタ群から並列的
にデータ収集を行なうことができ、データ収集に要する
時間は大幅に短いものとなる。しかも、ある無線システ
ムが故障した場合には他の無線システムのチャンネルを
変更して故障した無線システムのチャンネルを選択する
ことにより、故障システム内の電子式キャッシュレジス
タ群からのデータ収集が可能である。

なお、前記実施例ではストアコントローラ１が各POS
ターミナル３1〜3nおよび各電子式キャッシュレジスタ
５11〜5mnからデータを収集する場合について例示した
が、ストアコントローラ１からデータを設定する場合も
同様に作用するのは勿論である。また、前記実施例では
POSターミナルを複数台とし、かつ各ターミナルと無線
システムを構築する電子式キャッシュレジスタも複数台
とした場合を示したが、POSターミナルが１台の場合、
あるいはPOSターミナル，電子式キャッシュレジスタと
も１台の場合であっても本実施例は適用可能である。

［発明の効果］ 以上詳述したように、本発明によれば、ストアコント
ローラに有線回線で接続された第１の金銭登録機と接続
されていない第２の金銭登録機とを併用した店であって
も、第１及び第２の金銭登録機の各売上データをストア
コントローラで自動的に収集でき、店全体の売上管理を
容易にかつ短時間で行ない得る商品販売データ処理装置
を提供できる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示す図であって、第１図は全体
構成を示す模式図、第２図はストアコントローラのブロ
ック構成図、第３図はPOSターミナルのブロック構成
図、第４図は無線制御テーブルを示す図、第５図は売上
データ収集の伝送手順を示す図、第６図はデータ収集コ
マンドのフォーマット図、第７図はENQシーケンスのフ
ォーマット図である。 １……ストアコントローラ、２……インライン回線、３
1〜3m……POSターミナル（第１の金銭登録機）、４1〜4
m……ターミナル側無線ユニット、５11〜5mn……電子式
キャッシュレジスタ（第２の金銭登録機）、６11〜6mn
……レジスタ側無線ユニット、７1〜7m……無線回線、6
0……無線制御テーブル。

Claims (3)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】店の売上データを集計するストアコントロ
   ーラと、客買上商品の販売データを記憶部に登録処理す
   る第１及び第２の金銭登録機とを具備し、前記ストアコ
   ントローラと前記第１の金銭登録機とを有線回線で接続
   し、かつ前記第１の金銭登録機と前記第２の金銭登録機
   とを無線回線で接続し、前記ストアコントローラに、前
   記有線回線を通じて前記第１の金銭登録機に売上データ
   の収集コマンドを送信する手段を設け、前記第１の金銭
   登録機に、前記ストアコントローラから前記有線回線を
   通じて売上データの収集コマンドを受信するとこの収集
   コマンドを前記無線回線を通じて前記第２の金銭登録機
   に送信する手段と、前記第２の金銭登録機から前記無線
   回線を通じて売上データを受信するとこの売上データを
   自己の記憶部に登録処理した売上データとともに前記有
   線回線を通じて前記ストアコントローラに送信する手段
   を設け、前記第２の金銭登録機に、前記第１の金銭登録
   機から前記無線回線を通じて売上データの収集コマンド
   を受信すると自己の記憶部に登録処理した売上データを
   前記無線回線を通じて前記第１の金銭登録機に送信する
   手段を設けたことを特徴とする商品販売データ処理装
   置。
2. 【請求項２】請求項１記載の商品販売データ処理装置に
   おいて、ストアコントローラに有線回線で接続される第
   １の金銭登録機を複数台とし、各第１の金銭登録機にそ
   れぞれ無線周波数の異なる無線回線を介して第２の金銭
   登録機を接続したことを特徴とする商品販売データ処理
   装置。
3. 【請求項３】請求項１記載の商品販売データ処理装置に
   おいて、第１の金銭登録機に無線回線で接続される第２
   の金銭登録機を複数台とし、前記第１の金銭登録機は、
   前記ストアコントローラから有線回線を通じて売上デー
   タの収集コマンドを受信するとこの収集コマンドを前記
   無線回線を通じて各第２の金銭登録機に順次送信し、各
   第２の金銭登録機から前記無線回線を通じて売上データ
   を収集し終えるとこの各第２の金銭登録機の売上データ
   を自己の記憶部に登録処理した売上データとともに前記
   有線回線を通じて前記ストアコントローラに送信するこ
   とを特徴とする商品販売データ処理装置。