JP2566027Y2 - 接着剤塗布装置 - Google Patents

接着剤塗布装置

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JP2566027Y2
JP2566027Y2 JP6837391U JP6837391U JP2566027Y2 JP 2566027 Y2 JP2566027 Y2 JP 2566027Y2 JP 6837391 U JP6837391 U JP 6837391U JP 6837391 U JP6837391 U JP 6837391U JP 2566027 Y2 JP2566027 Y2 JP 2566027Y2
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JP
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adhesive
synthetic resin
blade
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work table
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JP6837391U
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JPH0513570U (ja
Inventor
照一 水上
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ハッポー化学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、接着しようとする2個
の合成樹脂部材を所望角度に保持して、両合成樹脂部材
の接着面に接着剤を塗布する接着剤塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、合成樹脂板を接着して枠体を
製造するような場合には、刷毛やノズルガン等により接
着しようとする合成樹脂板の接着面に接着剤を塗布し、
両合成樹脂板を所定角度に支えて接着していた。この場
合、接着剤には、接着しようとする合成樹脂板と同質の
樹脂を溶剤に溶かした溶剤型接着剤又は溶剤自体を使用
している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の方
法によれば、接着剤塗布が手作業であるため、生産性が
低い上に、塗布した接着剤が接着面からはみ出さないよ
うにするために塗布に相当の熟練を要し、また溶剤の蒸
気の臭気等により作業環境が悪化して人体に悪影響を及
ぼすおそれがあるなどの問題があった。本考案は、手作
業によらないで接着剤を塗布できる装置を提供して、上
述のような問題点を取り除くことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の接着剤塗布装置は、作業テーブルの下方に
接着剤容器を設け、前記作業テーブルの上面に接着しよ
うとする2個の合成樹脂部材を所定角度に保持するとと
もに水平方向に移動する一対のガイド部材を扇形に開閉
自在に設け、前記接着剤容器の接着剤中から上昇して前
記両合成樹脂部材の近接側接着面に前記接着剤を同時に
塗布する接着剤塗布刃を昇降自在に配置し、該接着剤塗
布刃を前記接着面の形状・寸法に合わせて形成したもの
である。そして、接着剤容器を密閉カバーにより被包
し、該密閉カバー内を換気する換気装置を設けると、溶
剤の蒸気から作業環境を保護するので好ましい。
【0005】
【作用】上記構成の接着剤塗布装置を使用して2個の合
成樹脂部材を所定角度に接着するには、まず、ガイド部
材の開きを所定角度に設定し、両合成樹脂部材をガイド
部材に沿わせて保持する。その際、両合成樹脂部材の接
着面はガイド部材の近接側端部に位置させておく。次
に、接着剤容器の接着剤中に浸漬している接着剤塗布刃
を上昇させ、ガイド部材を水平に移動させ、ガイド部材
に保持させた合成樹脂部材の両接着面を接着剤塗布刃の
両面に接触させる。接着剤塗布刃は、その両面に付着し
ている接着剤を合成樹脂部材の両接着面に同時に塗布し
た後、自動的に下降して接着剤容器中に戻る。次いで、
ガイド部材を水平に移動して合成樹脂部材の両接着面を
圧着し、両合成樹脂部材を所定角度に接着することがで
きる。なお、接着剤塗布刃を接着面の形状・寸法に合わ
せて形成しているので、接着剤塗布刃には余分な接着剤
が付着していない。そのため、接着剤塗布時及び接着面
圧着後に、接着剤が接着面からはみ出ることはない。
【0006】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1及び図2に基
づいて説明する。本実施例の接着剤塗布装置は、図1及
び図2に示すように、架台1に作業テーブル2、接着剤
容器3、ガイド部材4、接着剤塗布刃5、昇降装置6、
制御盤7及び換気装置8を配設してなるものである。
【0007】架台1は、全体が換気口9を有する密閉カ
バー10により被包され、中段に平板状の作業テーブル
2を備えている。
【0008】接着剤容器3は、上面を開放した容器で、
内部に接着剤11を収容し、作業テーブル2の下方に配
置されている。接着剤11には、接着しようとする合成
樹脂部材と同質の樹脂を溶剤に溶かした溶剤型接着剤又
は溶剤自体を使用するが、溶剤は樹脂に応じて適当なも
のを選択する。例えば、ポリ塩化ビニル樹脂にはテトラ
ヒドロフランを、ABS樹脂及びポリスチレン樹脂には
酢酸エチル、アセトン等を選択する。
【0009】ガイド部材4は、角棒状で、一対が作業テ
ーブル2の上面に扇形で開閉自在且つ水平移動可能に取
り付けられている。そして、両ガイド部材4の近接側端
部の間及び作業テーブル2の当該部分には、接着剤塗布
刃5の通過を許容する透き間12が形成されている(図
2参照)。
【0010】接着剤塗布刃5は、刃部13と柄部14と
からなるL字形の板状刃で、刃部13が接着剤11中に
浸漬され、そこから上昇して前記透き間12を通過する
ように昇降自在に配置されている。なお、刃部13は、
接着しようとする合成樹脂部材の接着面の形状・寸法に
合わせて加工しておく。
【0011】昇降装置6は、シリンダ15、回転防止バ
ー16及びシヨツクアブソーバ17から構成されてい
る。シリンダ15はピストン棒先端にホルダー18を備
え、架台1の上部に立設されている。ホルダー18は一
端に接着剤塗布刃5の柄部14が着脱自在に取り付けら
れ、他端に回転防止バー16が取り付けられている。回
転防止バー16は、接着剤塗布刃5がシリンダ15のピ
ストン棒を中心にして回転するのを防止するもので、架
台1に取り付けた案内筒19の中空孔に昇降自在に挿通
されている。シヨツクアブソーバ17は、シリンダ15
のピストン棒の昇降位置を調整するもので該ピストン棒
の後端に接続されている。
【0012】制御板7は、シリンダ15の作動を自動制
御するもので、スイツチ、タイマ、制御器等を内蔵し、
架台1に取り付けられている。
【0013】換気装置8は、ダクト20の内部に換気フ
アン21を設けてなり、ダクト20の一端が架台1の密
閉カバー10に接続されている。上記構成の接着剤塗布
装置を使用して2個の合成樹脂部材22、23を所定角
度θに接着するには、まず、ガイド部材4の開きを所定
角度θに設定し、両合成樹脂部材22、23を作業テー
ブル2の上面でガイド部材4に沿わせて所定角度θに保
持する。その際、両合成樹脂部材22、23の接着面2
4、25はガイド部材4の近接側端部に位置させ、両接
着面24、25の間に接着剤塗布刃5が通過しうるだけ
の透き間26を設けておく(図2参照)。次に、制御盤
7を操作してシリンダ15を作動させると、シリンダ1
5は接着剤11中に浸漬している接着剤塗布刃5を上昇
させ、その刃部13を透き間12、26の間で停止さ
せ、ガイド部材4を水平に移動させて合成樹脂部材2
2、23の両接着面24、25に接触させ、その両面に
付着している接着剤11を両接着面24、25に同時に
塗布する。塗布が完了すると、ガイド部材4を水平に移
動させて合成樹脂部材の接着面を接着材塗布刃より離隔
し、シリンダ15は自動的に接着剤塗布刃5を下降させ
て接着剤容器3中に戻す。然る後に、ガイド部材4を水
平に移動して合成樹脂部材22、23の両接着面24、
25を圧着し、両合成樹脂部材22、23を所定角度θ
に接着する。
【0014】上記作業中、換気フアン21は、接着剤1
1の溶剤の蒸気を吸引し、ダクト20を経由して隔離し
た場所に放出するとともに、換気口9から新鮮な空気を
密閉カバー10内に吸引し、溶剤の蒸気から作業環境を
保護する。
【0015】また、刃部13を両接着面24、25の形
状、寸法に合わせて加工しているので、刃部13には余
分な接着剤11が付着していない。そのため、接着剤1
1の塗布時及び接着面24、25の圧着後に、接着剤1
1が接着面24、25からはみ出ることはない。
【0016】なお、作業テーブル2を共通にしてその周
囲の複数箇所に本装置を配設すると、例えば枠体の接着
を一挙に行なうことができるようになり、コストが大巾
に低減する。
【0017】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように、接着し
ようとする2個の合成樹脂部材の接着面に手作業による
ことなく自動的に接着剤を塗布するので、生産性が向上
するのみならず、接着剤の溶剤の蒸気による悪影響から
人体を保護することができる。そして、接着剤容器を密
閉カバーにより被包し、該密閉カバー内を換気する換気
装置を設けると、前記溶剤の蒸気による作業環境の悪化
を防止することができ、環境衛生上好ましい。また、接
着剤塗布刃を前記接着面の形状・寸法に合わせて形成し
ているので、接着剤塗布刃に余分な接着剤が付着しな
い。そのため、接着剤塗布時及び接着面圧着後に接着剤
が接着面からはみ出ることがなく、塗布に熟練を要せ
ず、接着後の仕上がりが良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す接着剤塗布装置の断面
図である。
【図2】図1におけるA矢視拡大図である。
【符号の説明】
2 作業テーブル 3 接着剤容器 4 ガイド部材 5 接着面塗布刃 8 換気装置 10 密閉カバー 11 接着剤 22、23 合成樹
脂部材 24、25 接着面 θ 所定角度

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業テーブルの下方に接着剤容器を設
    け、前記作業テーブルの上面に接着しようとする2個の
    合成樹脂部材を所定角度に保持するとともに水平方向に
    移動可能な一対のガイド部材を扇形に開閉自在に設け、
    前記接着剤容器の接着剤中から上昇して前記両合成樹脂
    部材の近接側接着面に前記接着剤を同時に塗布する接着
    剤塗布刃を昇降自在に配置し、該接着剤塗布刃を前記接
    着面の形状・寸法に合わせて形成したことを特徴とする
    接着剤塗布装置。
  2. 【請求項2】 接着剤容器を密閉カバーにより被包し、
    該密閉カバー内を換気する換気装置を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の接着剤塗布装置。
JP6837391U 1991-07-31 1991-07-31 接着剤塗布装置 Expired - Lifetime JP2566027Y2 (ja)

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JP6837391U JP2566027Y2 (ja) 1991-07-31 1991-07-31 接着剤塗布装置

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Publication Number Publication Date
JPH0513570U JPH0513570U (ja) 1993-02-23
JP2566027Y2 true JP2566027Y2 (ja) 1998-03-25

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Effective date: 19971014