JP2565596B2 - セキュリティ装置 - Google Patents

セキュリティ装置

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JP2565596B2
JP2565596B2 JP41561390A JP41561390A JP2565596B2 JP 2565596 B2 JP2565596 B2 JP 2565596B2 JP 41561390 A JP41561390 A JP 41561390A JP 41561390 A JP41561390 A JP 41561390A JP 2565596 B2 JP2565596 B2 JP 2565596B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセキュリティ装置に係
り、とくにオーディオ装置、TV装置、ビデオ装置など
各種エンターテイメント機器の設置された車両や家庭等
を対象とするリモコン式のセキュリティ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両自体や車両に設置された各種カー用
品を盗難されるのを防止するためのリモコン式カーセキ
ュリティ装置がある。このカーセキュリティ装置は、車
両にショックセンサやモーションセンサ等の車両に異常
が発生するとこれを検出する異常センサと、警報を発生
するサイレン等を設置しておき、運転者が車両を降りて
手元操作器でアーム操作を行うとカーセキュリティ装置
本体がアーム操作指令を受信してアーム状態(警戒状
態)となり、異常センサからの検出信号を入力して異常
の有無を監視し、若し、異常があればサイレンの駆動制
御を行い賊を退治するようになっている。
【0003】一方、カーセキュリティ装置の存在にも関
わらず賊が車内に侵入した場合の対策として、カーオー
ディオ装置などカーエンターテイメント機器自体にも賊
に盗難されるのを防止するための盗難防止装置(アンチ
セフトシステム)が設けられている。この盗難防止装置
は、予めカーオーディオ装置をACC電源とは別系統で
カーバッテリ(+B電源)と接続しておき、運転者がエ
ンジンキーをオフし、ACC電源がオフした後の+B電
源の切断の有無を電源切断センサ回路で監視し、賊がカ
ーオーディオ装置を車両から外したことにより+B電源
の切断が検出されたとき、カーオーディオ装置のマイコ
ンが例えばメモリ(RAM)に電源切断を示すフラグを
立てる。
【0004】その後、賊がカーオーディオ装置を持ち帰
ったあと、+B電源やACC電源と接続し、電源オン操
作をしたとき、マイコンはまずメモリに電源切断を示す
フラグが立っているか判断する。電源切断フラグが立っ
ていないときは通常のプログラム処理を実行して正常な
動作状態となるが、電源切断フラグが立っているときは
通常のプログラム処理の実行を停止し、正常な動作をし
ない。
【0005】このように、賊が盗難防止装置付のカーオ
ーディオ装置を盗んでも用をなさないようにして盗み出
しの意欲を削ぎ、盗難を未然に防止するようにしてい
る。
【0006】けれども、上記した従来の盗難防止装置で
は、+B電源の切断後にマイコンが所定の処理を行える
ようにするため、予めカーオーディオ装置に乾電池式の
バックアップ電源回路を設けておかなければならず、電
源切断センサ回路と合わせて装置にスペース上の負担が
掛かり、また、カーオーディオ装置を持ち帰った賊がバ
ックアップ電源回路を切断するとメモリのフラグデータ
が消えてしまうので、正常な動作を禁止できなくなって
しまう問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上から本発明の目的
は、エンターテイメント機器のスペース上の負担が少な
く、賊が機器を盗んでも正常に動作させることの困難な
セキュリティ装置を提供するこである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明の1つ
においては、アーム/ディスアーム操作を行う手元操作
器と、異常の発生を検出する異常検出手段と、警報を発
する警報手段と、手元操作器の操作に従い、異常監視と
警報制御を行うセキュリティ装置本体とを備え、セキュ
リティ装置本体は手元操作器からの送信信号を受信する
受信手段と、受信手段がアーム操作指令を受信したとき
警戒状態となって異常監視及び異常発生時に所定の警報
制御を行い、ディスアーム操作指令を受信したとき警戒
解除を行うセキュリティ制御手段を含むセキュリティ装
置において、セキュリティ装置本体を1または複数のエ
ンターテイメント機器と接続するとともに、セキュリテ
ィ装置本体のセキュリティ制御手段は、アーム操作指令
が受信されたとき所定のIDコードを含むアンチセフト
オン指令を各エンターテイメント機器に出力し、ディス
アーム操作指令が受信されたとき所定のIDコードを含
むアンチセフトオフ指令を各エンターテイメント機器に
出力し、各エンターテイメント機器は、プログラマブル
ROMと、アンチセフト指令を入力すると、該アンチセ
フト指令に含まれるIDコードをプログラマブルROM
に登録し、アンチセフトオフ指令を入力すると該アンチ
セフトオフ指令に含まれるIDコードをプログラマブル
ROMに登録されたIDコードと照合し、一致したとき
プログラマブルROMの登録IDコードを消去するID
コード登録/消去手段と、プログラマブルROMにID
コードが登録されているとき、エンターテイメント機器
の動作を禁止する禁止手段と、を設けたことにより達成
される。
【0009】また本発明の他の1つにおいては、セキュ
リティ装置本体にIDコードの設定を行う操作手段を設
け、前記セキュリティ制御手段は設定IDコードを含む
アンチセフトオン指令とアンチセフトオフ指令の出力を
行うようにしたことにより達成される。
【0010】
【作用】本発明の1つによれば、手元操作器でアーム操
作またはディスアーム操作を行うと、セキュリティ装置
本体が警戒状態または警戒解除状態になるとともに、セ
キュリティ制御手段が所定のIDコードを含むアンチセ
フトオン指令またはアンチセフトオフ指令をエンターテ
イメント機器に出力し、エンターテイメント機器はアン
チセフトオン指令を入力すると、該アンチセフトオン指
令に含まれるIDコードをプログラマブルROMに登録
するとともに動作を禁止し、アンチセフトオフ指令を入
力すると、該アンチセフトオフ指令に含まれるIDコー
ドをプログラマブルROMに登録されたIDコードと照
合し、一致したときプログラマブルROMの登録IDコ
ードを消去し、動作禁止を解除する。これにより、プロ
グラマブルROMにIDコードが登録されるとバックア
ップ電源が遮断されてもIDコードは消えず、その後同
一のIDコードが入力されるまで確実にエンターテイメ
ント機器の正常動作を阻止することができるので、電源
切断センサ回路に加えて乾電池式バックアップ電源回路
も不要となり、エンターテイメント機器のスペースを節
約できる。更に、アーム/ディスアーム操作を行う手元
操作器とセキュリティ装置本体がないとプログラマブル
ROMのIDコードを消去することは難し、手元操作
器はユーザが持ち歩くので賊がエンターテイメント機器
を使用することは不可能である。また、セキュリティ装
置本体に対するアーム/ディスアーム操作とエンターテ
イメント機器に対するアンチセフトオン/オフ操作を別
個にしなくて済み、手間が省ける。
【0011】また本発明の他の1つによれば、セキュリ
ティ制御手段は操作手段で予め設定されたIDコードを
含むアンチセフトオン指令とアンチセフトオフ指令を出
力する。これにより、賊が手元操作器とセキュリティ装
置本体を入手したとしてもプログラマブルROMに登録
されたIDコードを捜し当てることは難しく、エンター
テイメント機器の使用が不可能に近い状態に保つことが
できる。
【0012】
【実施例】図1は本発明に係わるリモコン式のカーセキ
ュリティ装置の構成を示す要部ブロック図である。
【0013】図において、1はアーム/ディスアーム操
作を行う手元操作器であり、1aはアームキー、1bは
ディスアームキーである。手元操作器1は操作に応じた
操作指令(コマンドコード)を電波に乗せて送信する。
2はアンテナ、3a〜3nはACCスイッチセンサ、キ
ーセンサ(キーシリンダに設けてある)、ドアセンサ、
人物(運転者や乗員)センサ等でアーム状態(警戒状
態)への移行条件を満たすか否かを判断するために用い
られる。4a〜4nはショックセンサ、ガラスセンサ、
モーションセンサ等で車両に生じた異常を検出する。5
はサイレンであり、後述するカーセキュリティ装置本体
6により駆動される。
【0014】6はカーセキュリティ装置本体であり、手
元操作器1のリモコン操作に応じてアーム状態となって
異常監視や異常発生時に警報発生制御をしたり、ディス
アーム状態(警戒解除状態)に復帰したりする。7は受
信部であり、アンテナ2で受信された信号の増幅や検波
を行い受信信号を出力する。8は運転者がIDコードの
設定操作を行う操作部、9はサイレン5を駆動するサイ
レン駆動部である。
【0015】10はマイコン構成のセキュリティコント
ローラであり、10aは受信信号から操作指令を復号す
る復号部、10bは操作部8で設定されたIDコードを
登録するIDコード登録部、10cは復号された操作指
令がアーム操作指令のとき所定の条件を満たせばアーム
状態となって異常監視と異常発生時の警報発生制御を行
い、操作指令がディスアーム操作指令のときアーム状態
を解除してディスアーム状態となる制御部である。この
制御部10cはアーム状態になるとき設定IDコードを
含むアンチセフトオン指令を後述するカーエンターテイ
メント機器へ出力し、ディスアーム状態になるとき設定
IDコードを含むアンチセフトオフ指令を出力する。
【0016】11はカーエンターテイメント機器の1例
であるチューナデッキタイプのカーオーディオ装置であ
る。12は電源のオン/オフ、選局、テープ早送り、巻
き戻し等の操作を行う操作部、13はIDコードを登録
するためのプログラマブルROM(ここではEEPRO
Mとする)、14はラジオ受信部、15はテープ再生
部、16は切り替えスイッチ、17はアンプ、18は表
示部、19はACC電源から所定の直流電圧を作成する
メイン安定化電源回路、20はACC電源とメイン安定
化電源回路19の間に設けられた電源リレースイッチ、
21は+B(カーバッテリ)電源からバックアップ用の
直流電源を作成するサブ安定化電源回路、22はマイコ
ン構成のシステムコントローラであり、22aは操作部
12の操作に従い電源リレースイッチ20、ラジオ受信
部14、テープ再生部15、切り替えスイッチ16等に
対し所定の制御動作を行う制御部、22bはカーセキュ
リティ装置本体6から入力したアンチセフトオン指令に
従い、該アンチセフトオン指令に含まれるIDコードを
プログラマブルROM13に登録し、アンチセフトオフ
指令に従い、該アンチセフトオフ指令に含まれるIDコ
ードとプログラマブルROM13に登録されたIDコー
ドを照合し、一致したときプログラマブルROM13に
登録されたIDコードを消去するIDコード登録/消去
部、22cはプログラマブルROM13にIDコードが
登録されているとき制御部22aに対し制御動作を禁止
する制御禁止部である。
【0017】23はアンプ17で駆動されるスピーカで
あり、車両所定箇所に設置されている。24はACCを
オン・オフするACCスイッチである。
【0018】なお、この実施例ではアンチセフトオン指
令とアンチセフトオフ指令はいずれもIDコード自体と
し、システムコントローラ22はプログラマブルROM
13にIDコードが未登録の状態で入力されたIDコー
ドをアンチセフトオン指令とし、プログラマブルROM
13にIDコードが登録された状態でのIDコードの入
力をアンチセフトオフ指令として区別するものとする。
【0019】図2はカーオーディオ装置11のシステム
コントローラ22の動作を示す流れ図、図3はカーセキ
ュリティ装置本体6のセキュリティコントローラ10の
動作を示す流れ図であり、以下、これらの図に従って説
明する。
【0020】なお、カーオーディオ装置11のシステム
コントローラ22、プログラマブルROM13、表示部
18には予め+B電源から作成されたバックアップ電圧
が給電されているものとし、また初めカーセキュリティ
装置本体6はディスアーム状態にあり、IDコード登録
部10bにはIDコードが登録されていないものとす
る。また、カーオーディオ装置11のプログラマブルR
OM13もIDコードが未登録状態であるとする。
【0021】運転者がエンジンキーを回してACCスイ
ッチ24をオンしたあと操作部12の電源キーを押圧し
て電源オン操作を行うと、システムコントローラ22の
制御部22aに操作指令が入力される(ステップ10
1、102)。このとき、制御禁止部22cがプログラ
マブルROM13にIDコードが登録されているか判断
する(ステップ103)。ここでは未登録なので制御部
22aの制御動作は禁止せず、制御部22aにより電源
リレースイッチ20がオンされてセット各部に直流安定
化電圧が供給される(ステップ104)。次いで、制御
部22aはテープ再生部15にカセットが挿入されてい
なければ切り替えスイッチ16をラジオ側に切り替え
る。この結果、スピーカ23からラジオ放送が流れる
(ステップ105、106)。
【0022】この状態で操作部12を操作して選局操作
をすると、制御部22aはラジオ受信部14に対する選
局制御を行う(ステップ107、108)。運転者がテ
ープ再生部15にカセットを挿入すると制御部22aは
テープ再生部15をPLAY状態とし、切り替えスイッ
チ16をテープ側に切り替える。これによりスピーカ2
3からテープ演奏が流れる(ステップ109、11
0)。
【0023】操作部12で早送り操作をすると、制御部
22aはテープ再生部15に対し早送り制御を行いテー
プを早送りさせる(ステップ111、112)。同様
に、巻き戻し操作を行うと、テープの巻き戻しがなされ
る。運転者がカセットを取り出したとき、制御部22a
は元のラジオ受信状態に戻す(ステップ113、10
6)。
【0024】その後、カーオーディオを止めるため運転
者が操作部12の電源キーを押圧すると、制御部22a
は電源リレースイッチ20をオフして電源をオフする
(ステップ114、115)。そして、エンジンキーを
回しACCスイッチ24をオフさせたとき、+B電源で
バックアップされているのでシステムコントローラ2
2、プログラマブルROM13は通電状態が続く。
【0025】運転者が車両を離れるため、カーセキュリ
ティ装置を作動させたいとき、まず、カーセキュリティ
装置本体6の操作部8で所定桁数のIDコードの設定操
作をすると、セキュリティコントローラ10のIDコー
ド登録部10bに登録される(ステップ201、20
2)。
【0026】運転者がエンジンキーを抜き、車両を降り
てドアを閉め鍵を掛けたあと、カーセキュリティ装置を
アーム状態にするため手元操作器1のアームキ1aを押
圧とすると、電波に乗せたアーム操作指令が発射され
る。この電波はアンテナ2で受波されたあとカーセキュ
リティ装置本体6の受信部7で受信され、受信信号がセ
キュリティコントローラ10に入力され、復号部10a
でアーム操作指令が復号される。復号されたアーム操作
指令は制御部10cに送られる。制御部10cはアーム
操作指令を入力すると、センサ3a〜3nの出力から所
定のアーム化条件が満足されているか判断する(ステッ
プ203、204)。
【0027】ACCスイッチ24がオフし、キーシリン
ダからキーが抜かれ、ドアが閉められ、車内に人が居な
いなどの所定の条件が満たされているとき、アーム化条
件成立として、制御部10cはアーム状態となり(ステ
ップ205)、また、IDコード登録部10bにIDコ
ードが登録されていれば、該IDコードをアンチセフト
オン指令としてカーオーディオ装置11のシステムコン
トローラ22へ出力する(ステップ206、207)。
【0028】システムコントローラ22はIDコードを
入力すると、それまでプログラマブルROM13にID
コードが未登録なので、入力したIDコードをアンチセ
フトオン指令として扱う。即ち、システムコントローラ
22のIDコード登録/消去部22bは、ACC電源オ
フ状態でIDコードを入力するとプログラマブルROM
13にIDコードが登録済か判断し(ステップ116〜
118)、NOなので入力したIDコードをプログラマ
ブルROM13に書き込んで登録する(ステップ11
9)。これにより、アンチセフトオン状態となる。
【0029】アーム状態になると、セキュリティコント
ローラ10の制御部10cはセンサ4a〜4nの出力よ
り車両の異常の有無を監視する(ステップ208)。若
し、車両にショックが生じたり、ガラスが破られたり、
移動されたりしたとき、異常発生と判断し、サイレン駆
動部9に対し警報発生制御を行ってサイレン5を鳴らさ
せ、賊の退治を行う(ステップ209)。
【0030】運転者が車両に戻ったとき、特に異常がな
ければ、ドアを開ける前に手元操作器1のディスアーム
キー1bを押圧してディスアーム操作を行う。すると、
手元操作器1から電波に乗せたディスアーム操作指令が
発射され、アンテナ2に受波されたのちカーセキュリテ
ィ装置本体6の受信部7で受信され、更に、カーセキュ
リティコントローラ10の復号部10aでディスアーム
操作指令が復号されて制御部10cに入力される。
【0031】ディスアーム操作指令を入力した制御部1
0cは、ディスアーム状態に移行し(ステップ210、
211)、IDコード登録部10bにIDコードが登録
されていれば登録されたIDコードをアンチセフトオフ
指令としてカーオーディオ装置11へ出力し(ステップ
212、213)、一定の短時間、一致信号が入力され
るのを待つ(ステップ214)。
【0032】カーオーディオ装置11のシステムコント
ローラ22はIDコードを入力すると、それまでプログ
ラマブルROM13にIDコードが登録されていたの
で、入力したIDコードをアンチセフトオフ指令として
扱う。即ち、システムコントローラ22のIDコード登
録/消去部22bは、ACC電源がオフ状態でIDコー
ドが入力されると、プログラマブルROM13にIDコ
ードが登録済か判断し(ステップ117、118)、Y
ESなので続いて今回入力したIDコードがプログラマ
ブルROM13に登録されたIDコードと照合して一致
するか判断する(ステップ120、121)。一致した
ときプログラマブルROM13に登録されたIDコード
をクリアして消去したあと一致信号をカーセキュリティ
装置本体6のセキュリティコントローラ10へ出力する
(ステップ122、123)。これにより、アンチセフ
トオフ状態となり、エンジンキーを回してACCスイッ
チ23をオンしたあと電源キーを押圧すれば、前述と同
様にセットが正常な作動状態となる(ステップ101〜
104)。
【0033】若し、ステップ121で不一致となったと
き、IDコード登録/消去部22bはIDコードのクリ
アと一致信号の出力はせず、表示部18に警報表示信号
を出力してエラーメッセージ表示を行わせたあと(ステ
ップ1224、新たなIDコードの入力を待つ。そし
て、新たに入力したIDコードで一致が取れたとき、プ
ログラマブルROM13のIDコードを消去し(ステッ
プ117、118、120、121)、一致信号を出力
するとともに、エラーメッセージ表示を消す(ステップ
123、125、126))。
【0034】セキュリティコントローラ10の制御部1
0cは、アンチセフトオフ指令を出力したあと一定時間
(短時間)内に一致信号が入力されると、IDコード登
録部10bに登録されたIDコードを抹消し(ステップ
215)、ステップ201に戻って前述と同様の処理を
行う。若し、一定時間内に一致信号が入力されないと
き、制御部10cは比較的長いウエイト時間を取ってか
らステップ217に進み、新たなIDコードが設定され
たあとディスアーム操作指令が入力されたとき、新たな
アンチセフトオフ指令(IDコード)を出力する(ステ
ップ217〜219、213)。
【0035】若し、運転者が車両を離れている間に、賊
が車内に侵入し、カーオーディオ装置11を車両から取
り外すと、+B電源が切断し、システムコントローラ2
2、プログラマブルROM13、表示部18はバックア
ップ電源が切れて非動作状態となる。けれどもIDコー
ドが登録されたプログラマブルROM13は不揮発性な
のでIDコードが消去することはない。カーオーディオ
装置11を盗み出したあと、賊がカーバッテリやACC
と接続し、セットを作動させるため操作部12の電源キ
ーを押圧したとき、操作指令が制御部22aに入力され
る(ステップ101、102)。このとき制御禁止部2
2cがプログラマブルROM13にIDコードが登録さ
れているか判断し(ステップ103)、既登録なので制
御部22aの制御動作を禁止する。よって、制御部22
aは電源オン制御をせずセットを非作動状態のままとす
る。この結果、賊はセットを使用できない。セットを作
動させるためには、プログラマブルROM13に記録さ
れたIDコードを消去する必要があるが、手元操作器1
とカーセキュリティ装置本体6を用いる以外は不可能で
あり、運転者は車両を離れる際に手元操作器1を持ち出
しているので、容易にセットを非作動状態に保つことが
できる。
【0036】賊が既に本実施例に示すような手元操作器
1とカーセキュリティ装置本体6を入手していたとして
も、運転者が設定したIDコードと同じIDコードを設
定してディスアーム操作をしない限りセットを作動させ
ることができず、賊の設定したIDコードがプログラマ
ブルROM13に登録されたIDコードと異なるとき、
一定時間経たないと次のIDコードが出力されないの
で、賊がセットのアンチセフト状態をオフさせることは
極めて困難である。
【0037】なお、カーオーディオ装置11は単体でも
そのまま使用でき、後からカーセキュリティ装置と組み
合わせることも可能である。
【0038】なお、上記した実施例ではアンチセフトオ
ン状態になっても特に表示はされないが、表示部にアン
チセフトオン中の表示を行って賊に対するアピールを行
い、セットの盗み出し意欲を削ぐようにしても良い。ま
た、カーオーディオ装置に警報音信号発生部を設けて出
力側をアンプの入力側と接続するとともに該警報音信号
発生部とアンプを+B電源で給電し、アンチセフトオフ
指令のIDコードがプログラマブルROMに登録された
IDコード一致しなかったとき、システムコントローラ
の警報制御で警報音信号発生部に警報音信号を発生させ
て、スピーカから警報音を出力させるようにしたり、ア
ーム状態のときに異常が発生したときカーセキュリティ
装置本体側から警報信号をカーオーディオ装置側のシス
テムコントローラへ出力し、システムコントローラの警
報制御で警報音を発生させるようにしてもよい。
【0039】更に、上記した実施例ではアンチセフトオ
フ指令を出力したあとセキュリティコントローラはID
コードを抹消するようにしたが(図3のステップ215
参照)、抹消しないようにして、運転者が変更操作をし
ない限り同一のIDコードが出力されるようにしてもよ
く、また、予めカーセキュリティ装置本体毎に個別に定
められた固定のIDコードを出力するようにしたり、I
Dコードとは別にアンチセフトに関する固定したコマン
ドコードを用意し、該コマンドコード+IDコードをア
ンチセフトオン指令やアンチセフトオフ指令として出力
するようにし、カーオーディオ装置のIDコード登録/
消去部はアンチセフトオン指令に係るコマンドコード+
IDコードを入力したときIDコードをプログラマブル
ROMに登録し、アンチセフトオン指令に係るコマンド
コード+IDコードを入力したときプログラマブルRO
MのIDコードとの照合と消去を行うようにしてもよ
い。
【0040】また、アンチセフトオフ指令のIDコード
がプログラマブルROMに登録されたIDコードと不一
致であったとき、カーセキュリティ装置本体のセキュリ
ティコントローラが一定時間ウエイトを取るようにした
が、カーオーディオ装置のシステムコントローラが一定
時間ウエイトを取り、この間新たなIDコードの入力を
受け付けないようにしてもよい。
【0041】また、上記した実施例ではカーセキュリテ
ィ装置本体にカーエンタータイメント機器を1つだけ接
続したが、カーオーディオ装置に加えてカーTV装置な
ど複数のカーエンタータイメント機器を接続するように
してもよく、この場合、カーセキュリティ装置本体のア
ンチセフトオン指令やアンチセフトオフ指令の出力端子
を複数個設けたり、該出力端子は1つとして出力ライン
の途中で各機器に並列接続したりすれば良く、一致信号
の入力端子も複数個設けたり、各機器がアンチセフトオ
フ指令を入力してから一致信号を出力するまでに時間差
を設けてあれば、どの機器が一致信号を出力したか分か
るので、各機器からの入力ラインの途中で共通化して1
つの入力端子としたりすればよい。
【0042】更に、本発明はカーセキュリティ装置に限
定されず、ホームセキュリティ装置本体と、ホームオー
ディオ装置やTV装置などの1または複数のホームエン
ターテイメント機器を組み合わせに適用できるのは勿論
である。
【0043】
【発明の効果】以上本発明の1つによれば、手元操作器
でアーム操作またはディスアーム操作を行うと、セキュ
リティ装置本体が警戒状態または警戒解除状態になると
ともに、セキュリティ制御手段が所定のIDコードを含
むアンチセフトオン指令またはアンチセフトオフ指令を
エンターテイメント機器に出力し、エンターテイメント
機器はアンチセフトオン指令を入力すると、該アンチセ
フトオン指令に含まれるIDコードをプログラマブルR
OMに登録するとともに動作を禁止し、アンチセフトオ
フ指令を入力すると、該アンチセフトオフ指令に含まれ
るIDコードをプログラマブルROMに登録されたID
コードと照合し、一致したときプログラマブルROMの
登録IDコードを消去し、動作禁止を解除するように構
成したから、プログラマブルROMにIDコードが登録
されるとバックアップ電源が遮断されてもIDコードは
消えず、その後同一のIDコードが入力されるまで確実
にエンターテイメント機器の正常動作を阻止することが
できるので、電源切断センサ回路に加えて乾電池式バッ
クアップ電源回路も不要となり、エンターテイメント機
器のスペースを節約できる。更に、アーム/ディスアー
ム操作を行う手元操作器とセキュリティ装置本体がない
とプログラマブルROMのIDコードを消去することは
難しく、手元操作器はユーザが持ち歩くので賊がエンタ
ーテイメント機器を正常動作させるのを不可能にでき
る。また、セキュリティ装置本体に対するアーム/ディ
スアーム操作とエンターテイメント機器に対するアンチ
セフトオン/オフ操作を別個にしなくて済み、手間が省
ける。
【0044】また本発明の他の1つによれば、セキュリ
ティ制御手段は操作手段で予め設定されたIDコードを
含むアンチセフトオン指令とアンチセフトオフ指令の出
力を行うように構成したから、万一、賊が手元操作器と
セキュリティ装置本体を入手してもプログラマブルRO
Mに登録されたIDコードを捜し当てることは容易でな
く、エンターテイメント機器の使用が困難なままとでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるリモコン式のカーセ
キュリティ装置の要部ブロック図である。
【図2】図1におけるカーオーディオ装置のシステムコ
ントローラの動作を示す流れ図である。
【図3】図1におけるカーセキュリティ装置のセキュリ
ティコントローラの動作を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 手元操作器 6 セキュリティ装置本体 7 受信部 8 操作部 10 セキュリティコントローラ 11 カーオーディオ装置 13 プログラマブルROM 22 システムコントローラ 22a 制御部 22b IDコード登録/消去部 22c 制御禁止部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーム/ディスアーム操作を行う手元操
    作器と、異常の発生を検出する異常検出手段と、警報を
    発する警報手段と、手元操作器の操作に従い、異常監視
    と警報制御を行うセキュリティ装置本体とを備え、セキ
    ュリティ装置本体は手元操作器からの送信信号を受信す
    る受信手段と、受信手段がアーム操作指令を受信したと
    き警戒状態となって異常監視及び異常発生時に所定の警
    報制御を行い、ディスアーム操作指令を受信したとき警
    戒解除を行うセキュリティ制御手段を含むセキュリティ
    装置において、 セキュリティ装置本体を1または複数のエンターテイメ
    ント機器と接続するとともに、 セキュリティ装置本体のセキュリティ制御手段は、アー
    ム操作指令受信したとき所定のIDコードを含むアン
    チセフトオン指令を各エンターテイメント機器に出力
    し、ディスアーム操作指令受信したとき所定のIDコ
    ードを含むアンチセフトオフ指令を各エンターテイメン
    ト機器に出力し、 各エンターテイメント機器は、プログラマブルROM
    と、 アンチセフト指令入力すると、該アンチセフト指令に
    含まれるIDコードをプログラマブルROMに登録し、
    アンチセフトオフ指令入力すると該アンチセフトオフ
    指令に含まれるIDコードをプログラマブルROMに登
    録されたIDコードと照合し、一致したときプログラマ
    ブルROMの登録IDコードを消去するIDコード登録
    /消去手段と、 プログラマブルROMにIDコードが登録されていると
    き、エンターテイメント機器の動作を禁止する禁止手段
    と、 を設けたことを特徴とするセキュリティ装置。
  2. 【請求項2】 前記セキュリティ装置本体にIDコード
    の設定を行う操作手段を設け、前記セキュリティ制御手
    段は設定IDコードを含むアンチセフトオン指令とアン
    チセフトオフ指令の出力を行うようにしたこと、を特徴
    とする請求項1記載のセキュリティ装置。
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