JP2565464Y2 - 注出口付液体紙容器 - Google Patents

注出口付液体紙容器

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JP2565464Y2
JP2565464Y2 JP1992048232U JP4823292U JP2565464Y2 JP 2565464 Y2 JP2565464 Y2 JP 2565464Y2 JP 1992048232 U JP1992048232 U JP 1992048232U JP 4823292 U JP4823292 U JP 4823292U JP 2565464 Y2 JP2565464 Y2 JP 2565464Y2
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忠祐 小嶋
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ジュース、お酒などを
収容した注出口付の液体紙容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の液体紙容器においては、
液体注出用開孔がフィルム材にて覆われている容器本体
に、キャップが取り付けられた注出口を外付けしたもの
があり、そして前記注出口は、容器本体側に取り付けら
れる略筒状の口栓と、この口栓内にあって前記フィルム
材を破断する開封刃を備えた中栓とからなる構造を有し
ており、開封に際して前記中栓を降ろして(押し下げる
ようにしたり、キャップの回転に伴って下りるようにし
たものがある)開孔を開封するようにしているものであ
った(実公昭58−37828号、実開昭64−912
8号参照)。そして図5に示すように前記中栓1は略筒
状に形成され、外周部2の下部には複数の開封刃3が一
体にして配列されている。4は内容物を、5は空気を通
す流通孔である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、フィルムを
用いた容器本体の開孔に対する窓貼りは、容器本体の内
層側樹脂の選択や注出口(口栓)の取着性などを考慮し
て内外からフィルム材が貼り付けられている。これを図
示すると、図6に示すように、容器本体aの開孔bを内
方側から裏窓フィルム材cにて覆うとともに、容器本体
aの外方側からは、開孔の外周に沿う中間フィルム材d
を介して、前記開孔より径の小さい透孔を有するリング
状の表窓フィルム材eを貼り付けており、この表窓フィ
ルム材eは中間フィルム材dから裏窓フィルム材cにか
けて貼り合わせられていた。
【0004】このようにして覆われた開孔部分に対して
上記注出口が取り付けられているが、図5に示す中栓を
降ろして開封する際に中栓の開封刃が裏窓フィルム材c
と表窓フィルム材eとの接着部分に沿って破断すること
から、図7に示すように、破断部分Aで裏窓フィルム材
cと表窓フィルムeとの間に隙間が生じ易いという問題
があり、その隙間から注出時に付着した内容物が開孔b
の内周縁に染み込むことがあった。この問題を解決する
ためには注出口、中栓全体の径を小さくして裏窓フィル
ムcと表窓フィルムeの接着部分に開封刃が当たらない
ようにすればよいのであるが、そうすると従来のキャッ
プ、注出口、中栓すべての金型寸法を変更しなければな
らず、キャップ、注出口を汎用できなくなるという問題
も生じる。
【0005】そこで本考案は上記した事情に鑑み、キャ
ップや中栓の金型寸法などを変更することなく、開封に
際して、上記破断部分の裏窓フィルム材と表窓フィルム
材との間に隙間が生じないようにすることを課題とし、
開封後も開孔内周縁が適正に保護されるようにすること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記した課題
を考慮してなされたもので、容器本体の液体注出用開孔
容器本体の内方側から裏窓フィルム材で覆われるとと
もに容器本体の外方側から透孔を有するリング状の表窓
フィルム材で貼り合せることにより覆われ、前記裏窓フ
ィルム材を破断して開孔を開封する中栓を備えた注出口
を、容器本体に取着した液体紙容器において、前記中栓
は下部に複数の開封刃を備え、該開封刃の先端は、前記
中栓の外周部から中栓軸中心側に偏倚した軸中心周りに
沿って並び、前記表窓フィルム材の透孔の外周より内側
位置していることを特徴とする注出口付液体紙容器を
提供して、上記課題を解消するものである。
【0007】
【作用】本考案においては中栓の開封刃の先端が中栓中
心軸側で表窓フィルム材の透孔の外周の内側にあり、こ
の中栓を下ろした際に、裏窓フィルム材と表窓フィルム
との貼り合わせ部分近傍に開封刃が当たらなくなり、開
封刃により直接破断されたり、貼り合わせ部分が引っ張
られて剥がれたり、また、ピンホールが生じるというこ
とがなくなる。
【0008】
【実施例】つぎに本考案を図1から図に示す一実施例
に基づいて詳細に説明する。なお、容器本体、口栓は従
来と同様であり、その説明を省略する。図1は本考案に
係る第一の実施例を示しており、この中栓1において、
開封刃3の先端は上記裏窓フィルム材と表窓フィルム材
との貼り合わせ部分に対応しないように外周部2から中
栓中心軸6側であって表窓フィルム材の透孔の外周の内
側に対応するように偏倚し、中栓中心軸6周りに沿って
並んだ状態にして外周部2に一体に設けられている。
【0009】図2は第二の実施例を示しており、外周部
2の下部に開封刃3を一体に設けた状態とし、前記外周
部2の下部の径を小さくしたものであり、このように外
周部2の径を小さくすることによって開封刃3の先端
れぞれを、裏窓フィルム材と表窓フィルム材との貼り合
わせ部分に対応しないようにしたものである。
【0010】図3と図4は第三の実施例を示している。
この実施例においては、外周部2の下部から中栓中心軸
6に向けて下方に傾斜したステー7を設けて、これらを
中栓中心軸6の部分で一体化している。そして三箇所の
ステー間における中栓中心軸6側に開封刃3を一体に設
けたものである。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
容器本体の液体注出用開孔が容器本体の内方側から裏窓
フィルム材で覆われるとともに容器本体の外方側から透
孔を有するリング状の表窓フィルム材で貼り合せること
により覆われ、前記裏窓フィルム材を破断して開孔を開
封する中栓を備えた注出口を、容器本体に取着した液体
紙容器において、前記中栓は下部に複数の開封刃を備
え、該開封刃の先端は、前記中栓の外周部から中栓軸中
心側に偏倚した軸中心周りに沿って並び、前記表窓フィ
ルム材の透孔の外周より内側に位置していることを特徴
とするものである。このように中栓の開封刃の先端が中
栓中心軸側に寄って中栓中心軸周りに沿って並び、表窓
フィルム材の透孔の外周より内側に位置していることか
ら、裏窓フィルム材と表窓フィルム材との貼り合わせに
より覆われている液体注出用開孔を開封する際、前記フ
ィルム材の貼り合わせ部分に開封刃が当接せずに力を及
ばさないようになり、その貼り合わせ部分に隙間を生じ
させないようになる。また、開封刃が外周部下部から中
栓中心軸側に寄って外方側へは突出する状態とならない
ことから、開封刃が損傷し難くなるとともに、この中栓
自体を単独で取り扱う際の危険性が低減されるようにな
るなど、実用性に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る注出口付液体紙容器の第一の実施
例を断面で示す説明図である。
【図2】第二の実施例を断面で示す説明図である。
【図3】第三の実施例を断面で示す説明図である。
【図4】第三の実施例の底面を示す説明図である。
【図5】従来例を断面で示す説明図である。
【図6】フィルム材に覆われた液体注出用開孔を示す説
明図である。
【図7】液体注出用開孔の開封状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1…中栓 2…外周部 3…開封刃 6…中栓中心軸 b…開孔 c…裏窓フィルム材 e…表窓フィルム材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体の液体注出用開孔が容器本体の内
    方側から裏窓フィルム材で覆われるとともに容器本体の
    外方側から透孔を有するリング状の表窓フィルム材で貼
    り合せることにより覆われ、前記裏窓フィルム材を破断
    して開孔を開封する中栓を備えた注出口を、容器本体に
    取着した液体紙容器において、 前記中栓は下部に複数の開封刃を備え、該開封刃の先端
    は、前記中栓の外周部から中栓軸中心側に偏倚した軸中
    心周りに沿って並び、前記表窓フィルム材の透孔の外周
    より内側に位置していることを特徴とする注出口付液体
    紙容器。
JP1992048232U 1992-06-18 1992-06-18 注出口付液体紙容器 Expired - Fee Related JP2565464Y2 (ja)

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JPH061232U JPH061232U (ja) 1994-01-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0547061Y2 (ja) * 1987-09-24 1993-12-10
JPH0613068Y2 (ja) * 1989-02-13 1994-04-06 日本製紙株式会社 口栓付紙容器

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JPH061232U (ja) 1994-01-11

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