JP2564923B2 - 射出成形金型 - Google Patents

射出成形金型

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JP2564923B2 JP31822588A JP31822588A JP2564923B2 JP 2564923 B2 JP2564923 B2 JP 2564923B2 JP 31822588 A JP31822588 A JP 31822588A JP 31822588 A JP31822588 A JP 31822588A JP 2564923 B2 JP2564923 B2 JP 2564923B2
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gate
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gate cutting
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与志信 武田
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Mitsubishi Materials Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、フロツピーデイスクのシヤツタを樹脂で成
形するために用いられる射出成形金型に関する。
「従来の技術」 一般にマイクロフロツピーデイスクのケースは、第4
図および第5図に示すように、記憶用デイスク体を収納
する樹脂製の上ハーフ1および下ハーフ2と、これらハ
ーフ1,2の外周部に摺動可能に取り付けられた断面コ字
状のステンレス製シヤツタ3とから構成され、非使用時
には上記シヤツタ3で各ハーフ1,2の磁気ヘッド導入口
4,5を塞ぐようになっている。
ところが、このようなステンレス製シヤツタ3を備え
たケースでは、シヤツタ開閉時にシヤツタ3のエツジで
各ハーフ1,2の樹脂が僅かながら削られ、この削りかす
が磁気デイスク体に付着して情報の書き込み・読み取り
を妨害するおそれがあるうえ、全体の重量の増大を招
き、さらに製造コストが高くつくなどの欠点が指摘され
ていた。
そこで本発明者らは、この問題を改善するためシヤツ
タ3を樹脂で成形し、その軽量化を図るとともに、ハー
フとの接触を柔らかくして削りかすの発生を抑えること
を提案し、第6図に示すような射出成形金型を実際に製
作して、樹脂製シヤツタの製造を試みた。
図中符号10はキヤビテイ入子11が組み入れられた固定
型板、12は長方板状のコア部12Aが垂直に形成された可
動型板、13は可動型板12に沿って摺動可能に取り付けら
れた可動側スライドコアであり、これらスライドコア1
3,13は、図示しない傾斜ピンにより、型開き時にはコア
部12Aから離間し、型閉め時にはコア部12Aに接近するよ
うになっている。
そして上記キヤビテイ入子11、コア部12A、各スライ
ドコア13の間には、上記金属製シヤツタ3と同一形状を
なすキヤビテイ14が画成されている。また、キヤビテイ
入子11および固定型板10を貫通して、キヤビテイの底板
成形部14Bの長手方向両端部の上面に開口する射出ノズ
ルN,Nが設けられている。
「発明が解決しようとする課題」 しかし、上記の射出成形金型では、成形されたシヤツ
タのゲート部分を、型開きと同時に単に引きちぎる構成
となっているため、このゲート部分の切断位置が不正確
で切り口が汚く、いわゆるゲートマークが非常に目立つ
うえ、ゲートの位置をシヤツタの底面に設定しているた
めなおさら人目につきやすく、成形品の美観を著しく損
ねる欠点があった。
この問題を改善するには、ゲートの口径を小さくする
ことが有効であるが、そうするとキヤビテイ14への流入
抵抗が大きくなり、射出に長い時間を要する欠点があっ
た。また、射出時間短縮のため樹脂の射出圧力を大きく
すると、一方の射出ノズルNのゲートが詰まった場合
に、他方の射出ノズルNに大きな圧力がかかり、この射
出ノズルNのゲートを破損するなどのおそれもあった。
「課題を解決するための手段」 本発明は上記課題を解決するためになされたもので、
対向する一対の側板と、これら側板を断面コ字状に連結
する底板とからなるフロツピーデイスク用シヤツタを一
体成形するための射出成形金型であって、樹脂通路を有
する固定型板と、この固定型板との対向面に長方板状の
コア部が突設された可動型板と、前記コア部の両側面に
離接可能に設けられた一対のスライドコアとにより前述
のシヤツタ形状をなすキヤビテイを画成するとともに、
このキヤビテイの前記底板部分の長手方向両側には、前
記樹脂通路と底板部分の長手方向両端縁とを連通するゲ
ートを構成し移動時に成形品のゲート部分を切断しうる
ゲート切刃を有するゲートカツト部材を移動可能に設け
るとともに、これらゲートカツト部材を型の開閉に連動
して移動させるゲートカツト機構を設けたことを特徴と
する。
「作 用」 この射出成形金型では、まず型閉め状態において溶融
樹脂を樹脂通路およびゲートを介してキヤビテイ内に注
入したうえ、ゲートカツト部材をゲートカツト機構で移
動させるとこにより、ゲート切刃でシヤツタとゲート部
分との境を正確かつ鋭利に切断することができる。した
がって、ゲート切断位置が正確で、奇麗な切断面が得ら
れる。同時に、ゲート位置をシヤツタ底板の長手方向両
端縁に設定しているから、一層ゲートマークが目立ちに
くく、その分ゲート口径を大きくしてキヤビテイへの流
路抵抗の低減を図ることができ、短時間かつ低圧力での
射出成形が可能である。
「実施例」 第1図および第2図は、本発明に係わる射出成形金型
の一実施例を示す正断面図および側断面図であり、以下
の説明で用いる上下関係はこれらの図に従うものとす
る。
図中符号20は固定型板、21は可動型板を示し、この可
動型板21には固定型板20との対向面に長方板状のコア部
21Aが一体形成されている。固定型板20は固定受板22を
介して固定取付板(図示略)に固定されている。一方、
可動型板21は可動受板23を上面に固定され、この可動受
板23の下面と対向して移動板24および支持板25(ゲート
カツト機構の一部)が順に配置されている。また可動受
板23の下面には、第2図に示すように移動板24を摺動自
在に貫通し、支持板25との最短距離を規制する複数のス
ペーサ26が固定されており、これら可動受板23、支持板
25は図示しない可動取付板により、それぞれ別個に駆動
されるようになっている。移動板24にはまた、上端が固
定側に固定された連結ピン27の下端が固定され、可動側
部材28と移動板24との間にはスプリング29が介装されて
いる。
また可動型板21の上面に沿って、第2図に示すように
一対のスライドコア30がコア部21Aを間に挟んで対称に
配置され、コア部21Aの両側面に対し接近離間可能とさ
れている。これらスライドコア30と固定型板21の間に
は、それぞれ傾斜ピン31が摺動可能に貫入されており、
可動型板21が固定型板20から離れると両スライドコア30
が傾斜ピンに沿ってコア部21Aから離れ、逆に型閉め状
態では、両スライドコア30、固定型板22、コア部21Aの
間にシヤツタの全体形状をなすキヤビテイ32が画成され
る。
そして固定型板22内には、第1図に示すように樹脂通
路34がキヤビテイ32の両側に一対形成され、これら樹脂
通路34に連通して可動型板21の上面にはキヤビテイ32の
近傍に延びるランナー35(樹脂通路)がそれぞれ形成さ
れている。他方、可動型板21には、キヤビテイ32の底板
成形部32Aの長手方向両側に角棒状のゲートカツト部材3
6が上下摺動可能に挿通されている。これらゲートカツ
ト部材36の上端部には、一端がランナー35に連通し、他
端が斜めに下方に窄んで底板成形部32Aの端面にスリッ
ト状に開口するサブマリンゲート37がそれぞれ形成さ
れ、これらゲート37の開口部上縁は、第3図に示すよう
に底板成形部32A側で斜め下方を向く鋭角のゲート切刃3
7Aとなっている。このゲート切刃37Aがゲートカツト部
材36の移動軸線となす角αは25〜35℃の範囲であること
が望ましい。上記範囲未満ではこの切刃37Aが欠損しや
すく、また上記範囲より大きいと成形品のゲート部分を
引きちぎる傾向が強くなり、ゲート切断位置が不正確に
なって切断面が奇麗にならない。一方、各ゲートカツト
部材36の下端は、可動受板23および移動板24を摺動自在
に貫通して支持板25に固定され、その外周と可動受板23
との間にはそれぞれボールスタイダ38が介装されてい
る。
さらに、可動型板21には突出ピン40が垂直に挿通さ
れ、その上端がコア部21Aの上面からキヤビテイ32内に
出没可能とされている。これら突出ピン40の下端は、可
動受板23を貫通して移動板24に固定されている。同様
に、可動型板21にはランナー35内に出没可能な突出ピン
41が貫通され、可動受板23を貫通して下端が移動板24に
固定されている(図示略)。
次に、上記構成からなる上記射出成形金型の使用方向
を説明する。
まず、第1図および第2図に示す型閉め状態で、図示
しないノズルから樹脂通路34にABSまたはPOM等の溶融樹
脂を供給し、各ランナー35およびゲート37を介してキヤ
ビテイ32内に樹脂を注入する。
次いで、この樹脂が十分に固化したら、まず支持板25
を下方に移動させ(開閉面)、各ゲートカツト部材36
を第3図中二点鎖線で示す位置まで下降させる。これに
より、成形品のゲート部分はゲート切刃37Aで切断され
たうえ、ゲートカツト部材36の下降に伴い弾性変形して
ゲート37から引き抜かれ、ランナー部分とともに残る。
次に、支持板25を可動受板23から離したまま、可動型
板を下降させ型開き(開閉面)を行なう。すると、傾
斜ピン31に沿ってスライドコア30がコア部21Aから離れ
るとともに、連結ピン27で固定側に直結された移動板24
は定位置に残るため、キヤビテイ32内に各突出ピン40が
突出してシヤツタが突き落とされるとともに、ランナー
35内に各突出ピン41が突出してランナー部分を突き落と
す。
成形が終了したら、まず支持板25をスペーサ26に当接
する位置まで戻し、次いで可動型板21を上昇して型閉め
し、前記同様のサイクルを繰り返す。
このような射出成形金型によれば、ゲートカツト部材
36を支持板25で移動させることにより、ゲート切刃37A
で成形されたシヤツタとゲート部分との境を正確かつ鋭
利に切断することができるため、バリなどが生じずゲー
ト切断面が奇麗で、ゲートマークが目立たない。
また、ゲート37の位置を底板成形部32Aの長手方向両
端縁に設定したことにより、より一層ゲートマークを目
立たなくできるとともに、その分、ゲート37の開口面積
を大きくとることができ、その流路抵抗を低下して短時
間かつ低圧力での射出成形が可能となり、生産性向上が
図れる。
さらに、型開き前に予めシヤツタとゲート部分とを切
断しておくことができるため、一連の成形時間にロスを
生じることがないうえ、型開き動作からゲートカツト部
材36の駆動力を得ているので、タイミングずれや誤動作
のおそれがなく、信頼性が高いという利点を有する。
なお、上記実施例ではゲートカツト部材36を可動側に
設けていたが、固定側に設ける構成も可能であるし、ゲ
ート切刃37Aを上向きに形成すれば、ゲートカツト部材3
6を上昇させてゲートカツトを行なう構成も可能であ
る。また、ゲートカツト部材36の駆動力を型開き動作と
は別の駆動源から得ても良い。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明の射出成形金型によれ
ば、ゲートカツト部材をゲートカツト機構で移動させる
ことにより、ゲート切刃でシヤツタとゲート部分との境
を正確かつ鋭利に切断することができる。したがってゲ
ート切断面が奇麗で、ゲートマークが目立たないうえ、
ゲート位置をシヤツタ底板の長手方向両端縁に設定した
ことにより、より一層ゲートマークが人目につかない。
その分、キヤビテイへの流路断面積が大きくなることが
でき、短時間かつ低圧力での射出成形が可能となり、生
産性向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明に係わる射出成形金型の正
断面図および側断面図、第3図は同実施例のゲート部分
を拡大した正断面図、第4図および第5図はマイクロフ
ロツピーデイスクの平面図および下面図、第6図は従来
の射出成形金型を示す縦断面図である。 20……固定型板、21……可動型板、21A……コア部、30
……スライドコア、32……キヤビテイ、32A……底板成
形部、34……樹脂通路、35……ランナー(樹脂通路の一
部)、36……ゲートカツト部材、37……ゲート、37A…
…ゲート切刃、40,41……突出ピン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向する一対の側板と、これら側板を断面
    コ字状に連結する底板とからなるフロツピーデイスク用
    シヤツタを一体成形するための射出成形金型であって、 樹脂通路を有する固定型板と、固定型板との対向面に長
    方板状にコア部が突設された可動型板と、前記コア部の
    両側面に離接可能に設けられた一対のスライドコアとに
    より前述のシヤツタ形状をなすキヤビテイを画成すると
    ともに、 このキヤビテイの前記底板部分の長手方向両側には、前
    記樹脂通路と底板部分の長手方向両端縁とを連通するゲ
    ートを構成し移動時に成形品のゲート部分を切断しうる
    ゲート切刃を有するゲートカツト部材を移動可能に設け
    るとともに、これらゲートカツト部材を型の開閉に連動
    して移動させるゲートカツト機構を設けたことを特徴と
    する射出成形金型。
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JPH0512112U (ja) * 1991-07-30 1993-02-19 豊田合成株式会社 射出成形用金型
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