JP2564228B2 - 生物学的汚水処理装置 - Google Patents
生物学的汚水処理装置Info
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- JP2564228B2 JP2564228B2 JP4173679A JP17367992A JP2564228B2 JP 2564228 B2 JP2564228 B2 JP 2564228B2 JP 4173679 A JP4173679 A JP 4173679A JP 17367992 A JP17367992 A JP 17367992A JP 2564228 B2 JP2564228 B2 JP 2564228B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aeration
- sewage treatment
- carrier
- biological sewage
- sludge
- Prior art date
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Activated Sludge Processes (AREA)
- Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、下水・産業排水等の有
機物処理を行う生物学的汚水処理装置に関する。
機物処理を行う生物学的汚水処理装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】高速エアレーション沈澱池は、従来別個
の水槽を用いて行われていた活性汚泥法中の曝気プロセ
スと最終沈澱プロセスを、内部をコンクリートあるいは
鋼板製の隔壁によって仕切られた単一の水槽内で実行す
ることにより、返送汚泥プロセスを省略し、処理に要す
る電力費の低減を図ると共に、曝気部内の有機性浮遊物
質量（Ｍｉｘｅｄ Ｌｉｑｕｏｒ Ｖｏｌａｔｉｌｅ
Ｓｕｓｐｅｎｄｅｄ Ｓｏｌｉｄｓ（以下ＭＬＶＳＳと
記述する））を２，５００〜５，０００ｍｇ／ｌの高濃
度に保持することにより排水処理能力を向上させ、従来
６〜８時間を要するとされていた曝気を約２〜３時間で
行わせることにより排水処理設備の設置面積を低減でき
る装置である。
の水槽を用いて行われていた活性汚泥法中の曝気プロセ
スと最終沈澱プロセスを、内部をコンクリートあるいは
鋼板製の隔壁によって仕切られた単一の水槽内で実行す
ることにより、返送汚泥プロセスを省略し、処理に要す
る電力費の低減を図ると共に、曝気部内の有機性浮遊物
質量（Ｍｉｘｅｄ Ｌｉｑｕｏｒ Ｖｏｌａｔｉｌｅ
Ｓｕｓｐｅｎｄｅｄ Ｓｏｌｉｄｓ（以下ＭＬＶＳＳと
記述する））を２，５００〜５，０００ｍｇ／ｌの高濃
度に保持することにより排水処理能力を向上させ、従来
６〜８時間を要するとされていた曝気を約２〜３時間で
行わせることにより排水処理設備の設置面積を低減でき
る装置である。
【０００３】この高速エアレーション沈澱池の曝気部に
は攪拌機が設置されており、流入エアーの微細化と完全
混合を助けている。
は攪拌機が設置されており、流入エアーの微細化と完全
混合を助けている。
【０００４】この高速エアレーション沈澱池の処理水質
の向上、処理の安定化、ＭＬＶＳＳの高濃度保持を目的
に固定化担体を添加することが特願昭６３−３３６３６
号および特開平３−１７８３９５号公報に提案されてい
る。しかし、固定化担体を添加するため、従来の高速エ
アレーション沈澱池に設置されている攪拌機では装置の
機能および処理の目標を果たすことができない。すなわ
ち、流入エアーの微細化、曝気部内の完全混合、担体の
浮上を達成することができない。
の向上、処理の安定化、ＭＬＶＳＳの高濃度保持を目的
に固定化担体を添加することが特願昭６３−３３６３６
号および特開平３−１７８３９５号公報に提案されてい
る。しかし、固定化担体を添加するため、従来の高速エ
アレーション沈澱池に設置されている攪拌機では装置の
機能および処理の目標を果たすことができない。すなわ
ち、流入エアーの微細化、曝気部内の完全混合、担体の
浮上を達成することができない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の高速エアレーシ
ョン沈澱池に設置されている攪拌機は流入エアーの微細
化と完全混合を目的としており、担体の浮上については
特に考慮していない。つまり、攪拌強度が小さく、比重
の大きい担体は浮上できず底部に堆積してしまう。ま
た、単に回転数を上げても活性汚泥フロックから担体が
剥離してしまい、処理水質の向上、処理の安定化にはつ
ながらない。
ョン沈澱池に設置されている攪拌機は流入エアーの微細
化と完全混合を目的としており、担体の浮上については
特に考慮していない。つまり、攪拌強度が小さく、比重
の大きい担体は浮上できず底部に堆積してしまう。ま
た、単に回転数を上げても活性汚泥フロックから担体が
剥離してしまい、処理水質の向上、処理の安定化にはつ
ながらない。
【０００６】そこで、本発明は固定化担体を添加する高
速エアレーション沈澱池において、流入エアーの微細
化、完全混合、担体の浮上を達成できる合理的な装置を
提供するものである。
速エアレーション沈澱池において、流入エアーの微細
化、完全混合、担体の浮上を達成できる合理的な装置を
提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は以下の通
りである。
りである。
【０００８】 固定化担体を用いる高速エアレーショ
ン沈澱池の曝気部に設置する攪拌機の下部をタービン
翼、上部をプロペラあるいはパドル翼とし、微細気泡散
気管を曝気部底面に配置したことを特徴とする生物学的
汚水処理装置。
ン沈澱池の曝気部に設置する攪拌機の下部をタービン
翼、上部をプロペラあるいはパドル翼とし、微細気泡散
気管を曝気部底面に配置したことを特徴とする生物学的
汚水処理装置。
【０００９】 固定化担体が高炉水砕スラグ微粉であ
ることを特徴とする前記の生物学的汚水処理装置。
ることを特徴とする前記の生物学的汚水処理装置。
【００１０】 微細気泡散気管に逆流防止機構を設け
たことを特徴とする前記の生物学的汚水処理装置。
たことを特徴とする前記の生物学的汚水処理装置。
【００１１】
【作用】以下、本発明について詳細に説明する。
【００１２】図１は、本発明の装置内部の機構が明らか
になるように縦方向断面を示したものである。水槽本体
１は、内筒４と外筒８によって曝気部５と循環部９と沈
澱部１０に分割される。内筒４と水槽本体１に囲まれた
曝気部５には、前述の固定化担体が添加されている。な
お、この固体化担体はゼオライト・珪砂・活性炭等どん
なものでも良いが、高炉水砕スラグが最も好ましい。
になるように縦方向断面を示したものである。水槽本体
１は、内筒４と外筒８によって曝気部５と循環部９と沈
澱部１０に分割される。内筒４と水槽本体１に囲まれた
曝気部５には、前述の固定化担体が添加されている。な
お、この固体化担体はゼオライト・珪砂・活性炭等どん
なものでも良いが、高炉水砕スラグが最も好ましい。
【００１３】流入水Ｗは水槽本体１底付近の流入口２か
ら曝気部５内に流入し、散気装置３から噴出する空気Ａ
Ｏおよび攪拌機１２により曝気部５内を循環させられ、
生物処理が施される。内筒４の上部から溢れ出た一時処
理水Ｗ1 と固定化担体の周りに付着発達した活性汚泥６
は、内筒４と外筒８に囲まれた循環部９を流下する。こ
の過程で生物処理が更に進行するとともに、比較的比重
の大きい汚泥が沈降分離される。
ら曝気部５内に流入し、散気装置３から噴出する空気Ａ
Ｏおよび攪拌機１２により曝気部５内を循環させられ、
生物処理が施される。内筒４の上部から溢れ出た一時処
理水Ｗ1 と固定化担体の周りに付着発達した活性汚泥６
は、内筒４と外筒８に囲まれた循環部９を流下する。こ
の過程で生物処理が更に進行するとともに、比較的比重
の大きい汚泥が沈降分離される。
【００１４】循環部９を経て外筒８の下部から外側に溢
れ出た二次処理水Ｗ2 は、沈澱部１０の中を上向きに流
れて行く。ここでは、一般の上向流式沈澱池と同じ原理
で活性汚泥が沈澱分離されるが、従来の活性汚泥に比べ
て固定化担体を含有しているため比重が大きく、曝気部
５内の流れに起因する沈澱部１０内の流れによって処理
水中に活性汚泥が混入することはない。上澄水Ｗ3 は流
出溝１１から排出される。
れ出た二次処理水Ｗ2 は、沈澱部１０の中を上向きに流
れて行く。ここでは、一般の上向流式沈澱池と同じ原理
で活性汚泥が沈澱分離されるが、従来の活性汚泥に比べ
て固定化担体を含有しているため比重が大きく、曝気部
５内の流れに起因する沈澱部１０内の流れによって処理
水中に活性汚泥が混入することはない。上澄水Ｗ3 は流
出溝１１から排出される。
【００１５】循環部９と沈澱部１０において処理水から
分離した固定化担体を含有する分離汚泥は内筒４および
外筒８と水槽本体１との間を自重により落下し、再び曝
気部５内に戻る。余剰汚泥Ｄ1 は汚泥排出口７より排出
され、別途処理される。
分離した固定化担体を含有する分離汚泥は内筒４および
外筒８と水槽本体１との間を自重により落下し、再び曝
気部５内に戻る。余剰汚泥Ｄ1 は汚泥排出口７より排出
され、別途処理される。
【００１６】以上の点は従来の高速エアレーション沈澱
池と変わらない。本発明において工夫した点は以下の３
点である。
池と変わらない。本発明において工夫した点は以下の３
点である。
【００１７】まず１点目は、散気装置３に微細気泡散気
管を用いたことである。従来は、散気孔方式、あるいは
配管のみを設置し、攪拌機１２の回転により気泡の微細
化を図っていた。しかし、後述する様に担体の浮上機能
を攪拌翼に持たせる事で、気泡の微細化については散気
装置にその機能を持たせた。微細気泡散気管はセラミッ
クスあるいはダイヤフラム等特に種類はどんなものでも
良いが、微細な担体を用いる場合、逆流防止機構を備え
たものが好ましい。
管を用いたことである。従来は、散気孔方式、あるいは
配管のみを設置し、攪拌機１２の回転により気泡の微細
化を図っていた。しかし、後述する様に担体の浮上機能
を攪拌翼に持たせる事で、気泡の微細化については散気
装置にその機能を持たせた。微細気泡散気管はセラミッ
クスあるいはダイヤフラム等特に種類はどんなものでも
良いが、微細な担体を用いる場合、逆流防止機構を備え
たものが好ましい。
【００１８】２点目は、下部攪拌翼に担体の浮上とエア
ーの横方向攪拌が行えるタービン翼を設けたことであ
る。タービン翼は、内筒スカート末端から引き込まれる
汚泥の流れを阻害しない様に、下部から上部に抜ける流
れをつくるタイプが好ましい。また、タービン翼の回転
により活性汚泥の解体や担体の剥離が起こらない様に、
タービン翼の形状および回転数を決定する必要がある。
ーの横方向攪拌が行えるタービン翼を設けたことであ
る。タービン翼は、内筒スカート末端から引き込まれる
汚泥の流れを阻害しない様に、下部から上部に抜ける流
れをつくるタイプが好ましい。また、タービン翼の回転
により活性汚泥の解体や担体の剥離が起こらない様に、
タービン翼の形状および回転数を決定する必要がある。
【００１９】３点目は、攪拌機上部に上向流を均一化す
るプロペラあるいはパドル翼を設置したことである。す
なわち、下部に設けたタービン翼の回転により作られる
上下流により内筒から起流する循環流が不均一になる恐
れがあるため、これを緩和し、均一な循環流を作るため
である。
るプロペラあるいはパドル翼を設置したことである。す
なわち、下部に設けたタービン翼の回転により作られる
上下流により内筒から起流する循環流が不均一になる恐
れがあるため、これを緩和し、均一な循環流を作るため
である。
【００２０】以上の３つの工夫により、固定化担体を用
いても流入エアーの微細化、完全混合、担体の浮上が十
分達成でき、処理水質の向上、処理の安定、高濃度ＭＬ
ＶＳＳの保持が図られる。
いても流入エアーの微細化、完全混合、担体の浮上が十
分達成でき、処理水質の向上、処理の安定、高濃度ＭＬ
ＶＳＳの保持が図られる。
【００２１】
【実施例】水槽本体（４．２５ｍφ×４．５ｍ）を内筒
および外筒によって曝気部（２１ｍ3 ）、沈澱部（１１
ｍ3 ）に仕切り、曝気部に粒径１〜５０μの高炉水砕ス
ラグの微粒を浮遊濃度２０００ｍｇ／ｌになる様に添加
した。また、水槽中央には、下部タービン翼、上部プロ
ペラ翼の攪拌機を設置し、曝気部底部面全面に微細気泡
散気管を配置し全面曝気した。
および外筒によって曝気部（２１ｍ3 ）、沈澱部（１１
ｍ3 ）に仕切り、曝気部に粒径１〜５０μの高炉水砕ス
ラグの微粒を浮遊濃度２０００ｍｇ／ｌになる様に添加
した。また、水槽中央には、下部タービン翼、上部プロ
ペラ翼の攪拌機を設置し、曝気部底部面全面に微細気泡
散気管を配置し全面曝気した。
【００２２】原水ＢＯＤ濃度１２０ｍｇ／ｌ、ＳＳ１３
０ｍｇ／ｌの生活排水を供給し、曝気部の滞留時間３時
間による連続処理を行った。その結果、安定した処理が
でき、処理水ＢＯＤ濃度１３ｍｇ／ｌ、ＳＳ濃度７ｍｇ
／ｌであった。また、この間、水砕の剥離、汚泥の解
体、水砕の沈澱もなかった。
０ｍｇ／ｌの生活排水を供給し、曝気部の滞留時間３時
間による連続処理を行った。その結果、安定した処理が
でき、処理水ＢＯＤ濃度１３ｍｇ／ｌ、ＳＳ濃度７ｍｇ
／ｌであった。また、この間、水砕の剥離、汚泥の解
体、水砕の沈澱もなかった。
【００２３】
【発明の効果】高速エアレーション沈澱池に固定化担体
を用いる活性汚泥処理において、担体の剥離、汚泥の解
体、担体の沈澱堆積を生じることなく、安定した処理を
行うことができる。
を用いる活性汚泥処理において、担体の剥離、汚泥の解
体、担体の沈澱堆積を生じることなく、安定した処理を
行うことができる。
【図１】本発明の生物学的汚水処理装置の断面図であ
る。
る。
【符号の説明】 １ 水槽本体 ２ 流入口 ３ 散気装置 ４ 内筒 ５ 曝気部 ６ 活性汚泥 ７ 汚泥排出口 ８ 外筒 ９ 循環部 １０ 沈澱部 １１ 流出溝 １２ 攪拌機 １３ 内筒傘部 Ｗ 流入水 Ｗ1 一次処理水 Ｗ2 二次処理水 Ｗ3 上澄水 ＡＯ、Ａ 空気 Ｄ1 余剰汚泥
Claims (3)
- 【請求項１】 固定化担体を用いる高速エアレーション
沈澱池の曝気部に設置する攪拌機の下部をタービン翼、
上部をプロペラあるいはパドル翼とし、微細気泡散気管
を曝気部底面に配置したことを特徴とする生物学的汚水
処理装置。 - 【請求項２】 固定化担体が高炉水砕スラグ微粉である
ことを特徴とする請求項１記載の生物学的汚水処理装
置。 - 【請求項３】 微細気泡散気管に逆流防止機構を設けた
ことを特徴とする請求項１記載の生物学的汚水処理装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4173679A JP2564228B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 生物学的汚水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4173679A JP2564228B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 生物学的汚水処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05337485A JPH05337485A (ja) | 1993-12-21 |
| JP2564228B2 true JP2564228B2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=15965094
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4173679A Expired - Lifetime JP2564228B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 生物学的汚水処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2564228B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102815784B (zh) * | 2012-08-29 | 2014-06-25 | 深圳清华大学研究院 | 好氧三相分离器在污水处理中的应用方法 |
| KR200475766Y1 (ko) * | 2014-04-08 | 2015-01-02 | 김희철 | 폭기 및 물의 유동을 이용한 수질개선장치 |
| CN107651749A (zh) * | 2017-10-31 | 2018-02-02 | 中海油天津化工研究设计院有限公司 | 一种预处理高浓度炼化废水的一体化生物反应器 |
-
1992
- 1992-06-09 JP JP4173679A patent/JP2564228B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05337485A (ja) | 1993-12-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960716 |