JP2564093Y2 - ネクタイ掛け具 - Google Patents

ネクタイ掛け具

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JP2564093Y2
JP2564093Y2 JP8971892U JP8971892U JP2564093Y2 JP 2564093 Y2 JP2564093 Y2 JP 2564093Y2 JP 8971892 U JP8971892 U JP 8971892U JP 8971892 U JP8971892 U JP 8971892U JP 2564093 Y2 JP2564093 Y2 JP 2564093Y2
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JP
Japan
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tie
protruding
hook
arms
protruding arm
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JP8971892U
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JPH0645582U (ja
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正徳 桜井
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Sugatsune Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Sugatsune Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ネクタイ掛け具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のネクタイ掛け具は、掛け具本体に
前方へ突出する多数の突出腕部を左右方向に並べて設け
たものであり、各突出腕部は弾性変形可能に形成されて
いる。したがって、隣接する2つの突出腕部間にネクタ
イを挿入すると、2つの突出腕部の間隔が前方側で広が
るように、各突出腕部の基端部が弾性変形する。この弾
性変形に伴って生じる2つの突出腕部の挟持力によって
ネクタイを保持するものである(実開昭48ー7202
8号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のネクタイ掛け具
においては、2つの突出腕部間にネクタイを挿入する
と、2つの突出腕部の間隔が前方側で広がるため、当該
2つの突出腕部とこれに隣接する他の突出腕部との間の
間隔は、前方側で狭くなる。このため、ネクタイを保持
している突出腕部とこれに隣接する突出腕部との間に別
のネクタイを挿入する場合には、非常に挿入しにくくな
るという問題があった。
【0004】そこで、この出願の考案者は、各突出腕部
をネクタイが挿入されてもほとんど変形しないような剛
体にすることを考えた。しかし、そのようにすると、ネ
クタイを突出腕部間に挿入する際に、ネクタイが剛体た
る突出腕部によって傷付けられるおそれがある。また、
2つの突出腕部の間隔が狭すぎると、2つの突出腕部に
よる挟持力が強くなり過ぎ、ネクタイに挟持跡がついて
しまうおそれがあり、逆に広すぎるとネクタイが脱落し
てしまうおそれがある。したがって、2つの突出腕部の
間隔を精度よく形成しなければならず、この結果ネクタ
イ掛け具の製造費が高騰してしまう。しかも、仮に2つ
の突出腕部の間隔を精度よく形成したとしても、ネクタ
イの厚さによっては上の問題が発生する。
【0005】この考案は、上記事情を考慮してなされた
もので、ネクタイをいずれの2つの突出腕部の間にも容
易に挿入することができ、しかも突出腕部を剛体とした
場合に発生する上記諸問題を同時に解消することができ
るネクタイ掛け具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記の目的
を達成するために、掛け具本体の前面部に前方へ突出す
る複数の突出腕部が左右方向に並びかつ互いに離れて設
けられたネクタイ掛け具において、上記各突出腕部を所
定の強度を有する剛体とし、各突出腕部には隣接する他
の突出腕部と対向する外面部に弾性部材を設けたことを
特徴とするものである。
【0007】
【作用】隣接する2つの突出腕部にそれぞれ設けられた
弾性部材間にネクタイを挿入すると、ネクタイは2つの
突出腕部により弾性部材を介して挟持される。ここで、
ネクタイの挿入によって変形するのは弾性部材だけであ
り、2つの突出腕部は変形しない。したがって、ネクタ
イが挿入された2つの突出腕部とこれに隣接する突出腕
部との間の間隔は、ネクタイの挿入前後において変わる
ことなく一定である。
【0008】
【実施例】以下、この考案の実施例について図1〜図8
を参照して説明する。図1〜図4はこの考案の一実施例
たるネクタイ掛け具Aを示すものであり、この掛け具A
は掛け具本体1を備えている。この掛け具本体1は、A
BS樹脂等の比較的硬度の高い樹脂を成形してなるもの
であり、左右方向に長い平板状に形成されている。掛け
具本体1の上部には、左右の両端部および中央部にネジ
挿通孔11が形成されている。そして、このネジ挿通孔
11に挿通されたネジ(図示せず)によって本体1が家
具の壁面等に固定されるようになっている。
【0009】また、掛け具本体1の前面には、前方に突
出する多数の突出腕部12が掛け具本体1と一体に成形
されている。この突出腕部12は、中実の軸状をなすも
ので、略直角三角形の一様な断面形状に形成されてい
る。しかも、ほとんど弾性変形しないよう、高い剛性を
もって形成されている。各突出腕部12は、左右方向に
一列状に並び、かつ互いに離れて配置されている。隣接
する2つの突出腕部12,12の間隔は、突出腕部12
が断面直角三角形状をなしている関係上、突出腕部12
の下端部において最も狭くなっている。
【0010】各突出腕部12の外周には、突出腕部12
とほぼ同じ長さを有する筒体(弾性部材)2が装着され
ている。この筒体2は、軟質ゴム、軟質エラストマー等
の弾性材からなるものであり、突出腕部12の左右方向
を向く側面12a,12bと対向する部分の厚さは、隣
接する2つの突出腕部12,12の間の最も狭い部分の
間隔の半分よりも薄くなっている。この結果、2つの筒
体2,2間には隙間3が形成されている。しかも、図4
に示すように、筒体2の側面12a,12bと対向する
部分の厚さが突出腕部12の基端側から前方へ向かうに
したがって薄くなっており、それ故図2に示すように、
隙間3の幅は前方へ向かうにしたがって広くなってい
る。
【0011】次に、上記構成のネクタイ掛け具Aの作用
を説明する。掛け具Aを使用するには、図1に示すよう
に、ネクタイNをそのほぼ中央部で2つ折りし、その2
つ折りした部分の若干下側を隙間3に挿入する。このと
き、隙間3の間隔が前方側で広くなっているので、容易
に挿入することができる。ネクタイNを隙間3に挿入す
ると、筒体2,2のネクタイNと接触する部分が弾性変
形して薄くなる。この弾性変形に伴う筒体2,2の押圧
力により、ネクタイNが突出腕部12,12の間に挟持
される。
【0012】ここで、突出腕部12,12が高い剛性を
有していて弾性変形しないので、ネクタイNが挿入され
た隙間3に隣接する隙間3の間隔は、ネクタイNの挿入
前後において変わることがない。したがって、ネクタイ
Nが挿入された隙間3に隣接する隙間3に対しても、ネ
クタイNを容易に挿入することができる。
【0013】しかも、突出腕部12は剛性を有している
ものの、弾性を有する筒体2を介してネクタイNに接触
するので、ネクタイNを傷付けることがない。また、突
出腕部12,12の間の間隔にバラツキがあったとして
も、そのバラツキを筒体2が弾性変形することによって
吸収するので、ネクタイNが過度に大きな力で挟持され
て挟持跡が付けられたり、あるいは挟持力が弱過ぎてネ
クタイNが落ちてしまうことがない。この点は、ネクタ
イNの厚さが異なる場合も同様である。したがって、突
出腕部12,12間の間隔については高い精度が要求さ
れない。よって、掛け具Aを安価に製造することができ
る。
【0014】次に、この考案の他の実施例について説明
する。なお、以下の実施例については、上記実施例と異
なる構成についてのみ説明することとし、同様な構成部
分には同一符号を付してその説明を省略する。また、以
下に述べる実施例も上記実施例と同様な効果を奏するこ
とは勿論である。
【0015】図5は、この考案の第2実施例たるネクタ
イ掛け具Bを示すものであり、この掛け具Bにおいて
は、上記実施例の突出腕部12に代えて突出腕部22が
形成されている。
【0016】各突出腕部22は、いずれも中空の円筒状
に形成されている。ただし、左右両端部および中央部以
外の箇所に位置する突出腕部22は、図6に示すよう
に、その先端部が底部22aによって閉じられているの
に対し、左右両端部および中央部に位置する突出腕部2
2は、図7に示すように、先端部が開放されている。し
かも、左右両端部および中央部に位置する突出腕部22
の中空部と対向する掛け具本体1には、ネジ挿通孔11
が形成されている。これにより、図1〜図4に示す実施
例に比して、掛け具本体1の上下方向における幅を狭く
するとともに、美観の向上を図っている。
【0017】なお、このネクタイ掛け具Bにおいては、
筒体2の厚さが一様になっているので、隙間3の幅も前
後方向において一様になっている。
【0018】また、図8はこの考案の第3実施例たるネ
クタイ掛け具Cを示すものであり、このネクタイ掛け具
Cは上記ネクタイ掛け具Bを変形したものである。すな
わち、ネクタイ掛け具Bにおいては、突出腕部22が左
右方向へ一列状に並んで配置されているのに対し、ネク
タイ掛け具Cにおいては、突出腕部22がジグザグ状に
配置されている。このネクタイ掛け具Cにおいては、左
右方向における一定長さに対して多くの突出腕部22を
配置することができるので、その分だけ掛け具Cの左右
方向の長さを短くすることができる。
【0019】なお、この考案は、上記の各実施例に限定
されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において
適宜変更可能である。例えば、上記の各実施例において
は、突出腕部12,22を掛け具本体1と一体に形成し
ているが、別体に形成してもよい。
【0020】また、上記の各実施例においては、突出腕
部12,22の外周に筒体2を装着することにより、突
出腕部12,22の外周面全体に弾性部材を設けている
が、各外周面のうちの互いに対向する部分にだけ弾性部
材を設けるようにしてもよい。
【0021】さらに、図1〜図4に示す実施例において
は、筒体2の肉厚を前方に向かって徐々に薄くすること
により、隙間3の幅を前方側で広くしているが、筒体2
の肉厚を一定にし、突出腕部12の左右方向の幅を前方
に向かって徐々に狭めるようにしても隙間3の幅を広く
することができる。この点は、図5〜図7および図8に
それぞれ示す実施例においても同様である。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように、この考案のネクタ
イ掛け具によれば、各突出腕部を所定の強度を有する剛
体とし、各突出腕部には隣接する他の突出腕部と対向す
る外面部に弾性部材を設けたものであるから、いずれの
2つの突出腕部の間にも容易にネクタイを挿入すること
ができる。しかも、剛性を有する突出腕部によってネク
タイが傷付けられるのを弾性部材によって防止すること
ができ、さらに突出腕部の間隔の精度を向上させる必要
もないのでネクタイ掛け具を安価に製造することができ
る等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す一部省略正面図であ
る。
【図2】図1に示す実施例の一部省略平面図である。
【図3】図1のX−X矢視拡大断面図である。
【図4】図1のY−Y矢視拡大断面図である。
【図5】この考案の第2実施例を示す一部省略正面図で
ある。
【図6】図5のX−X矢視拡大断面図である。
【図7】図5のY−Y矢視拡大断面図である。
【図8】この考案の第3実施例を示す一部省略正面図で
ある。
【符号の説明】
A ネクタイ掛け具 B ネクタイ掛け具 C ネクタイ掛け具 1 掛け具本体 2 筒体(弾性部材) 12 突出腕部 22 突出腕部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 掛け具本体の前面部に前方へ突出する複
    数の突出腕部が左右方向に並びかつ互いに離れて設けら
    れたネクタイ掛け具において、上記各突出腕部を所定の
    強度を有する剛体とし、各突出腕部には隣接する他の突
    出腕部と対向する外面部に弾性部材を設けたことを特徴
    とするネクタイ掛け具。
JP8971892U 1992-12-03 1992-12-03 ネクタイ掛け具 Expired - Lifetime JP2564093Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8971892U JP2564093Y2 (ja) 1992-12-03 1992-12-03 ネクタイ掛け具

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JPH0645582U JPH0645582U (ja) 1994-06-21
JP2564093Y2 true JP2564093Y2 (ja) 1998-03-04

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