JP2563916Y2 - 汎用型コンバイン - Google Patents

汎用型コンバイン

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JP2563916Y2
JP2563916Y2 JP1757192U JP1757192U JP2563916Y2 JP 2563916 Y2 JP2563916 Y2 JP 2563916Y2 JP 1757192 U JP1757192 U JP 1757192U JP 1757192 U JP1757192 U JP 1757192U JP 2563916 Y2 JP2563916 Y2 JP 2563916Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、走行装置と刈取部とを
同調して駆動させるようにした汎用型コンバインに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種汎用型コンバインの動力伝
達装置は、図4で示したように、液圧伝動装置(HS
T)から成る主変速機構A1と副変速機構A2とを備え
た変速装置Aの入力軸Bに、エンジンCの出力側を走行
クラッチDを介して接続し、また、変速装置Aにおける
前記副変速機構A2の出力側に走行装置Eを接続すると
共に、前記変速装置Aにおける前記伝動装置A1の出力
軸Mに刈取駆動用PTO軸Fを連動させ、このPTO軸
Fに刈取クラッチGを介して刈取部Hの搬送装置H1及
び掻込オーガH2を連動させる一方、これら搬送装置H
1及び掻込オーガH2の入力側に、刈刃・リールクラッ
チIを介して前記刈取部Hの掻込リールH3と刈刃H4
とを連動させている。
【0003】そして、圃場などで穀稈の刈取脱穀作業を
行うときには、前記走行クラッチDの入動作で前記エン
ジンCの回転動力を前記変速装置Aの入力軸Bへと伝達
し、この変速装置Aにおける前記主変速機構A1及び副
変速機構A2を操作することにより前記走行装置Eを所
定速度で走行させ、また、前記刈取クラッチGの入動作
に伴い前記伝動装置A1の出力軸Mに連動するPTO軸
Fから、前記刈取部Hの搬送装置H1及び掻込オーガH
2へと回転動力を伝達し、このとき前記刈刃・リールク
ラッチIを入動作させることにより前記掻込リールH3
及び刈刃H4へと動力を伝達して、植立穀稈を前記掻込
リールH3で掻込みながら前記刈刃H4により車速に同
調して刈取れるようにし、そして、この刈取穀稈を前記
搬送装置H1と掻込オーガH2とを介して脱穀部側に搬
送して脱穀処理するのである。
【0004】また、以上の汎用型コンバインを圃場に乗
り入れるような場合に行う枕地刈りによる穀稈などを脱
穀処理するときには、前記走行クラッチDの入動作で前
記変速装置Aの入力軸Bを回転させ、この変速装置Aの
副変速機構A2を中立位置に保持した状態で前記主変速
機構A1を最高速位置に入れると共に、前記刈取クラッ
チGを入動作させ、かつ、前記刈刃・リールクラッチI
は切動作させて、前記掻込リールH3と刈刃H4とを停
止させた状態で、前記刈取部Hの搬送装置H1と掻込オ
ーガH2とをそれぞれ高速回転させながら、該掻込オー
ガH2を内装するプラットホームに枕地刈り穀稈を投入
して、前記搬送装置H1と掻込オーガH2とを介して前
記脱穀部側へと搬送するようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、以上のよう
に、走行装置Eと刈取部Hとを同調して駆動させるよう
にした汎用型コンバインでは、枕地刈り穀稈の脱穀処理
を行っている場合に、前記変速装置Aに設けた副変速機
構A2の操作レバーを誤って中立位置から作業位置へと
操作したりすると、走行機体が移動することになり非常
に危険であった。
【0006】本考案の目的は、枕地刈り穀稈の脱穀処理
を行っているような場合に、変速装置の操作レバーを誤
って操作することがあっても、走行機体が移動したりす
るのを確実に阻止することができる安全性の高い汎用型
コンバインを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本考案は、走行クラッチを介してエンジンに連動
連結される入力軸を備え、該入力軸の回転動力を変速し
て走行装置に伝達する変速装置の前記入力軸に第1刈取
クラッチを介して刈取部が連動された汎用型コンバイン
において、前記エンジン及び走行クラッチ間の動力伝達
系と、前記刈取クラッチ及び刈取部間の動力伝達系とに
接続される刈取駆動系を設け、該刈取駆動系に第2刈取
クラッチを介装していることを特徴とする。
【0008】
【作用】以上の汎用型コンバインにおいて、穀稈の刈取
脱穀作業を行うときには、走行クラッチの入動作でエン
ジンの回転動力が、変速装置の入力軸及び内部の変速機
構を介して走行装置に伝達され、また、前記第2刈取ク
ラッチを切動作させた状態で第1刈取クラッチを入動作
させることにより、第1刈取クラッチが介装された刈取
駆動系を介して前記入力軸の回転動力が、前記刈取部側
へと伝達され、この刈取部が駆動されて、圃場の植立穀
稈が刈取られ、この刈取穀稈が脱穀部側に搬送されて脱
穀処理される。
【0009】また、枕地刈り穀稈などを脱穀処理すると
きには、前記走行クラッチを切動作して前記第1刈取ク
ラッチが介装された刈取駆動系を停止させた状態で、前
記第2刈取クラッチを入動作させることにより、第1刈
取クラッチ側の刈取駆動系とは別系統の第2刈取クラッ
チが介装された刈取駆動系を介して前記エンジンの回転
動力が、前記走行クラッチから変速装置に至ることな
く、前記第2刈取クラッチから前記刈取部へと伝達され
るのであり、従って、枕地刈り穀稈の脱穀処理を行って
いる場合に、前記変速装置の操作レバーを誤操作したり
しても、該変速装置に連動する前記走行装置は駆動され
ることがなく、このため走行機体が不意に移動したりす
るのを確実に阻止できて、安全性に優れたものとなる。
しかも、枕地刈り穀稈の脱穀処理時に走行機体が不意に
移動したりするのを確実に防止できながら、前記エンジ
ンから第2刈取クラッチ側の刈取駆動系を介して刈取部
を高速回転させることが可能となるため、刈取部に穀稈
が詰まったりすることなく、枕地刈り穀稈の良好な脱穀
処理を行うこともできる。
【0010】
【実施例】図3は本考案にかかる汎用型コンバインの側
面図であり、同図中、1は下部両側にクローラ式走行装
置2を設けた走行機体であって、上部側にエンジン3と
脱穀部4とを搭載すると共に、前記走行機体1の前方側
には刈取部5を設けて、前記エンジン3の回転動力で前
記脱穀部4を駆動させ、また、前記エンジン3の回転動
力を後述する変速装置を介して前記走行装置2と刈取部
5とに伝達して刈取脱穀作業を行うようにしている。
【0011】前記脱穀部4は、図2でも明らかにしたよ
うに、脱穀ロータ41と唐箕42と1番及び2番コンベ
ア43,44と揺動選別板45などを備え、前記刈取部
5で刈取られて脱穀部4に搬送供給された穀稈を前記脱
穀ロータ41で脱穀処理し、この脱穀処理物を前記唐箕
42からの選別風と前記選別板45の揺動とにより1番
物と2番物とに選別して、1番物は前記1番コンベア4
3に落下させて外部側に取出し、また、2番物は前記2
番コンベア44から前記脱穀ロータ41に供給して再処
理するようにしている。
【0012】また、前記刈取部5は、前記脱穀部4の穀
稈供給口から前下方に向けて斜め状に延びるフィーダハ
ウス51と、該フィーダハウス51から前方側に水平方
向に延びるプラツトホーム52とを備え、前記フィーダ
ハウス51の内部に、前記プラツトホーム52の後部側
から前記穀稈供給口近くにかけて延びる搬送装置53を
設けると共に、前記プラツトホーム52内に掻込オーガ
54を回転可能に支持し、かつ、前記プラツトホーム5
2上に掻込リール55を回転可能に支持する一方、前記
プラツトホーム52の前方下部側には刈刃56を設けて
いる。
【0013】図1,図2は、以上の汎用型コンバインに
備える動力伝達装置を示しており、同各図においては、
図面の便宜上動力伝達経路の一部を省略して、その終端
側と始端側とに丸印符号を付して、それぞれ同一符号の
もの同士が接続されることを示している。
【0014】前記動力伝達装置は、前記エンジン3の回
転動力で前記走行装置2と刈取部5とを同調して駆動さ
せるようにしたものであって、前記エンジン3の回転軸
31に2つの第1及び第2プーリP1,P2を設けると
共に、前記回転軸31と平行に第1中間軸6を支持し
て、該第1中間軸6に2つの第3,第4プーリP3,P
4をそれぞれ設ける一方、前記第1プーリP1と第3プ
ーリP3との間に駆動ベルトB1を掛回している。
【0015】また、前記動力伝達装置には、前記エンジ
ン3からの回転動力を変速して前記走行装置2と刈取部
5側とに伝達する液圧伝動装置(HSTという)70を
備えた変速装置7が設けられており、このHST70
は、主変速機構を構成すると共に、このHSTの出力側
には、副変速機構72を設けている。また、前記HST
70の入力側には、第5プーリP5をもつ入力軸73を
接続すると共に、出力軸71に、第6プーリP6をもつ
刈取駆動出力軸74と前記副変速機72を連動させてお
り、前記入力軸73の第5プーリP5と前記第1中間軸
6に設けた第4プーリP4との間に伝動ベルトB2を掛
回して、この伝動ベルトB2の中間に走行クラッチ8を
介装させる一方、前記変速装置7の出力側に前記走行装
置2に設けた駆動輪21を連動させている。
【0016】さらに、前記刈取部5側に、2つの第7及
び第8プーリP7,P8をもつ第2中間軸9を支持し
て、この第2中間軸9の第7プーリP7と前記変速装置
7の刈取駆動出力軸74に設けた第6プーリP6との間
に伝動ベルトB3を掛回すると共に、前記刈取部5に備
える搬送装置53の駆動軸10に、第1スプロケットS
1と第9プーリP9とを設け、該第9プーリP9と前記
第2中間軸9の第8プーリP8との間に伝動ベルトB4
を掛回して、この伝動ベルトB4の中間に第1刈取クラ
ッチ11を介装させている。また、前記搬送装置53に
設けた駆動軸10の近くに、中間に刈刃・リールクラッ
チ12を介装した第3中間軸13を支持して、この第3
中間軸における前記刈刃・リールクラッチ12の動力入
側に、2つの第2及び第3スプロケットS1,S3を設
けると共に、前記第3中間軸13における刈刃・リール
クラッチ12の動力出側に、第4スプロケットS4と第
10プーリP10とを設けて、前記第1スプロケットS
1と第2スプロケットS2との間にチエンC1を掛回
し、かつ、前記第3スプロケットS3と前記掻込オーガ
54側に設けた第5スプロケットS5との間にチエンC
2を掛回して、前記第1刈取クラッチ11の入動作に伴
い前記駆動軸10を介して前記搬送装置53を、また、
前記第1〜第3スプロケットS1〜S3と第5スプロケ
ットS5とを介して前記掻込オーガ54をそれぞれ同時
に回転駆動させるようにしている。さらに、前記第3中
間軸13の近くに2つの第6及び第7スプロケットS
6,S7をもつ第4中間軸14を支持して、この第4中
間軸14の第6スプロケットS6と、前記第3中間軸1
3における刈刃・リールクラッチ12の動力出側に設け
た第4スプロケットS4との間にチエンC3を掛回し、
かつ、前記第7スプロケットS7と前記掻込リール55
側に設けた第8スプロケットS8との間にチエンC4を
掛回すると共に、前記第3中間軸13における刈刃・リ
ールクラッチ12の動力出側に設けた第10プーリP1
0と、前記刈刃56側に設けた第11プーリP11との
間に伝動ベルトB5を掛回して、前記第1刈取クラッチ
11の入動作時で前記刈刃・リールクラッチ12を入動
作したとき、前記第4スプロケットS4と第6〜第8ス
プロケットS6〜S8とを介して前記掻込リール55
を、また、前記第10及び第11プーリP10,P11
を介して前記刈刃56をそれぞれ同時に駆動させるよう
にしている。
【0017】また、図2で示したように、前記脱穀部4
側には、3つの第12〜第14プーリP12,P13,
P14をもった第5中間軸15を支持して、この第5中
間軸15の第12プーリP12と、前記エンジン3の回
転軸31に設けた第2プーリP2との間に伝動ベルトB
6を掛回し、該伝動ベルトB6の中間に脱穀クラッチ1
6を介装すると共に、前記第13プーリP13を伝動ベ
ルトB7を介して前記脱穀ロータ41の連動機構側に連
動させ、かつ、前記第14プーリP14を複数の伝動ベ
ルトB8を介して前記揺動選別板45と1番及び2番コ
ンベア43,44と唐箕42とに連動させて、前記脱穀
クラッチ16の入動作により、前記脱穀ロータ41と揺
動選別板45と1番及び2番コンベア43,44と唐箕
42とをそれぞれ同時に駆動させるようにしている。
【0018】しかして以上の汎用型コンバインにおい
て、前記エンジン3の出力側から、前記走行クラッチ8
と変速装置7への入力軸73及び刈取駆動出力軸74と
第1刈取クラッチ11とを介して前記刈取部5の各駆動
部に至る駆動系を第1刈取駆動系17としたとき、この
第1刈取駆動系17とは異なる別系統の第2刈取駆動系
18を設ける。この第2刈取駆動系18は、前記エンジ
ン3及び走行クラッチ8間の動力伝達系と、前記第1刈
取クラッチ11及び刈取部5間の動力伝達系とに接続さ
れる。
【0019】具体的には、図1で明らかにしたように、
前記第1中間軸6における前記第3及び第4プーリP
3,P4の外部側に第15プーリP15を設けると共
に、前記搬送装置53に設けた駆動軸10の近くに第1
6中間軸20を支持して、この第16中間軸20に設け
た第16プーリP16と前記第15プーリP15との間
に伝動ベルトB9を掛回する一方、前記駆動軸10にお
ける前記第1刈取クラッチ11の動力出側に第17プー
リP17を設けて、該第17プーリP17と前記第16
プーリP16との間に伝動ベルトB10を掛回し、これ
ら各伝動ベルトB9,B10と各プーリP15〜P17
とで前記第2刈取駆動系18を構成し、この第2刈取駆
動系18における前記伝動ベルトB10の中間に、前記
第2刈取クラッチ19を介装させるのである。
【0020】次に、以上の構成とした汎用型コンバイン
における動力伝達装置の作用について説明する。先ず、
圃場などで穀稈の刈取脱穀作業を行うときには、前記走
行クラッチ8の入動作で前記エンジン3の回転動力が前
記変速装置7におけるHST70の入力軸73に入力さ
れ、このHST70により構成する主変速機構と副変速
機構72とを操作することにより、前記入力軸73の回
転動力が前記走行装置2に伝達されて前記機体1が所定
速度で走行され、また、前記第2刈取クラッチ19を切
動作させた状態で前記第1刈取クラッチ11を入動作さ
せることにより、第1刈取駆動系17を介して前記エン
ジン3の回転動力が、前記走行クラッチ8と変速装置7
の入力軸73及び該入力軸73に連動する刈取駆動出力
軸74を介して前記刈取部5側へと伝達され、この刈取
部5の搬送装置53及び掻込オーガ54が回転駆動さ
れ、このとき前記刈刃・リールクラッチ12を入動作さ
せることにより、前記掻込リール55及び刈刃56も駆
動されて、圃場の植立穀稈が前記掻込リール55で掻込
まれながら前記刈刃56で刈取られ、この刈取穀稈が前
記搬送装置53と掻込オーカ54とで前記脱穀部4側へ
と送られるのであって、車速と同調した刈取りが行われ
るのである。また、前記脱穀部4においては、前記脱穀
クラッチ16の入動作により、前記脱穀ロータ41と唐
箕42と1番及び2番コンベア43,44と揺動選別板
45とがそれぞれ駆動されていることから、前記刈取部
5側からの刈取穀稈が前記脱穀ロータ41で脱穀処理さ
れ、この脱穀処理物が前記唐箕42からの選別風と前記
選別板45の揺動とにより1番物と2番物とに選別され
て、1番物は前記1番コンベア43に落下されて外部側
に取出され、2番物は前記2番コンベア44から前記脱
穀ロータ41へと供給されて再処理される。
【0021】また、汎用型コンバインの圃場への乗り入
れ時に行う枕地刈りによる穀稈などを脱穀処理するとき
には、前記刈刃・リールクラッチ12を切動作して、前
記掻込リール55と刈刃56とを停止させた状態で、刈
取部5の搬送装置53と掻込オーガ54とをそれぞれ高
速回転させながら、該掻込オーガ54が内装される前記
プラットホーム52に枕地刈り穀稈を投入し、前記搬送
装置53と掻込オーガ54とを介して前記脱穀部4側へ
と搬送するのであるが、斯かる枕地刈り穀稈の脱穀処理
時には、前記走行クラッチ8を切動作して前記第1刈取
駆動系17側を停止させた状態で、前記第2刈取クラッ
チ19を入動作させることにより、第1刈取駆動系17
とは別系統の第2刈取駆動系18を介して前記エンジン
3の回転動力が、前記走行クラッチ8から変速装置7側
には至ることなく、第2刈取駆動系18の第2刈取クラ
ッチ19から前記刈取部5の搬送装置53及び掻込オー
ガ54へと伝達されるのであり、従って、枕地刈り穀稈
の脱穀処理を行っている場合に、前記変速装置7に設け
る操作レバーを誤操作したりしても、該変速装置7に連
動する前記走行装置2は駆動されることがなく、このた
め、枕地刈り穀稈の脱穀処理時に前記機体1が不意に移
動したりするのが確実に阻止され、安全性に優れたもの
となる。しかも、枕地刈り穀稈の脱穀処理時には、前記
走行機体1が不意に移動したりするのを確実に防止でき
ながら、前記エンジン3から第2刈取駆動系18を介し
て前記搬送装置53と掻込オーガ54とを高速回転させ
ることが可能となって、これら搬送装置53、掻込オー
ガ54に穀稈が詰まったりすることなく、枕地刈り穀稈
の良好な脱穀処理を行うこともできる。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように、本考案では、走行
クラッチを介してエンジンに連動連結される入力軸を備
え、該入力軸の回転動力を変速して走行装置に伝達する
変速装置の前記入力軸に第1刈取クラッチを介して刈取
部が連動された汎用型コンバインにおいて、前記エンジ
ン及び走行クラッチ間の動力伝達系と、前記刈取クラッ
チ及び刈取部間の動力伝達系とに接続される刈取駆動系
を設け、該刈取駆動系に第2刈取クラッチを介装してい
るから、枕地刈り穀稈の脱穀処理を行っているような場
合に、変速装置の操作レバーを誤操作したりすることが
あっても、走行装置を駆動させたりすることなく、該走
行装置が不意に移動したりするのを確実に阻止できて、
安全性に優れたものとなし得るのである。しかも、枕地
刈り穀稈の脱穀処理時に走行機体が不意に移動したりす
るのを確実に防止できながら、エンジンから第2刈取ク
ラッチ側の刈取駆動系を介して刈取部を高速回転させる
ことが可能となって、刈取部に穀稈が詰まったりするこ
となく、枕地刈り穀稈の良好な脱穀処理を行うこともで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる汎用型コンバインの動力伝達装
置を示す経路図である。
【図2】本考案にかかる汎用型コンバインの動力伝達装
置の脱穀部側の経路図である。
【図3】本考案にかかる汎用型コンバインの側面図であ
る。
【図4】従来の動力伝達装置を示す経路図である。
【符号の説明】
2 走行装置 3 エンジン 5 刈取部 7 変速装置 73 入力軸 8 走行クラッチ 11 第1刈取クラッチ 17 第1刈取駆動系 18 第2刈取駆動系 19 第2刈取クラッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行クラッチを介してエンジンに連動連
    結される入力軸を備え、該入力軸の回転動力を変速して
    走行装置に伝達する変速装置の前記入力軸に第1刈取ク
    ラッチを介して刈取部が連動された汎用型コンバインに
    おいて、前記エンジン及び走行クラッチ間の動力伝達系
    と、前記刈取クラッチ及び刈取部間の動力伝達系とに接
    続される刈取駆動系を設け、該刈取駆動系に第2刈取ク
    ラッチを介装していることを特徴とする汎用型コンバイ
    ン。
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