JP2563864Y2 - ロータリーポンプ - Google Patents

ロータリーポンプ

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JP2563864Y2
JP2563864Y2 JP1991108551U JP10855191U JP2563864Y2 JP 2563864 Y2 JP2563864 Y2 JP 2563864Y2 JP 1991108551 U JP1991108551 U JP 1991108551U JP 10855191 U JP10855191 U JP 10855191U JP 2563864 Y2 JP2563864 Y2 JP 2563864Y2
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rotor
pump
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drive shaft
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和夫 森田
良二 山岡
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Nakakin Co Ltd
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Nakakin Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、液状食品の輸送に好適
なロータリーポンプに関し、特にポンプ室を形成するケ
ーシングに内向きに一体突設したボスと、このボスに嵌
挿したローター駆動軸に固定されたローターとの間にシ
ール部材を介装したロータリーポンプの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のロータリーポンプを図2
及び図3により説明すると、ポンプケーシング1のケー
シング本体2に、その一端面側より凹入形成されたポン
プ室3と、該ポンプ室3に連通する吸入口4及び吐出口
5とが設けてあり、前記ケーシング1内に収容されたロ
ーター7A,7Bのポンプ歯部6が前記ポンプ室3に嵌
合されている。これらローター7A,7Bは、図外モー
ターにより駆動されるローター駆動軸8A,8Bのスプ
ライン軸部8a,8bにそれぞれ一体回転可能に外嵌さ
れて、ローター止めナット9により固定され、またケー
シング本体2にはケーシングカバー10がボルト(図示
せず)により取外し可能に取付けられている。
【0003】また、ケーシング本体2にはその他端面側
より内向きにローター駆動軸嵌挿用ボス11A,11B
が一体突設されており、これらボス11A,11Bの外
周囲に前記ポンプ室が配置し、各ボス11A,11Bに
それぞれ嵌挿されたローター駆動軸8A,8B部分に
は、前記各スプライン軸部8a,8bとの隣接端部にス
リーブ12が外嵌合されている。そして、各ローター駆
動軸嵌挿用ボス11A,11Bの内周面には当該ボス1
1A,11Bの先端から隔たった部位にリング取付溝1
3が周設されており、該リング取付溝13に嵌装された
Oリング14によって、各ローター駆動軸嵌挿用ボス1
1A,11Bの内周面と前記各ローター駆動軸8A,8
Bに外嵌合されたスリーブ12との隙間がシールされて
いる。
【0004】しかして、両ローター駆動軸8A,8Bを
図2の矢印で示すように互いに逆方向に同調回転するこ
とにより、それぞれポンプ室3内を回動するポンプ歯部
6の働きで、吸入口4から液体がポンプ室3内に吸引さ
れると共に、加圧されて吐出口5へ送り出される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構成のロータリーポンプにおいては、図3で明らかな
ように、各ローター駆動軸嵌挿用ボス11A,11Bの
先端部側内周面と、ローター7A,7Bとの間に袋状の
空隙部15が形成されることから、ポンプ作動中に、加
圧された液体の一部が、前記ローター駆動軸嵌挿用ボス
11A,11Bの先端面とローター7A,7Bとの隙間
から前記袋状の空隙部15内に流入し、そこに滞留して
しまうという問題があった。また、この従来構成では、
ローター駆動軸嵌挿用ボス11A,11Bの内周側に設
けられるシール用のOリング14が、当該ボス11A,
11Bの先端から隔たった中間位置に配置されているた
め、このOリング14を交換するときには、ローター7
A,7Bのみならずケーシング本体2までも外さなけれ
ばならず、Oリング14の交換作業に非常な手間と時間
がかかるといった問題があった。
【0006】本考案は、上記の事情に鑑み、ローター駆
動軸嵌挿用ボスの先端部側内周面とローターとの間に従
来の袋状空隙部のような液溜まりを形成させず、しかも
シール用Oリングの交換が簡単容易に行えるようにした
ロータリーポンプを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、ローターを収
めるポンプケーシングが、一端面側に該ローターのポン
プ歯部を嵌合させるポンプ室を凹入形成したケーシング
本体と、このケーシング本体の一端面側に固着するケー
シングカバーとから構成され、前記ケーシング本体はそ
の他端面側より内向きに一体突設されたローター駆動軸
嵌挿用ボスを備え、このボスの外周囲に前記ポンプ室が
配置すると共に、該ボスに嵌挿されたローター駆動軸の
先端部に前記ケーシング内のローターが一体回転可能に
固定されたロータリーポンプにおいて、前記ボスの先端
部内周面には断面L字形のリング取付溝が周設され、こ
のリング取付溝に嵌装したOリングによって、前記ボス
とローターとの間隙がシールされてなる構成を採用する
ものである。
【0008】
【実施例】以下に本考案の実施例を図1に基づいて説明
する。尚、この図1に示す実施例のロータリーポンプ
は、その構造の大部分が図2及び図3に示した従来例の
ロータリーポンプと同様であるため、図2及び図3の従
来例と同一部材については同一番号を付している。
【0009】ポンプケーシング1は、一端面側にロータ
ー7A,7Bのポンプ歯部6を嵌合させるポンプ室3を
凹入形成したケーシング本体2と、このケーシング本体
2の一端面側に固着するケーシングカバー10とから構
成されている。そして、前記ケーシング本体2は、その
他端面側より内向きに一体突設されたローター駆動軸嵌
挿用ボス11A,11Bを備え、このボス11A,11
Bの外周囲に前記ポンプ室3が配置している。
【0009】これらボス11A,11Bにはローター駆
動軸8A,8Bがそれぞれ挿嵌され、その先端部のスプ
ライン軸部8a,8bに、ローター7A,7Bがそれぞ
れ一体回転可能にスプライン嵌合されてローター止めナ
ット9により連結固定されている。しかして、各ロータ
ー7A,7Bのローター軸7a,7bは、各ローター駆
動軸8A,8Bの非嵌合部つまりスプライン軸部8a,
8bを除く部分と同一外径に設定されており、もって上
記連結により面一状に接合した前記非嵌合部とローター
軸7a,7bとの間にわたってスリーブ16が外嵌合さ
れている。
【0010】そして、各ローター駆動軸嵌挿用ボス11
A,11Bの先端部内周面には、断面L字形のリング取
付溝17が周設され、この取付溝17にシール用のOリ
ング14が嵌合され、このOリング14によって、各ロ
ーター駆動軸嵌挿用ボス11A,11Bと、ローター7
A,7B及び前記スリーブ16との間隙がシールされる
ように構成されている。また、各ローター駆動軸嵌挿用
ボス11A,11Bの内周面は、図1に示すように当該
ボス11A,11Bの先端側から基部側へ向かって漸次
内径が拡大するようなテーパ状に形成してある。
【0011】上記のような構成であるため、各ローター
駆動軸嵌挿用ボス11A,11Bの先端部側内周面と各
ローター7A,7Bとの間には、図3に示される従来の
袋状空隙部15のような液溜まりが形成されず、したが
ってポンプ作動中に、ポンプ室3の高圧側で加圧された
液体の一部が各ローター駆動軸嵌挿用ボス11A,11
Bの先端面とローター7A,7Bとの隙間から前記袋状
空隙部15内に流入して滞留するという不都合がなくな
る。尚、加圧された液体の一部はローター7A,7Bと
ケーシング本体2との間に形成される微小隙間部を通っ
てポンプ3の低圧側へ適宜流出される。
【0012】そして、シール用のOリング14が磨耗し
てその交換が必要なときには、ケーシングカバー10を
外し、ローター止めナット9を抜いて、ローター7A,
7Bを取外すことにより、Oリング14の交換を容易に
行うことができる。
【0013】
【考案の効果】本考案のロータリーポンプによれば、ポ
ンプ室を形成するケーシングに内向きに突設したロータ
ー駆動軸嵌挿用ボスの先端部内周面に、断面L字形のリ
ング取付溝を周設して、このL字形リング取付溝にシー
ル用Oリングを取付けたので、ローター駆動軸嵌挿用ボ
スの先端部側内周面とローターとの間に液溜まりが形成
されず、したがって液体が内部で滞留してしまう虞がな
くなる。
【0014】また、前記シール用のOリングを交換する
ときには、ケーシングカバーを外し、ローターを取り外
すだけでよいから、Oリングの交換作業が非常に簡単容
易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るロータリーポンプの縦断面図であ
る。
【図2】ケーシングカバーを取外した状態における従来
のロータリーポンプの正面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 ポンプケーシング 2 ケーシング本体 3 ポンプ室 4 吸入口 5 吐出口 6 ポンプ歯部 7A ローター 7B ローター 8A ローター駆動軸 8B ローター駆動軸 9 ローター止めナット 10 ケーシングカバー 11A ローター駆動軸嵌挿用ボス 11B ローター駆動軸嵌挿用ボス 14 シール用のOリング 16 スリーブ 17 リング取付溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローターを収めるポンプケーシングが、
    一端面側に該ローターのポンプ歯部を嵌合させるポンプ
    室を凹入形成したケーシング本体と、このケーシング本
    体の一端面側に固着するケーシングカバーとから構成さ
    れ、前記ケーシング本体はその他端面側より内向きに一
    体突設されたローター駆動軸嵌挿用ボスを備え、このボ
    スの外周囲に前記ポンプ室が配置すると共に、該ボスに
    嵌挿されたローター駆動軸の先端部に前記ケーシング内
    のローターが一体回転可能に固定されたロータリーポン
    プにおいて、 前記ボスの先端部内周面に断面L字形のリング取付溝
    周設され、このリング取付溝に嵌装されたOリングによ
    って、前記ボスとローターとの間隙シールされてなる
    ロータリーポンプ。
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JP5114373B2 (ja) * 2008-12-12 2013-01-09 株式会社ナカキン ロータリーポンプ
IT201700067438A1 (it) * 2017-06-16 2018-12-16 Gkn Sinter Metals Ag Disposizione di pompa.

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