JP2562412B2 - 脱水式流し台用排水トラップ - Google Patents

脱水式流し台用排水トラップ

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JP2562412B2
JP2562412B2 JP5226672A JP22667293A JP2562412B2 JP 2562412 B2 JP2562412 B2 JP 2562412B2 JP 5226672 A JP5226672 A JP 5226672A JP 22667293 A JP22667293 A JP 22667293A JP 2562412 B2 JP2562412 B2 JP 2562412B2
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泰之 中村
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Centrifugal Separators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は流し台に取付ける排水用
のトラップに関するものであり、特に脱水カゴに収容さ
れた調理屑が安全に遠心脱水できるよう構成した脱水式
流し台用排水トラップに関するものである。
【0002】
【従来技術】流し台に取り付ける排水用のトラップは、
流し台に固定した円筒状の排水筐体内に脱水カゴを着脱
自在に収容し、流し台上で発生した調理屑(生ゴミ)は
水と共に脱水カゴ内に収容したのち水分だけを脱水カゴ
から除去するよう構成したものが一般的である。
【0003】しかしながら、上記の排水トラップは脱水
カゴに収容された調理屑(生ゴミ)に含まれる水分が強
制的に脱水されず、表面的に付着した水分だけが脱水さ
れる構造であるため、調理屑に含有される水分は殆ど脱
水されないまま廃棄されている。
【0004】このため公共の焼却場で調理屑を焼却廃棄
する際に多くの熱エネルギーを必要として焼却コストが
高騰する欠点がある他、焼却設備が長時間、高熱に曝さ
れるため短期間のうちに焼却設備が消耗してしまう欠点
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような欠点を解決
するものとして、排水筐体内に電動機を取付け、脱水カ
ゴを上記電動機で回転させることにより脱水カゴに収容
された調理屑を強制的に遠心脱水するよう構成したもの
が提案されたが、公知の遠心脱水構造のものは、モータ
ーが脱水カゴの下面に直接的に取付けられているため脱
水された水分がモータを濡らして漏電事故を惹起する危
険が指摘されていた。
【0006】またモーターを防水構造としたものも僅か
に提案されたがモーター機構が排水筐体内に取付けられ
ているため、メンテナンス時のモータの取り外し作業が
煩雑になるという欠点があった。
【0007】更にまた上記公知構造では、モータを回転
作動させるためのスイッチが流し台等に別に設けられ、
脱水操作を行う際にこのスイッチを操作する必要があっ
たため、水に濡れた手でスイッチ操作を行うことが原因
となる感電事故等の危険も指摘されている。
【0008】
【発明の目的】本発明は上記の事情に鑑みこれに対応し
ようとするものであり、上部排水筒体とモーターハウジ
ング及び防臭機構を備えた下部排水筒体とを分離した構
造とするとともに、下部排水筒体内に収容されるモータ
ーハウジングは完全に防水構造を付与された脱水式流し
台用排水トラップを提供することを目的としている。
【0009】また本発明の他の目的は上部排水筒体とモ
ーターハウジング及び下部排水筒体とが分離できる構造
とすることにより、排水用トラップ機構全体が簡単に分
離できメンテナンス性に優れた脱水式流し台用排水トラ
ップを提供しようとするものである。
【0010】
【発明の要点】本発明は、上下両端部を開口した円筒体
からなり、内側に脱水カゴを回転自在に収容した上部排
水筒体と、上部排水筒体の下方に着脱自在に係止する下
部排水筒体、及び下部排水筒体の内側に着脱自在に取り
付けたモーターハウジングの組み合わせからなり、前記
モーターハウジング内に取付けたモーターの回転軸をモ
ーターハウジングの上方に突出させて突出先端部にカプ
ラー機構を取付け、前記カプラー機構を、脱水カゴの下
面に取付けたカプラー機構に着脱自在に嵌合させてな
り、上部排水筒体のフランジ部近くに、ホール素子から
なるモーター駆動用スイッチを取付け、上部排水筒体の
上端部を閉止する閉止蓋の一部に前記モーター駆動用ス
イッチを駆動させるマグネットを取付けてなる脱水式流
し台用排水トラップの構造を発明の要点としている。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。本発明の流し台用排水用トラップは、円筒状の筐体
からなり内部に脱水カゴ2を回転自在に収容した上部排
水筒体1と、この上部排水筒体1の下端部に着脱自在に
接続する防臭機能を具えた下部排水筒体3と、下部排水
筒体3の内側に着脱自在に嵌装すると共に、内部にモー
ター4を収容し、上端部に回転軸41を突出したモーター
ハウジング5とによって構成している。
【0012】上部排水筒体1は、上下両端を開口した円
筒状に形成しており、上端外周のフランジ部11は締め付
けリング12を介して流し台シンク6に穿設した嵌合孔に
取付けている。
【0013】なお、上部排水筒体1のフランジ部11に形
成される締め付けリング12、上部排水筒体1の開口部に
嵌装するゴム蓋13(中央部に向かって放射状の切り込み
を多数形成したもの)、ゴム蓋13の上方に着脱自在に嵌
着しシンク6内の水が上部排水筒体1に流入するのを防
止する閉止蓋7(貯水蓋)の構造は、いずれも公知の排
水用トラップの開口部に形成されたものと同じ構造であ
るのでこれに関する詳細な説明は省略する。
【0014】14はホール素子を用いて形成したモーター
駆動用のスイッチであり、上部排水筒体1の上端フラン
ジ部11近くに埋設している。
【0015】ホール素子からなるモーター駆動用スイッ
チ14は、閉止蓋7の周縁部に取付けたマグネット71の磁
力によりホール素子内に形成したセンサー15を駆動して
スイッチング作動を行わせるものである。
【0016】モーター駆動用のスイッチ14を駆動させる
場合は、駆動用スイッチ14を埋設した位置の上方部位に
表示したスイッチ表示16と、マグネット71を取付けた閉
止蓋7の上方部位に表示したスイッチ表示72とを合致さ
せれば自動的にスイッチの入力が行われる。(図3参
照)
【0017】モーター駆動用スイッチ14を構成するホー
ル素子から引出された電線(図示しない)は、下部排水
筒体3の周胴部に形成した電源配線口31を通じてモータ
ーハウジング5内に水密的に案内される。
【0018】17…17は上部排水筒体の内側に適宜の間隔
をおいて突設した水の流下案内板であり脱水カゴ2を回
転させる時に調理屑から遠心脱水される水分が上部排水
筒体1の内壁に衝突したのち閉止蓋7方向に上昇飛散す
るのを規制し、常に下方に流れるよう案内するものであ
る。
【0019】前記した水の流下案内板17…17は上部排水
筒体1の内側壁に垂直に突設せず、上部部位から下方部
位に行くに従って少しづつ傾斜させること(上方から下
方に向かって約15度程度傾斜させること)が望ましい。
【0020】下部排水筒体3と上部排水筒体1との接続
は上部排水筒体1の下端外周部に、下部排水筒体3の上
端部を嵌着したのち、緊締用のネジ32…32を螺着して行
う。(図4参照)
【0021】下部排水筒体3は上部排水筒本体1とほぼ
同じ外径をもった円筒状に形成するもので、下端部には
外径の小さい排水筒33を形成している。
【0022】この排水筒33の上端部は下部排水筒体3の
内側に適宜高さだけ突出させてトラップ内筒34としてお
り、トラップ内筒34の上端部外周に、モーターハウジン
グ5の下端部から突出させた円筒状のトラップ外筒51を
所定の間隔をもたせてかぶせることによりサイホン機構
をもった防臭用トラップを形成している。
【0023】モーターハウジング5は、下部排水筒体3
の内側に着脱自在に嵌装したのち、外周部の適宜箇所を
下部排水筒体3にネジ止めしている。
【0024】また、モーターハウジング5の外周部と、
下部排水筒体3の内周部との間には縦方向に数本の排水
孔35…35が形成されており、上部排水筒体1で脱水され
た水はこの排水孔35…35及び防臭トラップ機構を通じて
排水筒33に案内される。
【0025】なお実施例ではモーターハウジング5の外
周部を下部排水筒体3の内周部に密着させるよう構成し
たがこの構造に限定される必要はなく、例えば、モータ
ーハウジング5の外径を下部排水筒体3の内周径よりも
少しだけ小さく形成し、下部排水筒体3の内側に突出さ
せた長さの長い係止ネジ(図示しない)によりモーター
ハウジング5を支承させるよう構成すること等が可能で
ある。
【0026】モーターハウジング5の内部には、モータ
ー4、トランス42、電源回路の制御機構43等が収容され
ている。
【0027】モーター4の回転力は減速機構44を介して
回転軸41に伝えられる。
【0028】回転軸41の先端には防水及び耐震処理を施
したカプラー機構45が形成されており、このカプラー機
構45が脱水カゴ2の下端部に形成したカプラー機構21と
着脱自在に嵌合できるよう構成している。
【0029】上記のカプラー機構21及び45は、上部排水
筒体1内に脱水カゴ2を収容すれば脱水カゴ2の下面に
取付けたカプラー機構21がモーターハウジング5の上方
に突出させた回転軸41の先端に形成したカプラー機構45
に自動的に嵌合し、かつ、回転軸41の回転を正確に伝え
られるよう構成している。(図4参照)
【0030】
【発明の効果】上記のように構成した本発明の効果は以
下のとおりである。
【0031】(1) 脱水カゴ2に収容した調理屑(生
ごみ)の脱水をしたい時は、上部排水筒体1の上部開口
部に閉止蓋7を嵌合し、閉止蓋7に取付けたマグネット
71と上部排水筒体1の開口周縁部に埋設したモーター駆
動用スイッチ14とを対向させればマグネット71にホール
素子のセンサー15が反応して瞬時にモーター4を駆動さ
せ脱水カゴ2の回転による遠心脱水を正確に行うことが
できる。
【0032】(2) モーター駆動用スイッチ14は上部
排水筒体1内に埋設されており、このスイッチ14に閉止
蓋7に設けたマグネット71の位置を合わせるだけで駆動
されるのでスイッチ14部分が水分で損傷されたり、スイ
ッチ部分に触れて感電事故を惹起する事故が絶無であ
る。
【0033】(3) 脱水カゴ2を回転させるモーター
ハウジング5は、完全密閉された構造であり、内部に水
分が侵入する虞れがないので漏電、感電の虞れ等がなく
安心して使用できる。
【0034】(4) 上部排水筒体1、下部排水筒体3
及びモーター4を内装したモーターハウジング5は分離
自在に構成したので、排水トラップ内部のメンテナンス
やモーター機構のメンテナンスが極めて簡単に行える。
【0035】また万一モーター4に故障が発生した場合
は、モーターハウジング5をアッセンブリーで交換する
ことが可能であり、修理作業が簡単に行える利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 排水トラップの正面図
【図2】 排水トラップの分解正面図
【図3】 閉止蓋の使用方法を示す平面図
【図4】 排水トラップの縦断側面図
【図5】 駆動用スイッチと閉止蓋に設けたマグネット
との関係を示す要部の拡大断面図
【図6】 モーター駆動用スイッチの正面図
【図7】 上部排水筒体の横断面図
【符号の説明】
1 上部排水筒体 11 フランジ部 12 締め付けリング 13 ゴム蓋 14 モーター駆動用スイッチ 15 センサー 16 スイッチ表示 2 脱水カゴ 21 カプラー機構 3 下部排水筒体 31 電源配線口 33 排水筒 34 トラップ内筒 4 モーター 41 回転軸 42 トランス 43 電源回路の制御機構 44 減速機構 45 カプラー機構 5 モーターハウジング 51 トラップ外筒 7 閉止蓋 71 マグネット 72 スイッチ表示

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下両端部を開口した円筒体からなり、内
    側に脱水カゴを回転自在に収容した上部排水筒体と、上
    部排水筒体の下方に着脱自在に取付ける下部排水筒体、
    及び下部排水筒体の内側に着脱自在に取り付けたモータ
    ーハウジングの組み合わせからなり、前記モーターハウ
    ジング内に取付けたモーターの回転軸をモーターハウジ
    ングの上方に突出させて突出先端部にカプラー機構を取
    付け、前記カプラー機構を、脱水カゴの下面に取付けた
    カプラー機構に着脱自在に嵌合させてなり、上部排水筒
    体のフランジ部近くに、ホール素子からなるモーター駆
    動用スイッチを取付け、上部排水筒体の上端部を閉止す
    る閉止蓋の一部に前記モーター駆動用スイッチを駆動さ
    せるマグネットを取付けてなる脱水式流し台用排水トラ
    ップ。
  2. 【請求項2】下部排水筒体の内側とモーターハウジング
    の外周部との間に、上部排水筒体から流出した水分を流
    下させるための排水孔が多数形成されている請求項1記
    載の脱水式流し台用排水トラップ。
JP5226672A 1993-08-20 1993-08-20 脱水式流し台用排水トラップ Expired - Lifetime JP2562412B2 (ja)

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