JP2562226B2 - 化粧板 - Google Patents

化粧板

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JP2562226B2
JP2562226B2 JP2181569A JP18156990A JP2562226B2 JP 2562226 B2 JP2562226 B2 JP 2562226B2 JP 2181569 A JP2181569 A JP 2181569A JP 18156990 A JP18156990 A JP 18156990A JP 2562226 B2 JP2562226 B2 JP 2562226B2
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治郎 西尾
貴雄 井上
吉久 片山
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、化粧板、特にその内方開口部にガラスのよ
うな別パネルを取り付けてある化粧板の改良に関する。
[従来の技術] 従来、家具用の扉や住宅用のパネルのように、木質性
の基材の中央部近傍に形成された1つあるいは複数の開
口部に透明ガラス、色ガラスなどの別パネルを取り付け
たものはよく知られている。そのようなものにおいて、
別パネルを基材に取り付ける場合には、通常は第3,4図
に示すように、基材10の開口部分11の周囲に段差12を形
成し該段差に別パネル13、例えば透明ガラスなどをはめ
込んだ後、パネル押さえ14を段差の部分においてパネル
上に配置し、該パネル押さえ14を係止部材15、例えば釘
などを用いた基材に固定することにより行っている。ま
た、別な手段としては、基材自体を複数の分割した部材
から形成しその組立時に別パネルを内部に一体に組み込
むようにしている。
[発明が解決しようとする技術課題] 基材に形成された開口部に別パネルを取り付けるため
の上記のような従来の方法は、工程数が多く手間がかか
る上、その組み付け時に、基材に対して損傷を加えたり
パネルそのものを破損したりすることが生じる。さら
に、そのようにして組み付けられた製品は、使用期間が
経過するにつれて、係止部に緩みやガタが生じることか
ら、取付部の再調整、即ち釘やネジの打ち直し締め直し
などが必要となるとともに、そのような調整を怠ってい
ることが原因でパネルが落下し、パネルの破損に加え、
人に危害を与えることも度々生じてきている。
本発明の目的は、従来のものの持つそのような不都合
さ解決し、簡単な工程でありながら基材に対し別パネル
を確実に取り付けることができ、また取付後に補修など
を必要とせずにパネルを組み付けたままで長期にわたり
安定した状態で使用することのできるドアパネルのよう
な化粧板を得ることを目的としている。
[課題を解決するための技術手段] 本発明においては、上記の課題を解決するために、化
粧板を、方形上枠状をなす木質基材の内方開口部に、該
開口部を閉塞するように注型成形により木質材の細孔に
含浸した状態で樹脂材が一体成形されたものとして構成
した。該樹脂を透明体とすることにより装飾性のあるも
のを得ることができる。
木質基材としては、通常のドアパネルや窓パネルなど
に使用されるものすべてが使用可能であり、パーチクル
ボード、中質繊維板(MDF)あるいは合板、挽き板など
が有効である。
その木質基板に開口部を形成する手段としては、単体
のボードに対し適宜の機械加工により開口部をくり抜く
方法、基材そのものの製造時に所用の箇所に開口部をあ
らかじめ形成した形で製造する方法、あるいはパネルを
複数の部材の組み合わせで形成するものにあってはその
組立時に開口が形成されるように設計しておく方法など
の手段のほか通常行われているいかなる方法でもて適用
可能である。
使用する樹脂にも特に制限はないが、塩化ビニル、AB
S樹脂などの熱可塑性樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエ
ステル樹脂などの熱硬化性樹脂を用いることが有効であ
り、特に、透明なガラスパネルのような感触を持つもの
を得たい場合には、透明で軟質の塩化ビニル樹脂や透明
なポリウレタン樹脂などが有効である。また、カラーパ
ネルのような感触を得たい場合にあっては、樹脂に着色
剤を含有させたものを用いることもできる。着色剤とし
ては、チタン白、カーボンブラックなどを用いることが
できる。
樹脂をパネル基材に注型する手段としてはどのような
注型手段でもよく、例えばRIM(Reaction Injection Mo
lding)法などによることは有効である。
[実施例] 以下、添付の図面を参照しながら、本発明の化粧パネ
ルについてより詳細に説明する。
第1図は、本発明による化粧板を家具用扉に用いた場
合の斜視図であり、第2図a,b,cは、第1図のA−A線
による、その家具用扉の異なった実施例の断面を示して
いる。
この実施例のものは、全体としては方形の形状をして
おり樹脂により閉鎖される開口部分も方形の形状のもの
を示しているが、全体の形状、開口部分の形状、及びそ
の開口の数についてはそれに限られるものではなく、化
粧板の使用目的などに応じ適宜変更し得るものであるこ
とは明らかであろう。
この家具用扉は、木質材料からなる基材としての周囲
の枠部分1を有し、中央部分2は適宜の手段によりくり
抜き加工が施されくり抜かれている。周囲の枠部分1の
木口部分には必要に応じ注型手段などにより別部材3が
取り付けてある。さらに、枠部分には、取っ手4及び蝶
番5が取り付けてある。
前記のくり抜き部分に対して、通常の注型手段により
樹脂を注型成形し、開口全体を閉塞6する。注型手段と
しては前記のように特に制限はないが、RIM手法が特に
有効である。また、注型による樹脂の厚さ、あるいは枠
体との接合箇所の形状なども種々変更可能であるが、第
2図にその幾つかの例を示している。
第2図aに示したものは、木質基材の枠部分1の厚さ
と同一の厚さに樹脂を注型成形し閉塞部材6としてい
る。
第2図bに示したものは、枠部分1の厚さよりも幾分
薄くなるように閉塞部材6を注型したものである。
第2図cに示したものは、第2図bの実施例のものに
おいて、枠部分1の中央開口部の周縁に注型成形された
樹脂が入り込むための溝7をさらに形成したものを示し
ている。
いずれのものにおいても、本発明においては、閉塞部
材としての樹脂材が、成形と同時に木質基材としての枠
部分に対し一体に成形される。従って、枠体自体に、従
来のもののように別パネルの支持のための段部を特に形
成する必要がなく製造工程が簡素化されるとともに、注
型成形された樹脂は木質基材の細孔に含浸した状態で固
定化されるので、特に固定のための手段、例えば釘打ち
などを行わなくとも確実に安定した状態で別パネル相当
体を枠体に固定できる。
また、樹脂体の物性あるいは基材の物性により枠体と
樹脂体とのなじみが不十分となる場合が生じる場合があ
るが、そのような場合には、第2図cに示したように枠
体の周囲に溝を形成してその溝中に樹脂を含浸させるこ
とにより確実に両者を固定することができる。
なお、この化粧板の木口に対して、注型による樹脂成
形3を上記樹脂体と同時にあるいは別々に行うことによ
りさらに外見の綺麗な化粧板を得ることができると共
に、必要に応じ、所用部分に対し、後塗装を行っても良
い また、上記の実施例は、家具用扉を例として説明した
が、本発明はそれに限るものではなく、木質基材の内方
開口部に別パネルを取り付けているようなものすべてに
適用し得るものであることは容易に理解できよう。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれは、別パネルを基
材の枠体に一体成形するようにしているので、簡単な工
程でもって内部に別パネルを持つ化粧板を得ることがで
き、また、得られた化粧板の維持管理もきわめて容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による化粧板を家具用扉とした場合の斜
視図、第2図は第1図のA−A線による断面図、第3図
及び第4図は従来例を示す図である。 1……木質の枠体、2……中央開口部、3……木口部分
の成形部材、6……注型成形された別パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 75:00 B29L 31:10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】方形枠状をなす木質基材の内方開口部に、
    該開口部を閉塞するように注型成形により木質材の細孔
    に含浸した状態で樹脂材が一体成形されていることを特
    徴とする化粧板。
  2. 【請求項2】該樹脂材が、透明体である、請求項1に記
    載の化粧板。
JP2181569A 1990-07-11 1990-07-11 化粧板 Expired - Fee Related JP2562226B2 (ja)

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