JP2561557Y2 - 小型モータ - Google Patents

小型モータ

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JP2561557Y2
JP2561557Y2 JP1988082794U JP8279488U JP2561557Y2 JP 2561557 Y2 JP2561557 Y2 JP 2561557Y2 JP 1988082794 U JP1988082794 U JP 1988082794U JP 8279488 U JP8279488 U JP 8279488U JP 2561557 Y2 JP2561557 Y2 JP 2561557Y2
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雅喜 鈴木
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株式会社 三協精機製作所
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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、減速歯車機構を有する小型モータにおい
て、ロータ、ステータ、コイル組などのモータ駆動部と
減速歯車列や出力軸などの従動部とが並設された偏平型
の小型モータの改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、減速歯車機構を有する小型モータにおいては、
ロータ、ステータ、コイル組などのモータ駆動部に対
し、ロータ軸線方向上方に減速歯車列、出力軸などの従
動部が重ね合わせる方向に設けられている。
上記構成の小型モータでは、ロータ軸線方向の厚み寸
法が大きくなるため、上記モータ駆動部と上記従動部と
を平面的に並べて配置し、ロータから減速歯車列がロー
タ軸線に対して垂直方向に設けられた偏平型の小型モー
タが提案されている。その小型モータは、ロータ軸線方
向の厚み寸法が小さくなるため、薄型となる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記薄型の減速歯車機構付小型モータにおいては、モ
ータを構成する各要素部品が平面的に配置されるため
に、モータの平面積が大きくなる。
ところで、これらのモータが組み込まれる装置や機器
は、より小型化が図られており、モータの組付け面積を
より小さくするために薄型減速歯車機構付小型モータに
おいても、ロータ軸線方向の厚み寸法を変えることな
く、モータの平面積をより小さくすることが必要とされ
る。
このためには、モータを構成する各要素部品を小型化
すればよく、例えばコイルボビンとコイル巻線とからな
るコイル組を小型化する場合が考えられる。このような
コイル組において、コイルボビンは、絶縁部材で構成さ
れ、中空円筒状の巻胴部と、この巻胴部の両端に一体的
に形成され、かつ巻胴部より半径方向外方に突出するフ
ランジ部とからなる。そして、この巻胴部外周と、両フ
ランジ部間とで形成される巻線空間に電線が巻き付けら
れ、励磁用のコイル巻線となる。
このとき、コイル巻線は、巻胴部および両フランジ部
によって他の部材と電気的に絶縁されるが、フランジ部
の半径方向の寸法を小さくすると、コイル巻線の外周側
と他の部材とが半径方向に接近することになり、その結
果、電気的な絶縁が不完全となって、これが安全性に重
大な影響を及ぼす。また、このときコイル巻線の外径を
小さくしようとすると、巻線を細くしなければならない
ので、モータ運転時のコイル巻線の温度上昇が高くな
り、所定のモータ性能が得られない。
〔考案の目的〕
したがって、本考案の目的は、モータの安全性および
モータの性能を低下させることなく、モータの小型化を
可能とすることである。
〔考案の解決手段〕
そこで、本考案は、コイルボビンのフランジ部の外周
先端の一部を切り欠いて、切除部とし、その切除部に減
速歯車列中の絶縁材料製の歯車を位置させることによっ
て、コイル巻線と他の部材(絶縁材料製の歯車)との絶
縁性を維持しながら、所定のモータ性能特にコイル巻線
の界磁力を保持するようにしている。
〔考案の構成〕
第1図および第2図は、本考案の小型モータ1の構成
を示している。
この小型モータ1は、下側のケース兼用のステータ基
板およびこれの上面に組み合わせられる蓋側のケース3
の内部空間で、コイルボビン4、コイル巻線5、ステー
タ基板6、ロータ7および減速歯車列8を備えている。
上記ステータ基板2、6は、共に磁性板によって構成
されており、コイルボビン4を挟み込んで合着した状態
で固定されている。この結果、ステータ基板6は、ケー
ス兼用のステータ基板2とケース3との中間に位置して
いる。このコイルボビン4は、プラスチックなどの絶縁
体で構成されており、中空円筒状の巻胴部9と、この巻
胴部9の両端にそれぞれ一体的に形成された円板状のフ
ランジ部10a、10bとからなり、それらのフランジ部10
a、10bの外側面でそれぞれステータ基板2、6と接し、
合着している。
コイル巻線5は、上記巻胴部9の外周に巻き付けられ
ており、フランジ部10aと一体的に成形された端子台11
の端子12を介し端子カバー13から外部に突出している。
また、ステータ基板2、6は、フランジ部10a、10bの
面に合わせられており、その中心の環状に沿って、櫛歯
状の複数の極歯14を屈曲状態で備えている。これらの極
歯14は、巻胴部9の内周に環状に配列されており、ロー
タ7の外周と対向している。
そして、ロータ7は、円形の永久磁石16とその中心位
置のロータ歯車部17とで構成されており、ケース兼用の
ステータ基板2とケース3との間に固定されたロータ軸
15に対し回転自在に支持されている。なお、この永久磁
石16は、その外周面で、交互に異極となるよう着磁され
ており、前記極歯14と隙間を形成しながら対応してい
る。
このロータ7の回転は、ロータ歯車部17を介し、逆転
防止用の歯車18、および減速歯車列8として、複合(二
段)型の歯車19、20、21を介し出力軸23の歯車22に伝達
される。これらの歯車18、19、20、21は、ケース兼用の
ステータ基板2またはステータ基板6とケース3との間
に設けられた歯車軸24、25、26、27によって回転自在に
支持されている。
ここで、減速歯車列8中の歯車19、20は、いずれも複
合歯車(二段歯車)となっており、軸方向に薄く、ケー
ス3とステータ基板6との間に配置されている。また、
減速歯車列8中の残りの歯車21、22は、絶縁部材によっ
て軸方向に厚く構成されており、ケース兼用のステータ
基板2とケース3との間に配置されている。
逆転防止用の歯車18は、ロータ7の回転方向を規制す
るときに必要に応じ設けられ、ボスの部分で一方向回転
規制レバー28を回転自在に保持し、歯車側面で摩擦的に
結合している。この一方向回転規制レバー28の先端部分
は、ロータ歯車部17に形成された突起29と対応してい
る。
なお、上記出力軸23は、出力側の歯車22に対し圧入な
どによって一体化しており、ケース兼用のステータ基板
2のラジアル軸受け30およびケース3のラジアル軸受け
31によって回転自在に支持されている。この出力軸23の
スラスト方向の荷重は、組み込み対象の電気機器例えば
電子レンジの機枠などによって支持される。
そして、本考案は、コイルボビン4の2つの円板状の
フランジ部10a、10bのうち、少なくとも一方のフランジ
部10aの外周先端の一部を歯車21、22ごとに例えば2つ
の直線により切り欠いて切除部32としており、この切除
部32の位置に減速歯車列8のうちこの切除部32の近くに
位置する軸方向に厚い歯車21、22を配置している。歯車
21は、小さな歯の部分で、一方の切除部32の位置に侵入
存置し、かつ大きな歯の部分でフランジ部10aや歯車22
と一定の間隔をおいて対向している。また、歯車22は、
歯先部分で他方の切除部32の位置に侵入存置している。
この実施例の場合に、ステータ基板6も歯車21、22の
歯先と干渉するため、フランジ部10aの切除部32よりも
やや深く、基板切除部33として切り落とされている。こ
のようにすると、コイル巻線5が緩んだとしても、コイ
ル巻線5とステータ基板2との間に必要な絶縁距離が確
保できる。
〔考案の作用〕
上記のような構成において、減速歯車列8の歯車21、
22が切除部32の部分に侵入し、そこに存在すると、その
分だけ歯車8のかみ合い方向に沿った長さが短くできる
ため、小型モータ1は全体的に小さくできる。
なお、コイル巻線5によって回転磁界が発生すると、
ロータ7は、それに励磁されていずれかの方向に回転す
る。もし、このロータ7の回転が逆方向であるとき、そ
の回転によって、一方向回転規制レバー28の先端が突起
29に接近し、それに当たるため、その時点で、ロータ7
は、正転方向の回転力を受けて、正転方向の回転に修正
される。このロータ7の回転は、減速歯車列8すなわち
歯車19、20、21、22により出力軸23に伝達され、被駆動
部材に回転運動として伝達される。
〔考案の他の実施例〕
第4図の他の実施例は、減速歯車列8の歯車22と対応
させてフランジ部10a外周先端の一部に切除部32を形成
するが、ステータ基板6の一部を歯車22から離れる方向
に屈曲させることによって、絶縁距離を確保し、かつ互
いに干渉しないようにした例である。
なお、以上実施例は、いずれも一方のフランジ部10a
についてのみ切除部32を形成しているが、この切除部32
は、ケース兼用のステータ基板2側のフランジ部10bに
ついて同様に形成してもよく、この場合の基板切除部33
は、ケース兼用のステータ基板2に対し切欠孔として形
成することになる。また、この切除部32は、直線状に形
成しないで、干渉を避ける歯車21、22との関係で、同心
的な円弧として形成してもよい。
〔考案の効果〕
本考案では、ボビンの少なくともフランジ部が外周部
分で径方向に切り欠かれて切除部となっており、この切
除部に減速歯車列の絶縁材料からなる歯車が位置してい
るため、減速歯車列のかみ合い方向の距離が短縮化で
き、その分、モータが小型化でき、しかも、磁極に一部
を切り欠くなどの解決手段を採用していないため、モー
タの回転特性が低下することなく、かみ方向長さや軸方
向厚みの寸法上、小型化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は蓋側のケースを取り外した状態の小型モータの
平面図、第2図は同小型モータの歯車列のかみ合い方向
(第1図のA−A線)に沿った断面図、第3図は要部
(第1図のB−B線)に沿った断面図、第4図は他の実
施例の要部の断面図である。 1……小型モータ、2……ケース兼用のステータ基板、
3……ケース、4……コイルボビン、5……コイル巻
線、6……ステータ基板、7……ロータ、8……減速歯
車列、9……巻胴部、10a、10b……フランジ部、14……
極歯、16……永久磁石、18、19、20、21、22……歯車、
32……切除部、33……基板切除部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁部材で構成されると共に中空円筒状の
    巻胴部(9)とこの巻胴部(9)の両端にそれぞれ一体
    形成された円板状のフランジ部(10a、10b)とからなる
    絶縁体製のコイルボビン(4)と、上記巻胴部(9)の
    外周に巻き付けられたコイル巻線(5)と、櫛歯状の極
    歯(14)群が環状に折曲形成されると共にこの極歯(1
    4)群が上記巻胴部(9)内周に配列されるように上記
    コイルボビン(4)の両端側から上記フランジ部(10、
    10b)にそれぞれ合着されたステータ基板(2、6)
    と、上記極歯(14)群に内包され外周が交互に異極とな
    るよう着磁された永久磁石(16)を有するロータ(7)
    と、上記ロータ(7)の回転を出力軸(23)に減速しな
    がら伝達する軸方向に薄い歯車(19、20)および軸方向
    に厚く絶縁部材からなる歯車(21、22)から構成される
    減速歯車列(8)と、上記のコイルボビン(4)、コイ
    ル巻線(5)、ステータ基板(6)、ロータ(7)およ
    び減速歯車列(8)を内部空間に収納する2つのケース
    (2、3)と、を備えたえた小型モータ(1)におい
    て、 上記ステータ基板(6)およびこのステータ基板(6)
    に合着された一方のフランジ部(10a)を上記2つのケ
    ース(2、3)の軸方向中間に位置するように配置し、
    上記ステータ基板(6)と上記1つのケース(3)とで
    形成された空間内に上記減速歯車列(8)中の薄い歯車
    (19、20)を配置し、さらに、上記一方のフランジ部
    (10a)の外周先端の一部を切除して切除部(32)を形
    成し、上記2つのケース(2、3)の間で上記切除部
    (32)の位置に上記の軸方向に厚く絶縁部材からなる歯
    車(21、22)を侵入存置したことを特徴とする小型モー
    タ(1)。
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JPH027774U JPH027774U (ja) 1990-01-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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