JP2560042Y2 - エレベータの速度検出装置 - Google Patents

エレベータの速度検出装置

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JP2560042Y2
JP2560042Y2 JP5662493U JP5662493U JP2560042Y2 JP 2560042 Y2 JP2560042 Y2 JP 2560042Y2 JP 5662493 U JP5662493 U JP 5662493U JP 5662493 U JP5662493 U JP 5662493U JP 2560042 Y2 JP2560042 Y2 JP 2560042Y2
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隆夫 岡田
建次 佐々木
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Fujitec Co Ltd
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Fujitec Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、エレベータの速度制御
に関し、エレベータの速度を全速度領域において、経済
的に精度よく検出できる速度検出装置の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、エレベータのかご速度又は巻上電
動機の回転速度をディジタル的に検出する方式のものが
実用化されている。これは、かごの移動量及び移動方向
に応じたパルス信号を発生させ、これを所定時間毎に計
数することにより、かごの実際の速度を検出するもので
ある。
【0003】このようなパルス信号の発生装置として
は、例えば特開昭57−72583号に示されている。
【0004】この方式によるパルス信号は、一般に巻上
機の駆動綱車又は調速機の綱車に直結されるか、あるい
はプーリ等の伝達機構を介して回転する円板、又はかご
に連結された主ロープ等が巻掛けられた綱車に直結され
る円板から得られるものである。
【0005】又、この種の円板には、その周縁部に等間
隔に細孔が設けられており、この細孔を光学的又は電磁
的に検出することで円板の回転速度に比例した周波数の
パルスを得るようになっている。
【0006】エレベータの速度制御において、減速位置
の決定や、減速中の位置帰還制御に用いられる場合に
は、パルス信号の距離検出単位は数mm程度でもよいが、
速度帰還制御に用いられる場合は、検出精度が問題とな
り、所定時間内に到来する前述のパルス信号を計数して
速度を検出する方式では、距離検出単位を1〜2桁小さ
くする必要があり、しかも低速領域においてはパルス信
号の単位時間内の発生数が減少するため、速度検出に際
しては1パルスの距離換算値をさらに下げなければなら
ない。
【0007】そこで、現在は、低速領域での発生パルス
を増すためにギアやプーリによる増速カップリングの機
械的手段により1パルス当りの距離検出分解能を上げる
方法を採っている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この方法では
高速領域でのパルス信号の単位時間内の発生数が極めて
増加するため、速度演算用のカウンタには多桁用のもの
を使用しなければならず汎用ICを利用できず経済的な
速度検出装置が得られない問題が生じることになる。
【0009】本考案は、上記の点に鑑みなされたもの
で、低速及び中高速の何れの速度領域においても良好な
速度制御性能をもたらす経済的な速度検出装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、 (1) エレベータ駆動用電動機の回転に伴なってパルス信
号を出力するエンコーダを設置し、該エンコーダにより
エレベータの速度を検出して速度帰還制御を行うものに
おいて、エンコーダの出力パルス信号の倍周装置及び分
周装置と、該倍周装置の出力と該分周装置の出力とを切
り換える切換装置と、少なくとも2以上のカウンタとを
設け、第1のカウンタはエンコーダの出力パルス信号を
直接入力し、第2のカウンタは切換装置の出力を入力と
し、切換装置は第1のカウンタの出力が所定値以上のと
きには分周装置の出力を第2のカウンタに入力し、それ
以外は倍周装置の出力を第2のカウンタに入力する。 (2) エレベータ駆動用電動機の回転に伴なってパルス信
号を出力するエンコーダを設置し、該エンコーダにより
エレベータの速度を検出し中央演算処理装置を使用して
速度帰還制御を行うものにおいて、エンコーダの出力パ
ルス信号の倍周装置及び分周装置と、倍周装置の出力と
分周装置の出力とを切り換える切換装置と、少なくとも
2つ以上のカウンタとを設け、第1のカウンタはエンコ
ーダの出力パルス信号を直接入力し、第2のカウンタは
切換装置の出力を入力とし、切換装置は第1のカウンタ
の出力が所定値以上のときには分周装置の出力を第2の
カウンタに入力し、それ以外は倍周装置の出力を第2の
カウンタに入力し、中央演算処理装置は通常時は第2の
カウンタ出力,異常時は第1のカウンタ出力を選択す
る。ものである。
【0011】
【作用】上述の如く構成すれば、広範囲にエレベータの
速度が変わっても、速度検出用のカウンタがオーバフロ
ーすることがない。
【0012】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面を用い
て説明する。図1は本考案による速度検出装置の一実施
例を示すブロック図、図2はエレベータの速度制御系を
示すブロック図、図3は図1における出力パルスのタイ
ミングチャートを示す図であり、図中1はエレベータ巻
上げ用電動機2により駆動される綱車、3はエレベータ
かご4とつり合い重り5を連結する主索、6はエレベー
タ巻上げ用電動機2の軸などに直結されたパルスエンコ
ーダで、図3に示すようなほぼ90°の位相差をもった
A相パルスとB相パルスの2信号が出力される。7はパ
ルスエンコーダ6の出力パルスを基に後述する手順によ
りエレベータかご4の速度を演算する本考案による速度
検出装置。
【0013】8は速度設定値Sと速度検出装置7の出力
Vとを比較し、その偏差を増幅して、エレベータ巻上げ
用電動機2を制御する駆動制御装置、71はパルスエン
コーダのA相パルスもしくはB相パルスにおけるあるサ
ンプリング時間内のパルス数をカウントするカウンタ、
72は検出の分解能を上げるためにA相パルス、B相パ
ルスを図3に示すように各パルスのエッジで1パルスと
なるようなパルス信号(4逓倍信号)に波形変換する4
倍周回路、73はA相パルスあるいはB相パルスのエッ
ジで1パルスとなる信号の4パルス毎にパルス信号(1
/4逓倍信号)を波形変換する1/4分周回路。
【0014】74は4倍周回路72の出力パルスあるい
は1/4分周回路73の出力パルスにおけるあるサンプ
リング時間内のパルス数をカウントするカウンタ、75
はエレベータかご4が高速運転中には1/4分周回路7
3に接続され、低速運転中には4倍周回路72に接続さ
れるスイッチで、分周比選択ラッチ76により自動的に
切り換えられる。分周比選択ラッチ76はカウンタ71
の出力が所定値以上か否かでスイッチ75を作動させ
る。
【0015】77はカウンタ71,74及び分周比選択
ラッチ76とデータバスライン80で接続されて各種の
演算を行う周知の中央演算処理装置、78はこの中央演
算処理装置77を速度検出演算用に使用する場合に割込
みを掛けるための割込みタイマーである。
【0016】即ち、本考案の場合、速度検出装置7の出
力Vとして採用されるのは、図4に示すようにエレベー
タの加速時と減速時の低速度領域では4倍周回路72か
ら得られる精度の極めて高い信号72aで、一方エレベ
ータの等速時のような高速度領域では1/4分周回路7
3から得られるパルス数の制約された信号73aであ
り、そして万一4倍周回路72あるいは1/4分周回路
73を通じてカウンタ74が出力する信号に異常が起れ
ば、バックアップとしてカウンタ71の信号71aを使
うものである。
【0017】
【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、エレ
ベータの速度がたとえ速くなってもカウントするパルス
信号の周波数が過大になることがなく、少ない桁数の汎
用ICのカウンタで十分対応ができ、又エレベータ速度
が低い場合には逆にパルス信号の周波数が極端に小さく
なることがないので、良好な速度制御精度を得ることが
できる。さらに、常に独立した2系統の速度情報が得ら
れるため、これらを比較チェックすることにより異常の
有無を確認し、異常があれば即バックアップして信頼性
の高い速度情報を常時得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による速度検出装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】エレベータの速度帰還制御系を示すブロック図
である。
【図3】図1における各装置の出力信号のタイミングチ
ャートを示す図である。
【図4】図2において、本考案による速度領域と速度信
号の関係を示す図である。
【符号の説明】
2 電動機 6 エンコーダ 7 速度検出装置 71,74 カウンタ 72 4倍周回路 73 1/4分周回路 76 分周比選択ラッチ 77 中央演算処理装置

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータ駆動用電動機の回転に伴なっ
    てパルス信号を出力するエンコーダを設置し、該エンコ
    ーダによりエレベータの速度を検出して速度帰還制御を
    行うものにおいて、 前記エンコーダの出力パルス信号の倍周装置及び分周装
    置と、該倍周装置の出力と該分周装置の出力とを切り換
    える切換装置と、少なくとも2以上のカウンタとを設
    け、第1のカウンタは前記エンコーダの出力パルス信号
    を直接入力し、第2のカウンタは前記切換装置の出力を
    入力とし、前記切換装置は前記第1のカウンタの出力が
    所定値以上のときには前記分周装置の出力を前記第2の
    カウンタに入力し、それ以外は前記倍周装置の出力を前
    記第2のカウンタに入力することを特徴とするエレベー
    タの速度検出装置。
  2. 【請求項2】 エレベータ駆動用電動機の回転に伴なっ
    てパルス信号を出力するエンコーダを設置し、該エンコ
    ーダによりエレベータの速度を検出し中央演算処理装置
    を使用して速度帰還制御を行うものにおいて、 前記エンコーダの出力パルス信号の倍周装置及び分周装
    置と、該倍周装置の出力と該分周装置の出力とを切り換
    える切換装置と、少なくとも2以上のカウンタとを設
    け、第1のカウンタは前記エンコーダの出力パルス信号
    を直接入力し、第2のカウンタは前記切換装置の出力を
    入力とし、前記切換装置は前記第1のカウンタの出力が
    所定値以上のときには前記分周装置の出力を前記第2の
    カウンタに入力し、それ以外は前記倍周装置の出力を前
    記第2のカウンタに入力し、前記中央演算処理装置は通
    常時は前記第2のカウンタ出力,異常時は前記第1のカ
    ウンタ出力を選択することを特徴とするエレベータの速
    度検出装置。
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JP5349157B2 (ja) * 2009-06-19 2013-11-20 Ntn株式会社 回転検出装置および回転検出装置付き軸受
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JP2011053067A (ja) * 2009-09-01 2011-03-17 Denso Corp 回転数検出装置

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