JP2559806Y2 - 弁装置の手動操作装置 - Google Patents

弁装置の手動操作装置

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JP2559806Y2
JP2559806Y2 JP4431192U JP4431192U JP2559806Y2 JP 2559806 Y2 JP2559806 Y2 JP 2559806Y2 JP 4431192 U JP4431192 U JP 4431192U JP 4431192 U JP4431192 U JP 4431192U JP 2559806 Y2 JP2559806 Y2 JP 2559806Y2
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lever
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二郎 田口
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株式会社東京暖冷器製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は弁装置の手動操作装置、
とくに、その操作機構に関するものであり、リフト弁等
のように、直線移動して回路を開閉する弁体の開閉操作
機構に利用できる。
【0002】
【従来技術及び課題】逃し弁として、すでに、実開昭52
-146732 号公報に開示されたものがあり、このもので
は、この逃し弁の上流側の回路の圧力が一定レベル以上
になると、この圧力を逃すと共に、必要に応じて逃し弁
本体内の回路を強制的に手動によって開閉できるように
なっている。
【0003】このため、図1に示すように、弁ケース
(1) 内に上流側回路の内圧が一定レベル以上になると、
下流側に移動する応動弁(2a)と、この応動弁(2a)に形成
した弁口(21)を閉塞する開閉弁(2b)とを同軸上に内蔵し
た構成として、進退自在で且押込まれた状態の押込み位
置と押込まれない状態の初期位置の2位置に維持できる
ようにした操作軸(11)が前記弁ケース(1) に対して気密
状態で摺動できるように配設されており、前記操作軸(1
1)が弁口(21)と同軸上にその下流側から対向する。
【0004】このものでは、弁ケース(1) の入口部に対
向して前記応動弁(2a)及び開閉弁(2b)が設けられ、前記
応動弁(2a)は、これの下流側に配設したバネによって付
勢されて、通常は、弁ケース(1) 内の定位置にセットさ
れている。そして、この応動弁(2a)に対して前記開閉弁
(2b)は上流側に設けたバネによって下流側に付勢されて
通常は、上記弁口(21)を閉塞した状態に維持される。
【0005】このものでは、弁口(21)に操作軸(11)の先
端が臨んでいることから、上流側の内圧が上昇すると、
応動弁(2a)がこれに対応するバネ(13)に抗して下流側に
移動し、これと一体的に開閉弁(2b)も移動し、所定の移
動量になると、操作軸(11)の先端部に開閉弁(2b)が当っ
た状態において開閉弁(2b)が弁口(21)を開放させた状態
となり、安全弁として機能する。
【0006】また、上流側が負圧状態となると、応動弁
(2a)が定位値に維持されたままで、開閉弁(2b)がこれに
作用するバネの付勢力に抗して上流側に移動することと
なって、前記負圧状態が解消される。さらに、操作軸(1
1)が強制的に進出位置に押込めるようになっているか
ら、この操作軸(11)を押込むと、応動弁(2a)は弁ケース
(1) 内の定位値に維持されたままで開閉弁(2b)が開弁さ
れることとなり、手動によっても開閉できる。
【0007】このように、この従来のものでは、手動に
よって開閉できるとともに、上流側回路の圧力が一定以
上の高圧となった場合に逃し弁として機能するととも
に、上流側が負圧状態となったときにはこれを解消する
機能を発揮する利点がある。ところが、この従来のもの
では、手動開閉の操作が面倒である。操作軸(11)を非進
出位置から進出位置にロックするため、操作軸(11)の操
作部を押込んだ後、この操作部を一定角度回動する必要
があり、その操作が2動作となるからである。
【0008】かかる不便を解消するために、従来から公
知のレバー機構を採用して、前記操作軸(11)を進退駆動
する方式も採用できなくはないが、上記形式の逃し弁で
は、操作軸(11)を押込むことによって強制開弁状態とな
ることから、レバーの操作部を押込んだ状態で開弁状態
となり、逆に、レバーの操作部を引き上げた状態で閉弁
状態となる。このレバーの姿勢と弁の開閉との関係は、
従来のレバー式の開閉弁の弁の開閉とレバーの姿勢との
関係とは逆の関係となって、誤操作の可能性が残る。
【0009】本考案は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、『弁ケース(1) 内に外部操作によって開閉され
る開閉弁を収容し、この開閉弁を開閉操作する操作軸(1
1)を前記開閉弁の下流側から対向させると共に、前記操
作軸(11)の押込みによって開閉弁が開弁するようにした
弁装置の手動操作装置』において、開閉弁の開閉をレバ
ーによって開閉できるようにすると共に、このレバーに
よる開閉操作において、開閉弁の開閉とレバーの姿勢と
の関係が通常の他のレバー式の手動操作装置と同様にな
るようにすることをその課題とする。
【0010】[請求項1の考案について]
【0011】
【技術的手段】上記課題を解決するための本考案の技術
的手段は、『弁ケース(1) からの操作軸(11)の突出端に
軸頭(5) を連設し、この軸頭(5) と弁ケース(1) との間
に操作軸(11)を前記突出端側に付勢するバネ(13)を介装
すると共に前記操作軸(11)の最突出位置を一定位置に設
定するストッパ(14)を弁ケース(1) に設け、前記軸頭
(5) の上端面に出力端側が対接するレバー(3) を弁ケー
ス(1) に設けた軸受(4) によって回動可能に軸支し、前
記レバー(3) の支点軸(30)を操作軸(11)の軸線の延長線
と一致する位置で且初期位置にある軸頭(5) の上方に位
置させ、前記レバー(3) は、直線板状の操作部(32)の先
端にこれに対して略直角に屈曲する直立辺部(31)を形成
した構成とし、こレバー(3) における支点軸(30)を前記
操作部(32)の先端部の近傍と直立辺部(31)によって囲ま
れる範囲に設定すると共に、前記支点軸(30)と操作部(3
2)との距離よりも支点軸(30)と直立辺部(31)との距離を
大きく設定し、支点軸(30)と操作部(32)との外側間隔を
操作軸(11)が初期位置にあるときの軸頭(5) と支点軸(3
0)との距離よりも僅かに小さいか略一致するようにし
た』ことである。
【0012】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。レバー
(3) の支点軸(30)は操作部(32)の先端部と直立辺部(31)
によって囲まれる範囲内に位置して、しかも、この支点
軸(30)は、軸頭(5) の上方において操作軸(11)の軸線と
一致する位置にある。また、支点軸(30)と操作部(32)と
の外側間隔が、操作軸(11)が初期位置にある軸頭(5) と
支点軸(30)との距離よりも僅かに小さいか略一致する。
従って、操作部(32)が操作軸(11)の軸線と直角となった
水平姿勢では、操作部(32)の先端部近傍が軸頭(5) の上
面と対接又は対向しており、操作軸(11)は押込まれてい
ない。つまり、操作部(32)が水平姿勢にあるときには開
閉弁が閉弁状態にあり、これは通常のレバー式の弁装置
の場合の姿勢と一致する。
【0013】この状態から、レバー(3) を回動して操作
部(32)が直立状態となるようにすると、直立辺部(31)が
軸頭(5) と対接した状態となる。このとき、操作部(32)
のほぼ中央上方に支点軸(30)が位置するから、レバー
(3) はこの姿勢に維持される。また、前記支点軸(30)と
操作部(32)との距離よりも支点軸(30)と直立辺部(31)と
の距離を大きく設定しているから、支点軸(30)から軸頭
(5) までの距離が大きくなっており、レバー(3) が閉弁
姿勢にあるときよりも操作軸(11)が一定ストローク押込
まれている。これにより、開閉弁が操作軸(11)によって
押込まれて開弁状態に維持される。
【0014】
【効果】操作軸(11)が押込まれて開閉弁が開弁される形
式の弁装置であっても、レバー(3) の姿勢と開閉弁の開
閉状態との関係が、従来のレバー式の弁装置の場合と一
致するから、誤操作が防止できる。 [請求項2の考案について]
【0015】
【技術的手段】この考案は請求項1の考案と同様の課題
を解決するものであり、このために採用した技術的手段
は、『弁ケース(1) からの操作軸(11)の突出端にフラン
ジ体軸頭(5) を連設し、この軸頭(5) と弁ケース(1) と
の間に操作軸(11)を前記突出端側に付勢するバネ(13)を
介装すると共に前記操作軸(11)の最突出位置を一定位置
に設定するストッパ(14)を弁ケース(1) に設け、前記軸
頭(5) の上端部に支点軸(30)を具備し且直線板状の操作
部(32)が水平姿勢から直立姿勢の範囲で回動するレバー
(3) を設け、前記レバー(3) には、前記支点軸(30)を具
備させた直立片(33)を前記操作部(32)から突出させ、こ
の直立片(33)には、操作部(32)と平行な第1辺(33a) と
これに略直角で且支点軸(30)に対して操作部(32)の操作
端側に位置する第2辺(33b) とを具備させ、これら第1
辺(33a) 及び第2辺(33b) に囲まれる範囲に支点軸(30)
を位置させると共に、前記第1・第2辺に対してその上
方から対接し且操作軸(11)の軸線に対して直角な舌片(4
1)を具備する固定板(40)を弁ケース(1) に取付け、前記
支点軸(30)と第1辺(33a) との距離よりも支点軸(30)と
第2辺(33b) との距離を大きく設定し、支点軸(30)と第
1辺(33a) との間隔を操作軸(11)が初期位置にある舌片
(41)と支点軸(30)との距離よりも僅かに小さいか略一致
するようにした』ことである。
【0016】
【作用・効果】上記技術的手段によれば、レバー(3) を
その操作部(32)が水平姿勢にあるようにセットした場合
には、第1辺(33a) が舌片(41)と対向する。支点軸(30)
と第1辺(33a) との間隔を操作軸(11)が初期位置にある
舌片(41)と支点軸(30)との距離よりも僅かに小さいか略
一致するようにしたから、操作軸(11)は押込まれない状
態にあり、弁ケース(1) 内の開閉弁は閉弁している。
【0017】次いで、レバー(3) の操作部(32)を直立す
る姿勢に回動させると、支点軸(30)を中心にして直立片
(33)が回動するが、このとき、舌片(41)に対して軸頭
(5) に軸支された直立片(33)が下方に位置するから、第
1辺(33a) 及び第2辺(33b) が舌片(41)の下面に接触し
て回動し、支点軸(30)からこれら各辺の各部までの距離
に応じて操作軸(11)が移動される。前記支点軸(30)と第
1辺(33a) との距離よりも支点軸(30)と第2辺(33b) と
の距離を大きく設定しているから、操作部(32)が直立し
た姿勢では、支点軸(30)と舌片(41)との距離が長くな
り、その分操作軸(11)が押込まれることとなる。これに
より、弁ケース(1) 内の開閉弁が開弁方向に押込まれて
開弁する。
【0018】このように、この考案の場合も、上記請求
項1の考案と同様の効果を有するものとなる。
【0019】
【実施例】次に、上記した本考案の実施例を図面に従っ
て詳述する。 [実施例1] 図2〜図5に示す実施例1は、従来例のものと同様に、
応動弁(2a)と開閉弁(2b)を具備する逃し弁の前記開閉弁
(2b)を強制的に開閉できるようにしたものである。
【0020】このものでは、弁ケース(1) の入口側に
は、小径の接続口を具備させた接続キャップ(15)が螺合
装着され、この接続キャップ(15)によって閉塞された弁
室(20)内に上記応動弁(2a)が外周気密状態で上下に摺動
できるように設けられており、弁室(20)の上端壁面と応
動弁(2a)との間に介装したバネ(22)によって前記応動弁
(2a)は下方に付勢されている。そして、通常状態では、
この応動弁(2a)が接続キャップ(15)の内側端部に対接し
て、この応動弁(2a)の非作動位置が決定される。
【0021】応動弁(2a)の弁口(21)の下流側には、軸受
杆(23)が架設され、これに弁軸(24)を挿通させた開閉弁
(2b)が弁口(21)の上流側から対向し、前記弁軸(24)の先
端と軸受杆(23)との間に介装したバネ(25)によって常時
閉弁方向に付勢されている。従って、応動弁(2a)が上流
側回路の圧力によって上方に応動されるときには、これ
と一体に開閉弁(2b)も応動される。
【0022】一方、弁室(20)の上端壁面から操作軸(11)
が前記弁軸(24)と対向するように突出し、この操作軸(1
1)は、弁室(20)の構成壁面を外周気密状態に貫通する。
そして、弁ケース(1) の外部に突出する弁ケース(1) の
突出端には軸頭(5) が連結されている。軸頭(5) の下端
部にはフランジ部(51)が張出し、このフランジ部(51)が
弁ケース(1) の上面部から突出する筒部に装着固定され
るパッキン押さえ(16)とこれに螺合するキャップ状のス
トッパ(14)によって構成されるバネ室(13a) 内に収容さ
れており、このバネ室の底壁と前記フランジ部(51)との
間に介装されたバネ(13)によって上方に付勢され、スト
ッパ(14)とフランジ部(51)の対接により操作軸(11)の最
突出位置が決定されている。
【0023】軸受(4) は板材を断面U字状に屈曲させた
構成としてあり、一対の軸受板(42)(42)間に前記ストッ
パ(14)及び軸頭(5) が突出するように設けられ、軸受
(4) の底壁部分がストッパ(14)とパッキン押さえ(16)と
の間に挟持されて弁ケース(1)に固定されている。一
方、レバー(3) の操作部(32)の作用端には直立辺部(31)
となる直立片(31a)が形成されると共に、これを挟んで
その両側には軸支持片(34)(34)が設けられ、操作部(32)
におけるこれら軸支持辺間から前記直立片(31a) の先端
近傍に至る範囲に瓢箪型の開口(35)が形成され、この開
口の軸支持片(34)(34)間に位置する部分は軸頭(5) の上
面から突出する筒軸(52)よりも大きな拡大部となってお
り、この拡大部から直立片(31a) の先端近傍までの範囲
は前記筒軸(52)の下端小径部よりも僅かに大きな間隔に
設定されている。
【0024】上記構成のレバー(3) をその開口(35)の拡
大部と筒軸(52)とが一致するようにして、軸支持片(34)
(34)を前記軸受板(42)(42)間に挿入し、軸支持片(34)及
び軸受板(42)間に支点軸(30)を挿通させると、レバー
(3) がこの支点軸(30)を中心にして回動可能に支持され
る。この実施例では、C字状に屈曲した線材製の弾性環
(30a) の両端から内側に支点軸(30)(30)を対向突出させ
た構成としてある。従って、軸受板(42)(42)と軸支持片
(34)(34)とをそれぞれ適性位置に維持した状態でこれら
の軸孔間に前記支点軸(30)(30)を外側から挿通させてレ
バー(3) を軸受(4) に取付ける。
【0025】上記実施例のものでは、操作軸(11)が初期
位置(図2の最上昇位置にある状態)にあって、応動弁
(2a)が非作動位置にあり且開閉弁(2b)が弁口(21)を閉弁
した状態においては、操作軸(11)の先端と弁軸(24)の先
端とが僅かな間隙をおいて対向する構成としてあり、こ
の閉弁状態では、水平姿勢にある操作部(32)の下面が軸
頭(5) の上面と略一致している。この状態がレバー(3)
の閉弁姿勢である。
【0026】この閉弁姿勢から、操作部(32)が直立姿勢
になるようにレバー(3) を回動させると、支点軸(30)と
直立辺部(31)の外面との間隔が前記閉弁姿勢における支
点軸(30)と操作部(32)の下面(外面)との間隔よりも大
きく設定されていることから、この差に相当する分だ
け、軸頭(5) 及びこれと一体の操作軸(11)が押込まれ
る。これにより、開閉弁(2b)が開弁する。
【0027】尚、レバー(3) が閉弁姿勢にあっても、上
流側の回路の内圧が設定圧力よりも高くなると、応動弁
(2a)がバネ(22)の付勢力に抗して応動し、これと一体的
に応動する開閉弁(2b)は、上記の場合と同様に弁軸(24)
が操作軸(11)によって押込まれることとなり、開閉弁(2
b)が開弁される。つまり、逃し弁又は安全弁として機能
する。
【0028】また、応動弁(2a)及び開閉弁(2b)の上流側
が負圧になった場合にも、従来のものと同様にして開閉
弁(2b)が開弁される。つまり、給気弁として機能する。
尚、この実施例では、板状の直立片(31a) の外側面を直
立辺部(31)としたが、図5に示すように、レバー(3) の
両側辺から直立する軸支持片(34)(34)の先端辺を前記直
立片(31a) の外側面に一致させるようにして、この先端
辺を直立辺部(31)としてもよい。
【0029】[実施例2] この実施例は、請求項2の考案に対応するものであり、
弁ケース(1) 内の構成は、上記実施例1と同様である。
操作軸(11)の貫通部に設けられる手動操作装置が相違す
るので、この点について説明する。
【0030】図6・図7のように、操作軸(11)の貫通部
で弁ケース(1) の外面に形成された筒部にストッパ(14)
が螺合されて、このストッパ(14)と前記筒部によって構
成されるバネ室(13a) には、軸頭(5) の下端に形成した
フランジ部(51)が収容されて、このバネ室(13a) の底部
と前記フランジ部(51)との間にバネ(13)が介装されてお
り、操作軸(11)が突出方向(上昇方向)に付勢されてい
る。
【0031】レバー(3) は、軸頭(5) の上端部によって
回動可能に軸支されているが、このため次の構成を採用
する。レバー(3) の作用端側の両側から直立させた直立
片(33)に支点軸(30)を挿通させる軸孔が形成され、軸頭
(5) の上端部にも一対の軸孔(53)(53)が半径方向に形成
される。弁ケース(1) から突出する軸頭(5) を挟んで平
行する一対の支持板(45)(45)を具備させた固定板(40)が
弁ケース(1) に固定され、前記支持板(45)(45)には前記
軸孔(53)(53)と対向する位置に一定長さの長孔(43)(43)
が形成されている。この長孔(43)の長さは、開閉弁(2b)
の開弁に要する操作軸(11)の押込みストロークよりも長
く設定されている。
【0032】そして、弾性線材からなるU字状の止め環
(36)の両端から突出させた支点軸(30)(30)を支持板(45)
(45)の外側から前記長孔(43)(43)に挿通させて直立片(3
3)及び軸頭(5) の軸孔に挿通させると、軸頭(5) に対し
てレバー(3) が回動可能に装着される。上記直立片(33)
は、全体としては矩形状としてあり、操作部(32)と平行
な第1辺(33a) とこれに略直角で且支点軸(30)に対して
操作部(32)の操作端側に位置する第2辺(33b) とを具備
させ、これら第1辺(33a) 及び第2辺(33b) に囲まれる
範囲に支点軸(30)を挿通させる軸孔を位置させてある。
【0033】一方、支持板(45)(45)の上端には舌片(41)
(41)を対向突出させてあり、この舌片(41)の下面が、再
上昇位置にあるときの軸頭(5) に対して水平姿勢にある
直立片(33)の第1辺(33a) と略一致する。以上の構成に
より、レバー(3) が水平姿勢にあるときには、図6に示
すように、操作軸(11)が押込まれない状態にあり、レバ
ー(3) を直立姿勢に回動させると、図8に示すように、
舌片(41)と第2辺(33b) とが対接することとなって、軸
頭(5) が既述の作用によって押込まれる。つまり、支点
軸(30)の軸孔から第1辺(33a) までの距離と前記軸孔か
ら第2辺(33b) までの距離の差に略一致したストローク
だけ軸頭(5) が押込まれることとなり、開閉弁(2b)が開
弁される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の説明図
【図2】本考案の実施例1の断面図
【図3】その正面図
【図4】レバー(3) の平面図
【図5】レバー(3) の他の例の説明図
【図6】実施例2の要部断面図
【図7】その正面図
【図8】実施例2の開弁状態のレバー(3) と舌片(41)と
の関係説明図
【符号の説明】
(1) ・・・弁ケース (11)・・・操作軸 (5) ・・・軸頭 (13)・・・バネ (14)・・・ストッパ (3) ・・・レバー (4) ・・・軸受 (30)・・・支点軸 (32)・・・操作部 (31)・・・直立辺部 (33)・・・直立片 (33a) ・・第1辺 (33b) ・・第2辺 (41)・・・舌片 (40)・・・固定板

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁ケース(1) 内に外部操作によって開閉
    される開閉弁を収容し、この開閉弁を開閉操作する操作
    軸(11)を前記開閉弁の下流側から対向させると共に、前
    記操作軸(11)の押込みによって開閉弁が開弁するように
    した弁装置の手動操作装置において、弁ケース(1) から
    の操作軸(11)の突出端に軸頭(5) を連設し、この軸頭
    (5) と弁ケース(1) との間に操作軸(11)を前記突出端側
    に付勢するバネ(13)を介装すると共に前記操作軸(11)の
    最突出位置を一定位置に設定するストッパ(14)を弁ケー
    ス(1) に設け、前記軸頭(5) の上端面に出力端側が対接
    するレバー(3) を弁ケース(1) に設けた軸受(4) によっ
    て回動可能に軸支し、前記レバー(3) の支点軸(30)を操
    作軸(11)の軸線の延長線と一致する位置で且初期位置に
    ある軸頭(5) の上方に位置させ、前記レバー(3) は、直
    線板状の操作部(32)の先端にこれに対して略直角に屈曲
    する直立辺部(31)を形成した構成とし、前記レバー(3)
    における支点軸(30)を前記操作部(32)の先端部の近傍と
    直立辺部(31)によって囲まれる範囲に設定すると共に、
    前記支点軸(30)と操作部(32)との距離よりも支点軸(30)
    と直立辺部(31)との距離を大きく設定し、支点軸(30)と
    操作部(32)との外側間隔を操作軸(11)が初期位置にある
    ときの軸頭(5) と支点軸(30)との距離よりも僅かに小さ
    いか又は略一致するようにした弁装置の手動操作装置。
  2. 【請求項2】 弁ケース(1) 内に外部操作によって開閉
    される開閉弁を収容し、この開閉弁を開閉操作する操作
    軸(11)を前記開閉弁の下流側から対向させると共に、前
    記操作軸(11)の押込みによって開閉弁が開弁するように
    した弁装置の手動操作装置において、弁ケース(1) から
    の操作軸(11)の突出端にフランジ体軸頭(5) を連設し、
    この軸頭(5) と弁ケース(1) との間に操作軸(11)を前記
    突出端側に付勢するバネ(13)を介装すると共に前記操作
    軸(11)の最突出位置を一定位置に設定するストッパ(14)
    を弁ケース(1) に設け、前記軸頭(5) の上端部に支点軸
    (30)を具備し且直線板状の操作部(32)が水平姿勢から直
    立姿勢の範囲で回動するレバー(3) を設け、前記レバー
    (3) には、前記支点軸(30)を具備させた直立片(33)を前
    記操作部(32)から突出させ、この直立片(33)には、操作
    部(32)と平行な第1辺(33a) とこれに略直角で且支点軸
    (30)に対して操作部(32)の操作端側に位置する第2辺(3
    3b) とを具備させ、これら第1辺(33a) 及び第2辺(33
    b) に囲まれる範囲に支点軸(30)を位置させると共に、
    前記第1・第2辺に対してその上方から対接し且操作軸
    (11)の軸線に対して直角な舌片(41)を具備する固定板(4
    0)を弁ケース(1) に取付け、前記支点軸(30)と第1辺(3
    3a) との距離よりも支点軸(30)と第2辺(33b) との距離
    を大きく設定し、支点軸(30)と第1辺(33a) との間隔を
    操作軸(11)が初期位置にある舌片(41)と支点軸(30)との
    距離よりも僅かに小さいか略一致するようにした弁装置
    の手動操作装置。
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