JP2559143B2 - 光ディスク記録装置 - Google Patents

光ディスク記録装置

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JP2559143B2
JP2559143B2 JP1219314A JP21931489A JP2559143B2 JP 2559143 B2 JP2559143 B2 JP 2559143B2 JP 1219314 A JP1219314 A JP 1219314A JP 21931489 A JP21931489 A JP 21931489A JP 2559143 B2 JP2559143 B2 JP 2559143B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、いわゆる追記型又は書替可能型等の記録可
能な光ディスクに、各種情報の記録を行う光ディスク記
録装置に係り、より詳細には線速度一定の回転制御を行
う目的で事前記録情報の形成された光ディスクを用いて
角速度一定の回転制御で記録を行う光ディスク記録装置
に関するものである。
〔従来の技術〕 近年、いわゆるコンパクトディスク(以下、CDと呼
ぶ)等の再生専用の光ディスクに代わる記録、再生、消
去が可能な光ディスクとして光磁気ディスクの開発が活
発に進められている。この光磁気ディスクは記録媒体と
して、通常、垂直磁気異方性を有する磁性薄膜を使用
し、これに1μm程度に集光されたレーザビームを照射
して記録、再生及び消去を行うものである。具体的には
記録及び消去は、集光部分の温度上昇により保磁力が低
下することを利用して、外部磁場による磁化反転を行う
ことで達成される。又、再生は磁気光学効果により、レ
ーザビームの偏光面が回転することを利用して、これを
検光子で検波することで達成される。
上記の光磁気ディスクに音楽情報やコンピュータ用デ
ータ等の記録、再生を行う場合、スピンドルモータによ
る光磁気ディスクの回転制御は、CDと同様に、トラック
に沿う光ヘッドの相対速度を一定とした、いわゆる、線
速度一定(以下、CLV(Constant Linear Velocity)と
呼ぶ)制御で行うことが考えられる。
ところが、上記のCLV制御では、ディスクの半径位置
に応じてモータの回転速度を変化させる必要があるた
め、モータの回転制御が複雑になるとともに、ディスク
の半径方向に光ヘッドを移動させて所望のトラックにア
クセスする場合、モータの回転速度を変更しなければな
らないため、アクセスの所要時間が長くなるものであ
る。
そこで、コンピュータ用のデータ等、時系列が変化し
ても差し支えないような情報を記録する場合、モータの
回転速度をディスク半径位置にかかわらず一定とする、
いわゆる、角速度一定(以下、CAV(Constant Angular
Velocity)と呼ぶ)制御を採用することができる。とこ
ろが、このCAV方式は、記録周波数が一定であるため、
ディスクの外周側に向かうほど記録密度が低下し、記録
容量が不充分となる問題がある。
そのため、従来、CAV方式において、記録周波数をデ
ィスク外周側に向かうほど高くすることにより、記録密
度をディスクの内周部と外周部とでほぼ一定とし、記録
容量を増大させたMCAV(Modified CAV)方式が提案さ
れている。
〔発明か解決しようとする課題〕
ところで、従来のMCAV方式による記録では、数種類の
記録周波数発生器を備え、それらの中から記録を行おう
とするディスク領域に対応する記録周波数の発生する記
録周波数発生器を選択して記録を実施するものであり、
ディスク上は上記数種類の記録周波数に対応する複数の
領域に分割されて各領域の記録密度がほぼ一定とされる
が、CLV方式による記録に比べて同等の記録密度は得ら
れていなかった。
又、光磁気ディスク等の記録可能な光ディスクには、
予め、絶対アドレス等の事前記録情報が消去不能な状態
で記録されるものであるが、通常、上記事前記録情報の
フォーマットはCLVで回転制御を行う光ディスクと、CAV
又はMCAVで回転制御を行うための光ディスクとで異なる
ため、CLV及びCAV(MCAV)の両方式で光ディスクを共用
化することができないものであった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る光ディスク記録装置は、上記の課題を解
決するために、全面に渡って線速度一定で回転制御を行
うための事前記録情報がトラック方向の周期がほぼ一定
となるように形成されてなる光ディスクに記録を行う光
ディスク記録装置において、上記光ディスクを角速度一
定で回転駆動する駆動手段と、記録時に上記事前記録情
報を再生する事前記録情報再生手段と、事前記録情報再
生手段により再生される事前記録情報の周波数成分に基
づき記録周波数を設定するための第1参照信号を生成す
る第1参照信号生成手段と、参照信号生成手段により生
成される参照信号に応じた記録周波数で記録を行う記録
手段とを備えていることを基本的な特徴とするものであ
る。
なお、上記事前記録情報再生手段により再生される事
前記録情報に基づき、記録用の光パワーと記録用の磁界
の強度との少なくとも一方を含む記録条件を設定するた
めの第2参照信号を生成する第2参照信号生成手段と、
第2参照信号生成手段からの第2参照信号に基づき、記
録条件を設定して上記記録手段に出力する記録条件設定
手段とを設けることが好ましい。
〔作 用〕
上記の構成によれば、線速度一定(CLV)で回転制御
を行うための絶対アドレス等の事前記録情報が形成され
た光ディスクを角速度一定(CAV)で回転させるように
したので、上記事前記録情報の周波数成分は光ディスク
の半径位置に応じて変化するものである。すなわち、上
記事前記録情報はCLVで回転制御する目的で形成されて
いるので、この光ディスクを通常通りCLVで回転させた
場合は、事前記録情報の周波数成分は光ディスクの半径
位置にかかわらずほぼ一定となるが、同一角度範囲内で
の上記事前記録情報の密度(記録頻度)は光ディスクの
外周側ほど高いので、上記光ディスクをCAVで回転させ
た場合は、事前記録情報の周波数成分は光ディスクの外
周側へ向かうほど高くなる。
一方、上記のMCAV方式において、記録周波数はやはり
光ディスクの外周側に向かうほど高くなるので、上記事
前記録情報の周波数成分に基づいて、クロック等の第1
参照信号を生成し、この第1参照信号に対応した記録周
波数で記録を行うようにすれば、光ディスクの内周部及
び外周部で記録密度を一定とし、MCAVの記録を行うこと
ができる。この場合、記録周波数は光ディスクに予め記
録された事前記録情報に基づいて定められるので、記録
周波数は正確に設定され、記録密度は光ディスクの半径
位置にかかわらず一定となる。
又、上記の光ディスクは、元々、CLV方式で記録する
ことを目的として、CLV対応で事前記録情報が形成され
ているので、この光ディスクはCLVとMCAVの両方式で共
用することができ、光ディスクの利用価値が高まるもの
である。
ところで、MCAV方式において、記録周波数を変更して
情報の記録を行う場合、ディスク線速度が半径位置で異
なることから一定の記録条件での記録を行うと、一様な
再生信号品質を得ることが困難となる。
そこで、上述の如く、事前記録情報の周波数成分に基
づき、記録用の光パワー及び磁界の強度との少なくとも
一方を含む記録条件を設定するための第2参照信号を生
成する第2参照信号生成手段と、第2参照情報生成手段
からの第2参照信号に基づき、記録条件を設定して上記
記録手段に出力する記録条件設定手段とを設け、事前記
録情報の周波数成分、換言すれば、記録周波数に応じて
記録条件を変更(例えば、記録周波数が高くなるほど上
記の光パワー及び/又は磁界の強度を上昇させる)する
ようにすれば、再生時のS/N比を向上させる等、再生信
号品質を向上させることができる。
〔実施例1〕 本発明の一実施例を第1図乃至第8図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。
第2図に示すように、書替可能型の光ディスクとして
の光磁気ディスク1には、本来はCLV方式で記録、再
生、消去を行う目的で作成されたものであり、その内周
側端部にTOC(Table Of Contents)領域1aが設けられる
とともに、TOC領域1aの外側の大部分の領域が情報記録
領域1bとされている。本光磁気ディスク1にCLV方式で
記録を行う場合、情報記録領域1bには音楽プログラム等
の各種情報が記録される一方、光磁気ディスク1にMCAV
方式で記録を行う場合には、情報記録領域1bにコンピュ
ータ用のデータ等が記録されるようになっている。又、
TOC領域1aには、情報記録領域1bに記録された各情報に
関する付加情報、例えば、各情報の記録開始及び終了位
置等が記録されるものである。
第3図に示すように、光磁気ディスク1におけるTOC
領域1a及び情報記録領域1bには、予め螺旋状又は同心円
状の案内溝2・2…(便宜上ハッチングで示す)がディ
スク半径方向に所定の間隔を隔てて形成されている。そ
して、光磁気ディスク1上の各部の絶対アドレスは、特
開昭64−39632号公報に示される如く、バイフェーズマ
ーク変調を行った後、“1"であるか“0"であるかに対応
して案内溝2・2…が光磁気ディスク1の半径方向の内
側又は外側に偏倚させられている。
上記のバイフェーズマーク変調された絶対アドレスは
事前記録情報を成し、CLV方式で回転制御を行うことを
前提としてトラックを形成する案内溝2に沿ってほぼ一
定の周期で記録されている。従って、同一角度範囲内で
は、絶対アドレスの記録される頻度は、ディスクの外周
側に向かうほど高くなる。なお、以下では、上記の光磁
気ディスク1を用いて、MCAV方式で情報の記録を行う場
合につき、説明する。
第4図に示すように、本実施例に係る光ディスク記録
装置は、上記の光磁気ディスク1を支持して回転駆動す
る駆動手段としてのスピンドルモータ3と、角速度一定
(CAV)で、換言すれば半径位置にかかわらず常時一定
の回転速度で光磁気ディスク1が回転されるようにスピ
ンドルモータ3の回転速度を制御するCAV制御回路4
と、記録時に光磁気ディスク1にレーザ光を照射し、所
定部位の温度上昇を図る記録手段としての役割と、光磁
気ディスク1からの反射光に基づいて事前記録情報を再
生する事前記録情報再生手段としての役割とを有する光
ヘッド5と、記録時に光磁気ディスク1に磁界を印加す
る、記録手段としてのコイル(電磁石)6とを備えてい
る。
本光ディスク記録装置は、いわゆる磁界変調方式で記
録を行うように構成され、かつ、記録済の情報の上に新
たな情報を重ね記録する、オーバライトが行えるように
なっている。なお、磁界変調方式に代えて、いわゆる光
変調方式で記録を行うようにしても良い。
上記光ディスク記録装置は、記録すべき情報を入力す
る入力端子7を備え、入力端子7から入力されたディジ
タル情報は、記録信号処理回路8において、後述するク
ロック生成回路13からのクロックに基づいて同期が取ら
れるとともに、必要に応じて所定の処理が行われた後、
コイルドライバ10に供給されるようになっている。後述
するように、クロック生成回路13から供給されるクロッ
クの周波数は光磁気ディスク1の外周側ほど高くなり、
従って、記録周波数は光磁気ディスク1の外周側に向か
うほど高くなる。
記録時にコイルドライバ10は記録信号処理回路8から
供給された信号に基づいてコイル6を駆動し、それと同
時に光ヘッド5から光磁気ディスク1にレーザ光が照射
されることにより、信号の記録が行われるようになって
いる。
又、記録時に光ヘッド5から照射されたレーザ光は光
磁気ディスク1で反射されて光ヘッド5に戻り、この反
射光に基づいて上記事前記録情報の検出が行われるよう
になっている。すなわち、光磁気ディスク1からの反射
光は光ヘッド5に含まれる光検出器により受光されて電
気信号に変換され、この光検出器の出力信号が再生アン
プ11で増幅された後、例えば、帯域通過フィルタからな
る事前記録情報検出回路12に送られる。
この事前記録情報検出回路12は、記録時に光磁気ディ
スク1から再生された信号のうち、案内溝2・2…の偏
倚により表された事前記録情報のみを抽出するものであ
る。すなわち、上記事前記録情報の周波数帯域を比較的
狭い範囲に設定し、かつ、光磁気信号による情報の周波
数帯域とは相違させておけば、事前記録情報検出回路12
で事前記録情報のみを分離できるものである。
事前記録情報検出回路12で検出された事前記録情報
は、第1参照信号生成手段としてのクロック生成回路13
に送られ、ここで、事前記録情報の周波数成分に基づい
て、第1参照信号としての記録用のクロックが生成され
るようになっている。クロック生成回路13に入力された
時点が絶対アドレスは未だ復調されておらず、バイフェ
ーズマーク変調波の状態となっている。上記記録用のク
ロックの周波数は事前記録情報としての絶対アドレスの
バイフェーズマーク変調波のビット周波数に比例するよ
うに構成されている。光磁気ディスク1はCAVで回転制
御されるので、上記事前記録情報の周波数は、光磁気デ
ィスク1の外周側に向かうほど大きくなり、従って、ク
ロック生成回路13で生成されるクロックの周波数は光磁
気ディスク1の外周側に向かうほど大きくなる。そのた
め、記録周波数は光磁気ディスク1の外周側ほど高くな
り、記録密度は半径位置にかかわらず一定となる。
なお、図示しないが、本光ディスク記録装置は事前記
録情報検出回路12で検出された絶対アドレスのバイフェ
ーズマーク変調波を復調して絶対アドレスを読み取るた
めの事前記録情報復調回路を備え、アクセス時等に必要
に応じて、この事前記録情報復調回路で絶対アドレスの
値が認識されるようになっている。
以下、クロック生成回路13の具体的な構成例を述べ
る。
第5図に示すように、クロック生成回路13は、位相比
較器14と、低域通過フィルタ(LPF)15と、電圧制御発
振器(VCO)16と、分周器17とを備え、いわゆるフェイ
ズロックドループ(PLL)として構成されている。
すなわち、位相比較器14の一方の入力端子には、事前
記録情報検出回路12からの事前記録情報である絶対アド
レスのバイフェーズマーク変調波が入力される。位相比
較器14の出力信号は低域通過フィルタ15を介して電圧制
御発振器16に送られ、電圧制御発信器16の出力信号とし
ての記録用のクロックが記録信号処理回路8に供給され
る。又、この記録用のクロックは分周器17に送られ、分
周器17で所定の分周比で分周された後、位相比較器14の
他方の入力端子に入力されるようになっている。
なお、位相比較器14の一方の入力端子に入力される絶
対アドレスのバイフェーズマーク変調波のビット周波数
f1は、光磁気ディスク1の半径位置により変動するが、
例えば、数KHz〜数十KHz程度、電圧制御発振器16から
出力される記録用のクロックの周波数f2は、上記f1に比
例して変動するが、例えば、数MHz程度である。
第6図はクロック生成回路13の他の構成例である。こ
の構成例では、クロック生成回路13は、F/V(周波数/
電圧)変換器18と、その後段に位置するV/F(電圧/周
波数)変換器20とを備え、F/V変換器18に事前記録情報
のバイフェーズマーク変調波が入力される一方、V/F変
換器20の出力が記録用のクロックとされるようになって
いる。なお、記録用のクロックの周波数f2が上記事前記
録情報である絶対アドレスのバイフェーズマーク変調波
のビット周波数f1よりかなり大きくなるように、F/V変
換器18及びV/F変換器20の変換率が設定されている。
第7図はクロック生成回路13の更に別の構成例であ
る。すなわち、クロック生成回路13は上記事前記録情報
である絶対アドレスのバイフェーズマーク変調波から図
示しない位相同期回路により生成された同期クロックの
単位時間当りの変化点をカウントする周波数測定部21
と、ROM(Read Only Memory)等からなり、周波数測定
部21で測定された周波数に応じた値をプログラマブル発
振器23に出力する変換テーブル22と、変換テーブル22か
らの値に応じた周波数で発振を行うプログラマブル発振
器23とを備え、プログラマブル発振器23の出力信号が記
録用のクロックとされている。
第8図はクロック生成回路13の他の構成例を示すもの
であり、絶対アドレスのバイフェーズマーク変調波から
なる事前記録情報に対し、図示しない位相同期回路によ
って生成された同期クロックの変化点間の間隔を高速の
クロックを基準にカウントして平均的な周期を求める周
期測定部24と、周期測定部24で測定された周期に対応し
た値をプログラマブル発振器26に出力する変換テーブル
25と、変換テーブル25からの値に応じた周波数f2で発振
を行うプログラマブル発振器26とを備え、プログラマブ
ル発振器26の出力信号が記録用のクロックとされてい
る。
なお、上記の説明では、主として光磁気ディスク1へ
の情報の記録につき述べたが、本光ディスク記録装置
は、光ヘッド5から光磁気ディスク1に記録時より低い
レーザパワーでレーザ光を照射することにより、磁気光
学効果に基づく情報の再生も行えるように構成されてい
る。
以上のように、本実施例では、第1図に示すように、
光磁気ディスク1を回転させて、CAVで制御を行い(S
1)、光磁気ディスク1上の情報を再生して事前記録情
報である絶対アドレスのバイフェーズマーク変調波を抽
出して上記バイフェーズマーク変調波のビット周波数f1
を検出し(S2)、上記のf1から記録データ生成用のクロ
ック(周波数f2)を生成し(S3)、このクロックを用い
て記録データの書込み(S4)を行うものである。なお、
第1図は本発明の内容の概念的な説明を行うための図面
であって、厳密な処理手順等を示すものではない。
〔実施例2〕 次に、第9図乃至第11図に基づいて第2実施例を説明
する。
第9図に示すように、第2実施例は第1実施例とほぼ
同様の構成を有し、クロック生成回路13により光磁気デ
ィスク1の半径位置により変化する記録用のクロックを
事前記録情報により生成して、光磁気ディスク1の半径
位置に応じた記録周波数で記録を行うようにしている。
そして、第2実施例では、記録時に記録周波数に応じ
て、記録条件の1つであるコイル6により印加する磁界
の強度を変更する磁界制御回路27を設けている。なお、
第1実施例と共通の部材には同一参照番号を付して重複
した説明を省略する。
以下、磁界制御回路27につぎ述べると、第10図に示す
ように、磁界制御回路27は第2参照信号生成手段及び記
録条件設定手段としての役割を有し、例えば、F/V変換
器28から構成されている。このF/V変換器28には事前記
録情報検出回路12から事前記録情報である絶対アドレス
のバイフェーズマーク変調波が送られ、このバイフェー
ズマーク変調波のビット周波数に対応するディスク線速
度における最適磁界に相当した値値の電圧からなる磁界
制御信号がコイルドライバ10に出力されるようになって
いる。
これにより、上記絶対アドレスのバイフェーズマーク
変調波のビット周波数が大きくなるほど、換言すれば、
ディスクの線速度が大きくなるほどコイル6で発生され
る磁界の強度が増加するように設定されている。その結
果、再生時のS/N比の向上等の効果が得られるものであ
る。
第11図は磁界制御回路27の他の構成例である。ここで
は、磁界制御回路27は絶対アドレスのバイフェーズマー
ク変調波からなる事前記録情報を復調して絶対アドレス
の値を認識するアドレスデコーダ30と、アドレスデコー
ダ30からの絶対アドレスの値に応じた磁界制御回路を出
力する変換テーブル31と、変換テーブル31から出力され
る磁界制御信号をD/A(ディジタル/アナログ)変換し
てコイルドライバ10に出力するD/A変換器32とを備えて
いる。この場合も、記録周波数が大きくなるほど、換言
すれば、ディスクの線速度が大きくなるほど、コイル6
から印加される磁界の強度が増加するように設定されて
いる。
〔実施例3〕 次に、第12図乃至第14図に基づいて、第3実施例を説
明する。
第12図に示すように、第3実施例も基本的に第1実施
例と同様の構成を有している。そして、この第3実施例
は、記録周波数の変動に応じて、記録条件の1つである
記録パワー、つまり、光ヘッド5から光磁気ディスク1
に照射されるレーザ光の光パワーを変更するための記録
パワー制御回路33を備えている。
第13図に示すように、記録パワー制御回路33は第2参
照信号生成手段及び記録条件設定手段としての役割を有
し、例えば、F/V変換器34にて構成されている。そし
て、事前記録情報検出回路12から送られる事前記録情報
としての絶対アドレスのバイフェーズマーク変調波のビ
ット周波数に応じた電圧を光ヘッド5に入力するように
なっている。それにより、記録周波数が高くなるほど、
換言すれば、ディスクの線速度が大きくなるほど、光ヘ
ッド5から照射されるレーザ光のパワーが増加するよう
に設定されている。その結果、再生時のS/N比の向上等
の効果が得られるものである。
第14図は記録パワー制御回路33の他の構成例である。
ここは、記録パワー制御回路33は上記事前記録情報とし
ての絶対アドレスのバイフェーズマーク変調波を復調し
て絶対アドレスの値を認識するアドレスデコーダ35と、
アドレスデコーダ35からの絶対アドレスの値に応じた第
2参照信号としての記録パワー制御信号を出力する変換
テーブル36と、変換テーブル36からの記録パワー制御信
号をD/A変換して光ヘッド5に出力するD/A変換器37とを
備えている。この場合も、記録周波数が高くなるほど、
換言すれば、ディスクの線速度が大きくなるほど、記録
パワーが増加するように設定されている。
なお、上記第2及び第3実施例では、記録周波数の変
動に応じて、磁界の強度又は記録パワーの一方のみを変
化させるように構成したが、それに代えて磁界の強度及
び記録パワーの双方を変化させるように構成しても良
い。更に、他の記録条件として、記録情報のパルス幅を
記録周波数の変動に応じて変化させるようにしても良
い。
第1図に示すように、上記第2及び第3実施例におい
ても、第1実施例と同様に、事前記録情報としての絶対
アドレスのバイフェーズマーク変調波のビット周波数f1
が光磁気ディスク1の半径位置に応じて変化することを
利用して、上記の周波数f1に基づいて記録用のクロック
f2を生成するものである(S1〜S4)。その上、上記の事
前記録情報により記録条件の制御信号を生成し(S5)、
この制御信号を用いて印加磁界の強度及び/又は記録パ
ワーを制御し(S6)、再生時のS/N比の向上等を図るも
のである。
なお、上記の実施例では、絶対アドレスのバイフェー
ズマーク変調波に対応させて案内溝2を偏倚させること
により事前記録情報を記録する例を用いて説明したが、
これに限定するものではなく、周波数帯域制限された他
の変調方式を用いても良い。又、案内溝2を偏倚させる
のでなく、蛇行させても良い。
又、上記の実施例では、光磁気ディスクに記録を行う
ための光ディスク記録装置を挙げて説明したが、それ以
外に、いわゆる相変化型の光ディスク等の書替可能型の
光ディスク又は1回のみの記録が可能な追記型の光ディ
スクに記録を行う光ディスク記録装置にも本発明を適用
することができる。
〔発明の効果〕
本発明に係る光ディスク記録装置は、以上のように、
全面に渡って線速度一定で回転制御を行うための事前記
憶情報がトラック方向の周期がほぼ一定となるように形
成されてなる光ディスクに記録を行う光ディスク記録装
置において、上記光ディスクを角速度一定で回転駆動す
る駆動手段と、記録時に上記事前記録情報を再生する事
前記録情報再生手段と、事前記録情報再生手段により再
生される事前記録情報の周波数成分に基づき記録周波数
を設定するための第1参照信号を生成する第1参照信号
生成手段と、参照信号生成手段により生成される参照信
号に応じた記録周波数で記録を行う記録手段とを備えて
いる構成である。
これにより、線速度一定(CLV)で回転制御を行うた
めの絶対アドレス等の事前記録情報が形成された光ディ
スクを角速度一定(CAV)で回転させるようにしたの
で、上記事前記録情報の周波数成分は光ディスクの半径
位置に応じて変化するものである。すなわち、上記事前
記録情報はCLVで回転制御する目的で形成されているの
で、この光ディスクを通常通りCLVで回転させた場合
は、事前記録情報の周波数成分は光ディスクの半径位置
にかかわらずほぼ一定となるが、同一角度範囲内での上
記事前記録情報の密度(記録頻度)は光ディスクの外周
側ほど高いので、上記光ディスクをCAVで回転させた場
合は、事前記録情報の周波数成分は光ディスクの外周側
へ向かうほど高くなる。
一方、上記のMCAV方式において、記録周波数はやはり
光ディスクの外周側に向かうほど高くなるので、上記事
前記録情報の周波数成分に基づいて、クロック等の第1
参照信号を生成し、この第1参照信号に対応した記録周
波数で記録を行うようにすれば、光ディスクの内周部及
び外周部で記録密度を一定とし、MCAVの記録を行うこと
ができる。この場合、記録周波数は光ディスクに予め記
録された事前記録情報に基づいて定められるので、記録
周波数は正確に設定され、記録密度は光ディスクの半径
位置にかかわらず一定となる。
又、上記の光ディスクは、元々、CLV方式で記録する
ことを目的として、CLV対応で事前記録情報が形成され
ているので、この光ディスクはCLVとMCAVの両方式で共
用することができ、光ディスクの利用価値が高まるもの
である。
ところで、MCAV方式において、記録周波数を変更して
情報の記録を行う場合、ディスク線速度が半径位置で異
なることから、一定の記録条件で記録を行うと、一様な
再生信号品質を得ることが困難となるものである。
そこで、上記事前記録情報再生手段により再生される
事前記録情報に基づき、記録用の光パワーと記録用の磁
界の強度との少なくとも一方を含む記録条件を設定する
ための第2参照信号を生成する第2参照信号生成手段
と、第2参照情報生成手段からの第2参照信号に基づ
き、記録条件を設定して上記記録手段に出力する記録条
件設定手段とを設け、事前記録情報の周波数成分、換言
すれば、ディスク半径位置に応じて記録条件を変更(例
えば、記録周波数が高くなるほど上記の光パワー及び/
又は磁界の強度を上昇させる)するようにすれば、再生
時のS/N比を向上させる等、再生信号品質を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本発明の一実施例を示すものであ
る。 第1図は本光ディスク記録装置の概略の処理過程を示す
フローチャートである。 第2図は光磁気ディスクの概略平面図である。 第3図は第2図の部分拡大図である。 第4図は光ディスク記録装置のブロック構成図である。 第5図乃至第8図はそれぞれクロック生成回路の具体的
な構成例を示すブロック図である。 第9図乃至第11図は第2実施例を示すものである。 第9図は光ディスク装置のブロック構成図である。 第10図及び第11図はそれぞれ磁界制御回路の具体的な構
成例を示すブロック図である。 第12図乃至第14図は第3実施例を示すものである。 第12図は光ディスク装置のブロック構成図である。 第13図及び第14図はそれぞれ記録パワー制御回路の具体
的な構成例を示すブロック図である。 1は光磁気ディスク(光ディスク)、3はスピンドルモ
ータ(駆動手段)、5は光ヘッド(事前記録情報再生手
段兼記録手段)、6はコイル(記録手段)、13はクロッ
ク生成回路(第1参照信号生成手段)、27は磁界制御回
路(第2参照信号生成手段兼記録条件設定手段)、33は
記録パワー制御回路(第2参照信号生成手段兼記録条件
設定手段)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−166343(JP,A) 特開 昭64−67725(JP,A) 特開 昭63−205819(JP,A) 特開 昭64−39632(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】全面に渡って線速度一定で回転制御を行う
    ための事前記録情報がトラック方向の周期がほぼ一定と
    なるように形成されてなる光ディスクに記録を行う光デ
    ィスク記録装置において、 上記光ディスクを角速度一定で回転駆動する駆動手段
    と、記録時に上記事前記録情報を再生する事前記録情報
    再生手段と、事前記録情報再生手段により再生される事
    前記録情報の周波数成分に基づき記録周波数を設定する
    ための第1参照信号を生成する第1参照信号生成手段
    と、第1参照信号生成手段により生成される参照信号に
    応じた記録周波数で記録を行う記録手段とを備えている
    ことを特徴とする光ディスク記録装置。
  2. 【請求項2】上記事前記録情報再生手段により再生され
    る事前記録情報に基づき、記録用の光パワーと記録用の
    磁界の強度との少なくとも一方を含む記録条件を設定す
    るための第2参照信号を生成する第2参照信号生成手段
    と、第2参照信号生成手段からの第2参照信号に基づ
    き、記録条件を設定して上記記録手段に出力する記録条
    件設定手段とが設けられていることを特徴とする請求項
    第1項に記載の光ディスク記録装置。
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