JP2558319Y2 - 打撃工具 - Google Patents
打撃工具Info
- Publication number
- JP2558319Y2 JP2558319Y2 JP1990070050U JP7005090U JP2558319Y2 JP 2558319 Y2 JP2558319 Y2 JP 2558319Y2 JP 1990070050 U JP1990070050 U JP 1990070050U JP 7005090 U JP7005090 U JP 7005090U JP 2558319 Y2 JP2558319 Y2 JP 2558319Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- intermediate shaft
- clutch
- tool
- thrust
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は打撃工具に係り、さらに詳細には、クラッチ
を入・切して先端工具の往復動・往復動停止をおこなう
クラッチ係合装置に関する。
を入・切して先端工具の往復動・往復動停止をおこなう
クラッチ係合装置に関する。
打撃工具の構成は、大略、先端工具を被削材に押し付
けることによりシリンダを後退させてクラッチを噛み合
わせ、このクラッチの噛合いにより先端工具を往復動せ
しめるというものである。
けることによりシリンダを後退させてクラッチを噛み合
わせ、このクラッチの噛合いにより先端工具を往復動せ
しめるというものである。
また、先端工具を被削材から離したとき、前記シリン
ダに取り付けられているスプリングすなわち、常時先端
工具方向に付勢されているスプリングの力によってクラ
ッチの噛合いを解き、先端工具の往復動々作を停止せし
めるというものである。
ダに取り付けられているスプリングすなわち、常時先端
工具方向に付勢されているスプリングの力によってクラ
ッチの噛合いを解き、先端工具の往復動々作を停止せし
めるというものである。
しかしながら、前記した従来技術型打撃工具におい
て、先端工具を被削材に押し付けたときのシリンダの移
動は、てこ式レバーを介してクラッチに伝えるというも
のであり、この構成によれば、てこ式レバーを構成する
部品点数の増加が打撃機構部分の構造複雑化、さらには
製品のコスト高を招いていることは否めなかった。
て、先端工具を被削材に押し付けたときのシリンダの移
動は、てこ式レバーを介してクラッチに伝えるというも
のであり、この構成によれば、てこ式レバーを構成する
部品点数の増加が打撃機構部分の構造複雑化、さらには
製品のコスト高を招いていることは否めなかった。
本考案は、前記した従来技術の欠点を解決すべくなさ
れたものであって、その目的とするところは、クラッチ
を入・切して先端工具の往復動・往復動停止をおこなう
打撃工具において、前記先端工具を被削材に押し付けた
ときのシリンダの移動、ひいてはクラッチの移動に従来
のてこ式レバーを使用することなく、部品点数の低減化
と製品コストの低減化とを同時に達成することのでき
る、改良された打撃工具を提供することにある。
れたものであって、その目的とするところは、クラッチ
を入・切して先端工具の往復動・往復動停止をおこなう
打撃工具において、前記先端工具を被削材に押し付けた
ときのシリンダの移動、ひいてはクラッチの移動に従来
のてこ式レバーを使用することなく、部品点数の低減化
と製品コストの低減化とを同時に達成することのでき
る、改良された打撃工具を提供することにある。
上記目的は、先端工具を保持するシリンダと、このシ
リンダの回転を受け、回転軸方向の力を一側で受けるス
ラストベアリングと、このスラストベアリングの他側に
設けられたスラスト受けとを有し、シリンダとスラスト
ベアリングとスラスト受けを先端工具側に押圧するスプ
リングを設けると共に、モータにより回転される中間軸
と、この中間軸上に遊嵌して設けられ、先端工具に往復
動動作を与えるレシプロベアリングと、このレシプロベ
アリングに該中間軸の回転を伝達するために中間軸上に
軸方向移動可能なクラッチとを備えた打撃工具におい
て、スラスト受けの一部にクラッチと係合する係止部を
設けることにより達成される。
リンダの回転を受け、回転軸方向の力を一側で受けるス
ラストベアリングと、このスラストベアリングの他側に
設けられたスラスト受けとを有し、シリンダとスラスト
ベアリングとスラスト受けを先端工具側に押圧するスプ
リングを設けると共に、モータにより回転される中間軸
と、この中間軸上に遊嵌して設けられ、先端工具に往復
動動作を与えるレシプロベアリングと、このレシプロベ
アリングに該中間軸の回転を伝達するために中間軸上に
軸方向移動可能なクラッチとを備えた打撃工具におい
て、スラスト受けの一部にクラッチと係合する係止部を
設けることにより達成される。
しかして、前記構成よりなる本考案によれば、先端工
具を被削材に押し付けたときのシリンダの移動は、前記
シリンダと共動するスラスト受けに設けられている係止
部を介してクラッチに伝えられるから、このクラッチの
移動にてこ式レバーを使用する従来に比べて部品点数の
低減化と製品コストの低減化とを同時に達成することが
できる。
具を被削材に押し付けたときのシリンダの移動は、前記
シリンダと共動するスラスト受けに設けられている係止
部を介してクラッチに伝えられるから、このクラッチの
移動にてこ式レバーを使用する従来に比べて部品点数の
低減化と製品コストの低減化とを同時に達成することが
できる。
すなわち、本考案は、先端工具を取り付けたシリンダ
のスラスト受けとクラッチとの位置関係に着目し、前記
シリンダと共動するスラスト受けに対し、クラッチ移動
機構としての機能を兼備させるようにしたものである。
のスラスト受けとクラッチとの位置関係に着目し、前記
シリンダと共動するスラスト受けに対し、クラッチ移動
機構としての機能を兼備させるようにしたものである。
以下、本考案を、図面の一実施例にもとづいて説明す
ると、第1図において、1はハウジングを示し、ハウジ
ングに内蔵されているモータ(図示せず)の回転力は、
ピニオン2、ファーストギヤ3を介して中間軸4に伝達
される。
ると、第1図において、1はハウジングを示し、ハウジ
ングに内蔵されているモータ(図示せず)の回転力は、
ピニオン2、ファーストギヤ3を介して中間軸4に伝達
される。
また、中間軸4は、シリンダ5上に設けられたセカン
ドギヤ6を介して先端工具7に常に回転力を伝達する。
中間軸4上には、レシプロベアリング8が遊嵌されてお
り、スプリング(A)9により付勢されたクラッチ10
は、軸方向に移動可能で、中間軸4とレシプロベアリン
グ8とを鋼球11を介して係合する。すなわち、レシプロ
ベアリング8は、中間軸4の軸方向にスライド自在に装
着されているクラッチ10と噛み合ったとき、ピストンピ
ン12を介し、シリンダ5内に装着されているピストン13
を作動せしめるものであって、ピストン13内に設けられ
ている空気室14の空気バネ作用により、打撃子15はピス
トン13に追従し、中間子16を介して先端工具7に往復動
々作を与える。一方、シリンダ5は、スプリング(B)
17によって常時前方に付勢されかつ、先端工具7を被削
材に押し付けたとき、前記スプリング(B)17に抗して
制限的に後退するものであり、これをさらに詳細する
と、図示実施例において、前記シリンダ5と共動するス
ラストプレート18には、中間軸4の軸方向にスライド自
在に装着されているクラッチ10と係合して共動する係止
部18aが設けられている。すなわち、クラッチ10は、シ
リンダ5の往復動々作に連動しかつ、後退時に中間軸4
の駆動力をレシプロベアリング8に伝達し、前進時にレ
シプロベアリング8と中間軸4との噛合いを解く。
ドギヤ6を介して先端工具7に常に回転力を伝達する。
中間軸4上には、レシプロベアリング8が遊嵌されてお
り、スプリング(A)9により付勢されたクラッチ10
は、軸方向に移動可能で、中間軸4とレシプロベアリン
グ8とを鋼球11を介して係合する。すなわち、レシプロ
ベアリング8は、中間軸4の軸方向にスライド自在に装
着されているクラッチ10と噛み合ったとき、ピストンピ
ン12を介し、シリンダ5内に装着されているピストン13
を作動せしめるものであって、ピストン13内に設けられ
ている空気室14の空気バネ作用により、打撃子15はピス
トン13に追従し、中間子16を介して先端工具7に往復動
々作を与える。一方、シリンダ5は、スプリング(B)
17によって常時前方に付勢されかつ、先端工具7を被削
材に押し付けたとき、前記スプリング(B)17に抗して
制限的に後退するものであり、これをさらに詳細する
と、図示実施例において、前記シリンダ5と共動するス
ラストプレート18には、中間軸4の軸方向にスライド自
在に装着されているクラッチ10と係合して共動する係止
部18aが設けられている。すなわち、クラッチ10は、シ
リンダ5の往復動々作に連動しかつ、後退時に中間軸4
の駆動力をレシプロベアリング8に伝達し、前進時にレ
シプロベアリング8と中間軸4との噛合いを解く。
しかして、図示実施例においては、既述のごとく、シ
リンダ5と共動するスラストプレート18に対し、中間軸
4の軸方向にスライド自在に装着されているクラッチ10
と係合して共動する係止部18aを設けたことを要旨とす
るものであって、以上の構成において、先端工具7を被
削材に押し付けると、シリンダ5は、スラストベアリン
グ19、スラストプレート18共々、スプリング(B)17に
抗して、スラストプレートがハウジング1に当接するま
で、後方に移動する。その結果、それまでスラストプレ
ート18の係止部18aにより前方位置に規制されていたク
ラッチ10は、スプリング(A)9に抗して後方に移動
し、鋼球11によって中間軸4とレシプロベアリング8と
を係合し、中間軸4の駆動力をレシプロベアリング8に
伝達する。そして、ピストン13は、ピストンピン12を介
して往復動せしめられるものであって、ピストン13内に
設けられている空気室14の空気バネ作用により、打撃子
15はピストン13に追従し、中間子16を介して先端工具7
に往復動々作を与える。
リンダ5と共動するスラストプレート18に対し、中間軸
4の軸方向にスライド自在に装着されているクラッチ10
と係合して共動する係止部18aを設けたことを要旨とす
るものであって、以上の構成において、先端工具7を被
削材に押し付けると、シリンダ5は、スラストベアリン
グ19、スラストプレート18共々、スプリング(B)17に
抗して、スラストプレートがハウジング1に当接するま
で、後方に移動する。その結果、それまでスラストプレ
ート18の係止部18aにより前方位置に規制されていたク
ラッチ10は、スプリング(A)9に抗して後方に移動
し、鋼球11によって中間軸4とレシプロベアリング8と
を係合し、中間軸4の駆動力をレシプロベアリング8に
伝達する。そして、ピストン13は、ピストンピン12を介
して往復動せしめられるものであって、ピストン13内に
設けられている空気室14の空気バネ作用により、打撃子
15はピストン13に追従し、中間子16を介して先端工具7
に往復動々作を与える。
一方、先端工具7を被削材から離すと、スプリング
(B)17によってシリンダ5は、スラストプレート18、
スラストベアリング19共々、前方に移動し、これに連動
して、スラストプレート18の係止部18aによりクラッチ1
0が前方に押し出され、中間軸4とレシプロベアリング
7、8との係合が解除されて、先端工具7の往復動々作
が停止するものであって、本実施例によれば、先端工具
7を被削材に押し付けたときのシリンダ5の移動は、前
記シリンダ5と共動するスラストプレート18に設けられ
ている係止部18aを介してクラッチ10に伝えられるか
ら、このクラッチ10の移動にてこ式レバーを使用する従
来に比べて部品点数の低減化と製品コストの低減化とを
同時に達成することができる。
(B)17によってシリンダ5は、スラストプレート18、
スラストベアリング19共々、前方に移動し、これに連動
して、スラストプレート18の係止部18aによりクラッチ1
0が前方に押し出され、中間軸4とレシプロベアリング
7、8との係合が解除されて、先端工具7の往復動々作
が停止するものであって、本実施例によれば、先端工具
7を被削材に押し付けたときのシリンダ5の移動は、前
記シリンダ5と共動するスラストプレート18に設けられ
ている係止部18aを介してクラッチ10に伝えられるか
ら、このクラッチ10の移動にてこ式レバーを使用する従
来に比べて部品点数の低減化と製品コストの低減化とを
同時に達成することができる。
なお、図示実施例においては、シリンダ5と共動する
スラスト受けのうち、その一部を構成するスラストプレ
ート18に対し、クラッチ10と係合して共動する係止部18
aを設けた場合について例示したが、これに代えて、前
記スラスト受けの他の一部を構成するスラストベアリン
グ19のリテーナ部分に対し、前記クラッチ10と係合して
共動する係止部を設けるようにしても図示実施例と同様
の効果を達成することができる。
スラスト受けのうち、その一部を構成するスラストプレ
ート18に対し、クラッチ10と係合して共動する係止部18
aを設けた場合について例示したが、これに代えて、前
記スラスト受けの他の一部を構成するスラストベアリン
グ19のリテーナ部分に対し、前記クラッチ10と係合して
共動する係止部を設けるようにしても図示実施例と同様
の効果を達成することができる。
本考案は以上のごときであり、図示実施例の説明から
も明らかなように、本考案によれば、クラッチを入・切
して先端工具の往復動・往復動停止をおこなう打撃工具
において、前記先端工具を被削材に押し付けたときのシ
リンダの移動、ひいてはクラッチの移動に従来のてこ式
レバーを使用することなく、部品点数の低減化と製品コ
ストの低減化とを同時に達成することのできる、改良さ
れた打撃工具を得ることができる。
も明らかなように、本考案によれば、クラッチを入・切
して先端工具の往復動・往復動停止をおこなう打撃工具
において、前記先端工具を被削材に押し付けたときのシ
リンダの移動、ひいてはクラッチの移動に従来のてこ式
レバーを使用することなく、部品点数の低減化と製品コ
ストの低減化とを同時に達成することのできる、改良さ
れた打撃工具を得ることができる。
第1図は本考案に係る打撃工具の一実施例を示す打撃機
構部分の縦断側面図である。 4は中間軸、5はシリンダ、7は先端工具、8はレシプ
ロベアリング、10はクラッチ、17はスプリング、18はス
ラストプレート、18aは係止部、19はスラストベアリン
グである。
構部分の縦断側面図である。 4は中間軸、5はシリンダ、7は先端工具、8はレシプ
ロベアリング、10はクラッチ、17はスプリング、18はス
ラストプレート、18aは係止部、19はスラストベアリン
グである。
Claims (1)
- 【請求項1】先端工具を保持するシリンダと、該シリン
ダの回転を受け、回転軸方向の力を一側で受けるスラス
トベアリングと、該スラストベアリングの他側に設けら
れたスラスト受けとを有し、該シリンダと該スラストベ
アリングと該スラスト受けを該先端工具側に押圧するス
プリングを設けると共に、モータにより回転される中間
軸と、該中間軸上に遊嵌して設けられ、該先端工具に往
復動動作を与えるレシプロベアリングと、該レシプロベ
アリングに該中間軸の回転を伝達するために該中間軸上
に軸方向移動可能なクラッチとを備えた打撃工具におい
て、前記スラスト受けの一部を前記クラッチに係合する
係止部としたことを特徴とする打撃工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990070050U JP2558319Y2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 打撃工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990070050U JP2558319Y2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 打撃工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0429373U JPH0429373U (ja) | 1992-03-09 |
JP2558319Y2 true JP2558319Y2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=31605889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990070050U Expired - Lifetime JP2558319Y2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 打撃工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558319Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3504650C2 (de) * | 1985-02-12 | 1994-01-20 | Bosch Gmbh Robert | Bohrhammer mit Verstärkung der Betätigungskraft für die Kupplung des Schlagantriebes |
-
1990
- 1990-06-29 JP JP1990070050U patent/JP2558319Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0429373U (ja) | 1992-03-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |