JP2557097Y2 - 光複合海底ケーブル - Google Patents

光複合海底ケーブル

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JP2557097Y2
JP2557097Y2 JP1990079449U JP7944990U JP2557097Y2 JP 2557097 Y2 JP2557097 Y2 JP 2557097Y2 JP 1990079449 U JP1990079449 U JP 1990079449U JP 7944990 U JP7944990 U JP 7944990U JP 2557097 Y2 JP2557097 Y2 JP 2557097Y2
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optical fiber
optical
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flexible
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保 岩田
昭太郎 吉田
光功 松田
和夫 大畑
宏一郎 藤井
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Fujikura Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は送電のための電力ケーブルコアと光通信の
ための光ファイバユニットとを一体化した光複合海底ケ
ーブルに関するものである。
従来の技術 周知のように光ファイバは、屈折率の相違に基づく全
反射を利用して光を伝搬するものであって、直接画像を
伝送する以外に、電気信号によって発光強度を変えた半
導体レーザなどの光信号を遠方に送り、その光を光検出
器で電気信号に変換する光通信に広く使用されている。
また光ファイバは無誘導性であるから電力を送るための
高圧送電線と並設することができ、そのため、従来か
ら、本土と島しょとの間などに敷設する海底ケーブルに
光ケーブルを挿入した光複合海底ケーブルや、架空送電
線用のアース線に光ファイバを挿入した光ファイバ複合
架空地線などが開発されている。これらのうち従来一般
の光複合海底ケーブルは、送電のための導体およびその
外周に設けた絶縁体などからなる電力ケーブルコアの外
周に複数条の光ファイバを配置し、さらにその外周に強
度保持のための鉄線凱装や防食層あるいは押え巻きなど
を設けた構造であり、以下のような技術的な課題があっ
た。
考案が解決しようとする課題 上記の光複合海底ケーブルと通常の海底光ケーブルと
における光ファイバユニットの配置に関する基本的な相
違は、光複合海底ケーブルにおいては光ファイバユニッ
トが電力ケーブルコアを中心として円周上に配列されて
いる点にあり、海底光ケーブルでは光ファイバユニット
が中心に位置するのと比較して、曲げを受けた場合の光
ファイバユニットの位置ずれは、光複合海底ケーブルに
おいて大きくなる。また一方、光複合海底ケーブルにお
いては電力ケーブルコアの外周に光ファイバユニットを
配列することからその配列可能本数は相当多いが、実用
上必要とされる光ファイバユニットの数は、電力ケーブ
ルコアの外周全体を埋めるほどは多くはないので、従来
の光複合海底ケーブルにおいては、電力ケーブルコアの
外周に配置した光ファイバユニット同士の間に隙間をあ
けている。
そのため従来の光複合海底ケーブルでは、曲げや捻り
を受けた場合に光ファイバユニットの配列が乱れ易く、
また圧潰力が光ファイバユニットに直接加わり易く、そ
の結果、伝送損失が多くなるなどのおそれがあった。
この考案は上記の事情を背景としてなされたもので、
光ファイバユニットの巻き付け状態の乱れを防止するこ
とのできる光複合海底ケーブルを提供することを目的と
するものである。
課題を解決するための手段 この考案は、上記の目的を達成するために、電力を送
る電力ケーブルコアと強度保持のための鉄線鎧装との間
に複数条の光ファイバユニットが挿入された光複合海底
ケーブルにおいて、防食被覆したパイプの内部に光ファ
イバ心線を挿入するとともジェリーを充填して前記光フ
ァイバユニットを構成し、その光ファイバユニット同士
の間に、光ファイバユニットと実質的に同一外径の柔軟
線条体を、光ファイバユニット同士の間隙を埋めるよう
密介装し、さらにこれら光ファイバユニットと柔軟線条
体との間および柔軟線条体同士の間にジェリーを充填し
たことを特徴とするものである。
作用 この考案の光複合海底ケーブルにおいても光ファイバ
ユニットは電力ケーブルコアの外周に配列されているか
ら、曲げを受けた場合には内周側にある光ファイバユニ
ットと外周側にある光ファイバユニットとの曲率半径の
差が大きく、光ファイバユニットの位置ずれを生じさせ
る力が大きくなる。これに対してこの考案では各光ファ
イバユニットの間に柔軟線条体およびジェリーが充填さ
れた状態となっているために、光ファイバユニットの位
置ずれが規制され、その巻き付け状態に乱れが生じな
い。また柔軟線条体は光ファイバユニットと実質的に同
一外径であるから、圧潰力をその柔軟線条体が分担して
受け、同時にジェリーが光ファイバユニットを充填して
ある個所の内圧を維持し、その結果、光ファイバユニッ
トにかかる圧潰力が軽減される。
実施例 つぎにこの考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図であって、
電力ケーブルコア1は、導体2の外周に絶縁体3および
外径4ならびに補強層5をそれぞれ必要厚さに順次設け
て構成されており、その補強層5の外周に防食層6が形
成されている。これらの絶縁体3、外被4、補強層5な
らびに防食層6は、送電容量や敷設深度などに応じて従
来から知られている種々の構成や素材を採用することが
できる。防食層6の外周には、複数本の光ファイバユニ
ット7が一定間隔でかつ螺旋状に巻き付けられており、
またこれらの光ファイバユニット7同士の間には介在物
として柔軟線条体、例えばポリエチレン紐8が配置さ
れ、したがってそれらのポリエチレン紐8も前記防食層
6の外周に光ファイバユニット7と同様に螺旋状に巻き
付けられている。ここで光ファイバユニット7の例を示
せば第2図のとおりである。すなわち光ファイバ心線9
がステンレス等の金属パイプ10内に挿入されるととも
に、その金属パイプ10中にジェリー11が充填され、さら
に金属パイプ10の外周にポリエチレン等を素材とした防
食層12が形成されて、全体として断面円形に構成されて
いる。また一方、介在物である前記ポリエチレン紐8
は、外径すなわち前記防食層6に巻き付けた状態でのケ
ーブルの半径方向での寸法が、光ファイバユニット7と
同一寸法となるものであって、光ファイバユニット7同
士の間の隙間をほぼ完全に埋めるよう配列されている。
ない、水走りを防止するために、光ファイバユニット7
やポリエチレン紐8の間の微小な隙間にジェリーが充填
されている。
そしてこれら光ファイバユニット7およびポリエチレ
ン紐8はその外周に設けた押え巻き13によって固定され
ている。さらにその外周には複数の鋼線が密着巻きさ
れ、鉄線鎧装14が形成されている。
第3図はこの考案の他の実施例を示す断面図であっ
て、導体2、絶縁体3、外被4ならびに補強層5からな
る電力ケーブルコア1の外周には、座床層15が形成さ
れ、その外周面に光ファイバユニット7および介在用の
ポリエチレン紐8が螺旋状に密着巻きされている。した
がって第3図に示す例においても各光ファイバユニット
7に間にポリエチレン紐8を充填した状態になってい
る。
そしてこれら光ファイバユニット7およびポリエチレ
ン紐8の外周に防食層6が形成され、さらにその外周に
鉄線鎧装14が形成されている。
したがって第1図あるいは第3図に示す構成では、各
光ファイバユニット7の内外周両側は勿論のこと、円周
方向での左右両側にも隙間がないので、ケーブルが曲げ
られたりしても光ファイバユニット7はポリエチレン紐
8によって位置規制されてその巻き付け状態が乱れるこ
とがない。
なお、上記の各実施例では介在用の柔軟線条体として
ポリエチレン紐を使用した例を示したが、この考案は上
記の実施例に限定されるものではなく、柔軟性のある線
条体であれば、上記のポリエチレン紐に替えて使用する
ことができる。
考案の効果 以上の説明から明らかなようにこの考案によれば、防
食被覆したパイプの内部に光ファイバ心線を挿入すると
ともジェリーを充填して構成した光ファイバユニットが
介在用の柔軟線条体によって位置規制されるので、曲げ
などが加わった場合であっても巻き付け状態に乱れが生
じることがなく、また柔軟線条体は実質的に光ファイバ
ユニットと同一外径であるうえに、ジェリーが光ファイ
バユニットの間に充填されているから、ケーブルを曲げ
ることに伴って作用する光ファイバユニットに対する圧
潰力が軽減される。その結果、この考案においては光フ
ァイバユニットの巻き付け状態の乱れによる変形、ある
いは外力が軽減されるので、伝送損失の少ない高性能の
光複合海底ケーブルを得ることができる。また光ファイ
バユニット同士の間には、柔軟線条体と併せてジェリー
が充填されているので、上述した光ファイバユニットに
対する圧潰力の軽減と併せて水走りを防止して耐久性の
向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第2図は光
ファイバユニットの一例を示す断面図、第3図はこの考
案の他の実施例を示す断面図である。 1…電力ケーブルコア、7…光ファイバユニット、8…
ポリエチレン紐、14…鉄線鎧装。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 吉田 昭太郎 東京都江東区木場1丁目5番1号 藤倉 電線株式会社内 (72)考案者 松田 光功 東京都江東区木場1丁目5番1号 藤倉 電線株式会社内 (72)考案者 大畑 和夫 東京都江東区木場1丁目5番1号 藤倉 電線株式会社内 (72)考案者 藤井 宏一郎 東京都中央区銀座6丁目15番1号 電源 開発株式会社内 (56)参考文献 特開 昭50−37446(JP,A) 実開 昭61−13413(JP,U) 実開 昭56−9616(JP,U) 実開 昭55−133408(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力を送る電力ケーブルコアと強度保持の
    ための鉄線鎧装との間に複数条の光ファイバユニットが
    挿入された光複合海底ケーブルにおいて、 防食被覆したパイプの内部に光ファイバ心線を挿入する
    とともジェリーを充填して前記光ファイバユニットを構
    成し、その光ファイバユニット同士の間に、光ファイバ
    ユニットと実質的に同一外径の柔軟線条体を、光ファイ
    バユニット同士の間隙を埋めるように密に介装し、さら
    にこれら光ファイバユニットと柔軟線条体との間および
    柔軟線条体同士の間にジェリーを充填したことを特徴と
    する光複合海底ケーブル。
JP1990079449U 1990-07-26 1990-07-26 光複合海底ケーブル Expired - Lifetime JP2557097Y2 (ja)

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JPH0436726U JPH0436726U (ja) 1992-03-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101102100B1 (ko) 2010-11-11 2012-01-02 대한전선 주식회사 광섬유 복합 전력케이블

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6113413U (ja) * 1984-06-28 1986-01-25 株式会社フジクラ 光フアイバ入り電力ケ−ブル

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