JP2556956C - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【産業上の利用分野】 この発明は遊技機、特にゲーム状態を形成する可変表示装置を備えた遊技機に
適用して有効なものに関する。 【０００２】 【従来の技術】 例えば、パチンコ遊技機の分野においては、遊技客へのサービス向上や遊技を
楽しめる客層の拡張などのために、いわゆる役物（やくもの）と呼ばれる電動式
の入賞装置を備えたものが開発されている。この役物が付くことにより遊技の内
容が多様になり、これにより遊技客の健全な楽しみを増加させることができるよ
うになる。 【０００３】 この種の役物付きのパチンコ遊技機には、可変表示装置と、この可変表示装置 の表示内容が特定の態様で停止することを条件にして動作する入賞装置とが設け
られる。 【０００４】 上記可変表示装置は、パチンコ遊技機の遊技領域内にて一種のゲーム装置を形
成する。この可変表示装置は、例えば遊技領域内に配設された特定入賞領域に打
球が入賞することにより起動されて、その表示内容を絶えず変化させるように動
作する。この表示を変化させる可変表示動作は、手動による停止操作あるいはタ
イマーによる特定時間の経過によって停止させられる。可変表示動作が停止させ
られると、それ以降の表示内容は、次の起動まで停止している。ここで、その表
示内容が予め約定された特定の態様で停止すると、すなわち特定態様が発生する
と、いわゆる「大当たり」あるいは「中当たり」の状態が生じる。この「大当た
り」あるいは「中当たり」の状態が生じると、上記入賞装置が動作して、入賞確
率が飛躍的に高くなる特別な利益が遊技客に一時的に与えられるようになる。こ
れにより、誰にでも多大な入賞利益を得る機会が平等に与えられるようになって
、遊技客へのサービスが公正かつ公平になる。これとともに、遊技の内容が多様
になって、遊技客の健全な楽しみを増加させることができるようになる。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、前述したごとき役物付きのパチンコ遊技機の利点が十分に活か
されるためには、上記可変表示装置の停止表示内容が確実にランダム化されてい
なければならない。さもないと、遊技の面白さが減退してしまうとともに、例え
ば、手動による停止操作のタイミングなどによって、上記特定態様の発生頻度を
意図的に高めることが可能になってしまう、などの弊害を生じる恐れがある。 【０００６】 ところが、上記可変表示装置の表示更新動作を通常の統計学的手段でもって単
純にランダム化した場合には、次のような問題を生じるようになることが、本発
明者によって明らかにされた。 【０００７】 すなわち、上記表示更新動作を通常の統計学的手段でもって単純にランダム化 すると、例えば「大当たり」などの特定態様の発生確率は、非常に長いほとんど
無限のサンプル期間を通じてのマクロ的な統計によれば、統計学的には確かに一
定の率に揃うようになるかも知れない。しかし、遊技客が遊技を行っている比較
的短い有限のサンプル期間内において上記特定態様が実際に発生する確率は、実
際には必ずしも理論通りにはならず、むしろ非常にバラツキが多く、例えば「大
当たり」の特定態様が連続的に発生したり、あるいはその特定態様が全く発生し
ないといった状態が生じることが判明した。このため、遊技客へのサービスの公
平をはかることが非常に困難であった。 【０００８】 この発明は、以上のような背反する問題を一挙に解決するものであって、その
目的とするところは、非常に簡単かつ簡潔な構成でもって、上記可変表示装置の
表示停止時の表示内容にランダム性を与えつつ、比較的短い有限の遊技期間にお
いて前述した特定態様が実際に現れる確率を平均化させることができるようにし
、これにより遊技客へのサービスの公平化をはかることができるようにした遊技
機を提供することにある。 【０００９】 この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の
記述および添附図面から明かになるであろう。 【００１０】 【課題を解決するための手段】 本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記の
とおりである。 【００１１】 すなわち、この発明では上記目的を達成する手段として、図１にその主要な構
成を対応させて示すように、 複数の表示部を有しゲーム状態を形成する可変表示装置４と、この可変表示装
置４の表示内容に対応するデータを更新する表示データ更新手段０２とを備え、
上記可変表示装置４の表示内容が特定の態様で停止したときに特別遊技状態を発
生させて特別利益を付与するように構成した遊技機において、上記表示データ更 新手段０２に、停止表示内容にランダム性を与えるための所要の値を加算もしく
は減算する演算手段０１と上記可変衷示装置４の停止時の表示内容に対応するデ
ータを上記可変表示装置の複数の表示部のそれぞれに対応して保持する表示デー
タ保持手段０２Ａ，０２Ｂ，０２Ｃとを設け、上記演算手段０１から順次得られ
る値に基づいて上記可変表示装置４の停止時の表示内容に対応したデータを決定
し上記表示データ保持手段に保持させるようにしたものである。 【００１２】 【作用】 本発明によれば、停止表示内容にランダム性を与えるための所要の値を加算も
しくは減算する演算手段０１を設け、この演算手段０１から順次得られる演算結
果に基づいて上記可変表示装置４の停止時の表示内容を決定するように構成する
ことにより、上記可変表示装置４の表示内容をあたかもランダムに更新させるこ
とができるとともに、例えば「大当たり」などの特定態様が生じる特定の数字の
組合せを、一定の時間ごとに平均して出現させることができるようになる。 【００１３】 また、可変表示装置４の停止時の表示内容を上記可変表示装置の複数の表示部
のそれぞれに対応して保持する表示データ保持手段０２Ａ，０２Ｂ，０２Ｃを設
けることにより、決定された停止時の表示内容に向けて可変表示装置の表示内容
を時間差をおいて順次停止させて行くようなことができる。 【００１４】 【実施例】 以下、この発明の好適な一実施例を図面に基づいて説明する。なお、図におい
て同一符号は同一あるいは相当部分を示す。図２〜図９は、この発明が適用され
ているパチンコ遊技機の本体側部分を示す。 【００１５】 先ず、この発明に係るパチンコ遊技機の概要および動作を図２および図３を参
照しながら一通り説明する。 【００１６】 図２は、本発明に係るパチンコ遊技機全体の構成例を、また、図３はその遊技 盤１に形成される遊技領域１ａの構成例を示す。 【００１７】 図２および図３において、遊技盤１の前面には打球案内レール３が配設されて
いる。この打球案内レール３は、打球発射装置２によって発射された遊技球すな
わち打球を遊技領域１ａの上部へ案内する。打球発射装置２は下部の操作ダイヤ
ルノブ２ａによって操作・駆動される。 【００１８】 遊技領域１ａは、上記打球案内レール３と開閉パネル１０１のガラス板とによ
って囲まれた空間に形成されている。この遊技領域１ａには入賞領域を形成する
種々の入賞口６ａ，６ｂ，６ｃ，７，８，５３ａおよび入賞装置５，９などが配
設されている。これとともに、多数本の障害釘１１と各種の誘導部材１２ａ，１
２ｂ，１２ｃ、および方向設定部材１３ａ，１３ｂなどが配設されていて、これ
らによって遊技領域１ａ内に打ち込まれた打球がその方向を種々に変えながら落
下するようになっている。そして、遊技領域１ａの最下部には、いずれの入賞領
域にも入賞できなかった打球を遊技盤の背後へ回収するアウト口１０が設けられ
ている。 【００１９】 また、その遊技領域１ａの中央には、一種のゲーム装置をなす可変表示装置４
が装備されている。この可変表示装置４では、発光ダイオードによるセグメント
型表示器ＬＥＤＡ，ＬＥＤＢ，ＬＥＤＣ，ＬＥＤＤによって０から９までのアラ
ビア数字が表示されるようになっている。可変表示装置４が動作すると、各表示
器ＬＥＤＡ〜ＬＥＤＤにおける表示数字がそれぞれに変化する。この変化は、遊
技客がストップスイッチＳＷ２を操作するかあるいはある程度の時間を経過する
ことによって停止される。この時、この停止後の表示数字の組合せが予め約定し
た出目になると、これによって後述する特定態様が発生されるようになっている
。 【００２０】 上記入賞口６ａ，６ｂ，６ｃ，７，８，５３ａは、入賞領域を常時開設してい
る固定入賞口である。これらの入賞口６ａ，６ｂ，６ｃ，７，８，５３ａは、そ
の機能によって、一般入賞口６ａ，６ｂ，６ｃ，５３ａと、特定入賞口７，８と に分類される。打球が一般入賞口６ａ，６ｂ，６ｃ，５３ａに入賞した場合には
、これによって所定数（通常は１０ないし１５個）の賞品球が払出されるように
なる。打球が特定入賞口７，８に入賞した場合には、一般入賞口への入賞の場合
と同様に所定数の賞品球が払出される他に後述するように、可変表示装置４が起
動させられて特別の利益を得るための機会が与えられるようになる。 【００２１】 上記入賞装置５，９としては、チューリップ式の入賞装置９と特別変動入賞装
置５が設けられている。 【００２２】 そのうち、特別変動入賞装置５は、通常は入賞領域を開設していないが、可変
表示装置４における可変表示動作の停止結果によって特定の態様が生じることに
より、入賞確率の非常に高い広幅の特別変動入賞口８０を一時的に開設する。さ
らに、その特別変動入賞口８０内は、所定数の賞品球をもたらすだけの普通入賞
口８２と、賞品球の他に特別変動入賞口８０が再度開設される権利も与える継続
入賞口８１とに分かれている。 【００２３】 他方、遊技盤１の上部には照光式の集中表示部材２０が配設されている。この
照光式の集中表示部材２０には、打球がいずれかの入賞領域に入賞したときに一
時的に点灯される賞品ランプ２１、可変表示装置４の可変表示動作停止による特
定態様が発生したときなどに点灯あるいは点滅されるターボランプ２２、後述す
る「大当たり」の特定態様が発生した場合における特別変動入賞装置５の開状態
の継続回数を数値表示するセグメント型表示器ＬＥＤＥ、およびその継続回数が
所定の制限回数（１０回）に達した時の特別変動入賞装置５によるゲームの完了
を報知する完了ランプ２４が配設されている。 【００２４】 また、上記可変表示装置４には大当たり表示用照明手段２７が設けられている
。この照明手段２７は、上記セグメント型表示器ＬＥＤＡ，ＬＥＤＢ，ＬＥＤＣ
，ＬＥＤＤによる表示が変化している間、点滅点灯される。さらに、「大当たり
」の特定態様が生じると、その点滅速度が速くなるように制御されるようになっ
て いる。これにより、可変表示装置４の動作および「大当たり」の発生が効果的に
演出・表示されるようになっている。 【００２５】 さらに、上記特別変動入賞装置５内には継続条件成立表示部２９が設けられて
いる。この継続条件成立表示部２９は、「大当たり」の特定態様が発生している
ときに、上記継続入賞口８１に打球が入賞することにより点灯駆動されるように
なっている。これにより、特別変動入賞口８０が再度開設される特別の継続権利
が付与されたことが表示されるようになっている。 【００２６】 上記構成の遊技盤１を保持するパチンコ遊技機の保持枠１００の上部には、発
射装置駆動ランプ２６が設けられている。この発射装置駆動ランプ２６は、打球
発射装置の操作ダイヤルノブ２ａを操作したときに点灯される。また、保持枠１
００に取り付けられた開閉パネル１０１には、打球発射装置に供給される打球を
保留する供給皿１０２が取り付けられている。さらに、その下方には、供給皿１
０２から溢れた賞品球を貯留するための受皿１０３が設けられている。 【００２７】 上記保持枠１００の側部（図では左側）には、押圧操作式のストップスイッチ
ＳＷ２が設けられている。このストップスイッチＳＷ２は、特定入賞口７または
８への入賞口によって起動された可変表示装置４の可変表示動作を手動で停止さ
せたいときに使用される。 【００２８】 さて、上述ごとく構成されたパチンコ遊技機では、打球発射装置２によって遊
技領域１ａ内に打ち込まれた打球が何れかの入賞領域に入賞すると、これによっ
て所定数（通常は１０ないし１５個）の賞品球が払出される。さらに、その入賞
球が特定入賞口７または８に入賞した場合には、可変表示装置４が起動される。
そして、その可変表示装置４のセグメント型表示器ＬＥＤＡ〜ＬＥＤＤによって
表示されている４つの数字がそれぞれに変化させられるようになる。ここで、遊
技客がストップスイッチＳＷ２を押すか、あるいはある程度の時間が経過すると
、これによってその可変表示の動作が停止される。このとき、その停止後の表示
数 字の組合せが予め約定した出目になると、これによって特定態様が発生される。 【００２９】 特定態様が発生すると、特別変動入賞装置５が閉状態から開状態に変換されて
、上述した特別変動入賞口８０による入賞領域が遊技領域１ａ内に臨時的に開設
・提供されるようになる。これにより、そこへの入賞確率がゼロから非常に高い
状態に移行される。この結果、遊技客には、比較的短時間内に多数の入賞球を発
生させて多くの賞品球を獲得できる特別の機会が与えられるようになる。 この
場合、上記特定態様によって生じる状態には、上記表示数字の組合せによって、
「大当たり」と「中当たり」の２種類がある。 【００３０】 「大当たり」の状態は、４つの表示数字のすべてが予め約定した特定数字の一
つに揃う特定態様が発生したときに生じる。「中当たり」の状態は、３つの表示
数字うちの任意の３つが予め約定した特定数字の一つに揃う特定態様が発生した
ときに生じる。つまり、揃う目が４つの場合は「大当たり」が、揃目が３つの場
合は「中当たり」がそれぞれ出るようになっている。 【００３１】 「大当たり」の特定態様が発生した場合には、特別変動入賞装置５が比較的長
い所定時間（約３０秒）の間、開状態に設定される。これにより、入賞の確率が
飛躍的に高くなる。さらに、特別変動入賞装置５の開状態が持続している間に、
その特別変動入賞口８０内に設定された継続入賞口８１に打球が入賞すると、特
別変動入賞装置５が一旦閉状態に戻ったあとに再び開状態に設定されるようにな
る。つまり、特別変動入賞装置５の開状態が継続される時間が実質的に延長され
るようになる。これにより、非常に多くの入賞機会が遊技客に与えられるように
なっている。 【００３２】 また、「中当たり」の特定態様が発生した場合には、特別変動入賞装置５が比
較的短い所定時間（約６秒）の間だけ、開状態に設定される。これにより、「大
当たり」に及ばないが、通常の場合よりもかなり多くの賞品球を得る機会が遊技
客に与えられるようになっている。 【００３３】 ここで、上記可変表示装置４に表示される数字の組合せは、ランダム的に変化
させられるようになっている。従って、上記特定態様による特別の機会は、遊技
の習熟度などの個人差などによることなく、ほぼ平等に与えられるようになる。
これにより、初心者でも上記特定態様による偶然の機会を楽しむことができるよ
うになっている。 【００３４】 ただし、上述した特別の機会によって遊技客に与えられる利益が大きすぎると
、今度は無用な射幸心が煽る恐れが生じる。そこで、その射幸心を煽らないよう
にするために上述した特定態様の発生に関連する制御動作において、次のような
制御動作を併せて行なわれるようになっている。 【００３５】 すなわち、上記「大当たり」の状態が発生した場合には、特別変動入賞装置５
への入賞球の数が一定の制限数（１０個）に達すると、その特別変動入賞装置５
は所定時間（約３０秒）の経過を待つことなく直ちに閉状態に強制復帰させられ
るようになっている。さらに、上記継続入賞口８１への入賞による開状態の継続
設定回数も、一定回数（１０回）以下に制限されるようになっている。 【００３６】 これにより、遊技客の健全な興味を損なうことなく、無用な射幸心を煽らない
ようにしている。 【００３７】 他方、図示は省略するが、「大当たり」および「中当たり」の特定態様が発生
したときには、上述した制御動作とともに、その特定態様の種類に応じて、例え
ばファンファーレのごとき効果音などのように、音響による演出表示の制御も併
せて行なわれるようになっている。なお、ファンファーレのごとき効果音は、詳
細は後述するが、電子的に発生されて、遊技機内に組み込まれたスピーカ（図示
省略）から発せられるようになっている。 このような演出表示によって、遊技
客は賞品球の獲得以外の面白さも体験できるようになっている。 【００３８】 次に、上述したパチンコ遊技機の構成を図２から図９までを参照しながらさら
に詳細に説明する。 【００３９】 図２はこの発明が適用されているパチンコ遊技機の前面を示す。 【００４０】 同図にその概要を示すパチンコ遊技機は、前述したように、遊技盤１，打球発
射装置２，打球操作用ダイアルノブ２ａ，打球案内レール３，保持枠１００，開
閉パネル１０１，供給皿１０２，溢れ球受皿１０３などを有する。 【００４１】 遊技盤１は保持枠１００の内側に保持され、その前面側は開閉パネル１０１に
よって覆われるようになっている。開閉パネル１０１は透明ガラス板を用いて構
成されている。この遊技盤１の中央部は打球案内レール３によって大きく取り囲
まれている。そして、この取り囲まれた中に遊技領域１ａが形成されている。 【００４２】 また、その遊技盤１の上部には照光式の集中表示部材２０が配設されている。
この集中表示部材２０には、賞球ランプ２１，特定態様発生表示ランプ２２，お
よび完了ランプ２４が一体的に組込まれている。また、その集中表示部材２０に
は発光ダイオードによるセグメント型表示器ＬＥＤＥが取り付けられている。こ
れらのランプおよび表示器の機能については前述したとおりである。 【００４３】 すなわち、賞球ランプ２１は、入賞領域に打球が入賞したときに一時的に点灯
される。入賞領域は例えばチューリップ式入賞装置９などによって提供される。
特定態様発生表示ランプ２２は「中当たり」あるいは「大当たり」の特定態様が
発生したときなどに点灯あるいは点滅される。セグメント型表示器ＬＥＤＥは、
「大当たり」の所定態様が発生した場合において、継続入賞口８１に打球が入賞
することによって特別変動入賞装置５の開状態が継続・延長させられた回数を数
値表示する。完了ランプ２４は、その継続・延長回数が所定の制限回数（１０回
）に達したときの特別変動入賞装置５によるゲームの完了を報知する。 【００４４】 打球発射装置２は電動駆動式であって、供給皿１０２内の遊技球を一個ずつ発
射する。その操作はダイアルノブ２ａの回動操作によって行なわれる。このダイ
アルノブ２ａは手動によって回動操作され、遊技客が手を放すと自動的に非操作
位置にバネ復帰するように構成されている。 【００４５】 打球案内レール３は、発射装置２によって発射された遊技球すなわち打球を後
述する遊技領域１ａ内に案内する。 【００４６】 遊技領域１ａは、前述したように、遊技盤１の前面の打球案内レール３で囲ま
れた中に形成されている。この遊技領域１ａ内には、打球の方向を無作為に変更
させる多数の障害釘１１や打球の流下速度および方向を制御する転動誘導部材１
２ａ，１２ｂ，１２ｃなどが配設されている。これとともに、その遊技領域１ａ
内には、入賞領域を提供する各種の入賞装置、すなわち特別変動入賞装置５，第
１の所定入賞口７，第２の所定入賞口８，チューリップ式入賞装置９などが配設
されている。 【００４７】 特別変動入賞装置５は、前述したごとく、可変表示装置４による特定態様が発
生したときに動作して一時的に入賞領域を開設するように構成されている。この
特別変動入賞装置５については、後程その構成例を詳細に説明する。また、第１
，第２の特定入賞口７，８は、前述したように、可変表示装置４を起動させるた
めの特定の入賞領域を提供するようになっている。 【００４８】 さらに、上記遊技領域１ａ内には、可変表示装置４，アウト口１０，および照
明手段２５などが配設されている。 【００４９】 可変表示装置４は、詳細は後述するが複数箇所（４箇所）の表示窓部にて、各
表示窓部ごとに複数種類のキャラクタをそれぞれに可変表示するように構成され
ている。この実施例では、キャラクタとして０から９までのアラビア数字を可変
表示する。表示される数字の出目はそれぞれにランダムに可変されるようになっ ている。 【００５０】 アウト口１０は、遊技領域１ａ内のいずれの入賞領域にも入ることができなか
った打球、つまり入賞できなかった外れ球を回収する。 【００５１】 照明手段２５は、可変表示装置４の可変表示動作停止により特定態様が発生し
たときに点滅あるいは点灯される。 【００５２】 他方、保持枠１００はパチンコ遊技機の外枠をなす。この保持枠１００には、
いずれも前述したストップスイッチＳＷ２および発射駆動ランプ２６などが配設
されている。ストップスイッチＳＷ２は上記可変表示装置４の可変動作を手動で
停止させるものであって、押圧操作式（ボタン式）のモメンタリー型（瞬動型）
スイッチを用いて構成されている。 【００５３】 溢れ球受皿１０３は、供給皿１０２から溢れた球を貯留するところである。打
球が入賞すると所定数の賞品球が払出されるが、この払出される賞品球は供給皿
１０２に放出されるようになっている。 【００５４】 図３は遊技盤１の部分の詳細を示す。図３において、上記可変表示装置４の上
方には、いわゆる「天」「天の左」「天の右」の３つの一般入賞口６ａ，６ｂ，
６ｃが一体的に設けられている。なお、これらの一般入賞口６ａ，６ｂ，６ｃは
それぞれ、可変表示装置４とは別に独立して設けてもよい。 【００５５】 遊技領域１ａの上半部には、上記転動誘導部材１２ａ，１２ｂ，１２ｃなどの
ほかに、第１，第２の方向設定部材１３ａ，１３ｂが配設されている。これらの
方向設定部材１３ａ，１３ｂは障害釘によって形成されている。これらの方向設
定部材１３ａ，１３ｂの下方には上記転動誘導部材１２ａ，１２ｂ，１２ｃがそ
れぞれ配設されている。そして、それらの転動誘導部材のうち、第１の転動誘導
部材１２ａは、その回転軸が、第１の特定入賞口７の斜め上方からやや中央に寄 ったところで、かつその上方に位置する第１の方向設定誘導部材１３ａの中心線
よりも距離Ａだけ外側に離れたところに軸支されている。第２の転動誘導部材１
２ｂは、第１の特定入賞口７の内側によりやや下方にて、第２の方向設定誘導部
材１３ｂと可変表示装置４の肩部４ａとの間隔の中心線よりも距離Ｃだけ外側に
離れところに軸支されている。これによって転動誘導部材１２ａ，１２ｂに向か
って流下してきた打球は、遊技盤の中央に向かって流下しやすくなるように方向
が制御されるようになっている。 【００５６】 ここで、第１，第２の特定入賞口７，８への入賞球は、遊技盤１の背後にて、
他の入賞領域への入賞球とは別の経路を案内される。そして、図３にその取付位
置を点線で示すスタートスイッチＳＷ１を通過した後に、他の入賞球と共通の誘
導経路に合流させられるようになっている。 【００５７】 スタートスイッチＳＷ１は、特定入賞口７あるいは８に入賞した打球の通過経
路に設置されることにより、その特定入賞球を検出する。この検出信号によって
上記可変表示装置４が起動されるようになっている。 【００５８】 可変表示装置４は、その肩部４ａの終端が第２の方向設定誘導部材１３ｂの下
端も距離Ｂだけ高い位置になるように設定されている。これによって、第２の方
向設定部材１３ｂおよび可変表示装置４の肩部４ａに沿って流下してきた打球が
、可変表示装置４の交流面（後述）を通過して下方の第２の特定入賞口８や特別
変動入賞装置５に飛び込みやすくされるようになっている。 【００５９】 以上のようにして、方向設定誘導部材１３ａ，１３ｂと転動誘導部材１２ａ，
１２ｂの取り付け位置を定めることにより、遊技球の流路を中央に大きく開放構
成し、遊技球の無駄を無くすとともに、遊技球が効率よく中央に寄るようになっ
ている。 【００６０】 上記特別変動入賞装置５には２種類の入賞口８０と５３ａが設けられている。 一つはその中央に臨時に開設される特別変動入賞口８０であり、今一つはその両
側に常に開設されている一般入賞口５３ａである。この２種類の入賞口８０と５
３ａに対応して、複数の障害釘からなる分配案内部材１４が設けられている。こ
の分配案内部材１４は第２の特定入賞口８と特別変動入賞装置５との間に設けら
れ、上記２種類の入賞口に打球を振り分けるとともに、特別変動入賞装置５への
入賞球のスピードを軽減させるように作用する。 【００６１】 遊技領域１ａの右端には、弓形の球案内部材１５が打球案内レール３と連続す
る円弧を形成するように固定されている。この球案内部材１５の上端には暴動阻
止部材１６が取り付けられている。この暴動阻止部材１６は、高速で打ち込まれ
た打球の勢いを殺して遊技領域内での暴動を押さえるように作用する。 【００６２】 図４および図５は上述した可変表示装置４の具体的な構成例を詳細に示す。 【００６３】 可変表示装置４は、図４に示す取付孔４４および図５に示すネジ４３ａや釘４
５などによって遊技盤１に固定されるようになっている。 【００６４】 この可変表示装置４の上部には、図５に示すように、その前方を覆う装飾板４
０ａに誘導平面４０ｂが一体に形成されている。この誘導平面４０ｂは、遊技盤
１の表面より前方へ突出するように形成されている。 【００６５】 誘導平面４０ｂの上端には、図４に示すように、アーチ状をなす肩部４ａが設
けられている。この肩部４ａは、遊技盤上方より流下してきた打球の速度を落と
し、打球を左右どちらかの遊技領域へスムースに振り分けるように作用する。 【００６６】 上記誘導平面４０ｂの下端両側部には内側に向かって下り傾斜となる下向きの
誘導傾斜面４０ｃが形成されている。この誘導傾斜面４０ｃによって、打球が交
流面４１の内側に誘導されやすくなるようになっている。 【００６７】 また、誘導平面４０ｂの下方には交流面４１が形成されている。この交流面４
１は、図５に示すように、遊技盤１の面と略同一面をなす。これにより、その交
流面４１を通して左右の遊技領域内を流下する打球の交流を許容している。この
結果、打球が前述した第２の特定入賞口８や特別変動入賞装置５へ飛び込みやす
くなるようにされている。 【００６８】 上記交流面４１には、図５に示すように、凹部形成壁４２が固定されている。
この凹部形成壁４２は止着部４１ａとネジ４３によって固定され、遊技盤１の奥
に入り込む凹部４２ａを構成する。この凹部４２ａの奥には、後述する可変表示
部材４７を取り付けるための取付面４６が設けられている。 【００６９】 上記取付面４６には、図４に示すように、３個の表示窓部４６ｂが横一列に形
成されている。また、その背部には、図５に示すように、可変表示部材４７を固
定するための支柱が突設されている。 【００７０】 可変表示部材４７は、図５に示すように、基板４７ａに取り付けられた状態で
もって、上記取付面４６の背後に取付・固定されている。この可変表示部材４７
は、図４に示すように、横一列に配列された３個の表示器を有する。この表示器
として実施例では、図４に示すように、発光ダイオードによるセグメント型表示
器ＬＥＤＡ，ＬＥＤＢ，ＬＥＤＣを使用している。各表示器ＬＥＤＡ，ＬＥＤＢ
，ＬＥＤＣはそれぞれ、上記取付面４６の表示窓部４６ｂに臨むように位置決め
されている。 【００７１】 また、図４に示すように、上記誘導面４０ｂの中央にも１個の表示窓４０ｄが
形成されている。この表示窓４０ｄの背後には、別の可変表示部材４８が取り付
けられている。この可変表示部材４８は１個の表示器ＬＥＤＤを有する。この表
示器ＬＥＤＤも発光ダイオードによるセグメント型表示器である。この可変表示
部材４８は、図５に示すように、その取付基板４８ａとともに、ネジ４３ｄによ
って位置決め・固定されている。 【００７２】 ここで、上記セグメント型表示器ＬＥＤＡ，ＬＥＤＢ，ＬＥＤＣ，ＬＥＤＤは
それぞれ、一種のキャラクタ表示素子であって、発光駆動するセグメントの組合
せによって複数種類のキャラクタを任意に可変表示することができるように構成
されている。この実施例では、そのキャラクタとしての、０から９までのアラビ
ア数字が採用されている。従って、上記セグメント型表示器ＬＥＤＡ，ＬＥＤＢ
，ＬＥＤＣ，ＬＥＤＤは、各表示器ごとに、そのセグメントの組合せによって０
から９の中の一つの数字を任意に表示できるように構成されている。なお、上記
キャラクタとしては、数字以外の文字、あるいはシンボルマークや絵などであっ
てもよい。 【００７３】 さらに、図４に示すように、可変表示装置４の下部には、前述した特定入賞口
７および８（図２，図３）に入賞した打球の数を表示するための４つの記憶表示
ランプＬＥＤ１〜ＬＥＤ４が横一列に配設されている。これらの記憶表示ランプ
ＬＥＤ１〜ＬＥＤ４は、図５に示すように、凹部形成壁４２の下部に形成された
貫通窓部４２ｄより現出されるようになっている。 【００７４】 上述のようにして、可変表示部材４７および記憶表示ランプＬＥＤ１〜ＬＥＤ
４は、いずれも遊技盤１面よりも奥に後退したところに配設されている。これは
、可変表示部材４７および記憶表示ランプＬＥＤ１〜ＬＥＤ４が現出される表示
部材が交流面となっており、球の交流が頻繁に行なわれるので、これらを打球か
ら保護しその破損を阻止するためである。 【００７５】 また、可変表示部材４７を前方から見ることのできる視覚範囲を広げるため、
上記凹部形成壁４２を奥から前面側に向けて末広がり状に傾斜させ、かつその内
壁面にメッキを施して可変表示部材４７の表示内容が鮮明になるようにしている
。さらに、その凹部形成壁４２によって形成された凹部４２ａの奥面は、該面で
外部入射光が反射して遊技者の視野に入ることにより可変表示部材４７の表示が
見えにくくなるのを避けるため、垂直面に対してやや上向きの傾斜（約８〜１０
度 ）をもたせてある。 【００７６】 他方、上記誘導平面４０ｂの両側部には、図４に示すように、半透明の着色部
材からなる一対の大当たり表示用照明手段２７が設けてある。この大当たり表示
用照明手段２７の光源であるランプ（図示せず）は、図５に示すように、取付基
板２７ａとネジ４３ｃを用いて照明手段２７の内部に取り付けられる。取付基板
２７ａは、図示しないが、可変表示装置４の基板の裏側に突設した支柱にクッシ
ョン材を介し、かつ通風が良くなるように取り付けられる。これにより、光源ラ
ンプに対する振動を吸収し、かつそのランプから発生する熱を効率よく消散させ
られるようになっている。 【００７７】 上記のごとく構成された可変表示装置４は、前記特定入賞口７および８への入
賞球を検出する前記スタートスイッチＳＷ１（図３）によって起動（トリガー）
される。可変表示装置４が起動されると、その内部に配設されている上記可変表
示部材４７，４８の４つの表示器ＬＥＤＡ，ＬＥＤＢ，ＬＥＤＣ，ＬＥＤＤの表
示内容が静止状態から変動状態に変化させられる。そして、各表示器ＬＥＤＡ，
ＬＥＤＢ，ＬＥＤＣ，ＬＥＤＤごとに、その表示数字が０，１，２，３，‥‥９
，０，１，２，‥‥のごとく規則的に変化（更新）するようになる。この変動表
示の状態にて、前記ストップスイッチＳＷ２（図２）からの停止信号を受けると
、あるいは変動状態になってからある程度の時間が経過すると、各表示器ＬＥＤ
Ａ，ＬＥＤＢ，ＬＥＤＣ，ＬＥＤＤごとの表示数字の変化が一定間隔おいて順番
に停止されて行く。そして、変動状態から静止状態に復帰する。この表示の変化
が停止したときの各表示器ＬＥＤＡ，ＬＥＤＢ，ＬＥＤＣ，ＬＥＤＤに出現した
４つの数字が特定の組合せ（出目）になっていると、これによって特別の利益を
与える特定態様が発生される。この実施例では、例えば、可変表示部材４７のす
べての数字が「１」，「３」，「５」，「７」または「９」に揃った場合、つま
りそれらの数字の揃目（ゾロメ）が出ると、「大当たり」と称する第１の特定態
様とする。また、可変表示部材４７，４８の４つの数字のうち任意の３つが「１
」，「３」，「５」，「７」または「９」の揃目（ゾロメ）になった場合に、「
中当 たり」と称する第２の特定態様とするようになっている。それ以外の出目では特
定態様は発生しない。 【００７８】 他方、可変表示装置４の両側部の大当たり表示用照明手段２７は、上記可変表
示部材４７，４８の表示が変化している間、点滅駆動される。さらに、表示部材
４７，４８の表示変化が停止した時点で「大当たり」もしくは「中当たり」の状
態が発生すると、その点滅速度が速くなるように制御される。 【００７９】 また、可変表示装置４の下部の記憶表示ランプＬＥＤ１〜ＬＥＤ４は、上記可
変表示部の保留数だけ点灯するように制御される。 【００８０】 図６から図９までは、図２および図３に示した特別変動入賞装置５の詳細な構
成例を示す。 【００８１】 同図に示す特別変動入賞装置５は、先ず、遊技盤１に取り付けるための取付基
板５０を有する。この取付基板５０は、その周縁部に配設された取付孔５４など
を利用することにより遊技盤１に取り付けられるようになっている。 【００８２】 この取付基板５０の中央には、図７に示すように、横方向に細長い開口部５０
ａが形成されている。この開口部５０ａのすぐ下には窓部５０ｂが形成されてい
る。また、この開口部５０ａには、図６に示すように、開閉可能な扉状の特別変
動入賞受口５１が収納されるようになっている。 【００８３】 また、上記取付基板５０の背後には、図６から図８に示すように、裏板５２が
取り付けられる。この裏板５２は上記開口部５０ａを裏側から覆うように取り付
けられる。この裏板５２には、図８に示すように、上記開口部５０ａの中心部に
対応する開口窓５２ｂが打ち抜かれている。 【００８４】 さらに、上記取付基板５０の裏側には、図６〜図８に示すように、包囲枠５４ が一体に形成されている。この包囲枠５４は、図８に示すように、上記開口部５
０ａの上縁から上記窓部５０ｂの左右両側縁に沿って形成されている。そして、
この包囲枠５４の後端に上記裏板５２がネジ５５によって固定されるようになっ
ている。また、その包囲枠５４の両側部にはそれぞれ、図８に示すように、入賞
球誘導樋５４ａが形成されている。この入賞球誘導樋５４ａは、取付基板５０の
前面の一対の入賞装置５３に対応する位置に形成される。そして、その入賞口５
３ａに入賞した打球を遊技盤の背後へ誘導するように作用する。 【００８５】 さらに、上記取付基板５０の左右両側部にはそれぞれ、入賞装置５３が分離可
能に装着されている。各入賞装置５３にはそれぞれ、第６，図７に示すように、
回動部材７０および照明手段５３ｂが設けられている。また、その入賞装置５３
には、その上端部に上向きに開口する入賞口５３ａが各々設けられている。この
入賞口５３ａは、前述したように、一般入賞口をなす。 【００８６】 さらに、上記取付基板５０には、図８に示すように、上記一対の入賞装置５３
に対応する位置に貫通孔５０ｅがそれぞれ形成されている。この貫通孔５０ｅに
は、上記照明手段５３ｂの光源となる照明ランプ２８が挿入される。この証明ラ
ンプ２８は、そのソケットを介して基板２８ａに実装・固定された状態でもって
、取付基板５０裏面のボス部５０ｆに取付・固定される。その取付・固定は、基
板２８ａの取付用孔２８ｂおよびネジ２８ｃを利用して行なわれる。 【００８７】 ここで、上記特別変動入賞受口５１は、前記可変表示装置４の特定態様に応動
して開閉動作させられるものであって、図８に示すように、その両端の支軸５１
ｂによって前後方向に開閉可能に取り付けられている。この特別変動入賞受口５
１が開くと、図７に示すように、一般入賞口よりもはるかに広幅の特別変動入賞
口８０が臨時に開設されるようになる。この特別変動入賞口８０内には、所定数
の賞品球が払だされるだけの普通の入賞利益だけをもたらす普通入賞口８２とと
もに、前述した特定態様の継続・延長の権利がもたらされる継続入賞口８１が形
成されるようになっている。 【００８８】 また、上記特別変動入賞受口５１の一側（図７では右側）には作動片５１ａが
形成されている。この作動片５１ａの端部は、上記裏板５２に形成された長孔５
２ａからその裏板５２の裏面側へ突出させられている。そして、伝達部材６５を
介して後述する電磁ソレノイドに係合させられるようになっている。これにより
、上記特別変動入賞受口５１は、その作動片５１ａを介して開閉駆動されるよう
になっている。 【００８９】 図６は、上記特別変動入賞受口５１が後方に起き上がることによって特別変動
入賞口を閉じた状態を示す。図７は、その扉状の特別変動入賞受口５１が前方に
倒れることによって特別変動入賞口を開いた状態を示す。 【００９０】 他方、上記取付基板５０の裏側には、窓部５０ｂの下縁に沿って略Ｌ字状をな
す一対の入賞球誘導部材５６ａ，５６ｂが形成されている。この一対の入賞球誘
導部材５６ａ，５６ｂの各先端は、約球一つ分の間隔をおいて互いに対向させら
れている。さらに、その一方の入賞球誘導部材５６ａの先端には係合凹部５７ａ
が形成されている。これとともに、他方の入賞球誘導部材５６ｂの基端側の下に
は係合部５７ｂが形成されている。この係合部５７ｂと上記係合凹部５７ａによ
って、特別変動入賞口８０への入賞球数を検出・計数するための検出器ＳＷ４が
、装着・保持されるようになっている。この検出器ＳＷ４は、いわゆる１０カウ
ント検出器と呼ばれるものであって、ここでは非接触型近接スイッチが使用され
ている。この１０カウント検出器ＳＷ４は、その先端の検出部３１ａが上記誘導
部材５６ａと５６ｂの両先端の間隔内に臨むように装着されている。これにより
、この検出器ＳＷ４は、上記誘導部材５６ａと５６ｂによって誘導された入賞球
を１個ずつ検出することができるようになっている。 【００９１】 また、図７に示すように、上記特別変動入賞口８０内には整理室５８が形成さ
れるようになっている。この整理室５８は、その上下左右が上記包囲枠５４（図
８）によって、その下側が入賞球誘導部材５６ａ，５６ｂ（図８）によってそれ ぞれ囲まれる。この整理室５８に入った入賞球は、図８に示すように、入賞球誘
導部材５６ａ，５６ｂの作用によって整列・誘導され１個ずつ１０カウント検出
器ＳＷ４の検出部３１ａを通過して流下させられるようになっている。その検出
器３１ａを通過して入賞球は、図８に示す円弧状の方向規制部５０ｄによって一
側方（図８では右側）へ誘導されるようになっている。この円弧状の方向規制部
５０ｄは、図８に示すように、取付基板５０の裏面の下部に一体的に形成されて
いる。 【００９２】 ここで、上記裏板５２の前面には、図７に示すように、その中央に形成された
窓５２ｂの両側縁に一対の案内板５２ｃが形成されている。この案内板５２ｃに
よって、上記整理室５８の上部が前述した継続入賞口８１と普通入賞口８２とに
区画・分離されている。 【００９３】 さらに、上記裏板５２の背面には、図８に示すように、その背面の開口窓５２
ｂの上端に沿って支持突起５２ｄが形成されている。この支持突起５２ｄには、
ピン５９を介して、感知片６０が揺動可能な状態で垂下されている。この感知片
６０は、揺動可能に垂下されながら、上記開口窓５２ｂ内から図７に示す継続入
賞口８１内に出入りするように付勢されている。これにより、その継続入賞口８
１（図７）に入賞した打球は、図７と図８に跨がって示すように、一対の案内板
５２ｃに案内され、後方の開口窓５２ｂから前方へ突出している上記感知片６０
を後方へ回動させてから、下方の１０カウント検出器ＳＷ４の検出部３１ａへ向
って流下し、そこで上記普通入賞口８２に入賞した打球とともに一個ずつ検出さ
れて計数されるようになっている。 【００９４】 上記感知片６０は、図８に示すように、マイクロスイッチからなる継続条件検
出スイッチＳＷ３のアクチェータ３２ａの弾力によって、開口窓５２ｂより前方
へ突出するように弱く弾性付勢されるようになっている。この継続条件検出スイ
ッチＳＷ３は上記継続入賞口８１に入賞した打球を検出するためのものであって
、Ｌ字型の取付部材６１を介して裏板５２に取り付けられる。 【００９５】 上記継続条件検出スイッチＳＷ３は、そのアクチェータ３２ａが感知片６０の
背面に膨出された押圧部６０ａに当接するように位置決めされる。感知片６０の
上端には、上記ピン５９が挿通されるピン孔６０ｂと、感知片６０の回動範囲を
規制すべく後方へ突出するストッパ部６０ｃとが形成されている。また、上記支
持突起５２ｄに係合された感知片６０の支持ピン５９は、押さえ部材６２に一体
に形成された回動規制部６２ａを支持突起５２ｄに固定することによって抜け止
めされる。また、この押え部材６２の一側のスリット部６２ｄには、上記継続条
件成立表示部２９が挿入されるようになっている。この継続条件成立表示部２９
は、押え部材６２のボス部６２ｃに固定される保護部材６３によって保持および
保護されるようになっている。 【００９６】 継続入賞口に入賞した打球は、上記開口窓５２ｄから上記感知片６０を押し退
けながら通過する。この通過の際に、継続条件検出スイッチＳＷ３が作動させら
れて、１球ごとに検出信号が発せられる。この後、普通入賞口８２に入賞した打
球とともに、上記カウント検出器ＳＷ４の検出部３１ａへ誘導されて一個ずつ検
出されるようになってる。 また、図８に示すように、上記裏板５２には継続条
件成立表示部２９が取り付けられる。この継続条件成立表示部２９は上記開口窓
５２ｂ内に臨むように配置される。この継続条件成立表示部２９は、上記継続条
件検出スイッチＳＷ３からの検出信号に応じて点灯駆動されるようになっている
。これによって、遊技者は前述した特定態様の継続・延長の権利が付与される特
別条件の成立を知ることができる。 【００９７】 さらに、図８および図９に示すように、上記裏板５２の背面の長孔５２ａの両
側には、一対のボス部５２ｆが形成されている。このボス５２ｆには、図９に示
すように、取付片６４によって、伝達部材６５の支軸６５ａが上下回動可能に軸
支されている。伝達部材６５は「へ」字状をしている。その先端部は上記長孔５
２ａより前方へ突出させられている。さらに、その伝達部材６５の先端は、作動
片５１ｃの後端上面に当接されるようになっている。この作動片５１ｃは上記特 別変動入賞受口５１（図７）に形成されたものである。また、伝達部材６５の上
端には、電磁ソレノイドＳＯＬのプランジャ６６ａの作動端が当接されている。
この電磁ソレノイドＳＯＬは特別変動入賞装置５の駆動源をなす。 【００９８】 図９において、電磁ソレノイドＳＯＬが非駆動状態にある定常時には、その復
帰バネ６６ｂによってプランジャ６６ａが押し下げられ、これによって伝達部材
６５が下方へ押圧される。すると、図９中に点線で想像するようにね作動片５１
ｃの後端側が押し下げられて特別変動入賞受口５１が閉じられる。これにより、
開口部５０ａは閉塞され、従って特別変動入賞口８０も閉じている。 【００９９】 他方、電磁ソレノイドＳＯＬが前記可変表示装置４における特定態様の発生あ
るいは上記継続の権利によって通電駆動されると、プランジャ６６ａが上昇駆動
される。このため、伝達部材６５の押圧力が解除され、特別変動入賞受口５１が
その自重で前方へ倒れるようになる。これにより、開口部５０ａが大きく開かれ
て、特別変動入賞口８０が臨時に開設されるようになる。 【０１００】 以上のようにして、特別変動入賞装置５は、可変表示装置４における特定態様
の発生および上記継続の権利に応じて、電気的に開閉操作されるようになってい
る。 【０１０１】 次に、この発明が適用されているパチンコ遊技機の制御部分の一実施例を示す
。図１０はこの発明に係るパチンコ遊技機の制御装置１００の全体的なハードウ
ェア構成を示す。 【０１０２】 図１１はそのリセットパルスφｔの波形およびＣＰＵ２１０の動作状態をタイ
ミングチャートによって示す。図１２は上記リセットパルスφｔを発生する手段
を示す。図１３は上記制御装置２００のＩ／Ｏユニット２４０付近の詳細を示す
。図１４はそのＩ／Ｏユニット２４０内の音階発生手段２６０の構成を示す。 【０１０３】 先ず、図１０において、前述したパチンコ遊技機３００の制御装置２００は、
半導体集積回路装置化されたプログラム格納式のＣＰＵ（中央処理装置：マイク
ロ・コンピュータ）２１０を用いて構成されている。 【０１０４】 すなわち、図１０に示す制御装置２００は、ＣＰＵ２１０，ＲＯＭ（読出し専
用記憶装置）２２０，ＲＡＭ（ランダム・アクセス・メモリ）２３０，アドレス
デコーダ２４０，Ｉ／Ｏ(入出力)ユニット２５０，クロック信号発生手段２８０
，リセット信号発生手段２９０，アドレスバスＬＡ，データバスＬＤ、および論
理ゲートＧ１などによって構成されている。 【０１０５】 ＣＰＵ２１０には、８ビットタイプのもの（型番：Ｚ８０）が使用されている
。このＣＰＵ２１０は、アドレス端子（Ａ0〜Ａ15）、データ端子（Ｄ0〜Ｄ7）
、読出制御端子ＲＤ、書込制御端子ＷＲ、クロック端子ＣＫ、およびリセット端
子Ｒなどの機能端子を有する。これらのほかの重要な機能端子としては割込入力
端子（図示省略）がある。しかしここでは、その割込端子は使用されていない。
その代わりに、リセット端子Ｒが使用されるようになっている。リセット端子Ｒ
の使い方については後述する。なお、ここで使われているＣＰＵ２１０（Ｚ８０
）は、１６本のアドレス端子（Ａ0〜Ａ15）によって６４ｋバイトのアドレス空
間を有する。しかし、ここで使われるのはその中のわずか２ｋバイト程度である
。 【０１０６】 ＲＯＭ２２０は、上記ＣＰＵ２１０が実行するプログラムおよび固定データを
記憶する。このＲＯＭ２２０には記憶容量２ｋバイトのものが使用されている。
この２ｋバイトという容量はＣＰＵ２１０（Ｚ８０）のアドレス空間６４ｋバイ
トに比べると、非常に小さな容量である。 【０１０７】 ＲＡＭ２３０は、上記ＣＰＵ２１０の作業領域（ワークエリア）および可変デ
ータの記憶領域を提供する。このＲＡＭ２３０にはスタチック型のものが使用さ
れている。その記憶容量は非常に小さく押えられ、わずか１２８バイトにすぎな
い。この場合、１２８バイトのＲＡＭは入手が困難であるため、現実には１ｋバ イトのＲＡＭを使用している。この１ｋバイトのＲＡＭの上位アドレス端子を電
源電位側に固定して殺すことにより、実際に使用可能な記憶容量を１２８バイト
に押さえている。 【０１０８】 上述のように、ＲＯＭ２２０およびＲＡＭ２３０の各記憶容量はそれぞれ、非
常に小さく押さえられている。これにより、いわゆるバグ（虫）と呼ばれるソフ
トエラーの発生の恐れを確実に排除することができるようになるとともに、ＣＰ
Ｕの暴走や無限ループへの飛び込みなどといったような誤動作が発生する余地を
大幅に少なくすることができるようになる。これによって、電気的かつ物理的に
苛酷な使用環境下でも、非常に高い信頼性が得られるようになる。 【０１０９】 さらに、ＲＯＭ２２０およびＲＡＭ２３０の各記憶容量を極力小さくすること
により、プログラムの追加記入などによる改造が困難になる。仮に改造が行われ
たとしても、記憶容量が小さいために、その発見およびチェックは容易である。
これによって、不正な改造によるパチンコ遊技機の悪用を防止することができる
、という効果も併せて得られるようになる。 【０１１０】 アドレスデコーダ２４０は、ＣＰＵ２１０から発せられるアドレスデータ（Ａ
0〜Ａ11）をデコードして多数の択一的な選択信号Ｓ１〜Ｓ９を作成する。その
デコードの動作は、読出制御信号（ＲＤ）あるいは書込制御信号（ＷＤ）いずれ
か一方が能動化されることによって行なわれる。この２つの制御信号（ＲＤ／Ｗ
Ｄ）はＣＰＵ２１０から発せられる。両信号（ＲＤ／ＷＤ）は論理ゲートＧ１に
よって互いの論理和がとられる。この論理和がアドレスデコーダ２４０の制御信
号となる。 【０１１１】 アドレスデコーダ２４０から出力される選択信号Ｓ１〜Ｓ９の一部（Ｓ８，Ｓ
９）は、上記ＲＯＭ２２０およびＲＡＭ２３０のチップセレクト信号として使用
される。また、他の選択信号Ｓ１〜Ｓ７は、後述するＩ／Ｏユニット２５０内の
入出力回路を制御するのに使用される。つまり、ここでは入出力チャンネルをア ドレス空間に配置する、いわゆるメモリマップドＩ／Ｏ方式が採られている。こ
のメモリマップドＩ／Ｏ方式を採ることによって、入出力チャンネルを開いたり
閉じたりする複雑な手続き処理を行なわなくても、特定アドレスをアクセスする
だけの単純な処理だけでもって、任意の入出力回路から入出力動作を行わせるよ
うになっている。 【０１１２】 なお、メモリマップドＩ／Ｏ方式は、アドレス空間の一部がＩ／Ｏ領域によっ
て占領されて狭くなるといったような問題があったため、一般のマイクロ・コン
ピュータシステムでの採用は困難であった。しかし、この実施例の制御装置２０
０では、上述したように、ＲＯＭ２２０およびＲＡＭ２３０のそれぞれの記憶容
量が非常に少ないので、上記問題は全く考慮しなくてすむようになっている。 【０１１３】 Ｉ／Ｏユニット２５０は、制御装置２００とパチンコ遊技機本体３００との間
のインターフェイス（Ｉ／Ｆ）部をなす。このＩ／Ｏユニット２５０には、後述
するように、多数の入出力回路が設けられている。各入出力回路の動作は、上記
選択信号Ｓ１〜Ｓ７によって個々に制御される。入出力回路の個々の構成につい
ては後述するが、例えばデコーダ、ラッチ回路、ドライバ、バッファゲート、ア
ンプ（増幅器）などが使用される。 【０１１４】 クロック発生手段２８０は、周波数基準に水晶振動子Ｘｔａｌ（４ＭＨｚ）を
用いることにより、例えば２ＭＨｚの高精度クロックパルスφｋを発生する。こ
のクロックパルスφｋは上記ＣＰＵ２１０のクロック端子ＣＫに与えられる。 【０１１５】 リセット信号発生手段２９０は、上記クロックパルスφｋから一定周期のリセ
ットパルスφｔを発生する。このリセットパルスφｔは上記ＣＰＵ２１０のリセ
ット端子Ｒに与えられる。このリセット信号発生手段２９０はカウンタなどによ
って簡単かつ小規模に構成される。 【０１１６】 この場合、そのリセットパルスφｔは、そのデューティ幅すなわちパルス幅が
、 上記ＣＰＵ２１０を確実にリセットさせることができる長さを持たされている。
また、そのパルス発生間隔すなわち周期は、上記ＣＰＵ２１０がＲＯＭに記憶さ
れたプログラム命令を一通り実行する処理時間よりも確実に長くなるように設定
されている。 【０１１７】 図１１はそのリセットパルスφｔの波形および上記ＣＰＵ２１０の動作状態を
互いに時間対応させて示す。 【０１１８】 図１１に示すリセットパルスφｔは、１５μｓのパルス幅と３ｍｓの周期をも
っている。この１５μｓのパルス幅は、上記ＣＰＵ２１０を確実にリセットさせ
るのに十分な時間である。また、３ｍｓの周期は、ＣＰＵ２１０が上記ＲＯＭ２
２０に格納された命令を一通り実行するのに十分な時間である。 【０１１９】 また、図１１に上記リセットパルスφｔと時間対応させて示すように、上記Ｃ
ＰＵ２１０は、上記ＲＯＭ２２０に書き込まれた一連のプログラム命令を一通り
実行し終わるごとに完全な初期状態に強制的にリセットされるようになっている
。これにより、仮にＣＰＵ２１０が暴走や無限ループへの飛込みといったような
誤動作に陥ることがあったとしても、３ｍｓごとのリセットによって、ただちに
正常な動作状態に自動復帰させられる。この結果、ＣＰＵによる制御系において
もっとも恐れられていた暴走や無限ループへの飛込みなどの最悪の状態が、確実
に回避されるようになる。つまり、ここでは一種のフェイルセーフが働き、少な
くともＣＰＵ２１０の正常な動作状態だけは確実に維持されるようになっている
。このようにして、パチンコ遊技機として必要な信頼性が確保されるようになっ
ている。 【０１２０】 さらに、上記ＣＰＵ２１０のリセット間隔が一定の周期になっているので、そ
のリセット回数をＲＡＭ２３０に記憶させることによって、いわゆるソフトタイ
マーの機能を簡単に構成することができるようになっている。さらに、そのリセ
ットの間隔が例えば３ｍｓといったように比較的長い時間なので、例えば数秒か ら数十秒といった比較的長いタイマー時間も１バイトあるいは２バイト程度のわ
ずかな記憶領域を割り当てるだけでもって、非常に簡単かつ簡潔に構成すること
ができる。 例えば、上記リセット間隔が３ｍｓの場合、ＲＡＭ領域の１バイト
をタイマー領域に割り当てることにより、３ｍｓから０．７６８秒までのタイマ
ー時間を得ることができる（３ｍｓ×２５６＝７６８ｍｓ＝０．７６８秒）。さ
らに２バイトを割り当てると、３ｍｓから１９６．６０８秒までのタイマー時間
を得ることができる（３ｍｓ×２５６×２５６＝１９６６０８ｍｓ＝１９６．６
０８秒）。 【０１２１】 これにより、例えばＲＡＭ領域がわずか１２８バイトしかなくても、パチンコ
遊技機本体３００内の各種機能を個々に制御するのに必要な多数のタイマー機能
を簡単に構成することができるようになっている。ちなみに、前述した特別変動
入賞装置５（図２，図６〜図９）の動作を制御するのに必要な数秒から数十秒と
いった比較的長いタイマー時間も、わずか２バイトのＲＡＭ領域で得ることがで
きる。 【０１２２】 なお、図１１において、プログラム命令が一通り実行されてから次のリセット
までの間は、ホールト状態（待機状態）を保っている。このホールト状態は、プ
ログラムの最後にホールト命令を実行することにより設定されるようになってい
る。つまり、上記プログラムの最後は、ホールト命令で終っている。 【０１２３】 図１２は上記リセットパルスφｔを発生するリセットパルス発生手段２９０（
図１０）の構成例を示す。同図に示すように、リセットパルス発生手段２９０は
予備分周回路２９１，カウンタ２９２、および論理ゲート（ＡＮＤゲート）Ｇ２
によって簡単に構成することができる。同図において、Ｃｉｎはカウント入力、
Ｃｏｕｔはカウントアップ出力をそれぞれ示す。 【０１２４】 以上のような構成により、パチンコ遊技機としての信頼性を確保するとともに
、そのパチンコ遊技機の動作を制御するのに必要な多種の機能を構成することが
で きるようになっている。 【０１２５】 次に、上記Ｉ／Ｏユニット２５０付近の構成を説明する。 【０１２６】 上記Ｉ／Ｏユニット２５０は、図１３に示すように、入出力回路として、バッ
ファゲート２５１，ラッチ回路２５２〜２５６が設けられている。これらの入出
力回路（２５１〜２５６）動作は上述した選択信号Ｓ１〜Ｓ６によって制御され
る。また、各入出力回路（２５１〜２５６）はデータバスＬＤを介して上記ＣＰ
Ｕ２１０(図１０)と接続されている。パチンコ遊技機本体３００側と制御装置２
００側との間でやりとりされるデータは、そのデータバスＬＤに載せられるよう
になっている。さらに、上記入出力回路（２５１〜２５６）のほかに、音階発生
手段２５７が設けられている。この音階発生手段２５７の動作も上述した選択信
号Ｓ７によって制御される。 【０１２７】 上記入出力回路（２５１〜２５６）のうち、バッファゲート２５１は入力回路
をなす。このバッファゲート２５１は、パチンコ遊技機本体３００側に設けられ
た各種検出手段（ＳＷ１〜ＳＷ４など）からの検出信号を受け付け、制御装置２
００内のデータバスＬＤに載せる。この場合、検出手段としては、前述したスタ
ートスイッチＳＷ１，ストップスイッチＳＷ２，継続条件検出スイッチＳＷ３，
１０カウント検出器ＳＷ４がある（図３，図７）。 【０１２８】 また、上記入出力回路（２５１〜２５６）のうち、ラッチ回路２５２〜２５６
は出力回路をなす。さらに、その中のラッチ回路２５２と２５４はそれぞれデコ
ーダを備えている。これらのデコーダは、パチンコ遊技機本体３００側の発光ダ
イオード式セグメント型表示器ＬＥＤＡ〜ＬＥＤＥの各表示データをそれぞれデ
コードする。その表示データはデータバスＬＤを介してＣＰＵ２１０から与えら
れる。 【０１２９】 各出力回路（２５２〜２５６）の機能は次のとおりである。 【０１３０】 すなわち、ラッチ回路２５２と２５３は、前述した可変表示装置４（図２〜図
５）のセグメント型表示器ＬＥＤＡ〜ＬＥＤＤをダイナミック方式により表示駆
動する。その表示データはデータバスＬＤを介してＣＰＵから与えられる。なお
、各ラッチ回路２５２，２５３には、その出力の駆動力を増すためのドライバ２
６２，２６３がそれぞれ付属させられている。 【０１３１】 ラッチ回路２５４はセグメント型表示器ＬＥＤＥを表示駆動する。この表示器
ＬＥＤＥは、前述したように、「大当たり」の特定態様発生時における特別権利
の継続回数を表示するものである。その表示データはデータバスＬＤを介してＣ
ＰＵから与えられる。 【０１３２】 ラッチ回路２５５は、発光ダイオードによる記憶表示ランプＬＥＤ１〜ＬＥＤ
４を個々に点灯駆動する。その点灯の制御データはデータバスＬＤを介してＣＰ
Ｕから与えられる。この記憶表示ランプＬＥＤ１〜ＬＥＤ４は、前述したように
、特定入賞口７，８（図２，図３）に入賞した打球の保留数を表示することなど
に利用される。 【０１３３】 ラッチ回路２５６は、ドライバ２６６を介して、パチンコ遊技機本体３００側
の駆動源および表示手段を個々に駆動する。この場合の駆動源は、前述した特別
変動入賞装置５を開駆動する電磁ソレノイド６６（図９）などである。この場合
の表示手段は、前述した特別変動入賞装置５に取り付けられた継続条件成立表示
部２９（図３，図９）などである。 【０１３４】 また、音階発生手段２５７は所定の音階をもつ音源を発生する。発生された音
源は、アンプ２６７で増幅され、パチンコ遊技機本体３００側の効果音発生用の
スピーカＳＰに与えられる。この音源の音階は、ＣＰＵからデータバスＬＤを介
して与えられるデータによって設定されるようになっている。 【０１３５】 図１４はその音階発生手段２５７の構成を示す。 【０１３６】 同図に示すように、上記音階発生手段２５７は、音階設定データを保持するラ
ッチ回路２５６ａとプリセッタブルカウンタ２５６ｂによって構成される。 【０１３７】 ラッチ回路２５６ａは、データバスＬＤを介してＣＰＵから与えられる音階設
定データを保持する。このラッチ回路２５６ａは、上記選択信号Ｓ７が有効にな
ったときのデータバスＤＬのデータを読込んで保持する。その保持データはフリ
セッタブルカウンタ２５７ｂの計数内容にプリセットされる。 【０１３８】 プリセッタブルカウンタ２５６ｂは一種のダウンカウンタであって、上記クロ
ックパルスφｋによって１ずつ減進（デクリメント）される。その初期の計数内
容は上記ラッチ回路２５６ａによってプリセットされる。プリセットされた計数
内容が減進されて「０」になると、その度にラッチ回路２５６ａの保持データが
新たにプリセットされるようになっている。 【０１３９】 ここで、上記プリセッタブルカウンタ２５６ｂのキャリイ端子（カウント出力
端子）Ｃｒｒｙの出力状態は、その計数内容が「０」に減進されるごとに、その
論理レベルがＨ（高レベル）からＬ（低レベル）あるいはＬ(低レベル)からＨ（
高レベル）に交互に遷移する。これにより、上記キャリイ端子Ｃｒｒｙからは、
Ｈ（高レベル）とＬ（低レベル）の間を交互に遷移する信号が得られる。そして
、この信号が上述した音源として利用されるようになっている。この音源は、ア
ンプ２６７で増幅され、パチンコ遊技機本体３００側の効果音発生用のスピーカ
ＳＰに与えられる。このとき、その音源の音階は上記プリセット値によって決ま
る。また、プリセット値が小さいと、上述した遷移の周期が長くなって、音程が
低くなる。また、プリセット値が小さいと、上述した遷移の周期が短くなって、
音程が高くなる。 【０１４０】 そして、そのプリセット値は、上記ＣＰＵ２１０（図１０）によって任意に可 変設定することができる。これにより、制御装置２００は、パチンコ遊技機本体
３００にてファンファーレ音などの効果音を任意に発生させることができる。な
お、上記プリセッタブルカウンタ２５７ｂはアップカウンタであってもよい。 【０１４１】 次に、上述した制御装置２００のソフトウェア構成をその動作とともに説明す
る。 【０１４２】 図１５は上述した制御装置２００（図１０，図１１）の処理フローチャートの
全体を，図１６はその処理フローチャートの中の一部を拡大して示す。 【０１４３】 先ず、次の表１は、制御装置２００のＣＰＵ２１０（図１０）によってアクセ
スされるアドレス空間部の割り当て内容をメモリマップによって示す。なお、ア
ドレスの番地表示はＯ〜Ｆの１６進数で行なう。 【０１４４】 次表１において、ＣＰＵ２１０がアクセスするアドレスの範囲は、そのＣＰＵ
（Ｚ８０）２１０がもつ６４ｋバイトのアドレス空間（００００〜ＦＦＦＦ番地
）のうち００００〜４０００番地の間である。 【０１４５】 そのうち、００００〜０７ＦＦ番地までの２ｋバイトがＲＯＭ領域に割り当て
られている。また、０８００〜０８７Ｆ番地までの１２８バイトがＲＡＭ領域に
割り当てられいてる。そして、１０００，１８００，２０００，２８００，３０
００，３８００，４０００にそれぞれ１バイトずつＩ／Ｏ領域が割り当てられて
いる。この場合、各Ｉ／Ｏ領域の隙間は使用されていない。従って、ＣＰＵ２１
０が実質的にアクセスするアドレス空間のサイズ（大さき）は約２ｋバイトしか
ない。 【０１４６】 【表１】 【０１４７】 また、次の表２は、前記ＲＡＭ２３０（図１０）の可変記憶内容をメモリマッ
プによって示す。 【０１４８】 【表２】 【０１４９】 次に、上述してきた制御装置２００の動作を図１５および上記表１，２を参照
しながら説明する。 【０１５０】 図１５において、制御装置２００のＣＰＵ２１０は、前述したリセットパルス φｔ（図１０，図１１，図１２）によってハードウェア的に強制リセットされる
。このリセットによって、ＣＰＵは完全な初期状態から起動させられる。リセッ
トによる初期状態から起動されたＣＰＵは、先ずＲＯＭ２２０からアクセスを開
始して、そこに格納されたプログラム命令を順次読み込んで実行する。これによ
り、図１５に示す一連の処理が開始されるようになる。 【０１５１】 プログラム命令の実行が開始されると、最初にスタックポインタの設定を行な
う（Ｒ１）。続いて、バックアップ領域（０８３８〜０８４３番地）の先頭を示
すスタートデータと、その後尾を示すエンドデータが設定されているか否かチェ
ックする（Ｒ２−Ｒ３−Ｒ１４−Ｒ１５）。 【０１５２】 ここで、制御装置２００がコールドスタート（電源投入による起動）された後
の最初の動作では、プログラムの初期設定が行なわれる（Ｒ１７）。この初期設
定では、例えばＩ／Ｏ領域に記憶される出力データや計数データなどのすべての
可変データが初期化される。この後、上記スタートデータとエンドデータの設定
（書込）を行う（Ｒ１１）。このスタートデータとエンドデータには、ＲＡＭ２
３０の記憶エラーなどを確実に反映させられるような値、例えばＡ５（２進数で
は１０１００１０１）などの値が使用される。さらに、初期化されたデータをバ
ックアップ領域に転写した後、ホールト命令を実行して処理の実行をＣＰＵ自ら
停止させる（Ｒ１２−Ｒ１３）。そして、次のリセットパルスφｔによるリセッ
トを持つ。 【０１５３】 以上のようにして制御装置２００の動作状態が初期化される。 【０１５４】 この制御装置２００の初期化が行われた後、ＣＰＵは、リセットパルスφｔが
発せられるごとに、主ルーチンＲ１〜Ｒ１３を順次実行するようになる。この主
ルーチンでは、図１５に示すように、次のような処理が実行される。 【０１５５】 Ｒ１：スタックポインタを設定する。 【０１５６】 Ｒ２，Ｒ３：バックアップ領域のエンドデータをチェックする。 【０１５７】 Ｒ４：スタートスイッチＳＷ１、ストップスイッチＳＷ２、継続条件検出スイ
ッチＳＷ３、１０カウント検出器ＳＷ４の立ち上がりをそれぞれ検出する入力処
理を行なう。これは、前回の検出信号と今回の各状態を参照することにより行な
われる。前回の検出信号の状態はバッファ領域に記憶される。この記憶状態は常
に新しく更新されるようになっている。 【０１５８】 Ｒ５：スタートスイッチＳＷ１の作動回数を記憶処理する。前述した可変表示
装置４（図２〜図７）は、スタートスイッチＳＷ１の特定入賞球検出動作によっ
て起動される。この処理ルーチンでは、その起動された可変表示装置４の可変表
示動作が停止するまでの間に入賞した球の数すなわちスタートスイッチＳＷ１の
作動回数を記憶する。この作動回数の記憶があると、つまりその記憶値が１以上
になっていると、可変表示装置４は、その可変表示動作が一通り完了した後に再
度起動される。そして、可変表示装置４が再起動されると、これに伴って上記記
憶値が１ずつ減進（デクリメント）されるようになっている。つまり、この処理
ルーチンでは、前記特定入賞口７，８（図２，図３）への入賞により生じたゲー
ム開始の権利を保全する処理を行なう。 【０１５９】 Ｒ６：１０カウント検出器ＳＷ４の不正チェック処理を行なう。１０カウント
検出器ＳＷ４の機能が、その接続や配線が切断あるいは短絡などによって損なわ
れているか否かを、その検出器ＳＷ４からの入力状態に基づいて論理判断する。 【０１６０】 Ｒ７：ＲＡＭ領域に記憶されている各種タイマーのタイマー値を更新する。 【０１６１】 Ｒ８：音階発生手段２５７の動作パラメータ（音階データ）を設定する。この
処理ルーチンでは、ファンファーレなどの効果音を発生するための音階設定デー
タを出力する処理が行なわれる。 【０１６２】 Ｒ９：各種表示手段および電磁ソレノイドなどの制御処理を行なう。この処理
ルーチンでは、前述した大当たり表示用照明手段２７や継続条件成立表示部２９
（図３，図８）の点滅制御、および前述した特別変動入賞装置５における電磁ソ
レノイドＳＯＬ（図９）の駆動制御が行なわれる。 【０１６３】 Ｒ１０：入賞に関する各種の判定および制御の処理を行なう。ここでは、前記
可変表示装置４の動作制御、および「大当たり」や「中当たり」などの特定態様
の発生に関連する一連の処理が行われる。このルーチンＲ１０の詳細な内容は図
１６に示す。 【０１６４】 Ｒ１１：上述したバックアップ領域の先頭と後尾を示すスタートデータとエン
ドデータの設定（書込）処理を行なう。 【０１６５】 Ｒ１２：出力データなどの可変データをバックアップ領域に転写する処理を行
う。 【０１６６】 上述した主ルーチンＲ１〜Ｒ１２が一通り実行されると、最後の処理ルーチン
Ｒ１３にて、ホールト命令が実行される。これにより、その処理の続行を停止す
る待機状態に自ら入る。 【０１６７】 また、上述した主ルーチンＲ１〜Ｒ１２の実行に際して、なんらかの異常によ
って上記エンドデータにエラーが生じると、そのエンドデータをチェックするル
ーチンＲ２−Ｒ３から上記スタートルーチンをチェックするルーチンＲ１４−Ｒ
１５への分岐が行われるようになっている。そして、その分岐したルーチンＲ１
４−Ｒ１５にてスタートデータにもエラーが生じていると、プログラムを初期設
定するルーチンＲ１７が再実行されて、制御装置２００の状態がコールドスター
ト直後の状態に引き戻されるようになる。このようにして、異常発生の際の制御
装置２００の制御状態を安全な方向へ誘導するフェイルセーフが行われるように なっている。他方、エラーがエンドデータだけに生じていて、スタートデータに
は異常がなかった場合にはルーチンＲ１６が実行され、バックアップされていた
データがＣＰＵの主作業領域０８００〜０８０Ａに再転写されるようになる。こ
れにより、エラーの程度が軽い場合には、制御の途中状態を保存しつつ正常な動
作への自動復帰を行わせることができるようになっている。 【０１６８】 図１６は上記入賞処理ルーチンＲ１０の詳細なフローチャートを示す。 同図
に示すように、この入賞処理ルーチンＲ１０はＲ１０１〜Ｒ１２２のサブルーチ
ンからなり、特定の入賞に関連する処理すなわち前記可変表示装置４の動作制御
および前記特定態様の発生に関連する一連の制御を番号１から番号８までの処理
番号によって実行するようになっている。つまり、上述したスタートスイッチＳ
Ｗ１，ストップスイッチＳＷ２，継続条件検出スイッチＳＷ３，１０カウント検
出器ＳＷ４の各検出状態に基づいて処理番号を設定する。そして、その設定され
た処理番号に対応して用意されたサブルーチンを選択的に実行することによって
、前述したパチンコ遊技機における特定の入賞関連処理動作を行わせることがで
きるようになっている。 【０１６９】 ここでは、その処理番号が、Ｎｏ．０からＮｏ．８までのいずれかに設定され
るようになっている。この場合、処理Ｎｏ．０では、Ｎ０．１〜Ｎｏ．８の動作
開始条件が成立するか否かのチェックだけが行われ、特定の入賞に関連する処理
は行われない。特定の入賞に関連する処理はＮｏ．１からＮｏ．８までのいずれ
かの処理番号が設定された場合に行われる。Ｎｏ．１からＮｏ．８までの各処理
番号に対応して、次のサブルーチンＲ１１１〜Ｒ１１８が用意されている。 【０１７０】 すなわち、処理番号がＮｏ．１に設定された場合にはルーチンＲ１１１が実行
される。このルーチンＲ１１１では、前記スタートスイッチＳＷ１の検出に基づ
いて前記可変表示装置４を起動させる処理が行われる。この処理の実行後は次の
処理番号Ｎｏ．２が設定される。 【０１７１】 処理番号がＮｏ．２に設定された場合にはルーチンＲ１１２が実行される。こ
のルーチンＲ１１２では、前記ストップスイッチＳＷ２の検出に基づいて前記可
変表示装置４の動作を段階的に停止させる処理が行われる。このとき、その表示
動作の停止するまでの時間の中にランダムに設定された時間を部分的に挿入する
処理が行われる。これにより、その動作停止後の表示内容をランダム化するよう
にしている。この処理の実行後は次の処理番号Ｎｏ．３が設定される。 【０１７２】 処理番号がＮｏ．３に設定された場合にはルーチンＲ１１３が実行される。こ
のルーチンＲ１１３では、前記可変表示装置４の停止結果に基づいて特定態様発
生の有無を判定する処理が行われる。その判定は停止した表示内容に基づいて行
われる。「大当たり」の特定態様が判定された場合には処理番号Ｎｏ．５が設定
される。また、「中当たり」の特定態様が判定された場合には、処理番号Ｎｏ．
６が設定される。それ以外のハズレの場合には処理番号Ｎｏ．０が設定される。 【０１７３】 処理番号がＮｏ．４に設定された場合にはルーチンＲ１１４が実行される。こ
のルーチンＲ１１４では、「大当たり」の特定態様が発生した場合の制御処理、
例えば前記特別変動入賞装置５を開駆動する制御を行う。また、タイマー処理も
併せて行われ、これにより上記開駆動の時間が比較的長い所定時間（約３０秒）
以内に制限される。さらに、関連する表示手段の点滅駆動処理も行われる。この
ルーチンＲ１１４の実行後は、継続の有無を判定するために、処理番号Ｎｏ．７
が設定される。 【０１７４】 処理番号がＮｏ．５に設定された場合にはルーチンＲ１１５が設定される。こ
のルーチンＲ１１５では、前記音階発生手段２５７の動作パラメータを設定する
ことにより、「大当たり」の特定態様発生に伴うファンファーレ音の発生処理を
行う。このルーチンＲ１１５の実行後には処理番号Ｎｏ．４が設定される。 【０１７５】 処理番号がＮｏ．６に設定された場合にはルーチンＲ１１６が実行される。こ
のルーチンＲ１１６では、「中当たり」の特定態様が発生した場合の制御処理、 例えば前記特別変動入賞装置５を開駆動する制御を行う。また、タイマー処理も
併せて行われ、これにより上記開駆動の時間が比較的長い所定時間（約６秒）以
内に制限される。さらに、関連する表示手段の点滅駆動処理も行われる。上記所
定時間経過後に処理番号Ｎｏ．０が設定される。 【０１７６】 処理番号がＮｏ．７に設定された場合にはルーチンＲ１１７が実行される。こ
のルーチンＲ１１７では、前記継続条件検出スイッチＳＷ３の検出に基づいて前
記特別変動入賞装置５の再駆動処理を行う。この処理は「大当たり」の特定態様
が発生したときに実行される。このルーチンＲ１１７の実行後には次の処理番号
Ｎｏ．８が設定される。 処理番号がＮｏ．８に設定された場合にはルーチンＲ
１１８が実行される。このルーチンＲ１１８では、「大当たり」あるいは「中当
たり」の状態が終了した後の処理を行う。「中当たり」の動作が終了した場合に
は、１秒程度の遅延時間を置いて処理番号をＮｏ．０に設定する。また、「大当
たり」の動作が終了した場合には、３秒程度の遅延時間を置き、その間に「大当
たり」状態の継続条件の成立が確認されれば処理番号をＮｏ．４に設定する。そ
の継続条件の成立がなければ処理番号Ｎｏ．０を設定する。 【０１７７】 ここで、上述した一連の入賞関連処理は処理番号Ｎｏ．１の設定によって開始
されるようになっている。このＮｏ．１の処理番号は、上記スタートスイッチＳ
Ｗ１のオン（ＯＮ）への作動回数の記憶がある場合に設定されるようになってい
る（ルーチンＲ１０９，Ｒ１２０）。 【０１７８】 以上のようにして、処理番号を更新しながら、前記可変表示装置４の動作制御
および特定態様の発生に伴う入賞関係の処理が行われる。 【０１７９】 図１７は、上述した制御装置２００において構成される可変表示制御部分の構
成を示す。同図に示す制御部分は、前述した可変表示装置の可変表示動作および
その起動と停止の動作を制御する部分である。この制御部分には、上述したマイ
クロ・コンピュータによってソフトウェア的に構成される。 【０１８０】 図１７に示す制御部分は、先ず、前記可変表示装置４の表示内容を更新する表
示データ更新手段０２を有する。この表示データ更新手段０２には、特定値を１
２ｍｓごとに繰り返し加算する特定値加算手段０１が設けられている。そして、
この加算手段０１から１２ｍｓごとに順次得られる一定桁数（下位３桁）の加算
結果によって、上記可変表示装置４の表示内容を１２ｍｓごとに決定するように
している。つまり、上記可変表示装置４の表示内容を１２ｍｓごとに更新すると
ともに、その更新データは上記加算手段０１から与えられるようにしている。さ
らに、実施例では、上記特定加算手段０１は、素数から選ばれた固有値を繰り返
し加算するように構成されている。さらに、具体的には、３桁の素数である１３
７を繰り返し加算するように構成されている。この３桁の素数１３７を上記加算
手段０１によって繰り返し加算するとともに、下位３桁の数値だけを有効数値と
して取り出すと、次のような数値が１２ｍｓごとに順次得られる。 【０１８１】 先ず、１３７という特定値を繰り返し加算し、各加算回ごとの加算結果をその
発生順にならべると、１３７，２７４，４１１，５４８，６８５，８２２，９５
９，１０２６，１２３３，‥‥，１３７００，‥‥，２７４００，‥‥，１３７
０００，１３７１３７，１３７２７４，‥‥といったような飛び飛びの値をとる
数値列が得られる。 【０１８２】 ここで、その数値列を編成する各数値の下位３桁だけを取り出すと、１３７，
２７４，４１１，５４８，６８５，８２２，９５９，０２６，２３３，‥‥，７
００，‥‥，４００，‥‥，０００，１３７，２７４，‥‥といったように、３
つの数字の組合せからなる数字列をあたかもランダムに並べたかのごとく見える
とともに、同じ組合せの数字列が周期に現れる数値列が得られる。上記特定値に
１３７以外の別の値を採れば、上記とは別の数値列が得られる。 【０１８３】 さらに、上記特定値に例えば１３７という３桁の素数を使用すると、同じ組合
せの数字列は丁度１０００に１回の割合で得られる。例えば、１３７の数値に着 目すると、この数値「１３７」は丁度１０００に１回ずつ現れる。他の数値に着
目した場合も同様である。その１０００回の間に、同じ数値は一度だけしか現れ
ない、つまり、９９９回続けて異なる数字の組合せが順次得られる。 【０１８４】 従って、上述のように、特定値を繰り返し加算する特定値加算手段０１を設け
、この加算手段０１から順次得られる一定数（下位３桁）の加算結果によって上
記可変表示装置４の表示内容を決定するように構成することにより、上記可変表
示装置４の表示内容をあたかもランダムに更新することができるとともに、例え
ば、「大当たり」などの特定態様が生じる特定の数字の組合せを一定の間隔ごと
に平均して出すことができるようになる。 【０１８５】 これにより、比較的簡単かつ簡潔な構成でもって、上記可変表示装置４の表示
停止時の表示内容にランダム性を与えつつ、比較的短い有限の遊技期間内におい
て前述した特定態様が実際に現れる確率を平均化させることができ、これにより
遊技客へのサービスの公平化をはかることができるようになる。また、上記特定
値を選ぶことなどにより、その特定態様が現れる確率を所定の範囲に設定するこ
とも可能になる。 【０１８６】 例えば、上述した１０００種類の数字の組合せのうち、仮に「１１１」，「３
３３」，「５５５」，「７７７」，「９９９」の特定数字列を「大当たり」と称
する特定態様に定めたとする。すると、これらの特定数字列は、次のように、上
記数値列内にほぼ均等に分散される。 【０１８７】 すなわち、上述した数値列においては、「１１１」と「３３３」の間、「３３
３」と「５５５」の間、「５５５」と「７７７」の間、および「７７７」と「９
９９」の間には、それぞれ２０６個の非特定数字列が介在する。また、「９９９
」と「１１１」の間には１７６個の非特定数字列が介在する。このように、特定
数字列同士が互いに隣り合ったり、あるいは近接したりすることはない、また、
極端に離れることもない。どの特定数字列もほぼ均一な間隔をおいて配置されて いる。 【０１８８】 これにより、上記加算手段０１による加算操作を１０００回あるいはその整数
倍を若干越えて行うようにすると、その１０００を若干越えた回数の加算が終了
するごとに、毎回異なる数字列が現れるとともに、ほぼ一定の割合で上記特定数
字列が現れるようになる。これにより、上記「大当たり」の特定態様が発生する
頻度をさらに均一させることができるようになる。 【０１８９】 なお、上記特定値は必ずしも「１３７」にする必要はなく、必要に応じて他の
素数あるいは素数以外の数値であってもよい。また、ここで言う加算手段０１と
は、減算を行うものも含む。加算の代わりに減算を行っても、上述した効果は同
様に得られる。 【０１９０】 ここで、実施例では、図１７に示すように、上記構成に加えて、上記表示デー
タ更新手段０２の更新動作が開始されてから停止されるまでの間に、１２ｍｓか
ら１２０ｍｓまでの間の不特定の時間を挿入する不特定タイマーＴＭ２が設けら
れている。 【０１９１】 また、上記表示データ更新手段０２の更新動作が開始されてから停止されるま
での間に、上記特定加算手段０１の加算結果が一巡する時間（１２０００ｍｓ）
、すなわち上述した数値列の１周期に相当する時間（１０００×１２ｍｓ＝１２
０００ｍｓ）よりも少しだけ長い時間を挿入するために、上記不特定タイマーＴ
Ｍ２とともに、１２０００ｍｓすなわち１２秒の計時時間を有する特定時間タイ
マーＴＭ１が設けられている。 【０１９２】 これにより、上記可変表示装置４は、その更新動作が停止するごとに、前回の
停止位置を若干越えたところに停止して、この停止したところに位置する数字の
組合せを表示するようになる。この場合、その前回の停止位置を若干越える分だ
けが、上記不特定タイマーＴＭ２によってランダムに決定される。これによって
、 上述したように、上記数値列内の各数字の組合せは、部分的に偏ることなく、ほ
ぼ万偏なく現れて停止表示されるようになる。 【０１９３】 さらに、上記不特定タイマーＴＭ２に関して、不特定時間データ記憶領域０８
と、不特定データ発生手段０６、および不特定時間データ選択手段０７が設けら
れている。 【０１９４】 不特定時間データ記憶領域０８は、複数種類の時間データ（１×１２ｍｓ〜１
０×１２ｍｓ）を、０から９までの１桁の整数値の形で、ランダムに分散して格
納している。この記憶領域０８はＲＯＭ２２０内に割り当てられる。不特定デー
タ発生手段０６は、ランダムな値をもつ不特定データを生成する。不特定時間デ
ータ選択手段０７は、上記不特定データ発生手段０６から与えられる不特定デー
タによって上記記憶領域０８内の時間データを選択し、この選択された時間デー
タを上記不特定時間タイマーＴＭ２にタイマー値として設定する。これにより、
上記加算手段０１の加算回数を高度にランダム化して、可変表示装置４の表示内
容にさらに良好なランダム性をもたせることができるようになる。 【０１９５】 他方、表示データ更新手段０２には、上記特定値加算手段０１とともに、複数
のデータ保持手段０２Ａ，０２Ｂ，０２Ｃ，が設けられている。この複数のデー
タ保持手段０２Ａ，０２Ｂ，０２Ｃ，は、可変表示装置４の複数のセグメント型
表示器ＬＥＤＡ〜ＬＥＤＣに対応して設けられている。１番目のデータ保持手段
０２Ａは、これに対応する１番目の表示器ＬＥＤＡが表示する下位３桁目の数値
データを保持する。２番目のデータ保持手段０２Ｂは、これに対応する２番目の
表示器ＬＥＤＢが表示する下位２桁目の数値データを保持する。 【０１９６】 同様に、３番目のデータ保持手段０２Ｃは、これに対応する３番目の表示器Ｌ
ＥＤＣが表示する下位１桁目の数値データを保持する。これとともに、１番目の
保持手段０２Ａには、上記加算手段０１の３桁の有効加算出力データ（Ｄ０，Ｄ
１Ｄ２）のうち、第３桁目の数値データＤ２が、２番目の保持手段０２Ｂには第 ２桁目の数値データＤ１が、３番目の保持手段０２Ｃには第１桁目の数値データ
Ｄ０が、それぞれに入力されるようになっている。これにより、可変表示器ＬＥ
ＤＡ〜ＬＥＤＣの各表示内容が、上記加算手段０１の加算結果によって与えられ
るとともに、その加算周期に同期して一定時間（１２ｍｓ）ごとに更新されるよ
うになっている。 【０１９７】 さらに、上記表示更新手段０２には、タイマーＴＭ３，ＴＭ４が設けられてい
る。このタイマーＴＭ３，ＴＭ４は、各データ保持手段０２Ａ，０２Ｂ，０２Ｃ
の更新動作の停止タイミングを一定時間（１２０ｍｓ）ずつ順次遅延させる。こ
れにより、各表示器ＬＥＤＡ〜ＬＥＤＣの表示更新動作は、あたかも回転が停止
するかのごとく、端から順に停止する。 【０１９８】 図１８は、上記可変表示装置４の表示更新動作が起動されてから停止されるま
での各部における動作を互いに時間対応させて示す。 【０１９９】 図１７および図１８において、特定時間タイマーＴＭ１は、特定入賞球による
スタートスイッチＳＷ１のオン（ＯＮ）設定あるいはそのオン（ＯＮ）設定回数
の記憶に基づいて起動し、予め定められた特定時間（１２０００ｍｓ＝１２秒）
を計時する。この特定時間タイマーＴＭ１が特定時間（１２０００ｍｓ）を計時
し終わるか、あるいはストップスイッチＳＷ２が手動操作によりオン（ＯＮ）設
定されると、不特定時間タイマーＴＭ２が起動される。 【０２００】 不特定時間タイマーＴＭ２は、不特定時間データ選択手段０７によって選択さ
れた不特定な時間（１２ｍｓ〜１２０ｍｓ）を計時する。その計時が終了すると
、つまりそのタイマーＴＭ２に設定された不特定時間が経過すると、上記セグメ
ント型表示器ＬＥＤＡ〜ＬＥＤＣの各表示内容の更新を順次停止させる動作が開
始される。 【０２０１】 上記セグメント型表示器ＬＥＤＡ〜ＬＥＤＤにおける各表示内容の更新停止の 動作は、次の順序で行われる。先ず、不特定時間タイマーＴＭ２の計時が終了し
た時点で、最初の表示器ＬＥＤＡの表示内容更新が停止される。これとともに、
第１番目の停止間隔設定タイマーＴＭ３が起動される。このタイマーＴＭ３は一
定時間（１２０ｍｓ）を計時する。この一定時間（１２０ｍｓ）は、上記加算手
段０１の加算周期（１２０ｍｓ）の丁度１０倍に相当する。その計時が終了する
と、つまり表示器ＬＥＤＡの表示内容更新が停止されてから一定時間（１２０ｍ
ｓ）が経過すると、２番目の表示器ＬＥＤＢの表示内容更新が停止される。これ
とともに、第２番目の停止間隔設定タイマーＴＭ４が起動される。このタイマー
ＴＭ４も一定時間（１２０ｍｓ）を計時する。この一定時間（１２０ｍｓ）も、
上記加算手段０１の加算周期（１２０）の丁度１０倍に相当する。そして、第１
番目の表示器ＬＥＤＡの更新動作が停止されてから２０回目の加算周期（１２ｍ
ｓ×２０回＝２４０ｍｓ）を経たところで、３番目のＬＥＤＣの表示内容更新が
停止される。 【０２０２】 以上のようにして、可変表示装置４の各セグメント型表示器ＬＥＤＡ〜ＬＥＤ
Ｄにおけるそれぞれの表示内容の更新が、一定時間（１２０ｍｓ）ごとに順次停
止されるようになっている。このとき、その停止の動作が行われる前に、上記不
特定時間タイマーＴＭ２による不特定時間（１２ｍｓ〜１２０ｍｓ）の挿入が行
われる。これにより、スタートスイッチＳＷ１によって起動された可変表示装置
４の可変表示動作が停止するタイミングが、例えばストップスイッチＳＷ２の動
作タイミングなどに係わりなく、ランダムに変化させられるようになる。これに
ともなって、その可変表示装置４の各セグメント型表示器ＬＥＤＡ〜ＬＥＤＤに
おけるそれぞれの停止表示内容がランダム化される。このランダム化状態は、可
変表示装置４の表示更新周期やその更新停止間隔などを一定にした場合にも、あ
るいは他の動作をすべて規則化した場合にも、確実に現れる。このようにして、
不特定な構成要素をわずか１箇所に設けるだけの簡単かつ簡潔な構成でもって、
可変表示装置４の動作に確実にランダム性をもたせることができる。 【０２０３】 次の表３は、上記不特定時間データ記憶領域０８の構成例を示す。表３に示す ように、上記不特定時間データ記憶領域０８には、０から９までの整数で表され
る１０種類の時間データが格納されている。この１０種類の時間データは、その
時間の種類よりも大幅に多くの数（１２８個）がランダムに分散されて格納され
ている。 【０２０４】 【表３】 【０２０５】 表３において、各時間データの構成比率すなわち不特定時間の発生頻度は次の
表４のようになっている。さらに、０から９までの各不特定時間データと実時間
との対応関係を、表５に示す。 【０２０６】 【表４】 【０２０７】 【表５】 【０２０８】 図１９は上記不特定データ発生手段０６の構成例を示す。 【０２０９】 同図に示すように、上記不特定データ発生手段０６は、リセット回数計数手段
０６１と、前記マイクロ・コンピュータ(Ｚ８０)内のリフレッシュカウンタ０６ ２と、論理演算手段０６３とによって構成される。リセット回数計数手段０６１
は、上記ＣＰＵのリセット回数を計数する。その計数値、特にその下位桁（１０
進数の下１桁の数字０から９に相当）だけを抽出して得られる内容Ｃ６１は、マ
イクロ・コンピュータが電源投入によって最初に起動された時期およびクロック
パルスの極めてわずかな周波数バラツキの累積などによって、不特定の数値をと
る。つまり、ランダム化されている。 【０２１０】 また、リフレッシュカウンタ０６２は、ダイナミックＲＡＭをリフレッシュす
るためのものであって、マイクロ・コンピュータ内にて勝手に動作し、外部から
の操作はできない。従って、その内容Ｃ６２も、上記リセット回数計数手段０６
１と同様に、ランダム化されている。さらに、論理演算手段０６３は、上記２種
類の内容Ｃ６１とＣ６２を互いに論理演算処理する。この場合の論理演算は排他
的論理和が行われるようになっている。そして、この論理演算手段０６３の演算
結果が、上記不特定データとして利用されるようになっている。 【０２１１】 この場合、上記演算結果は、その下位桁の数値（１０進数に換算して０から９
までの数値）だけが抽出されて上記不特定データとして利用される。また、上記
２種類の内容Ｃ６１とＣ６２はそれぞれ、単独でも十分なランダム性を備えてい
る。従って、その内容Ｃ６１あるいはＣ６２をそのまま上記不特定データとして
用いるようにしてもよい。しかし、上記論理演算手段０６３によって、その２種
類の内容Ｃ６１とＣ６２を互いに論理演算処理することにより、さらにランダム
性の高い不特定時間データが得られるようになる。 【０２１２】 また、本実施例においては、遊技機の例としてパチンコ遊技機に適用したもの
について説明したが、可変表示装置を用いたものであれば、パチンコ遊技機に限
定されるものでなく、スロットゲーム機やアレンジボール機等の可変表示装置を
有する遊技機であってもよい。 【０２１３】 【発明の効果】 以上、実施例の説明の中で明らかにしたように、この発明による遊技機は、複
数の表示部を有しゲーム状態を形成する可変表示装置と、この可変表示装置の表
示内容に対応するデータを更新する表示データ更新手段とを備え、上記可変表示
装置の表示内容が特定の態様で停止したときに特別遊技状態を発生させて特別利
益を付与するように構成した遊技機において、上記表示データ更新手段に、停止
表示内容にランダム性を与えるための所要の値を加算もしくは減算する演算手段
と上記可変表示装置の停止時の表示内容に対応するデータを上記可変表示装置の
複数の表示部のそれぞれに対応して保持する表示データ保持手段とを設け、上記
演算手段から順次得られる値に基づいて上記可変表示装置の停止時の表示内容に
対応したデータを決定し上記表示データ保持手段に保持させるようにしたので、
比較的簡単かつ簡潔な構成でもって、上記可変表示装置の表示停止時の表示内容
にランダム性を与えつつ、比較的短い有限の遊技期間内において例えば「大当た
り」などの特定態様が実際に現れる確率を平均化させることができ、これにより
遊技客へのサービスの公平化をはかることができる、という効果が得られる。 【０２１５】 また、可変表示装置の停止時の表示内容を保持する表示データ保持手段を設け
たことにより、決定された停止時の表示内容に向けて可変表示装置の表示内容を
時間差をおいて順次停止させて行くようなことができ、これによって遊技客に対
して特定態様が発生するのではないかという期待感を高めることができる。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a gaming machine, and more particularly to a gaming machine provided with a variable display device for forming a game state.
Regarding what is effective when applied. 2. Description of the Related Art In the field of pachinko gaming machines, for example, service improvement and gaming for patrons have been promoted.
To expand the customer base that can be enjoyed, etc.
Prize winning devices have been developed. With this accessory attached,
Versatility, which can increase the healthy enjoyment of the player
Swell. A pachinko gaming machine with such an accessory is provided with a variable display device and a winning device that operates on condition that the display content of the variable display device stops in a specific manner.
Can be The above-mentioned variable display device forms a kind of game device in a game area of a pachinko game machine.
To achieve. This variable display device strikes a specific prize area arranged in a game area, for example.
Triggered by the winning of the ball, it moves to change its display constantly.
Make. The variable display operation for changing this display can be manually stopped or touched.
It is stopped by the passage of a specific time by the immer. Stop the variable display operation
Then, the display contents thereafter are stopped until the next start. Here, the table
When the indication stops in a specific mode pre-contracted, that is, a specific mode occurs
Then, a so-called "big hit" or "medium hit" state occurs. This "big hit
Prize '' or `` middle hit '' condition, the prize device operates and the prize
The special benefit that the rate is dramatically increased will be temporarily given to the player. This
This gives everyone an equal opportunity to earn prize money.
, The services to the players will be fair and fair. Along with this, the content of the game is diverse
, It is possible to increase the healthy enjoyment of the player. [0005] However, the advantage of the pachinko gaming machine with the accessory as described above is fully utilized.
In order to be able to do so, the contents of the stop display of the variable display device are surely randomized.
There must be. Otherwise, the fun of the game will decrease and
For example, the frequency of occurrence of the above-described specific mode may be changed depending on the timing of a manual stop operation.
There is a possibility that adverse effects, such as an intentional increase in the level, may occur. However, the display update operation of the variable display device is simply performed by ordinary statistical means.
The following problems may occur when purely randomized:
It was revealed by a clear person. That is, if the display update operation is simply randomized by ordinary statistical means, the probability of occurrence of a specific mode such as “big hit” is very long,
According to macro statistics over an infinite sample period, statistically
It may come to a certain rate. However, a comparison where players are playing games
The probability that the above specific mode will actually occur within a finite sample period
In some cases, this does not always follow the theory, but rather varies greatly.
The specific mode of "hit" occurs continuously, or the specific mode does not occur at all.
It turned out that the situation that there was not occurred. For this reason, the public
It was very difficult to flatten. The present invention solves the above contradictory problems at once, and
The purpose is to have a very simple and simple configuration,
While giving randomness to the display content when the display is stopped, it can be used during a relatively short finite game period.
The probability that the above-mentioned specific mode actually appears can be averaged.
, Which enables the fairness of services to be provided to players
To provide machines. Regarding the above and other objects and novel features of the present invention,
It will be clear from the description and the accompanying drawings. Means for Solving the Problems An outline of a typical invention among the inventions disclosed in the present application will be described below.
It is as follows. That is, in the present invention, as means for achieving the above object, FIG.
A variable display device 4 having a plurality of display portions and forming a game state, and a variable display device
Display data updating means 02 for updating data corresponding to the display content of the device 4;
A special game state is issued when the display content of the variable display device 4 stops in a specific mode.
In a gaming machine configured to give a special profit by producing a special benefit, a required value for giving randomness to the stopped display content may be added to the display data updating means 02.
Is a data corresponding to the display content when the operation means 01 for subtraction and the variable indication device 4 are stopped.
Display data for storing data corresponding to each of the plurality of display units of the variable display device.
Data holding means 02A, 02B, and 02C are provided.
The data corresponding to the display content when the variable display device 4 is stopped based on the value
The display data holding means stores the display data. According to the present invention, it is also possible to add a required value for giving randomness to the contents of a stop display.
Or arithmetic means 01 for subtraction, and arithmetic operations sequentially obtained from the arithmetic means 01 are provided.
The variable display device 4 is configured to determine the display content when the variable display device 4 is stopped based on the result.
This makes it possible to update the display content of the variable display device 4 as if it were random.
And a specific number that causes a specific mode such as "big hit"
Combinations can appear on average at regular intervals. The display contents when the variable display device 4 is stopped are displayed on a plurality of display units of the variable display device.
Display data holding means 02A, 02B, and 02C are provided for each of
The display contents of the variable display device toward the determined stop display contents
Can be sequentially stopped with a time lag. Hereinafter, a preferred embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. Please note that
The same reference numerals indicate the same or corresponding parts. 2 to 9 show that the present invention is applied.
1 shows a main body side portion of a pachinko gaming machine. First, the outline and operation of a pachinko gaming machine according to the present invention will be described with reference to FIGS.
I will explain it in general. FIG. 2 shows an example of the configuration of the entire pachinko gaming machine according to the present invention, and FIG. 3 shows an example of the configuration of a game area 1 a formed on the gaming board 1. In FIG. 2 and FIG. 3, a hitting guide rail 3 is provided on the front of the game board 1.
I have. The hitting ball guide rail 3 is provided with a game ball
The ball is guided to the upper part of the game area 1a. The hit ball launching device 2 is a lower operation diagram
Operated and driven by the knob 2a. The game area 1 a is formed by the hitting ball guide rail 3 and the glass plate of the opening / closing panel 101.
It is formed in the space enclosed by. A winning area is formed in this gaming area 1a.
Various winning ports 6a, 6b, 6c, 7, 8, 53a and winning devices 5, 9 are provided.
Has been established. At the same time, a large number of obstacle nails 11 and various guide members 12a, 1
2b and 12c, and direction setting members 13a and 13b are provided.
The ball hit into the game area 1a by the player falls while changing its direction in various ways.
It is supposed to go down. And, at the bottom of the game area 1a,
An out port 10 is provided to collect the hit ball that could not win in the area behind the game board.
ing. In the center of the game area 1a, a variable display device 4 forming a kind of game device is provided.
Is equipped. In the variable display device 4, the segment by the light emitting diode is used.
Alignment from 0 to 9 by the type indicators LEDA, LEDB, LEDC, LEDD
Via numbers are displayed. When the variable display device 4 operates, each display
The displayed numbers in the units LEDA to LEDD change respectively. This change is
The technician operates the stop switch SW2 or a certain time passes.
Be stopped by At this time, the combination of the displayed numbers after this stop is executed in advance.
When this happens, a specific mode described later is generated by this
. The winning ports 6a, 6b, 6c, 7, 8, and 53a always open a winning area.
It is a fixed winning opening. These winning openings 6a, 6b, 6c, 7, 8, 53a are
Are classified into general winning ports 6a, 6b, 6c and 53a and specific winning ports 7 and 8. When the hit ball wins the general winning opening 6a, 6b, 6c, 53a
, So that a predetermined number (usually 10 to 15) of prize balls are paid out.
Become. When the hit ball wins the special winning opening 7 or 8, in the case of winning in the general winning opening
A predetermined number of prize balls are paid out in the same manner as described above.
Motivated to give you the opportunity to gain special benefits. The winning devices 5 and 9 include a tulip-type winning device 9 and a special variable winning device.
5 is provided. In the meantime, the special variable prize winning device 5 does not normally open a prize area,
A specific aspect is caused by a result of stopping the variable display operation in the display device 4.
Therefore, the special variable winning opening 80 having a very wide winning probability is temporarily opened. Sa
In addition, in the special variable winning opening 80, a normal winning of only a predetermined number of prize balls is provided.
The opening 82 and the special variable winning opening 80 in addition to the prize ball continue to give the right to be opened again
The winning opening 81 is divided. On the other hand, an illuminated central display member 20 is provided on the upper part of the game board 1. this
The illuminated central display member 20 displays a one-shot when a hit ball wins one of the winning areas.
The special prize lamp 21 which is turned on occasionally and the variable display device 4
A turbo lamp 22 that is turned on or blinks when a fixed mode occurs, for example, will be described later.
Open state of the special variable winning device 5 when a specific mode of “big hit” occurs
Segment display LEDE that numerically displays the number of continuations of
Completion of the game by the special variable winning device 5 when a predetermined number of times (10 times) is reached
Is provided. The variable display device 4 is provided with a jackpot display illumination means 27.
. The illuminating means 27 includes the segment type indicators LEDA, LEDB, LEDC.
, LEDD flashes while the display is changing. In addition, "
”, The blinking speed is controlled to increase.
ing. Thereby, the operation of the variable display device 4 and the occurrence of the “big hit” are effectively reduced.
It is directed and displayed. Further, a continuation condition establishment display section 29 is provided in the special fluctuation winning device 5.
I have. In the continuation condition satisfaction display section 29, a specific mode of "big hit" has occurred.
When the ball is hit in the continuous winning opening 81, the lighting is driven.
Has become. As a result, special continuation right 80 will be opened again.
Is displayed. The upper part of the holding frame 100 of the pachinko gaming machine that holds the gaming board 1 having the above configuration
A firing device driving lamp 26 is provided. This firing device driving lamp 26
Lights when the operation dial knob 2a of the launching device is operated. In addition, holding frame 1
The hitting ball supplied to the hitting ball firing device is provided on the opening / closing panel 101 attached to 00.
A supply tray 102 to be held is attached. Further, below the supply tray 1
A receiving tray 103 for storing the prize balls overflowing from 02 is provided. On the side (left side in the figure) of the holding frame 100, a push-operation type stop switch is provided.
SW2 is provided. The stop switch SW2 is connected to the specific winning opening 7 or
8, the variable display operation of the variable display device 4 started by the winning opening is manually stopped.
Used when you want to. Now, in the pachinko gaming machine configured as described above, the ball launching device 2
When a hit ball hit into the skill area 1a wins any of the winning areas,
A predetermined number (usually 10 to 15) of prize balls are paid out. Furthermore, the winning
When the ball wins the specific winning opening 7 or 8, the variable display device 4 is activated.
Then, by the segment type indicators LEDA to LEDD of the variable display device 4,
The displayed four numbers can be changed respectively. Where
When the technician presses the stop switch SW2 or when a certain amount of time elapses
This stops the operation of the variable display. At this time, the display after the stop
When a combination of numbers results in a pre-contracted outcome, this produces a particular aspect. When the specific mode occurs, the special variable winning device 5 is changed from the closed state to the open state.
A prize area by the above-mentioned special variable prize opening 80 is temporarily established in the game area 1a.
・ It will be provided. Due to this, the probability of winning there is very high from zero
State. As a result, the player can launch a large number of winning balls in a relatively short time.
You will be given a special opportunity to earn a lot of prize balls by alive. this
In the case, the state caused by the specific mode includes a combination of the display numerals,
There are two types, "big hits" and "medium hits". The state of “big hit” is when all four displayed numbers are one of the specific numbers that have been contracted in advance.
Occurs when a specific aspect occurs. "Medium hit" status is indicated by 3 indications
A specific mode has occurred in which any three of the numbers are aligned with one of the specific numbers contracted in advance
Occurs sometimes. In other words, if there are four matching eyes, the "big hit" is.
In the case, the "middle hit" comes out respectively. When the specific mode of “big hit” occurs, the special variable prize winning device 5 is relatively long.
The open state is set for a predetermined time (about 30 seconds). This will increase the probability of winning
Dramatically higher. Further, while the open state of the special variable winning device 5 is maintained,
When a hit ball wins in the continuous winning opening 81 set in the special variable winning opening 80, a special
After the separate variable winning device 5 has once returned to the closed state, it is set to the open state again.
You. That is, the time during which the open state of the special variable winning device 5 is continued is substantially extended.
Become so. This gives players a huge number of winning opportunities
Has become. When a specific mode of “middle hit” occurs, the special variable prize winning device 5
The open state is set only for a relatively short predetermined time (about 6 seconds). As a result,
Although it is less than "hit", there is a chance to get much more prize balls than usual
It is given to customers. Here, the combination of numbers displayed on the variable display device 4 changes randomly.
It is made to be made. Therefore, the special opportunity according to the above specific mode is a game.
It will be given almost equally regardless of individual differences such as proficiency level.
As a result, even a beginner can enjoy a chance chance according to the above specific mode.
Swelling. However, if the profit given to the player by the special occasion described above is too large,
This time, there is the danger that useless gambling will incite. So, don't incite that gambling
In the control operation related to the occurrence of the specific mode described above,
The control operation is performed together. That is, when the “big hit” state occurs, the special variable winning device 5
When the number of prize balls reaching the game reaches a certain limit (10), the special variable prize winning device 5
Can be forcibly returned to the closed state immediately without waiting for the specified time (about 30 seconds).
It has become so. Furthermore, the open state is continued by winning the continuous winning opening 81.
The set number of times is also limited to a certain number of times (10 times) or less. [0036] This does not impair the unnecessary interest of the player without losing the sound interest of the player.
Like that. On the other hand, although not shown, specific modes of “big hit” and “medium hit” occur.
In addition to the above-described control operation, when the operation is performed,
Controlling sound effects such as sound effects like fanfare
Is to be performed. Note that sound effects such as fanfare are detailed
Although details will be described later, a speaker (shown in the drawing) generated electronically and incorporated in the gaming machine
(Omitted). By such effect display, game
Customers can experience other fun besides winning prize balls. Next, the configuration of the pachinko gaming machine described above will be further described with reference to FIGS.
This will be described in detail. FIG. 2 shows a front view of a pachinko game machine to which the present invention is applied. The pachinko gaming machine whose outline is shown in FIG.
Launcher 2, hitting operation dial knob 2a, hitting guide rail 3, holding frame 100, open
It has a closed panel 101, a supply tray 102, an overflow ball tray 103, and the like. The game board 1 is held inside a holding frame 100, and the front side thereof is
Therefore, it is covered. The opening / closing panel 101 is made of a transparent glass plate.
Has been established. The center of the game board 1 is largely surrounded by a hitting ball guide rail 3.
It is rare. The game area 1a is formed in the surroundings. An illuminated central display member 20 is provided on the upper part of the game board 1.
The central display member 20 includes a prize ball lamp 21, a specific mode occurrence display lamp 22, and the like.
And the completion lamp 24 are integrated. Also, the central display member 20
Is equipped with a segment type display LEDE using light emitting diodes. This
The functions of these lamps and indicators are as described above. That is, the prize ball lamp 21 is temporarily turned on when a hit ball has won a prize area.
Is done. The winning area is provided by, for example, a tulip-type winning device 9 or the like.
The specific mode occurrence display lamp 22 has a specific mode of "medium hit" or "big hit".
Lights or flashes when it occurs. The segment type display LEDE is
When the predetermined mode of “big hit” occurs, a hit ball is won in the continuous winning opening 81.
The number of times the open state of the special variable winning device 5 is continued or extended by
Display value. The completion lamp 24 has its continuation / extension number set to a predetermined limit number (10 times).
), The completion of the game by the special variable winning device 5 is notified. The hit ball launching device 2 is electrically driven, and launches game balls in the supply tray 102 one by one.
Shoot. The operation is performed by rotating the dial knob 2a. This die
Arnob 2a is manually rotated and automatically deactivated when the player releases
It is configured to return to the spring position. The hitting ball guide rail 3 moves the game ball fired by the firing device 2, that is, the hitting ball.
A guide is provided in the game area 1a to be described. The game area 1 a is surrounded by the hitting guide rail 3 on the front of the game board 1 as described above.
It is formed inside. The direction of the hit ball is randomly changed in this game area 1a.
Rolling guide member 1 for controlling the flow speed and direction of a large number of obstacle nails 11 and hit balls
2a, 12b, 12c and the like are provided. At the same time, the game area 1a
Various prize devices for providing a prize area, ie, special variable prize devices 5,
The first predetermined winning opening 7, the second predetermined winning opening 8, the tulip-type winning device 9 and the like are provided.
Have been. As described above, the special variable prize winning device 5 has a specific mode by the variable display device 4.
It is configured to operate when it is born and to temporarily open a winning area. this
The configuration example of the special variable winning device 5 will be described later in detail. Also, the first
, The second specific winning opening 7, 8 activates the variable display device 4 as described above.
Specific prize areas are provided. Further, the variable display device 4, the out port 10, and the illumination
Lighting means 25 and the like are provided. The variable display device 4 has a plurality of (four) display windows, each of which will be described in detail later.
It is configured to variably display multiple types of characters for each display window.
ing. In this embodiment, Arabic numerals from 0 to 9 are variable as characters.
indicate. The numbers displayed are randomly changed. The out port 10 cannot enter any of the prize areas in the game area 1a.
Retrieve hit balls, that is, missed balls that could not be won. The illuminating unit 25 has a specific mode when the variable display device 4 stops the variable display operation.
Flashes or lights when touched. On the other hand, the holding frame 100 forms an outer frame of the pachinko gaming machine. In this holding frame 100,
In each case, the stop switch SW2 and the firing drive lamp 26 described above are provided.
Have been. The stop switch SW2 manually controls the variable operation of the variable display device 4.
Momentary type (flashing type) of pressing operation type (button type) to stop
It is configured using switches. The overflow ball receiving tray 103 is where the balls overflowing from the supply tray 102 are stored. Hit
When the ball wins, a predetermined number of prize balls are paid out.
102. FIG. 3 shows details of the game board 1. In FIG. 3, the variable display device 4
There are three general winning openings 6a, 6b, so-called "heaven", "heaven left" and "heaven right".
6c is provided integrally. In addition, these general winning openings 6a, 6b, 6c
Each of them may be provided independently of the variable display device 4. In the upper half of the game area 1a, the rolling guide members 12a, 12b, 12c and the like are provided.
In addition, first and second direction setting members 13a and 13b are provided. these
The direction setting members 13a and 13b are formed by obstacle nails. These orientations
The rolling guide members 12a, 12b, 12c are provided below the fixed members 13a, 13b.
Each is arranged. And, among those rolling guide members, the first rolling guide
The center axis of the first direction setting guide member 13a, which is located at a position where the rotation axis thereof is slightly closer to the center from obliquely above the first specific winning opening 7 and above the first specific winning opening 7, is provided.
It is pivotally supported at a position away from the outside by a distance A. Second rolling guide member 1
2b is a second direction setting guiding section slightly below the inside of the first specific winning opening 7.
Outside the center line of the distance between the material 13b and the shoulder 4a of the variable display device 4 by a distance C
It is supported at a distance. As a result, the rolling guide members 12a and 12b
The direction of the hit ball that has flowed down toward the center of the game board
Is controlled. Here, the winning balls to the first and second specific winning openings 7 and 8 are located behind the gaming board 1,
A route different from the winning ball to another winning area is guided. FIG. 3 shows the mounting position.
After passing through the start switch SW1 indicated by a dotted line,
It can be joined to the guide path. The start switch SW 1 is used for passing a hit ball that has won the specific winning opening 7 or 8.
By being installed on the road, the specific winning ball is detected. With this detection signal
The variable display device 4 is activated. In the variable display device 4, the end of the shoulder 4a is located below the second direction setting guide member 13b.
The end is also set to be at a position higher by the distance B. This allows the second person
The hit ball flowing down along the direction setting member 13b and the shoulder 4a of the variable display device 4
, A second specific winning opening 8 passing through an exchange surface (described later) of the variable display device 4 and a special
It is made easy to jump into the variable winning device 5. As described above, the direction setting guide members 13a, 13b and the rolling guide members 12a,
By setting the mounting position of the 12b, the flow path of the game ball is largely opened at the center.
To eliminate waste of game balls, and to allow game balls to efficiently move to the center.
ing. The special variable winning device 5 is provided with two types of winning ports 80 and 53a. One is a special floating prize opening 80 that is temporarily opened in the center, and the other is both
This is the general winning opening 53a always opened on the side. These two kinds of winning openings 80 and 5
A distribution guide member 14 including a plurality of obstacle nails is provided corresponding to 3a. This
Is provided between the second specific winning opening 8 and the special variable winning device 5.
The ball is distributed to the above two types of winning holes, and the special variable winning device 5
Acts to reduce the speed of the winning ball. At the right end of the game area 1 a, an arcuate ball guide member 15 is continuous with the hitting ball guide rail 3.
Fixed so as to form a circular arc. The upper end of the ball guide member 15 is
A stop member 16 is attached. The riot prevention member 16 is driven at a high speed.
It acts to suppress the riot in the game area by killing the momentum of the hit ball. FIGS. 4 and 5 show a specific configuration example of the variable display device 4 described above in detail. The variable display device 4 includes a mounting hole 44 shown in FIG. 4 and a screw 43 a or a nail 4 shown in FIG.
5 and the like. As shown in FIG. 5, a decorative plate 4 covering the front of the variable display device 4
The guide plane 40b is integrally formed with the guide plane 0a. This guiding plane 40b is a game board.
1 is formed so as to protrude forward from the surface. As shown in FIG. 4, an arched shoulder 4a is provided at the upper end of the guiding plane 40b.
Have been killed. This shoulder 4a reduces the speed of the hit ball flowing down from above the game board.
Then, the ball is smoothly distributed to the left or right game area. [0066] On both sides of the lower end of the above-mentioned guide plane 40b, there is a downwardly inclined downwardly inward.
A guide inclined surface 40c is formed. The ball is hit by the guiding inclined surface 40c.
It is easy to be guided inside the flow surface 41. An AC plane 41 is formed below the guide plane 40b. This interchange surface 4
As shown in FIG. 5, 1 is substantially the same as the surface of the game board 1. This allows
The exchange of hit balls flowing down the left and right game areas through the flow surface 41 is allowed. this
As a result, the hit ball easily jumps into the second specific winning opening 8 and the special variable winning device 5 described above.
It is going to be. As shown in FIG. 5, a recess forming wall 42 is fixed to the AC surface 41.
The recess forming wall 42 is fixed by the fastening portion 41 a and the screw 43, and
A recess 42a is formed to enter. A variable display, which will be described later,
A mounting surface 46 for mounting the member 47 is provided. As shown in FIG. 4, three display windows 46 b are formed in a row in the mounting surface 46.
Has been established. Also, a variable display member 47 is fixed to the back as shown in FIG.
There are protruding columns for fixing. As shown in FIG. 5, the variable display member 47 is attached to the board 47a.
Thus, it is mounted and fixed behind the mounting surface 46. This variable display member 47
Has three displays arranged in a horizontal line as shown in FIG. This indicator
In the embodiment, as shown in FIG.
The devices LEDA, LEDB and LEDC are used. Each indicator LEDA, LEDB
, LEDC are positioned so as to face the display window 46b of the mounting surface 46, respectively.
Have been. As shown in FIG. 4, one display window 40 d is also provided at the center of the guide surface 40 b.
Is formed. Another variable display member 48 is attached behind the display window 40d.
Have been killed. This variable display member 48 has one display LEDD. This table
The indicator LEDD is also a segment type display using light emitting diodes. This variable display
As shown in FIG. 5, the member 48 is fixed by screws 43d together with the mounting board 48a.
It is positioned and fixed. Here, the segment type indicators LEDA, LEDB, LEDC, LEDD are:
Each is a kind of character display element and is a combination of segments that are driven to emit light.
It is configured so that multiple types of characters can be arbitrarily displayed by changing
Have been. In this embodiment, the Arabic characters from 0 to 9 are used as the character.
A number is adopted. Therefore, the segment type indicators LEDA, LEDB
, LEDC, and LEDD are set to 0 depending on the combination of the segments for each display.
Is configured to be able to arbitrarily display one of the numbers 1 to 9. The above
Characters include non-numeric characters, symbol marks and pictures.
You may. Further, as shown in FIG. 4, below the variable display device 4, the above-described specific winning opening is provided.
Four memory displays for displaying the number of hit balls that have won prizes in 7 and 8 (FIGS. 2 and 3)
Lamps LED1 to LED4 are arranged in a horizontal row. These memory display lamps
As shown in FIG. 5, the LEDs 1 to 4 are formed below the recessed wall 42.
It is made to appear through the through window 42d. As described above, the variable display member 47 and the memory display lamps LED 1 to LED
Each of the reference numerals 4 is disposed at a position recessed from the first game board. this is
Display in which the variable display member 47 and the memory display lamps LED1 to LED4 appear.
Since the member is an exchange surface and the exchange of the ball is performed frequently,
This is to protect them from damage and prevent their damage. In order to widen the visual range in which the variable display member 47 can be viewed from the front,
The recess forming wall 42 is inclined so as to expand from the back toward the front side, and
The display contents of the variable display member 47 are made clear by plating the wall surface.
. Further, the inner surface of the concave portion 42a formed by the concave portion forming wall 42 is
When the external incident light is reflected and enters the field of view of the player, the display of the variable display member 47 is changed.
In order to avoid being difficult to see, a slight upward inclination (about 8 to 10
Degree). On the other hand, as shown in FIG. 4, translucent colored portions are provided on both sides of the guiding plane 40b.
A pair of jackpot display lighting means 27 made of a material is provided. This jackpot display
As shown in FIG. 5, a lamp (not shown) as a light source of the
It is mounted inside the illumination means 27 using the plate 27a and the screws 43c. Mounting board
Although not shown, a cushion 27a is provided on a column protruding from the back side of the substrate of the variable display device 4.
It is installed through the insulation material so that ventilation can be improved. This allows the light source
Absorbs vibration from the lamp and efficiently dissipates the heat generated by the lamp.
It is supposed to be. The variable display device 4 configured as described above is used to enter the specific winning openings 7 and 8.
Start (trigger) by the start switch SW1 (FIG. 3) for detecting a winning ball.
Is done. When the variable display device 4 is activated, the variable table provided therein is
Table of four indicators LEDA, LEDB, LEDC, LEDD of indicating members 47, 48
The display content is changed from the stationary state to the fluctuating state. And each indicator LEDA,
The display number is 0, 1, 2, 3, $ 9 for each of LEDB, LEDC, and LEDD.
, 0, 1, 2,... Regularly (change). This fluctuation table
When a stop signal is received from the stop switch SW2 (FIG. 2) in the state shown in FIG.
, Or after a certain amount of time has passed since the change,
A, LEDB, LEDC, LEDD display number changes in order at regular intervals
Going stopped. Then, it returns from the fluctuation state to the stationary state. Changes in this display
Has appeared on each display LEDA, LEDB, LEDC, LEDD when stopped
If the four numbers are in a specific combination (roll), this will give you a special benefit
A particular embodiment is provided. In this embodiment, for example,
If all numbers are "1,""3,""5,""7," or "9,"
When the numbers (Zorome) of those numbers come out, the first specific state called "big hit"
Like Also, any three of the four numbers of the variable display members 47 and 48 are set to “1”.
"," 3 "," 5 "," 7 "or" 9 ",
This is a second specific mode called "middle hit". Special on other rolls
No fixed mode occurs. On the other hand, the big hit display lighting means 27 on both sides of the variable display device 4
While the indications on the indicating members 47 and 48 are changing, they are driven to blink. Furthermore, display members
When the display change of 47, 48 stops, the state of "big hit" or "medium hit"
When a condition occurs, the blinking speed is controlled to increase. The storage display lamps LED 1 to LED 4 below the variable display device 4 are
It is controlled so as to light up as many as the number of changes in the variable display section. FIGS. 6 to 9 show the detailed structure of the special variable winning device 5 shown in FIGS. 2 and 3.
An example is shown. The special variable prize winning device 5 shown in FIG.
It has a plate 50. The mounting substrate 50 is provided with mounting holes 54 and the like arranged on the peripheral edge thereof.
To be attached to the game board 1. At the center of the mounting board 50, as shown in FIG.
a is formed. A window 50b is formed immediately below the opening 50a.
You. As shown in FIG. 6, the opening 50a has a special door-shaped opening and closing mechanism.
The moving prize receiving port 51 is accommodated. Further, as shown in FIGS. 6 to 8, a back plate 52 is provided behind the mounting board 50.
It is attached. The back plate 52 is attached so as to cover the opening 50a from behind.
Be killed. As shown in FIG. 8, the back plate 52 is provided at the center of the opening 50a.
The corresponding opening window 52b is punched. Further, on the back side of the mounting substrate 50, as shown in FIGS. 6 to 8, an surrounding frame 54 is integrally formed. As shown in FIG. 8, the surrounding frame 54 is
0a is formed along the left and right side edges of the window 50b from the upper edge. And
The back plate 52 is fixed to the rear end of the surrounding frame 54 by screws 55.
ing. In addition, as shown in FIG.
A ball guiding gutter 54a is formed. The winning ball guiding gutter 54a is
It is formed at a position corresponding to the pair of winning devices 53 on the front surface. And the winning opening 5
It acts to guide the hit ball winning 3a behind the game board. Further, a prize winning device 53 can be separated on each of the left and right sides of the mounting board 50.
Noh is attached. As shown in FIG. 6 and FIG.
A turning member 70 and a lighting unit 53b are provided. In addition, the winning device 53
Is provided with a winning opening 53a which opens upward at the upper end thereof. this
The winning opening 53a is a general winning opening as described above. Further, as shown in FIG. 8, the pair of winning devices 53 are mounted on the mounting substrate 50.
Are formed at positions corresponding to. In this through hole 50e
The illumination lamp 28 serving as a light source of the illumination means 53b is inserted into the illumination lamp 53b. This proof
The amplifier 28 is mounted and fixed to the substrate 28a via the socket.
Is mounted and fixed to the boss 50f on the back surface of the mounting substrate 50. The mounting and fixing
This is performed using the mounting holes 28b and the screws 28c of the plate 28a. Here, the special variable winning reception 51 is responsive to a specific mode of the variable display device 4.
As shown in FIG. 8, the shafts 51 at both ends thereof are opened and closed.
b so that it can be opened and closed in the front-rear direction. This special variable winning opening 5
When 1 is opened, as shown in Fig. 7, the special variable prize is much wider than the general prize.
The mouth 80 is opened temporarily. In this special fluctuation winning opening 80, a predetermined number
A normal prize port 82 that provides only normal prize money for which only a prize ball is paid out;
In addition, the continuation winning opening 81 which gives the right to continue / extend the specific mode described above is formed.
Is to be done. Further, an operating piece 51 a is provided on one side (the right side in FIG. 7) of the special fluctuation winning reception port 51.
Is formed. The end of the operating piece 51a is connected to an elongated hole 5 formed in the back plate 52.
It protrudes from 2a to the back side of the back plate 52. Then, the transmission member 65
Through an electromagnetic solenoid to be described later. This
The special variable winning opening 51 is driven to open and close via the operating piece 51a.
It has become. FIG. 6 shows that the special fluctuation prize receiving port 51 rises to the rear, and the special fluctuation
This shows a state in which the winning opening is closed. FIG. 7 shows that the door-shaped special variable prize receiving port 51 is located forward.
The state where the special fluctuation winning opening is opened by falling down is shown. On the other hand, on the back side of the mounting board 50, a substantially L-shape is formed along the lower edge of the window 50b.
A pair of winning ball guiding members 56a and 56b are formed. This pair of winning balls invitation
The tips of the guide members 56a and 56b are opposed to each other at an interval of about one ball.
Have been. Further, one end of the winning ball guiding member 56a has an engaging recess 57a.
Are formed. At the same time, beneath the base end side of the other winning ball guiding member 56b
Has an engaging portion 57b. The engagement portion 57b and the engagement recess 57a
Therefore, the detector SW4 for detecting and counting the number of winning balls to the special fluctuation winning opening 80 is provided.
, And is mounted and held. This detector SW4 is a so-called 10 cow.
A non-contact proximity switch is used here.
ing. In the 10-count detector SW4, the detection unit 31a at the tip of the 10-count detector SW4 performs
The members 56a and 56b are mounted so as to reach within the distance between both ends. This
The detector SW4 is provided with a prize ball guided by the guide members 56a and 56b.
Can be detected one by one. As shown in FIG. 7, an arrangement room 58 is formed in the special fluctuation winning opening 80.
It is supposed to be. The arrangement room 58 has its upper, lower, left and right sides surrounded by the surrounding frame 54 (FIG.
8), the lower side is surrounded by winning ball guiding members 56a and 56b (FIG. 8). As shown in FIG. 8, the winning balls entering the rearranging room 58 are inviting winning balls.
Aligned and guided by the action of the guide members 56a and 56b, 10 counts are detected one by one
It is made to flow down through the detection part 31a of the switch SW4. Its detection
The prize sphere passing through the vessel 31a is swept by the arc-shaped direction regulating section 50d shown in FIG.
It is guided to the side (the right side in FIG. 8). This arc-shaped direction regulating part
As shown in FIG. 8, 50 d is integrally formed on the lower portion of the back surface of the mounting board 50.
I have. Here, on the front surface of the back plate 52, as shown in FIG.
A pair of guide plates 52c is formed on both side edges of the window 52b. In this guide plate 52c
Therefore, the upper part of the sorting room 58 corresponds to the above-mentioned continuous winning opening 81 and the normal winning opening 82.
It is divided and separated. Further, as shown in FIG. 8, on the back surface of the back plate 52, an opening window 52 on the back surface is provided.
A support protrusion 52d is formed along the upper end of b. The support projection 52d has
The sensing piece 60 is suspended in a swingable state via the pin 59. This sensing piece
60 is continuously suspended from the opening window 52b as shown in FIG.
It is urged to enter and exit the prize port 81. Thereby, the continuous winning opening 8
As shown in FIG. 7 and FIG. 8, the hit ball that wins 1 (FIG. 7) has a pair of guide plates.
The sensing piece 60 which is guided by 52c and protrudes forward from the rear opening window 52b.
Is turned to the rear, and then moves to the detecting section 31a of the lower 10-count detector SW4.
The ball is detected one by one together with the hit ball that has won the above normal winning opening 82 there.
Counting. As shown in FIG. 8, the sensing piece 60 has a continuous condition detection comprising a microswitch.
Due to the elasticity of the actuator 32a of the output switch SW3, the front of the opening window 52b is reached.
It is weakly elastically biased so as to protrude. This continuation condition detection switch
The switch SW3 is for detecting a hit ball which has won the above continuous winning opening 81.
, Is attached to the back plate 52 via an L-shaped attachment member 61. The continuation condition detection switch SW 3 is configured such that its actuator 32 a
It is positioned so as to come into contact with the pressing portion 60a bulged to the back. Of the sensing piece 60
At the upper end, a pin hole 60b through which the pin 59 is inserted and a rotation range of the sensing piece 60 are defined.
A stopper 60c is formed to protrude rearward for regulation. In addition,
The support pin 59 of the sensing piece 60 engaged with the holding projection 52d is integrated with the holding member 62.
Is secured by fixing the rotation restricting portion 62a formed on the support protrusion 52d.
Is The slit 62 d on one side of the holding member 62 has the continuation
A case completion display section 29 is inserted. This continuation condition satisfaction display section 29
Is held and protected by a protection member 63 fixed to the boss portion 62c of the holding member 62.
It is being protected. The hit ball winning the continuous winning opening pushes the sensing piece 60 away from the opening window 52d.
Passing through. At the time of this passage, the continuation condition detection switch SW3 is operated.
Then, a detection signal is issued for each ball. After this, the batting winning in the normal winning opening 82
Along with the ball, it is guided to the detection section 31a of the count detector SW4 and detected one by one.
It is coming out. Further, as shown in FIG.
A case establishment display section 29 is attached. The continuation condition satisfaction display section 29 is provided with the opening window.
52b. The continuation condition satisfaction display section 29 displays the continuation condition.
Lighting drive is performed according to a detection signal from the case detection switch SW3.
. This gives the player the right to continue or extend the specific mode described above.
It is possible to know that another condition is satisfied. Further, as shown in FIGS. 8 and 9, both long holes 52a on the back surface of the back plate 52 are formed.
On the side, a pair of boss portions 52f are formed. This boss 52f has the structure shown in FIG.
As described above, the support shaft 65a of the transmission member 65 is
Supported. The transmission member 65 is in the shape of a letter "H". Its tip is the slot 5
It protrudes forward from 2a. Further, the tip of the transmission member 65 is actuated.
The piece 51c comes into contact with the upper surface of the rear end. The operating piece 51c is formed in the special fluctuation winning port 51 (FIG. 7). Also, on the transmission member 65
The working end of the plunger 66a of the electromagnetic solenoid SOL is in contact with the end.
This electromagnetic solenoid SOL serves as a drive source of the special fluctuation winning device 5. In FIG. 9, when the electromagnetic solenoid SOL is in a non-driving state in a steady state,
The plunger 66a is pushed down by the return spring 66b, whereby the transmission member
65 is pressed downward. Then, as imagined by a dotted line in FIG.
The rear end side of c is pushed down, and the special variable prize receiving port 51 is closed. This allows
The opening 50a is closed, so that the special fluctuation winning opening 80 is also closed. On the other hand, when the electromagnetic solenoid SOL has a specific mode in the variable display device 4,
Or, when energized by the right to continue, the plunger 66a is driven up.
Is done. For this reason, the pressing force of the transmission member 65 is released, and the special fluctuation winning port 51 is
It will fall forward by its own weight. Thereby, the opening 50a is widely opened.
As a result, the special variable winning opening 80 is opened temporarily. As described above, the special variable prize winning device 5 is a specific mode in the variable display device 4.
Are opened and closed electrically in accordance with the occurrence of
You. Next, an embodiment of a control section of a pachinko game machine to which the present invention is applied will be described.
. FIG. 10 shows the overall hardware of the control device 100 for a pachinko gaming machine according to the present invention.
The hardware configuration is shown. FIG. 11 is a timing chart showing the waveform of the reset pulse φt and the operation state of the CPU 210.
This is shown by the Mining chart. FIG. 12 shows a means for generating the reset pulse φt.
Is shown. FIG. 13 shows details of the vicinity of the I / O unit 240 of the control device 200.
. FIG. 14 shows the configuration of the scale generating means 260 in the I / O unit 240. First, in FIG. 10, the control device 200 of the pachinko gaming machine 300 described above
Program-storing CPU (central processing unit: microphone)
(Computer) 210. That is, control device 200 shown in FIG.
Storage device) 220, RAM (random access memory) 230, address
Decoder 240, I / O (input / output) unit 250, clock signal generating means 280
, Reset signal generating means 290, address bus LA, data bus LD,
It is constituted by a logical gate G1 and the like. As the CPU 210, an 8-bit type (model number: Z80) is used.
. The CPU 210 has an address terminal (A0 to A15), a data terminal (D0 to D7)
Read control terminal RD, write control terminal WR, clock terminal CK, and reset terminal
It has a functional terminal such as a child R. Interrupt input as these other important function pins
There are terminals (not shown). However, here, the interrupt terminal is not used.
Instead, a reset terminal R is used. Reset terminal R
How to use will be described later. The CPU 210 (Z80 used here)
) Is a 64-kbyte address space with 16 address terminals (A0 to A15).
Have a pause. However, only about 2K bytes are used here
. The ROM 220 stores a program executed by the CPU 210 and fixed data.
Remember. The ROM 220 has a storage capacity of 2 kbytes.
This capacity of 2 kbytes is equivalent to 64 kbytes of address space of the CPU 210 (Z80).
This is a very small capacity compared to The RAM 230 stores a work area (work area) of the CPU 210 and a variable data area.
Data storage area. The RAM 230 is of a static type.
Have been. Its storage capacity is kept very small, only 128 bytes.
No. In this case, since a 128-byte RAM is difficult to obtain, a 1-kbyte RAM is actually used. Connect the upper address terminal of this 1 kbyte RAM to
By fixing to the source potential side and killing, the actual usable storage capacity is 128 bytes
I am holding it. As described above, each storage capacity of the ROM 220 and the RAM 230 is not
It is always kept small. As a result, a so-called bug (insect)
Can be eliminated without fail, and the CP
There is room for malfunction such as runaway of U or jumping into an infinite loop.
It can be greatly reduced. This allows for electrical and physical
Extremely high reliability can be obtained even under severe use environment. Further, the storage capacities of the ROM 220 and the RAM 230 should be reduced as much as possible.
This makes it difficult to modify the program by adding additional programs. Temporarily remodeling is done
Even so, it is easy to find and check because of the small storage capacity.
As a result, it is possible to prevent the misuse of pachinko gaming machines due to unauthorized modification.
Is also obtained. The address decoder 240 outputs address data (A
0 to A11) to generate a number of alternative selection signals S1 to S9. That
The decoding operation is performed by either the read control signal (RD) or the write control signal (WD).
This is performed by activating one of them. These two control signals (RD / W
D) is issued from the CPU 210. Both signals (RD / WD) are applied to logic gate G1.
Therefore, the logical sum of them is obtained. The logical sum is the control signal of the address decoder 240.
Issue. Some of the selection signals S 1 to S 9 output from the address decoder 240 (S 8, S 8
9) is used as a chip select signal for the ROM 220 and RAM 230
Is done. Further, other selection signals S1 to S7 are provided in an I / O unit 250 described later.
Used to control input / output circuits. That is, here, a so-called memory mapped I / O system in which input / output channels are arranged in an address space is employed. This
Opening input / output channels by adopting the memory mapped I / O method of
Access a specific address without performing complicated procedures such as closing
I / O operations can be performed from any I / O circuit using only simple processing.
Swelling. In the memory mapped I / O system, a part of the address space is determined by the I / O area.
Occupied and narrowed, the general micro computer
It was difficult to adopt it in a pewter system. However, the control device 20 of this embodiment
0, the storage capacity of each of the ROM 220 and the RAM 230 as described above.
Due to the very small volume, the above problem does not have to be considered at all. The I / O unit 250 is provided between the control device 200 and the pachinko gaming machine main body 300.
The interface (I / F) section of FIG. The I / O unit 250 includes
Many input / output circuits are provided. The operation of each input / output circuit is described above.
It is individually controlled by the selection signals S1 to S7. About the individual configuration of the input / output circuit
As will be described later, for example, a decoder, a latch circuit, a driver, a buffer gate, an
A pump (amplifier) is used. The clock generation means 280 uses the crystal oscillator Xtal (4 MHz) on a frequency basis.
By using this, a high-precision clock pulse φk of, for example, 2 MHz is generated. This
Is applied to the clock terminal CK of the CPU 210. The reset signal generating means 290 outputs a reset signal having a predetermined period from the clock pulse φk.
A reset pulse φt is generated. This reset pulse φt is
To the terminal R. This reset signal generating means 290 is implemented by a counter or the like.
Is simple and small. In this case, the reset pulse φt has a duty width, that is, a pulse width.
The CPU 210 has such a length that the CPU 210 can be reliably reset.
The pulse generation interval, that is, the cycle, is stored in the ROM by the CPU 210.
To ensure that it is longer than the processing time for executing the programmed program
Have been. FIG. 11 shows the waveform of the reset pulse φt and the operation state of the CPU 210.
They are shown in time correspondence with each other. The reset pulse φt shown in FIG. 11 has a pulse width of 15 μs and a cycle of 3 ms.
ing. This pulse width of 15 μs ensures that the CPU 210 is reset.
That's enough time. Also, the cycle of 3 ms is determined by the CPU 210
20 is sufficient time to execute the instructions stored in 20. Further, as shown in FIG. 11 as a function of time with respect to the reset pulse φt,
The PU 210 executes a series of program instructions written in the ROM 220
Forced reset to full initial state after each run
. As a result, if the CPU 210 runs out of control or jumps into an infinite loop,
Even if a malfunction occurs, resetting every 3 ms immediately
It can automatically return to a normal operating state. As a result, in the control system by the CPU,
The worst conditions, such as the most feared runaway or jumping into an infinite loop,
Will be avoided. In other words, a type of fail-safe works here,
At least, only the normal operation state of the CPU 210 is surely maintained.
. In this way, the required reliability of pachinko machines has been secured.
ing. Further, since the reset interval of the CPU 210 has a constant cycle,
By storing the number of resets of the
It is now possible to easily configure the functions of the marker. In addition,
Since the interval between the timers is relatively long, for example, 3 ms, a relatively long timer time, for example, several seconds to several tens of seconds, is about 1 byte or 2 bytes.
Very simple and concise configuration with only a small storage allocation
Can be. For example, if the reset interval is 3 ms, one byte in the RAM area
By assigning to the timer area, the timer from 3ms to 0.768 seconds
Time can be obtained (3 ms × 256 = 768 ms = 0.768 seconds). Sa
Allocate 2 bytes to the timer time from 3ms to 196.608 seconds
(3 ms × 256 × 256 = 196608 ms = 196.6)
08 seconds). As a result, even if the RAM area has only 128 bytes, for example,
Many timer functions required to control various functions in the gaming machine body 300 individually
Can be easily configured. By the way, the special fluctuation mentioned above
A few seconds to a few tens of seconds required to control the operation of the winning device 5 (FIGS. 2, 6 to 9).
Such a relatively long timer time can be obtained with only 2 bytes of RAM area.
Wear. Note that, in FIG. 11, after the program instruction is executed all the way, the next reset is performed.
Until, the halt state (standby state) is maintained. This halt state is
Is executed by executing a halt instruction at the end of the program.
You. That is, the end of the above program ends with a halt instruction. FIG. 12 shows reset pulse generating means 290 (for generating the reset pulse φt).
Fig. 10) shows an example of the configuration. As shown in FIG.
Preliminary frequency dividing circuit 291, counter 292, and logic gate (AND gate) G2
Can be easily configured. In the figure, Cin is a count input,
Cout indicates a count-up output, respectively. With the above configuration, the reliability as a pachinko gaming machine is ensured, and
, Can configure the various functions required to control the operation of the pachinko gaming machine
I can do it. Next, the configuration near the I / O unit 250 will be described. The I / O unit 250 includes, as shown in FIG.
A fagate 251 and latch circuits 252 to 256 are provided. These in and out
The operation of the power circuits (251 to 256) is controlled by the above-described selection signals S1 to S6.
You. Each of the input / output circuits (251 to 256) is connected to the CP via the data bus LD.
It is connected to U210 (FIG. 10). Pachinko machine main body 300 side and control device 2
The data exchanged with the 00 side is carried on the data bus LD.
It has become. Further, in addition to the input / output circuits (251 to 256), a scale generation
Means 257 are provided. The operation of the scale generating means 257 is also performed by the above-described selection signal.
Controlled by signal S7. The buffer gate 251 of the input / output circuits (251 to 256) is an input circuit.
Make This buffer gate 251 is provided on the pachinko gaming machine main body 300 side.
Detection signals from various detection means (SW1 to SW4, etc.)
The data is loaded on the data bus LD in 00. In this case, as the detecting means, the above-described star is used.
Switch SW1, stop switch SW2, continuation condition detection switch SW3,
There is a 10-count detector SW4 (FIGS. 3 and 7). Further, among the input / output circuits (251 to 256), the latch circuits 252 to 256
Represents an output circuit. Furthermore, the latch circuits 252 and 254 in them are
Equipped with These decoders are light emitting devices on the pachinko gaming machine main body 300 side.
Each display data of the LED segment type display LEDA to LEDE
Code. The display data is provided from the CPU 210 via the data bus LD.
It is. The function of each output circuit (252 to 256) is as follows. That is, the latch circuits 252 and 253 are connected to the variable display device 4 (FIGS.
5) The segment type displays LEDA to LEDD are driven by a dynamic method.
Move. The display data is provided from the CPU via the data bus LD. Note that
Each of the latch circuits 252 and 253 has a driver 2 for increasing the driving force of its output.
62 and 263 are respectively attached. The latch circuit 254 drives the display of the segment type display LEDE. This indicator
As mentioned above, LEDE has a special right when a specific mode of "big hit" occurs.
Is displayed. The display data is transferred to C via the data bus LD.
Provided by PU. The latch circuit 255 includes storage display lamps LED1 to LED using light emitting diodes.
4 are individually driven to light. The lighting control data is transmitted to the CP via the data bus LD.
Given by U. The memory display lamps LED1 to LED4 are
Displaying the number of pending balls that have been won in specific winning openings 7, 8 (FIGS. 2 and 3), etc.
Used for The latch circuit 256 is connected to the pachinko gaming machine main body 300 via the driver 266.
Are individually driven. The driving source in this case is the special
An electromagnetic solenoid 66 (FIG. 9) for driving the variable winning device 5 to open. in this case
Is a continuation condition satisfaction display attached to the above-mentioned special variable winning device 5.
Section 29 (FIGS. 3 and 9). The scale generating means 257 generates a sound source having a predetermined scale. Generated sound
The source is amplified by the amplifier 267 and is used to generate a sound effect on the pachinko gaming machine main body 300 side.
It is provided to the speaker SP. The scale of this sound source is transmitted from the CPU via the data bus LD.
It is set according to the data given. FIG. 14 shows the configuration of the scale generating means 257. [0136] As shown in the figure, the scale generating means 257 includes a key for storing scale setting data.
It comprises a switch circuit 256a and a presettable counter 256b. The latch circuit 256a is provided with a sound scale provided from the CPU via the data bus LD.
Holds constant data. The latch circuit 256a activates the selection signal S7.
The data on the data bus DL at the time of the read is read and held. The stored data is free
It is preset to the count content of the settable counter 257b. [0138] The presettable counter 256b is a kind of down counter, and
The clock pulse φk decrements the value by one. Within its initial counts
The contents are preset by the latch circuit 256a. Preset counting
When the content is reduced to "0", the data held in the latch circuit 256a is updated each time.
It is newly preset. Here, the carry terminal (count output) of the presettable counter 256b is used.
Terminal) The output state of Cry changes every time the count is reduced to "0".
The logic level changes from H (high level) to L (low level) or L (low level) to H (
(High level). Thereby, from the carry terminal Crry,
A signal that alternates between H (high level) and L (low level) is obtained. And
This signal is used as the sound source described above. This sound source
Amplified by the amplifier 267 and a speaker for generating a sound effect on the pachinko gaming machine main body 300 side
Given to SP. At this time, the scale of the sound source is determined by the above preset value.
You. Also, if the preset value is small, the transition cycle described above becomes long, and
Lower. Also, if the preset value is small, the above-mentioned transition cycle becomes short,
The pitch becomes higher. The preset value can be arbitrarily variably set by the CPU 210 (FIG. 10). As a result, the control device 200 controls the pachinko gaming machine main body.
At 300, a sound effect such as a fanfare sound can be arbitrarily generated. What
Note that the presettable counter 257b may be an up counter. Next, the software configuration of the above-described control device 200 will be described along with its operation.
You. FIG. 15 is a processing flowchart of the control device 200 (FIGS. 10 and 11) described above.
FIG. 16 shows an enlarged part of the processing flowchart. First, the following Table 1 is accessed by the CPU 210 of the control device 200 (FIG. 10).
The allocation contents of the address space to be used are indicated by a memory map. In addition,
The address of the dress is displayed in hexadecimal numbers from O to F. In the following Table 1, the range of addresses accessed by the CPU 210 is
(Z80) A 64-kbyte address space of 210 (addresses 0000 to FFFF)
) Is between 0000 and 4000. Among them, 2 kbytes from 0000 to 07FF are allocated to the ROM area.
Have been. In addition, 128 bytes from addresses 0800 to 087F are stored in the RAM area.
Have been assigned. And 1000, 1800, 2000, 2800, 30
I / O area is allocated to 00,3800,4000 by 1 byte each.
I have. In this case, no gap is used between the I / O areas. Therefore, the CPU 21
The size (large size) of the address space that 0 actually accesses is only about 2 kbytes
Absent. [Table 1] Table 2 below shows the memory storage contents of the RAM 230 (FIG. 10).
Indicated by a loop. [Table 2] Next, the operation of the control device 200 described above is described with reference to FIG.
I will explain while. In FIG. 15, CPU 210 of control device 200 is forcibly reset in hardware by the above-described reset pulse φt (FIGS. 10, 11 and 12).
. By this reset, the CPU is started from a completely initial state. Reset
The CPU started from the initial state by the port starts access from the ROM 220 first.
First, the program instructions stored therein are sequentially read and executed. This
Thus, a series of processes shown in FIG. 15 is started. When the execution of the program instruction is started, the stack pointer is first set.
(R1). Next, the top of the backup area (0838-0843) is shown.
Check whether start data and end data indicating the tail are set.
(R2-R3-R14-R15). Here, after the control device 200 is cold-started (started by turning on the power).
In the first operation, the program is initialized (R17). This initial setup
By default, all data such as output data and count data stored in the I / O area
Variable data is initialized. After that, set the above start data and end data
(Writing) (R11). The start data and the end data are stored in the RAM 2
A value that can reliably reflect a storage error of 30, for example, A5 (in binary number)
Is used such as 10100101). In addition, the initialized data is backed up.
After transferring to the backup area, the CPU executes the halt instruction and executes the processing by itself.
Stop (R12-R13). Then, reset by the next reset pulse φt is performed.
Have The operation state of control device 200 is initialized as described above. After the initialization of control device 200 is performed, the CPU issues a reset pulse φt.
Each time it is issued, the main routines R1 to R13 are sequentially executed. This lord
In the routine, as shown in FIG. 15, the following processing is executed. R1: Set a stack pointer. R2, R3: Check end data in the backup area. R4: Start switch SW1, stop switch SW2, continuation condition detection switch
Input processing for detecting the rising edges of the switch SW3 and the count detector SW4, respectively.
Do the work. This is done by referring to the previous detection signal and the current state.
Will be The state of the previous detection signal is stored in the buffer area. This memory state is always
Has been newly updated. R5: The number of times the start switch SW1 has been operated is stored. Variable display as described above
The device 4 (FIGS. 2 to 7) performs a specific winning ball detection operation of the start switch SW1.
Is started. In this processing routine, the variable table of the activated variable display device 4 is displayed.
The number of winning balls until the stop operation is stopped, that is, the start switch SW1
The number of operations is stored. If there is a memory of this number of operations, that is, the stored value is 1 or more
, The variable display device 4 restarts after the variable display operation has been completed.
It is activated every time. Then, when the variable display device 4 is restarted, the above described
The memory is decremented by one. In other words, this process
In the routine, the game generated by winning the specific winning ports 7 and 8 (FIGS. 2 and 3) is performed.
A process for preserving the right to start the system is performed. R6: Performs a fraud check process on the 10-count detector SW4. 10 count
The function of the detector SW4 is impaired due to disconnection or short circuit of its connection or wiring.
Logical determination is made based on the input state from the detector SW4. R7: Update the timer values of various timers stored in the RAM area. R8: Sets an operation parameter (scale data) of the scale generation means 257. this
In the processing routine, the scale setting data for generating sound effects such as fanfare
The process of outputting the data is performed. R9: Control processing of various display means and electromagnetic solenoids is performed. This process
In the routine, the big hit display illumination means 27 and the continuation condition satisfaction display section 29 are described.
(FIGS. 3 and 8) and the electromagnetic software in the special variable prize device 5 described above.
Drive control of the solenoid SOL (FIG. 9) is performed. R10: Various determination and control processes related to winning are performed. Here,
Operation control of the variable display device 4, and specific modes such as "big hit" and "medium hit"
A series of processes related to the occurrence of are performed. The detailed contents of this routine R10 are shown in FIG.
This is shown in FIG. R11: Start data and end data indicating the beginning and end of the above-mentioned backup area
Performs setting (writing) of data. R12: Processing for transferring variable data such as output data to the backup area is performed.
U. When the above-described main routines R1 to R12 are executed one by one, the final processing routine
At R13, a halt instruction is executed. This stops the continuation of the process
Enter the standby state. In executing the above-described main routines R1 to R12, some abnormality may occur.
If an error occurs in the above end data, the end data is checked.
R14-R for checking the start routine from routines R2-R3
A branch to 15 is made. Then, the branched routine R1
If an error occurs in the start data in 4-R15, the program is initialized.
The routine R17 is executed again, and the state of the control device 200 becomes cold star.
Will be returned to the state immediately after the event. In this way, control when an abnormality occurs
A failsafe for guiding the control state of the device 200 in a safe direction is performed. On the other hand, errors occur only in the end data,
If no error occurred, the routine R16 was executed and the backup was performed.
The data is retransferred to the main work areas 0800 to 080A of the CPU. This
As a result, when the degree of error is small, normal operation
Automatic return to work can be performed. FIG. 16 is a detailed flowchart of the winning processing routine R10. Same figure
As shown in the figure, the winning processing routine R10 is a subroutine of R101 to R122.
And processing related to a specific winning, that is, operation control of the variable display device 4.
And a series of controls related to the occurrence of the specific mode are processed by numbers 1 to 8
It is designed to be executed by number. That is, the start switch S described above
W1, stop switch SW2, continuation condition detection switch SW3, 10 count detection
A processing number is set based on each detection state of the output switch SW4. And that set
By selectively executing the subroutine prepared for the process number
It is possible to perform a specific prize-related processing operation in the pachinko gaming machine described above.
I am able to do it. Here, when the processing number is No. 0 to No. Set to one of up to 8
It has become so. In this case, the processing No. 0, N0.1-No. Operation of 8
Only check whether the start condition is satisfied or not, processing related to a specific winning
Is not done. Processing related to a specific winning is No. No. 1 to No. Any of up to 8
This process is performed when such a process number is set. No. No. 1 to No. Each processing up to 8
The following subroutines R111 to R118 are prepared corresponding to the numbers. That is, when the processing number is No. When set to 1, the routine R111 is executed
Is done. In this routine R111, based on the detection of the start switch SW1,
Then, a process of activating the variable display device 4 is performed. After executing this process,
Processing number No. 2 is set. When the processing number is No. If it is set to 2, the routine R112 is executed. This
In the routine R112 of the above, based on the detection of the stop switch SW2,
A process of stopping the operation of the variable display device 4 stepwise is performed. At this time, the display
Partially inserts a randomly set time into the time until the operation stops
Processing is performed. This makes it possible to randomize the display contents after the operation is stopped.
I have to. After execution of this process, the next process number No. 3 is set. When the processing number is No. When it is set to 3, the routine R113 is executed. This
In the routine R113, a specific mode is generated based on the stop result of the variable display device 4.
A process for determining the presence or absence of a live is performed. The judgment is made based on the stopped display contents.
Will be If the specific mode of “big hit” is determined, the processing number No. 5 is set
Is done. If the specific mode of “middle hit” is determined, the processing number No.
6 is set. In the case of other losses, the processing number No. 0 is set. When the processing number is No. When it is set to 4, the routine R114 is executed. This
In the routine R114, the control processing when a specific mode of "big hit" occurs,
For example, control for driving the special variable winning device 5 to open is performed. Also, timer processing
A predetermined time (approximately 30 seconds) for which the opening drive time is relatively long
Within Further, a blink driving process of the related display means is also performed. this
After the execution of the routine R114, the processing number No. 7
Is set. When the processing number is No. If it is set to 5, the routine R115 is set. This
In the routine R115, the operation parameters of the scale generating means 257 are set.
By doing so, the process of generating fanfare sound associated with the occurrence of a specific mode of "big hit"
Do. After the execution of this routine R115, the process number No. 4 is set. When the processing number is No. When it is set to 6, the routine R116 is executed. This
In the routine R116, control processing when a specific mode of “middle hit” occurs, for example, control for opening and driving the special variable winning device 5 is performed. Also, timer processing
At the same time, the opening drive is performed for a relatively long period of time (about 6 seconds).
Within. Further, a blink driving process of the related display means is also performed. Above place
After the elapse of the fixed time, the processing number No. 0 is set. When the processing number is No. If it is set to 7, the routine R117 is executed. This
In the routine R117, based on the detection of the continuation condition detection switch SW3,
The special variable winning device 5 is re-driven. This process is a specific mode of "big hit"
Executed when After execution of this routine R117, the next process number
No. 8 is set. When the processing number is No. If set to 8, the routine R
Step 118 is executed. In this routine R118, the "big hit"
The processing after the state of "Rari" ends. When the "middle hit" operation ends
Is assigned a processing number with a delay time of about 1 second. Set to 0. Also, "
When the operation of “Tari” is completed, a delay time of about 3 seconds is provided, during which
If it is confirmed that the continuation condition of the “slip” state is satisfied, the processing number is set to No. Set to 4. So
If the continuation condition is not satisfied, the processing number No. Set 0. Here, the series of winning-related processing described above is performed with the processing number No. Start by setting 1
It is supposed to be. This No. The processing number of 1 corresponds to the start switch S
It is set when there is a memory of the number of times W1 is turned on (ON).
(Routines R109 and R120). As described above, the operation control of the variable display device 4 is performed while the process number is being updated.
Then, a prize-related process associated with the occurrence of the specific mode is performed. FIG. 17 shows the structure of the variable display control portion configured in the control device 200 described above.
This is shown. The control part shown in the figure is a variable display operation of the variable display device described above and
This is a part that controls the start and stop operations. This control section includes the
It is composed of software by a black computer. The control part shown in FIG. 17 is a table for updating the display contents of the variable display device 4 first.
It has indication data updating means 02. The display data updating means 02 sets the specific value to 1
A specific value adding means 01 for repeatedly adding every 2 ms is provided. And
Addition of a fixed number of digits (lower 3 digits) sequentially obtained every 12 ms from this adding means 01
According to the result, the display content of the variable display device 4 is determined every 12 ms.
doing. That is, when the display content of the variable display device 4 is updated every 12 ms,
In both cases, the update data is provided from the adding means 01. Sa
Further, in the embodiment, the specific adding means 01 repeats the eigenvalue selected from the prime number.
And add. Further, specifically, a three-digit prime number 13
7 is repeatedly added. This 3-digit prime number 137 is added as described above.
Means are repeatedly added by means 01, and only the lower three digits are regarded as significant figures.
Then, the following numerical values are sequentially obtained every 12 ms. First, a specific value of 137 is repeatedly added, and the addition result of each addition is
In order of occurrence, 137, 274, 411, 548, 685, 822, 95
9,1026,1233, ‥‥, 13700, ‥‥, 27400, ‥‥, 137
Take discrete values such as 000,137137,137274, ‥‥
You get a sequence of numbers. Here, when only the lower three digits of each numerical value forming the numerical sequence are extracted, 137,
274,411,548,685,822,959,026,233,６ ，, 7
00, $, 400, $, 000, 137, 274, etc.
Looks like a sequence of numbers consisting of a combination of two numbers arranged randomly
At the same time, a numerical sequence in which the same combination of numerical sequences appears in the cycle is obtained. Above specific value
If another value other than 137 is adopted, a numerical sequence different from the above is obtained. Further, when a three-digit prime number of, for example, 137 is used for the specific value, the same combination
The set of numbers is obtained exactly once in 1000. For example, paying attention to the numerical value of 137, this numerical value “137” appears exactly once in 1000. Wear other numbers
The same is true for eyes. During the 1000 times, the same number appears only once
No, that is, different combinations of numbers are sequentially obtained 999 times. Therefore, as described above, the specific value adding means 01 for repeatedly adding the specific value is provided.
The upper result is obtained by adding a fixed number (lower three digits) of the addition result sequentially obtained from the addition means 01.
By configuring the variable display device 4 to determine the display content, the variable table
The display content of the display device 4 can be updated at random as if
For example, a combination of specific numbers that cause a specific mode such as "big hit"
On average. Thus, the display of the variable display device 4 can be performed with a relatively simple and simple configuration.
While giving randomness to the display contents at the time of stoppage, it can be used within a relatively short finite game period
Thus, the probability that the specific aspect described above actually appears can be averaged, thereby
It will be possible to equalize the service to players. Also, the above specific
By setting a value, the probability that the specific mode appears will be set in a predetermined range.
Both will be possible. For example, among the above-mentioned combinations of 1000 kinds of numbers, suppose that “111”, “3”
33, 555, 777, and 999 are called "big hits"
It is assumed that a specific mode is defined. Then, these specific digit strings are
Almost evenly distributed within the sequence of numerical values. That is, in the above-described numerical sequence, “33” is set between “111” and “333”.
3 ”and“ 555 ”, between“ 555 ”and“ 777 ”, and between“ 777 ”and“ 9 ”.
There are 206 non-specific digit strings between “99”. Also, "999
”And“ 111 ”are interposed by 176 non-specific numeral strings. Thus, specific
Numeric strings are not next to each other or close to each other,
There is no extreme separation. All the specific digit strings are arranged at substantially uniform intervals. As a result, the adding operation by the adding means 01 is performed 1000 times or an integer thereof.
If you do it slightly more than twice, the addition of the number of times that slightly exceeds 1000 ends
Each time, a different number sequence appears each time, and the specified number
The character string comes to appear. Thereby, the specific mode of the above “big hit” occurs.
The frequency can be made more uniform. Note that the specific value does not necessarily need to be “137”;
It may be a prime number or a numerical value other than a prime number. Also, the adding means 01 and the
Includes those that perform subtraction. Even if subtraction is performed instead of addition, the effect described above is the same.
Obtained in a similar manner. Here, in the embodiment, as shown in FIG. 17, in addition to the above configuration, the display data
It takes 12 ms between the start of the update operation of the
And an unspecified timer TM2 for inserting an unspecified time between 120 ms and
Have been. Further, from the start of the updating operation of the display data updating means 02 to the stop thereof,
(12000 ms) during which the addition result of the specific addition means 01 makes a round.
That is, the time corresponding to one cycle of the above-described numerical sequence (1000 × 12 ms = 12
000 ms), the above-mentioned unspecified timer T
A specific time tie having a timekeeping time of 12000 ms or 12 seconds with M2
Marker TM1 is provided. As a result, each time the update operation is stopped, the variable display device 4
Stop slightly beyond the stop position, and
The combination will be displayed. In this case, it is a little over the previous stop position
The injury is randomly determined by the unspecified timer TM2. by this
As described above, the combination of each number in the numerical value sequence is almost unbiased without partial bias.
Appears evenly and stops and is displayed. Further, regarding the above-mentioned unspecified timer TM2, the unspecified time data storage area 08
And an unspecified data generating means 06 and an unspecified time data selecting means 07 are provided.
Have been. The unspecified time data storage area 08 stores a plurality of types of time data (1 × 12 ms to 1
0 × 12 ms) is randomly distributed in the form of a single-digit integer value from 0 to 9.
I have. This storage area 08 is allocated in the ROM 220. Unspecified day
The data generator 06 generates unspecified data having a random value. Unspecified time
The data selecting means 07 receives the unspecified data given from the unspecified data generating means 06.
Time data in the storage area 08 is selected by the
Is set as the timer value in the unspecified time timer TM2. This allows
The number of times of addition by the addition means 01 is highly randomized and displayed within the display of the variable display device 4.
This makes it possible to provide even better randomness. On the other hand, the display data updating means 02, together with the specific value adding means 01,
Data holding means 02A, 02B, and 02C are provided. This multiple days
The data holding means 02A, 02B, 02C are a plurality of segment type of the variable display device 4.
It is provided corresponding to the indicators LEDA to LEDC. First data holding means
02A is the numerical value of the lower third digit displayed by the corresponding first indicator LEDA
Retain data. The second data holding means 02B stores the second data
It holds the numerical data of the second lower digit displayed by the display LEDB. Similarly, the third data holding means 02C is connected to the third display L
Holds the numerical data of the first lower digit displayed by the EDC. Along with this, the first
The holding means 02A stores the 3-digit effective addition output data (D0, D
1D2), the numerical data D2 of the third digit, the numerical data D1 of the second digit in the second holding means 02B, the numerical data D1 of the first digit in the third holding means 02C.
D0 is input to each of them. Thereby, the variable display LE
Each display content of DA to LEDC is given by the addition result of the addition means 01.
In addition, it is updated every fixed time (12 ms) in synchronization with the addition cycle.
Swelling. Further, the display updating means 02 is provided with timers TM3 and TM4.
You. The timers TM3 and TM4 are provided with the respective data holding units 02A, 02B and 02C.
Are sequentially delayed by a fixed time (120 ms). This
Thereby, the display update operation of each of the indicators LEDA to LEDC is as if the rotation is stopped.
Stop as you go. FIG. 18 shows a state in which the display update operation of the variable display device 4 is started and then stopped.
The operation of each unit in FIG. In FIG. 17 and FIG. 18, the specific time timer TM1 is controlled by a specific winning ball.
ON (ON) setting of the start switch SW1 or the number of ON (ON) settings
Is activated based on the memory of the predetermined time (12000 ms = 12 seconds)
Time. This specific time timer TM1 measures a specific time (12000 ms).
Is completed, or the stop switch SW2 is manually turned on.
When it is determined, the unspecified time timer TM2 is started. The unspecified time timer TM2 is selected by the unspecified time data selection means 07.
The specified unspecified time (12 ms to 120 ms) is measured. When the timing ends
That is, when the unspecified time set in the timer TM2 elapses, the segment
The operation of sequentially stopping the updating of the display contents of the LED-type indicators LEDA to LEDC is started.
Begun. The operation of stopping the updating of each display content in the segment type indicators LEDA to LEDD is performed in the following order. First, the timing of the unspecified time timer TM2 ends.
At this point, the updating of the display content of the first display LEDA is stopped. With this,
The first stop interval setting timer TM3 is started. This timer TM3 is one
A fixed time (120 ms) is measured. This fixed time (120 ms) is determined by
This corresponds to exactly 10 times the addition period (120 ms) of the stage 01. The timing ends
, That is, a predetermined time (120 m) after the update of the display contents of the display LEDA is stopped.
After s), the updating of the display content of the second display LEDB is stopped. this
At the same time, the second stop interval setting timer TM4 is started. This timer
TM4 also measures a certain time (120 ms). This fixed time (120 ms)
This corresponds to exactly 10 times the addition cycle (120) of the addition means 01. And the first
The 20th addition cycle (12 m) since the update operation of the second display LEDA is stopped.
(s × 20 times = 240 ms), the display content of the third LEDC is updated.
Stopped. As described above, each of the segment-type indicators LEDA to LED of the variable display device 4
Update of each display content in D is sequentially stopped at regular intervals (120 ms).
It has been stopped. At this time, before the stop operation is performed,
An unspecified time (12 ms to 120 ms) is inserted by the specified time timer TM2.
Will be Thus, the variable display device activated by the start switch SW1
4 is stopped when the stop switch SW2
It can be changed randomly regardless of the crop timing. to this
Accordingly, each of the segment type indicators LEDA to LEDD of the variable display device 4
The contents of each stop display are randomized. This randomized state is
Even when the display update cycle of the variable display device 4 or the update stop interval is fixed,
Or, if all other actions are regularized, they will definitely appear. In this way,
With a simple and concise configuration with only one unspecified component in one place,
The operation of the variable display device 4 can be reliably provided with randomness. [0203] Table 3 below shows a configuration example of the unspecified time data storage area 08. As shown in Table 3, the unspecified time data storage area 08 is represented by an integer from 0 to 9.
10 types of time data are stored. These 10 types of time data are
A much larger number (128) than the time types are stored randomly distributed
ing. [Table 3] In Table 3, the composition ratio of each time data, that is, the frequency of occurrence of an unspecified time is as follows.
It is as shown in Table 4. In addition, each unspecified time data from 0 to 9 and real time
Is shown in Table 5. [Table 4] [Table 5] FIG. 19 shows a configuration example of the unspecified data generating means 06. [0209] As shown in the figure, the unspecified data generating means 06 is provided with a reset number counting means.
061, a refresh counter 062 in the microcomputer (Z80), and a logical operation means 063. Reset number counting means 061
Counts the number of resets of the CPU. The count value, especially the lower digit (10
The content C61 obtained by extracting only the lower one digit of the radix number (corresponding to the digits 0 to 9) is
When and when the microcomputer was first turned on by power-up
Unspecified numerical values due to the accumulation of extremely slight frequency variation of the pulse, etc.
You. That is, it is randomized. [0210] The refresh counter 062 refreshes the dynamic RAM.
It operates independently in the microcomputer and is
Cannot be operated. Therefore, the content C62 is also determined by the reset number counting means 06.
Like 1, it is randomized. Further, the logical operation means 063 is provided with the above two types.
The contents C61 and C62 of the class are logically operated on each other. Logical operation in this case is exclusive
Logical disjunction is performed. The operation of the logical operation means 063
The result is used as the unspecified data. In this case, the result of the above calculation is the numerical value of the lower digit (0 to 9 in decimal).
) Are extracted and used as the unspecified data. Also,
The two types of contents C61 and C62 each have sufficient randomness even when used alone.
You. Therefore, the content C61 or C62 is used as the unspecified data as it is.
It may be used. However, the two types are
By performing logical operations on the contents C61 and C62 of each other,
It is possible to obtain highly specific unspecified time data. In this embodiment, a pachinko game machine is applied as an example of a game machine.
However, as long as it uses a variable display device, it is limited to pachinko machines.
Variable display devices such as slot game machines and arrange ball machines
May be a gaming machine having the same. As described above, as has been clarified in the description of the embodiments, the gaming machine according to the present invention has multiple functions.
A variable display device having a number of display sections and forming a game state, and a table of the variable display device
Display data updating means for updating data corresponding to the display contents,
When the display content of the device stops in a specific manner, a special game state is generated to
In a gaming machine configured to give a profit, the display data updating means
Arithmetic means for adding or subtracting a required value for giving randomness to the displayed content
And the data corresponding to the display contents when the variable display device is stopped.
Display data holding means for holding the data in correspondence with each of the plurality of display units;
The display contents when the variable display device is stopped based on the values sequentially obtained from the calculation means.
Since the corresponding data is determined and stored in the display data holding means,
Display contents at the time of display stop of the variable display device with a relatively simple and simple configuration
Randomness, and within a relatively short finite game period, for example,
The probability that a particular mode such as
The effect is that the fairness of service to the player can be achieved. [0215] Further, display data holding means for holding the display contents when the variable display device is stopped is provided.
As a result, the display contents of the variable display device are adjusted toward the determined stop contents.
It is possible to stop the game sequentially with a time lag, and this
As a result, it is possible to increase the expectation that a specific mode will occur.

【図面の簡単な説明】 【図１】 図１はこの発明の主要な構成を特許請求の範囲の記載に対応させて示すブロッ
ク図、 【図２】 図２はこの発明の一実施例によるパチンコ遊技機本体の全体を前面から見た状
態を示す図、 【図３】 図３はその遊技盤の部分を取り出して示す図、 【図４】 図４は上記遊技盤に配設される可変表示装置の前面を示す図、 【図５】 図５は図４の可変表示装置の側断面状態を示す図、 【図６】 図６は上記遊技盤に配設される特別変動入賞装置の閉状態を前面から見た状態
を示す斜視図、 【図７】 図７は上記特別変動入賞装置の開状態を前面から見た状態を示す斜視図、 【図８】 図８は上記特別変動入賞装置の裏側の状態を示す分解斜視図、 【図９】 図９は上記特別変動入賞装置の側断面状態を示す図、 【図１０】 図１０は図２〜図９に示したパチンコ遊技機の制御装置部分の一実施例を示す
ブロック図、 【図１１】 図１１は上記制御装置の動作状態を示すタイミングチャート、 【図１２】 図１２は上記制御装置内に設けられるリセットパルス発生手段の構成例を示す
ブロック図、 【図１３】 図１３は上記制御装置のＩ／Ｏユニット付近の詳細を示す回路図、 【図１４】 図１４は上記Ｉ／Ｏユニット内に設けられる音階発生手段の構成例を示す回路
図、 【図１５】 図１５は上記制御装置の構成を説明するための処理フローチャート、 【図１６】 図１６は図１５のフローチャート内の一部を詳細に示すフローチャート、 【図１７】 図１７は上記制御装置において構成される可変表示制御部分の構成を示すブロ
ック図、 【図１８】 図１８は上記可変表示装置における一連の停止動作を互いに時間対応させて示
すタイミングチャート、 【図１９】 図１９は不特定時間データ発生手段の構成例を示すブロック図である。 【符号の説明】 １ 遊技盤、 ４ 可変表示装置、 ５ 特別変動入賞装置、 ２００ 制御装置、 ３００ パチンコ遊技機本体、 ２１０ マイクロ・コンピュータ、 ２２０ ＲＯＭ、 ２３０ ＲＡＭ、 ２４０ アドレスデコーダ、 ２５０ Ｉ／Ｏユニット、 ２５７ 音階発生手段、 ２９０ リセット信号発生手段、 φｋ 基本クロックパルス、 φｔ リセットパルス、 ＴＭ１ 特定時間タイマー、 ＴＭ２ 不特定時間タイマー、 ＴＭ３，ＴＭ４ 停止タイミング遅延用のタイマー、 ＴＭＡ〜ＴＭＤ 表示内容更新周期設定タイマー、 ０１ 演算算手段、 ０２ 表示データ更新手段、 ０６ 不特定データ発生手段、 ０７ 不特定時間データ選択手段。BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a block diagram showing a main configuration of the present invention corresponding to the description of the claims. FIG. 2 is a pachinko machine according to an embodiment of the present invention. FIG. 3 is a view showing a state in which the entire game machine body is viewed from the front, FIG. 3 is a view showing a portion of the game board taken out, and FIG. 4 is a variable display provided on the game board. FIG. 5 is a view showing a sectional side view of the variable display device of FIG. 4; FIG. 6 is a view showing a closed state of a special variable prize winning device arranged on the game board; 7 is a perspective view showing a state of the special variable winning device viewed from the front, FIG. 7 is a perspective view showing a state of the special variable winning device opened, and FIG. FIG. 9 is an exploded perspective view showing a state on the back side, FIG. 9 is a view showing a side cross-sectional state of the special fluctuation winning device, FIG. 10 is a block diagram showing one embodiment of a control device portion of the pachinko gaming machine shown in FIGS. 2 to 9, FIG. 11 is a timing chart showing an operation state of the control device, and FIG. FIG. 12 is a block diagram showing a configuration example of reset pulse generating means provided in the control device. FIG. 13 is a circuit diagram showing details of the vicinity of an I / O unit of the control device. FIG. 14 is a circuit diagram showing a configuration example of a scale generating means provided in the I / O unit. FIG. 15 is a processing flowchart for explaining a configuration of the control device. FIG. FIG. 17 is a flowchart showing a part of the flowchart in FIG. 15 in detail; FIG. 17 is a block diagram showing a configuration of a variable display control unit configured in the control device; FIG. Series of timing charts showing a stop operation in correspondence with each other time in the variable display device, and FIG. 19 is a block diagram showing a configuration example of an unspecified time data generating means. [Description of Signs] 1 gaming board, 4 variable display device, 5 special variable prize winning device, 200 control device, 300 pachinko machine main unit, 210 microcomputer, 220 ROM, 230 RAM, 240 address decoder, 250 I / O unit , 257 Scale generation means, 290 Reset signal generation means, φk basic clock pulse, φt reset pulse, TM1 specific time timer, TM2 unspecified time timer, TM3, TM4 Timer for stop timing delay, TMA-TMD Display content update cycle setting Timer, 01 arithmetic operation means, 02 display data update means, 06 unspecified data generation means, 07 unspecified time data selection means.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 【請求項１】 複数の表示部を有しゲーム状態を形成する可変表示装置と、この可変表示装置
の表示内容に対応するデータを更新する表示データ更新手段とを備え、上記可変
表示装置の表示内容が特定の態様で停止したときに特別遊技状態を発生させて特
別利益を付与するように構成した遊技機において、 上記表示データ更新手段に、停止表示内容にランダム性を与えるための所要の
値を加算もしくは減算する演算手段と上記可変表示装置の停止時の表示内容に対
応するデータを上記可変表示装置の複数の表示部のそれぞれに対応して保持する
表示データ保持手段とを設け、 上記演算手段から順次得られる値に基づいて上記可変表示装置の停止時の表示
内容に対応したデータを決定し上記表示データ保持手段に保持させるようにした
ことを特徴とする遊技機。Claims: 1. A variable display device having a plurality of display units and forming a game state, and a display data updating unit for updating data corresponding to display contents of the variable display device, In a gaming machine configured to generate a special game state and give a special profit when the display content of the variable display device is stopped in a specific mode, the display data updating means may have a random display content. A calculating means for adding or subtracting a required value to be provided, and a display data holding means for holding data corresponding to display contents when the variable display device is stopped in correspondence with each of the plurality of display units of the variable display device The data corresponding to the display content when the variable display device is stopped is determined based on the values sequentially obtained from the arithmetic means, and is stored in the display data holding means. A gaming machine characterized in that: