JP2555977Y2 - 暖房機器の温度制御装置 - Google Patents

暖房機器の温度制御装置

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JP2555977Y2
JP2555977Y2 JP6612791U JP6612791U JP2555977Y2 JP 2555977 Y2 JP2555977 Y2 JP 2555977Y2 JP 6612791 U JP6612791 U JP 6612791U JP 6612791 U JP6612791 U JP 6612791U JP 2555977 Y2 JP2555977 Y2 JP 2555977Y2
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正敏 内田
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東芝機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電気カーペット等の暖
房機器の温度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電気カーペットではカーペット
本体にヒータ線を配線してカーペット本体を加熱する
が、この場合、ヒータへの通電初期時におけるカーペッ
ト本体温度の立ち上がりを速くするために次のような技
術が備えられている。例えば通電時から所定期間だけ目
標温度を一定の温度だけ増加等する補正を行い、これに
よりカーペット本体の温度を速く目標温度に到達させる
技術がある。又、他の技術としては、カーペット本体の
温度が目標温度に達するまで目標温度を増加等の補正を
行って速く目標温度に到達させるものがある。さらに他
の技術としては室温とカーペット本体の温度との差から
通電開始時に目標温度の補正を行うかの判断を行い、こ
の判断により例えば通電時から所定期間だけ目標温度を
増加等の補正を行うものがある。
【0003】しかしながら、上記各技術ではカーペット
本体の保温状態が良くてカーペット本体の温度が高かっ
たり、又カーペットを通電してからカーペット本体の温
度が低下しないうちに再通電すると、カーペット本体の
温度が目標温度よりも高くなる、つまり通電の立ち上が
りにおいてカーペット本体の温度がオーバシュートす
る。又、カーペット本体の温度が低下しないうちに再通
電すると、この再通電時に補正した目標温度が高くな
り、カーペット本体の温度が高くなる。又、通電時にお
ける温度補正が終了して目標温度に設定したときに、補
正した目標温度と目標温度とに差があってカーペット本
体の温度が一時的にドロップすることがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】以上のように通電時に
おける目標温度の補正が不適性であり、通電時における
立ち上がり温度が不安定となる。
【0005】そこで本考案は、通電の立ち上がり時にお
ける温度がオーバシュート及び温度ドロップすることな
く安定した状態に制御できる温度制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、電気カーペッ
ト等の暖房機器の温度を検出する温度センサと、この温
度センサにより検出された暖房機器の温度が予め設定さ
れた第1温度に達する時間を測定し、この時間に応じて
目標温度を補正する第1補正回路と、暖房機器の温度が
補正された目標温度に達する時間を測定し、この時間に
応じて補正された目標温度を目標温度に順次戻すまでの
時間の長さを求めて目標温度に順次変更する第2補正回
路とを備えて上記目的を達成しようとする暖房機器の温
度制御装置である。
【0007】
【作用】このような手段を備えたことにより、第1補正
回路は温度センサにより検出された暖房機器の温度が予
め設定された第1温度に達する時間を測定してこの時間
に応じて目標温度を補正し、第2補正回路は暖房機器の
温度が補正された目標温度に達する時間を測定し、この
時間に応じて補正された目標温度を目標温度に順次戻す
までの時間の長さを求めて目標温度に順次変更する。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0009】図1は電気カーペットに適用した暖房機器
の温度制御装置の構成図である。交流電源1にはサイリ
スタ等のスイッチング素子2を介してヒータ線3が接続
されている。なお、ヒータ線3はカーペット本体に配置
されている。このカーペット本体には温度センサ4が配
線されている。
【0010】一方、目標温度設定回路5が設けられ、こ
の目標温度設定回路5で設定された目標温度Tmに応じ
た信号が加算器6を介して比較回路7に送られるように
なっている。
【0011】又、上記温度センサ4から出力される温度
検出信号は第1タイマ回路8及び第2タイマ回路9に送
られている。これらタイマ回路8、9のうち第1タイマ
回路8は温度センサ4により検出されたカーペット本体
の温度が予め設定された第1温度T0 、例えば30℃に
達する時間を測定してその時間t1 を温度補正回路10
に送出する機能を有するものである。
【0012】又、第2タイマ回路9はカーペット本体の
温度が温度補正回路10により上記時間t1 に基づいて
補正された目標温度T(t1)に達する時間を測定してその
時間t2 を第3タイマ回路11に送出する機能を有して
いる。
【0013】この第3タイマ回路11は上記時間t2 を
受け、この時間t2 に応じて補正された目標温度T(t1)
を目標温度Tmに順次変更する時間F(t2)を求めて温度
補正回路10に送出する機能を有している。
【0014】この温度補正回路10は、第1タイマ回路
8からカーペット本体の温度が第1温度T0 に達する時
間t1 を受け、この時間t1 に応じて目標温度Tmを増
減する補正信号を加算器6に送出する第1の機能、第3
タイマ回路11から時間t2を受け、この時間t2 に従
って目標温度T(t1)を目標温度Tmに順次変更する補正
信号を加算器6に送出する第2の機能を有している。
【0015】ここで、上記補正された目標温度T(t1)は
次式により表される。 T(t1)=Tc +K1 ×t1 …(1) ここで、Tc は最低補正値、K1 は定数であって、一般
にTc はほぼ2deg であり、K1 はほぼ0.05[deg /
分]である。
【0016】又、上記目標温度T(t1)を目標温度Tmに
順次変更する時間F(t2)は、時間t2 に反比例した時間
となる。つまり F(t2)=K2 /t2 …(2) として表される。ここで、K2 はほぼ 600[s2 ]であ
る。又、この時間F(t2)は直線近似して、 F(t2)=Tc0−K3 ×t2 …(3) としてもよい。但し、Tc0は定数でほぼ60、K3 はほぼ
1,5 である。なお、時間t2 により立上り時の傾斜を知
ることにより急激な立上りでは温度センサ4の検出温度
とカーペット表面温度との温度差が大きくなるため、目
標温度Tm に達する時間が長くなる。このため、時間F
(t2)は時間t2 に反比例した値となる。
【0017】以上の構成により第1タイマ回路8及び温
度補正回路10により第1補正回路、つまり温度センサ
4により検出されたカーペット本体の温度が予め設定さ
れた第1温度T0 に達する時間を測定し、この時間t1
に応じて目標温度Tmを補正する機能を有するものとな
る。
【0018】又、第2タイマ回路9、第3タイマ回路1
1及び温度補正回路10により第2補正回路、つまりカ
ーペット本体の温度が目標温度T(t1)に達する時間を測
定し、この時間t2 に応じて目標温度T(t1)を目標温度
Tmに順次戻すまでの時間F(t2)を求めて目標温度F(t
2)に順次変更する機能を有するものとなる。
【0019】比較回路7は加算器7からの目標温度と温
度センサ4からの温度検出信号とを入力してこれに温度
差に応じてスイッチング素子2をオン・オフ制御する機
能を有している。次に上記の如く構成された装置の作用
について図2に示す動作タイミング図を参照して説明す
る。
【0020】電源スイッチが投入され、交流電源1から
スイッチング素子2を通してヒータ線3に電力が供給さ
れると、このとき温度センサ4はカーペット本体の温度
を検出してその温度検出信号を出力する。この温度検出
信号は第1及び第2タイマ回路8、9に共に送られる。
【0021】このうち、第1タイマ回路8は温度センサ
4からの温度検出信号を受け、カーペット本体の温度と
第1温度T0 とを比較してカーペット本体の温度が第1
温度T0 に達する時間を測定する。そして、第1タイマ
回路8はこの測定した時間t1 を温度補正回路10に送
出する。この温度補正回路10は時間t1 を受けると、
この時間t1 に応じて目標温度Tmを増減する補正信号
を加算器6に送出する。この場合、補正信号は、上記第
(1) 式に従ってカーペット本体の温度が所定温度よりも
高かったり室温が所定室温よりも高いと目標温度Tmを
低下させるものとなり、又カーペット本体の温度が所定
温度よりも低かったり室温が所定室温よりも低いと目標
温度Tmを上げるものとなる。
【0022】しかして、目標温度設定回路5から出力さ
れた目標温度信号は加算器6において補正信号により補
正された目標温度T(t1)の信号となって比較回路7に送
られる。この比較回路7は目標温度T(t1)の信号と温度
センサ4からの温度検出信号とを入力し、目標温度T(t
1)とカーペット本体の温度との温度差に応じてスイッチ
ング素子2をオン・オフ制御する。これにより、カーペ
ット本体の温度は目標温度T(t1)に向かって上昇する。
この結果、初期温度と安定温度との差やカーペットカバ
ー等の熱容量の変化による補正不足、さらにはオーバシ
ュートが低減される。
【0023】次に第2タイマ回路9は温度センサ4から
の温度検出信号を受けてカーペット本体の温度が目標温
度T(t1)に達するまでの時間を測定し、その時間t2 を
第3タイマ回路11に送出する。この第3タイマ回路1
1は時間t2 を受け、この時間t2 に応じて目標温度T
(t1)を目標温度Tmに順次下げる時間F(t2)を上記第
(2) 式に基づいて求め、この時間F(t2)後に補正ゼロと
なる補正信号を温度補正回路10に送出する。これによ
り、目標温度T(t1)は時間F(t2)後に目標温度Tmとな
って比較回路7に送られる。
【0024】この比較回路7は目標温度T(t1)から目標
温度Tmに低下する信号と温度センサ4からの温度検出
信号とを入力し、時間F(t2)後に目標温度Tmとカーペ
ット本体の温度との温度差に応じてスイッチング素子2
をオン・オフ制御する。以後、カーペット本体の温度は
目標温度Tm一定に制御される。
【0025】このように上記一実施例においては、カー
ペット本体の温度が第1温度T0 に達する時間t1 を測
定し、この時間t1 に応じて目標温度Tmを増減して目
標温度T(t1)とし、カーペット本体の温度が目標温度T
(t1)に達する時間t2 を測定してこの時間t2 に応じて
目標温度T(t1)を目標温度Tmに順次変更する時間F(t
2)の長さを調整するようにしたので、カーペット本体の
温度、つまりカーペット本体の保温状態、放熱状態、室
温の高低、カーペットカバーの使用による熱容量の変化
などに応じて通電時における目標温度Tmを補正でき、
通電立ち上がり時におけるカーペット本体温度のオーバ
シュートが発生しない。又、温度補正が終了した後に温
度ドロップすることなく安定した状態に制御できる。
【0026】なお、本考案は上記一実施例に限定される
ものでなくその要旨を変更しない範囲で変形してもよ
い。例えば、目標温度設定回路5に設定される目標温度
は最高温度及び最低温度を設定してもよい。又、電気カ
ーペットに限らず暖房畳み、電気毛布、電気こたつなど
にも適用できる。
【0027】
【考案の効果】以上詳記したように本考案によれば、通
電の立ち上がり時における温度がオーバシュート及び温
度ドロップすることなく安定した状態に制御できる暖房
機器の温度制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる暖房機器の温度制御装置の一実
施例を示す構成図。
【図2】同装置の温度制御の作用を示す図。
【符号の説明】
2…スイッチング素子、3…ヒータ線、4…温度セン
サ、5…目標温度設定回路、6…加算器、7…比較回
路、8…第1タイマ回路、9…第2タイマ回路、10…
温度補正回路、11…第3タイマ回路。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気カーペット等の暖房機器の温度を検
    出する温度センサと、この温度センサにより検出された
    前記暖房機器の温度が予め設定された第1温度に達する
    時間を測定し、この時間に応じて目標温度を補正する第
    1補正回路と、前記暖房機器の温度が補正された前記目
    標温度に達する時間を測定し、この時間に応じて補正さ
    れた前記目標温度を前記目標温度に順次戻すまでの時間
    の長さを求めて前記目標温度に順次変更する第2補正回
    路とを具備したことを特徴とする暖房機器の温度制御装
    置。
JP6612791U 1991-08-21 1991-08-21 暖房機器の温度制御装置 Expired - Lifetime JP2555977Y2 (ja)

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JP5394185B2 (ja) * 2009-10-07 2014-01-22 株式会社コロナ 電気暖房機

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KR20200080734A (ko) * 2018-12-27 2020-07-07 주식회사 경동전자 온수매트 및 온수매트의 제어방법
KR102248318B1 (ko) * 2018-12-27 2021-05-04 주식회사 경동나비엔 온수매트 및 온수매트의 제어방법

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