JP2555575Y2 - ポンプモータ装置 - Google Patents

ポンプモータ装置

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JP2555575Y2
JP2555575Y2 JP2345493U JP2345493U JP2555575Y2 JP 2555575 Y2 JP2555575 Y2 JP 2555575Y2 JP 2345493 U JP2345493 U JP 2345493U JP 2345493 U JP2345493 U JP 2345493U JP 2555575 Y2 JP2555575 Y2 JP 2555575Y2
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JP
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pump
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motor
motor case
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JP2345493U
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JPH0677466U (ja
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博久 出口
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は新規なポンプモータ装置
に関する。詳しくは、防水性能を向上させた新規なポン
プモータ装置を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】図6に従来のポンプモータ装置aを示
す。
【0003】該ポンプモータ装置aは自動車に搭載され
るウインドウオッシャー、ヘッドランプウオッシャー等
に洗浄水を供給するポンプ用のポンプモータ装置であ
る。
【0004】bはモータケースであり、一端が閉塞され
た略円筒状をしたケース本体cと該ケース本体cの開口
端を閉塞するエンドフレームdとから成る。
【0005】そして、上記エンドフレームdの後側が上
記ケース本体cの開口端部に内嵌され、これによって、
モータケースbが形成される。
【0006】eはモータケースb内に回転自在に配置さ
れた回転軸であり、その前端部e´はエンドフレームd
の挿通孔を挿通して前方に突出している。
【0007】そして、fはモータケースb内において回
転軸eに固定された電機子、g、gは電機子fを囲むよ
うにモータケースb内に配置された界磁石、hはモータ
ケースb内の前端寄りの位置で回転軸eに固定された整
流子、iは上記整流子hと接触するブラシである。
【0008】jはポンプケースであり、上記エンドフレ
ームdとケース本体pとから成る。
【0009】ケース本体kは前端が閉塞された円筒状を
しており、その後端部が上記エンドフレームdに外嵌さ
れ、これによってポンプケースjが形成される。
【0010】尚、ケース本体kの閉塞端からは流入パイ
プlが突出されている。また、mは流出パイプである。
【0011】そして、ポンプケースj内にはインペラn
が配置され、該インペラnは上記回転軸eの前端部e´
に固定されている。
【0012】しかして、回転軸eが回転されると、イン
ペラnが回転されて、流体がポンプケースjの流入パイ
プlから流入して流出パイプmから流出していく。
【0013】そして、一般的に、このようなモータにお
いては、電機子等の回転部が回転するためにはモータケ
ースが外部と連通している必要があり、そのために、モ
ータケースには呼吸口が形成されている。
【0014】そして、上記ポンプモータ装置aにあって
は、エンドフレームdに小さな挿通孔oが形成され、こ
の挿通孔oがポンプケースjのケース本体kとエンドフ
レームdとの嵌合部の内面、前端面、外面及びこれに連
続してエンドフレームdに形成された溝pを介して外部
と連通され、この挿通孔o及び溝pによって呼吸孔が形
成される。
【0015】
【考案が解決しようとする課題】ところで、ポンプモー
タ装置が自動車のウインドウオッシャー、ヘッドランプ
ウオッシャー等に洗浄水を供給するポンプ用に使用され
る場合は、雨天時あるいは洗車時等にモータケースに水
がかかってしまう場合が多い。
【0016】即ち、上記したポンプモータ装置aのよう
にモータケースbに呼吸口o、pのような外部と連通す
る孔が空いていると、水がかかった場合に該水がモータ
ケースb内に入ってしまいショート等の事故や錆の発生
の原因となってしまうという問題があり、上記したポン
プモータ装置aのように呼吸孔o、pの近くにブラシi
等の給電部がある場合には特に問題がある。
【0017】特に、モータケースb内が高温になってい
る状態からモータケースbの全部或いは一部が浸水した
場合には、モータケースb内の空気が冷却されることに
よって収縮して水が呼吸孔o、pを通してモータケース
b内に吸入されてしまい、上記したショート等が起こる
危険性が極めて大である。
【0018】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案ポンプモ
ータ装置は、上記した課題を解決するために、インペラ
をケース内に備えたポンプとモータケース内に所用要素
が配置されたモータとが一体化されモータの反ポンプ側
の位置に給電部が配置されたポンプモータ装置であっ
て、モータケースのポンプ側の位置にモータケースの内
外を連通させる呼吸孔を形成し、該呼吸孔とモータケー
スとポンプとの間の部分を覆うカバーを被着してモータ
ケースとポンプとの間に空間を形成し、該空間内に複数
の仕切壁を形成すると共に、前記カバーに上記空間と外
部とを連通させる連通孔を形成したものである。
【0019】
【作用】従って、本考案ポンプモータ装置にあっては、
モータケース内が高温になっている状態から浸水して
も、モータケース内の空気の収縮による水の吸入はカバ
ーとモータケースとポンプケースとによって画成される
空間までに限られ、しかも、モータケースの呼吸孔は給
電部のある反ポンプ側から遠い位置にあるので、ショー
トの危険は殆ど無くなる。
【0020】
【実施例】以下に本考案ポンプモータ装置1の詳細を添
付図に示す実施例に従って説明する。
【0021】2はケース体であり、各部が合成樹脂によ
り一体的に形成されている。
【0022】3は略円筒状をし後端が開口されたモータ
ケース部であり、前端は壁4にて閉塞され、また、開口
された後端はエンドフレーム5によって閉塞されてい
る。
【0023】そして、モータケース部3の前端壁の中心
から上方へ偏倚した位置にはモータケース部3の内部空
間と外部とを挿通する呼吸孔6、6が形成されている。
【0024】7はポンプケース部であり、その内部空間
は厚手の円板状をしている。
【0025】そして、該ポンプケース部7の後端壁8の
中心部と上記モータケース部3の前端壁4の中心部とが
これらより細い円筒状をした連結部9によって連結され
ている。
【0026】また、10、10、・・・はモータケース
部3の前端壁4とポンプケース部7の後端壁8及び連結
部9とに架け、それぞれが周方向に約90°離間した状
態で形成されたリブである。
【0027】更に、ポンプケース部7の前端壁の中心部
からは前方へ向けて流入パイプ11が突設されており、
また、側面壁からは該側面壁の略接線方向へ突出した流
出パイプ12が突設されている。
【0028】そして、該ポンプケース部7の内部空間内
にはインペラ13が回転自在に収納されており、該イン
ペラ13が所定の方向へ回転することにより、流体が流
入パイプ11からポンプケース部7内に流入し、それか
ら、流出パイプ12を通して流出されていく。
【0029】14は回転軸であり、上記モータケース部
3の中心軸に略沿って延びるようにモータケース部3に
回転自在に支持されており、その一端部14aは連結部
9を挿通してポンプケース部7内にまで突出させられて
おり、該一端部14aに上記インペラ13が固定されて
いる。
【0030】15は回転軸14の他端寄りの位置に固定
された整流子、16は回転軸14のうちモータケース部
3内に位置した部分の一端寄りの位置に固定された電機
子である。
【0031】また、17は界磁石、18はブラシであ
り、共にモータケース部3内に支持されており、界磁石
17は上記電機子16を囲む位置に、また、ブラシ18
は上記整流子15に接触する位置に、それぞれ配置され
ている。
【0032】しかして、上記回転軸14、整流子15、
電機子16、界磁石17、ブラシ18等によりモータ1
9が構成される。
【0033】尚、20はモータ19に電力を供給するた
めの給電部である。
【0034】21は略円筒状を成す合成樹脂製の防水カ
バーであり、該防水カバー21の外周壁22にはドレイ
ンパイプ23が一体に突出形成され、該ドレインパイプ
23の孔24によって防水カバー21の内外が連通され
ている。
【0035】25、25は防水カバー21の外周壁22
の前端部及び後端部の内面に周方向に亘って形成された
突条であり、そして、その端面26、26には更に小さ
な突条27、27、・・・が形成されている。
【0036】しかして、防水カバー21が、モータケー
ス部3とポンプケース部7の連結部9の周りを覆うよう
に外嵌され、そして、突条25、25がそれぞれ、モー
タケース部3及びポンプケース部7の外周面と突条2
7、27、・・・との溶着によってモータケース部3と
ポンプケース部7とにまたがった状態で固定される。
【0037】すると、モータケース部3の前端壁4、ポ
ンプケース部7の後端壁8、連結部9及び防水カバー2
1の外周壁22とによって囲まれ、そして、リブ10、
10、・・・によって略4つに仕切られ、それぞれがリ
ブ10、10、・・の端面10a、10a・・・と防水
カバー20の内面との間の隙間28、28、・・・によ
って連通された迷路状の空間29が画成される。
【0038】そして、モータケース部3の呼吸孔6、6
は、上記した迷路状の空間29とドレインパイプ23の
孔24を介して外部空間と連通されるようになる。
【0039】従って、上記ポンプモータ装置1に水がか
かるようなことがあっても、上記したようにモータケー
ス部3の呼吸孔6、6が形成された部分は防水カバー2
1によって覆われているので、直接水がかかることがな
く、しかも、呼吸孔6、6はドレインパイプ23と迷路
状の空間29とを介して外部空間と連通されるので、当
該水がモータケース部3の内部にまで侵入することも防
止される。
【0040】また、仮にドレインパイプ23の孔24か
ら迷路状の空間29の内部に水が侵入し、振動によって
水が跳ねたり水面が揺動したりしてもリブ10、10、
・・・が隔壁として作用するので、それは下部の空間内
のみにて起こり、呼吸孔6、6がある上部の空間まで達
することがなく、モータケース部3内部にまで水が入り
込むのをより効果的に防止することができる。
【0041】尚、本考案ポンプモータ装置1の防水カバ
ー21のドレインパイプの形状は、図示したような単純
な形状に限らず、例えば先端を斜めにカットしたり、内
部を迷路状に形成するなど適宜な形状にしてもよいこと
はいうまでもない。
【0042】
【考案の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本考案ポンプモータ装置は、インペラをケース内に
備えたポンプとモータケース内に所用要素が配置された
モータとが一体化されモータの反ポンプ側の位置に給電
部が配置されたポンプモータ装置であって、モータケー
スのポンプ側の位置にモータケースの内外を連通させる
呼吸孔を形成し、該呼吸孔とモータケースとポンプとの
間の部分を覆うカバーを被着してモータケースとポンプ
との間に空間を形成し、該空間内に複数の仕切壁を形成
すると共に、前記カバーに上記空間と外部とを連通させ
る連通孔を形成したことを特徴とする。
【0043】従って、本考案ポンプモータ装置にあって
は、モータケース内が高温になっている状態から浸水し
ても、モータケース内の空気の収縮による水の吸入はカ
バーとモータケースとポンプケースとによって画成され
る空間までに限られ、しかも、モータケースの呼吸孔は
給電部のある反ポンプ側から遠い位置にあるので、ショ
ートの危険は殆ど無くなる。
【0044】尚、上記実施例において示した具体的な形
状乃至構造は何れも本考案の具体化に当たってのほんの
一例を示したものにすぎず、これらによって本考案の技
術的範囲が限定的に解釈されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案ポンプモータ装置の実施の一例を示す縦
断面図である。
【図2】側面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】防水カバーの正面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う拡大断面図である。
【図6】従来のポンプモータ装置の一例を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
1 ポンプモータ装置 3 モータケース 6 呼吸孔 7 (ポンプの)ケース 10 仕切壁 13 インペラ 20 給電部 21 カバー 24 連通孔 29 空間

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インペラをケース内に備えたポンプとモ
    ータケース内に所用要素が配置されたモータとが一体化
    されモータの反ポンプ側の位置に給電部が配置されたポ
    ンプモータ装置であって、モータケースのポンプ側の位
    置にモータケースの内外を連通させる呼吸孔を形成し、
    該呼吸孔とモータケースとポンプとの間の部分を覆うカ
    バーを被着してモータケースとポンプとの間に空間を形
    成し、該空間内に複数の仕切壁を形成すると共に、前記
    カバーに上記空間と外部とを連通させる連通孔を形成し
    たことを特徴とするポンプモータ装置。
JP2345493U 1993-04-09 1993-04-09 ポンプモータ装置 Expired - Lifetime JP2555575Y2 (ja)

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JP2345493U JP2555575Y2 (ja) 1993-04-09 1993-04-09 ポンプモータ装置
GB9406883A GB2276987B (en) 1993-04-09 1994-04-07 Waterproof construction of a pump-and-motor unit for use in windshield washer systems or the like
DE19944412210 DE4412210C2 (de) 1993-04-09 1994-04-08 Wasserdichter Aufbau einer Pumpen-und-Motor-Einheit zur Verwendung in Windschutzscheiben-Waschsystemen oder dergleichen

Applications Claiming Priority (1)

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JP2345493U JP2555575Y2 (ja) 1993-04-09 1993-04-09 ポンプモータ装置

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Publication Number Publication Date
JPH0677466U JPH0677466U (ja) 1994-10-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008002407A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Ichikoh Ind Ltd モータポンプ装置

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JPH0677466U (ja) 1994-10-28

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