JP2555413Y2 - エンジン冷却装置 - Google Patents

エンジン冷却装置

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JP2555413Y2
JP2555413Y2 JP1992018844U JP1884492U JP2555413Y2 JP 2555413 Y2 JP2555413 Y2 JP 2555413Y2 JP 1992018844 U JP1992018844 U JP 1992018844U JP 1884492 U JP1884492 U JP 1884492U JP 2555413 Y2 JP2555413 Y2 JP 2555413Y2
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JP
Japan
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fan
radiator
shroud
cooling air
slit
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Application number
JP1992018844U
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English (en)
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JPH0578928U (ja
Inventor
稔彦 寺島
Original Assignee
東洋運搬機株式会社
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばフォークリフト
等の荷役車両に適用されるエンジン冷却装置の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のエンジン冷却装置として
は、例えば図2に示したものが知られている。当該エン
ジン冷却装置50は、基本的には、ラジエータ51と、
これに冷却風を送るファン52と、これからの冷却風を
ラジエータ51に導くシュラウド53と、から構成され
ている。而して、この様なものは、ファンからの冷却風
がシュラウドに依り導かれてラジエータに送られ、ラジ
エータが冷却される。ところが、この様なものは、ファ
ンとシュラウドとの隙間(チップクリアランス)を製造
上の問題から余り小さくできなかったので、シュラウド
内からの冷却風の巻き返しが起生し、これに伴う騒音が
発生していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、叙上の問題
点に鑑み、これを解決する為に創案されたもので、その
目的とする処は、冷却風の巻き返しに伴う騒音を低減さ
せる様にしたエンジン冷却装置を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案のエンジン冷却装
置は、基本的には、ラジエータと、ラジエータに冷却風
を送るファンと、ファンからの冷却風をラジエータに導
くシュラウドと、シュラウドのラジエータ側の端部を切
欠いて形成されてファンからの冷却風の一部を逃がすス
リットと、から構成した事に特徴が存する。
【0005】
【作用】ファンからの冷却風がシュラウドに依り導かれ
てラジエータに送られ、ラジエータが冷却される。この
時、ラジエータには、若干の通過抵抗があるので、シュ
ラウド内での圧力が高くなろうとする。然しながら、フ
ァンからラジエータに向かう冷却風の一部がスリットか
らシュラウドの外に逃がされるので、シュラウド内の圧
力が高くならない。この為、ファンの翼端部での冷却風
の巻き返しが無くなり、これに伴う騒音も低減される。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説
明する。図1は、本考案の実施例に係るエンジン冷却装
置を示す一部を破断した側面図である。エンジン冷却装
置1は、ラジエータ2、ファン3、シュラウド4、スリ
ット5とからその主要部が構成されて居り、この例で
は、フォークリフト等の荷役車両(図示せず)に適用さ
れる。ラジエータ2は、エンジン冷却装置1の基本部分
を為すもので、この例では、図略しているが、多数の水
管と冷却フィンを備えたコアと、冷却水入口と注水口6
を備えたタンクと、冷却水出口を備えたタンクとから成
って居り、エンジン(図示せず)より後側(図1に於て
左側)の冷却通路に配置されている。ファン3は、ラジ
エータ2に冷却風を送るもので、この例では、ラジエー
タ2の吸気側つまりエンジンとラジエータ2との間に設
けられて居り、エンジンに依り回転される。シュラウド
4は、ファン3からの冷却風をラジエータ2に導くもの
で、この例では、ラジエータ2とファン3との間に設け
られて居り、前壁7と左右壁8と上下壁9を備えて前壁
7には円形のファン挿入穴10が形成された略角筒状を
呈している。ファン挿入穴10には、所定のチップクリ
アランスを開けてファン3が挿入される。スリット5
は、シュラウド4に設けられてファン3からの冷却風の
一部を逃がすのもので、この例では、シュラウド4の左
右壁8の(図1に於て左側)を縦長に切欠いて形成
している。つまり、スリット5は、シュラウド4のラジ
エータ2側の端部を切欠いて形成している。次に、この
様な構成に基づいて作用を述解する。エンジンに依りフ
ァン3が回転されると、冷却風が発生する。ファン3か
らの冷却風がシュラウド4に依り導かれてラジエータ2
に送られ、これが冷却される。この時、ラジエータ2に
は、若干の通過抵抗があるので、シュラウド4内での圧
力が高くなろうとする。然しながら、ファン3からラジ
エータ2に向かう冷却風の一部がスリット5からシュラ
ウド4の外に逃がされるので、シュラウド4内の圧力が
高くならない。この為、ファン3の翼端部での冷却風の
巻き返しが無くなり、これに伴う騒音も低減される。
又、ファン3の翼端部での冷却風の巻き返しが無くなる
と共に、シュラウド4内での冷却風が整流化される事に
依りラジエータ2への冷却風量が増大されて放熱性能が
逆に向上される。
【0007】尚、スリット5は、先の実施例では、シュ
ラウド4の左右壁8に設けたが、これに限らず、例えば
シュラウド4の上下壁9に設けても良い。スリット5
は、先の実施例では、切欠いて形成したが、これに限ら
ず、穿設しても良い。
【0008】
【考案の効果】以上、既述した如く、本考案に依れば、
次の様な優れた効果を奏する事ができる。 (1) ラジエータ、ファン、シュラウド、スリットと
で構成し、とりわけファンからの冷却風の一部を逃がす
スリットをシュラウドのラジエータ側の端部を切欠いて
形成したので、ファンの翼端部での巻き返しに伴う騒音
を低減する事ができる。 (2) ファンからの冷却風の一部を逃がすスリットを
シュラウドのラジエータ側の端部を切欠いて形成したの
で、ファンからの冷却風がスリットを除くシュラウドに
依り適正に案内されて整流化され、ラジエータへの冷却
風量が増大されて放熱性能を逆に向上する事ができる。(3) ファンからの冷却風の一部を逃がすスリットを
シュラウドのラジエータ側の端部を切欠いて形成したの
で、シュラウドの強度を大きく低下させる事がないと共
に、それでいてスリットを容易に形成する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るエンジン冷却装置を示す
一部を破断した側面図。
【図2】従来のエンジン冷却装置を示す一部を破断した
側面図。
【符号の説明】
1…エンジン冷却装置、2…ラジエータ、3…ファン、
4…シュラウド、5…スリット、6…注水口、7…前
壁、8…左右壁、9…上下壁、10…ファン挿入穴、5
0…エンジン冷却装置、51…ラジエータ、52…ファ
ン、53…シュラウド。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジエータと、ラジエータに冷却風を送
    るファンと、ファンからの冷却風をラジエータに導くシ
    ュラウドと、シュラウドのラジエータ側の端部を切欠い
    て形成されてファンからの冷却風の一部を逃がすスリッ
    トと、から構成した事を特徴とするエンジン冷却装置。
JP1992018844U 1992-04-01 1992-04-01 エンジン冷却装置 Expired - Lifetime JP2555413Y2 (ja)

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JPH0578928U JPH0578928U (ja) 1993-10-26
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014101870A (ja) * 2012-11-22 2014-06-05 Toyota Industries Corp 車両用冷却ファン装置

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JPH0578928U (ja) 1993-10-26

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